JP2015074025A - 抵抗溶接装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電極ホルダーに固定された円板状電極の取替えを機械装置を用いて行い、円板状電極の交換の自動化が可能な抵抗溶接装置を提供する。【解決手段】第1、第2の円板状電極11、12に軸心を合わせて軸対称の非円形切欠き24、25を設け、この非円形切欠き24、25に特定角度位置で挿通して第1、第2の円板状電極11、12を第1、第2の電極ホルダー16、17から取外し可能とし、他の角度では第1、第2の円板状電極11、12を第1、第2の電極ホルダー16、17にそれぞれ押し付けて固定する第1、第2のクランプ部材26、27と、第1、第2のクランプ部材26、27をそれぞれ進退する第1、第2の進退手段とを第1、第2の支持機構14、15に設けた。【選択図】図1
Description
本発明は金属材料を接合する場合に使用される抵抗溶接装置に係り、特に円板状電極の交換を容易にできる抵抗溶接装置に関する。
対となる円板状電極の間に被溶接材(通常、鋼板)を入れてシーム溶接することは、例えば特許文献1に記載のように周知である。
また、モータによって駆動されるロボットのアームにシーム溶接機を搭載することは、特許文献2に記載のように周知である。
また、モータによって駆動されるロボットのアームにシーム溶接機を搭載することは、特許文献2に記載のように周知である。
そして、従来の技術においては、円板状電極を環状に配置されたボルトによって電極ホルダーに交換可能に装着すること、対となる円板状電極は水冷されていること、回転駆動される対となる円板状電極はブラシとスリップリングを介して電力が供給されていることは周知である。
しかしながら、前記従来の技術において、円板状電極は電極ホルダーにねじを介して取付けられているので、円板状電極の取付け取外しが手間であり、更に円板状電極の自動交換は極めて難しいという状況にあった。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、電極ホルダーに固定された円板状電極の取替えを機械装置を用いて行い、従って、円板状電極の交換の自動化が可能な抵抗溶接装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る抵抗溶接装置は、第1、第2の支持機構にそれぞれ設けられた対となる第1、第2の電極ホルダーと、該第1、第2の電極ホルダーにそれぞれ固定される第1、第2の円板状電極と、前記第1、第2の支持機構にそれぞれ取付けられて前記対となる第1、第2の電極ホルダーをそれぞれ回転駆動する第1、第2の回転駆動手段と、前記第1、第2の支持機構を相対移動させて、前記対となる第1、第2の円板状電極の近接移動及び加圧、並びに離反移動を行う加圧手段と、前記第1、第2の円板状電極に電力を供給する電力供給手段とを備えた抵抗溶接装置において、
前記第1、第2の円板状電極に軸心を合わせて軸対称の非円形切欠きを設け、前記非円形切欠きに特定角度位置で挿通して前記第1、第2の円板状電極を前記第1、第2の電極ホルダーから取外し可能とし、他の角度では前記第1、第2の円板状電極を前記第1、第2の電極ホルダーにそれぞれ押し付けて固定する第1、第2のクランプ部材と、該第1、第2のクランプ部材をそれぞれ進退する第1、第2の進退手段とを前記第1、第2の支持機構に設けた。
前記第1、第2の円板状電極に軸心を合わせて軸対称の非円形切欠きを設け、前記非円形切欠きに特定角度位置で挿通して前記第1、第2の円板状電極を前記第1、第2の電極ホルダーから取外し可能とし、他の角度では前記第1、第2の円板状電極を前記第1、第2の電極ホルダーにそれぞれ押し付けて固定する第1、第2のクランプ部材と、該第1、第2のクランプ部材をそれぞれ進退する第1、第2の進退手段とを前記第1、第2の支持機構に設けた。
また、第2の発明に係る抵抗溶接装置は、第1の発明に係る抵抗溶接装置において、前記非円形切欠きは正面視して長方形、多角形、又は周囲に突出部を有する円形若しくは多角形となっている。
