JP2015074354A - 高張力鋼板製の車体用構造部材および溶接構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】長手方向の端部における稜線部と、その両側の溝底部と縦壁部にわたる範囲とに連続した外向きフランジを有する390MPa以上の高張力鋼板製の車幅部材や前後部材などの高性能(せん断,曲げ,ねじり剛性,衝突特性)な構造部材を提供する。
【解決手段】溝底部15a、稜線部15b、縦壁部15cを少なくとも備える略溝型の横断面形状を有するとともに、長手方向の端部の周囲において、稜線部15bの全部と、その両側の溝底部15aおよび縦壁部15cのそれぞれ少なくとも一部とにわたる範囲に連続する外向きフランジ16を備え、自動車車体の車幅方向または前後方向に向けて配置される引張強度が390MPa以上の高張力鋼板製の車体用構造部材15である。
【選択図】図1A

Description

本発明は、自動車車体における高張力鋼板製の構造部材および溶接構造体に関する。
自動車車体は、車体の前後方向に向けて配置される前後部材と、車体の幅方向に向けて配置される車幅部材とを主要な構造部材として構成される。この前後部材と車幅部材とは、通常、車幅部材の長手方向の端部に形成されるフランジを介して互いに接合され、車体の剛性や衝突時の荷重伝達を担う。
例えば、車幅部材には、車幅方向に作用する荷重による変形が小さいことと、曲げ剛性やねじり剛性やせん断剛性が高いこと等が要求される。近年、車体の軽量化や衝突安全性の観点から、これら構造部材の素材として、引張強度が390MPa以上の高張力鋼板の使用が指向されている。
例えば、フロアクロスメンバは、略ハット型の横断面形状を有し、その長手方向の両端部に形成される外向きフランジを介してサイドシルなどの前後部材に接合されるが、接合部の強度や剛性を高めて車体の剛性や衝撃荷重負荷時の荷重伝達性能を高めることが重要である。
しかし、強度の高い鋼板は、強度の低い鋼板に比べてプレス成形性が劣るため、設計の自由度が低いなどの問題を抱えている。
すなわち、車幅部材や前後部材などの構造部材の端部の全周に断面外方向へ向かうフランジ(外向きフランジ)を連続的に形成し、ある程度の長さの外向きフランジ幅を得ようとすると、プレス成形時に、外向きフランジにおける稜線部に沿う部分(稜線部フランジともいう)の外周近傍での伸びフランジ割れや稜線部フランジの根元近傍でのしわといった成形不良を生じ、所望の形状が得られない場合が多い。この成形不良は、一般に材料強度が高くなるほど発生し易い。
したがって、成形素材として高張力鋼板を用いた場合、プレス成形上の制約により、従来のプレス成形法では、稜線部フランジを含む連続した外向きフランジを有する構造部材を製造することが困難であり、稜線部の近傍を、フランジを設けない切欠きとして成形性の不足を補わざるを得ないのが現状である。この切欠きの存在や板厚の薄い鋼板の使用は、荷重伝達性や曲げ剛性,ねじり剛性などの性能を低下させる要因となる。
特許文献1〜3には、この種の部材の製造方法が開示されている。
特許第4438468号明細書 特開2009−255116号公報 特開2012−051005号公報
特許文献1〜3により開示された従来の発明に基づいても、略溝型の横断面形状を有し、長手方向の端部において、少なくとも稜線部に沿う範囲に形成した外向きフランジを有する引張強度が390MPa以上の高張力鋼板製の車体用構造部材を成形することは難しい。
本発明の目的は、390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体であって、稜線部フランジを介して他の部材と溶接接合が可能な車体用構造部材ならびにその構造部材を備える溶接構造体を得ることである。
本発明の目的は、例えば、390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体であって、千鳥配置や2列配置のスポット溶接、あるいは非直線(例えば波形状)のレーザ溶接が可能な溝底部フランジや縦壁部フランジを有する車体用構造部材ならびにその構造部材を備える溶接構造体を得ることを目的とする。
