JP2015074024A - 鍛造加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鍛造加工によって長尺な成形品を得る際にバリ部の発生量を低減するとともに、得られた成形品を搬送する際に容易に保持する。【解決手段】鍛造加工装置に含まれる予備成形型の下型30には、第1及び第2ノックアウトピン52a、52bが設けられる。これら第1及び第2ノックアウトピン52a、52bは、予備成形品12の長手方向各端面12a、12bが載置される位置に配設される。また、搬送機構は、予備成形品12の各端部を保持する第1及び第2保持部48a、48bを有する。第1及び第2保持部48a、48bの爪部材58には、第1及び第2ノックアウトピン52a、52bに支持された予備成形品12が進入する凹部66が形成されることに伴い、先端が二叉に分岐されて支持爪68a、68bが設けられる。第1及び第2保持部48a、48bは、さらに、予備成形品12を、圧縮する方向に押圧するための押圧部材60を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、長尺な中実ワークに対して鍛造加工を施すことで成形品を得る金型を具備する鍛造加工装置に関する。
自動車用のクランクシャフトは、鍛造加工によって作製される。すなわち、例えば、棒形状ワークを楕円形状に圧潰するとともにウェイト部となる部位を大まかに成形して第1次成形品を得る潰し成形、前記第1次成形品をクランクシャフトに近似する形状・寸法の第2次成形品とする荒地成形、該第2次成形品を略最終形状・寸法のクランクシャフト(以下、「バリ付クランクシャフト」とも表記する)とする仕上げ成形が実施され、さらに、バリ付クランクシャフトの周縁部のバリ部を除去するバリ抜き(トリミング)が行われる。
潰し型、荒地型、仕上げ型、トリミング型の各金型は、通常、1個の鍛造加工装置に組み込まれる。特許文献1に記載されるように、該鍛造加工装置には搬送機構が付設され、棒形状ワーク、第1次成形品、第2次成形品及びバリ付クランクシャフトは、搬送機構の作用下に次工程を行う金型に移送される。また、クランクシャフトは、搬送機構の作用下に払い出しされる。
バリ部は、上記したように最終的にはクランクシャフトから切り離され、スクラップとなる。従って、バリ部の突出寸法が大きい場合には材料歩留まりが小さくなり、このためにコストの低廉化が困難となる。
そこで、バリ部を可及的に小さくするための試みがなされている。例えば、特許文献2に記載されるように、潰し成形を行うに先んじ、棒形状ワークを長寸且つ小径な長尺品(予備成形品)とする予備成形を実施すると、加工率が小さくなりバリ部が小さくなる。
この場合、長尺品を潰し型に搬送する必要がある。この種の長尺品を保持して搬送する構成として、特許文献2に記載のものの他、特許文献3に記載のものが知られている。すなわち、該特許文献3においては、長尺品の両端部下方に保持部を差し込み、該保持部を上昇させることで長尺品を搬送する構成が開示されている(特に、その図11参照)。
特開平5−349号公報 特開2000−71138号公報 特許第3377741号公報
予備成形品を得るための予備成形型には、予備成形品を離型させるためのノックアウトピンを設けることが一般的である。この場合、特許文献3に記載されるように長尺品の両端部下方に保持部を差し込む構成では、保持部がノックアウトピンに干渉する懸念がある。勿論、このような事態が生じると、長尺品の両端部下方に保持部が進入することができなくなるので、該長尺品を搬送することができなくなる。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、ノックアウトピンによって離型された長尺な成形品の両端部下方に保持部が進入することが容易であり、このために該成形品を保持して搬送し得る鍛造加工装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、長尺な中実ワークに対して鍛造加工を施すことで成形品を得る金型と、前記成形品を前記金型から搬送するための搬送機構とを備える鍛造加工装置であって、
前記金型の成形部に、前記成形品の長手方向各端部を支持して該成形品を離型させるための1組のノックアウトピンが設けられ、
前記搬送機構は、前記成形品の長手方向各端部を保持するための第1保持部及び第2保持部を有し、
前記第1保持部及び前記第2保持部の各々は、前記成形品の長手方向各端部を下方から支持するとともに、前記1組のノックアウトピンに支持された前記成形品の長手方向各端部が進入する凹部が形成された爪部材を備えることを特徴とする。
