JP2015076555A - 加工装置 - Google Patents

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溝本 康隆
Yasutaka Mizomoto
康隆 溝本
井上 雄貴
Yuki Inoue
雄貴 井上
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Abstract

【課題】不良品のウエーハを抑制できる加工装置を提供すること。【解決手段】加工装置1はウエーハを保持するチャックテーブルと研削ユニット20a,20bと研磨ユニット20cとウエーハの裏面を洗浄する洗浄ユニット30と制御手段40とウエーハの裏面を検査する検査手段90とウエーハの検査結果を判定する判定手段100とを備えている。判定手段100はパターン情報を記憶したパターン記憶手段101と分類・指示手段102を備える。パターン情報は複数の異常パターンと原因・指令情報とを1対1で対応させている。分類・指示手段102はパターン情報の正常パターン及び複数の異常パターンから検査手段90が得た2値画像と一致度が最も高いパターンを抽出する。分類・指示手段102は抽出したパターンと対応した原因・指令情報を抽出し抽出した原因・指令情報を制御手段40に出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、ウエーハの加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、半導体ウエーハは、研削装置(特許文献1参照)によって裏面が研削ホイールによって研削され、研磨パッドによって研磨されて所定の厚みに形成された後、切削装置やレーザー加工装置等によってストリートに沿って個々のデバイスに分割される。これらの装置は、チャックテーブルの保持面でウエーハを保持してウエーハを加工する。
特開2013−4910号公報
このような加工装置では、様々な要因が複合する加工条件を最適化する必要がある。たとえば、研削および研磨を行う装置の場合、研磨加工後、ウエーハの表面(加工面)に異物や傷(スクラッチ)が残ってしまった場合、加工条件の調整が必要となる。通常、25枚程度のウエーハを一度に収容するカセット1個分の加工が終了した後に、加工装置とは別の検査装置を利用してウエーハを検査し、そのウエーハに異物や傷が残っていて、初めて条件調整の必要が認識される事があり、その場合、多くのウエーハの不良品が発生してしまう恐れがあった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、その目的は、不良品のウエーハを抑制できる加工装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の加工装置は、ウエーハを保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを研削又は研摩する加工手段と、加工手段で加工されたウエーハの表面を洗浄する洗浄手段と、各構成要素を制御する制御手段と、を備えた加工装置であって、該加工手段で加工され、該洗浄手段で洗浄されたウエーハの表面を検査し、ウエーハ表面の傷又ウエーハに付着した異物を検査する検査手段と、該検査手段によって検査されたウエーハの検査結果を判定する判定手段と、を有し、該判定手段は、想定される複数の検査結果のパターンと、該パターンに応じた該制御手段への指令を記憶するパターン記憶手段と、該パターン記憶手段に記憶された該パターンと照合し、該検査手段によって検査されたウエーハの検査結果を特定の該パターンに分類し、該パターンに対応した該指令を該制御手段に指示する分類・指示手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記加工装置において、前記制御手段に指示される前記指令は、前記加工手段による加工条件、又は前記洗浄手段による洗浄条件の変更であることが好ましい。
本願発明の加工装置によれば、検査手段と判定手段を備えているため、加工と平行してウエーハの検査を実施しつつウエーハの状態を判定するため、異物や傷を残すような不適当な加工条件を実施し続けて、不良ウエーハを大量に生産してしまうというリスクを防ぐという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る加工装置の構成例を示す外観斜視図である。 図2は、実施形態に係る加工装置の要部の構成を示すブロック図である。 図3(a)は、実施形態に係る加工装置の加工対象であるウエーハの斜視図であり、図3(b)は、図3(a)に示されたウエーハの裏面に保護テープが貼着された状態を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係る加工装置の判定手段のパターン記憶手段に記憶されたパターン情報を示す図である。 