JP2015076226A - スライド型入力装置 - Google Patents

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石川 新治
Shinji Ishikawa
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Abstract

【課題】スライド操作時においてガタツキやふらつきの発生が低減されたスライド型入力装置を提供することを目的とする。【解決手段】スライド型入力装置は、上ケース21と下ケース11とで収納空間21sを形成したベース体1と、下ケース11の内底面11fに沿って平行にスライド移動可能なスライダ2と、スライダ2に一体化されて上方に配設された操作軸体3jを有した操作部材3と、を備え、スライダ2が平板状の基体部K2と上方に突出した軸部J2とを有し、基体部K2とベース体1との間に板ばねF12が介在され、板ばねF12には、スライダ2側或いはベース体1側と接触する接触部F12cを3つ以上有し、接触部F12cのそれぞれは、操作軸体3jを囲んで均等に配設されており、平面視して互いに直交する第1方向DR1と第2方向DR2を含む方向にスライド操作がされた際に、板ばねF12がスライダ2を付勢することを特徴とする。【選択図】図10

Description

本発明は、手動操作される操作部材の横方向へのスライド操作が行えるスライド型入力装置に関する。
近年、エアコンやオーディオ或いはナビゲーション等の車載用制御機器の操作部材を手動操作して機能調整等を行う際に、この操作部材の横方向へのスライド操作が行えるスライド型入力装置が種々提案されている。
このような操作部材の横方向へのスライド操作が行えるスライド型入力装置として、特許文献1では、力覚付与型多方向入力装置950が提案されている。図24は、特許文献1の力覚付与型多方向入力装置950を説明する分解斜視図であり、図25は、特許文献1の力覚付与型多方向入力装置950を説明する縦断面図である。
図24及び図25に示す力覚付与型多方向入力装置950は、支持ベース911(下ケース921及び上ケース922)及び縦動部材912を有するベース体904と、支持ベース911にスライド移動可能に支持されたスライダ903と、スライダ903と係合された操作ノブ902と、駆動力を発生させる回転モータ(917、918)及び操作ノブ902に駆動力を伝達する伝達手段(914、915、916)を有した力覚付与ユニット905と、力覚付与ユニット905が設置される基台901(筐体907、底板908等)と、操作ノブ902の押下を検出する押動検出手段906と、から主に構成されている。また、スライダ903は、図25に示すように、支持ベース911の収納空間911a内に収納されており、スライダ903の上面に配設されたコイルばね924と駆動ピン925により、収納空間911aの天井面である上ケース922の下面に圧接されるとともに、その反力により収納空間911aの内底面である下ケース921の摺接平面921fに向けて弾性付勢されている。
そして、この力覚付与型多方向入力装置950は、スライダ903と係合され一体化された操作ノブ902をスライド移動させると、スライダ903が下ケース921の摺接平面921fを摺動してスライド移動し、スライダ903の横方向のスライド位置に基づく駆動力を力覚付与ユニット905で発生させ、その駆動力が操作ノブ902に伝達されるようになっている。
特開2012−79620号公報
しかしながら、従来例の構成は、図24及び図25に示すように、スライダ903を下ケース921の摺接平面921fに向けて弾性付勢しているコイルばね924及び駆動ピン925が2組しか配設されていない。このため、コイルばね924及び駆動ピン925が配設されている一方向(図24に示すY方向)へのスライダ903のスライド移動では、ガタツキやふらつきを抑えられるが、一方向と直交する他方向(図24に示すX方向)へのスライダ903のスライド移動では、スライダ903がスライド移動の方向(他方向)とは違う方向に僅かながら傾倒する虞がある。このような傾倒によるガタツキやふらつきの発生がスライド操作時に起きる虞があるので、ユーザに対して操作感触が悪くなる、という懸念があった。
本発明は、上述した懸念を解決するもので、スライド操作時においてガタツキやふらつきの発生が低減されたスライド型入力装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のスライド型入力装置は、上面部に第1開口部を有する上ケースと前記上ケースに係合する下ケースとで収納空間を形成したベース体と、前記収納空間内に配設され、前記下ケースの内底面に沿って平行にスライド移動可能に前記ベース体に支持されたスライダと、該スライダに一体化されて前記第1開口部の上方に配設された操作軸体を有した操作部材と、前記操作部材のスライド操作を検出する検出手段と、を備えたスライド型入力装置であって、前記スライダが、平板状の基体部と該基体部から上方に突出した軸部とを有し、該基体部と前記ベース体との間に、前記基体部と前記ベース体とを離間する方向に付勢する板ばねが介在され、該板ばねには、前記スライダ側或いは前記ベース体側と接触する接触部を3つ以上有し、前記操作部材が操作されない初期状態において、前記接触部のそれぞれは、前記操作軸体を囲んで均等に配設されており、平面視して互いに直交する第1方向と第2方向を含む方向にスライド操作がされた際に、前記板ばねが、前記スライダを付勢することを特徴としている。
これによれば、本発明のスライド型入力装置は、操作部材が操作されない初期状態において、板ばねの3つ以上の接触部が操作軸体を囲んで均等に配設されているので、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向にスライダがスライド移動しても、スライダの基体部とベース体とを離間する方向に板ばねが均等に付勢している。このことにより、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向のスライド操作がされても、ガタツキなくスライダをスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触を良好にすることができる。
また、本発明のスライド型入力装置は、前記板ばねが前記スライダ或いは前記操作部材に保持され、前記板ばねの前記接触部が前記ベース体と接触するとともに、前記板ばねが前記スライダと一体となってスライド移動することを特徴としている。
これによれば、操作部材がスライド操作された際にも、基体部とベース体とを離間する方向に付勢する付勢力を、操作軸体を囲んで均等に配設された接触部から、常に均等に受けるようになる。このことにより、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向のスライド操作がされても、よりガタツキなくスライダをスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより良好にすることができる。
また、本発明のスライド型入力装置は、前記基体部の基体上面に前記板ばねが保持され、前記板ばねの前記接触部が前記上ケースの天井面に当接し、前記板ばねが前記基体上面と前記天井面とを離間する方向に付勢することを特徴としている。
これによれば、スライダが下ケースに押し付けられる方向に付勢されるようになる。一方、操作部材のスライド操作の際には、下ケースを押し付けるようにしてスライド操作が行われる場合が多い。このため、押し付ける方向が両者で一致するので、スライダを下ケースに沿って安定的にスライド移動させることができる。このことにより、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層ガタツキなくスライダをスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層良好にすることができる。
