JP2015079021A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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広康 藤中
Hiroyasu Fujinaka
広康 藤中
小西 章雄
Akio Konishi
章雄 小西
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Abstract

【課題】退避レンズ枠を安定的に位置決め可能なレンズ鏡筒を、提供する。【解決手段】レンズ鏡筒20は、保持枠400と、退避レンズ枠401と、付勢部材403とを、備えている。退避レンズ枠401は、レンズを有し、撮影可能状態と収納状態との移行期間において保持枠400に対して、光軸と略平行な退避軸501回りに移動する。付勢部材403は、保持枠400に保持され、かつ、退避レンズ枠401を退避軸501回りに付勢する。保持枠400および退避レンズ枠401のいずれか一方は、退避軸501を有している。保持枠400および退避レンズ枠401のいずれか他方は、退避軸501と係合する軸受け部601を、有している。軸受け部601は、退避軸501に当接する少なくとも2つの当接面601aを、有している。少なくとも2つの当接面601aは、付勢部材403により、退避軸501に向けて付勢されている。【選択図】図17A

Description

ここに開示される技術は、光学系を備えるレンズ鏡筒に関する。
従来、主光学系を基準として退避可能な副光学系を有するレンズ鏡筒が、開示されている(特許文献1を参照)。
特開昭63−138320号公報
従来技術では、支持軸を軸受け孔に挿入することによって、副光学系ホルダーに保持された副光学系が、主光学系に対して退避可能になっていた。しかしながら、この構成では、支持軸が軸受け孔の内部において、ガタつくおそれがあった。すなわち、副光学系ホルダーの位置決め精度が、十分に確保できないおそれがあった。
ここに開示される技術は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、退避レンズ枠を安定的に位置決めすることにある。
ここに開示されたレンズ鏡筒は、保持枠と、退避レンズ枠と、付勢部材とを、備えている。退避レンズ枠は、レンズを有し、撮影可能状態と収納状態との移行期間において保持枠に対して、光軸と略平行な退避軸回りに移動する。付勢部材は、保持枠に保持され、かつ、退避レンズ枠を退避軸回りに付勢する。保持枠および退避レンズ枠のいずれか一方は、退避軸を有している。保持枠および退避レンズ枠のいずれか他方は、退避軸と係合する軸受け部を、有している。軸受け部は、退避軸に当接する少なくとも2つの当接面を、有している。少なくとも2つの当接面は、付勢部材により、退避軸に向けて付勢されている。
ここに開示される技術によれば、退避レンズ枠を安定的に位置決め可能なレンズ鏡筒を、提供することができる。
デジタルカメラの斜視図 レンズ鏡筒の斜視図(沈胴状態) レンズ鏡筒の斜視図(ワイド状態) レンズ鏡筒の分解斜視図 マスターフランジ及びシャッターユニットの斜視図 マスターフランジ及びシャッターユニットの断面図 マスターフランジの退避カムの拡大側面図 シャッターユニット、OIS枠、及び退避レンズ枠の斜視図 シャッターユニットの拡大斜視図 退避レンズ枠が装着されたOIS枠を撮像素子側から見た図 軸保持部近傍の断面図 回り止め部近傍の断面図 OIS枠のレール部と、第3レンズ群の移動範囲とを示す図。 退避レンズ枠が装着されたOIS枠の斜視図 退避レンズ枠が装着されたOIS枠を撮像素子側から見た図(撮影可能状態) 退避レンズ枠が装着されたOIS枠を撮像素子側から見た図(沈胴状態) 退避レンズ枠の側面図 軸保持部を軸芯と直交する面で切った断面図 退避レンズ枠と回動バネとの対応を示す図(その1) 退避レンズ枠と回動バネとの対応を示す図(その2) 第3レンズ群と当接部との位置関係を示す断面図 アクチュエータ及び退避レンズ枠の配置を示す図 レンズ鏡筒の模式断面図(沈胴状態) レンズ鏡筒の模式断面図(ワイド状態) レンズ鏡筒の模式断面図(テレ状態) 他の実施形態に係る、OIS枠の回り止め部に退避レンズ枠が係合した状態の拡大断面図
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なっている場合がある。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
なお、以下の実施形態では、撮像装置としてデジタルカメラを例に挙げて説明する。以下の説明では、横撮り姿勢のデジタルカメラを基準として、被写体側を「前」、被写体の反対側を「後」、鉛直上側を「上」、鉛直下側を「下」、被写体に向かって右側を「右」、被写体に向かって左側を「左」と表現する。横撮り姿勢とは、デジタルカメラの姿勢の一種であり、横撮り姿勢で撮影する場合、横長矩形画像の長辺方向は画像内における水平方向に略一致する。
1.デジタルカメラの全体構成
デジタルカメラ1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、デジタルカメラ1の斜視図である。図2及び図3は、レンズ鏡筒20の斜視図である。なお、図2では、沈胴状態のレンズ鏡筒20が図示され、図3では、ワイド状態のレンズ鏡筒20が図示されている。
デジタルカメラ1は、図1に示すように、筐体10と、レンズ鏡筒20と、を備える。
筐体10は、前板11と、後板12と、側板13と、によって構成される。前板11には、開口10Sが形成されている。
レンズ鏡筒20は、3段沈胴式のズーム機構を備える。レンズ鏡筒20は、非撮影時には筐体10に収容されており、撮影時には開口10Sから前方に繰り出される。具体的に、レンズ鏡筒20は、図2及び図3に示すように、第1移動鏡筒部21と、第2移動鏡筒部22と、第3移動鏡筒部23と、固定鏡筒部24と、を有している。
第1移動鏡筒部21は、固定鏡筒部24に対して繰り出し可能である。第2移動鏡筒部22は、第1移動鏡筒部21に対して繰り出し可能である。第3移動鏡筒部23は、第2移動鏡筒部22に対して繰り出し可能である。固定鏡筒部24は、筐体10内に固定される。図3に示すように、レンズ鏡筒20が繰り出された場合、第1乃至第3移動鏡筒部21〜23のうち第3移動鏡筒部23が最も前方に位置する。
2.レンズ鏡筒の構成
次に、レンズ鏡筒20の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、レンズ鏡筒20の分解斜視図である。
レンズ鏡筒20の第1乃至第3移動鏡筒部21〜23は、光学系の光軸AXに沿って固定鏡筒部24から繰り出される。光学系には、第1乃至第5レンズ群L1〜L5が含まれる。なお、以下の説明では、光軸AXに平行な方向を「光軸方向」、光軸方向に垂直な方向を「径方向」、光軸AXを中心とする円に沿った方向を「周方向」と称する。光軸AXは、レンズ鏡筒20を構成する各枠の軸心と略一致する。
また、本実施形態において、「直進」とは、周方向に回転することなく光軸方向に移動することを意味する。「移動」は、周方向に回転しながら光軸方向に移動することも含む概念である。
レンズ鏡筒20は、図4に示すように、固定枠100、マスターフランジ105、第1直進枠110、第2直進枠120、第3直進枠130、第1回転枠210、第2回転枠220、第1化粧枠310、第2化粧枠320、第2レンズ群枠F2、第3レンズ群枠F3、第4レンズ群枠F4及び第5レンズ群枠F5を備える。
