JP2015079218A - 音楽再生装置及び音楽再生プログラム - Google Patents

音楽再生装置及び音楽再生プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015079218A
JP2015079218A JP2013217696A JP2013217696A JP2015079218A JP 2015079218 A JP2015079218 A JP 2015079218A JP 2013217696 A JP2013217696 A JP 2013217696A JP 2013217696 A JP2013217696 A JP 2013217696A JP 2015079218 A JP2015079218 A JP 2015079218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio data
data
playback
unit
buffer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013217696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5737357B2 (ja
Inventor
伸也 日月
Shinya Tachimori
伸也 日月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP2013217696A priority Critical patent/JP5737357B2/ja
Priority to US14/513,700 priority patent/US9230529B2/en
Publication of JP2015079218A publication Critical patent/JP2015079218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5737357B2 publication Critical patent/JP5737357B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/002Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs using a common processing for different operations or calculations, and a set of microinstructions (programme) to control the sequence thereof
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/008Means for controlling the transition from one tone waveform to another
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2230/00General physical, ergonomic or hardware implementation of electrophonic musical tools or instruments, e.g. shape or architecture
    • G10H2230/005Device type or category
    • G10H2230/015PDA [personal digital assistant] or palmtop computing devices used for musical purposes, e.g. portable music players, tablet computers, e-readers or smart phones in which mobile telephony functions need not be used
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2250/00Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
    • G10H2250/025Envelope processing of music signals in, e.g. time domain, transform domain or cepstrum domain
    • G10H2250/035Crossfade, i.e. time domain amplitude envelope control of the transition between musical sounds or melodies, obtained for musical purposes, e.g. for ADSR tone generation, articulations, medley, remix

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

【課題】オーディオデータを異なるデータ形式に変換して再生を行う音楽再生装置において、ギャップレス再生とクロスフェード再生とを切り替えて行うことが可能とし、また、ギャップレス再生時にノイズが発生することを抑制すること。【解決手段】変換部23は、再生部24がギャップレス再生を行う場合、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファ31を用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。また、変換部23は、再生部24がクロスフェード再生を行う場合、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファ31とは異なるバッファ32を記憶部3に生成し、生成したバッファ32を用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、音楽再生装置及び音楽再生プログラムに関する。
スマートフォンやタブレットPC等を音楽再生装置として機能させる音楽再生プログラムがある。音楽再生装置が再生するオーディオデータは、サンプリング周波数44.1kHz、量子ビット数16ビットのPCM(Pulse Code Modulation)方式によって符号化されたPCMデータが主流であった。近年、オーディオデータとして、サンプリング周波数2.8224MHz(=44.1kHz×64)、1ビットのDSD(Direct Stream Digital)方式によって符号化されたDSDデータが登場した。しかしながら、音楽再生装置として機能する多くのスマートフォン等では、DSDデータをそのまま再生することができないため、音楽再生プログラムは、スマートフォンにDSDデータをPCMデータに変換させ、PCMデータを再生させるようにしている場合がある。DSDデータからPCMデータへの変換は、DSDデータを高サンプリング周波数(2.8224MHz)のマルチビットPCMデータに変換するローパスフィルタ処理、高サンプリング周波数のマルチビットPCMデータを間引いて、低サンプリング周波数(44.1kHz)のPCMデータとする間引き処理により、実行される。ローパスフィルタ処理においては、データの遅延のため、バッファが生成される。
ところで、特許文献1には、先に再生するオーディオデータによる音声と、後に再生するオーディオデータによる音声と、の間で、無音が生じないように、2つのオーディオデータを連続してシームレスに再生するギャップレス再生を行う装置が開示されている。また、特許文献2には、先に再生するオーディオデータによる音声をフェードアウトさせながら、後に再生するオーディオデータによる音声がフェードインするように、2つのオーディオデータをフェードアウト及びフェードインさせながら再生するクロスフェード再生を行う装置が開示されている。