また、本発明のスライド型入力装置は、前記接触部が3つであり、平面視して、前記接触部の3つが三角形状の頂点を形成するとともに、前記操作軸体の軸中心が前記三角形状の重心と略一致することを特徴としている。
これによれば、操作軸体を囲んで均等に配設された接触部が、常に均等に上ケースの天井面を付勢することとなる。このことにより、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層益々ガタツキなくスライダをスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層益々良好にすることができる。
また、本発明のスライド型入力装置は、前記接触部が4つであり、平面視して、前記接触部の4つが前記操作軸体の軸中心から等距離に配設されていることを特徴としている。
これによれば、操作軸体を囲んで均等に配設された接触部が、常に均等に上ケースの天井面を付勢することとなる。このことにより、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層益々ガタツキなくスライダをスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層益々良好にすることができる。
また、本発明のスライド型入力装置は、前記板ばねが前記上ケースに保持され、前記板ばねの前記接触部が前記基体部の基体上面に当接し、前記板ばねが前記基体上面と前記上ケースの天井面とを離間する方向に付勢することを特徴としている。
これによれば、スライダの基体部の基体上面と上ケースの天井面とを離間する方向に付勢する接触部を有した板ばねが上ケースに保持されているので、互いに直交する第1方向と第2方向を含む方向にスライド操作がされた際にも、板ばねが、スライダを常に付勢するようになる。この際に、操作部材が操作されない初期状態において、板ばねの3つ以上の接触部がスライダに一体化された操作軸体を囲んで均等に配設されているので、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向にスライダがスライド移動しても、スライダの基体上面と上ケースの天井面とを離間する方向に均等に付勢している。このことにより、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向のスライド操作がされても、ガタツキなくスライダをスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触を良好にすることができる。
また、本発明のスライド型入力装置は、前記板ばねが、金属板から形成されており、略中央に第2開口部を有したベース部と、該ベース部から突出して形成された3つ以上の腕部と、該腕部の先端側に形成された前記接触部と、を有し、前記スライダの前記軸部が前記第2開口部に挿通されることを特徴としている。
これによれば、金属板に穴加工及び曲げ加工を施して、ベース部、腕部及び接触部を一体化して作製することができる。このことにより、1つの板ばねを容易に作製できるとともに、組立てする際にも、容易に収納空間内に配設することができる。
また、本発明のスライド型入力装置は、前記スライダの横方向のスライド位置に基づく駆動力を前記操作部材に付与可能な力覚付与ユニットを有し、該力覚付与ユニットが、前記駆動力を発生させる駆動源と、前記操作部材に前記駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、を備え、該駆動力伝達手段が、前記操作部材の前記スライド移動によって回転駆動されるギア部と、該ギア部から上方に突出し前記スライダと係合する突設部と、を有することを特徴としている。
これによれば、スライド操作が行われた際に、ユーザに対して力覚の操作感触を与えることができ、スライド操作における操作感を良好にすることができる。
本発明のスライド型入力装置は、操作部材が操作されない初期状態において、板ばねの3つ以上の接触部が操作軸体を囲んで均等に配設されているので、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向にスライダがスライド移動しても、スライダの基体部とベース体とを離間する方向に板ばねが均等に付勢している。このことにより、第1方向及び第2方向を含むいずれの方向のスライド操作がされても、ガタツキなくスライダをスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触を良好にすることができる。
本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する上面図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図3(a)は、図1に示すY2側から見た正面図であり、図3(b)は、図1に示すX1側から見た側面図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図2に示すV−V線における断面図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図2に示すVI−VI線における断面図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、ベース体及びスライダの部分における斜視図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図7の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図9(a)は、図7に示すY2側から見た正面図であり、図9(b)は、図7に示すX1側から見た側面図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する模式図であって、図10(a)は、図7を模式化した上面図であり、図11(b)は、図9(a)を模式化した正面図であり、図10(c)は、図9(b)を模式化した側面図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置に係わる板ばねを説明する図であって、図11(a)は、図8に示すZ1側から見た板ばねの上面図であり、図11(b)は、図8に示すY2側から見た板ばねの正面図であり、図11(c)は、図8に示すX1側から見た板ばねの側面図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、力覚付与ユニットの部分における斜視図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図12の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図14(a)は、図12をY2側から見た正面図であり、図14(b)は、図12をX2側から見た側面図である。 本発明の第2実施形態のスライド型入力装置を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、ベース体及びスライダの部分における斜視図である。 本発明の第2実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図16の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態のスライド型入力装置を説明する模式図であって、図18(a)は、図16を模式化した上面図であり、図18(b)は、図16を模式化した正面図であり、図18(c)は、図16を模式化した側面図である。 本発明の第2実施形態のスライド型入力装置に係わる板ばねを説明する図であって、図19(a)は、図17に示すZ1側から見た板ばねの上面図であり、図19(b)は、図17に示すY2側から見た板ばねの正面図であり、図19(c)は、図17に示すX1側から見た板ばねの側面図である。 