図5は、実施形態に係る加工装置の検査手段の画像処理部が得た2値画像の一例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係る加工装置を、図1から図5に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る加工装置の構成例を示す外観斜視図である。図2は、実施形態に係る加工装置の要部の構成を示すブロック図である。図3(a)は、実施形態に係る加工装置の加工対象であるウエーハの斜視図であり、図3(b)は、図3(a)に示されたウエーハの裏面に保護テープが貼着された状態を示す斜視図である。図4は、実施形態に係る加工装置の判定手段のパターン記憶手段に記憶されたパターン情報を示す図である。図5は、実施形態に係る加工装置の検査手段の画像処理部が得た2値画像の一例を示す図である。
実施形態に係る加工装置1は、ウエーハWを所定の厚みまで薄化するものである。ここで、加工対象としてのウエーハWは、本実施形態では、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。ウエーハWは、図3(a)に示すように、例えば、表面WSに複数の分割予定ラインLによって区画された各領域にデバイスDが形成されている。ウエーハWは、表面WSに保護テープT(図3(b)に示す)が貼着され、保護テープTがチャックテーブル10に保持されて、表面WSの裏側の裏面WR(特許請求の範囲に記載された表面に相当)に研削加工及び研磨加工が施されて、所定の厚みまで薄化される。
加工装置1は、図1及び図2に示すように、ウエーハWを保持面10aで保持する複数のチャックテーブル10と、チャックテーブル10に保持されたウエーハWを粗研削する粗研削ユニット20a(加工手段に相当)と、チャックテーブル10に保持されたウエーハWを仕上げ研削する仕上げ研削ユニット20b(加工手段に相当)と、チャックテーブル10に保持されたウエーハWを研磨する研磨ユニット20c(加工手段に相当)と、洗浄ユニット30(洗浄手段に相当)と、制御手段40などを備える。また、加工装置1は、図2に示すように、搬送ロボット50と、仮置きユニット60(図1に示す)と、搬送ユニット70と、ターンテーブル80と、検査手段90と、判定手段100などを備える。
搬送ロボット50は、加工前のウエーハWを未加工ウエーハ用カセット110a内から取り出して仮置きユニット60上に供給するとともに、加工後のウエーハWを洗浄ユニット30から検査手段90に搬送するとともに、検査手段90で良品と判定されたウエーハWを加工済みウエーハ用カセット110bに収容するものである。搬送ロボット50は、ターンテーブル80と、カセット110a,110bとの間に、Y軸方向に移動自在に設けられている。実施形態では、搬送ロボット50は、ウエーハWを保持するピック部51を、X軸方向、Z軸方向に移動可能とする関節と、Z軸回りに回転させる回転関節を複数備えたロボットアームで構成されている。未加工ウエーハ用カセット110a及び加工済みウエーハ用カセット110bは、同一の構成であり、加工装置1の装置本体の所定位置に載置されて、ウエーハWを複数収容する。
仮置きユニット60は、搬送ロボット50により加工前のウエーハWが載置される。搬送ユニット70は、仮置きユニット60上の加工前のウエーハWを搬出入位置Aのチャックテーブル10上に載置するとともに、搬出入位置Aのチャックテーブル10上の加工後のウエーハWを洗浄ユニット30に搬送する。搬出入位置Aのチャックテーブル10上に載置されたウエーハWは、粗研削ユニット20aによる粗研削加工と、仕上げ研削ユニット20bによる仕上げ研削加工と、研磨ユニット20cによる研磨加工とが施された後、搬送ユニット70により洗浄ユニット30に搬送され、洗浄ユニット30により洗浄された後、搬送ロボット50により検査手段90に搬送され、検査手段90により検査された後、搬送ロボット50により加工済みウエーハ用カセット110bに収容される。
ターンテーブル80は、装置本体の上面に設けられた円盤状のテーブルであり、Z軸回りに回転可能に設けられ、適宜タイミングで回転駆動される。チャックテーブル10は、ターンテーブル80上に複数設けられている。本実施形態では、チャックテーブル10は、ターンテーブル80上に四つ設けられ、例えば、90度の角度毎に等間隔に配置されている。
チャックテーブル10は、保持面10a上に保護テープTを介してウエーハWの表面WSが載置されて、保持面10a上に載置されたウエーハWを吸引保持するものである。チャックテーブル10は、保持面10aを構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、保持面10aに載置されたウエーハWを保護テープTを介して吸引することで保持する。チャックテーブル10は、ターンテーブル80が回転することにより移動可能に設けられ、かつ吸引保持したウエーハWをZ軸回りに回転させる。なお、チャックテーブル10は、最も搬送ユニット70寄りの搬出入位置AでウエーハWが搬出入される。ターンテーブル80が回転することで、搬出入位置A、粗研削位置B、仕上げ研削位置C、研磨位置D、搬出入位置Aとに順に移動される。