解決手段
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、
(A)パンチとダイを備え、さらに成形素材に押し当てて成形素材を拘束するパッドを備えたプレス成形装置を用い、パッドで、成形素材における溝底部に成形される部分と、長手方向端部近傍の稜線部に成形される部分の少なくとも一部とを拘束してプレス成形することにより、溝底部と、溝底部に連続する稜線部と、稜線部に連続する縦壁部とを有する略溝型横断面形状を有し、長手方向の端部における稜線部とその両側の溝底部と縦壁部とにわたる範囲に連続した外向きフランジを有する390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体である車体用構造部材が得られること、
(B)このプレス成形により、稜線部における外向きフランジ(稜線部フランジ)を介してスポット溶接などの溶接が可能な稜線部フランジの幅の確保が可能であること、さらには、
(C)溝底部や縦壁部における外向きフランジを介して千鳥配置や2列配置のスポット溶接などの溶接が可能となるフランジ幅の確保が可能となること
を知見して、本発明を完成した。本発明は、以下に列記の通りである。
(1)自動車車体の車幅方向または前後方向に向けて配置される引張強度が390MPa以上の高張力鋼板製の車体用構造部材であって、
溝底部と、該溝底部に連続する稜線部と、該稜線部に連続する縦壁部とを少なくとも備える略溝型の横断面形状を有するとともに、長手方向の端部の周囲において、稜線部の全部と、その両側の前記溝底部および前記縦壁部のそれぞれ少なくとも一部とにわたる範囲に連続する外向きフランジを備えること
を特徴とする車体用構造部材。
(2)プレス成形体である(1)項に記載された車体用構造部材。
(3)前記稜線部における外向きフランジの幅が2mm以上であるとともに、前記溝底部における外向きフランジと前記縦壁部における外向きフランジの少なくともいずれか一方のフランジ幅が15mm以上である(1)項または(2)項に記載された車体用構造部材。
(4)前記稜線部における外向きフランジの幅が10mm以上であるとともに、前記溝底部における外向きフランジと前記縦壁部における外向きフランジの少なくともいずれか一方のフランジ幅が15mm以上である(1)項または(2)項に記載された車体用構造部材。
(5)前記稜線部における外向きフランジの幅が10mm以上であるとともに、前記溝底部における外向きフランジと前記縦壁部における外向きフランジの少なくともいずれか一方のフランジ幅が30mm以上である(1)項または(2)項に記載された車体用構造部材。
(6)(1)項から(5)項までのいずれか1項に記載された車体用構造部材と、該車体用構造部材に、前記溝底部および前記縦壁部における外向きフランジを接合される他の部材とを有することを特徴とする溶接構造体。
(7)前記接合はスポット溶接である(6)項に記載された溶接構造体。
(8)前記縦壁部における外向きフランジと、前記溝底部における外向きフランジの少なくともいずれか一方は、千鳥配置または2列配置でスポット溶接される(7)項に記載された溶接構造体。
(9)前記接合は、非直線のレーザ溶接、または、レーザ溶接とスポット溶接の組み合わせである(6)項に記載された溶接構造体。
(10)前記接合は、レーザ溶接、スポット溶接および接着剤のいずれかの組み合わせである(6)項に記載された溶接構造体。
(11)前記車体用構造部材と前記他の部材とは、前記稜線部における外向きフランジを接合される(6)項から(10)項までのいずれか1項に記載された溶接構造体。
本発明によれば、長手方向の端部における稜線部と、その両側の溝底部と縦壁部にわたる範囲とに連続した外向きフランジを有する390MPa以上の高張力鋼板製の車幅部材や前後部材などの構造部材が得られ、稜線部における外向きフランジを介して他の部材とのスポット溶接などの溶接が可能となり、構造部材と他の部材とを有する溶接構造体の接合強度が向上し、衝突性能やねじり剛性,曲げ剛性,せん断剛性が向上する。これにより、自動車車体の剛性や強度が高まり、車両の軽量化が促進される。