本発明の実施形態の変形例を説明する図であって、図20(a)は、変形例1の板ばねを示す上面図であり。図20(b)は、板ばねの側面図である。 本発明の実施形態の変形例を説明する図であって、図21(a)は、変形例2の板ばねを示す上面図であり。図21(b)は、板ばねの側面図である。 本発明の実施形態の変形例を説明する模式図であって、図22(a)は、変形例3のベース体及びスライダの部分における側面図であり。図22(b)は、変形例4のベース体及びスライダの部分における側面図である。 本発明の実施形態の変形例を説明する模式図であって、図23(a)は、変形例6のベース体及びスライダの部分における側面図であり。図23(b)は、変形例7のベース体及びスライダの部分における側面図である。 従来例の力覚付与型多方向入力装置を説明する分解斜視図である。 従来例の力覚付与型多方向入力装置を説明する縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511を説明する斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511を説明する上面図である。図3は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511を説明する図であって、図3(a)は、図1に示すY2側から見た正面図であり、図3(b)は、図1に示すX1側から見た側面図である。図4は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511を説明する分解斜視図である。
本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511は、図1ないし図3に示すような外観を呈しており、図4に示すように、収納空間(11s、21s)を形成したベース体1と、スライド移動可能にベース体1に支持されたスライダ2と、スライダ2の平板状の基体部K2を付勢する板ばねF12と、ベース体1の上方に配設された操作部材3と、操作部材3のスライド操作を検出する検出手段M5と、を備えて構成されている。他に、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511では、操作部材3に駆動力を付与可能な力覚付与ユニットU4と、力覚付与ユニットU4が設置された基台9と、検出手段M5が搭載される回路基板10と、基台9と係合される下カバー59と、を有している。そして、ユーザにより、操作部材3へのスライド操作が行われるようになっている。このスライド操作とは、平面視して互いに直交する第1方向DR1(図2に示すX方向)と第2方向DR2(図2に示すY方向)を含む方向に操作部材3をスライド移動させる操作のことを示している。
次に、各構成部材について詳細に説明する。
先ず、操作部材3のスライド操作に係わる構成部材について説明する。図5は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511を説明する図であって、図2に示すV−V線における断面図である。図6は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511を説明する図であって、図2に示すVI−VI線における断面図である。図7は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、ベース体1及びスライダ2の部分における斜視図である。図9は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図9(a)は、図7に示すY2側から見た正面図であり、図9(b)は、図7に示すX1側から見た側面図である。図8は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図7の分解斜視図である。図10は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する模式図であって、図10(a)は、図7を模式化した上面図であり、図11(b)は、図9(a)を模式化した正面図であり、図10(c)は、図9(b)を模式化した側面図である。なお、図10は、操作部材3が操作されない初期状態を示している。図11は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置に係わる板ばねF12を説明する図であって、図11(a)は、図8に示すZ1側から見た板ばねF12の上面図であり、図11(b)は、図8に示すY2側から見た板ばねF12の正面図であり、図11(c)は、図8に示すX1側から見た板ばねF12の側面図である。
操作部材3は、図1及び図3に示すように、手で把持される操作ノブ3tと、操作ノブ3tの中心部から下方に延設された筒状の操作軸体3jとから構成され、ベース体1の上方に配設されている。また、図5及び図6に示すように、操作部材3の操作軸体3jとスライダ2の軸部J2とが係合され、スライダ2に一体化されている。そして、ユーザにより、操作ノブ3tが把持されてスライド操作が行われるようになる。このスライド操作に伴って、操作部材3と一体化されたスライダ2がスライド移動することとなる。
ベース体1は、図4及び図8に示すように、外縁部に起立壁11aが立設された矩形状の下ケース11と、起立壁11aの上方空間を覆う箱状の上ケース21とからなり、これら下ケース11と上ケース21は、図7及び図9に示すように、対角に位置する2ヶ所の穴部A1h(図7を参照)を用いてねじ等により係合されて一体化されている。また、ベース体1の下ケース11の起立壁11aで囲まれた内底面11fが平面形状となっており、上ケース21の上面部A21も同様に平面形状となっており、この内底面11fとこの上面部A21とが平行に対向して配設されている。そして、図5及び図6に示すように、この内底面11f、上面部A21及び起立壁11aとで、収納空間21sを形成している。
ベース体1の下ケース11には、図7ないし図9に示すように、起立壁11aとは反対方向に延設された下垂壁11bも有しており、この下垂壁11b側が基台9の上面側に載置されて、基台9にねじ等を用いて固定されている。そして、図5及び図6に示すように、下ケース11の内底面11f及び下垂壁11bと基台9とで、収納空間11sを形成している。
また、下ケース11の内底面11fには、図8に示すように、細長い貫通穴11hが2つ設けられており、それぞれが直交するように配置されている。そして、この貫通穴11hに、図4に示す力覚付与ユニットU4の突設部(T34、T44)が挿通されるようになっている。
ベース体1の上ケース21には、図4、図7及び図8に示すように、上面部A21の中央部に第1開口部21hを有しており、スライド型入力装置511が組立てられた際には、図1に示すように、この第1開口部21hにスライダ2の軸部J2が挿通されるとともに、スライダ2と係合して一体化された操作部材3がベース体1の上方に配設されるようになる。
ベース体1の収納空間21sには、図5及び図6に示すように、スライダ2の平板状の基体部K2が収納されている。更に、ベース体1の収納空間21sには、スライダ2の基体部K2とベース体1の上ケース21の上面部A21との間に、板ばねF12が介在されて収納されているとともに、スライダ2の基体部K2の下方(図6に示すZ2方向)に、被摺動部材S2が配設されて収納されている。また、下ケース11の内底面11fと基台9との間に形成された収納空間11sには、力覚付与ユニットU4の一部が収納されている。
スライダ2は、図4、図6及び図8に示すように、下ケース11の内底面11fの形状に沿った平板状の基体部K2と、基体部K2の中央部から上方に突出した軸部J2と、から構成され、前述したように、スライダ2の基体部K2がベース体1の収納空間21sに収容されるとともに、スライダ2の軸部J2が上ケース21の第1開口部21hに挿通されて、ベース体1の上方側に露出するように配設されている。そして、図1に示すように、この露出したスライダ2の軸部J2に操作部材3が係合されている。