粗研削ユニット20aは、粗研削位置Bに位置付けられたチャックテーブル10に保持された研削加工前のウエーハWの裏面WRに粗研削加工を施して、ウエーハWを薄化するためのものである。仕上げ研削ユニット20bは、仕上げ研削位置Cに位置付けられたチャックテーブル10に保持された粗研削加工を施されたウエーハWの裏面WRに仕上げ研削加工を施して、ウエーハWを薄化するためのものである。研磨ユニット20cは、研磨位置Dに位置付けられたチャックテーブル10に保持された仕上げ研削加工を施されたウエーハWの裏面WRに研磨加工を施すものである。
また、粗研削ユニット20a、仕上げ研削ユニット20b及び研磨ユニット20cは、加工送り手段21により加工送りされる。加工送り手段21は、粗研削ユニット20a、仕上げ研削ユニット20b及び研磨ユニット20cをZ軸方向に沿ってチャックテーブル10に保持されたウエーハWに近づけて、粗研削ユニット20a、仕上げ研削ユニット20b及び研磨ユニット20cを加工送りする。また、加工送り手段21は、粗研削ユニット20a、仕上げ研削ユニット20b及び研磨ユニット20cをZ軸方向に沿ってチャックテーブル10に保持されたウエーハWから遠ざけて、粗研削ユニット20a、仕上げ研削ユニット20b及び研磨ユニット20cをウエーハWから離間させる。
粗研削ユニット20a及び仕上げ研削ユニット20bは、チャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削水を供給する図示しない研削水供給手段と、Z軸回りに高速回転する研削ホイール22とを備えている。研削ホイール22は、チャックテーブル10に保持されたウエーハWの裏面WRに押し当てられて、ウエーハWの裏面WRを研削加工する砥石セグメント23を複数備えている。
粗研削ユニット20a及び仕上げ研削ユニット20bは、研削ホイール22をZ軸回りにチャックテーブル10と同方向に回転させながら研削水供給手段から研削水を供給しつつ、加工送り手段21により加工送りされて、砥石セグメント23をチャックテーブル10に保持されたウエーハWの裏面WRに押し当てることで、ウエーハWに研削加工を施す。
研磨ユニット20cは、チャックテーブル10に保持されたウエーハWに研磨液を供給する図示しない研磨液供給手段と、Z軸回りに回転する図示しない研磨ホイールとを備えている。研磨ホイールは、チャックテーブル10に保持されたウエーハWの裏面WRに押し当てられて、ウエーハWの裏面WRを研磨加工する図示しない研磨パッドを備えている。
研磨ユニット20cは、研磨ホイールをZ軸回りに回転させながら研磨液供給手段から研磨液を供給しつつ、加工送り手段21により加工送りされて、研磨パッドをチャックテーブル10に保持されたウエーハWの裏面WRに押し当てることで、ウエーハWに研磨加工を施す。
洗浄ユニット30は、研削ユニット20a,20b及び研磨ユニット20cで研削加工及び研磨加工されたウエーハWの裏面WRを洗浄するものである。洗浄ユニット30は、搬送ユニット70により研削及び研磨加工が施されたウエーハWが載置されて吸引保持しかつZ軸回りに回転するスピンナテーブル31と、スピンナテーブル31上のウエーハWにリンス液を滴下するリンス液供給手段32と、スピンナテーブル31上のウエーハWの裏面WRを洗浄する洗浄ブラシ33を備えている。洗浄ユニット30は、ウエーハWを吸引保持したスピンナテーブル31をZ軸回りに回転させながら、リンス液供給手段32からスピンナテーブル31上のウエーハWにリンス液を供給して、洗浄ブラシ33で洗浄することで、ウエーハWの裏面WRを洗浄する。
制御手段40は、加工装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御して、ウエーハWに対する加工動作を加工装置1に行わせるものである。制御手段40は、構成要素としてのチャックテーブル10、搬送ロボット50、搬送ユニット70、ターンテーブル80、粗研削ユニット20a、仕上げ研削ユニット20b、研磨ユニット20c、洗浄ユニット30などを制御する。なお、制御手段40は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、加工動作の状態を表示する図示しない表示手段や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない操作手段などと接続されている。