本発明によれば、さらに、外向きフランジの割れやしわの発生を低減できるため、溝底部や縦壁部における外向きフランジの幅の増大が可能となる。これにより、溝底部や縦壁部における外向きフランジを介して千鳥配置や2列配置のスポット溶接などの溶接が可能となり、溶接構造体の接合強度が一層向上し、衝突性能やねじり剛性やせん断剛性の一層の向上を図ることができる。
図1A〜図1Dは、プレス成形体ならびにその製造方法および製造装置の特徴を概念的に示す説明図であり、図1Aは、プレス成形体の長手方向の正面からみた図、図1Bは、プレス成形体を長手方向の側方から見た図、図1Cは、プレス成形体の製造装置の概略構成および第1の工程を模式的に示す図、図1Dは、第1の工程における稜線パッド周りの構成を示す斜視図である。 図2A〜図2Dは、溶接構造体を模式的に示す説明図であり、図2A,2Bはスポット溶接の場合を示し、図2C,2Dはレーザ溶接の場合を示す。 図3A〜3Cは、解析例1のプレス成形体の形状を示す説明図であり、図3Aはプレス成形体の斜視図、図3Bは図3AにおけるII矢視図、図3Cはプレス成形体の横断面図である。 図4Aは、稜線パッドを用いるプレス成形時のパンチ(下型)とダイ(上型)と稜線パッドと成形素材とを示す斜視図であり、図4Bは稜線パッドを用いるプレス成形時のパンチ(下型)と稜線パッドと成形素材を示す斜視図であり、図4Cは、図4Bの四角囲み部を拡大して示す斜視図であり、図4Dは、図4CにおけるIII−III断面図である。 図5A〜図5Cは、解析例2のプレス成形体の形状を示す説明図であり、図5Aはプレス成形体の斜視図、図5Bは図5AにおけるVI矢視図、図5Cはプレス成形体の横断面図である。 図6Aは、稜線パッドを用いるプレス成形時のパンチ(下型)とダイ(上型)と稜線パッドと成形素材とを示す斜視図であり、図6Bは、稜線パッドを用いるプレス成形時のパンチ(下型)と稜線パッドと成形素材を示す斜視図であり、図6Cは、図6Bの四角囲み部を拡大して示す斜視図であり、図6Dは、図6CにおけるVII−VII断面図である。
本発明を、添付図面を参照しながら説明する。
図1A〜図1Dは、本実施形態のプレス成形体15ならびにその製造方法および製造装置の特徴を概念的に示す説明図である。図1Aは、プレス成形体15の長手方向の正面からみた図である。図1Bは、プレス成形体15を長手方向の側方から見た図である。図1Cは、プレス成形体15の製造装置10の概略構成および第1の工程を模式的に示す図である。さらに、図1Dは、第1の工程における稜線パッド14周りの構成を示す斜視図である。
(1)構造部材
図1Aに示すように、本実施形態の車体用構造部材は、長尺かつ390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体15である。プレス成形体15は、溝底部15aと、溝底部15aに連続する稜線部15b,15bと、稜線部15b,15bにそれぞれ連続する縦壁部15c,15cと、縦壁部15c,15cにそれぞれ連続する曲線部15d,15dと、曲線部15d,15dにそれぞれ連続するフランジ15e,15eとを有する略溝型断面を有する。
長手方向の端部の全周、すなわち、溝底部15a、稜線部15b,15b、縦壁部15c,15c、曲線部15d,15d及びフランジ15e,15eに沿うように外向きフランジ16が形成されている。
本実施形態の車両用構造部材は、外向きフランジ16の稜線部フランジ部分16a,16aに切欠きを有さないプレス成形体15である。
また、本実施形態の車体用構造部材の断面高さは20mm以上である。
外向きフランジ16の幅は、溝底部15a、稜線部15b,15b、縦壁部15c,15cにおける、レーザ溶接やスポット溶接などの溶接接合の領域を確保する観点から10mm以上である。なお、稜線部15b,15bでは溶接接合しないとしても、衝突特性やねじり剛性,曲げ剛性などの性能を確保する観点からは2mm以上である。