スライダ2の基体部K2の底面側(図6に示すZ2方向側)には、下ケース11の内底面11fの形状に沿った平板状の被摺動部材S2が配設され、この被摺動部材S2の上面側をスライダ2が摺動して、収納空間21sを下ケース11の内底面11fに沿って平行にスライド移動するようになっている。この被摺動部材S2には、L字形状の貫通穴S2hが設けられており、図4に示す力覚付与ユニットU4における駆動力伝達手段(34、44)の突設部(T34、T44)が挿通されて、駆動力伝達手段(34、44)の横方向のスライド移動を許容する形状で形成されている。
板ばねF12は、図4、図8及び図11に示すように、枠状に形成され略中央に第2開口部F12hを有したベース部F12kと、ベース部F12kの四隅から上方(図11に示すZ1方向)に突出して形成された4つの腕部F12aと、腕部F12aの先端側に形成された接触部F12cと、から構成されている。
また、板ばねF12は、金属板に穴加工及び曲げ加工を施して、ベース部F12k、腕部F12a及び接触部F12cを一体化して形成している。このことにより、1つの板ばねF12を容易に作製できるとともに、組立てる際にも、容易に収納空間21s内に配設することができる。
また、板ばねF12は、図6、図7及び図10に示すように、スライダ2の軸部J2が第2開口部F12hに挿通され、スライダ2の基体部K2とベース体1の上ケース21の上面部A21との間に配設されている。そして、板ばねF12は、図10に示すように、板ばねF12のベース部F12kがスライダ2の基体部K2の基体上面K2u(図8を参照)と係合してスライダ2に保持されるとともに、板ばねF12の腕部F12aの接触部F12cが、ベース体1の上ケース21の上面部A21における収納空間21s側の天井面A21uに当接して接触している。これにより、この板ばねF12が基体部K2の基体上面K2uと上ケース21の天井面A21uとを離間する方向に付勢するようになる。つまり、この板ばねF12がスライダ2の基体部K2とベース体1(上ケース21)とを離間する方向に付勢していることとなる。
そして、操作部材3が操作されない初期状態からユーザにより操作部材3がスライド操作された際には、板ばねF12は、操作部材3と一体化されたスライダ2と一体となってスライド移動するようになる。その際にも、板ばねF12は、常にスライダ2を付勢している。この板ばねF12の付勢部である接触部F12cのそれぞれは、図10に示すように、操作部材3が操作されない初期状態において、操作部材3の操作軸体3jを囲んで均等に配設されているので、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向にスライダ2がスライド移動しても、スライダ2の基体部K2とベース体1とを離間する方向に板ばねF12が均等に付勢することとなる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触を良好にすることができる。
特に、本発明の第1実施形態では、板ばねF12がスライダ2に保持され、操作部材3がスライド操作された際にも、スライダ2と一体となって、板ばねF12がスライド移動するので、基体部K2とベース体1とを離間する方向に付勢する付勢力を、操作軸体3jを囲んで均等に配設された接触部F12cから、常に均等に受けるようになる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、よりガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより良好にすることができる。
更に、本発明の第1実施形態では、図10に示すように、接触部F12cが4つであり、平面視して、接触部F12cの4つが操作軸体3jの軸中心から等距離に配設されている。これにより、操作軸体3jを囲んで均等に配設された接触部F12cが、常に均等に上ケース21の天井面A21uを付勢することとなる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層良好にすることができる。
また、本発明の第1実施形態では、板ばねF12がスライダ2の基体部K2の基体上面K2uに保持され、接触部F12cが上ケース21の天井面A21uに当接して付勢するので、スライダ2が下ケース11に押し付けられる方向に付勢されるようになる。一方、操作部材3のスライド操作の際には、下ケース11を押し付けるようにしてスライド操作が行われる場合が多い。このため、押し付ける方向が両者で一致するので、スライダ2を下ケース11に沿って安定的にスライド移動させることができる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層益々ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層益々良好にすることができる。
次に、操作部材3への力覚付与に係わる構成部品と入力に係わる構成部品について説明する。図12は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、力覚付与ユニットU4の部分における斜視図である。図13は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図12の分解斜視図である。図14は、本発明の第1実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図14(a)は、図12をY2側から見た正面図であり、図14(b)は、図12をX2側から見た側面図である。
操作部材3への力覚を付与する力覚付与ユニットU4は、図12に示すように、駆動力を発生させる駆動源である回転モータ(14、24)と、操作部材3に駆動力を伝達する駆動力伝達手段(34、44)と、を備えて構成されており、他に、駆動源(14、24)及び駆動力伝達手段(34、44)を軸支する支持板74と、上部軸受(84a、84b)及び下部軸受(94a、94b)と、を有している。
力覚付与ユニットU4の駆動源である回転モータ(14、24)は、一般的な電磁モータを2つ用いており、図12及び図14に示すように、回転モータ(14、24)の駆動軸の一端側には、歯車(14g,24g)がそれぞれ設けられており、この歯車(14g,24g)が支持板74の貫通穴74h(図13を参照)に挿通され、支持板74の上面側に露出している。また、それぞれの回転モータ(14、24)の上端は、図示はしていないが、支持板74とねじ止めされて、支持板74に固定されている。
力覚付与ユニットU4の駆動力伝達手段(34、44)は、図12に示すように、一方の回転モータ14と噛合いしている第1駆動力伝達手段34と、他方の回転モータ24と噛合いしている第2駆動力伝達手段44と、から構成されている。また、第1駆動力伝達手段34は、板状で係合溝34rが形成されたギア部G34と、ギア部G34から上方に突出した突設部T34とから構成されている。同様にして、第2駆動力伝達手段44も、板状で係合溝44rが形成されたギア部G44と、ギア部G44から上方に突出した突設部T44とから構成されている。
そして、第1駆動力伝達手段34は、図12に示すように、支持板74に載置され、ギア部G34に設けられた貫通穴G34h(図13を参照)と支持板74に設けられた貫通穴74k(図13を参照)とが重ね合わせられた後、この貫通穴74k及び貫通穴G34hに下部軸受94aが挿通されて、上部軸受84aが下部軸受94aに嵌合されて止められる。これにより、第1駆動力伝達手段34は、上部軸受84a及び下部軸受94aを軸中心として、回動駆動が可能になる。同様にして、第2駆動力伝達手段44も、貫通穴G44hと貫通穴74kとが重ね合わせられた後、上部軸受84b及び下部軸受94bにより止められて、上部軸受84b及び下部軸受94bを軸中心として、回動駆動が可能となるように支持板74に載置される。
