JP2015075643A - 顕微鏡システム及び顕微鏡システムの制御方法 - Google Patents

顕微鏡システム及び顕微鏡システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試料から目線を外さなくとも観察中に必要な顕微鏡の操作を行うことができる操作性の良い顕微鏡システム、及び顕微鏡システムの制御方法を提供することを目的とする。【解決手段】マルチタッチセンサー、加速度センサー、角速度センサー等の各種センサーと、通信機能とを有する表示端末を、通信機能を備え電動制御可能な顕微鏡の操作に利用し、マルチタッチセンサー上の指の動作のみならず、前記端末を傾けたり、移動させたり、といった動作を用いることで、単純な動作パターンの数を増やし、各動作パターンに顕微鏡が持つ制御機能を割り当てる。【選択図】図2

Description

本発明は、電動制御可能な顕微鏡システム、及び顕微鏡システムの制御方法に関する。
顕微鏡で試料を観察する場合、顕微鏡を構成する各アクセサリーの状態や条件(例えば照明装置の明るさ、開口絞り径、観察倍率、フィルター等)を変更する必要がある。以前は顕微鏡本体に装着された操作部を用いて顕微鏡を操作してこれらの変更を行っていたが、近年コンピュータを始めとする制御装置や制御端末の発達により、顕微鏡を構成する各アクセサリーの状態や条件を電動モータ等によって変更可能にし、コンピュータや制御端末を用いて顕微鏡を制御するようになった。
特に最近では、タッチパネルを使った制御端末により制御することにより操作性を向上させたものがある。タッチパネルを使った制御端末により顕微鏡を制御する場合、一般的にはタッチパネルの画面上にボタンやスライドバー等を表示し、それらを指等で操作する方法や、タッチパネルの画面上のボタンで操作モードを切り替え、ドラッグ等のタッチパネル上での指等の動作を検出して顕微鏡を制御する方法がとられてきた(例えば、特許文献1)。
特開2011−242600号公報
しかしながら、タッチパネルにおいては、表面が平坦であり、触覚によってタッチパネルの画面上に表示されたボタンやスライドバー等の位置を認識することができないため、使用者は試料を観察している最中であっても試料から目線を外してタッチパネルを見なければ顕微鏡の操作をすることができず不便であった。
このような問題に鑑みて、本発明は、試料から目線を外さなくとも観察中に必要な顕微鏡の操作を行うことができる操作性の良い顕微鏡システム、及び顕微鏡システムの制御方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明では、姿勢検出センサーと、第1通信部とを備えた表示端末と、
前記第1通信部と通信を行う第2通信部と、電動駆動部を有する顕微鏡と、を有し、
前記姿勢検出センサーが、前記表示端末の姿勢を変更する操作を検出して、その検出された操作に応じて前記第1通信部が発信する所定の制御コマンドを前記第2通信部が受信して、該制御コマンドに応じて前記顕微鏡の前記電動駆動部が駆動することを特徴とする顕微鏡システムを提供する。
また、姿勢検出センサーと、第1通信部とを備えた表示端末の操作に応じて、前記第1通信部と通信を行う第2通信部と電動駆動部とを有する顕微鏡を制御する方法であって、
前記姿勢検出センサーが、前記表示端末の姿勢を変更する操作を検出するステップと、
その検出された操作に応じて前記第1通信部が発信する所定の制御コマンドを前記第2通信部が受信するステップと、
該制御コマンドに応じて前記顕微鏡の前記電動駆動部が駆動するステップとを含むことを特徴とする顕微鏡の制御方法を提供する。
本発明によれば、試料から目線を外さなくとも観察中に必要な顕微鏡の操作を行うことができる操作性の良い顕微鏡システム、及び顕微鏡システムの制御方法を提供することができる。
本願の実施形態に係る顕微鏡と表示端末を示す図面である。(a)顕微鏡の側面図である。(b)表示端末の平面図である。 本願の実施形態に係る顕微鏡システムの構成を示すブロック図である。 本願の実施形態に係る顕微鏡システムの倍率を変更する際の制御の流れを示す流れ図である。 本願の実施形態に係る表示端末の操作方法を示す図面である。(a)ピンチアウトを示す図面である。(b)ドラッグを示す図面である。(c)表示端末を長手方向に傾ける操作を示す図面である。(d)表示端末を短手方向に傾ける操作を示す図面である。(e)フリックを示す図面である。(f)タッチパネル上で円を描くようにドラッグする操作を示す図面である。(g)表示端末を右向きに振る動作を示す図面である。 本願の実施形態に係る表示端末の操作方法を示す図面である。(a)円を描くように表示端末を動かす操作を示す図面である。(b)表示端末を表示部(タッチパネル)と垂直な方向に強く振る操作を示す図面である。(c)表示端末を回転させる操作を示す図面である。 本願の実施形態に係る表示端末の操作方法を示す図面である。(a)表示端末をタッチパネルと平行に動かす操作を示す図面である。(b)表示端末をタッチパネルと垂直な方向に移動する操作を示す図面である。
