JP2015075213A - 電磁クラッチ、駆動力伝達装置、及び外れ防止構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】互いにねじ止めされる一対の部材間の熱膨張率差に基づく部材の外れを防止することが可能な電磁クラッチ、駆動力伝達装置、及び外れ防止機構を提供する。【解決手段】電磁クラッチ5は、ハウジング20に係合する第2のアウタクラッチプレート51と、第2のインナクラッチプレート52とを備え、ハウジング20は、雌ねじ21cが形成されたフロントハウジング21と、雌ねじ21cに螺合する雄ねじ221aが形成されたリヤハウジング22と、雄ねじ221aに螺合する雌ねじ230aが形成されたねじ部230、及びフロントハウジング21の開口端部21gを覆う覆い部231を有する外れ防止部材23とを備え、外れ防止部材23のねじ部230が雄ねじ221aに螺合することによる外れ防止部材23の軸方向移動がフロントハウジング21のテーパ状の外側傾斜面21dと覆い部231のテーパ状の内側傾斜面231aとの当接により規制される。【選択図】図3
Description
本発明は、例えば自動車における入力軸から出力軸に駆動力を伝達する電磁クラッチ、駆動力伝達装置、及び外れ防止構造に関する。
従来の駆動力伝達装置として、例えば四輪駆動車に搭載され、一対の回転部材をトルク伝達可能に連結するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
この種の駆動力伝達装置は、アウタケース(外側回転部材)と、このアウタケースと同軸上で相対回転可能に支持されたインナシャフト(内側回転部材)と、アウタケースとインナシャフトとをトルク伝達可能に連結するメインクラッチと、このメインクラッチに回転軸線に沿って並列する電磁クラッチ機構と、この電磁クラッチ機構の作動によってアウタケースからの回転力をメインクラッチ側への押圧力に変換するカム機構とを有して構成されている。
カム機構は、一対のカム部材を備え、一方のカム部材が電磁クラッチ機構から回転力を受けて他方のカム部材に対して回転し、この回転に伴って他方のカム部材がメインクラッチを押圧するように構成されている。
電磁クラッチ機構は、電磁コイルと、この電磁コイルの電磁力を受けるアーマチャと、アーマチャによって押圧されるアウタクラッチプレート及びインナクラッチプレートとを有して構成されている。アウタクラッチプレートはアウタケースにスプライン係合し、インナクラッチプレートはカム機構の一方のカム部材にスプライン係合している。
アウタケースは、有底筒状を有し、開口側の内周面に雌ねじが形成されたフロントハウジングと、フロントハウジングの雌ねじに螺合する雄ねじを有し、フロントハウジングの開口の一部を覆蓋する環状のリヤハウジングと、リヤハウジングの雄ねじに螺合してフロントハウジングの雌ねじとリヤハウジングの雄ねじとの間のガタを解消するためのナット部材とを備える。また、フロントハウジングは、アウタケースからの磁束の漏洩を防止するために非磁性材料であるアルミニウム合金から形成され、リヤハウジングは、磁気コイルの周囲に磁路を形成するための鉄等の磁性材料からなる磁路形成部材に磁束の短絡を抑制するステンレス製の非磁性材料からなる筒体を埋設して形成されている。
そして、電磁コイルに通電されると、アーマチャがアウタクラッチプレート及びインナクラッチプレートを押圧し、これによりアウタケースの回転力が一方のカム部材に伝達され、この回転力が軸方向の押圧力に変換されて他方のカム部材がメインクラッチを押圧する。これにより、アウタケースとインナシャフトとがトルク伝達可能に連結される。
しかし、特許文献1に記載の駆動力伝達装置では、アルミニウム合金からなるフロントハウジングと、鉄等からなるリヤハウジングとの間に熱膨張率差(熱膨張率の差)があるため、メインクラッチの発熱等により温度が上昇すると、フロントハウジングの雌ねじの内径とリヤハウジングの雄ねじの外径との差、すなわち、ねじの掛かり代が小さくなり、フロントハウジングの強度が十分でない場合には、リヤハウジングがフロントハウジングから外れるおそれがある。そのため、例えばアウタケースの温度に応じてトルク伝達量を抑制する等の対策を行う必要があった。