特開2007−179604号公報 特開平9−282800号公報
上述したDSDデータを再生できないスマートフォン等においては、ギャップレス再生やクロスフェード再生においても、DSDデータをPCMデータに変換する必要がある。従来の音楽再生プログラムは、ギャップレス再生を行う場合に、先に再生するオーディオデータの変換時に生成させたバッファとは別に、後に再生するオーディオデータの変換時に新たにバッファを生成させている。このため、ギャップレス再生時に、先に再生するオーディオデータによる音声と、後に再生するオーディオデータによる音声と、の間で、ノイズが生じているという問題があった。
本発明の目的は、オーディオデータを異なるデータ形式に変換して再生を行う音楽再生装置において、ギャップレス再生とクロスフェード再生とを切り替えて行うことが可能であり、また、ギャップレス再生時にノイズが発生することを抑制することである。
第1の発明の音楽再生装置は、2つのオーディオデータを連続してシームレスに再生するギャップレス再生、及び、2つのオーディオデータをフェードアウト及びフェードインさせながら再生するクロスフェード再生を行う音楽再生装置であって、記憶部にバッファを生成し、生成したバッファを用いて、第1オーディオデータをデータ形式が異なる第2オーディオデータに変換する変換部と、前記第2オーディオデータの前記ギャップレス再生、及び、前記クロスフェード再生を行う再生部と、を備え、前記変換部は、前記再生部が前記ギャップレス再生を行う場合、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行い、前記再生部が前記クロスフェード再生を行う場合、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを前記記憶部に生成し、生成したバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行うことを特徴とする。
本発明では、ギャップレス再生を行う場合、先に再生する第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファを用いて、後に再生する第2オーディオデータへの変換が行われる。従って、先に再生する第2オーディオデータへの変換時に生成されたバッファとは別に、後に再生する第2オーディオデータへの変換時に新たにバッファが生成されない。このため、ギャップレス再生時に、先に再生するオーディオデータによる音声と、後に再生するオーディオデータによる音声と、の間で、ノイズが生じることが抑制される。また、クロスフェード再生を行う場合、先に再生する第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファが生成され、生成されたバッファを用いて、後に再生する第2オーディオデータへの変換が行われる。このため、オーディオデータを異なるデータ形式に変換して再生を行う音楽再生装置において、単一のバッファの利用と複数のバッファの生成とを切り替えて、ギャップレス再生とクロスフェード再生とを切り替えて行うことができる。
第2の発明の音楽再生装置は、第1の発明の音楽再生装置において、前記変換部は、前記第2オーディオデータに変換した前記第1オーディオデータのサンプリング周波数を前記記憶部に記憶し、前記記憶部が記憶するサンプリング周波数と、前記第2オーディオデータに変換する前記第1オーディオデータのサンプリング周波数と、が異なる場合、前記再生部が前記ギャップレス再生を行う場合であっても、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを前記記憶部に生成し、生成したバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行うことを特徴とする。
先に第2オーディオデータに変換した第1オーディオデータのサンプリング周波数と、後に第2オーディオデータに変換する第1オーディオデータのサンプリング周波数と、が異なっている場合、先に再生する第2オーディオデータの変換時に用いたバッファを用いて、後に再生する第2オーディオデータへの変換することはできない。本発明では、先に第2オーディオデータに変換した第1オーディオデータのサンプリング周波数と、後に第2オーディオデータに変換する第1オーディオデータのサンプリング周波数と、が異なっている場合、ギャップレス再生を行う場合であっても、先に再生する第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファが生成され、生成されたバッファを用いて、後に再生する第2オーディオデータへの変換が行われる。このため、先後の第1オーディオデータのサンプリング周波数が異なっていても、第1オーディオデータから第2オーディオデータに変換し、ギャップレス再生を行うことが可能である。
第3の発明の音楽再生装置は、第1の発明の音楽再生装置において、前記変換部は、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行っていない場合、前記再生部が前記ギャップレス再生を行う場合であっても、前記記憶部にバッファを生成し、生成したバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行うことを特徴とする。
先に再生する第2オーディオデータへの変換が行われていない場合、記憶部にバッファが生成されていないため、バッファを用いて、後に再生する第2オーディオデータへ変換することはできない。本発明では、先に再生する第2オーディオデータへの変換が行われていない場合、ギャップレス再生を行う場合であっても、バッファが生成され、生成されたバッファを用いて、後に再生する第2オーディオデータへの変換が行われる。このため、先に再生する第2オーディオデータへの変換が行われていなくても、第1オーディオデータから第2オーディオデータに変換し、ギャップレス再生を行うことが可能である。
第4の発明の音楽再生装置は、第1〜第3の発明のいずれかの音楽再生装置において、前記第1オーディオデータは、DSDデータであり、前記第2オーディオデータは、PCMデータであることを特徴とする。
本発明では、DSDデータをPCMデータに変換し、変換したPCMデータのギャップレス再生、及び、クロスフェード再生を行うことができる。
第5の発明の音楽再生プログラムは、コンピュータを、2つのオーディオデータを連続してシームレスに再生するギャップレス再生、及び、2つのオーディオデータをフェードアウト及びフェードインさせながら再生するクロスフェード再生を行う音楽再生装置として機能させる音楽再生プログラムであって、前記コンピュータを、記憶部にバッファを生成し、生成したバッファを用いて、第1オーディオデータをデータ形式が異なる第2オーディオデータに変換する変換部と、前記第2オーディオデータの前記ギャップレス再生、及び、前記クロスフェード再生を行う再生部と、して機能させ、前記変換部は、前記再生部が前記ギャップレス再生を行う場合、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行い、前記再生部が前記クロスフェード再生を行う場合、先に再生する前記第2オーディオデータの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを前記記憶部に生成し、生成したバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行うことを特徴とする。
本発明によれば、オーディオデータを異なるデータ形式に変換して再生を行う音楽再生装置において、ギャップレス再生とクロスフェード再生とを切り替えて行うことができる。また、ギャップレス再生時にノイズが発生することが抑制される。