第3の発明に係る抵抗溶接装置は、第1、第2の発明に係る抵抗溶接装置において、前記第1、第2の進退手段は、バネとシリンダとをそれぞれ有し、前記バネによって付勢される前記第1、第2のクランプ部材で前記第1、第2の円板状電極を前記第1、第2の電極ホルダーに常時押し付け、前記シリンダを駆動して前記バネに対抗して前記第1、第2のクランプ部材を前記第1、第2の円板状電極から離反させる。
第4の発明に係る抵抗溶接装置は、第3の発明に係る抵抗溶接装置において、前記シリンダを駆動する圧縮空気を増圧器を介して増圧している。
第5の発明に係る抵抗溶接装置は、第1〜第4の発明に係る抵抗溶接装置において、前記第1、第2の回転駆動手段は、減速機付きのサーボモータである。
第6の発明に係る抵抗溶接装置は、第1〜第5の発明に係る抵抗溶接装置において、前記第1、第2の支持機構とは別に、前記第1、第2の円板状電極を挟持して、所定角度回転させ、前記第1、第2のクランプ部材で非固定の前記第1、第2の円板状電極の取外し及び取付けを行う電極搬送機構が設けられている。
第7の発明に係る抵抗溶接装置は、第6の発明に係る抵抗溶接装置において、同一形状の前記第1、第2の円板状電極を使用済と新品とに分けて収納する第1、第2の電極マガジンを有し、前記電極搬送機構は、前記第1、第2の電極ホルダーから使用済の前記第1、第2の円板状電極を取り外して前記第1の電極マガジンに収納し、前記第2の電極マガジンから新品の前記第1、第2の円板状電極を取り出して、前記第1、第2の電極ホルダーに装着する。
第8の発明に係る抵抗溶接装置は、第7の発明に係る抵抗溶接装置において、前記第1、第2の円板状電極は、その軸心が垂直配置され、前記第1、第2の電極マガジンにも前記第1、第2の円板状電極をそれぞれ挿通する支持ロッドが回転台に設けられている。
第9の発明に係る抵抗溶接装置は、第1〜第8の発明に係る抵抗溶接装置において、前記第1、第2の支持機構の少なくともいずれか一方はロボットハンドのアームに取付けられている。
そして、第10の発明に係る抵抗溶接装置は、第1〜第9の発明に係る抵抗溶接装置において、前記電力供給手段は商用電源を高周波に変えるインバータと該インバータからの交流を整流して直流にする整流装置を備えている。
第1〜第10の発明に係る抵抗溶接装置は、第1、第2の電極ホルダーに対し第1、第2の円板状電極の取付け取外しを第1、第2のクランプ部材と第1、第2の進退手段を介して行っているので、従来のように複数のねじを回す必要がなく、手動操作が容易となった他、第1、第2の円板状電極の自動取付け、自動取外しが可能となる。
特に、第2の発明に係る抵抗溶接装置は、非円形切欠きが正面視して長方形、多角形、又は周囲に突出部を有する円形若しくは多角形、あるいは三椏(三股)状となっているので、第1、第2の円板状電極に対して第1、第2のクランプ部材を回転させることによって容易に第1、第2のクランプ部材を第1、第2の円板状電極に対して係合又は係合の解除ができる。
第3の発明に係る抵抗溶接装置は、第1、第2の進退手段が、バネとシリンダとをそれぞれ有し、バネによって付勢される第1、第2のクランプ部材で第1、第2の円板状電極を第1、第2の電極ホルダーに常時押し付け、シリンダを駆動してバネに対抗して第1、第2のクランプ部材を第1、第2の円板状電極から離反させるので、電気や空圧、場合によって液圧が働いていない通常の状態では、バネによって第1、第2の円板状電極を第1、第2の電極ホルダーに固定して、第1、第2の円板状電極の脱落や冷却水の水漏れが発生しない。
第4の発明に係る抵抗溶接装置は、シリンダを駆動する圧縮空気を増圧器を介して増圧しているので、機器の小型化が可能となる。
第5の発明に係る抵抗溶接装置は、第1、第2の回転駆動手段が、減速機付きのサーボモータであるので、第1、第2の円板状電極の角度制御ができる。そして、例えば、第1、第2の円板状電極を固定して、第1、第2のクランプ部材の角度制御も可能となる。
第6の発明に係る抵抗溶接装置は、第1、第2の支持機構とは別に、第1、第2の円板状電極を挟持して所定角度回転させ、第1、第2のクランプ部材で非固定の第1、第2の円板状電極の取外し及び取付けを行う電極搬送機構が設けられているので、第1、第2の円板状電極の自動交換が可能となる。