検査手段90は、研削ユニット20a,20b及び研磨ユニット20cで研削加工及び研磨加工され、洗浄ユニット30で洗浄されたウエーハWの裏面WRを検査し、ウエーハW裏面WRの傷及びウエーハWに付着した異物を検査するものである。検査手段90は、図2に示すように、搬送ロボット50により洗浄ユニット30で洗浄されたウエーハWが搬入される収容ケース91(図1に示す)と、収容ケース91内に設けられかつウエーハWの裏面WRを撮像する撮像手段92と、撮像手段92が撮像した画像に画像処理としての2値化などを施す画像処理手段93とを備える。撮像手段92は、CCDカメラなどで構成される。
画像処理手段93は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されている。画像処理手段93は、撮像手段92で撮像したウエーハWの裏面WRの画像を所定の閾値で2値化して、2値画像G(一例を図5に示す)を得る。ここで、研磨ユニット20cによる研磨後のウエーハWの裏面WRは、良品であればスムーズな鏡面であるために、撮像手段92が撮像した画像を所定の閾値で2値化すると、スムーズな鏡面である良品である部分が、黒(0)となる。また、裏面WRに付着したコンタミなどの異物及び裏面WRに形成されたスクラッチ(浅い溝状の傷)は、光を乱反射するために、撮像手段92が撮像した画像を所定の閾値で2値化すると、裏面WRに付着したコンタミなどの異物及び裏面WRに形成されたスクラッチが、白(1)となる。例えば、図5に示された2値画像Gでは、ウエーハWの輪郭と、ウエーハWの裏面WRに付着したコンタミなどの異物が白となり、ウエーハWの裏面WRの良品である部分が黒となっている。画像処理手段93は、撮像手段92が撮像した画像を所定の閾値で2値化して得た2値画像Gを判定手段100に出力する。
判定手段100は、検査手段90の画像処理手段93からの2値画像Gに基いて、検査手段90によって検査されたウエーハWの検査結果即ちウエーハWの裏面WRが良品であるか不良品であるかを判定するものである。判定手段100は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されている。
判定手段100は、図2に示すように、パターン記憶手段101と、分類・指示手段102とを備える。パターン記憶手段101は、想定される複数の検査結果のパターンとしての正常パターン(図4に示す)及び複数の異常パターン1、2、3、4・・・N(図4に示す)を記憶している。正常パターンは、良品であるウエーハWの裏面WRを撮像して得た2値画像である。異常パターン1、2、3、4・・・Nは、様々な原因により不良品であるウエーハWの裏面WRを撮像して得た様々な2値画像である。異常パターン1、2、3、4・・・Nとしては、例えば、ウエーハWの裏面WRの中央にコンタミなどの異物が集中して残った2値画像、ウエーハWの裏面WRの外縁部にコンタミなどの異物が集中して残った2値画像、ウエーハWの裏面WRの様々な位置にスクラッチなどが発生した2値画像などである。なお、正常パターンとしては、ウエーハWの裏面WRにコンタミ及びスクラッチがない2値画像などである。
また、パターン記憶手段101は、想定される複数の検査結果のパターンに応じた制御手段40への指令としての原因・指令情報1、2、3、4・・・Nを記憶している。原因・指令情報1、2、3、4・・・Nは、異常パターン1、2、3、4・・・Nと1対1で対応しており、対応した異常パターン1、2、3、4・・・Nの異常の原因及び制御手段40を介しての各構成要素の指令を示している。こうして、パターン記憶手段101は、図4に示す正常パターン、及び複数の異常パターン1、2、3、4・・・Nと原因・指令情報1、2、3、4・・・Nとが1対1で対応したパターン情報PJ(図4に示す)を記憶している。
ウエーハWの裏面WRの中央にコンタミなどの異物が集中して残った異常パターンに対応した原因・指令情報は、異常の原因として、洗浄ユニット30の洗浄ブラシ33の汚れ、リンス液の滴下位置の不適当、研磨ユニット20cの研磨パッドの劣化を示し、制御手段40に表示手段に異常の原因を表示させる。また、ウエーハWの裏面WRの外縁部にコンタミなどの異物が集中して残った異常パターンに対応した原因・指令情報は、異常の原因として、洗浄ユニット30の洗浄ブラシ33の変形を示し、制御手段40に表示手段に異常の原因を表示させる。ウエーハWの裏面WRの様々な位置にスクラッチなどが発生した原因・指令情報は、異常の原因として、研磨ユニット20cの研磨パッドの磨耗を示し、制御手段40に表示手段に異常の原因を表示させる。また、原因・指令情報1、2、3、4・・・Nは、各構成要素を直ちに停止又は、現在加工中のウエーハWの加工完了後の各構成要素の停止を制御手段40に行わせる。このように、原因・指令情報1、2、3、4・・・Nは、制御手段40に指示される指令であり、粗研削ユニット20a、仕上げ研削ユニット20b及び研磨ユニット20cによる加工条件、又は、洗浄ユニット30による洗浄条件の変更である。また、本発明では、原因・指令情報1、2、3、4・・・Nは、各構成要素の加工条件を自動的に変更させることを制御手段40に行わせてもよい。