本発明の実施形態に係るスマートフォンの構成を示すブロック図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 表示部に表示されるクロスフェード再生を有効にするか否かの情報の一例を示す図である。 オーディオデータの情報を記憶するテーブルの一例である。 音楽再生プログラムが実行され、オーディオデータの再生を行う場合のスマートフォンの処理動作を示すフローチャートである。 オーディオデータの準備処理を行う場合のスマートフォンの処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るスマートフォンの構成を示すブロック図である。スマートフォン1は、記憶部3に記憶されている音楽再生プログラムが実行されることにより、オーディオデータの再生を行う音楽再生装置として機能する。図1に示すように、スマートフォン1は、制御部2、記憶部3、表示部4、操作部5、スピーカー6、ヘッドホン端子7、入出力インターフェース(以下、「入出力I/F」という。)8、ネットワーク通信部(以下、「NW通信部」という。)9、ブルートゥース(登録商標)通信部(以下、「BT通信部」という。)10等を備えている。スマートフォン1は、音楽再生プログラムが実行されることにより、2つのオーディオデータを連続してシームレスに再生するギャップレス再生、及び、2つのオーディオデータをフェードアウト及びフェードインさせながら再生するクロスフェード再生を行う。なお、音楽再生プログラムは、工場出荷時にスマートフォン1の記憶部3に記憶されていてもよいし、後述するNW通信部9を介して、図示しないサーバからダウンロードされ、スマートフォン1の記憶部3に記憶されていてもよい。
制御部2は、OS(Operating System)プログラム、アプリケーションプログラムに従って、スマートフォン1を構成する各部を制御し、後述する再生部24(図2参照)等として機能する。なお、各機能部における演算処理に特化した電子回路等により再生部24等の各機能部が構成されていてもよいし、その他の構成であってもよい。制御部2については後述する。
記憶部3は、制御部2の主メモリとして機能するRAM(Random Access Memory)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、OSプログラムや音楽再生プログラムを含むアプリケーションプログラム等のプログラム、オーディオデータ等の各種データを記憶するフラッシュメモリから構成されている。なお、記憶部3は、例示する構成に限られず、HDD(Hard Disk Drive)等を含んでいてもよい。
表示部4は、種々の画像(静止画像、動画像を含む)を表示するものであり、液晶パネルにより構成されている。操作部5は、各種設定を行うための操作キー、及び、表示部4と連動したタッチパネルを備えている。ユーザーは、操作部5を介して、電話番号やメールアドレス等の各種の文字入力、通信設定などを行うことが可能である。スピーカー6は、制御部2から出力される音声信号に基づいて、音楽等の種々の音声を出力する。ヘッドホン端子7は、ヘッドホン100を接続するためのものである。ヘッドホン端子7を介して、制御部2からヘッドホン100に対して、音声信号が出力される。入出力I/F8は、スマートフォン1が図示しない周辺機器とデータ通信等を行うためのインターフェースとして機能する。NW通信部9は、図示しない携帯電話網および携帯基地局を介してインターネットに接続可能なように構成されている。スマートフォン1は、NW通信部9を介して、他の端末との通話、通信等を行うことが可能である。BT通信部10は、ブルートゥース規格に基づいて、ブルートゥース規格に対応した図示しない周辺装置と無線通信を行う。
次に、制御部2について説明する。図2に示すように、制御部2は、受付部21、復号部22、変換部23、再生部24として機能する。受付部21は、クロスフェード再生を有効にするか否かの選択を受け付ける。受付部21は、例えば、図3に示すように、クロスフェード再生を有効にするか否かの情報を表示部4に表示する。ユーザーは、表示部4をタッチすることにより、クロスフェード再生を有効にし、又は、無効にすることを選択することが可能である。受付部21は、表示部4がユーザーによりタッチされることにより、タッチされた領域に表示されている情報の選択を受け付ける。例えば、「はい」を示す領域がタッチされると、受付部21は、クロスフェード再生を有効にする選択を受け付ける。また、例えば、「いいえ」を示す領域がタッチされると、受付部21は、クロスフェード再生を無効にする選択を受け付ける。受付部21は、受け付けた選択の情報(クロスフェード再生有効、又は、クロスフェード再生無効)を記憶部3に記憶する。本実施形態では、クロスフェード再生が無効である場合、後述する再生部24は、ギャップレス再生を行う。すなわち、クロスフェード再生無効の選択の受け付けは、ギャップレス再生の選択を受け付けることと同じである。
復号部22は、再生するオーディオデータがPCMデータである場合、PCMデータをデコードする。変換部23は、再生するオーディオデータがDSDデータである場合、DSDデータ(第1オーディオデータ)をデータ形式が異なるPCMデータ(第2オーディオデータ)に変換する。具体的には、変換部23は、DSDデータを高サンプリング周波数(例えば、2.8224MHz)のマルチビットPCMデータに変換するローパスフィルタ処理、高サンプリング周波数のマルチビットPCMデータを間引いて、低サンプリング周波数(本実施形態では、44.1kHz)のPCMデータとする間引き処理を実行することにより、DSDデータをPCMデータに変換する。変換部23は、ローパスフィルタ処理において、必要に応じて、記憶部3にバッファ31、32を生成する。なお、ローパスフィルタ処理により生成されるマルチビットのPCMデータのサンプリング周波数は、DSDデータのサンプリング周波数に依存する。
本実施形態では、図4に示すように、変換部23が変換するオーディオデータの種類(DSDデータ)及びそのサンプリング周波数(例えば、FaやFb)、復号部22がデコードするオーディオデータの種類(PCMデータ)及びそのサンプリング周波数(例えば、Fc)が記憶部3に記憶されるようになっている。そして、先に再生するオーディオデータの情報は、後に再生するオーディオデータの情報に書き換えられる。例えば、先に再生するオーディオデータが、サンプリング周波数FaのDSDデータであり、後に再生するオーディオデータが、サンプリング周波数FbのDSDデータである場合、図4(a)に示す状態から、図4(b)に示す状態に書き換えられる。また、例えば、先に再生するオーディオデータが、サンプリング周波数FbのDSDデータであり、後に再生するオーディオデータが、サンプリング周波数FcのPCMデータである場合、図4(b)に示す状態から、図4(c)に示す状態に書き換えられる。
再生部24は、復号部22又は変換部23から出力されたデータに、イコライザ処理、D/A変換処理、音量調整処理等の再生処理を行い、スピーカー6又はヘッドホン端子7に音声信号を出力する。また、再生部24は、2つのオーディオデータを連続してシームレスに再生するギャップレス再生、及び、2つのオーディオデータをフェードアウト及びフェードインさせながら再生するクロスフェード再生を行う。