また、第1駆動力伝達手段34及び第2駆動力伝達手段44が支持板74に載置された際には、図12に示すように、第1駆動力伝達手段34の係合溝34rと回転モータ14の歯車14gとが噛合うとともに、第2駆動力伝達手段44の係合溝44rと回転モータ24の歯車24gとが噛合うようになる。これにより、第1駆動力伝達手段34及び第2駆動力伝達手段44が回動駆動されると、第1駆動力伝達手段34及び第2駆動力伝達手段44に連動して歯車14g及び歯車24gが回転し、それとは逆に、回転モータ(14、24)の歯車(14g、24g)を回転駆動すると、第1駆動力伝達手段34及び第2駆動力伝達手段44が連動して回動するようになっている。
また、スライド型入力装置511が組立てられた際には、図示はしていないが、第1駆動力伝達手段34の突設部T34及び第2駆動力伝達手段44の突設部T44がスライダ2の基体部K2の底面側と係合するようになる。そして、スライダ2のスライド移動に伴って、第1駆動力伝達手段34の突設部T34及び第2駆動力伝達手段44の突設部T44が回動するようになり、第1駆動力伝達手段34のギア部G34及び第2駆動力伝達手段44のギア部G44が回動駆動される。つまり、ユーザによりスライド操作がされると、操作部材3がスライド移動し、操作部材3のスライド移動によってスライダ2がスライド移動し、ギア部G34及びギア部G44が回動駆動されるようになる。従って、ユーザによるスライド操作が、ギア部G34及びギア部G44を介して、回転モータ(14、24)の歯車(14g、24g)に伝わるようになる。それとは逆に、回転モータ(14、24)を回転させると、歯車(14g、24g)を介して、第1駆動力伝達手段34及び第2駆動力伝達手段44に駆動力が伝わるようになり、この駆動力は、スライダ2を介して、操作部材3に伝達することができる。
また、スライド型入力装置511が組立てられた際には、図示はしていないが、支持板74は、基台9の台座部9d(図4を参照)に載置され、ねじ止め等により基台9に固定される。すなわち、力覚付与ユニットU4は基台9に設置される。
操作部材3のスライド操作を検出する検出手段M5は、図13に示すように、リング状の永久磁石15と、永久磁石15と対向して配設された磁気センサ25と、から構成され、図14に示すように、回転モータ14及び回転モータ24にそれぞれ1組ずつ配設されている。
検出手段M5の永久磁石15は、回転モータ(14、24)の駆動軸の他端側に係合されて、回転モータ(14、24)の回転に合わせて回転するようになっており、検出手段M5の磁気センサ25は、回路基板10に搭載されている。また、検出手段M5は、永久磁石15が駆動軸の回転と同時に回転することによる磁界の変化を、磁気センサ25で検出することにより、駆動軸の回転角度を検出できるようになっている。そして、検出手段M5は、この回転角度と第1駆動力伝達手段34及び第2駆動力伝達手段44の回動角度との相関を取ることにより、スライダ2の横方向のスライド位置を算出している。これにより、ユーザによる操作部材3のスライド操作の入力が行えるようになる。
また、このようにして、検出手段M5により、スライダ2の横方向のスライド位置を検出できるので、スライダ2の横方向のスライド位置に基づく駆動力を任意に発生させるため、力覚付与ユニットU4は、駆動力を発生させる駆動源である回転モータ(14、24)の回転を制御している。つまり、力覚付与ユニットU4により、スライダ2の横方向のスライド位置に基づく駆動力を、スライダ2を介して、操作部材3に付与することができる。これにより、スライド操作が行われた際に、ユーザに対して力覚の操作感触を与えることができ、スライド操作における操作感を良好にすることができる。なお、本発明の第1実施形態では、検出手段M5として、永久磁石15と磁気センサ25を組み合わせて用いたが、これに限るものではなく、例えば、駆動軸の回転方向と回転角度を個別に検出するロータリエンコーダ等であっても良い。
最後に、基台9は、図1、図3及び図4に示すように、箱状形状に形成され、スライド型入力装置511の外殻の一部をなす中空構造で構成されている。また、基台9は、図4に示すように、中空構造の四角筒状空間が台座部9dで上下に仕切られており、台座部9dの上方でベース体1の下ケース11とで形成された収納空間11sと、台座部9dの下方に形成された収容空間11uとを有している。
また、基台9には、他の機器との接続のための係合部9rが長辺方向(図1に示すX方向)にそれぞれ設けられている。また、基台9には、基台9の下部開放端を蓋閉する下カバー59がねじ等で固定されている。下カバー59には、回路基板10が載置されて固定されている。なお、収納空間11sには、主に、力覚付与ユニットU4の駆動力伝達手段(34、44)及び支持板74が収納され、収容空間11uには、主に、力覚付与ユニットU4の駆動源(14、24)、検出手段M5及び回路基板10が収容されている。
以上のように構成された本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511における、効果について、以下に説明する。
本発明の第1実施形態のスライド型入力装置511は、スライダ2の基体部K2とベース体1とを離間する方向に付勢する接触部F12cを4つ有した板ばねF12が介在されているので、互いに直交する第1方向DR1と第2方向DR2を含む方向にスライド操作がされた際に、板ばねF12が、スライダ2を付勢するようになる。この際に、操作部材3が操作されない初期状態において、板ばねF12の4つの接触部F12cが操作軸体3jを囲んで均等に配設されているので、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向にスライダ2がスライド移動しても、スライダ2の基体部K2とベース体1とを離間する方向に板ばねF12が均等に付勢している。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触を良好にすることができる。
また、板ばねF12がスライダ2に保持され、操作部材3がスライド操作された際にも、スライダ2と一体となって、板ばねF12がスライド移動するので、基体部K2とベース体1とを離間する方向に付勢する付勢力を、操作軸体3jを囲んで均等に配設された接触部F12cから、常に均等に受けるようになる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、よりガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより良好にすることができる。
また、板ばねF12がスライダ2の基体部K2の基体上面K2uに保持され、接触部F12cが上ケース21の天井面A21uに当接して付勢するので、スライダ2が下ケース11に押し付けられる方向に付勢されるようになる。一方、操作部材3のスライド操作の際には、下ケース11を押し付けるようにしてスライド操作が行われる場合が多い。このため、押し付ける方向が両者で一致するので、スライダ2を下ケース11に沿って安定的にスライド移動させることができる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層良好にすることができる。
また、接触部F12cの4つが平面視して操作軸体3jの軸中心から等距離に配設されているので、操作軸体3jを囲んで均等に配設された接触部F12cが、常に均等に上ケース21の天井面A21uを付勢することとなる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層益々ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層益々良好にすることができる。
また、板ばねF12が、略中央に第2開口部F12hを有したベース部F12kと、ベース部F12kから突出して形成された4つの腕部F12aと、腕部F12aの先端側に形成された接触部F12cと、から形成されているので、金属板に穴加工及び曲げ加工を施して、ベース部F12k、腕部F12a及び接触部F12cを一体化して作製することができる。このことにより、1つの板ばねF12を容易に作製できるとともに、組立てる際にも、容易に収納空間21s内に配設することができる。