そこで、本発明は、互いにねじ止めされる一対の部材間の熱膨張率差に基づく部材の外れを防止することが可能な電磁クラッチ、駆動力伝達装置、及び外れ防止機構を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、内周スプライン部を内周面に有する外側回転部材と、前記外側回転部材の内側に配置され、前記外側回転部材と同一の回転軸線上で相対回転可能に支持された内側回転部材と、前記内周スプライン部に係合する磁性材料からなる外側クラッチプレートと、前記外側クラッチプレートに対向する磁性材料からなる内側クラッチプレートと、前記外側クラッチプレートと前記内側クラッチプレートとを互いに押し付ける電磁力を発生する電磁コイルとを備え、前記外側回転部材は、前記内周スプライン部が形成された非磁性材料からなる円筒部を有し、前記円筒部の開口端部の内周面に雌ねじが形成された第1部材と、前記第1部材の前記雌ねじに螺合する雄ねじが外周面に形成された磁性材料からなる第1環状部材、前記第1環状部材の内側に配置された非磁性材料からなる第2環状部材、及び前記第2環状部材の内側に配置された磁性材料からなる第3環状部材を含み、前記第1部材の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する第2部材と、前記第2部材の前記雄ねじに螺合する雌ねじが形成されたねじ部、及び前記第1部材の前記開口端部を外周側から覆う覆い部を有する第3部材とを備え、前記第1部材は、前記開口端部の外周面が開口端面に向かって徐々に外径が小さくなる外側傾斜面として形成され、前記第3部材は、前記覆い部の内周面が前記外側傾斜面と同方向に傾斜した内側傾斜面として形成され、前記第3部材の前記ねじ部が前記第2部材の前記雄ねじに螺合することによる前記第3部材の前記第1部材側への軸方向移動が前記外側傾斜面と前記内側傾斜面との当接により規制される電磁クラッチを提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、上記電磁クラッチと、前記内周スプライン部に軸方向移動可能に係合する外側摩擦部材と、前記内側回転部材の外周面に形成された外周スプライン部に軸方向移動可能に係合する内側摩擦部材と、第1カム部材及び第2カム部材を有し、前記電磁クラッチによって伝達されるトルクによって前記第1カム部材を前記第2カム部材に対して相対回転させることにより、前記第2カム部材から前記外側摩擦部材と前記内側摩擦部材とを摩擦係合させる押圧力を出力するカム機構と、を備えた駆動力伝達装置を提供する。
また、本発明は、上記目的を達成するため、非磁性材料からなる円筒部を有し、前記円筒部の開口端部の内周面に雌ねじが形成されると共に前記開口端部の外周面が開口端面に向かって徐々に外径が小さくなる外側傾斜面として形成された第1部材と、前記第1部材の前記雌ねじに螺合する雄ねじが外周面に形成され、前記第1部材の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する第2部材との間の熱膨張差に基づく前記第2部材の前記第1部材からの外れを防止する外れ防止構造であって、前記第2部材の前記雄ねじに螺合する雌ねじが形成されたねじ部、及び前記第1部材の前記開口端部を外周側から覆う覆い部を有し、前記覆い部の内周面が前記外側傾斜面と同方向に傾斜した内側傾斜面として形成された第3部材を用い、前記第3部材の前記ねじ部が前記第2部材の前記雄ねじに螺合することによる前記第3部材の前記第1部材側への軸方向移動が前記外側傾斜面と前記内側傾斜面との当接により規制される外れ防止構造を提供する。
本発明によれば、互いにねじ止めされる一対の部材間の熱膨張率差に基づくねじの緩みを抑制することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る駆動力伝達装置が搭載された四輪駆動車の構成例を示す概略構成図である。
この四輪駆動車1は、駆動源であるエンジン102と、トランスミッション及びフロントデファレンシャルを有するトランスアクスル103と、一対の前輪104と、一対の後輪105と、リヤディファレンシャルキャリア106と、プロペラシャフト107と、駆動力伝達装置2とを備えている。
駆動力伝達装置2は、四輪駆動車1における前輪側から後輪側に至る駆動力伝達経路に配置され、かつ車体101にリヤディファレンシャルキャリア106を介して支持されている。そして、駆動力伝達装置2は、プロペラシャフト(入力軸)107とドライブピニオンシャフト(出力軸)108とをトルク伝達可能に連結し、この連結状態においてエンジン102の駆動力を一対の後輪105に伝達し得るように構成されている。
また、駆動力伝達装置2は、制御装置10から電流の供給を受け、この電流に応じた駆動力をプロペラシャフト107からドライブピニオンシャフト108に伝達する。制御装置10は、例えば一対の前輪104と一対の後輪105との回転速差や、運転者による加速操作量(アクセルペダルの踏込量)等に基づいて、駆動力伝達装置2に供給する電流を増減制御する。