ここで、DSDデータをPCMデータに変換してギャップレス再生を行う場合の変換部23の動作について説明する。変換部23は、音楽再生プログラムが起動されて初めてDSDデータをPCMデータに変換する場合、記憶部3にバッファ31を生成する。そして、変換部23は、記憶部3に生成したバッファ31を用いて、DSDデータをPCMデータに変換する。このとき、変換部23は、PCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数及びオーディオデータがDSDデータであることを示す情報を記憶部3に記憶する(図4(a)、(b)参照)。次に、変換部23は、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数(記憶部3に記憶されているサンプリング周波数)と、後にPCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が一致していれば、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファ31を用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。このとき、変換部23は、PCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数及びオーディオデータがDSDデータであることを示す情報を記憶部3に記憶する(図4(a)、(b)参照)。以後、同様に、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数と、後にPCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が一致していれば、変換部23は、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファ31を用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。
一方、変換部23は、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数(記憶部3に記憶されているサンプリング周波数)と、後にPCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が異なっていれば、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファ31とは異なるバッファ32を記憶部3に生成する。そして、変換部32は、生成したバッファ32を用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。このとき、変換部23は、PCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数及びオーディオデータがDSDデータであることを示す情報を記憶部3に記憶する(図4(a)、(b)参照)。以後、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数と、後にPCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が異なっていれば、変換部23は、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを記憶部3に生成し、生成したバッファを用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。
次に、DSDデータをPCMデータに変換してクロスフェード再生を行う場合の変換部23の動作について説明する。変換部23は、音楽再生プログラムが起動されて初めてDSDデータをPCMデータに変換する場合、記憶部3にバッファ31を生成する。そして、変換部23は、記憶部3に生成したバッファ31を用いて、DSDデータをPCMデータに変換する。このとき、変換部23は、PCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数及びオーディオデータがDSDデータであることを示す情報を記憶部3に記憶する(図4(a)、(b)参照)。次に、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファ31とは異なるバッファ32を記憶部3に生成する。そして、変換部23は、生成したバッファ32を用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。このとき、変換部23は、PCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数及びオーディオデータがDSDデータであることを示す情報を記憶部3に記憶する(図4(a)、(b)参照)。以後、変換部23は、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを記憶部3に生成し、生成したバッファを用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。
なお、再生するオーディオデータがPCMデータである場合は、復号部22がPCMデータをデコードする。このとき、復号部22は、PCMデータのサンプリング周波数及びオーディオデータがPCMデータであることを示す情報を記憶部3に記憶する(図4(c)参照)。
次に、記憶部3に記憶されている音楽再生プログラムが実行され、オーディオデータの再生を行う場合のスマートフォン1の処理動作を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、再生部24は、再生中のオーディオデータの情報を取得する(S1)。具体的には、再生部24は、オーディオデータ(PCMデータ)のサンプリング周波数を取得する。次に、再生部24は、復号部22又は変換部23からオーディオデータの再生位置を取得し、オーディオデータの再生位置を取得した再生位置に更新する(S2)。PCMデータを再生する場合は、復号部22によりPCMデータのデコードが行われるため、再生部24は、復号部22からオーディオデータの再生位置を取得する。また、DSDデータを再生する場合は、変換部23によりDSDデータからPCMデータへの変換が行われるため、再生部24は、変換部23からオーディオデータの再生位置を取得する。
次に、再生部24は、クロスフェード再生を行っているか否かを判断する(S3)。再生部24は、クロスフェード再生を行っていると判断した場合(S3:Yes)、クロスフェード再生を続行する(S4)。再生部24は、クロスフェード再生を行っていないと判断した場合(S3:No)、記憶部3に記憶されている設定に基づいて、クロスフェード再生が有効であるか否かを判断する(S5)。再生部24は、クロスフェード再生が有効であると判断した場合(S5:Yes)、S2で更新したオーディオデータの再生位置に基づいて、現在のオーディオデータの再生位置が、次のオーディオデータのクロスフェード再生開始位置の範囲内であるか否かを判断する(S6)。次オーディオデータのクロスフェード再生開始位置は、例えば、現在のオーディオデータの再生位置が、再生終端の5秒前等である。次に、再生部24は、現在のオーディオデータの再生位置が次のオーディオデータのクロスフェード再生開始位置の範囲内であると判断した場合(S6:Yes)、再生部24等は、次のオーディオデータのクロスフェード再生のための準備を行う(S7)。S7の後、再生部24は、準備が行われたオーディオデータがクロスフェード再生可能であるか否かを判断する(S8)。具体的には、再生部24は、S1で取得したオーディオデータのサンプリング周波数と、準備が行われたオーディオデータのサンプリングと周波数と、を比較する。再生部24は、S1で取得したオーディオデータのサンプリング周波数と、準備が行われたオーディオデータのサンプリングと周波数と、が一致していれば、準備が行われたオーディオデータがクロスフェード再生可能であると判断する。一方、再生部24は、S1で取得したオーディオデータのサンプリング周波数と、準備が行われたオーディオデータのサンプリングと周波数と、が異なっていれば、準備が行われたオーディオデータがクロスフェード再生可能でないと判断する。
再生部24は、準備が行われたオーディオデータがクロスフェード再生可能であると判断した場合(S8:Yes)、S1の処理を実行する。再生部24は、準備が行われたオーディオデータがクロスフェード再生可能でないと判断した場合(S8:No)、又は、クロスフェード再生が有効でない場合(S5:No)、ギャップレス再生を行うため、現在のオーディオデータの再生位置が、再生終端であるか否かを判断する(S9)。再生部24は、現在のオーディオデータの再生位置が、再生終端でないと判断した場合(S9:No)、S1の処理を実行する。再生部24は、現在のオーディオデータの再生位置が、再生終端であると判断した場合(S9:Yes)、再生部24等は、次のオーディオデータのギャップレス再生のための準備を行う(S10)。S10の処理の後、再生部24は、S1の処理を実行する。