すなわち、この鍛造加工装置においては、1組のノックアウトピンが、成形品の端部を支持する位置に配設されている。バリ部は、変形する中実ワークの肉が下型とノックアウトピンとの間のクリアランスに流入することで形成されるが、端部では肉の流動量が少ないので、前記クリアランスに流入する肉の量も少ない。このため、バリ部の発生量が低減する。
また、搬送機構を構成する第1保持部及び第2保持部の各爪部材には、ノックアウトピンに支持された成形品の長手方向各端部が進入する凹部が形成されている。このため、爪部材は、成形品やノックアウトピンに干渉することなく成形品を保持することができる。
すなわち、ノックアウトピンを上記の位置に配設した場合であっても、爪部材に凹部を形成することにより、離型した成形品を容易に保持して搬送することが可能となる。
第1保持部及び第2保持部の各々は、ノックアウトピンの上方で成形品の長手方向各端面を押圧する押圧部材をさらに備えることが好ましい。この場合、成形品が、第1保持部の押圧部材と第2保持部の押圧部材によって圧縮される方向に押圧され、結局、挟持(把持)される。これにより成形品が位置決め固定されるので、搬送の間に成形品が位置ズレを起こすことを回避することができる。従って、搬送先において、成形品を所定の位置で解放することができる。
加えて、上記の把持と、爪部材による保持とが相俟って、成形品を安定して搬送することが可能となる。
なお、ノックアウトピンは、成形品の長手方向各端面を含む端部を押圧し得る位置、換言すれば、その上端面に成形品の長手方向各端面が載置される位置に配設することが好ましい。この場合、成形品の長手方向各端面が、ノックアウトピンの、成形部から離間する側の端部を超えることがないので、当該端部と金型との間のクリアランスに中実ワークの肉が流入することがない。このため、バリ部の発生量が一層低減される。
本発明によれば、成形品を離型するためのノックアウトピンを、成形品の長手方向各端部を支持する位置に配置するようにしているので、バリ部の発生量を低減することができる。
その一方で、搬送時に成形品を保持するための第1保持部及び第2保持部を構成する爪部材に、ノックアウトピンに保持された成形品が進入する凹部を形成しているので、爪部材で成形品を保持する際、該爪部材にノックアウトピンや成形品が干渉することが回避される。このため、離型した成形品を容易に保持して搬送することができる。
本発明の実施の形態に係る鍛造加工装置を構成する搬送機構を、クランクシャフトの製造フローとの関係で示した概略平面図である。 前記鍛造加工装置に含まれる予備成形型(金型)の下型と、該予備成形型によって得られる予備成形品とを示した概略斜視図である。 ノックアウトピンによって支持された予備成形品の端部を、保持部によって保持した状態を示す概略斜視図である。 図3の要部を拡大して示した要部拡大斜視図である。 保持部が予備成形品を保持した状態を、押圧部材を取り除いて示した要部平面図である。 押圧部材が予備成形品の端面に当接して押圧を開始したときの要部平面図である。 押圧部材が予備成形品の端面に当接して押圧を開始したときの要部縦断面図である。
以下、本発明に係る鍛造加工装置につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態では、鍛造成形品としてクランクシャフトを得る場合を例示するものとする。また、図中の矢印X、Yは、それぞれ、クランクシャフト等の各成形品の短手方向、長手方向を表し、矢印Zは天地方向を表す。
先ず、鍛造成形品であるクランクシャフトの製造フローにつき図1を参照して説明する。
この場合、先ず、棒形状ワーク10に対して予備成形を施し、該棒形状ワーク10に比して小径且つ長寸な予備成形品12とする。
次に、いわゆる潰し成形を行い、これにより予備成形品12から第1次成形品14を得る。第1次成形品14の周縁部には、バリ部16が形成される。棒形状ワーク10に予備成形を施しているため、バリ部16の突出寸法は、予備成形を施していない場合に比して小さい。
この第1次成形品14を用い、次に、荒地成形を行う。これにより、クランクシャフトに近似する第2次成形品18とする。
次に、仕上げ成形を行い、第2次成形品18を略最終形状・寸法のバリ付クランクシャフト20とする。その後、バリ抜き(トリミング)により、バリ付クランクシャフト20の周縁部のバリ部16を分離する。これにより、クランクシャフト22が得られる。
棒形状ワーク10は長尺な中実体であり、このため、予備成形品12、第1次成形品14、第2次成形品18、バリ付クランクシャフト20及びクランクシャフト22も長尺な中実体である。