上記構成により、エンジン102は、その駆動力をフロントアクスルシャフト109にトランスアクスル103を介して出力することにより、一対の前輪104を駆動する。また、エンジン102は、その駆動力をリヤアクスルシャフト111に、トランスアクスル103,プロペラシャフト107,駆動力伝達装置2,ドライブピニオンシャフト108,及びリヤディファレンシャル110を介して出力することにより、一対の後輪105を駆動する。
(駆動力伝達装置2の構成)
図2は、駆動力伝達装置2の構成例を回転軸線Oを含む断面で示す断面図である。図2において、回転軸線Oよりも上側は駆動力伝達装置2の作動状態(トルク伝達状態)を、下側は駆動力伝達装置2の非作動状態(トルク非伝達状態)を、それぞれ示す。
図2は、駆動力伝達装置2の構成例を回転軸線Oを含む断面で示す断面図である。図2において、回転軸線Oよりも上側は駆動力伝達装置2の作動状態(トルク伝達状態)を、下側は駆動力伝達装置2の非作動状態(トルク非伝達状態)を、それぞれ示す。
駆動力伝達装置2は、外側回転部材としてのハウジング20と、ハウジング20と同軸上で回転軸線Oを中心として相対回転可能に支持された内側回転部材としての筒状のインナシャフト24と、ハウジング20とインナシャフト24とをトルク伝達可能に連結するメインクラッチ3と、メインクラッチ3を押圧する押圧力を発生させるカム機構4と、メインクラッチ3との間にカム機構4を挟むように配置された電磁クラッチ5とを有して構成されている。
ハウジング20は、有底円筒状の第1部材としてのフロントハウジング21と、フロントハウジング21の開口側の一部を覆蓋する環状の第2部材としてのリヤハウジング22と、第3部材としての外れ防止部材23とを備える。ハウジング20の内部空間には、図略の潤滑油が封入されている。
フロントハウジング21は、円筒部21aと底部21bとを一体に有する。円筒部21aの開口端部21gの内周面には、雌ねじ21cが形成されている。底部21bには、プロペラシャフト107(図1参照)が例えば十字継手を介して相対回転不能に連結される。また、フロントハウジング21は、所定の熱膨張率を有するアルミニウム、あるいはアルミニウム合金等からなる非磁性材料から形成されている。
円筒部21aの内周面には、回転軸方向に延びる複数の内周スプライン突起211からなる内周スプライン部210が形成されている。内周スプライン部210は、後述する第1アウタクラッチプレート31がスプライン係合する第1領域210aと、後述するアーマチャ50及び第2アウタクラッチプレート51がスプライン係合する第2領域210bとを有している。
リヤハウジング22は、軟鋼等の磁性材料からなる第1環状部材221、第1環状部材221の内周側に溶接等により一体に結合されたオーステナイト系ステンレス等の非磁性材料からなる第2環状部材222、及び第2環状部材222の内周側に溶接等により一体に結合された軟鋼等の磁性材料からなる第3環状部材223からなる。第1環状部材221、第2環状部材222、及び第3環状部材223は、フロントハウジング21の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有し、リヤハウジング22は、その熱膨張率が全体としてフロントハウジング21の熱膨張率よりも小さい。
リヤハウジング22は、電磁コイル53が発生する電磁力の磁路の一部を構成する。第1環状部材221と第3環状部材223との間には、後述する電磁コイル53を収容する環状の収容空間22aが形成されている。また、第1環状部材221の外周面には、フロントハウジング21の雌ねじ21cに螺合する雄ねじ221aが形成されている。
インナシャフト24は、玉軸受61及び針状ころ軸受62によってハウジング20の内周側に支持されている。インナシャフト24の外周面には、回転軸方向に延びる複数の外周スプライン突起241からなる外周スプライン部240が形成されている。また、インナシャフト24の一端部における内面には、ドライブピニオンシャフト108(図1参照)の一端部が相対回転不能に嵌合されるスプライン嵌合部242が形成されている。
メインクラッチ3は、ハウジング20の回転軸線Oに沿って交互に配置された複数の外側摩擦部材としての第1アウタクラッチプレート31及び複数の内側摩擦部材としての第1インナクラッチプレート32を有する湿式の多板クラッチからなる。第1アウタクラッチプレート31の外周部には、内周スプライン部210にスプライン係合する複数の突起311が設けられている。また、第1インナクラッチプレート32の内周部には、インナシャフト24の外周スプライン部240にスプライン係合する複数の突起321が設けられている。
第1アウタクラッチプレート31は、フロントハウジング21に対して相対回転不能かつ軸方向に移動可能である。第1インナクラッチプレート32は、インナシャフト24に対して相対回転不能かつ軸方向に移動可能である。また、第1インナクラッチプレート32には、潤滑油を流通させるための複数の油孔322が形成されている。
