JP2015075530A - 発光部駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プランジャーを用いたオートポップアップ機構の小型化を可能とする発光部駆動装置を提供する。
【解決手段】収納位置と発光位置との間で移動可能な発光部50に係止部4eを設け、係止部4eと係合することにより発光部50を収納位置に保持する係止部材19をロック機構側に設け、係止部4eと係止部材19との係合をプランジャー27により解除する。ストロボベース13に摺動可能にスライド部材21を配置し、スライド部材21に摺動可能に係止部材19を配置して、スライド部材21のストぼろベース13に対する摺動方向とプランジャー27の可動部27aの移動方向とを略同一方向とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、発光部駆動装置及び撮像装置に関し、特に、撮像装置に装備される発光部のオートポップアップ機構に関する。
ストロボ装置を備えた撮像装置として、撮影時に撮像装置の制御部が被写体の明暗を判断し、暗いと判断した場合に自動で発光部を収納位置から発光位置へと移動(ポップアップ)させ、発光部を発光させるものが知られている。発光部を自動でポップアップさせるオートポップアップ機構としては、例えば、ばね等の付勢力で発光部を跳ね上げ、プランジャーを用いたロック機構により発光部を発光位置で保持するもの知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、このようなロック機構を解除するロック解除機構として、例えば、回転中心を持つリンク機構を用いるものが知られている。このリンク機構には、リンク機構の形状を工夫することで、ロック係止部とプランジャーの位置や向きに対する設計自由度を高くすることができるという利点がある。
特開2003−307769号公報
しかしながら、上記従来技術では、プランジャーとロック係止部との位置関係により、リンク部材の形状が大きくなるというデメリットがあり、そのため、近年、撮像装置に求められている小型化には向いていないという問題がある。
本発明は、プランジャーを用いたオートポップアップ機構の小型化を可能とする発光部駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る発光部駆動装置は、係止部を備える発光部と、収納位置と発光位置との間で前記発光部を移動させる移動手段と、前記係止部と係合することにより前記発光部を前記収納位置に保持する係止部材を有するロック手段と、前記係止部と前記係止部材との係合を解除するプランジャーを有する解除手段とを備える発光部駆動装置であって、前記ロック手段は、保持部材に摺動可能に保持されると共に前記係止部材を摺動可能に保持するスライド部材を有し、前記スライド部材の前記保持部材に対する摺動方向と前記プランジャーの可動部の移動方向とが略同一方向であることを特徴とする。
本発明では、発光部の係止部と係合して発光部を収納位置に保持する係止部材をプランジャーの可動部により移動させることで、係止部と係止部材との係合を解除する。その際に、係止部材を摺動可能に保持するスライド部材の摺動方向とプランジャーの可動部の移動方向とを略同一方向とする。これにより、従来の回転中心を持つリンク機構を用いることなくロック解除を行うことができるため、発光部駆動装置を小型化することが可能となり、ひいては、撮像装置の小型化が可能となる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の外観斜視図である。 図1の撮像装置が備えるストロボユニットの正面側斜視図及び背面側斜視図であり、発光部がポップアップした状態を示す。 図2のストロボユニットの正面図及び断面図であり、発光部がポップアップした状態を示す。 図2のストロボユニットを構成するストロボホルダ及びその周辺部の構造を示す分解斜視図である。 図2のストロボユニットの分解斜視図である。 図2のストロボユニットの底面図及び断面図である。 図2のストロボユニットにおける、ストロボベースに対する復帰部材の取付状態を模式的に示す図である。 図2のストロボユニットにおける、係止部とその周辺部の構造の詳細を示す分解斜視図である。 図2のストロボユニットにおける、ストロボベースに対するスライド部材の取付状態を模式的に示す図である。 図2のストロボユニットにおける、スライドカバー等に対するスライド部材の取付状態を模式的に示す図である。 