本実施形態において、固定枠100及びマスターフランジ105は、固定鏡筒部24を構成している。また、第1直進枠110は、第3移動鏡筒部23を構成し、第3直進枠130、第1回転枠210及び第2化粧枠320は、第2移動鏡筒部22を構成し、第2直進枠120及び第2回転枠220は、第1移動鏡筒部21を構成している。
固定枠100は、円筒状に形成されている。固定枠100は、内周面に形成される直進溝a1及びカム溝b1を有する。固定枠100の外周面には、ズームモータ101及びズームギア102が取り付けられる。ズームモータ101は、第1乃至第3移動鏡筒部21〜23を繰り出すための駆動源である。ズームギア102は、ズームモータ101の駆動力を第2回転枠220に伝達する。
マスターフランジ105は、固定枠100の後方を覆う板状の樹脂部材である。マスターフランジ244の中央には、撮像素子103が嵌め込まれている。
第1直進枠110は、円筒状に形成され、第1回転枠210の外側に配置されている。第1直進枠110は、直進溝a2と、カム突起B2と、を有する。直進溝a2は、内周面において光軸方向に沿って形成される。カム突起B2は、内周面の後端部に配置されている。カム突起B2は、後述する第1回転枠210のカム溝b2に係合される。また、第1直進枠110は、レンズ鏡筒20内に光を取り込むための第1レンズ群L1を保持している。第1直進枠110には、第1化粧枠310が被されている。
第2直進枠120は、円筒状に形成され、第1直進枠110の内側に配置されている。第2直進枠120は、フランジ部121と、直進突起A1と、バヨネット突起E1と、直進突起A31と、直進溝a32と、カム溝b3と、を有する。フランジ部121は、円環状に形成されており、外周面の後端部に立設されている。直進突起A1は、フランジ部121の外周面に立設されている。直進突起A1は、固定枠100の直進溝a1に係合される。バヨネット突起E1は、フランジ部121の外周面に立設されている。バヨネット突起E1は、後述する第2回転枠220のバヨネット溝e1に係合される。直進突起A31は、外周面において光軸方向に沿って形成される。直進突起A31は、後述する第3直進枠130の直進溝a3に係合される。直進溝a32は、外周面において直進突起A31に沿って形成される。直進溝a32には、後述する第3直進枠130の直進突起A32が係合される。カム溝b3は、外周面において光軸方向と交差するように形成される。
第3直進枠130は、円筒状に形成され、第2直進枠120の内側に配置されている。第3直進枠130は、直進突起A2と、直進突起A32と、直進溝a31と、バヨネット突起E2と、貫通溝c1と、貫通溝c2と、を有する。直進突起A2は、外周面の前端部に立設されている。直進突起A2は、第1直進枠110の直進溝a2に係合される。直進突起A32は、外周面において光軸方向に沿って形成される。直進突起A32は、第2直進枠120の直進溝a32に係合される。直進溝a31は、外周面において直進突起A32に沿って形成されている。直進溝a31には、第2直進枠120の直進突起A31が係合される。バヨネット突起E2は、外周面上において周方向に沿って形成されている。バヨネット突起E2は、後述する第1回転枠210のバヨネット溝e2に係合される。貫通溝c1及び貫通溝c2は、内周面から外周面まで枠本体を貫通しており、光軸方向に沿って形成されている。
第1回転枠210は、円筒状に形成され、第1直進枠110の内側に配置されている。第1回転枠210は、バヨネット突起E3と、直進突起A4と、カム突起B3と、カム溝b2と、カム溝b4と、カム溝b5と、を有する。バヨネット突起E3は、外周面の後端部において周方向に沿って形成されている。バヨネット突起E3は、後述する第2化粧枠320のバヨネット溝e3に係合される。直進突起A4は、バヨネット突起E3の外周面に立設されている。直進突起A4は、後述する第2回転枠220の直進溝a4に係合される。カム突起B3は、内周面上に配置される。カム突起B3は、第2直進枠120のカム溝b3に係合される。カム溝b2は、外周面において光軸方向と交差するように形成される。カム溝b4及びカム溝b5は、内周面において光軸方向と交差するように形成される。
第2回転枠220は、円筒状に形成され、固定枠100の内側に配置されている。第2回転枠220は、ギア部221と、カム突起B1と、直進溝a4と、バヨネット溝e1と、を有する。ギア部221は、外周面の後端部において周方向に沿って形成される。ギア部221がズームギア242に噛合することによって、第2回転枠220はズームモータ101の駆動力によって周方向に回転される。カム突起B1は、固定枠100のカム溝b1に係合される。直進溝a4は、内周面において光軸方向に沿って形成される。直進溝a4には、第1回転枠210の直進突起A4が係合される。バヨネット溝e1は、内周面の後端部において周方向に沿って形成される。バヨネット溝e1には、第1直進枠110のバヨネット突起E1が係合される。
第1化粧枠310は、第1直進枠110の外周及び前面を覆っている。第1化粧枠310には、外部から光を取り込むための開口が形成されている。第1レンズ群L1は、第1直進枠110の開口の内側に配置されている。
第2化粧枠320は、円筒状に形成され、第1回転枠210の外側に配置されている。第2化粧枠320は、直進突起A41と、バヨネット溝e3と、を有する。直進突起A4は、外周面の後端部に立設されている。直進突起A41は、第2回転枠220の直進溝a4に係合される。バヨネット溝e3は、内周面の後端部において周方向に沿って形成される。バヨネット溝e3には、第1回転枠210のバヨネット突起E3が係合される。
第2レンズ群枠F2は、円盤状に形成され、第3直進枠130の内側に配置される。第2レンズ群枠F2は、ズームのために用いられる第2レンズ群L2を保持している。第2レンズ群枠F2は、外周面上に立設されるカム突起B4を有する。カム突起B4は、第3直進枠130の貫通溝c1に挿入されるとともに、第1回転枠210のカム溝b4に係合される。
第3レンズ群枠F3は、シャッターユニットと、OIS(Optical Image Stabilizer)ユニットとを、有している。シャッターユニットは、OISユニットを保持している。シャッターユニットは、円筒状に形成され、第3直進枠130の内側に配置される。第3レンズ群枠F3は、シャッター機構を内蔵している。第3レンズ群枠F3は、外周面上に立設されるカム突起B5を有している。カム突起B5は、第3直進枠130の貫通溝c2に挿入されるとともに、第1回転枠210のカム溝b5に係合される。
OIS(Optical Image Stabilizer)ユニットは、主に、OIS枠400と、退避レンズ枠401と、を有している。
OIS枠400は、シャッター枠335に装着されている。OIS枠400は、光軸と垂直な面内で移動可能である。例えば、OIS枠400は、アクチュエータにより、光軸と垂直な面内で移動させられる。
退避レンズ枠401は、光軸と略平行な退避軸回りに移動可能に、OIS枠400に保持されている。退避レンズ枠401は、像ぶれ補正用の第3レンズ群L3を保持する。第3レンズ群L3は、少なくとも1つのレンズから構成される。退避レンズ枠401は、第3レンズ群L3が像ぶれ補正を実行可能な補正可能位置(第1姿勢)から、第3レンズ群L3が光軸から退避した退避位置(第2姿勢)へと、その位置を変更可能である。
第4レンズ群枠F4は、固定枠100に支持される。第4レンズ群枠F4は、合焦のために用いられる第4レンズ群L4を保持している。
第5レンズ群枠F5は、マスターフランジ105に支持される。第5レンズ群枠F5は、第5レンズ群L5を保持している。