分類・指示手段102は、検査手段90の画像処理手段93からの2値画像Gと、パターン記憶手段101に記憶された正常パターン及び異常パターン1、2、3、4・・・Nとを照合する。そして、分類・指示手段102は、検査手段90によって検査されたウエーハWの検査結果としての画像処理手段93からの2値画像Gを、パターン記憶手段101に記憶された特定のパターンに分類する。そして、分類・指示手段102は、分類された特定のパターンに対応した原因・指令情報を制御手段40に指示する。
具体的には、分類・指示手段102は、検査手段90の画像処理手段93からの2値画像Gと、パターン記憶手段101に記憶された正常パターン及び異常パターン1、2、3、4・・・Nそれぞれとを正規化相関などのパターンマッチングを行う。分類・指示手段102は、パターン記憶手段101に記憶された正常パターン及び異常パターン1、2、3、4・・・Nから検査手段90の画像処理手段93からの2値画像Gとの一致度の最も高いパターンを抽出する。そして、分類・指示手段102は、抽出した一致度の最も高いパターンが異常パターン1、2、3、4・・・Nのいずれかである場合には、異常パターン1、2、3、4・・・Nのいずれかに対応した原因・指令情報を、図4に示すパターン情報PJから抽出する。そして、分類・指示手段102は、抽出した原因・指令情報を制御手段40に出力し、制御手段40に原因・指令情報に応じた各構成要素の制御を行わせる。また、分類・指示手段102は、抽出した一致度の最も高いパターンが正常パターンである場合には、制御手段40に原因・指令情報を出力することなく、制御手段40は、予め定められた加工条件で各構成要素を制御する。
次に、本実施形態に係る加工装置1の加工動作について説明する。まず、オペレータが、研削加工前のウエーハWを収容した未加工ウエーハ用カセット110aと、加工済みウエーハ用カセット110bを装置本体の所定位置に載置する。このとき、研削ユニット20a,20b及び研磨ユニット20cを加工送り手段21によりチャックテーブル10から離間させている。そして、オペレータが加工内容情報を制御手段40に登録し、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、加工装置1が加工動作を開始する。加工動作において、制御手段40は、搬送ロボット50に未加工ウエーハ用カセット110aから研削加工前のウエーハWを一枚取り出させ、仮置きユニット60上に載置させる。制御手段40は、搬送ユニット70に仮置きユニット60上のウエーハWを搬出入位置Aのチャックテーブル10に載置させ、ウエーハWをチャックテーブル10に吸引保持させる。
制御手段40は、ターンテーブル80を回転駆動させて、ウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を粗研削位置Bに移動させる。制御手段40は、この際、搬送ロボット50に未加工ウエーハ用カセット110aから研削加工前のウエーハWを一枚取り出させ仮置きユニット60上に載置させ、搬送ユニット70に仮置きユニット60上のウエーハWを搬出入位置Aのチャックテーブル10に載置させ、ウエーハWをチャックテーブル10に吸引保持させる。
制御手段40は、加工送り手段21に粗研削ユニット20aを降下させ、粗研削ユニット20aに粗研削位置Bに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削水を供給しながら粗研削ユニット20aで粗研削加工させる。制御手段40は、粗研削ユニット20aによる粗研削加工が終了すると、加工送り手段21に粗研削ユニット20aを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させた後、ターンテーブル80を回転駆動させる。制御手段40は、搬出入位置AでウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を粗研削位置Bに移動させ、粗研削位置Bで粗研削加工が施されたウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を仕上げ研削位置Cに移動させる。
制御手段40は、加工送り手段21に仕上げ研削ユニット20bを降下させ、仕上げ研削ユニット20bに仕上げ研削位置Cに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削水を供給しながら仕上げ研削ユニット20bで仕上げ研削加工させる。また、制御手段40は、同時に、加工送り手段21に粗研削ユニット20aを降下させ、粗研削ユニット20aに粗研削位置Bに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削水を供給しながら粗研削ユニット20aで粗研削加工させる。