本願の実施形態に係る顕微鏡システムを構成する顕微鏡101及び表示端末301を図1を参照しつつ説明する。
図1(a)は、本願の実施形態に係る顕微鏡システムの一部を構成する顕微鏡101である。本顕微鏡101は、試料102を照明するための電動の照明装置201と、試料102を保持しながら移動するための電動のXYステージ202と、対物レンズ210を切り替えるための電動のレボルバ―203と、倍率を連続的に変化させるための電動のズーム機構204と、焦点を合わせるための電動のZステージ205と、波長を選択するフィルター211を変更するための電動のターレット206と、交換可能な接眼レンズ212と、動画及び静止画の撮影が可能なデジタル式のカメラ208と、接眼レンズ212とカメラ208とを切り替えるための電動の光路切り替え機構209と、コンデンサーレンズ213を変更するための電動のターレット214と、後述する表示端末301等と制御コマンドや画像等の様々な情報を無線により送受信するための通信部215と、上記電動の装置を制御する制御部216(図1において不図示。図2参照。)を有する。本実施形態においてカメラ208と通信部215は有線で接続されているが、無線によって通信するものとしても良い。
なお、本発明において顕微鏡は、図1(a)に示す顕微鏡101に限られない。例えば、顕微鏡には、この他に開口絞りや視野絞り、落斜/透過観察の切り替え機構、DIC観察用のプリズム等、観察に必要な様々なアクセサリーが含まれていても良い。
図1(b)は、本願の実施形態に係る顕微鏡システムの一部を構成する各種センサーを備えた表示端末301を示している。各種センサーには、姿勢検出センサーが含まれる。姿勢検出センサーは、例えば、加速度センサーや角速度センサーである。また姿勢検出センサーが検出する「姿勢」とは、表示端末が傾く状態や表示端末が上下左右、その他の方向に移動する状態を称する。本表示端末301は、長方形の板状をしており、マルチタッチセンサーを備えた表示部401(いわゆるタッチパネル)と、加速度センサー402と、角速度センサー403と、顕微鏡101の通信部215と通信するための通信部404と、上記各種センサーで検出したデータから使用者が望む動作を判断し通信部404から制御コマンドを発信させる等するCPU405(中央処理装置)と、主記憶装置406と、補助記憶装置407とを備える。なお、通信部404は、カメラ208と通信するものとしても良い。
表示端末301は、顕微鏡101の制御専用のものであっても良いし、市販のタブレット端末やタブレット式携帯電話等に顕微鏡101に制御コマンドを送信するためのプログラムをインストールして用いても良い。市販のタブレット端末やタブレット式携帯電話等を用いれば、顕微鏡の制御専用の表示端末を用意する必要がなく経済的である。
なお、表示端末301の通信部404及び顕微鏡101の通信部215としては、Wi-FiやBluetooth(登録商標)等を用いる事ができるが、本発明においては、LANやUSB等の有線であっても良い。主記憶装置406としてはRAM(ランダムアクセスメモリ)、補助記憶装置407としてはフラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD、DVD等の光ディスク、光磁気ディスク(MO)、USBメモリ等を用いる事が出来る。
図2は、本願の実施形態に係る顕微鏡システムの構成を示すブロック図である。
次に、本願の実施形態に係る顕微鏡システムの操作と顕微鏡101の制御について図3ないし図6を参照しつつ説明する。
[倍率の変更]
いま使用者がXYステージ202に試料102を載せ、照明装置201によって試料102を照明し、適切な対物レンズ210を用いて接眼レンズ212を覗いて観察しているものとする。この状態で、使用者が観察倍率を高くしたいときには、図4(a)に示すように、表示端末301の表示部401上の適当な場所で2本の指を広げる動作(いわゆるピンチアウト)をすると、表示部401からの信号を受けたCPU405が指の開度を判断してそれに応じたズーム倍率に制御するよう前記端末301の通信部404から前記顕微鏡101の通信部215に制御コマンドを送信する。この制御コマンドを受信した制御部216は、指定された倍率になるようズーム機構204を制御する。上記ピンチアウトは、表示部401上の任意の場所で行えば良いため使用者は試料から目線を外す必要がなく、また、指を広げることでズーム倍率が変化することは直感的に分かり易いため操作に熟達を要しない。