図2のストロボユニットにおいて、発光部が収納状態にあるときのオートポップアップ機構の状態(ロック状態)と、オートポップアップ機構のロック解除状態とを示す斜視図である。 図2のストロボユニットにおいて、発光部のポップアップ直後のオートポップアップ機構の状態と、発光部がポップアップ状態(発光位置)にあるときのオートポップアップ機構の状態とを示す斜視図である。 図2のストロボユニットにおいて、発光部が収納直前の状態にあるときのオートポップアップ機構の状態を示す斜視図である。 図2のストロボユニットにおける、別の実施形態に係る係止部とその周辺構造の詳細を示す分解斜視図及び斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。以下の説明では、本発明に係る発光部駆動装置を「オートポップアップ機構」と称呼することとする。
<第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の外観斜視図である。図1(a)には、撮像装置1が備えるストロボユニット3を構成する発光部(以下「発光部」と略す)50が撮像装置1の本体内部に収納された状態(発光部50が収納位置にある状態)が示されている。図1(b)には、発光部50が撮像装置1の本体外部にポップアップ(突出)した状態(発光部50が発光位置にある状態)が示されている。
撮像装置1では、前面中央部にレンズ鏡筒2aが、上面の一端近傍に発光部50が、上面の他端近傍にレリーズボタン2bがそれぞれ配置されている。レリーズボタン2bは、2段スイッチで構成されている。レリーズボタン2bが半押しされると(1段目スイッチがONされると)、自動露光(AE)処理及び自動合焦(AF)処理が行われ、全押しされると(2段目スイッチがONされると)、露光から撮影画像の保存に至る一連の撮影動作が行われる。
撮像装置1では、撮影の際、図1(a)の状態でレリーズボタン2bが半押しされると、撮像装置1が備える不図示の制御部(マイクロコンピュータ)が被写体の明暗を判断する。そして、制御部が暗いと判断した場合には、発光部50が自動でポップアップして図1(b)の状態となり、発光部50を発光させる。
図2(a)は、発光部50がポップアップした状態にあるストロボユニット3の正面側斜視図であり、図2(b)は、発光部50がポップアップした状態にあるストロボユニット3の背面側斜視図である。図3(a)は、発光部50がポップアップした状態にあるストロボユニット3の正面図であり、図3(b)は、図3(a)中の矢視A−A断面図である。
ストロボユニット3の発光部50は、パネル51、Xe管52、トリガーコイル53、リフレクタ54等がストロボホルダ4に収納され、更にストロボカバー10で覆われることによって構成されている。ストロボホルダ4は、ストロボプレート7に対してシャフト5により軸止され、ストロボプレート7は、ストロボベース13(保持部材)に対してシャフト12により軸止されている。シャフト5はトーションばね6により、シャフト12はトーションばね15によりそれぞれ、ポップアップ方向に付勢されている。本実施形態では、このような平行2軸の回転軸(シャフト5,シャフト12)を用いたオートポップアップ機構を採用している。
次に、ストロボユニット3のオートポップアップ機構について詳細に説明する。図4は、ストロボホルダ4及びその周辺部の構造を示す分解斜視図である。なお、図4では、パネル51、Xe管52、トリガーコイル53、リフレクタ54及びリード線等を不図示としている。
ストロボホルダ4は、ストロボプレート7の2つの曲げ腕部7a,7bによって挟み込まれ、シャフト5によりストロボプレート7の穴部7cとストロボホルダ4に設けた穴部4b,4cで軸止される。その際、トーションばね6は、ストロボホルダ4のスペース4dにおいて、シャフト5を軸中心として配置される。また、リード線ホルダ(リード線ケース)8には貫通穴を有する中空軸部8aが設けられており、中空軸部8aはストロボプレート7の穴部7dに摺動嵌合されると同時に、ストロボホルダ4の貫通穴4aに摺動嵌合される。
リード線ホルダ8は、ストロボプレート7に対してビス9により固定される。リード線ホルダ8には、リード線収納部8bが設けられている。図4には不図示の発光部50からのリード線14(図5参照)は、ストロボホルダ4の穴部4a、ストロボプレート7の穴部7d、リード線ホルダ8の中空軸部8aを通して、リード線収納部8bに収納される。