カム機構4は、第1カム部材としてのパイロットカム41と、メインクラッチ3を軸方向に押圧する第2カム部材としてのメインカム42と、パイロットカム41とメインカム42との間に配置された複数の球状のカムボール43とを有して構成されている。
メインカム42は、メインクラッチ3の一端における第1インナクラッチプレート32に接触し、メインクラッチ3を押圧する環板状の押圧部421と、押圧部421よりもメインカム42の内周側に設けられたカム部422とを一体に有している。
また、メインカム42には、押圧部421の内側に、インナシャフト24の外周スプライン部240とスプライン係合するスプライン歯421bが形成されている。これにより、メインカム42は、インナシャフト24に対して相対回転不能かつ軸方向に移動可能である。メインカム42とインナシャフト24に形成された段差面24aとの間には、メインカム42をパイロットカム41側に付勢する皿バネ44が配置されている。
パイロットカム41の外周部には、スプライン係合部411が形成されている。また、パイロットカム41とリヤハウジング22の第3環状部材223との間には、スラスト針状ころ軸受45が配置され、パイロットカム41のリヤハウジング22側への移動が規制されている。
パイロットカム41とメインカム42のカム部422との対向面には、周方向に沿って軸方向の深さが変化する複数のカム溝41a,422aが形成されている。パイロットカム41のカム溝41aとメインカム42のカム溝422aとの間には、球状のカムボール43が配置されている。そして、カム機構4は、パイロットカム41をメインカム42に対して相対回転させることにより、メインカム42にメインクラッチ3を押し付ける軸方向の押圧力を発生させる。
電磁クラッチ5は、アーマチャ50と、複数の第2アウタクラッチプレート51と、複数の第2インナクラッチプレート52と、電磁コイル53とを有して構成されている。
アーマチャ50は、鉄等の磁性材料からなる環状の部材であり、その外周部にはフロントハウジング21の内周スプライン部210にスプライン係合する複数の突起501が設けられている。アーマチャ50は、フロントハウジング21に対して相対回転不能かつ軸方向に移動可能である。
複数の第2アウタクラッチプレート51及び複数の第2インナクラッチプレート52は、アーマチャ50とリヤハウジング22との間に、回転軸線Oに沿って交互に配置されている。第2アウタクラッチプレート51の外周部には、フロントハウジング21の内周スプライン部210にスプライン係合する複数の突起511が設けられている。第2インナクラッチプレート52の内周部には、パイロットカム41のスプライン係合部411にスプライン係合する複数の突起521が設けられている。
第2アウタクラッチプレート51は、フロントハウジング21に対して相対回転不能かつ軸方向に移動可能である。第2インナクラッチプレート52は、パイロットカム41に対して相対回転不能かつ軸方向に移動可能である。
電磁コイル53は、磁性材料からなる環状のヨーク530に保持され、リヤハウジング22の収容空間22aに収容されている。ヨーク530は、玉軸受63によってリヤハウジング22の第3環状部材223に支持され、その外周面が第1環状部材221の内周面に対向している。また、ヨーク530の内周面は、第3環状部材223の外周面に対向している。電磁コイル53には、電線531を介して制御装置10から励磁電流が供給される。
(駆動力伝達装置の動作)
上記のように構成された駆動力伝達装置2は、制御装置10から電磁コイル53に励磁電流が供給されると、ヨーク530、リヤハウジング22の第1環状部材221及び第3環状部材223、複数の第2アウタクラッチプレート51、複数の第2インナクラッチプレート52、及びアーマチャ50を通過する磁路Gに磁束が発生する。そして、この磁束の電磁力によってアーマチャ50がリヤハウジング22側に吸引されて軸方向に移動し、第2アウタクラッチプレート51と第2インナクラッチプレート52とを押圧する。
上記のように構成された駆動力伝達装置2は、制御装置10から電磁コイル53に励磁電流が供給されると、ヨーク530、リヤハウジング22の第1環状部材221及び第3環状部材223、複数の第2アウタクラッチプレート51、複数の第2インナクラッチプレート52、及びアーマチャ50を通過する磁路Gに磁束が発生する。そして、この磁束の電磁力によってアーマチャ50がリヤハウジング22側に吸引されて軸方向に移動し、第2アウタクラッチプレート51と第2インナクラッチプレート52とを押圧する。