3.レンズ鏡筒を構成する部材の詳細構成
「2.レンズ鏡筒の構成」においては、各部材の概要を説明したが、ここでは、マスターフランジ105の構成と、第3レンズ群枠F3の構成とを、より詳細に説明する。
3−1.マスターフランジ
図5に示すように、マスターフランジ105は、マスターフランジの本体部106(第1本体部)と、マスターフランジの規制部107(第1規制部)と、第1退避カム125と、第2退避カム126とを、有している。第1本体部106は、円盤状に形成されている。第1本体部106の中央部には、上述した撮像素子103が装着されている。
第1規制部107は、OIS枠400の移動を規制する。詳細には、第1規制部107は、OISユニット251に係合し、OIS枠400の移動を規制する。具体的には、第1規制部107は、レンズ鏡筒20が撮影可能状態から沈胴状態へと移行する場合(又は、レンズ鏡筒20が沈胴状態から撮影可能状態へと移行する場合)に、OISユニット251に係合し、OIS枠400の移動を規制する。ここでは、「レンズ鏡筒が撮影可能状態から沈胴状態へと移行する場合」という文言は、「レンズ鏡筒が沈胴状態から撮影可能状態へと移行する場合」という意味を含む文言として用いられる場合がある。
図5及び図6に示すように、詳細には、第1規制部107は、第1本体部106に一体に形成されている。具体的には、第1規制部107は、第1本体部106から外方に突出した2つの突出部108から、構成されている。2つの突出部108は、OISユニット251のOIS枠400に係合する。図6に示すように、2つの突出部108は、第2直進枠120の内周部120aに当接している。これにより、2つの突出部108の倒れが防止されている。
各突出部108の先端部の内周側には、傾斜部が形成されている。この傾斜部が、OIS枠400が可動できる可動姿勢(撮影可能状態の姿勢)から、OIS枠400の可動を制限する可動制限姿勢へと、OIS枠400を案内する。
各突出部の基端側の内周部(上記の先端部(傾斜部)を除く部分、中央部を含む)は、面状に形成されている。内周部は、OIS枠400を可動制限姿勢で保持する部分である。OIS枠400を先端側の傾斜部から基端側の内周部へと案内することによって、OIS枠400の面内の移動を、確実に規制することができる。なお、OIS枠400の面内の移動を規制する形態については、OIS枠400(係合部)の説明において、詳細に説明する。
図5及び図7に示すように、第1退避カム125は、マスターフランジ105に一体に形成された一方向に長い部分である。第1退避カム125は、第1案内部125aと、第2案内部125bと、保持部125cとを、有している。
第1案内部125aは、退避レンズ枠401の押圧部605に当接し、退避レンズ枠401を退避させる。第1案内部125aは、第1退避カム125の先端部に傾斜して形成された部分である。
第1案内部125aが押圧部605に当接している状態では、OIS枠400は、突出部108によって、OIS枠400が可動できる可動姿勢(撮影可能状態の姿勢)から、OIS枠400の可動を制限する姿勢(可動制限姿勢)へと、案内されている。
第2案内部125bは、退避レンズ枠401の押圧部605に当接し、退避レンズ枠401を、さらに退避させる。第2案内部125bは、第1案内部125aに連続して形成されており、第1案内部125aとは異なる角度で形成されている。第2案内部125bが退避レンズ枠401の押圧部605に当接している状態では、OIS枠400は、OIS枠400は可動制限姿勢になっている。
保持部125cは、退避レンズ枠401を退避させた位置で一時的に保持する部分である。退避レンズ枠401は、後述する第2退避カム126によって、最終的に位置決めされる。保持部125cは、光軸方向に直線状に形成されている。保持部125cが退避レンズ枠401の押圧部605に当接している状態では、OIS枠400は、OIS枠400は可動制限姿勢になっている。
第2退避カム125は、退避レンズ枠401を最終的に位置決めする部分である。図5に示すように、第2退避カム126は、第2退避カム126は、2つの突出部108の間に形成されている。第2退避カム125は、傾斜部を有している。この傾斜部によって、退避レンズ枠401は、退避位置へと案内され退避位置において位置決めされる。
3−2.第3レンズ群枠
3−2−1.シャッターユニット
図8に示すように、シャッターユニット250は、第3レンズ群枠F3に含まれる。シャッターユニット250(第2枠体の一例)は、上述したように、第3直進枠130と第1回転枠210とに係合している。また、シャッターユニット250は、マスターフランジ105(第1枠体の一例)に支持されている。
シャッターユニット250は、図9に示すように、OIS枠400の移動を規制するための規制部420(第2規制部)と、後述するOIS枠400の第1応力分散部511(OIS枠の当接部)に当接する第2応力分散部422(シャッターユニットの当接部)とを、有している(図19を参照)。第2応力分散部422は、所定の幅を有する円弧形状に形成されている。第1応力分散部511の詳細については、後述する。
また、シャッターユニット250は、段差部423を、さらに有している。段差部423は、OIS枠400に対向する面に形成されている。退避レンズ枠401が第1姿勢から第2姿勢(退避姿勢)へとその姿勢(位置)を変化した場合に、段差部423には、後述する、退避レンズ枠401の収容部550が、配置される。これにより、光軸方向のコンパクト化を図ることができる。
3−2−2.OISユニット
図8に示すように、シャッターユニット250は、第3レンズ群枠F3に含まれる。OISユニット251は、マスターフランジ105とシャッターユニット250との間に配置される。OISユニット251は、シャッターユニット250に装着される。OISユニット251(第1ユニットの一例)は、OIS枠400(保持枠の一例)と、退避レンズ枠401と、スラストバネ402(第1付勢手段の一例)と、回動バネ403(第2付勢手段の一例、付勢部材の一例)と、を有している。
(OIS枠)
OIS枠400(保持枠の一例)は、シャッターユニット250に保持されている。OIS枠400は、シャッターユニット250に対して、光軸AXと垂直な面内で移動可能なように、構成されている。OIS枠400は、アクチュエータ520によって、光軸AXと垂直な面内で移動させられる。
図8及び図10−図13に示すように、OIS枠400は、OIS枠400の本体部500(第2本体部)と、退避軸部501と、回り止め部502と、少なくとも3つのレール部503と、係合部504(図5−図6を参照)と、を有している。
図8に示すように、第2本体部500は、略円板状に形成されている。第2本体部500は、退避レンズ枠401を収容するための収容部550を、有している。収容部550は、互いに対向する2つの連結部550aを、有している。連結部550aは、第2本体部500に一体に形成されている。詳細には、2つの連結部550aの間における中央部が、シャッターユニット250における光軸方向の略中央部(厚み方向の略中央部)に位置するように、連結部550aは、第2本体部500に一体に形成されている。
図8及び図11に示すように、退避軸部501は、第2本体部500に形成されている。退避軸部501は、円筒部501aと、退避軸501bとを、有している。円筒部501aは、第2本体部500の外周部に形成されている。退避軸501bは、第2本体部500に形成されている。具体的には、退避軸501bは、円筒部501aの内方に向けて突出するように、第2本体部500に形成されている。