使用者の操作によってズーム倍率が限界に達した場合、それをCPU405が判断し、その時に用いている対物レンズ210から1段階高い倍率に変更するように前記表示端末301の通信部204から前記顕微鏡101の通信部215に制御コマンドを送信させる。これにより前記顕微鏡101のレボルバー203は対物レンズ210を指定された対物レンズ210に切り替える。この時、CPU405はズーム倍率を計算し、対物レンズ210を変更すると同時に、対物レンズ210を変更する直前の表示倍率と同じ倍率になるようズーム機構204を制御する制御コマンドを送信させ、ズーム機構204は制御コマンドに従ってズーム倍率を変更する。
一方、使用者が観察倍率を低くしたいときには、使用者が表示部401上の適当な場所で2本の指を狭める動作(いわゆるピンチイン)をすると、観察倍率を高くする場合と同様に、CPU405が制御コマンドを送信させ、制御部216の制御によってズーム機構204及びレボルバー203が観察倍率を低くする。図3は本願の実施形態に係る顕微鏡システムの倍率を変更する際の制御の流れを示している。
顕微鏡101は、使用者の操作により、カメラ208で撮影している画像データを通信部215から通信部404へ送信することができ、当該画像データを受信した表示端末301は、当該画像をリアルタイムで表示部401上に表示する。これにより使用者が表示部401上にリアルタイムで表示された画像を観察している場合も、接眼レンズ212を覗いて観察している場合と同様に、使用者が表示部401上でピンチアウト又はピンチインを行うことによって、観察倍率を変更することができる。使用者が表示部401に表示された画像を観察する場合には、上記倍率の変更方法に加え、デジタル拡大又は縮小を組み合わせてもよい。
表示端末301は、使用者の操作により、補助記憶装置407に顕微鏡101のカメラ208が撮影した動画及び静止画のデータを保存しておくことができ、当該データに基づいて表示部401上に動画及び静止画を表示することもできる。
なお、本発明においては、前記端末301の表示部401上に、前記顕微鏡101のカメラ208で撮影している画像をリアルタイムに表示している場合と、保存した静止画を表示している場合とで、使用者が表示部401上でピンチアウト又はピンチインをしたときの顕微鏡システムの動作を異ならせても良い。例えば、表示部401上に保存した静止画を表示している場合は、それをCPU405が判断し、前記端末301の表示部401上でピンチアウト又はピンチインをしたときに、デジタル拡大又はデジタル縮小によって表示倍率を変更してもよい。
また、本発明においては、表示部401上の適当な場所でピンチアウト、或いはピンチインをすると、CPU405が指の動作速度を判断し、ゆっくり動作している場合はズーム機構204を制御してズーミングし、素早く動作した場合は取り付けられている対物レンズ210から1段階高い(または低い)倍率に変更するよう制御しても良い。どの程度の速度から対物レンズ210を変更するものとするかは、予め設定しておいても良いが、使用者が設定することができるようにしておくことが望ましい。
また使用者が表示端末301を水平な状態から短手方向に傾けることで、観察倍率が変化するようにしてもよい。例えば、表示端末301を右に傾けると、それを角速度センサー403が検出して信号を出力し、それを受けたCPU405がその角度に応じた角度、例えば高倍率への対物レンズの切り替え制御コマンドを通信部404に発信させ、更にそれを受けた制御部216は制御コマンドに応じて高倍率の対物レンズが倍率を増加させるように制御する。
一方、表示端末301を左に傾けると、同様の制御方法によって観察倍率を低倍率に切り替えるように制御される。角度に対する光量の変更速度は、予め設定しておいても良いが、使用者が設定を変更できるようにしておく事が望ましい。上記操作は、表示端末301を見なくとも可能であるため、使用者は試料から目線を外す必要がなく、また、表示端末301を左右に傾けることで対物レンズのを切り替えることができるので直感的に分かり易いため操作に熟達を要しない。
[XY方向の移動]