また、スライダ2の横方向のスライド位置に基づく駆動力を操作部材3に付与可能な力覚付与ユニットU4を有しているので、スライド操作が行われた際に、ユーザに対して力覚の操作感触を与えることができ、スライド操作における操作感を良好にすることができる。
[第2実施形態]
図15は、本発明の第2実施形態のスライド型入力装置522を説明する斜視図である。図16は、本発明の第2実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、ベース体B1及びスライダ2の部分における斜視図である。図17は、本発明の第2実施形態のスライド型入力装置を説明する図であって、図16の分解斜視図である。図18は、本発明の第2実施形態のスライド型入力装置を説明する模式図であって、図18(a)は、図16を模式化した上面図であり、図18(b)は、図16を模式化した正面図であり、図18(c)は、図16を模式化した側面図である。なお、図18は、操作部材B3が操作されない初期状態を示している。図19は、本発明の第2実施形態のスライド型入力装置に係わる板ばねF22を説明する図であって、図19(a)は、図17に示すZ1側から見た板ばねF22の上面図であり、図19(b)は、図17に示すY2側から見た板ばねF22の正面図であり、図19(c)は、図17に示すX1側から見た板ばねF22の側面図である。また、第2実施形態のスライド型入力装置522は、第1実施形態に対し、主に板ばねF22の構成が異なる。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本発明の第2実施形態のスライド型入力装置522は、図15に示すように、第1実施形態と同様な外観を呈しており、図15ないし図17に示すように、収納空間(11s、21s)を形成したベース体B1と、スライド移動可能にベース体B1に支持されたスライダ2と、スライダ2の平板状の基体部K2を付勢する板ばねF22と、ベース体B1の上方に配設された操作部材B3と、操作部材B3のスライド操作を検出する検出手段M5(図示していない)と、を備えて構成されている。他に、本発明の第2実施形態のスライド型入力装置522では、操作部材B3に駆動力を付与可能な力覚付与ユニットU4(図示していない)と、力覚付与ユニットU4が設置された基台B9と、検出手段M5が搭載される回路基板10(図示していない)と、基台B9と係合される下カバーB59と、を有している。そして、ユーザにより、操作部材B3へのスライド操作が行われるようになっている。このスライド操作とは、平面視して互いに直交する第1方向DR1(図15に示すX方向)と第2方向DR2(図15に示すY方向)を含む方向に操作部材B3をスライド移動させる操作のことを示している。
次に、第1実施形態と違う構成について詳細に説明する。なお、スライダ2、力覚付与ユニットU4及び検出手段M5に付いては、本発明の第1実施形態と同様な構成なので、詳細な説明を省略する。
操作部材B3は、図15に示すように、手で把持される操作ノブB3tと、操作ノブB3tの中心部から下方に延設された筒状の操作軸体B3jとから構成され、ベース体B1の上方に配設されている。また、操作部材B3の操作軸体B3jとスライダ2の軸部J2とが係合され、スライダ2に一体化されている。そして、ユーザにより、操作ノブB3tが把持されてスライド操作が行われるようになる。このスライド操作に伴って、操作部材3Bと一体化されたスライダ2がスライド移動することとなる。
ベース体B1は、図17に示すように、外縁部に起立壁11aが立設された矩形状の下ケースB11と、起立壁11aの上方空間を覆う箱状の上ケースB21とからなり、これら下ケースB11と上ケースB21は、図16に示すように、対角に位置する2ヶ所の穴部B1hを用いてねじ等により係合されて一体化されている。また、ベース体B1の下ケースB11の起立壁11aで囲まれた内底面B11fが平面形状となっており、上ケースB21の上面部J21も同様に平面形状となっており、この内底面B11fとこの上面部J21とが平行に対向して配設されている。そして、この内底面B11f、上面部J21及び起立壁11aとで、収納空間21sを形成している。
ベース体B1の下ケースB11には、図1ないし図3に示すように、起立壁11aとは反対方向に延設された下垂壁11bも有しており、この下垂壁11b側が基台B9の上面側に載置されて、基台B9にねじ等を用いて固定されている。そして、下ケースB11の内底面B11f及び下垂壁11bと基台B9とで、収納空間11sを形成している。
ベース体B1の上ケースB21には、図15ないし図17に示すように、上面部J21の中央部に第1開口部21hを有しており、スライド型入力装置522が組立てられた際には、図15に示すように、この第1開口部21hにスライダ2の軸部J2が挿通されるとともに、スライダ2と係合して一体化された操作部材B3がベース体B1の上方に配設されるようになる。
ベース体B1の収納空間21sには、図示はしていないが、スライダ2の平板状の基体部K2が収納されている。更に、ベース体B1の収納空間21sには、スライダ2の基体部K2とベース体B1の上ケースB21の上面部J21との間に、板ばねF22が介在されて収納されている。なお、本発明の第2実施形態では、第1実施形態で用いた被摺動部材S2を用いておらず、スライダ2の基体部K2の底面側(図17に示すZ2方向側)が、下ケースB11の内底面B11fに載置され、下ケースB11の内底面B11fをスライダ2が摺動して、収納空間21sを内底面B11fに沿って平行にスライド移動するようになっている。
また、下ケースB11の内底面B11fと基台B9との間に形成された収納空間11sには、図示はしていないが、力覚付与ユニットU4の一部が収納されている。
板ばねF22は、図17及び図19に示すように、枠状に形成され略中央に第2開口部F22hを有したベース部F22kと、ベース部F22kの3点から上方(図11に示すZ1方向)に突出して形成された3つの腕部F22aと、腕部F22aの先端側に形成された接触部F22cと、から構成されている。
また、板ばねF22は、金属板に穴加工及び曲げ加工を施して、ベース部F22k、腕部F22a及び接触部F22cを一体化して形成している。このことにより、1つの板ばねF22を容易に作製できるとともに、組立てる際にも、容易に収納空間21s内に配設することができる。
また、板ばねF22は、図16及び図18に示すように、スライダ2の軸部J2が第2開口部F22hに挿通され、スライダ2の基体部K2とベース体B1の上ケースB21の上面部J21との間に配設されている。そして、板ばねF22は、図18に示すように、板ばねF22のベース部F22kがスライダ2の基体部K2の基体上面K2u(図16を参照)と係合してスライダ2に保持されるとともに、板ばねF22の腕部F22aの接触部F22cが、ベース体B1の上ケースB21の上面部J21における収納空間21s側の天井面B21uに当接して接触している。これにより、この板ばねF22が基体部K2の基体上面K2uと上ケースB21の天井面B21uとを離間する方向に付勢するようになる。つまり、この板ばねF22がスライダ2の基体部K2とベース体B1(上ケースB21)とを離間する方向に付勢していることとなる。
そして、操作部材B3が操作されない初期状態からユーザにより操作部材B3がスライド操作された際には、板ばねF22は、操作部材B3と一体化されたスライダ2と一体となってスライド移動するようになる。その際にも、板ばねF22は、常にスライダ2を付勢している。この板ばねF22の付勢部である接触部F22cのそれぞれは、図18に示すように、操作部材B3が操作されない初期状態において、操作部材B3の操作軸体B3jを囲んで均等に配設されているので、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向にスライダ2がスライド移動しても、スライダ2の基体部K2とベース体B1とを離間する方向に板ばねF22が均等に付勢することとなる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触を良好にすることができる。