図10及び図12に示すように、回り止め部502は、回動バネ403による退避レンズ枠401の移動を、規制する。回り止め部502は、第2本体部500から外方に突出して形成されている。回り止め部502は、傾斜面502aを有している。傾斜面502aは、退避レンズ枠401をOIS枠400(第2本体部500)に近づく方向に案内する部分である。傾斜面502aは、第2本体部500に対向した状態で傾斜している。言い換えると、傾斜面502aは、光軸AXに対して傾斜している。
なお、ここでは、傾斜面502aが1つの角度で傾斜している場合の例を示したが、傾斜面502aは、多段階に傾斜するように形成してもよい。また、傾斜面502aは、曲面状に傾斜するように形成してもよい。
図10及び図13に示すように、少なくとも3つのレール部503、例えば3つのレール部503(503a〜503c)は、第2本体部500に形成されている。各レール部503は、略円板状の第2本体部500の一面に形成されている。各レール部503は、退避レンズ枠401に形成される当接部603(後述する第1当接部603A及び第2当接部603B)と対向する位置において、第2本体部500に形成されている。
また、図13に示すように、OIS枠400を光軸方向から見て、退避レンズ枠401に保持された第3レンズ群L3が移動する範囲を、第2本体部500に投影した部分RMを除いた部分において、各レール部503は、第2本体部500に形成されている。さらに、レンズ鏡筒20が撮影可能状態から沈胴状態へと移行する場合に、後述する当接部603(第1当接部603A及び第2当接部603B)が移動する軌跡に対応する形状に、形成されている。
上述したように、係合部504は、マスターフランジ105に形成された第1規制部107、例えば2つの突出部108に、係合する(図5及び図6を参照)。図14に示すように、係合部504は、第2本体部500に一体に形成されている。具体的には、係合部504は、第2本体部500の外周部から外方に突出した部分である。これら2つの係合部504は、マスターフランジ105の2つの突出部108に、各別に係合する。具体的には、各係合部504が、マスターフランジ105の各突出部108によって押圧される。これにより、OIS枠400の面内の移動が、規制される。
詳細には、図6に示すように、レンズ鏡筒20が撮影可能状態から沈胴状態へと移行する場合、OIS枠400が、シャッターユニット250に対して光軸方向に移動する。すると、マスターフランジ105の2つの突出部108が、OIS枠400の2つの突起部に各別に係合し、OIS枠400の面内の移動を、規制する。より詳細には、まず、各係合部504が各突出部108の先端部の内周側に各別に当接し、次に、各係合部504が、各突出部108の基端側の内周部(先端部を除く部分、中央部を含む)に当接する。これにより、OIS枠400が上述した可動姿勢から可動制限姿勢へと案内され、可動制限姿勢において、OIS枠400の面内の移動が、規制される。
全体構成においては、レンズ鏡筒20が撮影可能状態から沈胴状態へと移行する場合に、シャッターユニット250とOISユニット251とが、マスターフランジ105に対して光軸方向に移動する。これらシャッターユニット250とOISユニット251とが光軸方向へ移動することによって、マスターフランジ105は、上記のようにOIS枠400に係合し、OIS枠400の面内の移動を、規制する。
また、図14に示すように、OIS枠400は、被規制部510と、第1応力分散部511とを、さらに有している。被規制部510は、シャッターユニット250の規制部420を受ける部分である。ここでは、被規制部510の内部に規制部420が配置されることによって、シャッターユニット250に対する、光軸方向へのOIS枠400の移動が、規制される。一方で、OIS枠400は、シャッターユニット250に対して、光軸AXと垂直な面内で移動可能である。
第1応力分散部511は、後述する退避レンズ枠401の押圧部605が押圧された時に、シャッターユニット250に当接する部分である。第1応力分散部511は、被規制部510より押圧部605に近い位置で、OIS枠400に設けられる。第1応力分散部511は、所定の幅を有する円弧形状に形成されている。ここでは、第1応力分散部511の幅が、第2応力分散部422の幅より小さくなっている。なお、第2応力分散部511の幅が、第1応力分散部422の幅より小さくなるように形成してもよい。
また、図10及び図11に示すように、OIS枠400は、離脱防止部530(OIS枠400の規制部)を、さらに有している。離脱防止部530は、退避レンズ枠401がOIS枠400(第2本体部500)から離脱することを規制する部分である。離脱防止部530は、退避軸部501に一体に形成されている。離脱防止部530は、第2本体部500と所定の間隔を隔てて設けられている。離脱防止部530は、退避軸501bの近傍に形成される。
(退避レンズ枠)
退避レンズ枠401は、少なくとも1つのレンズを、保持している。図15A及び図15Bに示すように、退避レンズ枠401は、4枚のレンズから構成される第3レンズ群L3を、保持している。退避レンズ枠401は、OIS枠400に保持されている(図10を参照)。また、退避レンズ枠401は、沈胴時に光軸AXと略平行な退避軸501b回りに移動する。これにより、退避レンズ枠401は、沈胴時に光軸AXからずれた位置に配置される。
図15A及び図15Bに示すように、退避レンズ枠401は、レンズ鏡筒20が撮影可能状態から沈胴状態へと移行する場合、光軸AXと略平行な退避軸501b(軸芯JX)まわりに移動する。詳細には、退避レンズ枠401は、レンズ鏡筒20が撮影可能状態から沈胴状態へと移行する場合に、第3レンズ群L3が手ぶれ補正を実行可能な第1姿勢から、第3レンズ群L3が光軸AXから退避した第2姿勢へと、その位置を変更する。
図16及び図17に示すように、退避レンズ枠401は、退避レンズ枠401の本体部600(第3本体部600)と、軸保持部601(軸受け部の一例)と、レンズ保持部602と、複数の当接部603(603A〜603C)と、を有している。軸保持部601は、上述した退避軸501bと係合する部分である(図11を参照)。軸保持部601は、退避軸501bを回転自在に保持する。軸保持部601は、退避軸501bが挿入される穴部であり、この穴部は第3本体部600に形成されている。
図17に示すように、軸保持部601(穴部)は、退避軸501bに当接する少なくとも2つの当接面601aを、有している。詳細には、軸保持部601の内周面には、2つの当接面601aが、形成されている。2つの当接面601aは、退避軸501bの基端側、すなわち軸保持部601(穴部)の開口側において、軸保持部601に形成されている(図11を参照)。2つの当接面601aは、互いに非平行の関係になるように、軸保持部601の内周面に形成されている。より具体的には、軸保持部601(穴部)を奥行方向に見た場合に、2つの当接面601aが角度をもつように、軸保持部601の内周面に形成されている。
図17Aに示すように、2つの当接面601a(以下、V字面と呼ぶ)は、退避軸501bの外周面に当接する。具体的には、図17Aに示すように、退避レンズ枠401は回動バネ403の付勢力F0によって付勢されており、この付勢力F0の分力F1によって、退避レンズ枠401の軸保持部601に形成されたV字面601aが、退避軸501bの外周面に当接させられる。これにより、退避軸501bを、退避レンズ枠401の軸保持部601に対して、確実に位置決めすることができる。詳細には、退避軸501bの偏心に対する精度を、向上することができる。なお、図17Aでは、付勢力F0の分力は、F1及びF2である。