本実施の形態に係る鍛造加工装置は、上記した予備成形、潰し成形、荒地成形、仕上げ成形、トリミングを実施するための各金型として、下型30を含む予備成形型(図2参照)、潰し型、荒地型、仕上げ型、トリミング型(いずれも図示せず)を有する。これらの金型は、この順序で並列されており、予備成形品12、第1次成形品14、第2次成形品18及びバリ付クランクシャフト20は、鍛造加工装置に付設された搬送機構32(図1参照)によって、次工程を行う金型に搬送される。また、クランクシャフト22は、前記搬送機構32の作用下にトリミング型から払い出しされる。
すなわち、搬送機構32は、図1に示すように、棒形状ワーク10、予備成形品12、第1次成形品14、第2次成形品18、バリ付クランクシャフト20、クランクシャフト22の各々を把持するための第1把持ハンド34、第2把持ハンド36、第3把持ハンド38、第4把持ハンド40、第5把持ハンド42、第6把持ハンド44を有し、これら第1把持ハンド34〜第6把持ハンド44は、2本のフィードバー46a、46bに連結されている。
フィードバー46a、46bは、棒形状ワーク10、予備成形品12、第1次成形品14、第2次成形品18、バリ付クランクシャフト20を、次工程を行う金型に搬送し、且つクランクシャフト22をトリミング型から払い出すべく、矢印A、Bに示されるように同期して変位する。
第1把持ハンド34は、棒形状ワーク10を予備成形型に搬送するためのものであり、該棒形状ワーク10を長手方向両端部側から挟持する。
第2把持ハンド36は、第1保持部48a及び第2保持部48bを有し、これら第1保持部48a及び第2保持部48bで予備成形品12を保持しながら、該予備成形品12を潰し型に搬送する。この第2把持ハンド36につき、予備成形型との関係で詳述する。
先ず、鍛造加工装置に含まれる予備成形型につき説明すると、該予備成形型は、図2に示される位置決め固定された下型30と、昇降機構(図示せず)の作用下に下型30に対して接近又は離間するように昇降する上型(図示せず)とを有する。
下型30の上端部には、予備成形品12を成形するキャビティを形成するための下型側成形部50が設けられる。該下型側成形部50は、概ね、円柱体を長手方向に沿って2分割したような形状をなす。
下型30には、予備成形品12を離型させるための第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52b(1組のノックアウトピン)が設けられ、これら第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bの上先端部は、下型側成形部50において開口した挿通孔54、54から露呈し、矢印Z方向に沿って延出している。
第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bは、図示しない変位機構(例えば、油圧シリンダ)の作用下に、矢印Z方向に沿って変位すること、換言すれば、上昇又は下降することが可能である。第1ノックアウトピン52a及び第2ノックアウトピン52bが上昇することに伴い、予備成形品12が下方から押圧され、図2に示すように、第1ノックアウトピン52a及び第2ノックアウトピン52bに支持された状態で離型する。なお、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bは同期して変位する。
第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bは、上昇した際、予備成形品12の長手方向の各端部を、その端面12a、12bを含んで押圧・保持し得る位置に配設される。すなわち、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bは、予備成形品12の長手方向の端面12a、12bを含む端部を押圧し、これにより予備成形品12を上昇させる。
第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bの上端面には、予備成形品12が転動して脱落することを防止するため、予備成形品12の曲率に対応する曲率の湾曲溝56が形成される。
図1、図3及び図4に示すように、前記第2把持ハンド36(第1保持部48a及び第2保持部48b)は、離型された予備成形品12を保持するためのものである。なお、第1保持部48aと第2保持部48bは同一構成であるが、説明の便宜上、これらには別の参照符号を付している。
第1保持部48aを例示して説明すると、該第1保持部48aは、爪部材58と、側面視で略逆L字形状の押圧部材60とを有する。この中の爪部材58は、図4及び図5に示すように、略Y字形状をなす支持部62と、該支持部62に比して幅狭な連結部64とからなる。