特に、本発明の第2実施形態では、板ばねF22がスライダ2に保持され、操作部材B3がスライド操作された際にも、スライダ2と一体となって、板ばねF22がスライド移動するので、基体部K2とベース体B1とを離間する方向に付勢する付勢力を、操作軸体B3jを囲んで均等に配設された接触部F22cから、常に均等に受けるようになる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、よりガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより良好にすることができる。
更に、本発明の第2実施形態では、図18(a)に示すように、接触部F22cが3つであり、平面視して、接触部F22cの3つが三角形状の頂点を形成するとともに、操作軸体B3jの軸中心が三角形状の重心CGと略一致するように構成されている。これにより、操作軸体B3jを囲んで均等に配設された接触部F22cが、常に均等に上ケースB21の天井面B21uを付勢することとなる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層良好にすることができる。
また、本発明の第2実施形態では、板ばねF22がスライダ2の基体部K2の基体上面K2uに保持され、接触部F22cが上ケースB21の天井面B21uに当接して付勢するので、スライダ2が下ケースB11に押し付けられる方向に付勢されるようになる。一方、操作部材B3のスライド操作の際には、下ケースB11を押し付けるようにしてスライド操作が行われる場合が多い。このため、押し付ける方向が両者で一致するので、スライダ2を下ケースB11に沿って安定的にスライド移動させることができる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層益々ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層益々良好にすることができる。
最後に、基台B9は、図15に示すように、箱状形状に形成され、スライド型入力装置522の外殻の一部をなす中空構造で構成されている。また、基台B9は、図示はしていないが、本発明の第1実施形態と同様に、中空構造の四角筒状空間が台座部9dで上下に仕切られており、台座部9dの上方でベース体B1の下ケースB11とで形成された収納空間11sと、台座部9dの下方に形成された収容空間11uとを有している。
また、基台B9には、基台B9の下部開放端を蓋閉する下カバーB59がねじ等で固定されている。下カバーB59には、回路基板10が載置されて固定されている。なお、収納空間11sには、主に、力覚付与ユニットU4の駆動力伝達手段(34、44)及び支持板74が収納され、収容空間11uには、主に、力覚付与ユニットU4の駆動源(14、24)、検出手段M5及び回路基板10が収容されている。
以上のように構成された本発明の第2実施形態のスライド型入力装置522における、効果について、以下に説明する。
以上により、本発明の第2実施形態のスライド型入力装置522は、スライダ2の基体部K2とベース体B1とを離間する方向に付勢する接触部F22cを3つ有した板ばねF22が介在されているので、互いに直交する第1方向DR1と第2方向DR2を含む方向にスライド操作がされた際に、板ばねF22が、スライダ2を付勢するようになる。この際に、操作部材B3が操作されない初期状態において、板ばねF22の3つの接触部F22cが操作軸体B3jを囲んで均等に配設されているので、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向にスライダ2がスライド移動しても、スライダ2の基体部K2とベース体B1とを離間する方向に板ばねF22が均等に付勢している。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触を良好にすることができる。
また、板ばねF22がスライダ2に保持され、操作部材B3がスライド操作された際にも、スライダ2と一体となって、板ばねF22がスライド移動するので、基体部K2とベース体B1とを離間する方向に付勢する付勢力を、操作軸体B3jを囲んで均等に配設された接触部F22cから、常に均等に受けるようになる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、よりガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより良好にすることができる。
また、板ばねF22がスライダ2の基体部K2の基体上面K2uに保持され、接触部F22cが上ケースB21の天井面B21uに当接して付勢するので、スライダ2が下ケースB11に押し付けられる方向に付勢されるようになる。一方、操作部材B3のスライド操作の際には、下ケースB11を押し付けるようにしてスライド操作が行われる場合が多い。このため、押し付ける方向が両者で一致するので、スライダ2を下ケースB11に沿って安定的にスライド移動させることができる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層良好にすることができる。
また、平面視して、接触部F22cの3つが三角形状の頂点を形成するとともに、操作軸体B3jの軸中心が三角形状の重心CGと略一致するので、操作軸体B3jを囲んで均等に配設された接触部F22cが、常に均等に上ケースB21の天井面B21uを付勢することとなる。このことにより、第1方向DR1及び第2方向DR2を含むいずれの方向のスライド操作がされても、より一層益々ガタツキなくスライダ2をスライド移動させることができ、スライド操作における操作感触をより一層益々良好にすることができる。
また、板ばねF22が、略中央に第2開口部F22hを有したベース部F22kと、ベース部F22kから突出して形成された3つの腕部F22aと、腕部F22aの先端側に形成された接触部F22cと、から形成されているので、金属板に穴加工及び曲げ加工を施して、ベース部F22k、腕部F22a及び接触部F22cを一体化して作製することができる。このことにより、1つの板ばねF22を容易に作製できるとともに、組立てる際にも、容易に収納空間21s内に配設することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
図20は、本発明の実施形態の変形例を説明する図であって、図20(a)は、変形例1の板ばねCF12を示す上面図であり。図20(b)は、板ばねCF12の側面図である。図21は、本発明の実施形態の変形例を説明する図であって、図21(a)は、変形例2の板ばねCF22を示す上面図であり。図21(b)は、板ばねCF22の側面図である。図22は、本発明の実施形態の変形例を説明する模式図であって、図22(a)は、変形例3のベース体1及びスライダ2の部分における側面図であり。図22(b)は、変形例4のベース体B1及びスライダ2の部分における側面図である。図23は、本発明の実施形態の変形例を説明する模式図であって、図23(a)は、変形例6のベース体1及びスライダC26の部分における側面図であり。図23(b)は、変形例7のベース体B1及びスライダC27の部分における側面図である。
<変形例1><変形例2>
上記第1実施形態では、接触部F12cを4つ設ける構成であり、上記第2実施形態では、接触部F22cを3つ設ける構成であったが、接触部を3つ以上有していれば良く、これに限るものではない。例えば、図20に示すように、正方形の枠状に形成されたベース部CF12kの四隅から上方に突出して形成された8つの腕部CF12aを設け、腕部CF12aの先端側に8つの接触部CF12cを設けた構成でも良い。その際には、8つの接触部CF12cが操作部材の操作軸体C3jを囲んで均等に配設されているのがより好ましい。また、例えば、図21に示すように、円環状に形成されたベース部CF22kから上方に突出して形成された6つの腕部CF22aを設け、腕部CF22aの先端側に6つの接触部CF22cを設けた構成でも良い。その際には、6つの接触部CF22cが円周CIR上に配設されるとともに、操作軸体C3jの軸中心が円の中心と略一致するのがより好ましい。