次に、オーディオデータの準備処理(図5に示すS7、S10)を行う場合のスマートフォン1の処理動作を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、再生部24は、再生するオーディオデータがDSDデータであるか否かを判断する(S101)。具体的には、再生部24は、再生するオーディオデータの解析を行い、オーディオデータの情報を取得する。そして、再生部24は、取得したオーディオデータの情報に基づいて、再生するオーディオデータがDSDデータであるか、PCMデータであるかを判断する。再生部24が、再生するオーディオデータがDSDデータでない、すなわち、PCMデータであると判断した場合(S101:No)、復号部22は、PCMデータのデコードの準備を行う(S102)。具体的には、復号部22は、PCMデータのデコードのため、初期化処理を行う。
再生部24は、再生するオーディオデータがDSDデータであると判断した場合(S101:Yes)、記憶部3に記憶されている設定に基づいて、クロスフェード再生が有効であるか否かを判断する(S103)。再生部24は、クロスフェード再生が有効ではないと判断した場合(S103:No)、再生部24は、先に再生しているオーディオデータが、変換部24によりDSDデータからPCMデータに変換されたものであるか否かを判断する(S104)。上述したように、記憶部3には、図4に示すように、先に再生しているオーディオデータの情報が記憶されているため、再生部24は、記憶部3に記憶されている情報に基づいて、先に再生しているオーディオデータが、変換部24によりDSDデータからPCMデータに変換されたものであるか否かを判断することができる。
再生部24が、先に再生しているオーディオデータが、変換部24によりDSDデータからPCMデータに変換されたものであると判断した場合(S104:Yes)、変換部23は、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数(記憶部3に記憶されているサンプリング周波数)と、PCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が一致するか否かを判断する(S105)。変換部23は、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数と、PCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が一致すると判断した場合(S105:Yes)、既存のバッファ(先に再生しているPCMデータへの変換時に用いたバッファ)を用いて(S107)、DSDデータからPCMデータへの変換準備を行う(S108)。
変換部23は、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数と、PCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が一致しない、すなわち、異なっていると判断した場合(S105:No)、又は、再生部24がクロスフェード再生が有効であると判断した場合(S103:Yes)、記憶部3に新規にバッファを生成する(S107)。すなわち、変換部23は、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを記憶部3に生成する。また、再生部24が、先に再生しているオーディオデータが、変換部24によりDSDデータからPCMデータに変換されたものでないと判断した場合(S104:No)、変換部23は、新規にバッファを生成する(S107)。先に再生しているオーディオデータがPCMデータであるため、記憶部3にバッファが生成されていないからである。そして、変換部23は、S107で生成したバッファを用いて、DSDデータからPCMデータへの変換準備を行う(S108)。S102の処理の後、復号部22は、記憶部3にオーディオデータの情報を記憶する(S109)(図4(c)参照)。また、S108の処理の後、変換部23は、記憶部3にオーディオデータの情報を記憶する(S109)(図4(a)、(b))。
以上説明したように、本実施形態では、ギャップレス再生を行う場合、変換部23により、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファを用いて、後に再生するPCMデータへの変換が行われる。従って、先に再生するPCMデータへの変換時に生成されたバッファとは別に、後に再生するPCMデータへの変換時に新たにバッファが生成されない。このため、ギャップレス再生時に、先に再生するオーディオデータによる音声と、後に再生するオーディオデータによる音声と、の間で、ノイズが生じることが抑制される。また、クロスフェード再生を行う場合、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファが生成され、生成されたバッファを用いて、後に再生するPCMデータへの変換が行われる。このため、オーディオデータを異なるデータ形式に変換して再生を行うスマートフォン1において、単一のバッファの利用と複数のバッファの生成とを切り替えて、ギャップレス再生とクロスフェード再生とを切り替えて行うことができる。
また、本実施形態では、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数と、後にPCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が異なっている場合、ギャップレス再生を行う場合であっても、変換部23により、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファが生成され、生成されたバッファを用いて、後に再生するPCMデータへの変換が行われる。このため、先後のDSDデータのサンプリング周波数が異なっていても、DSDデータからPCMデータに変換し、ギャップレス再生を行うことが可能である。
また、本実施形態では、変換部23により、先に再生するPCMデータへの変換が行われていない場合、ギャップレス再生を行う場合であっても、バッファが生成され、生成されたバッファを用いて、後に再生するPCMデータへの変換が行われる。このため、先に再生するPCMデータへの変換が行われていなくても、DSDデータからPCMデータに変換し、ギャップレス再生を行うことが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
上述の実施形態においては、変換部24がDSDデータ(第1オーディオデータ)をデータ形式が異なるPCMデータ(第2オーディオデータ)に変換する場合について説明した。高サンプリング周波数のオーディオデータ(第1オーディオデータ)を、データ形式の異なる低サンプリング周波数のオーディオデータ(第2オーディオデータ)に変換(ダウンサンプリング)するのであれば、DSDデータをPCMデータに変換する場合に限られない。
上述の実施形態においては、スマートフォン1とヘッドホン100とがヘッドホン端子7を介して有線接続される。これに限らず、例えば、ブルートゥース規格に対応した無線ヘッドホンである場合、BT通信部10を介して、スマートフォン1とヘッドホンとが無線接続されてもよい。
上述の実施形態においては、スマートフォンに音楽再生プログラムがインストールされており、スマートフォンを音楽再生装置として機能させる場合について説明した。これに限らず、音楽再生装置として機能させる機器として、タブレットPC、フィーチャーフォン、携帯ゲーム機等であってもよい。
本発明は、音楽を再生する音楽再生装置及び音楽再生プログラムに好適に採用され得る。
1 スマートフォン(音楽再生装置)
2 制御部
3 記憶部
6 スピーカー
7 ヘッドホン端子
10 ブルートゥース通信部
21 受付部
22 復号部
23 変換部
24 再生部
31、32 バッファ
100 ヘッドホン