使用者が、接眼レンズ212から試料を観察している場合、又は表示端末301の表示部401上にカメラ208で撮影している画像をリアルタイムに表示して試料を観察している場合に、XYステージ202を移動させたいときには、使用者が表示端末301を表示部401の表面が略水平になるように保ち、表示部401上を指でホールド(長押し)しながら、図6(a)のように表示端末301をXYステージ202を移動させたい向きに水平方向に平行移動させる。
加速度センサー402は、その移動の方向と加速度を検出し、CPU405がその方向及び加速度と時間に応じてXYステージ202を移動させる制御コマンドを通信部404に発信させ、それを受けた制御部216は、XYステージ202を制御コマンドに応じて移動するように制御する。表示端末301の移動速度に対するXYステージ202の移動速度は、予め設定しておいても良いし、その時に使用している対物レンズ210に応じた速度をCPU405が判断しても良いが、使用者がこれらの設定を変更できるようにしておくことが望ましい。なお、本発明においては、標本を載せるステージを固定しておいて、接眼レンズ210側を水平移動させる構成とすることもできる。
上記操作は、表示端末301を見なくとも可能であるため、使用者は試料から目線を外す必要がなく、また、表示端末301を水平移動することでXYステージ202が水平移動することは直感的に分かり易いため操作に熟達を要しない。
表示部401上に保存された静止画像を表示して観察している場合には、そのことをCPU405が判断し、使用者が上記のような表示端末301の水平移動を行うと、実際にはXYステージ202を動作させずに、XYステージ202を移動させているかのように静止画像中の表示部分を移動させる。
なお、本発明においては、上記表示端末301の水平移動の代わりに、図4(b)に示すように、使用者が表示部401上を指等でドラッグすることによって、その移動量と方向(ベクトル)をCPU405が判断して、それに応じてXYステージ202を移動させたり、静止画像の表示部分を移動させたりしても良い。
[Z方向の移動]
使用者が、接眼レンズ212から試料を観察している場合、又は表示端末301の表示部401上にカメラ208で撮影している画像をリアルタイムに表示して試料を観察している場合に、Zステージ205を移動させたいときには、図5(b)に示すように、使用者が表示端末301の表示部401を略水平に保ち、表示部401上を指でホールドしながら、図5(b)のように表示端末301を鉛直方向に動かすことで、加速度センサー402が移動の方向と加速度を検出して信号を出力し、それを受けたCPU405がその方向及び加速度と時間に応じてZステージ205を移動させる制御コマンドを通信部404に発信させ、更にそれを受けた制御部216は制御コマンドに従ってZステージ205が移動するように制御する。
表示端末301の移動速度に対するZステージ205の移動速度は、予め設定しておいても良いし、その時に使用している対物レンズ210に応じた速度をCPU405が判断しても良いが、使用者がこれらの設定を変更できるようにしておくことが望ましい。上記操作は、表示端末301を見なくとも可能であるため、使用者は試料から目線を外す必要がなく、また、表示端末301を鉛直方向に動かすことでZステージ205が鉛直方向に移動することは直感的に分かり易いため操作に熟達を要しない。
なお、本発明において、Zステージ205の移動は、例えば、図4(c)に示すように、表示端末301を水平状態から前後方向に傾けるのに応じて行われるものとしても良い。例えば、表示端末301を前に傾けると、それを角速度センサー403が検出し、CPU405が傾斜角に応じた速度でZステージ205を下向きに移動させる制御コマンドを通信部404に発信させ、表示端末301を後ろに傾けると、それを角速度センサー403が検出し、CPU405が傾斜角に応じた速度でZステージ205を上向きに移動させる制御コマンドを通信部404に発信させる。傾けた角度に対するZステージ205の移動速度は、予め設定しておいても良いし、使用している対物レンズ210に応じてCPU405が適切な速度を判断しても良いが、使用者がこれらの設定を変更できるようにしておくことが望ましい。
[光量の変更]