図5は、ストロボユニット3の分解斜視図である。リード線収納部8bに収納されたリード線14は、リード線ホルダ8に設けられた穴部8cとストロボベース13に設けた収納部13kとを通り、ストロボベース13の底面側から出て、更に不図示のストロボ基板へと延びている。リード線ホルダ8に対してリード線カバー11がビスにより固定され、更にビスを用いてストロボカバー10が取り付けられことで、図4に示したシャフト5の端面がストロボカバー10に覆われ、シャフト5の抜け止めがなされる。
ストロボプレート7に設けられた2つの曲げ腕部7e,7fをストロボベース13の2つの壁部13m、13nに接する位置に配置し、穴部7g,7hと穴部13h,13jにシャフト12を挿通させる。これにより、ストロボベース13に対して、ストロボプレート7がシャフト12により軸止される。このとき、トーションばね15は、シャフト12を軸中心として配置される。以上の構成により、発光部50は、2つのシャフト5,12を回転軸としてポップアップが可能となっている。
次に、ストロボユニット3において発光部50のポップアップ状態への移行をロックするロック機構について説明する。図6(a)は、ストロボユニットの底面図であり、図中に示す+Z方向が被写体側となっている。図6(b)は、図6(a)中の矢視B−B断面図であり、ストロボユニット3の発光部50が収納位置にある状態を示しており、紙面手前方向が被写体側となっている。なお、図6(b)では、また、ロック機構の説明と関係の無い部分を不図示としている。
発光部50を構成するストロボホルダ4には、係止部4eが設けられている。係止部4eと、ロック機構側の係止部材19(適宜図2(b)参照)とが係合することにより、発光部50の発光位置への移動(ポップアップ状態への移行)がロックされている。係止部材19は、スライド部材21(適宜図2(b)参照)に対して摺動可能に取り付けられており、その摺動方向は、図6(a)に示す±Z方向(図6(b)の紙面表裏方向)である。係止部材19は更に、ばね20により図6(a)に示す−Z方向(図6(b)の紙面裏方向)に付勢されている。
スライド部材21は、ストロボベース13に対して図6(b)の±X方向に摺動可能に取り付けられており、ばね25により+X方向に付勢されている。即ち、係止部材19は、スライド部材21に対して±Z方向に摺動可能に取り付けられ、スライド部材21はストロボベース13に対して±X方向に摺動可能に取り付けられている。
スライド部材21には、ピン部材24がかしめられたスライドプレート23が固定されており、ピン部材24はプランジャー27の穴部27bに嵌合されている。穴部27bはプランジャー27の可動部27aに設けられており、そのため、スライド部材21と可動部27aとは、一体となってスライド移動することになる。
通常(プランジャー27への通電無し)の状態では、可動部27aは磁力により図6(a)の実線位置に固定されており、磁力の強さ範囲内の一定の負荷までは移動に耐えることができる。プランジャー27へ通電が行われると、磁力が消磁され、可動部27aはそのストローク内で伸縮自在となる。本実施形態では、可動部27aとスライド部材21が連結されているため、可動部27aはスライド部材21の移動範囲である2点鎖線位置まで移動可能となる。以下の説明では、可動部27aについて、図6(a)の実線位置を「定常位置」と称呼する。可動部27aが定常位置から解放されて2点鎖線の位置(解放位置)までの間にあるときには、可動部27aは解放状態にある。
図6(b)において、スライド部材21は、ばね25により+X方向に付勢されているが、プランジャー27の可動部27aと連結され、且つ、可動部27aは定常位置で固定されているため、スライド部材21も固定されている。可動部27aが定常位置にあるときに、係止部材19は、ストロボホルダ4の係止部4eと係合する位置に配置される。そのため、ストロボユニット3におけるロック機構では、可動部27aが定常位置にあるときに発光部50をロックすることが可能となっている。以下の説明では、スライド部材21と係止部材19について、発光部50がロックされているときの位置が通常位置であるとする。
発光部50がロックされている状態で、プランジャー27に通電が行われると、可動部27aが定常位置から解放され、ばね25の付勢力によりスライド部材21は通常位置から+X方向に移動する。これにより、スライド部材21と連動して係止部材19が動き、係止部材19とストロボホルダ4の係止部4eとのロックが解除されることで、発光部50はポップアップする。