一方、変換部23は、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数
(記憶部3に記憶されているサンプリング周波数)と、後にPCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が異なっていれば、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファ31とは異なるバッファ32を記憶部3に生成する。そして、変換部23は、生成したバッファ32を用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。このとき、変換部23は、PCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数及びオーディオデータがDSDデータであることを示す情報を記憶部3に記憶する(図4(a)、(b)参照)。以後、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数と、後にPCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が異なっていれば、変換部23は、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを記憶部3に生成し、生成したバッファを用いて、後に再生するPCMデータへの変換を行う。
次に、再生部24は、クロスフェード再生を行っているか否かを判断する(S3)。再生部24は、クロスフェード再生を行っていると判断した場合(S3:Yes)、クロスフェード再生を続行する(S4)。再生部24は、クロスフェード再生を行っていないと判断した場合(S3:No)、記憶部3に記憶されている設定に基づいて、クロスフェード再生が有効であるか否かを判断する(S5)。再生部24は、クロスフェード再生が有効であると判断した場合(S5:Yes)、S2で更新したオーディオデータの再生位置に基づいて、現在のオーディオデータの再生位置が、次のオーディオデータのクロスフェード再生開始位置の範囲内であるか否かを判断する(S6)。次オーディオデータのクロスフェード再生開始位置は、例えば、現在のオーディオデータの再生位置が、再生終端の5秒前等である。次に、再生部24は、現在のオーディオデータの再生位置が次のオーディオデータのクロスフェード再生開始位置の範囲内であると判断した場合(S6:Yes)、再生部24等は、次のオーディオデータのクロスフェード再生のための準備を行う(S7)。S7の後、再生部24は、準備が行われたオーディオデータがクロスフェード再生可能であるか否かを判断する(S8)。具体的には、再生部24は、S1で取得したオーディオデータのサンプリング周波数と、準備が行われたオーディオデータのサンプリング周波数と、を比較する。再生部24は、S1で取得したオーディオデータのサンプリング周波数と、準備が行われたオーディオデータのサンプリング周波数と、が一致していれば、準備が行われたオーディオデータがクロスフェード再生可能であると判断する。一方、再生部24は、S1で取得したオーディオデータのサンプリング周波数と、準備が行われたオーディオデータのサンプリング周波数と、が異なっていれば、準備が行われたオーディオデータがクロスフェード再生可能でないと判断する。
再生部24は、再生するオーディオデータがDSDデータであると判断した場合(S101:Yes)、記憶部3に記憶されている設定に基づいて、クロスフェード再生が有効であるか否かを判断する(S103)。再生部24は、クロスフェード再生が有効ではないと判断した場合(S103:No)、再生部24は、先に再生しているオーディオデータが、変換部2によりDSDデータからPCMデータに変換されたものであるか否かを判断する(S104)。上述したように、記憶部3には、図4に示すように、先に再生しているオーディオデータの情報が記憶されているため、再生部24は、記憶部3に記憶されている情報に基づいて、先に再生しているオーディオデータが、変換部2によりDSDデータからPCMデータに変換されたものであるか否かを判断することができる。
再生部24が、先に再生しているオーディオデータが、変換部2によりDSDデータからPCMデータに変換されたものであると判断した場合(S104:Yes)、変換部23は、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数(記憶部3に記憶されているサンプリング周波数)と、PCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が一致するか否かを判断する(S105)。変換部23は、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数と、PCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が一致すると判断した場合(S105:Yes)、既存のバッファ(先に再生しているPCMデータへの変換時に用いたバッファ)を用いて(S107)、DSDデータからPCMデータへの変換準備を行う(S108)。
変換部23は、先にPCMデータに変換したDSDデータのサンプリング周波数と、PCMデータに変換するDSDデータのサンプリング周波数と、が一致しない、すなわち、異なっていると判断した場合(S105:No)、又は、再生部24がクロスフェード再生が有効であると判断した場合(S103:Yes)、記憶部3に新規にバッファを生成する(S107)。すなわち、変換部23は、先に再生するPCMデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを記憶部3に生成する。また、再生部24が、先に再生しているオーディオデータが、変換部2によりDSDデータからPCMデータに変換されたものでないと判断した場合(S104:No)、変換部23は、新規にバッファを生成する(S107)。先に再生しているオーディオデータがPCMデータであるため、記憶部3にバッファが生成されていないからである。そして、変換部23は、S107で生成したバッファを用いて、DSDデータからPCMデータへの変換準備を行う(S108)。S102の処理の後、復号部22は、記憶部3にオーディオデータの情報を記憶する(S109)(図4(c)参照)。また、S108の処理の後、変換部23は、記憶部3にオーディオデータの情報を記憶する(S109)(図4(a)、(b))。
上述の実施形態においては、変換部2がDSDデータ(第1オーディオデータ)をデータ形式が異なるPCMデータ(第2オーディオデータ)に変換する場合について説明した。高サンプリング周波数のオーディオデータ(第1オーディオデータ)を、データ形式の異なる低サンプリング周波数のオーディオデータ(第2オーディオデータ)に変換(ダウンサンプリング)するのであれば、DSDデータをPCMデータに変換する場合に限られない。

Claims (5)

  1. 2つのオーディオデータを連続してシームレスに再生するギャップレス再生、及び、2つのオーディオデータをフェードアウト及びフェードインさせながら再生するクロスフェード再生を行う音楽再生装置であって、
    記憶部にバッファを生成し、生成したバッファを用いて、第1オーディオデータをデータ形式が異なる第2オーディオデータに変換する変換部と、
    前記第2オーディオデータの前記ギャップレス再生、及び、前記クロスフェード再生を行う再生部と、を備え、
    前記変換部は、
    前記再生部が前記ギャップレス再生を行う場合、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行い、
    前記再生部が前記クロスフェード再生を行う場合、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを前記記憶部に生成し、生成したバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行うことを特徴とする音楽再生装置。