なお、本実施形態では、ハット型の略溝型断面を有するプレス成形体15である構造部材を説明するが、少なくとも、溝底部15aと稜線部15b,15bと縦壁部15c,15cとを有する略溝型断面を有するプレス成形体であれば、本発明を適用できる。
また、長手方向の端部の全周に外向きフランジ16が形成される例を説明するが、稜線部フランジ16a,16aを含む外向きフランジ16が形成されるプレス成形体15、換言すれば、稜線部15b,15bとその両側の溝底部15aおよび縦壁部15c,15cの少なくとも一部とにわたる外向きフランジ16が形成されるプレス成形体であれば本発明を適用できる。
溝底部フランジ16bと縦壁部フランジ16c,16cの少なくともいずれか一方のフランジ幅は、15mm以上とすることが望ましい。15mm以上の幅とすることにより、他の部材と溝底部フランジ16b,縦壁部フランジ16c,16cを千鳥配置や2列配置のスポット溶接やレーザ溶接を行うことが可能となり、接合部の強度を高めることができる。
なお、稜線部フランジ16aの幅は10mm以上とするのが望ましく、これにより稜線部フランジ16aを他の部材とスポット溶接やレーザ溶接をすることが可能となり、接合構造体のねじり剛性をさらに高めることができる。
本実施形態では、引張強度が390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体15である構造部材で説明したが、軽量化とねじり剛性をさらに高めるために、好ましくは、引張強度が590MPa以上の高張力鋼板製で、さらに好ましくは、引張強度が980MPa以上の高張力鋼板製である。
なお、高張力鋼板は、冷延鋼板であっても熱延鋼板であってもよい。引張強度の上限は特に規定しないが、通常、1470MPaで、さらに1770MPaとすることもできる。
(2)溶接構造体10
図2A〜図2Dは、溶接構造体10を模式的に示す説明図であり、図2A,2Bはスポット溶接の場合を示し、図2C,2Dはレーザ溶接の場合を示す。
図2Aに示すように、溶接構造体10は、溝底部20aと、溝底部20aに連続する稜線部20b,20bと、稜線部20b,20bにそれぞれ連続する縦壁部20c,20cとを有する略溝型断面を有する390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体20と、このプレス成形体20の溝底部フランジ20f、稜線部フランジ20g,20gおよび縦壁部フランジ20h,20hを介してスポット溶接された他の鋼板製部材40とを有する溶接構造体であり、溝底部フランジ20f、稜線部フランジ20gおよび縦壁部フランジ20hの各幅は10mm以上である。
図2Bに示すように、溶接構造体10は、溝底部20aと、溝底部20aに連続する稜線部20b,20bと、稜線部20b,20bにそれぞれ連続する縦壁部20c,20cとを有する略溝型断面を有する390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体20と、このプレス成形体20の溝底部フランジ20f、稜線部フランジ20g,20gおよび縦壁部フランジ20h,20hを介してスポット溶接された他の鋼板製部材40とを有する溶接構造体である。
溝底部フランジ20f,稜線部フランジ20gの幅は10mm以上、縦壁部フランジ20hの幅は15mm以上であり、溝底部フランジ20fと稜線部フランジ20gは単列のスポット溶接により、また、縦壁部フランジ20hは、千鳥配置のスポット溶接により他の鋼板製部材40と接合され一体化される。
本発明は、この形態に限定されるものでなく、縦壁部フランジ20hは2列配置のスポット溶接としてもよい。また、縦壁部フランジ20hと稜線部フランジ20gの幅は10mm以上、溝底部フランジ20fの幅は15mm以上とし、縦壁部フランジ20hと稜線部フランジ20gは、単列のスポット溶接とし、また、溝底部フランジ20fは、千鳥配置や2列配置のスポット溶接としてもよい。なお、スポット溶接条件は、特に限定されるものでなく通常のスポット溶接条件とすることができる。