これにより第2アウタクラッチプレート51と第2インナクラッチプレート52とが摩擦摺動し、ハウジング20の回転力がカム機構4のパイロットカム41に伝達され、パイロットカム41がメインカム42に対して相対回転する。つまり、電磁クラッチ5は、電磁コイル53の通電時に、カム機構4にパイロットカム41とメインカム42とを相対回転させる回転力を付与する。
パイロットカム41とメインカム42との相対回転によって、カムボール43がカム溝41a,422aを転動し、パイロットカム41とメインカム42とが離間する方向の軸方向の推力が発生する。そして、この推力によってメインカム42がメインクラッチ3を押圧し、ハウジング20とインナシャフト24とがトルク伝達可能に連結される。
一方、電磁コイル53への励磁電流が遮断されると、皿バネ44の付勢力によりメインカム42がパイロットカム41側に押し戻され、カムボール43がカム溝41a,422aの最も深い位置に移動する。これによりメインクラッチ3の第1アウタクラッチプレート31と第1インナクラッチプレート32の間に隙間が形成され、この隙間に潤滑油が流れ込み、ハウジング20とインナシャフト24との連結状態が解除される。すなわち、駆動力伝達装置2が非作動状態となる。
(フロントハウジング21とリヤハウジング22との外れ防止構造)
図3(a)は、フロントハウジング21とリヤハウジング22との熱膨張率の差に基づくリヤハウジング22のフロントハウジング21からの外れを防止する外れ防止構造を示す図2の部分拡大図である。図3(b)は、図3(a)のA部拡大図である。
図3(a)は、フロントハウジング21とリヤハウジング22との熱膨張率の差に基づくリヤハウジング22のフロントハウジング21からの外れを防止する外れ防止構造を示す図2の部分拡大図である。図3(b)は、図3(a)のA部拡大図である。
フロントハウジング21は、図3(a)に示すように、開口端部21gの外周面が開口端面21eに向かって徐々に外径が小さくなる外側傾斜面21dとして形成されている。つまり、フロントハウジング21は、円筒部21aにおける底部21bとは反対側の開口端部21gにおける外周面が開口端面21eに向かって先細りとなるテーパ状に形成されている。
外れ防止部材23は、リヤハウジング22に螺合されるねじ部230と、フロントハウジング21の開口端部21gを外周側から覆う覆い部231とを一体に有する。外れ防止部材23は、例えば軟鋼等から形成され、フロントハウジング21の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有している。ねじ部230には、リヤハウジング22の雄ねじ221aに螺合する雌ねじ230aが内周面に形成されると共に、フロントハウジング21の開口端面21eに対向する対向面230bが軸方向の一方の端面に形成されている。また、外れ防止部材23は、覆い部231の内周面が外側傾斜面21dと同方向に傾斜した内側傾斜面231aとして形成されている。
フロントハウジング21にリヤハウジング22及び外れ防止部材23を組み付ける際には、まずフロントハウジング21を固定した状態で、開口端面21e側からフロントハウジング21の内部にリヤハウジング22を挿入し、リヤハウジング22を回転させてフロントハウジング21の雌ねじ21cにリヤハウジング22の雄ねじ221aを螺合させる。この際、リヤハウジング22は、駆動力伝達装置2の非作動状態において、第1アウタクラッチプレート31と第1インナクラッチプレート32との間、及び第2アウタクラッチプレート51と第2インナクラッチプレート52との間に適切な隙間が形成される位置に位置決めされる。
次に、リヤハウジング22の雄ねじ221aに外れ防止部材23のねじ部230における雌ねじ230aを螺合させ、外れ防止部材23をリヤハウジング22に対して回転させることで外れ防止部材23を回転軸線Oに沿って軸方向に移動させる。そして、外れ防止部材23を覆い部231の内側傾斜面231aがフロントハウジング21の外側傾斜面21dに当接するまで軸方向に移動させて締め付ける。これにより、所謂ダブルナット構造的にフロントハウジング21及び外れ防止部材23がリヤハウジング22に対して回り止めされる。
つまり、外れ防止部材23のねじ部230がリヤハウジング22の雄ねじ221aに螺合することによる外れ防止部材23のフロントハウジング21側への軸方向移動が外側傾斜面21dと内側傾斜面231aとの当接により規制され、外れ防止部材23の対向面230bは、フロントハウジング21の開口端面21eに接触しない。すなわち、外れ防止部材23の対向面230bとフロントハウジング21の開口端面21eとの間に隙間が形成された状態でフロントハウジング21にリヤハウジング22及び外れ防止部材23が組み付けられ、フロントハウジング21と外れ防止部材23とは、外側傾斜面21d及び内側傾斜面231aのみで互いに接触する。