第7の発明に係る抵抗溶接装置は、同一形状の第1、第2の円板状電極を使用済と新品とに分けて収納する第1、第2の電極マガジンを有し、電極搬送機構は、第1、第2の電極ホルダーから使用済の第1、第2の円板状電極を取り外して第1の電極マガジンに収納し、第2の電極マガジンから新品の第1、第2の円板状電極を取り出して、第1、第2の電極ホルダーに装着するので、第1、第2の円板状電極を使用済と、新品とに分けて、収納及び取り出しができる。
第8の発明に係る抵抗溶接装置は、第1、第2の円板状電極が、その軸心が垂直配置され、第1、第2の電極マガジンにも第1、第2の円板状電極をそれぞれ挿通する支持ロッドが回転台に設けられているので、回転台を回転させることで、使用済と新品の第1、第2の円板状電極を選択できる。
第9の発明に係る抵抗溶接装置は、第1、第2の支持機構の少なくともいずれか一方がロボットハンドのアームに取付けられているので、抵抗溶接装置の姿勢をワークの形状に合わせて変えて、抵抗溶接を行うことができる。
そして、第10の発明に係る抵抗溶接装置は、電力供給手段が商用電源を高周波に変えるインバータとインバータからの交流を整流して直流にする整流装置を備えているので、電力供給手段の小型化、軽量化が可能となる。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る抵抗溶接装置10は、対となる第1、第2の円板状電極11、12を有し、第1、第2の円板状電極11、12の間にワーク13(図6(A)参照)を挟んで加圧し、第1、第2の円板状電極11、12に通電して、ワーク13を線状に溶接するシーム溶接機として使用する。
また、図1〜図3に示すように、抵抗溶接装置10は、第1、第2の支持機構14、15にそれぞれ設けられた対となる第1、第2の電極ホルダー16、17と、第1、第2の電極ホルダー16、17にそれぞれ固定される第1、第2の円板状電極11、12と、第1、第2の支持機構14、15にそれぞれ取付けられて対となる第1、第2の電極ホルダー16、17をそれぞれ回転駆動する第1、第2の回転駆動手段の一例である減速機付きのサーボモータ19、20と、第1、第2の支持機構14、15を相対移動させて、対となる第1、第2の円板状電極11、12の近接移動及び加圧、並びに離反移動を行う加圧手段21と、第1、第2の円板状電極11、12に電力を供給する電力供給手段22とを備えている。ここで、第1、第2の回転駆動手段に減速機無しのサーボモータを使用することもできる。
そして、この実施の形態に係る抵抗溶接装置10においては、図2(A)、(B)に示すように、第1、第2の円板状電極11、12に軸心を合わせて軸対称の非円形切欠きの一例である正面視して長方形の切欠き(以下、長方形切欠きという)24、25が設けられ、この長方形切欠き24、25をそれぞれ挿通する第1、第2のクランプ部材26、27が第1、第2の支持機構14、15に設けられている。この第1、第2のクランプ部材26、27は、図1、図2(A)、(B)に示すように、長方形切欠き24、25に特定角度位置で僅少の隙間を有して挿通し、他の角度では、長方形切欠き24、25とは交差するクランプ板29、30と、クランプ板29、30の軸心に一端がそれぞれ固定された軸心ロッド32、33を有している。なお、正面視して長方形のクランプ板29、30の両側角部には面取りがなされている。
軸心ロッド32、33の途中位置には支持機構14、15に図示しない軸受を介して回転可能に設けられている円板状の前ストッパー34、35を備え、前ストッパー34、35の中央貫通孔を軸心ロッド32、33が前後方向に移動可能に配置されている。軸心ロッド32、33の後ろ側端部には後ろストッパー36、37が固定されている。
そして、前ストッパー34、35と後ろストッバー36、37の間にはバネ39、40が設けられて、軸心ロッド32、33を後方に付勢し、常時第1、第2のクランプ部材26、27(詳細にはクランプ板29、30)を後方に押している。
そして、前ストッパー34、35と後ろストッバー36、37の間にはバネ39、40が設けられて、軸心ロッド32、33を後方に付勢し、常時第1、第2のクランプ部材26、27(詳細にはクランプ板29、30)を後方に押している。