また、スポット溶接は、一般的なスポット溶接の他に、導電性接着剤(例えば、Dow Chemical CompanyのBetamate 1496V.など)を用いたスポット溶接とすることもできる。
図2A,2Bに示す実施の形態では、稜線部フランジ20gの幅が10mm以上で、稜線部フランジ20gを介してスポット溶接する例であるが、この実施形態に限定されず、稜線部フランジ20gを介してスポット溶接しない場合には、稜線部フランジ20gの幅は2mm以上であればよい。
図2C,2Dに示す溶接構造体10は、溝底部20aと、溝底部20aに連続する稜線部20b,20bと、稜線部20b,20bにそれぞれ連続する縦壁部20c,20cとを有する略溝型断面を有する390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体20と、このプレス成形体20の溝底部フランジ20f、稜線部フランジ20g,20gおよび縦壁部フランジ20h,20hを介してレーザ溶接された他の鋼板製部材40とを有する溶接構造体であり、溝底部フランジ20f,稜線部フランジ20gの幅は10mm以上、縦壁部フランジ20hの幅は15mm以上である。
レーザ溶接のパターンは、特に限定されないが、例えば、図2Cに示すようなC字状パターンや、図2Dに示すような波形状パターンとすることができる。
なお、他の鋼板製部材40の引張強度は特に規定しないが、390MPa以上の高張力鋼板とすることができる。
(3)プレス成形体の製造装置10(プレス成形装置)
図1Cに示すように、プレス成形装置10は、パンチ11と、ダイ12と、パンチ11に成形素材13を押し当てて拘束するパッド14とを備える。製造装置10では、以下に述べるように、パッド14は、成形素材13における、溝底部15aに成形される部分のみならず、稜線部15b,15bに成形される部分の長手方向近くの少なくとも一部も拘束するものであり、稜線パッドと呼ぶこととする。
稜線パッド14は、成形素材13における、溝底部15aに成形される部分と、外向きフランジ16の近傍において稜線部15b,15bに成形される部分とを拘束する形状となっている。
公知のパッドでは、溝底部15aに成形される部分を拘束するものの、稜線部15b,15bに成形される部分を拘束するものではない。それに対して、稜線パッド14は、溝底部15aに成形される部分のみならず、外向きフランジ16の近傍において稜線部15b、15bに成形される部分も拘束する。稜線パッド14によれば、稜線部15b,15bの形状が、概ねその部分の近傍の材料だけで張り出されることによって形成される。これにより、稜線パッド14が当接する部分の周辺の材料の移動が低減される。このため、割れやしわの要因となる周辺の材料の伸びや縮み変形が抑制されるので、フランジ16の稜線部フランジ部分16aでの伸びフランジ割れや、稜線15bにおけるフランジ16の近傍部でのしわの発生を低減できる。
稜線パッド14は、外向きフランジ16の近傍の稜線部15bの形状を張り出して成形することによる周辺材料の移動を抑制する効果を狙ったものである。したがって、稜線部15bに成形される部分のうちで接続部15a−bを起点として稜線部15b,15bの断面周長の1/3以上の長さの部分、より好ましくは稜線部15bに成形される部分の断面周長の全体を拘束するのが望ましい。この場合に、縦壁部15cの極一部、例えば稜線部15bに加えて縦壁部15cの20mm以下の長さの部分を押さえる程度の形状であれば、パッド荷重が不足して押さえきれないという問題が発生し難くなるので、本発明における稜線パッドとして許容される。