使用者が、接眼レンズ212から試料を観察している場合、又は表示端末301の表示部401上にカメラ208で撮影している画像をリアルタイムに表示して試料を観察している場合に、光量を変更させたいときには、図4(d)のように、使用者が表示端末301を水平な状態から短手方向に傾けることで、照明装置201の光量が変化する。例えば、表示端末301を右に傾けると、それを角速度センサー403が検出して信号を出力し、それを受けたCPU405がその角度に応じた速さで照明装置201の光量を増加させる制御コマンドを通信部404に発信させ、更にそれを受けた制御部216は制御コマンドに応じて照明装置201が光量を増加させるように制御する。
一方、表示端末301を左に傾けると、同様の制御方法によって照明装置201は光量を減少させるように制御される。角度に対する光量の変更速度は、予め設定しておいても良いが、使用者が設定を変更できるようにしておく事が望ましい。上記操作は、表示端末301を見なくとも可能であるため、使用者は試料から目線を外す必要がなく、また、表示端末301を左右に傾けることで照明装置201の光量が増減することは直感的に分かり易いため操作に熟達を要しない。
また、使用者が光量を高くしたいときには、図4(a)に示すように、表示端末301の表示部401上の適当な場所で2本の指を広げる動作(いわゆるピンチアウト)をすると、表示部401からの信号を受けたCPU405が指の開度を判断してそれに応じた光量に制御するよう前記端末301の通信部404から前記顕微鏡101の通信部215に制御コマンドを送信し、ピンチインの動作の際は光量を小さくすることも可能である。
[フィルターの変更]
使用者が、接眼レンズ212から試料を観察している場合、又は表示端末301の表示部401上にカメラ208で撮影している画像をリアルタイムに表示して試料を観察している場合に、フィルター211を切り替えたいときには、図4(e)に示すように、使用者が表示部401上の任意の場所で指を左右にはねる(いわゆるフリック)ことで、それを表示部401が検出して信号を出力し、それを受けたCPU405がフィルター211を変更させる信号を通信部404から発信し、更にそれを受けた制御部216は制御コマンドに応じてフィルター211切り替え用ターレット206を左右に回転させてフィルター211を切り替える。上記操作は、表示端末301を見なくとも可能であるため、使用者は試料から目線を外す必要がなく、また、フリックすることでフィルター211が切り替わることは直感的に分かり易いため操作に熟達を要しない。
なお、本発明においては、図4(f)に示すように、表示部401上において指を時計回り又は反時計周りに円を描くように動かすことで、フィルター211が切り替わるものとしても良い。この他にドラッグによる操作を他の機能に用いる場合には、ドラッグによる操作と異なることをCPU405が判断できるように、円を描く速度を一定の速さ以上のものとすることができる。この時の速さは予め設定しておいても良いが、使用者が設定によって変更できるものとしても良い。
また、表示端末301の傾け動作によりフィルター211の変更を行うことも可能である。例えば、フィルターターレット206にフィルター211が装着されている場合、フィルターターレット206を回転させることでフィルター211の切り替えが行われるが、フィルターターレット206の回転方向の指示を傾け方向で切り替えることが可能である。
[コンデンサーレンズの変更]
使用者が、接眼レンズ212から試料を観察している場合、又は表示端末301の表示部401上にカメラ208で撮影している画像をリアルタイムに表示して試料を観察している場合に、コンデンサーレンズ213を変更するときには、図4(g)に示すように、使用者が表示端末301を左右方向(短手方向)に強く振ることで、加速度センサー402が振られた方向と加速度を検出して信号を出力し、それを受けたCPU405がコンデンサーレンズ213を変更させる制御コマンドを通信部404に発信させ、更にそれを受けた制御部216は制御コマンドに応じてターレット214を左右に回転させてコンデンサーレンズ213を変更する。上記操作は、表示端末301を見なくとも可能であるため、使用者は試料から目線を外す必要が無く、また、表示端末301を左右方向に強く振ることでターレット214がコンデンサーレンズ213を変更することは直感的に分かり易いため操作に熟達を要しない。
なお、本発明においては、図4(f)に示すように、表示部401上において指を時計回り又は反時計回りに円を描くように動かすことでコンデンサーレンズ213が変更されるものとしても良い。この他にドラッグによる操作を他の機能に用いる場合には、ドラッグによる操作と異なることをCPU405が判断できるように、円を描く速度を一定の速さ以上のものとすることができる。この時の速さは予め設定しておいても良いが、使用者が設定によって変更できるものとしても良い。なお、表示部401上において指を円を描くように動かす動作を、フィルター211の変更に用いる場合にはコンデンサーレンズ213の変更に用いることはできず、コンデンサーレンズ213の変更に用いる場合にはフィルター211の変更に用いることはできない。