軸心ロッド32、33は前側、中間部、後ろ側に図示しないベアリングが設けられていると共に、前側の軸心ロッド32、33には通電材42、43が設けられ、ブラシ44、45を介して電力を電力供給手段22から、第1、第2の円板状電極11、12に通電できる構造となっている。なお、軸心ロッド32、33、通電材42、43、第1、第2の歯車54、55、前ストッパー34、35、バネ39、40、後ろストッパー36、37は支持機構14、15に回転可能に設けられている。
電力供給手段22は、商用電源を高周波に変えるインバータとインバータからの交流を整流して直流にする整流装置を備えている(周知構造)。
電力供給手段22は、商用電源を高周波に変えるインバータとインバータからの交流を整流して直流にする整流装置を備えている(周知構造)。
第1、第2の支持機構14、15の後ろ側で、軸心ロッド32、33の後方には、シリンダの一例であるエアシリンダ46、47が設けられている。このエアシリンダ46、47のロッド48、48aを縮めると、ロッド48、48aが後ろストッパー36、37から離れて、バネ39、40に押されて後ろストッパー36、37が後退する。そして、エアシリンダ46、47のロッド48、48aを伸ばすと、ロッド48、48aが後ろストッパー36、37を、バネ39、40に対抗して押して、後ろストッパー36、37が前進する。
以上の動作によって、第1、第2のクランプ部材26、27が前後動し、第1、第2のクランプ部材26、27を後退駆動するバネ39、40と、第1、第2のクランプ部材26、27を前進駆動するエアシリンダ46、47を有して、クランプ板29、30をそれぞれ第1、第2の円板状電極11、12に対して前後動する第1、第2の進退手段が形成されている。ここで、52はエア源を示す。
エアシリンダ46、47を駆動する圧縮空気は、シングルの電磁弁49、50を介して供給され、更に圧縮空気の通常のコンプレッサー圧を2倍にする増圧器の一例である増圧弁51を介して供給されている。これによって、空圧機器全体のサイズを小さくできる。この実施の形態では、電磁弁49、50及び増圧弁51は第1の支持機構14に設けられているが、第1の支持機構14外に設けることもできる。
第1の支持機構14はロボットハンドのアーム53の先部に固定されて、ロボットハンドを動かすことによって、自在にその位置及び角度を変えることができる。
第1の支持機構14は加圧手段21によって、第2の支持機構15に連結されている。加圧手段21は複数のガイド及びガイドロッドと、サーボモータ及びサーボモータによって回転駆動される雄ねじ及びこの雄ねじ(ボール螺子が好ましい)に螺合する雌ねじを有し、第1、第2の支持機構14、15は軸心ロッド32、33を平行にして近接駆動及び離隔駆動を行っている。これによって、第1、第2の電極ホルダー16、17に取付けられた第1、第2の円板状電極11、12の加圧動作を行っている。
第1の支持機構14は加圧手段21によって、第2の支持機構15に連結されている。加圧手段21は複数のガイド及びガイドロッドと、サーボモータ及びサーボモータによって回転駆動される雄ねじ及びこの雄ねじ(ボール螺子が好ましい)に螺合する雌ねじを有し、第1、第2の支持機構14、15は軸心ロッド32、33を平行にして近接駆動及び離隔駆動を行っている。これによって、第1、第2の電極ホルダー16、17に取付けられた第1、第2の円板状電極11、12の加圧動作を行っている。
軸心ロッド32、33には、第1、第2の歯車54、55が設けられ、第1、第2の歯車54、55は、第1、第2の支持機構14、15に取付けられている減速機付きのサーボモータ19、20の出力軸に取付けられた第3、第4の歯車58、59に噛み合っている。これによって、第1、第2の電極ホルダー16、17を角度制御も行って回転駆動している。
なお、軸心ロッド32、33が回転しても、バネ39、40及び後ろストッパー36、37は回転しない構造とすることもできる。
また、軸心ロッド32、33又はこれを囲む通電材42、43には、図示しない水流路が設けられ、交換可能の構造で第1、第2の円板状電極11、12の内部冷却を行っている。なお、内部冷却は、電力供給手段22の整流装置を冷却することもできる。