また、稜線部15bに成形される部分の長手方向において稜線パッド14で拘束する範囲(図1Bに示す長さl)は、外向きフランジ16の近傍、すなわち外向きフランジ16の根元から稜線部15bが延びる方向の所定の範囲の少なくとも一部とするのが好ましい。所定の範囲は、外向きフランジ16の稜線部フランジ部分16aのフランジ幅と同程度とすればよい。例えば、外向きフランジ16の稜線部フランジ部分16aのフランジ幅が20mmであれば所定の範囲も20mm程度、稜線部フランジ部分16aのフランジ幅が30mmであれば所定の範囲も30mm程度とする。この場合に、この所定の範囲の全域で稜線部15bに成形される部分を拘束する必要はなく、所定の範囲の一部であっても構わない。
上述した以外の稜線パッド14の寸法(稜線に対応する部位を除く)や材質等の他の要素は、公知のパッドと同じでよい。
(4)プレス成形体の製造方法
プレス成形装置10において、稜線パッド14を用いて、成形素材13における、溝底部15aに成形される部分と、外向きフランジ16の近傍において稜線部15b,15bに成形される部分とを拘束しながら、プレス成形する。
このプレス成形(一回目のプレス成形)で成形できない部分を成形するため、後工程である2回目のプレス成形を行う。一回目のプレス成形で成形できない部分は、具体的には、図1Bに斜線で示すように、稜線パッド14で拘束した稜線部15bの鼻下に位置する部分である。図1Bに斜線で示す部分、すなわち縦壁部15c,15cの一部に成形される部分、曲線部15d,15dの一部に成形される部分、およびフランジ15e,15eの一部に成形される部分を成形するため、後工程である2回目のプレス成形を行う。
2回目のプレス成形では、パッドを使用しないダイとパンチだけのプレス成形(スタンピングプレス成形)でもよいし、通常のパッドを用いるプレス曲げ成形でもよい。
なお、稜線パッド14で拘束する領域によっては、1回目のプレス成形では成形できなかった稜線部15bに成形される部分の残り部分がある場合もある。この場合、2回目のプレス成形で、この稜線部15bに成形される部分の残り部分もプレス成形する。例えば一回目のプレス成形により稜線部15bに成形される部分の1/3が成形された場合には、2回目のプレス成形により稜線部15bに成形される部分の残りの2/3を成形する。
以上のように、パンチ11と、ダイ12と、パンチ11に成形素材13を押し当てて拘束する稜線パッド14とを備えたプレス成形装置10により成形素材13をプレス成形する(1回目のプレス成形、2回目のプレス成形)ことにより、図1Aに示す、溝底部15aと、溝底部15aに連続する稜線部15b,15bと、稜線部15b,15bに連続する縦壁部15c,15cと、縦壁部15c,15cに連続する曲線部15d,15dと、曲線部15d,15dに連続するフランジ15e,15eを有する略溝型断面を有し、長手方向の端部の全周に外向きフランジ16が形成された、長尺かつ390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体15を製造することができる。
なお、2回のプレス成形を行うため、プレス成形時の稜線パッド14の端部に相当する、稜線部15bと縦壁部15cとの境界部分に、0.1mm以上の凹凸形状部が形成される。
以上の説明では、プレス成形体15が稜線パッド14を有するプレス成形装置10により製造される場合を例にとったが、プレス成形体15の製造法は、この方法に限定されるものではなく、上述の形状のプレス成形体15を製造できれば如何なる製造法により製造されてもよいことは言うまでもない。
有限要素法による数値解析結果を説明する。
〔解析例1〕
図3A〜3Cは、解析例1のプレス成形体20の形状を示す説明図である。図3Aはプレス成形体20の斜視図、図3Bは図3AにおけるII矢視図、図3Cはプレス成形体20の横断面図である(外向きフランジ20fは不図示)。
解析例1のプレス成形体20は、高強度鋼板(590MPa級デュアルフェーズ(DP)鋼)からなり、板厚は1.4mmである。
プレス成形体20は、溝底部20aと、溝底部20aに連続する稜線部20b,20bと、稜線部20b,20bに連続する縦壁部20c,20cと、縦壁部20c,20cに連続する曲線部20d,20dと、曲線部20d,20dに連続するフランジ20e,20eとを有する。稜線部20b,20bの板内側の曲率半径は12mmである。