図16に示したレンズ保持部602は、第3レンズ群L3(4枚のレンズ)を保持する部分である。レンズ保持部602は、略円筒状に形成されており、第3レンズ群L3を内周部で保持している。退避レンズ枠401が、シャッターユニット250に装着された状態では、レンズ保持部602は、光軸方向において、シャッターユニット250の略中央部(厚み方向の略中央部)に、配置される。
図16に示した複数の当接部603は、例えば、3つの第1当接部603A(603A1,603A2,603A3)と、第2当接部603Bと、第3当接部603Cとから構成されている。3つの第1当接部603Aと第2当接部603Bと第3当接部603Cとは、軸保持部601とは異なる位置において、第3本体部600に形成されている。言い換えると、3つの第1当接部603Aと第2当接部603Bと第3当接部603Cとは、軸保持部601により保持される退避軸501bとは異なる位置において、第3本体部600に形成されている。また、3つの第1当接部603Aと第2当接部603Bと第3当接部603Cとは、OIS枠400に当接可能なように、退避軸501bとは異なる位置において、第3本体部600に形成されている。
詳細には、3つの第1当接部603Aの中の2つの当接部603A1,603A2と、第2当接部603Bとは、退避軸501bの近傍において、第3本体部600に形成されている。これら2つの第1当接部603A1,603A2の間に退避軸501bが位置するように、2つの第1当接部603A1,603A2は、第3本体部600に形成されている。
また、これら2つの第1当接部603A1,603A2の一方の当接部と、第2当接部603Bとの間に、退避軸501bが位置するように、第2当接部603Bは、第3本体部600に形成されている。また、これら2つの第1当接部603A1,603A2を除いた残りの第1当接部603A3と、第3当接部603Cとは、退避軸501bから離れた位置において、第3本体部600に形成されている。
また、図16に示すように、レンズ保持部602に保持された第3レンズ群L3の光軸AXと、所定の第1当接部603Aとを結ぶ第1線分LN1と、レンズ保持部602に保持された第3レンズ群L3の光軸AXと退避軸501bとを結ぶ第2線分LN2とがなす角度が、鈍角になるように、所定の第1当接部603A(603A3)が、第3本体部600に形成されている。所定の第1当接部603Aとは、3つの第1当接部603Aの中の少なくとも1つの当接部である。ここでは、退避軸501bから最も離れた位置に形成された第1当接部603A3が、所定の第1当接部に対応している。
言い換えると、所定の直線LN3が、上記の所定の第1当接部603A3と退避軸501bとの間に位置するように、退避軸501bから離れた位置に形成された第1当接部は、第3本体部600に形成される。所定の直線LN3は、レンズ保持部602に保持された第3レンズ群L3の光軸AXを通り、且つレンズ保持部602に保持された第3レンズ群L3の光軸AXと退避軸501bとを結ぶ第2線分LN2と直交する直線である。
さらに、図18に示すように、3つの第1当接部603A(603A1,603A2,603A3)、第2当接部603B、及び第3当接部603Cの中の少なくとも1つの当接部は、光軸AXと垂直な方向において第3レンズ群L3と重なるように、第3本体部600に形成されている。言い換えると、3つの第1当接部603A、第2当接部603B、及び第3当接部603Cの中の少なくとも1つの当接部が、第3レンズ群L3の厚みの範囲D内において、第3レンズ群L3と重なるように、退避レンズ枠401に設けられている。ここでは、3つの第1当接部603A、第2当接部603B、及び第3当接部603Cが、第3レンズ群L3の厚みの範囲D内において、光軸AXと垂直な方向で第3レンズ群L3と重なるように、退避レンズ枠401に設けられている。
ここでは、図16に示した3つの第1当接部603A(603A1,603A2,603A3)、及び第2当接部603Bの中の少なくとも3つの当接部が、OIS枠400に当接可能になっている。すなわち、3つの第1当接部603A及び第2当接部603Bの中の少なくとも3つの当接部が、OIS枠400に当接することにより、退避レンズ枠401の光軸方向への移動が規制される。
詳細には、3つの第1当接部603A及び第2当接部603Bの中の少なくとも3つの当接部が、OIS枠400のレール部503(図14を参照)に当接することにより、退避レンズ枠401の光軸方向への移動が規制される。具体的には、レンズ鏡筒20が撮影可能状態である場合、3つの第1当接部603A1,603A2,603A3が、OIS枠400のレール部503a,503b,503cに、各別に当接する。ここでは、第1当接部603A1がレール部503aに当接し、第1当接部603A2がレール部503aに当接し、第1当接部603A3がレール部503cに当接する。この場合、第2当接部603Bは、レール部503に当接していない。
一方で、レンズ鏡筒20が沈胴状態である場合、2つの第1当接部603A2,603A3と第2当接部603Bとが、OIS枠400のレール部503a,503b,503cに、各別に当接する。ここでは、レンズ鏡筒20が撮影可能状態から沈胴状態へと移行した場合には、3つの第1当接部603Aのいずれか1つの当接部、例えば第1当接部603A1が、レール部503から離脱し、このレール部503に第2当接部603Bが当接する。このように、3つの第1当接部603A及び第2当接部603Bの中の少なくとも3つの当接部を、常にOIS枠400のレール部503に当接させることにより、退避レンズ枠401の光軸方向への移動を、確実に規制している。
なお、第3当接部603Cは、レンズ鏡筒20が撮影可能状態から沈胴状態へと移行する際に、OIS枠400に当接する。詳細については、後述する。
また、図16に示すように、退避レンズ枠401は、押圧部605と、係合部606とを、さらに有している。押圧部605は、退避レンズ枠401が撮影可能状態から沈胴状態への移行時に、押圧される部分である。詳細には、退避レンズ枠401が撮影可能状態から沈胴状態への移行時に、押圧部605は、マスターフランジに設けられた第1退避カム125及び第2退避カム126により、押圧される(図5を参照)。このように、押圧部605が押された場合に、第1応力分散部511(図14)および第2応力分散部422(図9を参照)が互いに当接可能にしておくことによって、規制部420と被規制部510とに作用する荷重を、制限することができる。
係合部606は、離脱防止部530に係合する部分である。退避レンズ枠401では、係合部606を、第2本体部500(OIS枠400の本体部)と、離脱防止部530との間に配置することにより(図11を参照)、退避レンズ枠401の光軸方向への離脱が規制される。図16に示すように、係合部606は、軸保持部601に一体に形成されている。係合部606は、円弧状に形成されている。係合部606には、切欠部606cが形成されている。離脱防止部530を切欠部606cに導入することによって、係合部606は、離脱防止部530と第3本体部600との間に配置される。
(スラストバネ)
スラストバネ402は、退避レンズ枠401をOIS枠400に対して付勢するバネである。図8及び図11に示すように、スラストバネ402は、OIS枠400及び退避レンズ枠401の少なくともいずれか一方に、装着されている。