また、軸心ロッド32、33又はこれを囲む通電材42、43には、図示しない水流路が設けられ、交換可能の構造で第1、第2の円板状電極11、12の内部冷却を行っている。なお、内部冷却は、電力供給手段22の整流装置を冷却することもできる。
続いて、図2(A)、(B)を参照しながら、第1、第2の円板状電極11、12を第1、第2の電極ホルダー16、17に脱着する方法について説明する。
第1、第2の円板状電極11、12には前述のように長方形切欠き24、25が設けられ、この中をクランプ板29、30が自由に挿通する。従って、このクランプ板29、30の角度位置と、第1、第2の円板状電極11、12に設けられた長方形切欠き24、25の位置を合わせ、エアシリンダ46、47を駆動してクランプ板29、30を第1、第2の円板状電極11、12から離し、第1、第2の円板状電極11、12の長方形切欠き24、25にクランプ板29、30を挿通させて、第1、第2の電極ホルダー16、17から第1、第2の円板状電極11、12を外すことができる。この場合、第1、第2の円板状電極11、12は図2(B)に示すように、把持手段(例えば、第2のロボットハンド)61で把持する。
第1、第2の円板状電極11、12には前述のように長方形切欠き24、25が設けられ、この中をクランプ板29、30が自由に挿通する。従って、このクランプ板29、30の角度位置と、第1、第2の円板状電極11、12に設けられた長方形切欠き24、25の位置を合わせ、エアシリンダ46、47を駆動してクランプ板29、30を第1、第2の円板状電極11、12から離し、第1、第2の円板状電極11、12の長方形切欠き24、25にクランプ板29、30を挿通させて、第1、第2の電極ホルダー16、17から第1、第2の円板状電極11、12を外すことができる。この場合、第1、第2の円板状電極11、12は図2(B)に示すように、把持手段(例えば、第2のロボットハンド)61で把持する。
次に、第1、第2の電極ホルダー16、17に対して、第1、第2の円板状電極11、12を把持手段によって所定の角度位置で保持し、クランプ板29、30の角度を第1、第2の円板状電極11、12の長方形切欠き24、25に合わせ、第1、第2の円板状電極11、12及び第1、第2の電極ホルダー16、17を相対的に近接方向に移動させて、クランプ板29、30を長方形切欠き24、25に嵌入させ、例えば、90度の相対回転を行うと、長方形切欠き24、25とクランプ板29、30が交差する角度となり、エアシリンダ46、47を開放しバネ39、40を動作して第1、第2のクランプ部材26、27を後退させると、第1、第2の円板状電極11、12を第1、第2の電極ホルダー16、17に固定できる。なお、バネ39、40は伸びた状態でも十分な加圧力を備え、第1、第2の円板状電極11、12を第1、第2の電極ホルダー16、17に押圧保持している。
図3には、ロボットハンドのアーム53を有する抵抗溶接装置10を示すが、第1の支持機構14がアーム53の先部に取付けられている。これによって、第1、第2の円板状電極11、12を交換可能にして、図6(A)に示すように、ワーク13のシーム溶接ができる。ここで、ワーク13は図示しない搬送手段に固定されて、プログラムされた溶接位置をシーム溶接できる。
ここで、図4(A)には円板状電極11、12を示すが、図4(B)に示すように、対となる第1、第2の円板状電極63、64の円周上の特定角度位置に同一形状のスポット電極65、66を備えることもできる。これによって、図6(B)に示すように、ワーク13のスポット溶接が可能となる。
図4(C)はこの円板状電極63のスポット電極65を直下方向に向けて、円板状電極64のスポット電極66の角度を直上方向からずらしている。これによって、スポット電極65と円板状電極64の円周面とでワークのスポット溶接ができる。
図4(C)はこの円板状電極63のスポット電極65を直下方向に向けて、円板状電極64のスポット電極66の角度を直上方向からずらしている。これによって、スポット電極65と円板状電極64の円周面とでワークのスポット溶接ができる。
図4(D)は異なる種類のスポット電極68〜71を円板状電極72、73の円周上に備えたもので、円板状電極72、73の角度設定を行うことによって、異なる種類のスポット電極68〜71を選択してスポット溶接ができる。