制御手段40は、仕上げ研削ユニット20bによる仕上げ研削加工が終了すると、加工送り手段21に仕上げ研削ユニット20bを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させる。制御手段40は、粗研削ユニット20aによる粗研削加工が終了すると、加工送り手段21に粗研削ユニット20aを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させる。その後、制御手段40は、ターンテーブル80を回転駆動させる。制御手段40は、搬出入位置AでウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を粗研削位置Bに移動させ、粗研削位置Bで粗研削加工が施されたウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を仕上げ研削位置Cに移動させ、仕上げ研削位置Cで仕上げ研削加工が施されたウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を研磨位置Dに移動させる。
制御手段40は、加工送り手段21に研磨ユニット20cを降下させ、研磨ユニット20cに研磨位置Dに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに研摩液を供給しながら研磨ユニット20cで研磨加工させる。また、制御手段40は、同時に、加工送り手段21に粗研削ユニット20a及び仕上げ研削ユニット20bを降下させ、粗研削ユニット20aで粗研削加工させるとともに、仕上げ研削ユニット20bで仕上げ研削加工させる。
制御手段40は、研磨ユニット20cによる研磨加工が終了すると、加工送り手段21に研磨ユニット20cを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させる。制御手段40は、仕上げ研削ユニット20bによる仕上げ研削加工が終了すると、加工送り手段21に仕上げ研削ユニット20bを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させる。制御手段40は、粗研削ユニット20aによる粗研削加工が終了すると、加工送り手段21に粗研削ユニット20aを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させる。その後、制御手段40は、ターンテーブル80を回転駆動させる。制御手段40は、搬出入位置AでウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を粗研削位置Bに移動させ、粗研削位置Bで粗研削加工が施されたウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を仕上げ研削位置Cに移動させ、仕上げ研削位置Cで仕上げ研削加工が施されたウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を研磨位置Dに移動させ、研磨位置Dで研磨加工が施されたウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を搬出入位置Aに移動させる。
制御手段40は、搬送ユニット70に搬出入位置Aに位置付けられたウエーハWを洗浄ユニット30まで搬送させ、洗浄ユニット30でウエーハWを洗浄させた後、搬送ロボット50に検査手段90の収容ケース91内に収容させる。そして、検査手段90の撮像手段92が収容ケース91内のウエーハWの裏面WRを撮像し、画像処理手段93が2値化して、2値画像Gを得て、判定手段100に出力する。判定手段100は、正常パターン及び異常パターン1、2、3、4・・・Nから2値画像Gと一致度の最も高いパターンを抽出する。判定手段100は、一致度の最も高いパターンが正常パターンである場合には、ウエーハWの裏面WRが正常であると判定して、搬送ロボット50に加工済みウエーハ用カセット110b内に収容させる。制御手段40は、前述した工程を繰返して、未加工ウエーハ用カセット110a内のウエーハWに粗研削加工、仕上げ研削加工、研磨加工などを順に施させて、加工済みウエーハ用カセット110b内に収容させる。
また、判定手段100は、一致度の最も高いパターンが異常パターン1、2、3、4・・・Nのうちいずれかである場合には、ウエーハWの裏面WRが異常であると判定して、パターン情報PJから一致度の最も高い異常パターンに対応した原因・指令情報を抽出する。判定手段100は、抽出した原因・指令情報を制御手段40に出力し、制御手段40が粗研削ユニット20a、仕上げ研削ユニット20b及び研磨ユニット20cの加工条件、洗浄ユニット30による洗浄条件を変更するなどして、加工装置1を停止させる。