また、使用者が表示部401上の任意の場所で指を左右にはねる(いわゆるフリック)ことで、それを表示部401が検出して信号を出力し、それを受けたCPU405がコンデンサーレンズ213を切り替える信号を通信部404から発信し、更にそれを受けた制御部216は制御コマンドに応じてコンデンサーレンズ213を切り替えてもよい。
[光路の切り替え]
使用者が、接眼レンズ212から試料を観察しているときに、カメラ208で撮影している画像を表示端末301の表示部401上にリアルタイムに表示するよう切り替えたり、その逆の切り替えをしたい場合には、図6(b)に示すように、使用者が端末301の略水平を保ったまま、端末301を下方向に強く振ることで、加速度センサー402が振られた方向と加速度を検出して信号を出力し、それを受けたCPU405が光路を切り替える制御コマンドを通信部404から発信させ、更にそれを受けた制御部216は光路切替機構209が光路を切り替えるように制御する。
なお、本発明においては、端末を振る向きによって動作を変えても良い。例えば、端末301を下に強く振ると光路をカメラ208側に切り替え、端末301を上に強く振ると光路を接眼レンズ212側に切り替えるものとしても良いし、又はその逆としても良い。また、どれだけ上下方向に強く振れば良いのかは、予め設定しておいても良いが、使用者が設定により変更できることが望ましい。
[画像の取得]
カメラ208で撮影している画像を表示端末301の表示部401上にリアルタイムに表示している場合に、表示部401上で2回続けてタップすると、表示部401からの信号を受けたCPU405はそのときの画像を静止画にして主記憶装置406に取り込み、表示部401上に表示させる。静止画の取り込みと同時にその画像を補助記憶装置407に保存するものとしても良い。
[画像の回転]
使用者が、カメラ208で撮影している画像を表示端末301の表示部401上にリアルタイムに表示させて観察している場合、又は、表示部401上に表示端末301の補助記憶装置407に記録された静止画像を表示して観察している場合には、図5(c)に示すように端末301を素早く回転させると、角速度センサー403が回転の方向を検出して信号を出力し、それを受けたCPU405は、回転の方向に応じて、そのとき表示しているライブ画像、又は静止画像を回転させて表示部401に表示させる。
以上、本願の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限られず、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、指や端末の移動による各操作と、制御する対象の動作は、自由に組み合わせることができ、必ずしも実施形態の通りである必要はない。
例えば、前記各操作以外にも、例えば3本の指ではらう等、複数の指を同時に動作させる操作方法を用いても良く、前記指の基本動作以外にも、レ点や十字のような記号、或いはXやLのような文字を描いて操作できるようにしても良いし、圧力センサー等を付加し、タッチする圧力の強さ検出して、それに応じて顕微鏡を制御するように構成しても良い。
また、前記各操作を組み合わせて、別の制御を割り当てても良い。例えば、表示部401上を指でホールドしてから数秒以内に端末301自体を左右に傾斜すると、視野絞りが開閉するように構成しても良い。
さらに、前記各操作と、それにより制御されるアクセサリーの動作との関係を、使用者が自由に割り当てることが出来るものとしても良い。例えば、前記長押しから数秒以内に2回続けてタップすると、表示部401上の画面が設定画面に変更され、そこで前記操作と動作の関係を設定できるものとする。また、指の動作速度や端末301の傾斜角に対する制御量を、ここで設定できるようにしても良いし、代表的な前記操作と動作の関係や、指の動作速度や端末301の傾斜角に対する制御量を予め設定しておき、それをここで選択しても良い。
加えて、本発明においては、試料から目線を外さずに、より操作しやすいものとするために、表示端末301の周辺部に凹凸をつける等、手で触れることによって表示端末301の向きが分かるような形状としても良い。