図4(E)は、円板状電極75の円周上に整形バイト77を設けたもので、円板状電極76の成形加工ができる。この場合は、円板状電極75を所定角度位置で止めて、円板状電極75、76を必要な距離までサーボモータを用いた加圧手段21で近づけ、加工しようとする円板状電極76を回転させて整形加工を行う。
図4(E)は、円板状電極75の円周上に整形バイト77を設けたもので、円板状電極76の成形加工ができる。この場合は、円板状電極75を所定角度位置で止めて、円板状電極75、76を必要な距離までサーボモータを用いた加圧手段21で近づけ、加工しようとする円板状電極76を回転させて整形加工を行う。
図5に電極搬送機構の一例である円板状電極の交換装置80を示すが、第1の円板状電極11(第2の円板状電極12、その他の円板状電極も同じ)を上向き(即ち、軸心を垂直配置)にして、チャック81で掴み、必要な場合所定角度回転させ、昇降手段82(例えば、電動シリンダ)で上昇させて、第1の電極ホルダー16(第2の電極ホルダー17)から取り外す。このとき、クランク板29(30)は長方形切欠き24(25)に角度位置が一致し、かつエアシリンダ46(47)を伸ばして、クランプ板29(30)と第1の円板状電極11(第2の円板状電極12)との隙間を設けている(即ち、非固定)。
チャック(通常3爪)81は昇降手段82に設けられている回転板83の一方(特定角度位置)の半径方向外側でその下部に設けられている。回転板83は所定角度(例えば、180度)回転するようになっている。回転板83と隣接して回転台84が設けられ、この回転台84の同一半径位置で異なる角度(例えば、90度)位置に、クランプ板29、30の平面形状と同一の断面形状を有する支持ロッド86〜89が設けられ、回転板83を180度回転し、昇降手段82を駆動することによって搬送される複数枚の同一形状の円板状電極11、12を収納又は取り出しができるようになっている。ここで、回転台84と支持ロッド86〜89を有して、第1、第2の円板状電極11、12を使用済と新品に分けて収納する第1、第2の電極マガジン90が構成されている。なお、チャック81には開閉駆動手段が設けられ、所定圧で第1、第2の円板状電極11、12を挟持する。
前記実施の形態においては、正面視して非円形の切欠き及びクランプ板29、30を長方形としたが、多角形、周囲に突出部を有する円形又は多角形、あるいは三股状(120度角度で3本の角を有する)であってもよい。
また、第1、第2のクランプ部材の進退手段として、バネとエアシリンダを用いたが、サーボモータを用いた進退手段であってもよい。
更に、前記した実施の形態は、ロボットハンドを備えた構造であったが、定置型のシーム溶接機、ハンド型のシーム溶接機にも適用可能である。
前記実施の形態においては、エアー源を増圧器によって加圧していたが、増圧器を用いないで、エアー源をそのまま使用する場合も本発明は適用される。
また、第1、第2のクランプ部材の進退手段として、バネとエアシリンダを用いたが、サーボモータを用いた進退手段であってもよい。
更に、前記した実施の形態は、ロボットハンドを備えた構造であったが、定置型のシーム溶接機、ハンド型のシーム溶接機にも適用可能である。
前記実施の形態においては、エアー源を増圧器によって加圧していたが、増圧器を用いないで、エアー源をそのまま使用する場合も本発明は適用される。
10:抵抗溶接装置、11:第1の円板状電極、12:第2の円板状電極、13:ワーク、14:第1の支持機構、15:第2の支持機構、16:第1の電極ホルダー、17:第2の電極ホルダー、19、20:サーボモータ、21:加圧手段、22:電力供給手段、24、25:長方形切欠き、26:第1のクランプ部材、27:第2のクランプ部材、29、30:クランプ板、32、33:軸心ロッド、34、35:前ストッパー、36、37:後ろストッパー、39、40:バネ、42、43:通電材、44、45:ブラシ、46、47:エアシリンダ、48、48a:ロッド、49、50:電磁弁、51:増圧弁、52:エア源、53:ロボットハンドのアーム、54:第1の歯車、55:第2の歯車、58:第3の歯車、59:第4の歯車、61:把持手段、63:第1の円板状電極、64:第2の円板状電極、65、66:スポット電極、68〜71:スポット電極、72、73、75、76:円板状電極、77:整形バイト、80:円板状電極の交換装置、81:チャック、82:昇降手段、83:回転板、84:回転台、86〜89:支持ロッド、90:第1、第2の電極マガジン