支持部62において、下型側成形部50に臨む側の先端部には、第1保持部48aが予備成形品12に近接した際、第1ノックアウトピン52aに保持された予備成形品12の一端部が進入する凹部66が形成される。この凹部66により、支持部62は、その前記先端部が二叉に分岐され、Y方向に沿って延在する2本の支持爪68a、68bが形成された形状となっている。
支持爪68aにおいて、支持爪68bに臨む側の端面には、予備成形品12の曲率に対応した曲率の湾曲載置部70aが形成される。同様に、支持爪68bにおいて、支持爪68aに臨む側の端面にも、予備成形品12の曲率に対応した曲率の湾曲載置部70bが形成される。勿論、湾曲載置部70a、70b同士は互いに対向する。
支持部62の後端部に連なる連結部64には、ボルト孔72、72(図5参照)が貫通形成される。後述するように、これらボルト孔72、72にはボルト74、74(図4参照)が通される。
側面視で略逆L字形状をなす押圧部材60は、Z方向に延在する垂壁部76と、該垂壁部76からY方向に沿って予備成形品12側に延在する水平壁部78からなる。
この中の垂壁部76には、ボルト挿通孔80、80がZ方向に沿って貫通形成される。これらボルト挿通孔80、80に通されたボルト74、74が、爪部材58の連結部64に貫通形成されたボルト孔72、72から露呈するとともに、この露呈した部位にナット82、82が螺合される。以上により爪部材58と押圧部材60が連結されることで、第1保持部48aが構成される。
水平壁部78は、その端面で予備成形品12の端面を押圧する。この点については後述する。
上記したように第2保持部48bも第1保持部48aと同様に構成されており、従って、同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
以上のように構成される第1保持部48a及び第2保持部48bは、ブラケット84a、84bを介してフィードバー46a、46bに連結されている(図1参照)。
図1に示す第3把持ハンド38、第4把持ハンド40、第5把持ハンド42及び第6把持ハンド44も、第1次成形品14、第2次成形品18、バリ付クランクシャフト20、クランクシャフト22の各々を長手方向両端部側から挟持する。
本実施の形態に係る鍛造加工装置は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果につき、予備成形との関係で説明する。
棒形状ワーク10からクランクシャフト22を得るに際しては、棒形状ワーク10が鍛造加工装置のストッカに配置される。この時点では、フィードバー46a、46bは互いに離間しており、従って、棒形状ワーク10は、第1把持ハンド34には把持されていない。
次に、フィードバー46a、46bがX方向に沿って互いに接近するように変位し(図1中の矢印A、B参照)、最終的に、第1把持ハンド34によって棒形状ワーク10が両端部側から把持される。第1把持ハンド34で把持された棒形状ワーク10は、フィードバー46a、46bがY方向に沿って変位することで予備成形型に搬送され、その後、フィードバー46a、46bがX方向に沿って互いに離間するように変位することで第1把持ハンド34から解放されるとともに、予備成形型を構成する下型30の下型側成形部50に収容される。
この時点では、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bの上端面は、下型側成形部50の内面と同一高さとされる。すなわち、第1ノックアウトピン52a及び第2ノックアウトピン52bはいずれも挿通孔54、54内に収容され、下型側成形部50には露呈していない。
次に、前記上型を前記昇降機構の作用下に下降させ、いわゆる型閉じを行う。これに伴って下型側成形部50と上型側成形部によりキャビティが形成され、棒形状ワーク10が該キャビティの形状に対応する形状に成形される。その結果、予備成形品12が得られる。
予備成形品12の一端部は第1ノックアウトピン52aまで延展され、一方、他端部は第2ノックアウトピン52bまで延展される。各端部の端面12a、12bは、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bの上端面の略半分位置まで到達する。すなわち、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bには、予備成形品12の各端部が、その端面12a、12bを含むようにして載置され、第1ノックアウトピン52a及び第2ノックアウトピン52bは、上端面の略半分の面積で予備成形品12の各端部を受けている。