以上のように、実施形態に係る加工装置1によれば、検査手段90と判定手段100を備えているため、加工と平行してウエーハWの検査を実施しつつウエーハWの良否を判定する。また、加工後のウエーハWを不良品であると判定すると、各構成要素を停止又は加工中のウエーハWの加工後に各構成要素を停止する。このために、加工装置1によれば、コンタミなどの異物やスクラッチなどの傷を残すような不適当な加工条件で加工を続けて、不良品のウエーハWを大量に生産してしまうことを抑制することができる。よって、加工装置1は、不良品のウエーハWを抑制することができる。
また、加工装置1は、想定される複数の検査結果のパターンとしての正常パターン及び複数の異常パターン1、2、3、4・・・Nと、複数の異常パターン1、2、3、4・・・Nと1対1で対応した原因・指令情報1、2、3、4・・・Nを記憶したパターン記憶手段101を備えている。さらに、加工装置1は、正常パターン及び複数の異常パターン1、2、3、4・・・Nから検査手段90の撮像手段92が撮像するなどして得た2値画像Gと一致度の最も高いものを抽出する分類・指示手段102を備えている。このために、加工装置1は、ウエーハWの良否を確実に判定でき、さらに、不良品である場合にどのような不良品であるかを把握することができる。
さらに、パターン記憶手段101が記憶したパターン情報PJでは、複数の異常パターン1、2、3、4・・・Nと、原因・指令情報1、2、3、4・・・Nとを1対1で対応させている。このために、加工装置1は、不良品であるウエーハWを検出した際に、研削ユニット20a,20b、研磨ユニット20cなどの複数の加工手段や洗浄ユニット30などを備えていても、不良品の原因を容易に把握することができ、加工条件などの変更や各構成要素の部品交換を速やかに行うことができて、良品のウエーハWを速やかに生産することができる。
前述した実施形態では、判定手段100のパターン記憶手段101が正常パターン及び異常パターン1、2、3、4・・・Nを記憶して、画像処理手段93からの2値画像Gと一致度の最も高いパターンを抽出している。しかしながら、本発明では、これに限定されることなく、判定手段100が画像処理手段93からの2値画像Gの異常の有無、異常がある場合にはコンタミの位置、形状及びスクラッチの位置、形状に基いて、異常の原因を類推してもよい。
前述した実施形態では、加工装置1が粗研削加工、仕上げ研削加工及び研磨加工をウエーハWに施しているが、本発明では、これらに限定されない。即ち、本発明では、加工装置1は、粗研削加工と仕上げ研削加工と研磨加工との少なくとも一つの加工を施してもよい。なお、加工装置1は、研磨加工では、酸性又はアルカリ性の薬液を使用してもよく、薬液を使用しなくてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 加工装置
10 チャックテーブル(構成要素)
10a 保持面
20a 粗研削ユニット(構成要素、加工手段)
20b 仕上げ研削ユニット(構成要素、加工手段)
20c 研磨ユニット(構成要素、加工手段)
30 洗浄ユニット(構成要素、洗浄手段)
40 制御手段
50 搬送ロボット(構成要素)
70 搬送ユニット(構成要素)
80 ターンテーブル(構成要素)
90 検査手段
100 判定手段
101 パターン記憶手段
102 分類・指示手段
W ウエーハ
WR 裏面(表面)

Claims (2)

  1. ウエーハを保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを研削又は研摩する加工手段と、加工手段で加工されたウエーハの表面を洗浄する洗浄手段と、各構成要素を制御する制御手段と、を備えた加工装置であって、
    該加工手段で加工され、該洗浄手段で洗浄されたウエーハの表面を検査し、ウエーハ表面の傷又ウエーハに付着した異物を検査する検査手段と、
    該検査手段によって検査されたウエーハの検査結果を判定する判定手段と、を有し、
    該判定手段は、
    想定される複数の検査結果のパターンと、該パターンに応じた該制御手段への指令を記憶するパターン記憶手段と、
    該パターン記憶手段に記憶された該パターンと照合し、該検査手段によって検査されたウエーハの検査結果を特定の該パターンに分類し、該パターンに対応した該指令を該制御手段に指示する分類・指示手段と、を備える加工装置。
  2. 前記制御手段に指示される前記指令は、前記加工手段による加工条件、又は前記洗浄手段による洗浄条件の変更である請求項1記載の加工装置。
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