ここで、図3(b)に示すように、リヤハウジング22の雄ねじ221aにおけるねじ山の角度αは、外側傾斜面21d又は内側傾斜面231aが回転軸線Oに直交する面(仮想面S)となす角度βの2倍の角度よりも小さい(α<β×2)。換言すれば、雄ねじ221aにおけるねじ山のフランク角α´(α´=α/2)は、角度βよりも小さい(α´<β)。
本実施の形態では、外側傾斜面21dと内側傾斜面231aとが互いに平行であり、図3(a)に示す断面において外側傾斜面21d及び内側傾斜面231aが直線状であるので、外側傾斜面21dが仮想面Sとなす角度と内側傾斜面231aが仮想面Sとなす角度とは同じである。ただし、外側傾斜面21d及び内側傾斜面231aのうち一方の傾斜面が例えば凸状に湾曲している場合には、外側傾斜面21d及び内側傾斜面231aのうち他方の傾斜面が仮想面Sとなす角度βの2倍の角度よりも、雄ねじ230aにおけるねじ山の角度αが小さければよい。
このようにしてフロントハウジング21にリヤハウジング22及び外れ防止部材23が組み付けられた駆動力伝達装置2は、フロントハウジング21が熱により膨張し、外側傾斜面21dの外径が拡大すると、外側傾斜面21dと内側傾斜面231aとの摺動により、フロントハウジング21が外れ防止部材23の対向面230bから軸方向に離間する方向の力を受ける。
つまり、フロントハウジング21は、リヤハウジング22及び外れ防止部材23よりも熱膨張率が高いので、例えばメインクラッチ3や電磁クラッチ5の熱がフロントハウジング21に伝導した場合、その膨張によって外側傾斜面21dが内側傾斜面231aに押し付けられる。この際、外側傾斜面21d及び内側傾斜面231aは、回転軸線Oに対して傾斜しているので、外側傾斜面21dが内側傾斜面231aから受ける反力Fの軸方向分力F1及び径方向分力F2のうち、軸方向分力F1によってフロントハウジング21が外れ防止部材23から軸方向に離間する方向の力を受ける。
すなわち、フロントハウジング21が熱膨張したとき、外側傾斜面21dが内側傾斜面231aに押し付けられる反力Fによってフロントハウジング21がリヤハウジング22に対して軸方向移動し、フロントハウジング21の雌ねじ21cのねじ山212がリヤハウジング22の雄ねじ221aのねじ山220に押し付けられる。なお、フロントハウジング21のねじ山212におけるねじ山の角度は、リヤハウジング22のねじ山220におけるねじ山の角度αと同じである。
これにより、フロントハウジング21の雌ねじ21cのねじ山212がリヤハウジング22の雄ねじ221aのねじ山により強く押し付けられ、この摩擦力によってフロントハウジング21とリヤハウジング22との間の緩みが抑制される。
図4(a)は、フロントハウジング21単体での開口端部21g付近における熱膨張前後の形状の例を示す模式図であり、(b)は(a)のB部拡大図、(c)は(a)のC部拡大図である。図4(a)〜(c)では、フロントハウジング21の断面における常温時(例えば25℃)の輪郭を実線で、高温時(例えば100℃)の輪郭を二点鎖線で、それぞれ示している。
フロントハウジング21は、図4(a)に示すように、熱膨張によって回転軸線Oに対して径方向外方に膨らむように変形する。図4(b)に示すように、外側傾斜面21dにおける熱膨張量をδ1とし、外側傾斜面21dの回転軸線Oに平行な方向に対する傾斜角をβ´(β´=90°−β)とすると、外側傾斜面21dが内側傾斜面231aに沿って矢印D方向に摺動することによりフロントハウジング21が軸方向に移動する移動距離γ1は、γ1=δ1/tanβ´の演算式によって表される。
また、図4(c)に示すように、フロントハウジング21の雌ねじ21cにおける熱膨張量をδ2とすると、フロントハウジング21の熱膨張によってリヤハウジング22の雄ねじ221aとの間に発生し得る隙間の軸方向距離γ2は、γ2=δ2×tan(α/2)の演算式によって表される。
したがって、α及びβ(β´)が、γ2<γ1の不等式を満たす角度に設定されていれば、フロントハウジング21のリヤハウジング22に対する熱膨張によって、雌ねじ21cのねじ山212が雄ねじ221aのねじ山220により強く押し付けられ、フロントハウジング21とリヤハウジング22との間の緩みが抑制される。
(実施の形態の効果)
以上説明した本実施の形態によれば、フロントハウジング21とリヤハウジング22との熱膨張率の差によって、高温時においてフロントハウジング21がリヤハウジング22に対して膨張しても、フロントハウジング21の雌ねじ21cとリヤハウジング22の雄ねじ221aとの締結が緩むことが抑制される。