スラストバネ402は、一対の対向部440と、一対の対向部440を連結する連結部441と、を有している。一対の対向部440のいずれか一方(第1対向部440a)が、OIS枠400に装着され、一対の対向部440のいずれか他方(第2対向部440b)が、退避レンズ枠401に装着される。詳細には、図11に示したように、OIS枠400の退避軸501bが退避レンズ枠401の軸保持部601に保持された状態において、第1対向部440aをOIS枠400に装着し、第2対向部440bを退避レンズ枠401に装着する。これによって、スラストバネ402は、OIS枠400と退避レンズ枠401とを挟持する。
これにより、スラストバネ402は、少なくとも2つの当接部603を、OIS枠400に当接させる。ここでは、スラストバネ402は、退避軸501b(軸保持部601)の近傍に形成された、2つの第1当接部603A(603A1,603A2)及び第2当接部603Bの中の少なくとも2つの当接部を、OIS枠400に当接させる。
(回動バネ)
回動バネ403は、退避レンズ枠401を、退避軸501b回りに付勢するバネである。図8に示した回動バネ403は、OIS枠400に保持されている。回動バネ403は、例えば、ねじりコイルばねである。図11及び図17Bに示したように、回動バネ403のコイルの部分403c(コイル部)が、退避軸部501の円筒部501aの外周に装着されている。回動バネ403の一端部403aは、OIS枠400に形成された溝部444に、装着される。回動バネ403の他端部403bは、退避レンズ枠401に形成された溝部445に、装着される。
回動バネ403が退避レンズ枠401を付勢することによって、退避レンズ枠401の第3当接部603Cは、OIS枠400の傾斜面502aに、当接する。すると、第3当接部603Cが傾斜面502aに案内されて、退避レンズ枠401が、OIS枠400に接近する。これにより、退避レンズ枠401が、OIS枠400に対して位置決めされる。この状態では、第1当接部603A3がOIS枠400に当接している。
なお、本実施形態では、図17Bに示すように、回動バネ403をコイル部403cの中心軸方向に見た場合、回動バネ403の他端部403Bは直線状に形成されている。これに代えて、図17Cに示すように、回動バネ403の他端部403bにおいて、先端部403b2を基端部403b1(コイル部403c近傍の部分)に対して折り曲げた形状に形成してもよい。
具体的には、回動バネ403の基端部403b1を基準として、回動バネ403の先端部403b2が折り曲げられている。言い換えると、基端部403b1を基準として、先端部403b2が、退避レンズ枠401の回動方向に、折り曲げられている。より具体的には、直線状に形成された基端部403b1を基準として、先端部403b2が、コイル部403cに近づくように、折り曲げられている。
この場合、退避レンズ枠401には、バネ受け部607が形成され、このバネ受け部607に回動バネ403の他端部403bの先端部403bが当接する。
このように構成することによって、図17Cに示すように、回動バネ403の付勢力F0’の分力F1’によって、退避レンズ枠401の軸保持部601に形成されたV字面601aが、退避軸501bの外周面に当接させられる。図17Bの場合、退避レンズ枠401のV字面601aを退避軸501bの外周面に当接させる力F1’が、図17Bの場合より、大きくなる(F1’>F1)。これにより、退避軸501bを、退避レンズ枠401の軸保持部601に対して、より確実に位置決めすることができる。詳細には、退避軸501bの偏心に対する精度を、より確実に向上することができる。なお、図17Bでは、付勢力F0’の分力は、F1’及びF2’である。
なお、V字面601aの形成位置によって、V字面を退避軸に向けて付勢する力F1'の大きさ及び方向は、変化する。すなわち、上記の図17BのV字面601aの形成位置及び回動バネ403の折り曲げ形態は、本技術を説明するための一例である。このため、回動バネ403の折り曲げ形態は、前記実施形態に限定されず、V字面を退避軸に向けて付勢する力F1'を増加させることができれば、どのようにしてもよい。
3−3.アクチュエータ
アクチュエータ520は、第3レンズ群枠F3に装着されている。詳細には、図19に示すように、アクチュエータ520は、有効撮像範囲YRを基準として、第3レンズ群枠F3に配置されている。有効撮像範囲YRは、マスターフランジ105に装着された撮像素子103によって定義される。本実施形態では、有効撮像範囲YRは、矩形状に形成されている。
図19に示すように、アクチュエータ520は、第1アクチュエータ521と、第2アクチュエータ522とを、有している。第1アクチュエータ521は、OIS枠400を、有効撮像範囲YRにおける短辺方向T1(第1方向)へ、移動させる。第1アクチュエータ521は、有効撮像範囲YRにおける一方の短辺側に、配置されている。第1アクチュエータ521は、マグネット521a及びコイル521bから、構成されている。マグネット521aはOIS枠400に装着され、コイル521bは、マグネット521aに対向する位置において、シャッターユニット250に装着されている。
図19に示すように、第2アクチュエータ522は、OIS枠400を、有効撮像範囲YRにおける長辺方向T2(第2方向)へ、移動させる。第2アクチュエータ522は、第1アクチュエータ521より大きい。第2アクチュエータ522は、有効撮像範囲YRにおける一方の長辺側に、配置されている。具体的には、第2アクチュエータ522は、有効撮像範囲YRにおける下方の長辺側に、配置されている。第2アクチュエータ522は、マグネット522a及び2つのコイル522bから、構成されている。マグネット522aはOIS枠400に装着され、2つのコイル522bは、マグネット522aに対向する位置において、シャッターユニット250に装着されている。なお、退避レンズ枠401は、有効撮像範囲YRにおける他方の長辺側、例えば上方の長辺側に移動する。
この状態において、電力が、図示しないカメラ回路からシャッターユニット250のコイル521b,522bに供給されると、コイル521b,522bに電流が流れ磁界が発生する。この磁界によってOIS枠400400のマグネット521a,522aが駆動され、この駆動力によりOIS枠400400が光軸AXと垂直な面内で移動する。詳細には、OIS枠400は、第1アクチュエータ521によって、短辺方向へ移動し、第2アクチュエータ522によって、長辺方向へ移動する。
4.枠どうしの係合
図5乃至図7は、レンズ鏡筒20の断面図である。ただし、図5乃至:図7は、光軸AXを通る複数の切断面が組み合わされた模式図である。なお、図5では、沈胴状態のレンズ鏡筒20が図示され、図6では、ワイド状態のレンズ鏡筒20が図示され、図7では、テレ状態のレンズ鏡筒20が図示されている。
図5に示すように、沈胴状態では、固定枠100の径方向内側に第2回転枠220、第2化粧枠320、第1化粧枠310、第1直進枠110、第1回転枠210、第2直進枠120及び第3直進枠130が順次収納されている。また、沈胴状態において、第3レンズ群L3が第4及び第5レンズ群L4,L5の径方向外側に退避することによって、光軸方向におけるレンズ鏡筒20のコンパクト化が実現されている。
以下、図6及び図7を参照しながら、枠どうしの係合について説明する。
第2回転枠220のギア部221は、ズームギア102に噛合される(不図示)。第2回転枠220のカム突起B1は、固定枠100のカム溝b1に係合される。これにより、第2回転枠220は、ズームモータ101の駆動力によって周方向に回転しながら光軸方向に移動する。