  2. 前記変換部は、
    前記第2オーディオデータに変換した前記第1オーディオデータのサンプリング周波数を前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部が記憶するサンプリング周波数と、前記第2オーディオデータに変換する前記第1オーディオデータのサンプリング周波数と、が異なる場合、前記再生部が前記ギャップレス再生を行う場合であっても、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを前記記憶部に生成し、生成したバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行うことを特徴とする請求項1に記載の音楽再生装置。
  3. 前記変換部は、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行っていない場合、前記再生部が前記ギャップレス再生を行う場合であっても、前記記憶部にバッファを生成し、生成したバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行うことを特徴とする請求項1に記載の音楽再生装置。
  4. 前記第1オーディオデータは、DSDデータであり、
    前記第2オーディオデータは、PCMデータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の音楽再生装置。
  5. コンピュータを、2つのオーディオデータを連続してシームレスに再生するギャップレス再生、及び、2つのオーディオデータをフェードアウト及びフェードインさせながら再生するクロスフェード再生を行う音楽再生装置として機能させる音楽再生プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    記憶部にバッファを生成し、生成したバッファを用いて、第1オーディオデータをデータ形式が異なる第2オーディオデータに変換する変換部と、
    前記第2オーディオデータの前記ギャップレス再生、及び、前記クロスフェード再生を行う再生部と、して機能させ、
    前記変換部は、
    前記再生部が前記ギャップレス再生を行う場合、先に再生する前記第2オーディオデータへの変換時に用いたバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行い、
    前記再生部が前記クロスフェード再生を行う場合、先に再生する前記第2オーディオデータの変換時に用いたバッファとは異なるバッファを前記記憶部に生成し、生成したバッファを用いて、後に再生する前記第2オーディオデータへの変換を行うことを特徴とする音楽再生プログラム。
JP2013217696A 2013-10-18 2013-10-18 音楽再生装置及び音楽再生プログラム Expired - Fee Related JP5737357B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013217696A JP5737357B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 音楽再生装置及び音楽再生プログラム
US14/513,700 US9230529B2 (en) 2013-10-18 2014-10-14 Music reproducing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013217696A JP5737357B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 音楽再生装置及び音楽再生プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015079218A true JP2015079218A (ja) 2015-04-23
JP5737357B2 JP5737357B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=52825032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013217696A Expired - Fee Related JP5737357B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 音楽再生装置及び音楽再生プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9230529B2 (ja)
JP (1) JP5737357B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198788A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 ソニー株式会社 信号処理装置、信号処理方法、およびプログラム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5737357B2 (ja) * 2013-10-18 2015-06-17 オンキヨー株式会社 音楽再生装置及び音楽再生プログラム
KR20170028001A (ko) * 2015-09-03 2017-03-13 삼성전자주식회사 전자 장치 및 이의 제어 방법
US10424311B2 (en) * 2017-01-30 2019-09-24 Cirrus Logic, Inc. Auto-mute audio processing
EP3651151A4 (en) * 2017-07-05 2020-07-15 Sony Corporation SIGNAL PROCESSING DEVICE, SIGNAL PROCESSING METHOD AND PROGRAM

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09282800A (ja) * 1996-04-11 1997-10-31 Sony Corp ディジタルオーディオ信号の再生方法およびそれを使用した再生装置
JP2005044409A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Pioneer Electronic Corp 情報再生装置、情報再生方法および情報再生プログラム
JP2007179604A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kenwood Corp 楽曲再生装置、再生制御方法、および、プログラム
JP2009163192A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Yamaha Corp オーディオ再生装置及びオーディオ再生システム
WO2009104402A1 (ja) * 2008-02-22 2009-08-27 パナソニック株式会社 音楽再生装置、音楽再生方法、音楽再生プログラム、及び集積回路

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60214164A (ja) * 1984-04-09 1985-10-26 Nec Corp オ−デイオシンクロナイザ
EP0423681B1 (en) * 1989-10-16 1997-04-23 Sony Corporation Digital video cross-fader
JP2897326B2 (ja) * 1990-03-28 1999-05-31 ソニー株式会社 オーディオ信号編集用クロスフェーダ
JP3671433B2 (ja) * 1994-04-18 2005-07-13 ヤマハ株式会社 カラオケ演奏装置