プレス成形体20の長手方向の両端部の全周に外向きフランジ20fが形成されており、稜線部フランジ部分20gのフランジ外周が曲線部分となっている。外向きフランジ20fのフランジ幅は、溝底部20aに沿うように形成された部分で25mmであり、縦壁部20c,20cに沿うように形成された部分で30mmである。
プレス成形体20の断面壁角度は70度であり、断面高さは100mmである。解析例1では、展開ブランクを用いた曲げ成形によるプレス成形によって、プレス成形体20を製造する。
図4Aは、稜線パッド25を用いるプレス成形時のパンチ(下型)21とダイ(上型)22と稜線パッド25と成形素材24とを示す斜視図であり、図4Bは稜線パッド25を用いるプレス成形時のパンチ(下型)21と稜線パッド25と成形素材24を示す斜視図であり、図4Cは、図4Bの四角囲み部を拡大して示す斜視図であり、図4Dは、図4CにおけるIII−III断面図である。
通常のパッドを用いる曲げ成形では、パッドは成形素材24における溝底部のみ、あるいは溝底部に対応するフランジ部を含めた部分に成形される部分の全体または一部のみを拘束する。すなわち、稜線部に成形される部分を拘束しない形状である。通常のパッドを用いる曲げ成形により得られる比較例は、稜線部フランジ部分の端部での板厚減少率が大きく、伸びフランジ割れが発生する可能性が高い。
これに対し、稜線パッド25を用いる曲げ成形では、図4A〜図4Dに示すように、稜線パッド25は、外向きフランジの近傍において、溝底部に成形される部分に加えて、稜線部に成形される部分のうちで接続部を起点として稜線部の断面周長の1/3以上の範囲を拘束する。稜線パッド25を用いる曲げ成形により得られる本発明例は、稜線部フランジ部分の端部での板厚減少率が小さく、伸びフランジ割れが回避可能である。
[解析例2]
図5A〜図5Cは、解析例2のプレス成形体30の形状を示す説明図である。図5Aはプレス成形体30の斜視図、図5Bは図5AにおけるVI矢視図、図5Cはプレス成形体30の横断面図である(外向きフランジ30fは不図示)。
解析例2のプレス成形体30は、高強度鋼板(590MPa級DP鋼)からなり、板厚は1.4mmである。
プレス成形体30は、溝底部30aと、溝底部30aに連続する稜線部30b,30bと、稜線部30b,30bに連続する縦壁部30c,30cと、縦壁部30c,30cに連続する曲線部30d,30dと、曲線部30d,30dに連続するフランジ30e,30eとを有する。稜線部30b,30bの板内側の曲率半径は12mmである。
プレス成形体30の長手方向の両端部の全周に外向きフランジ30fが形成されており、稜線部フランジ部分30gのフランジ外周が曲線部分となっている。外向きフランジ30fのフランジ幅は、溝底部30aに沿うように形成された部分で20mm、縦壁部30c,30cに沿うように形成された部分で25mmである。
プレス成形体30の断面壁角度は82度であり、断面高さは60mmである。解析例2では、展開ブランクを用いた曲げ成形によるプレス成形によって、プレス成形体30を製造する。
図6Aは、稜線パッド35を用いるプレス成形時のパンチ(下型)31とダイ(上型)32と稜線パッド35と成形素材34とを示す斜視図である。図6Bは、稜線パッド35を用いるプレス成形時のパンチ(下型)31と稜線パッド35と成形素材34を示す斜視図である。図6Cは、図6Bの四角囲み部を拡大して示す斜視図である。図6Dは、図6CにおけるVII−VII断面図である。
通常のパッドを用いる曲げ成形では、パッドは成形素材34における溝底部あるいは溝底部に対応するフランジ部を含めた部分に成形される部分の全体または一部のみを拘束する。すなわち、稜線部に成形される部分は拘束しない形状である。通常のパッドを用いる曲げ成形により得られる比較例は、稜線部フランジ根元の近傍で板厚増加率が高く、しわが発生する可能性が高い。