以上説明した本実施の形態によれば、フロントハウジング21とリヤハウジング22との熱膨張率の差によって、高温時においてフロントハウジング21がリヤハウジング22に対して膨張しても、フロントハウジング21の雌ねじ21cとリヤハウジング22の雄ねじ221aとの締結が緩むことが抑制される。
より具体的には、外れ防止部材23のねじ部230がリヤハウジング22の雄ねじ221aに螺合することによる外れ防止部材23のフロントハウジング21側への軸方向移動が外側傾斜面21dと内側傾斜面231aとの当接により規制されるので、外側傾斜面21dと内側傾斜面231aとが確実に接触した状態でフロントハウジング21がリヤハウジング22に回り止めされる。これにより、フロントハウジング21がリヤハウジング22に対して熱膨張した際、外側傾斜面21dが内側傾斜面231aから受ける反力Fによってフロントハウジング21がリヤハウジング22に対して軸方向移動し、フロントハウジング21の雌ねじ21cのねじ山212がリヤハウジング22の雄ねじ221aのねじ山により強く押し付けられ、フロントハウジング21の緩みが抑制される。また、リヤハウジング22の雄ねじ221aにおけるねじ山の角度αは、外側傾斜面21d又は内側傾斜面231aが回転軸線Oに直交する面(仮想面S)となす角度βの2倍の角度よりも小さいので、フロントハウジング21の熱膨張によってフロントハウジング21の雌ねじ21cのねじ山212がリヤハウジング22の雄ねじ221aのねじ山に確実に押し付けられる。
以上、本発明の電磁クラッチ、駆動力伝達装置、及び外れ防止構造を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、上記第1乃至第3の実施の形態では、外れ防止部材23を駆動力伝達装置2におけるフロントハウジング21とリヤハウジング22との間の部材の外れ防止に適用した場合について説明したが、駆動力伝達装置2に限らず、熱膨張率の比較的大きい非磁性材料からなる第1部材と熱膨張率の比較的小さい磁性材料からなる第2部材との間の部材の外れを防止する場合にも適用することができる。
1…四輪駆動車、2…駆動力伝達装置、3…メインクラッチ、4…カム機構、5…電磁クラッチ、10…制御装置、20…ハウジング、21…フロントハウジング、21a…円筒部、21b…底部、21c…雌ねじ、21d…外側傾斜面、21e…開口端面、21g…開口端部、22…リヤハウジング、22a…収容空間、23…外れ防止部材、24…インナシャフト、24a…段差面、31…第1アウタクラッチプレート、32…第1インナクラッチプレート、41…パイロットカム、41a…カム溝、42…メインカム、43…カムボール、44…皿バネ、45…針状ころ軸受、50…アーマチャ、51…第2アウタクラッチプレート、52…第2インナクラッチプレート、53…電磁コイル、61…玉軸受、62…針状ころ軸受、63…玉軸受、101…車体、102…エンジン、103…トランスアクスル、104…前輪、105…後輪、106…リヤディファレンシャルキャリア、107…プロペラシャフト、108…ドライブピニオンシャフト、109…フロントアクスルシャフト、110…リヤディファレンシャル、111…リヤアクスルシャフト、210…内周スプライン部、210a…第1領域、210b…第2領域、211…内周スプライン突起、212,220…ねじ山、221…第1環状部材、221a…雄ねじ、222…第2環状部材、223…第3環状部材、230…ねじ部、230a…雌ねじ、230b…対向面、231…覆い部、231a…内側傾斜面、240…外周スプライン部、241…外周スプライン突起、242…スプライン嵌合部、311,321…突起、322…油孔、411…スプライン係合部、421…押圧部、421b…スプライン歯、422…カム部、422a…カム溝、501,511,521…突起、530…ヨーク、531…電線、D…矢印、F…反力、F1…軸方向分力、F2…径方向分力、G…磁路、O…回転軸線、S…仮想面、α…ねじ山の角度、α´…フランク角、β…角度、β´…傾斜角、γ1…移動距離、γ2…軸方向距離
Claims (5)
- 内周スプライン部を内周面に有する外側回転部材と、
前記外側回転部材の内側に配置され、前記外側回転部材と同一の回転軸線上で相対回転可能に支持された内側回転部材と、
前記内周スプライン部に係合する磁性材料からなる外側クラッチプレートと、
前記外側クラッチプレートに対向する磁性材料からなる内側クラッチプレートと、
前記外側クラッチプレートと前記内側クラッチプレートとを互いに押し付ける電磁力を発生する電磁コイルとを備え、
前記外側回転部材は、
前記内周スプライン部が形成された非磁性材料からなる円筒部を有し、前記円筒部の開口端部の内周面に雌ねじが形成された第1部材と、