上記の成形の際、棒形状ワーク10の肉が、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bの上端面まで延伸する最中に、下型30と第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bとの間のクリアランスに流入する。この流入に伴って、予備成形品12の直径方向外方に若干突出したバリ部が形成される。
変形する棒形状ワーク10の肉が、これ以外のクリアランスに流入することはない。このため、バリ部の発生量が低減する。すなわち、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bを、予備成形品12の長手方向各端面12a、12bが載置される位置に配設したことにより、バリ部の発生量を可及的に低減することができる。
次に、上型を下型30から離間するように上昇させ、いわゆる型開きを行う。さらに、前記変位機構の作用下に第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bを上昇させる。この上昇に追従し、予備成形品12が第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bによって下方から押圧されて上昇する。すなわち、離型する。図2には、この状態が示されている。
上記の上昇に際し、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bが予備成形品12の端部を支持している。また、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bの各上端面には、予備成形品12の曲率に対応する曲率の湾曲溝56が形成されており、予備成形品12の端部は湾曲溝56に収容されている。このため、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bから予備成形品12が脱落することが防止される。
次に、前記フィードバー46a、46bが互いに接近するように変位し、第2把持ハンド36を構成する第1保持部48a、第2保持部48bが予備成形品12に接近する。
第1保持部48a、第2保持部48bの支持部62には、上記したように凹部66が形成されている。第1保持部48a、第2保持部48bが予備成形品12に接近する際、各凹部66には、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bに支持された予備成形品12の端部が進入する。すなわち、凹部66を形成したことにより、支持部62が予備成形品12、又は第1ノックアウトピン52aや第2ノックアウトピン52bに干渉することが回避される。
そして、この進入に伴い、支持爪68a、68bの湾曲載置部70a、70bが予備成形品12の側壁に添う位置となる。すなわち、予備成形品12の各端部が湾曲載置部70a、70b上に載置され、これにより、図3、図4、図5及び図7に示すように予備成形品12が支持爪68a、68bに保持される。
第1保持部48a、第2保持部48bが予備成形品12にさらに接近すると、図6及び図7に示すように、押圧部材60の水平壁部78の先端面が予備成形品12の端面12a、12bに当接する。水平壁部78が爪部材58の上方に位置しているため、該水平壁部78の先端面は、第1ノックアウトピン52a、第2ノックアウトピン52bに干渉することはない。また、水平壁部78の先端面の当接位置は、予備成形品12の端面12a、12bの上方である。
そして、この当接に伴って、予備成形品12の両端面12a、12bが押圧部材60から押圧される。勿論、押圧方向は、予備成形品12を長手方向(X方向)に沿って圧縮する方向である。
この押圧により、予備成形品12が位置決めされるとともに、2個の押圧部材60、60によって把持される。結局、予備成形品12は、第1保持部48a及び第2保持部48bの各支持爪68a、68bで下方から支持され、且つ押圧部材60、60で把持されることによって、第1保持部48a及び第2保持部48bに堅牢に拘束される。同時に、第1把持ハンド34は、新たな棒形状ワーク10を把持する。
この状態で、フィードバー46a、46b(図1参照)が変位し、予備成形品12を潰し型に搬送する。この搬送の際、予備成形品12が位置ズレを起こすことや脱落することが回避される。上記の通り、予備成形品12が第1保持部48a及び第2保持部48bに堅牢に拘束されているからである。同時に、新たな棒形状ワーク10が予備成形型に搬送される。