第2直進枠120の直進突起A1は、固定枠100の直進溝a1に係合される。第2直進枠120のバヨネット突起E1は、第2回転枠220のバヨネット溝e1に係合される。従って、第2直進枠120は、第2回転枠220とともに光軸方向に直進する。
第1回転枠210の直進突起A4は、第2回転枠210の直進溝a4に係合される。第1回転枠210のカム突起B3は、第2直進枠120のカム溝b3に係合される。従って、第1回転枠210は、第2回転枠210とともに周方向に回転しながら、第2直進枠120とともに光軸方向に移動する。
第1直進枠110のカム突起B2は、第1回転枠210のカム溝b2に係合される。第1直進枠110の直進溝a2には、第3直進枠130の直進突起A2が係合されている。従って、第1直進枠110は、第1回転枠210の回転に応じて、光軸方向に直進する。
第3直進枠130のバヨネット突起E2は、第2回転枠220のバヨネット溝e2に係合されている。第3直進枠130の直進突起A2は、第1直進枠110の直進溝a2に係合されている。従って、第3直進枠130は、第2回転枠210とともに光軸方向に直進する。
以上のように、第1回転枠210は、カム機構を介して第1直進枠110に係合されており、回転することによって第1直進枠110を直進させる。また、第2直進枠120は、カム機構を介して第1回転枠210に係合されており、光軸方向に直進することによって第1回転枠210を回転させる。そのため、第2回転枠220をズームモータ101で回転することによって、第1回転枠210を回転させることで第1直進枠110を直進させながら、第2直進枠120を直進させることで第1回転枠210を移動させることができる。その結果、第1乃至第3移動鏡筒部21〜23が固定鏡筒部24からスムーズに繰り出されることとなる。
5.OISユニットの動作
最後に、上述したレンズ鏡筒20の構成に基づいて、OISユニットの動作を、説明しておく。
まず、図15Aに示すように、撮影可能状態では、退避レンズ枠401の第3当接部603Cが回り止め部502に当接することによって、退避レンズ枠401は、OIS枠400に対して、第1姿勢(撮影可能姿勢)で位置決めされている。
次に、レンズ鏡筒20が、撮影可能状態から沈胴状態へと変化を開始すると、図6に示すように、シャッターユニット250がマスターフランジ105に接近する。すると、シャッターユニット250に装着されたOIS枠400の係合部504が、マスターフランジ105に設けられた突出部108の先端部に、当接する。すると、突出部108の先端部によって、OIS枠400が押圧される。そして、OIS枠400の係合部504が、突出部108の内周部(先端部より基端側の部分)に当接した状態になると、OIS枠400は、シャッターユニットに対して移動不能になる。
一方で、マスターフランジ105の突出部108によって、OIS枠400が押圧されている状態では、退避レンズ枠401の押圧部605が、マスターフランジに設けられた第1退避カム125によって、押圧され案内される。
詳細には、突出部108の先端部によって、OIS枠400が押圧されている状態では、退避レンズ枠401の押圧部605が、第1退避カム125の第1案内部125a(図7を参照)に当接し案内されることによって、退避レンズ枠401は、第1姿勢から第2姿勢(退避姿勢)に向けて、退避を開始する。
続いて、突出部108の基端側の内周部(先端部を除く部分、中央部を含む)によって、OIS枠400が押圧されている状態では、退避レンズ枠401の押圧部605が、第1退避カム125の第2案内部125b(図7を参照)に当接し案内されることによって、退避レンズ枠401は更に退避する。続いて、退避レンズ枠401の押圧部605が、第1退避カム125の保持部125c(図7を参照)に当接する。
最後に、シャッターユニット250がマスターフランジ105に更に接近すると、退避レンズ枠401に設けられた位置決め部609が、第2退避カム126に当接する。これにより、退避レンズ枠401が、退避位置において位置決めされる。
このようにして、シャッターユニット250に対するOIS枠400の移動が規制され、退避レンズ枠401は第2姿勢(退避姿勢)でOIS枠400に対して位置決めされる。このときには、退避レンズ枠401のレンズ保持部602は、OIS枠400の収容部550に収容されている。
このように、本レンズ鏡筒20では、レンズ鏡筒20が撮影可能状態から沈胴状態へと変化する場合に、OIS枠400の移動の規制と、退避レンズ枠401の位置決めとが、同時に実行されている。
6.作用及び効果
(1)本レンズ鏡筒20は、OIS枠400と、退避レンズ枠401とを、備えている。退避レンズ枠401は、第3レンズ群L3を有している。退避レンズ枠401は、撮影可能状態と収納状態との移行期間においてOIS枠400に対して、光軸と略平行な退避軸501b回りに移動する。回動バネ403は、OIS枠400に保持され、かつ、退避レンズ枠401を退避軸501b回りに付勢する。OIS枠400および退避レンズ枠401のいずれか一方は、退避軸501bを有している。OIS枠400および退避レンズ枠401のいずれか他方は、退避軸501bと係合する軸保持部601を、有している。軸保持部601は、退避軸501bに当接する少なくとも2つの当接面601aを、有している。少なくとも2つの当接面601aは、回動バネ403により、退避軸501bに向けて付勢されている。
本レンズ鏡筒20では、軸保持部601が、退避軸501bに当接する2つの当接面601aを、有している。2つの当接面601aは、回動バネ403により、退避軸501bに向けて付勢されている。これにより、軸保持部601に形成された2つの当接面601aを介して、付勢力を軸保持部601から退避軸501bへと確実に伝達することができる。また、2つの当接面601aの間に退避軸501bが配置されるので、軸保持部601に対する退避軸501bのガタを、確実に抑制することができる。
(2)本レンズ鏡筒20では、退避レンズ枠401が、退避軸501bとは異なる少なくとも3つの位置で、OIS枠400に当接することにより、光軸方向への移動が規制される。OIS枠400は、回動バネ403による退避レンズ枠401の移動を規制する回り止め部502を、有している。
また、本レンズ鏡筒20では、当接部603(603A〜603B)を介して、退避レンズ枠401が、OIS枠400に対して光軸方向には3点で位置決めされている。また、光軸と直交方向では、当接部603(603C)を介して、退避レンズ枠401は、回り止め部502に位置決めされている。これにより、光軸方向および光軸と直交方向に対して、退避レンズ枠401をOIS枠400に対して確実に位置決めすることができる。
(3)本レンズ鏡筒20では、少なくとも2つの当接面601aが、退避軸501bの基端側において、退避軸501bに当接している。
本レンズ鏡筒20では、退避軸501bが、基端側において、当接面601aに当接している。これにより、退避軸501bに撓みが生じるようなことがあっても、必要な偏心精度を確保することができる。また、退避軸501bを短くしても十分な精度を確保することができるので、レンズ鏡筒の薄型化を図ることができる。
(4)本レンズ鏡筒20では、軸保持部601は筒状に形成されており、少なくとも2つの当接面601aは、軸保持部601の内周面に形成されている。軸保持部601の内周面に形成された少なくとも2つの当接面601aが、退避軸501bの外周面に当接する。
本レンズ鏡筒20では、軸保持部601の内周面に形成された少なくとも2つの当接面601aが、退避軸501bの外周面に当接するので、軸保持部601に対する退避軸501bのガタを、確実に抑制することができる。