ストロボユニット3には、プランジャー27への通電によって+X方向に移動したスライド部材21を通常位置へ戻すための復帰機構が必要となり、本実施形態では、復帰部材16を用いて、この復帰機構を構成している。復帰部材16は、ストロボベース13に対して±X方向に摺動可能に取り付けられており、ばね18により−X方向に付勢されている。スライド部材21と復帰部材16はそれぞれ、スライド部材21側の当接面21fと復帰部材16側の当接面16eで当接可能となっている。ここで、ばね18の付勢力をばね25の付勢力よりも大きくすることにより、復帰部材16はスライド部材21を通常位置まで戻すことが可能となる。
なお、復帰部材16とリード線ホルダ8にはそれぞれ、カム形状部16b,8d(適宜図2(b)参照)が設けられている。そして、図6(b)には不図示ではあるが、発光部50が収納位置にあるときには、復帰部材16のカム形状部16bは、リード線ホルダ8のカム形状部8dと当接しており、そのため、復帰部材16は図6(b)の位置に留まっている。発光部50がポップアップしてリード線ホルダ8のカム形状部8dが移動し、復帰部材16のカム形状部16bと離れることにより、復帰部材16の−X方向への移動が可能になる。
図7は、ストロボベース13に対する復帰部材16の取付状態を模式的に示す図である。ストロボベース13には、復帰部材16を摺動可能に取り付けるためのスペース13aが設けられている。スペース13aに復帰部材16を組み込み、復帰部カバー17(適宜図6(b)参照)を被せ、復帰部カバー17をビス9で固定する。その際に、ばね18を復帰部材16の突起部16aに取り付けた状態とする。
復帰部材16にはフランジ部16cが設けられ、その側面には突起部16dが設けられている。突起部16dは、ストロボベース13の立ち壁形状のガイド部13cでガイドされている。また、フランジ部16cは、ストロボベース13に設けられたレール部13bと、復帰部カバー17の裏面に設けられた不図示のレール部によって挟み込まれている。このような構成により、復帰部材16はストロボベース13に対して摺動可能となっている。
図8は、係止部材19とその周辺部の構造の詳細を示す分解斜視図である。係止部材19は、ばね20を組み付けた状態でスライド部材21に取り付けられ、係止部カバー22(適宜図6(b)参照)により挟み込まれる。係止部材19は、フランジ部19aを有し、フランジ部19aに突起部19cが設けられて、スライド部材21の内壁をガイドとして摺動する。また、フランジ部19aの両面にはレール部19bが設けられており、フランジ部19aは、スライド部材21の内壁と係止部カバー22の壁形状22cの上面で挟み込まれて摺動する。係止部カバー22には突起部22aが設けられると共に、弾性力を持つ形状を有する突起部22bが設けられ、これらの突起部22a,22bはスライド部材21に設けられた2カ所の引っ掛け部21bに係止される。スライド部材21には、突起部21cが設けられており、ばね25は突起部21cに取り付けられる。
図9は、ストロボベース13に対するスライド部材21の取付状態を模式的に示す図である。係止部材19が組み込まれたスライド部材21に、スライドプレート23がビス9で固定される。スライドプレート23には、ピン部材24がかしめられている。ストロボベース13には、スライド部材21を取り付けるためのスペース13e(適宜図7参照)が設けられており、ばね25が取り付けられたスライド部材21がスペース13eに落とし込まれる。
スライド部材21の両側面には突起形状21a(適宜図8参照)が設けられており、スライド部材21は、ストロボベース13のガイド壁13gをガイドとして摺動する。また、ストロボベース13には、レール部13fが設けられており、同様に、スライドカバー26(適宜図6(b)参照)にも、不図示のレール部が設けられている。そのため、スライドカバー26をビス9で固定することにより、スライド部材21はストロボベース13に対して摺動可能に取り付けられることになる。
図10は、スライドカバー26及びスライドプレート23に対するプランジャー27の取付状態を模式的に示す図である。プランジャー27は、スライドカバー26にビス9を用いて固定されると共に、プランジャー27の穴部27bがピン部材24に嵌合されることで、スライドプレート23に対しても取り付けられる。プランジャー27が実装されているフレキシブル基板28(適宜図6(b)参照)は、撮像装置1のメイン基板(不図示)へと接続される。