前記第1部材の前記雌ねじに螺合する雄ねじが外周面に形成された磁性材料からなる第1環状部材、前記第1環状部材の内側に配置された非磁性材料からなる第2環状部材、及び前記第2環状部材の内側に配置された磁性材料からなる第3環状部材を含み、前記第1部材の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する第2部材と、
前記第2部材の前記雄ねじに螺合する雌ねじが形成されたねじ部、及び前記第1部材の前記開口端部を外周側から覆う覆い部を有する第3部材とを備え、
前記第1部材は、前記開口端部の外周面が開口端面に向かって徐々に外径が小さくなる外側傾斜面として形成され、
前記第3部材は、前記覆い部の内周面が前記外側傾斜面と同方向に傾斜した内側傾斜面として形成され、
前記第3部材の前記ねじ部が前記第2部材の前記雄ねじに螺合することによる前記第3部材の前記第1部材側への軸方向移動が前記外側傾斜面と前記内側傾斜面との当接により規制される
電磁クラッチ。 - 前記第1部材が熱膨張したとき、前記外側傾斜面が前記内側傾斜面に押し付けられる反力によって前記第1部材が前記第2部材に対して軸方向移動し、前記第1部材の前記雌ねじのねじ山が前記第2部材の前記雄ねじのねじ山に押し付けられる、
請求項1に記載の電磁クラッチ。 - 前記第2部材の前記雄ねじのねじ山の角度は、前記外側傾斜面又は前記内側傾斜面が前記回転軸線に直交する面となす角度の2倍の角度よりも小さい、
請求項2に記載の電磁クラッチ。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の電磁クラッチと、
前記内周スプライン部に軸方向移動可能に係合する外側摩擦部材と、
前記内側回転部材の外周面に形成された外周スプライン部に軸方向移動可能に係合する内側摩擦部材と、
第1カム部材及び第2カム部材を有し、前記電磁クラッチによって伝達されるトルクによって前記第1カム部材を前記第2カム部材に対して相対回転させることにより、前記第2カム部材から前記外側摩擦部材と前記内側摩擦部材とを摩擦係合させる押圧力を出力するカム機構と、
を備えた駆動力伝達装置。 - 非磁性材料からなる円筒部を有し、前記円筒部の開口端部の内周面に雌ねじが形成されると共に前記開口端部の外周面が開口端面に向かって徐々に外径が小さくなる外側傾斜面として形成された第1部材と、前記第1部材の前記雌ねじに螺合する雄ねじが外周面に形成され、前記第1部材の熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する第2部材との間の熱膨張率差に基づく前記第2部材の前記第1部材からの外れを防止する外れ防止構造であって、
前記第2部材の前記雄ねじに螺合する雌ねじが形成されたねじ部、及び前記第1部材の前記開口端部を外周側から覆う覆い部を有し、前記覆い部の内周面が前記外側傾斜面と同方向に傾斜した内側傾斜面として形成された第3部材を用い、
前記第3部材の前記ねじ部が前記第2部材の前記雄ねじに螺合することによる前記第3部材の前記第1部材側への軸方向移動が前記外側傾斜面と前記内側傾斜面との当接により規制される
外れ防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013213588A JP2015075213A (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | 電磁クラッチ、駆動力伝達装置、及び外れ防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2015075213A true JP2015075213A (ja) | 2015-04-20 |
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ID=53000214
Family Applications (1)
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JP2013213588A Pending JP2015075213A (ja) | 2013-10-11 | 2013-10-11 | 電磁クラッチ、駆動力伝達装置、及び外れ防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015075213A (ja) |
-
2013
- 2013-10-11 JP JP2013213588A patent/JP2015075213A/ja active Pending
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