次に、フィードバー46a、46bがX方向に沿って互いに離間するように変位する。その結果、予備成形品12が第2把持ハンド36から解放されるとともに、新たな棒形状ワーク10が第1把持ハンド34から解放される。
次に、新たな棒形状ワーク10に対し、上記と同様にして予備成形を施す。これと同時に、潰し型において、予備成形品12に対する潰し成形が遂行される。すなわち、新たな予備成形品12と、第1次成形品14とが作製される。
型開きを行った後、フィードバー46a、46bがX方向に沿って互いに接近するように変位する。これにより、第1把持ハンド34が別の新たな棒形状ワーク10を把持するとともに、第2把持ハンド36、第3把持ハンド38が予備成形品12、第1次成形品14をそれぞれ把持する。
以降は上記と同様にして、第1次成形品14が荒地型に搬送されると同時に、予備成形品12が潰し型に搬送され、さらに、予備成形品12が予備成形型に搬送される。そして、型閉じがなされることで予備成形、潰し成形及び荒地成形がなされる。すなわち、予備成形品12、第1次成形品14及び第2次成形品18が作製される。
さらに、型開きの後、第1把持ハンド34が別の新たな棒形状ワーク10を把持するとともに、第2把持ハンド36、第3把持ハンド38、第4把持ハンド40が予備成形品12、第1次成形品14、第2次成形品18をそれぞれ把持し、この状態で、棒形状ワーク10、予備成形品12、第1次成形品14及び第2次成形品18を、それぞれ、予備成形型、潰し型、荒地型、仕上げ型に搬送する。
型閉じがなされると、予備成形品12、第1次成形品14、第2次成形品18及びバリ付クランクシャフト20が作製される。これらは、型開きの後、上記と同様にして潰し型、荒地型、仕上げ型及びトリミング型に搬送される。同時に、新たな棒形状ワーク10が予備成形型に搬送される。
さらに型閉じがなされると、予備成形品12、第1次成形品14、第2次成形品18、バリ付クランクシャフト20及びクランクシャフト22が作製される。この中の予備成形品12、第1次成形品14、第2次成形品18及びバリ付クランクシャフト20は、型開きの後、上記と同様にして潰し型、荒地型、仕上げ型及びトリミング型に搬送される。同時に、クランクシャフト22が鍛造加工装置から払い出されるとともに、新たな棒形状ワーク10が予備成形型に搬送される。
以降は上記の作業が繰り返され、複数個のクランクシャフト22が連続的に得られる。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、押圧部材60を設けることなく第1保持部48a、第2保持部48bを構成するようにしてもよい。
また、鍛造加工装置は、クランクシャフト22を成形するものに限定されるものではなく、長尺物を作製するものであればよい。
10…棒形状ワーク 12…予備成形品
14…第1次成形品 16…バリ部
18…第2次成形品 20…バリ付クランクシャフト
22…クランクシャフト 30…下型
32…搬送機構
34、36、38、40、42、44…把持ハンド
46a、46b…フィードバー 48a、48b…保持部
50…下型側成形部 52a、52b…ノックアウトピン
56…湾曲溝 58…爪部材
60…押圧部材 62…支持部
64…連結部 66…凹部
68a、68b…支持爪 70a、70b…湾曲載置部
76…垂壁部 78…水平壁部

Claims (3)

  1. 長尺な中実ワークに対して鍛造加工を施すことで成形品を得る金型と、前記成形品を前記金型から搬送するための搬送機構とを備える鍛造加工装置であって、
    前記金型の成形部に、前記成形品の長手方向各端部を支持して該成形品を離型させるための1組のノックアウトピンが設けられ、
    前記搬送機構は、前記成形品の長手方向各端部を保持するための第1保持部及び第2保持部を有し、
    前記第1保持部及び前記第2保持部の各々は、前記成形品の長手方向各端部を下方から支持するとともに、前記1組のノックアウトピンに支持された前記成形品の長手方向各端部が進入する凹部が形成された爪部材を備えることを特徴とする鍛造加工装置。
  2. 請求項1記載の鍛造加工装置において、前記第1保持部及び前記第2保持部の各々は、前記1組のノックアウトピンの上方で前記成形品の長手方向各端面を押圧する押圧部材をさらに備えることを特徴とする鍛造加工装置。
  3. 請求項1又は2記載の鍛造加工装置において、前記1組のノックアウトピンは、前記成形品の長手方向各端面を含む端部を押圧する位置に配設されていることを特徴とする鍛造加工装置。
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