次に、上述の通りに構成されたオートポップアップ機構の動作について、図11乃至図13を参照して説明する。図11(a)は、発光部50が収納状態にあるときのオートポップアップ機構の状態(ロック状態)を示す斜視図であり、図11(b)は、オートポップアップ機構のロック解除状態を示す斜視図である。図12(a)は、発光部50のポップアップ直後のオートポップアップ機構の状態を示す斜視図であり、図12(b)は、発光部50がポップアップ状態(発光位置)にあるときのオートポップアップ機構の状態を示す斜視図である。図13は、発光部50が収納直前の状態にあるときのオートポップアップ機構の状態を示す斜視図である。なお、図11乃至図13では、オートポップアップ機構の状態を明示するために、ストロボベース13やストロボプレート7等を不図示としている。
図11(a)の収納状態では、プランジャー27の可動部27aは定常位置にあるため、連結されているスライド部材21は、ばね25の付勢力に反し、通常位置に固定されている。そのため、ストロボホルダ4の係止部4eとロック機構を構成する係止部材19とが噛み合い、発光部50のポップアップがロックされている。ここで、復帰部材16は、ばね18により−X方向に付勢されているため、リード線ホルダ8のカム形状8dと当接した位置で停止している。
プランジャー27への通電によって可動部27aが解放状態になると、ばね25の付勢力によりスライド部材21が+X方向に移動する。これにより、スライド部材21に保持されていた係止部材19が連動して+X方向に移動することで、ストロボホルダ4の係止部4eと係止部材19との係合が解除される。こうして、図11(b)のロック解除状態となり、発光部50はポップアップを開始する。すると、リード線ホルダ8のカム形状8dが復帰部材16のカム形状部16bから離間し、復帰部材16は−X方向への移動を開始して、図12(a)の状態となる。このとき、ばね25の付勢力よりもばね18の付勢力が大きいため、復帰部材16はスライド部材21を−X方向へ押し込み始める。
復帰部材16が完全にスライド部材21を−X方向に押し込むと、スライド部材21は通常位置へ戻り、図12(b)に示す状態となる。このとき、プランジャー27の可動部27aも定常位置へ戻り、通電を止めることで磁力により定常位置で固定される。なお、このとき、発光部50はポップアップ状態となっている。
ポップアップした発光部50を手動で収納位置へ戻すと、発光部50の収納直前の状態では、図13に示すように、ストロボホルダ4の係止部4eとロック機構側の係止部材19とが当接している。この状態から発光部50を更に収納位置側へ押し込むと、係止部材19がばね20の付勢力に抗して+Z方向にスライドして逃げた後、ばね20の付勢力によって−Z方向に戻ることで、図11(a)の収納状態となることができる。
なお、リード線ホルダ8のカム形状部8dと復帰部材16のカム形状部16bとによって、復帰部材16は+X方向へ移動し、スライド部材21から離間する。このときプランジャー27は定常状態となっているので、スライド部材21がばね25の付勢力により移動することはない。以上の一連の動作により、発光部50のオートポップアップが可能となっている。
以上の説明の通り、本実施形態では、プランジャー27の移動方向と係止部材19を備えたスライド部材21の移動方向が略同一方向となる構成としている。そのため、従来のようにプランジャーの移動方向とロック解除方向(係止部材の移動方向)が異なるためにリンク部材を用いていた機構と比べて、大型化の原因となるリンク機構を必要とせず、よって、オートポップアップ機構の小型化が可能となる。また、本実施形態では、プランジャー27の移動軌跡とスライド部材21の移動軌跡は共に略直線(±X方向)となる構成となっている。これにより、更に、オートポップアップ機構の小型化が可能となる。
<第2実施形態>
上記説明では、図8等を参照して説明した通り、係止部材19の移動機構をスライド機構としたが、第2実施形態では、係止部材19の移動機構を回転機構とする。これは、係止部材19が、相手係止部(係止部4e)に対する逃げ機構を有していればよいからである。
図14は、別の実施形態(係止部材19の変形例)に係る係止部材55とその周辺部の構造の詳細を示す図であり、図14(a)は分解斜視図であり、図14(b)は組立状態を示す斜視図である。係止部材55は、穴部55aとスライド部材57に設けられた穴部57a,57bにおいて、シャフト59により軸止される。トーションばね56は、シャフト59を軸中心として配置される。係止部カバー58に設けられた弾性力を有する突起部58bと突起部58cとがスライド部材57に設けられた係止部57cと係止部57dに係止されることで、係止部カバー58はスライド部材57に取り付けられる。シャフト59は、スライド部材57に取り付けられた係止部カバー58の蓋部58aにより抜け止めされる。
