JP2015080119A - 音像定位装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】球面上に配置され、かつ少なくとも1つは同一平面上にはない4つ以上のスピーカのうちから、各々を頂点とする球面三角形と入力オーディオ信号に対応する音像の受聴位置からの方向とが交差するように3つのスピーカを選択する。これら3つのスピーカのうちの2つのパンニングにより生成される仮想スピーカと残りの1つとのパンニングにより音像定位を実現するパン係数を、予め定められた複数種のゲイン配分関数のうちの何れかを用い、かつパン係数の指数和が一定となるように算出する。
【選択図】図1
Description
(A:第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態の音像定位装置1Aの構成例を示す図である。
この音像定位装置1Aは、ある音源の音波形を表すモノラルオーディオ信号を受け取り、3次元空間内に配置されたスピーカSP−n(n=1〜N:Nは3以上の整数)に当該モノラルオーディオ信号を振り分けることで上記3次元空間内の音像定位を実現する装置である。ここで、スピーカSP−n(n=1〜N)の各々は、ある球面に沿って配置され、かつ少なくとも1つは同一平面上に位置しないように配置されている。例えば、N=6の場合のスピーカSP−n(n=1〜N)の具体例としては、受聴者を中心とする半径R(以下、説明を簡単化するためR=1とする)の円周に沿って配置される5つのスピーカ(受聴者の正面に配置されるセンタスピーカ、同受聴者から見て正面左側および右側に配置される左右のフロントスピーカ、同受聴者から見て後方左側および右側に配置される左右のサラウンドスピーカ)と同受聴者の頭上に高さR(=1)の位置に配置される天井スピーカの各スピーカが挙げられる。この場合、天井スピーカが上記同一平面上にはないスピーカに該当する。
以上が音像定位装置1Aの構成である。
スピーカ選択処理SA110の処理内容は以下の通りである。
以上がスピーカ選択処理の処理内容である。
以上がパン係数算出処理SA120の内容である。
図7は本発明の第2実施形態の音像定位装置1Bの構成例を示す図である。図7では図1におけるものと同一の構成要素には同一の符号が付されている。図7と図1とを対比すれば明らかなように、音像定位装置1Bの構成は、以下の2つの点において音像定位装置1Aの構成と異なる。一点目は、スピーカ選択処理およびパン係数算出処理に加えてゲイン指数決定処理を制御部10に実行させる点である。そして、二点目は、音像定位装置1Bの記憶部20には、ゲイン指数情報が記憶されていない点である。以下、上記第1実施形態との相違点を中心に説明する。
以上本発明の一実施形態について説明したが、この実施形態に以下の変形を加えても勿論良い。
(1)上記各実施形態では、仮想スピーカの生成に用いる2つのスピーカの選択の仕方に関する全ての組み合わせの各々について算出されたパン係数をスピーカ毎に平均して増幅器30−nに与えるパン係数を算出した。しかし、上記3通りのパン係数のうちの何れかをユーザに選択させ、ユーザにより選択されたパン係数を増幅器30−nに与えるようにしても良く、この場合は上記平均の算出を省略可能である。また、スピーカ選択処理SA110において音像定位に好適な3つのスピーカが複数組存在する場合には、それらのうちで音像の定位位置が球面三角形の重心に最も近いものを選択し、定位位置と当該重心との距離が予め定められた閾値以下である場合(換言すれば、上記定位位置と重心とがほぼ重なっている場合)には、上記平均の算出を省略しても良い。音像の定位位置と球面三角形の重心とがほぼ重なっている場合には、前述した3通りの組み合わせについて略同じパン係数が算出されるからである。
Claims (5)
- 3つ以上のスピーカのうちから3つのスピーカを選択する手段であって、入力オーディオ信号に対応する音像の受聴位置からの方向と選択した3つのスピーカの各々を頂点とする球面三角形とが交差するように3つのスピーカを選択するスピーカ選択手段と、
前記スピーカ選択手段により選択された3つのスピーカのうちの2つのパンニングにより生成される仮想スピーカと前記3つのスピーカのうちの残りの1つとのパンニングにより前記入力オーディオ信号に対応する音像が前記受聴位置から見て前記方向に定位するように各スピーカのパン係数を算出し、前記入力オーディオ信号を増幅して当該3つのスピーカの各々に与える増幅器に当該パン係数をゲインとして設定するパン係数算出手段と、
を備え、
前記パン係数算出手段は、予め定められた複数種のゲイン配分関数のうちの何れかを用い、かつパン係数の指数和が一定となるように前記スピーカ選択手段により選択された3つのスピーカの各々についてのパン係数を算出する
ことを特徴とする音像定位装置。 - 前記パン係数算出手段は、前記仮想スピーカの生成に用いる2つのスピーカの選択の仕方に関する全ての組み合わせの各々について前記スピーカ選択手段により選択された3つのスピーカのパン係数を算出し、当該組み合わせ毎に算出された各パン係数をスピーカ毎に平均して各スピーカのパン係数を算出することを特徴とする請求項1に記載の音像定位装置。
- 前記入力オーディオ信号に対応付けて当該信号の表す音像の各時刻における位置を示す位置情報が入力された場合には、前記スピーカ選択手段は、前記受聴位置から見た当該音像の方向を当該位置情報に基づいて特定しその特定結果に応じて3つのスピーカを選択する処理を時刻毎に実行し、前記パン係数算出手段は音像の移動量が予め定められた閾値を超える場合にパン係数を算出し直すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音像定位装置。
- 前記パン係数算出手段は、前記スピーカ選択手段により選択された3つのスピーカの各々についてのパン係数を算出する際に用いるゲイン配分関数と前記指数和を算出する際のゲイン指数のうち少なくとも一方を前記入力オーディオ信号の表す音の質に応じて設定することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の音像定位装置。
- 前記パン係数算出手段は、前記受聴位置から見た音像までの距離に応じて各スピーカのパン係数を補正することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の音像定位装置。
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