これに対し、稜線パッド35を用いる曲げ成形では、図6A〜図6Dに示すように、稜線パッド35は、外向きフランジの近傍において、溝底部に成形される部分に加えて、稜線部に成形される部分のうちで接続部を起点として稜線部の断面周長の1/3以上の範囲を拘束する。稜線パッド35を用いる曲げ成形により得られる本発明例は、稜線部フランジ部分の根元での板厚増加率が小さく、しわの発生が回避可能である。
以上のプレス成形法ならびにプレス成形装置10は、前記の実施形態や実施例に限定されるものでない。例えば、実施例では冷延鋼板で説明したが、熱延鋼板あるいは、冷延鋼板や熱延鋼板を母材とする各種のめっき鋼板にも適用できる。また、実施例ではプレス成形が曲げ成形である場合を例にとったが、絞り成形であってもよい。また、プレス成形装置10は、下型がパンチ11により構成されるとともに、上型がダイ12および稜線パッド14により構成される態様としたが、この態様に限定されるものでなく、上限金型を逆にした構成としてもよい。
本発明は、フロアクロスメンバに限らず、溝底部と、溝底部に連続する稜線部と、稜線部に連続する縦壁部とを有する略薄型断面を有し、長手方向の端部のうち、稜線部全てとその両側の溝底部および縦壁部のそれぞれ少なくとも一部とにわたる範囲に外向きフランジが形成された、390MPa以上の高張力鋼板製のプレス成形体が提供される。
15 プレス成形体
15a 溝底部
15b 稜線部
15c 縦壁部
16 外向きフランジ

Claims (11)

  1. 自動車車体の車幅方向または前後方向に向けて配置される引張強度が390MPa以上の高張力鋼板製の車体用構造部材であって、
    溝底部と、該溝底部に連続する稜線部と、該稜線部に連続する縦壁部とを少なくとも備える略溝型の横断面形状を有するとともに、長手方向の端部の周囲において、稜線部の全部と、その両側の前記溝底部および前記縦壁部のそれぞれ少なくとも一部とにわたる範囲に連続する外向きフランジを備えること
    を特徴とする車体用構造部材。
  2. プレス成形体である請求項1に記載された車体用構造部材。
  3. 前記稜線部における外向きフランジの幅が2mm以上であるとともに、前記溝底部における外向きフランジと前記縦壁部における外向きフランジの少なくともいずれか一方のフランジ幅が15mm以上である請求項1または請求項2に記載された車体用構造部材。
  4. 前記稜線部における外向きフランジの幅が10mm以上であるとともに、前記溝底部における外向きフランジと前記縦壁部における外向きフランジの少なくともいずれか一方のフランジ幅が15mm以上である請求項1または請求項2に記載された車体用構造部材。
  5. 前記稜線部における外向きフランジの幅が10mm以上であるとともに、前記溝底部における外向きフランジと前記縦壁部における外向きフランジの少なくともいずれか一方のフランジ幅が30mm以上である請求項1または請求項2に記載された車体用構造部材。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載された車体用構造部材と、該車体用構造部材に、前記溝底部および前記縦壁部における外向きフランジを接合される他の部材とを有することを特徴とする溶接構造体。
  7. 前記接合はスポット溶接である請求項6に記載された溶接構造体。
  8. 前記縦壁部における外向きフランジと、前記溝底部における外向きフランジの少なくともいずれか一方は、千鳥配置または2列配置でスポット溶接される請求項7に記載された溶接構造体。
  9. 前記接合は、非直線のレーザ溶接、または、レーザ溶接とスポット溶接の組み合わせである請求項6に記載された溶接構造体。
  10. 前記接合は、レーザ溶接、スポット溶接および接着剤のいずれかの組み合わせである請求項6に記載された溶接構造体。
  11. 前記車体用構造部材と前記他の部材とは、前記稜線部における外向きフランジを接合される請求項6から請求項10までのいずれか1項に記載された溶接構造体。
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