(5)本レンズ鏡筒20では、少なくとも2つの当接面601aがなす角度が、所定の角度になるように、軸保持部601の内周面に形成されている。
本レンズ鏡筒20では、軸保持部601(穴部)を奥行方向に見た場合に、2つの当接面601aがなす角度が、所定の角度例えば鋭角になるように、軸保持部601の内周面に形成されている。このように、2つの当接面601aをV形状に配置することによって、軸保持部601に対する退避軸501bのガタを、確実に抑制することができる。
(6)本レンズ鏡筒20では、少なくとも2つの当接面601aを退避軸501bに向けて付勢する力を増加させるために、回動バネ403が退避レンズ枠401に当接する部分が、折り曲げて形成されている。
本レンズ鏡筒20では、回動バネ403が退避レンズ枠401に当接する部分を折り曲げることによって、少なくとも2つの当接面601aを退避軸501bに向けて付勢する力を増加させることができる。これにより、軸保持部601に対する退避軸501bのガタを、より確実に抑制することができる。
(その他の実施形態)
(A)上記実施形態において、レンズ鏡筒20は、第3直進枠130を備えることとしたが、第3直進枠130を備えていなくてもよい。
(B)上記実施形態において、第2直進枠120は、第1回転枠210の内側に配置されることとしたが、これに限られるものではない。第2直進枠120は、第1回転枠210の外側に配置されていてもよい。すなわち、第2直進枠120は、第1直進枠110の内側に配置されていればよい。
(C)上記実施形態において、レンズ鏡筒20は、第1乃至第5レンズ群L1〜L5を備えることとしたが、これに限られるものではない。レンズ鏡筒20は、少なくとも第1レンズ群L1を備えていればよい。
(D)上記実施形態において、レンズ鏡筒20は、3段沈胴式のズーム機構を備えることとしたが、これに限られるものではない。レンズ鏡筒20は、3段以上の沈胴機構を有していてもよい。
(E)上記実施形態では、2つの枠のうち一方の枠にカム溝bが形成され、他方の枠にカム突起Bが形成されているが、これに限られるものではない。2つの枠のうち一方の枠にカム突起Bが形成され、他方の枠にカム溝bが形成されていてもよい。また、2つの枠のそれぞれにカム溝bとカム突起Bとが形成されていてもよい。
(F)上記実施形態では、2つの枠のうち一方の枠に直進溝aが形成され、他方の枠に直進突起Aが形成されているが、これに限られるものではない。2つの枠のうち一方の枠に直進突起Aが形成され、他方の枠に直進溝aが形成されていてもよい。また、2つの枠のそれぞれに直進溝aと直進突起Aとが形成されていてもよい。
(G)上記実施形態では、2つの枠のうち一方の枠にバヨネット溝eが形成され、他方の枠にバヨネット突起Eが形成されているが、これに限られるものではない。2つの枠のうち一方の枠にバヨネット突起Eが形成され、他方の枠にバヨネット溝eが形成されていてもよい。また、2つの枠のそれぞれにバヨネット溝eとバヨネット突起Eとが形成されていてもよい。
(H)上記実施形態では、第3レンズ群L3が第4及び第5レンズ群L4,L5の径方向外側に退避することとしたが、これに限られるものではない。第3レンズ群L3は、沈胴状態において第4及び第5レンズ群L4,L5の前方に配置されてもよい。
(I)上記実施形態では、退避軸部501(退避軸501b)がOIS枠400に設けられ、軸保持部601が退避レンズ枠401に設けられる場合の例を示したが、軸保持部601をOIS枠400に設け、退避軸部501(退避軸501b)を退避レンズ枠401に設けるようにしてもよい。
(J)上記実施形態では、図12に示すように、OIS枠400の回り止め部502が凹状に形成されており、回り止め部502の傾斜面502aに、退避レンズ枠401の第3当接部603Cが、当接する場合の例を、示した。これに代えて、図23に示すように、回り止め部502’の凹部512における2つの側面512aに、退避レンズ枠401の第3当接部603Cが当接するようにしてもよい。この場合、凹部512の2つの側壁512aは、互いに対向しており傾斜している。より具体的には、凹部512の2つの側壁512aは、凹部512の底部512bに向けて互いに接近するように、形成されている。これにより、退避レンズ枠401を、OIS枠400に対してより確実に位置決めすることができる。
ここに開示された技術は、レンズ鏡筒に広く適用できる。
1 …デジタルカメラ
10 …筐体
20 …レンズ鏡筒
21 …第1移動鏡筒部
22 …第2移動鏡筒部
23 …第3移動鏡筒部
24 …固定鏡筒部
100…固定枠
110…第1直進枠
101…ズームモータ
102…ズームギア
120…第2直進枠
130…第3直進枠
210…第1回転枠
211…ギア部
220…第2回転枠
310…第1化粧枠
320…第2化粧枠
F2〜F5…第2乃至第5レンズ群枠
L1〜L5…第1乃至第5レンズ群
a …直進溝
A …直進突起
b …カム溝
B …カムフォロア
c …貫通溝
e …バヨネット溝
E …バヨネット突起

Claims (6)

  1. 保持枠と、
    レンズを有し、撮影可能状態と収納状態との移行期間において前記保持枠に対して、光軸と略平行な退避軸回りに移動する退避レンズ枠と、
    前記保持枠に保持され、かつ、前記退避レンズ枠を前記退避軸回りに付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記保持枠および前記退避レンズ枠のいずれか一方は、前記退避軸を有し、
    前記保持枠および前記退避レンズ枠のいずれか他方は、前記退避軸と係合する軸受け部を有し、
    前記軸受け部は、前記退避軸に当接する少なくとも2つの当接面を有し、
    前記少なくとも2つの当接面は、前記付勢部材により、前記退避軸に向けて付勢されている、
    レンズ鏡筒。
  2. 前記退避レンズ枠は、前記退避軸とは異なる少なくとも3つの位置で、前記保持枠に当接することにより、光軸方向への移動が規制され、
    前記保持枠は、前記付勢部材による前記退避レンズ枠の移動を規制する回り止め部を、有する、
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記少なくとも2つの当接面は、退避軸の基端側において、退避軸に当接している、
    請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記軸受け部は筒状に形成されており、前記少なくとも2つの当接面は、前記軸受け部の内周面に形成されており、
    前記軸受け部の内周面に形成された前記少なくとも2つの当接面が、前記退避軸の外周面に当接する、
    請求項1から3のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記少なくとも2つの当接面がなす角度が、所定の角度になるように、前記軸受け部の内周面に形成されている、
    請求項4に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記少なくとも2つの当接面を前記退避軸に向けて付勢する力を増加させるために、前記付勢部材が前記退避レンズ枠に当接する部分が、折り曲げて形成されている、
    請求項1から5のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
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