このような構成の係止部材55では、発光部50の収納時にストロボホルダ4の係止部4eと当接しても、軸A(シャフト59の軸中心)を回転中心とした回転動作により逃げ動作が可能となり、スムーズな収納動作を行うことができる。なお、その他の機構については第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれ、また、上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。例えば、上記実施形態では、平行2軸の回転軸(シャフト5,シャフト12)を用いたオートポップアップ機構について説明したが、少なくとも1本の回転軸を有するオートポップアップ機構であってもよい。その場合でも、上記実施形態と同様に、回転軸の軸方向とスライド部材21の移動方向とを略同一方向とすることが好ましい。
8 リード線ホルダ
13 ストロボベース(保持部材)
14 リード線
16 復帰部材
16b カム形状部
18 ばね
19 係止部材
20 ばね
21 スライド部材
25 ばね
27 プランジャー
27a 可動部
50 発光部
55 係止部材

Claims (9)

  1. 係止部を備える発光部と、
    前記発光部を収納位置と発光位置との間で移動させる移動手段と、
    前記係止部と係合することにより前記発光部を前記収納位置に保持する係止部材を有するロック手段と、
    前記係止部と前記係止部材との係合を解除するプランジャーを有する解除手段とを備える発光部駆動装置であって、
    前記ロック手段は、保持部材に摺動可能に保持されると共に前記係止部材を摺動可能に保持するスライド部材を有し、
    前記スライド部材の前記保持部材に対する摺動方向と前記プランジャーの可動部の移動方向とが略同一方向であることを特徴とする発光部駆動装置。
  2. 前記可動部の移動軌跡と前記スライド部材の移動軌跡は共に略直線であることを特徴とする請求項1記載の発光部駆動装置。
  3. 前記可動部は、前記係止部と前記係止部材との係合を可能とする定常位置と前記係止部と前記係止部材との係合が解除される解放位置との間で移動可能であり、
    前記スライド部材は、前記可動部と連結され、前記可動部が前記定常位置にあるときに前記係止部と前記係止部材との係合を解除する方向に付勢された状態で通常位置にあり、
    前記ロック手段は、
    前記可動部が前記解放位置にあるときの前記スライド部材に当接しする復帰部材と、
    前記可動部が前記解放位置にあるときの前記スライド部材を前記通常位置へ戻す方向に前記復帰部材を付勢する付勢手段とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光部駆動装置。
  4. 前記発光部に繋がるリード線を収納するケースを備え、
    前記発光部が前記収納位置にあるときに、前記ケースと前記復帰部材とが当接することにより、前記復帰部材と前記スライド部材とが離間していることを特徴とする請求項3記載の発光部駆動装置。
  5. 前記発光部が前記収納位置から前記発光位置へ移動することにより、前記ケースと前記復帰部材との当接が解除され、前記復帰部材が前記スライド部材に当接して前記スライド部材を前記通常位置へ戻すことを特徴とする請求項4記載の発光部駆動装置。
  6. 前記発光位置にある前記発光部を手動で前記収納位置に戻す際に、前記ケースに設けたカム形状部と前記復帰部材に設けたカム形状部とが当接することにより、前記復帰部材が前記スライド部材から離間することを特徴とする請求項5記載の発光部駆動装置。
  7. 前記移動手段は、前記発光部を移動させる少なくとも1本の回転軸を有し、
    前記回転軸の軸方向と前記スライド部材の移動方向とが略同一方向であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の発光部駆動装置。
  8. 前記移動手段は、平行2軸の回転軸を有することを特徴とする請求項7記載の発光部駆動装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発光部駆動装置を備えることを特徴とする撮
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