以上のように、本発明によれば、試料から目線を外さなくとも観察中に必要な顕微鏡の操作を行うことができる操作性の良い顕微鏡システム、及び顕微鏡システムの制御方法を提供することができる。
101 顕微鏡
102 試料
201 照明装置
202 XYステージ
203 レボルバー
204 ズーム機構
205 Zステージ
206 ターレット
208 カメラ
209 光路切り替え機構
210 対物レンズ
211 フィルター
212 接眼レンズ
213 コンデンサーレンズ
214 ターレット
215 通信部
216 制御部
301 表示端末
401 表示部
402 加速度センサー
403 角速度センサー
404 通信部
405 CPU
406 主記憶装置
407 補助記憶装置

Claims (8)

  1. 姿勢検出センサーと、第1通信部とを備えた表示端末と、
    前記第1通信部と通信を行う第2通信部と、電動駆動部を有する顕微鏡と、を有し、
    前記姿勢検出センサーが、前記表示端末の姿勢を変更する操作を検出して、その検出された操作に応じて前記第1通信部が発信する所定の制御コマンドを前記第2通信部が受信して、該制御コマンドに応じて前記顕微鏡の前記電動駆動部が駆動することを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記電動駆動部は、観察倍率の変更を実行させる倍率変更装置と、対物レンズとステージとの相対移動を実行させる相対移動装置と、照明装置の光量の変更を実行させる光量変更装置と、フィルターの変更を実行させるフィルタ変更装置と、コンデンサーレンズの変更を実行させるコンデンサーレンズ変更装置から選択されるものであることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記電動駆動部は対物レンズとステージとの相対移動を実行させる相対移動装置を含み、
    該相対位置装置は、前記表示端末をホールドしながら前記表示端末を移動させることにより駆動されることを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記電動駆動部は、照明装置の光量の変更を実行させる光量変更装置、およびフィルターの変更を実行させるフィルタ変更装置、および観察倍率の変更を実行させる倍率変更装置、および対物レンズとステージとの相対移動を実行させる相対移動装置、の何れか1つの装置を含み、
    該装置は、前記表示端末を所定の向きに傾けることにより駆動されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記電動駆動部は、コンデンサーレンズの変更を実行させるコンデンサーレンズ変更装置またはフィルターの変更を実行させるフィルタ変更装置の何れかの装置を含み、
    該装置は、前記表示端末を所定方向へ所定速度以上で移動させることにより駆動されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の顕微鏡システム。
  6. 前記表示端末はタッチパネルを有し、
    前記電動駆動部は、観察倍率の変更を実行させる倍率変更装置または照明装置の光量の変更を実行させる光量変更装置の何れかの装置を含み、
    該装置は、前記タッチパネルの任意の場所におけるピンチアウト及びピンチインにより駆動されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の顕微鏡システム。
  7. 前記表示端末はタッチパネルを有し、
    前記電動駆動部は、フィルターの変更を実行させるフィルタ変更装置またはコンデンサーレンズの変更を実行させるコンデンサーレンズ変更装置の何れかの装置を含み、
    該装置は、前記タッチパネルの任意の場所におけるフリックにより駆動されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の顕微鏡システム。
  8. 姿勢検出センサーと、第1通信部とを備えた表示端末の操作に応じて、前記第1通信部と通信を行う第2通信部と電動駆動部とを有する顕微鏡を制御する方法であって、
    前記姿勢検出センサーが、前記表示端末の姿勢を変更する操作を検出するステップと、
    その検出された操作に応じて前記第1通信部が発信する所定の制御コマンドを前記第2通信部が受信するステップと、
    該制御コマンドに応じて前記顕微鏡の前記電動駆動部が駆動するステップとを含むことを特徴とする顕微鏡の制御方法。
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