<変形例3><変形例4>
上記実施形態では、板ばね(F12、F22)をスライダ2の基体部K2とベース体(1、B1)の上ケース(21、B21)の上面部(A21、J21)との間に配設して好適に構成したが、これに限るものではない。例えば、図22(a)に示すように、スライダ2の基体部K2と下ケース11の内底面11fとの間に配設して、接触部F12cが被摺動部材S2を摺動するように構成しても良い。また、例えば、図22(b)に示すように、スライダ2の基体部K2と下ケースB11の内底面B11fとの間に配設して、接触部F22cが内底面B11fを摺動するように構成しても良い。
<変形例5>
上記実施形態では、板ばね(F12、F22)がスライダ2に保持される構成であったが、板ばね(F12、F22)が操作部材(3、B3)に保持される構成であっても良い。これにより、操作部材(3、B3)がスライダ2に一体化されているので、板ばね(F12、F22)がスライダ2と一体となってスライド移動できるようになる。
<変形例6><変形例7>
上記第1実施形態では、板ばねF12がスライダ2に保持される構成であったが、図23(a)に示すように、板ばねF12が上ケース21に保持され、板ばねF12の接触部F12cがスライダC26の基体部CK26の基体上面CK2uに当接し、板ばねF12が基体上面CK2uと上ケース21の天井面A21uとを離間する方向に付勢するように構成しても良い。同様にして、上記第2実施形態では、板ばねF22がスライダ2に保持される構成であったが、図23(b)に示すように、板ばねF22が上ケースB21に保持され、板ばねF22の接触部F22cがスライダC27の基体部CK27の基体上面DK2uに当接し、板ばねF22が基体上面DK2uと上ケースB21の天井面B21uとを離間する方向に付勢するように構成しても良い。
<変形例8>
上記実施形態では、力覚付与ユニットU4を設けた構成にしたが、必ずしも力覚付与ユニットU4を設ける構成でなくても良い。
<変形例9>
上記第1実施形態では、スライダ移動を円滑にさせるため、被摺動部材S2を好適に用いたが、被摺動部材S2を用いない構成であっても良いし、逆に、上記第2実施形態に、被摺動部材S2を好適に用いても良い。
<変形例10>
上記実施形態では、永久磁石15と磁気センサ25とを組み合わせて操作部材B3のスライド操作を検出するように構成したが、プッシュスイッチ等の押動検出手段を下方に配設し、押圧機構の構成部品を加えて、スライド移動させた後に押下操作を行い、入力を行う構成であっても良い。
<変形例11>
上記実施形態に、プッシュスイッチ等の押動検出手段を下方に配設し、押圧機構の構成部品を加えて、押下操作を検出するように構成しても良い。
本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することが可能である。
1、B1 ベース体
11、B11 下ケース
11f、B11f 内底面
11s、21s 収納空間
21、B21 上ケース
21h 第1開口部
A21、J21 上面部
A21u、B21u 天井面
2、C26、C27 スライダ
J2 軸部
K2、CK26、CK27 基体部
K2u、CK2u、DK2u 基体上面
F12、F22、CF12、CF22 板ばね
F12a、F22a、CF12a、CF22a 腕部
F12c、F22c、CF12c、CF22c 接触部
F12k、F22k、CF12k、CF22k ベース部
F12h、F22h 第2開口部
3、3B 操作部材
3j、B3j、C3j 操作軸体
34 駆動力伝達手段(第1駆動力伝達手段)
44 駆動力伝達手段(第2駆動力伝達手段)
U4 力覚付与ユニット
G34、G44 ギア部
T34、T44 突設部
M5 検出手段
CG 重心
DR1 第1方向
DR2 第2方向
511、522 スライド型入力装置

Claims (8)

  1. 上面部に第1開口部を有する上ケースと前記上ケースに係合する下ケースとで収納空間を形成したベース体と、
    前記収納空間内に配設され、前記下ケースの内底面に沿って平行にスライド移動可能に前記ベース体に支持されたスライダと、
    該スライダに一体化されて前記第1開口部の上方に配設された操作軸体を有した操作部材と、
    前記操作部材のスライド操作を検出する検出手段と、を備えたスライド型入力装置であって、
    前記スライダは、平板状の基体部と、該基体部から上方に突出した軸部と、を有し、
    該基体部と前記ベース体との間に、前記基体部と前記ベース体とを離間する方向に付勢する板ばねが介在され、
    該板ばねには、前記スライダ側あるいは前記ベース体側と接触する接触部を3つ以上有し、
    前記操作部材が操作されない初期状態において、前記接触部のそれぞれは、前記操作軸体を囲んで均等に配設されており、
    平面視して互いに直交する第1方向と第2方向を含む方向にスライド操作がされた際に、前記板ばねは、前記スライダを付勢することを特徴とするスライド型入力装置。
  2. 前記板ばねは、前記スライダあるいは前記操作部材に保持され、
    前記板ばねの前記接触部は、前記ベース体と接触するとともに、前記板ばねは、前記スライダと一体となって、スライド移動することを特徴とする請求項1に記載のスライド型入力装置。
  3. 前記基体部の基体上面に前記板ばねが保持され、
    前記板ばねの前記接触部が、前記上ケースの天井面に当接し、前記板ばねが前記基体上面と前記天井面とを離間する方向に付勢することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスライド型入力装置。
  4. 前記接触部は、3つであり、
    平面視して、前記接触部の3つが三角形状の頂点を形成するとともに、前記操作軸体の軸中心が前記三角形状の重心と略一致することを特徴とする請求項3に記載のスライド型入力装置。
  5. 前記接触部は、4つであり、
    平面視して、前記接触部の4つが前記操作軸体の軸中心から等距離に配設されていることを特徴とする請求項3に記載のスライド型入力装置。
  6. 前記板ばねは、前記上ケースに保持され、
    前記板ばねの前記接触部が、前記基体部の基体上面に当接し、前記板ばねが前記基体上面と前記上ケースの天井面とを離間する方向に付勢することを特徴とする請求項1に記載のスライド型入力装置。
  7. 前記板ばねは、金属板から形成されており、
    略中央に第2開口部を有したベース部と、
    該ベース部から突出して形成された3つ以上の腕部と、
    該腕部の先端側に形成された前記接触部と、を有し、
    前記スライダの前記軸部が前記第2開口部に挿通されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のスライド型入力装置。
  8. 前記スライダの横方向のスライド位置に基づく駆動力を前記操作部材に付与可能な力覚付与ユニットを有し、
    該力覚付与ユニットは、前記駆動力を発生させる駆動源と、前記操作部材に前記駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、を備え、
    該駆動力伝達手段は、前記操作部材のスライド移動によって回転駆動されるギア部と、該ギア部から上方に突出し前記スライダと係合する突設部と、を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のスライド型入力装置。
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