Claims (10)
- 第1、第2の支持機構にそれぞれ設けられた対となる第1、第2の電極ホルダーと、該第1、第2の電極ホルダーにそれぞれ固定される第1、第2の円板状電極と、前記第1、第2の支持機構にそれぞれ取付けられて前記対となる第1、第2の電極ホルダーをそれぞれ回転駆動する第1、第2の回転駆動手段と、前記第1、第2の支持機構を相対移動させて、前記対となる第1、第2の円板状電極の近接移動及び加圧、並びに離反移動を行う加圧手段と、前記第1、第2の円板状電極に電力を供給する電力供給手段とを備えた抵抗溶接装置において、
前記第1、第2の円板状電極に軸心を合わせて軸対称の非円形切欠きを設け、前記非円形切欠きに特定角度位置で挿通して前記第1、第2の円板状電極を前記第1、第2の電極ホルダーから取外し可能とし、他の角度では前記第1、第2の円板状電極を前記第1、第2の電極ホルダーにそれぞれ押し付けて固定する第1、第2のクランプ部材と、該第1、第2のクランプ部材をそれぞれ進退する第1、第2の進退手段とを前記第1、第の支持機構に設けたことを特徴とする抵抗溶接装置。 - 請求項1記載の抵抗溶接装置において、前記非円形切欠きは正面視して長方形、多角形、又は周囲に突出部を有する円形若しくは多角形となっていることを特徴とする抵抗溶接装置。
- 請求項1又は2記載の抵抗溶接装置において、前記第1、第2の進退手段は、バネとシリンダとをそれぞれ有し、前記バネによって付勢される前記第1、第2のクランプ部材で前記第1、第2の円板状電極を前記第1、第2の電極ホルダーに常時押し付け、前記シリンダを駆動して前記バネに対抗して前記第1、第2のクランプ部材を前記第1、第2の円板状電極から離反させることを特徴とする抵抗溶接装置。
- 請求項3記載の抵抗溶接装置において、前記シリンダを駆動する圧縮空気を増圧器を介して増圧していることを特徴とする抵抗溶接装置。
- 請求項1〜4のいずれか1記載の抵抗溶接装置において、前記第1、第2の回転駆動手段は、減速機付きのサーボモータであることを特徴とする抵抗溶接装置。
- 請求項1〜5のいずれか1記載の抵抗溶接装置において、前記第1、第2の支持機構とは別に、前記第1、第2の円板状電極を挟持して、所定角度回転させ、前記第1、第2のクランプ部材で非固定の前記第1、第2の円板状電極の取外し及び取付けを行う電極搬送機構が設けられている抵抗溶接装置。
- 請求項6記載の抵抗溶接装置において、同一形状の前記第1、第2の円板状電極を使用済と新品とに分けて収納する第1、第2の電極マガジンを有し、前記電極搬送機構は、前記第1、第2の電極ホルダーから使用済の前記第1、第2の円板状電極を取り外して前記第1の電極マガジンに収納し、前記第2の電極マガジンから新品の前記第1、第2の円板状電極を取り出して、前記第1、第2の電極ホルダーに装着することを特徴とする抵抗溶接装置。
- 請求項7記載の抵抗溶接装置において、前記第1、第2の円板状電極は、その軸心が垂直配置され、前記第1、第2の電極マガジンにも前記第1、第2の円板状電極をそれぞれ挿通する支持ロッドが回転台に設けられていることを特徴とする抵抗溶接装置。
- 請求項1〜8のいずれか1記載の抵抗溶接装置において、前記第1、第2の支持機構の少なくともいずれか一方はロボットハンドのアームに取付けられていることを特徴とする抵抗溶接装置。
- 請求項1〜9のいずれか1記載の抵抗溶接装置において、前記電力供給手段は商用電源を高周波に変えるインバータと該インバータからの交流を整流して直流にする整流装置を備えていることを特徴とする抵抗溶接装置。
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2013
- 2013-10-11 JP JP2013213863A patent/JP2015074025A/ja active Pending
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