US7302396B1 (en) * 1999-04-27 2007-11-27 Realnetworks, Inc. System and method for cross-fading between audio streams
JP3726574B2 (ja) * 1999-08-05 2005-12-14 ヤマハ株式会社 D/a変換装置
US6889193B2 (en) * 2001-03-14 2005-05-03 International Business Machines Corporation Method and system for smart cross-fader for digital audio
EP2840727B1 (en) * 2002-12-24 2021-03-17 Yamaha Corporation Operation panel structure and control method and control apparatus for mixing system
US7292902B2 (en) * 2003-11-12 2007-11-06 Dolby Laboratories Licensing Corporation Frame-based audio transmission/storage with overlap to facilitate smooth crossfading
US8069051B2 (en) * 2007-09-25 2011-11-29 Apple Inc. Zero-gap playback using predictive mixing
US8423852B2 (en) * 2008-04-15 2013-04-16 Qualcomm Incorporated Channel decoding-based error detection
US20100063825A1 (en) * 2008-09-05 2010-03-11 Apple Inc. Systems and Methods for Memory Management and Crossfading in an Electronic Device
US8805693B2 (en) * 2010-08-18 2014-08-12 Apple Inc. Efficient beat-matched crossfading
US8473084B2 (en) * 2010-09-01 2013-06-25 Apple Inc. Audio crossfading
US8904453B2 (en) * 2012-06-10 2014-12-02 Apple Inc. Systems and methods for seamlessly switching between media streams
JP5737357B2 (ja) * 2013-10-18 2015-06-17 オンキヨー株式会社 音楽再生装置及び音楽再生プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09282800A (ja) * 1996-04-11 1997-10-31 Sony Corp ディジタルオーディオ信号の再生方法およびそれを使用した再生装置
JP2005044409A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Pioneer Electronic Corp 情報再生装置、情報再生方法および情報再生プログラム
JP2007179604A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kenwood Corp 楽曲再生装置、再生制御方法、および、プログラム
JP2009163192A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Yamaha Corp オーディオ再生装置及びオーディオ再生システム
WO2009104402A1 (ja) * 2008-02-22 2009-08-27 パナソニック株式会社 音楽再生装置、音楽再生方法、音楽再生プログラム、及び集積回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198788A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 ソニー株式会社 信号処理装置、信号処理方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20150107442A1 (en) 2015-04-23
US9230529B2 (en) 2016-01-05
JP5737357B2 (ja) 2015-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105872253B (zh) 一种直播声音处理方法及移动终端
WO2016177296A1 (zh) 一种生成视频的方法和装置
CN101448009B (zh) 音乐同步播放系统、方法及音乐播放器
JP6104495B2 (ja) 再生同期化方法及びこれを適用したデバイス{Methodforplaysynchronizationanddeviceusingthesame}
JP5737357B2 (ja) 音楽再生装置及び音楽再生プログラム
US11392344B2 (en) Methods and electronic devices for dynamic control of playlists
RU2607994C2 (ru) Устройство совместного использования информации, способ совместного использования информации, программа совместного использования информации и оконечное устройство
WO2018152679A1 (zh) 音频文件的传输、接收方法及装置、设备及其系统
US10082939B2 (en) Playback of media streams at social gatherings
US20160335045A1 (en) Methods and devices for adjustment of the energy level of a played audio stream
JP5943050B2 (ja) 音楽再生装置、及び、音楽再生プログラム
CN112562638A (zh) 语音预览的方法、装置及电子设备
CN106303841B (zh) 一种音频播放方式的切换方法及移动终端
JP2017157915A (ja) 携帯端末装置およびコンテンツ配信システム
JP5751200B2 (ja) オーディオ機器制御プログラムおよび携帯電話機
JP7147742B2 (ja) 端末装置及び通信方法
JP6051075B2 (ja) 通信障害時にデュエット歌唱を継続可能な通信カラオケシステム
KR100597668B1 (ko) 멀티미디어 콘텐츠의 갱신 및 재생이 가능한이동통신단말기 및 그 재생방법
JP2015122709A (ja) 音楽再生装置、音楽再生システム、及び音楽再生プログラム
JP5898355B1 (ja) サウンド再生プログラムおよびサウンド再生システム
JP2010093678A (ja) 情報処理装置、コンテンツ再生方法、及び、コンテンツ再生プログラム
KR20070010591A (ko) 통신 단말기 및 멀티미디어 컨텐츠 전송 방법
KR100754606B1 (ko) 휴대 단말기의 오디오 파일 편집 방법
JP5728120B1 (ja) 音響システム、通信機器及びプログラム
JP2010123152A (ja) 録音装置、プログラム、及び録音方法

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5737357

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees