JP2015073680A - 液圧式マッサージ装置 - Google Patents

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Koji Shishido
浩二 宍戸
かつら 中野
Katsura Nakano
かつら 中野
明 飼牛
Akira Kaiushi
明 飼牛
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Abstract

【課題】ポンプによる重量負荷を考慮しつつ、支持シート上に横たわる際の使用者の負担を効果的に軽減することが可能な液圧式マッサージ装置を提供する。【解決手段】ウォーターベッド1は、上面が開放された水槽10と、水槽10の上面を覆う支持シート110と、水槽10内に配置され支持シート110に向かって水槽10内の水を噴射する噴射部100と、水槽10を支持する支持枠20と、少なくとも使用者に対してマッサージを施す第1位置と当該第1位置から鉛直方向に所定角度だけ傾いた第2位置との間で変位可能に支持枠20を支持するベース30と、支持枠20をベース30に対して変位させるアクチュエータ40と、を備える。また、噴射部100に水を送るためのポンプ50が、支持枠20を第2位置へと傾けたときに低くなる側の支持枠20の側縁部に設置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、支持シート上に横たわる使用者に液圧による刺激を与える液圧式マッサージ装置に関する。
従来、支持シート上に横たわる使用者に液圧による刺激を与える液圧式マッサージ装置が知られている(たとえば、特許文献1)。この種のマッサージ装置では、水槽の開口が支持シートにより覆われて密閉空間が形成され、この空間に水等の液体が充填される。さらに、水槽の底部に噴射ノズルが配置され、この噴射ノズルから支持シートに向かって液体が噴射される。こうして、支持シート上に横たわる使用者に、支持シートを介して液圧による刺激が与えられ、使用者にマッサージが施される。
特開2010−253288号公報
上記構成の液圧式マッサージ装置では、使用者に効果的に刺激を与えるために、支持シートが弾性に富む素材から構成されている。このため、支持シートは、上面を押されると比較的容易に撓み、使用者が一人で支持シート上に横たわるには、ある程度の労力が必要となる。
また、使用者が高齢者等であるような場合、着座時に、使用者の予想を超えて支持シートが大きく撓むと、使用者がバランスを崩して、円滑な動作が阻害されることが起こり得る。このため、高齢者には介添者の補助が必要となるが、介添者の補助を受けたとしても、高齢者には、比較的大きな労力が掛ってしまう。
また、上記構成の液圧式マッサージ装置では、噴射ノズルから液体を勢いよく噴射させるために、大型のポンプが用いられる。このようなポンプは高重量であるため、水槽を支持する支持枠にポンプを設置する場合には、ポンプ設置後の支持枠の重量バランスを考慮して、ポンプの設置位置を決定する必要がある。
上記課題に鑑み、本発明は、ポンプによる重量負荷を考慮しつつ、支持シート上に横たわる際の使用者の負担を効果的に軽減することが可能な液圧式マッサージ装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様は、液圧式マッサージ装置に関する。この態様に係る液圧式マッサージ装置は、上面が開放された水槽と、前記水槽の上面を覆う支持シートと、前記水槽内に配置され前記支持シートに向かって前記水槽内の液体を噴射する噴射部と、前記水槽を支持する支持枠と、少なくとも使用者に対してマッサージを施す第1位置と当該第1位置から鉛直方向に所定角度だけ傾いた第2位置との間で変位可能に前記支持枠を支持するベースと、前記支持枠を前記ベースに対して変位させる駆動部と、を備える。また、前記噴射部に前記液体を送るためのポンプが、前記支持枠を前記第2位置へと傾けたときに低くなる側の前記支持枠の側縁部に設置されている。
本態様に係る液圧式マッサージ装置によれば、支持枠を第2位置に位置付けることにより、水槽内の液体が支持シートの着座側に集まり、支持シートにかかる水圧が、使用者の着座位置において高められる。これにより、着座位置において支持シートが撓みにくくなり、使用者は、円滑に支持シートに着座して、支持シート上に横たわることができる。
また、高重量のポンプが、支持枠を第2位置へと傾けたときに低くなる側の支持枠の側縁部に設置されているため、支持枠を第1位置から第2位置へと傾ける際に、ポンプの重量が駆動部に対する負荷となりにくく、支持枠を第2位置へと円滑に移動させることができる。
このように、本態様に係る液圧式マッサージ装置によれば、ポンプによる重量負荷を抑えつつ、支持シート上に横たわる際の使用者の負担を効果的に軽減することができる。
本態様に係る液圧式マッサージ装置は、前記ポンプとともに、回路基板を含む回路部が、前記側縁部に設置される構成とされ得る。こうすると、さらに、回路部が、支持枠を第2位置へと移動させる際の重量負荷となることを抑えることができる。
また、本態様に係る液圧式マッサージ装置において、前記ベースは、前記支持枠を水平方向の軸の周りに回動可能に支持するよう構成され得る。
この場合、前記支持枠は、前記第2位置に傾けられたときに最も低くなる端部付近がベースに連結されることにより、前記ベースに軸支される構成とされ得る。こうすると、ベースと支持枠との間の隙間を抑えながら、第2位置へと支持枠を傾けることができる。
また、前記支持枠は、前記第2位置に傾けられたときに最も低くなる端部から所定距離だけ中央側に変位した部分がベースに連結されることにより、前記ベースに軸支される構成とされ得る。こうすると、支持枠を第1位置から第2位置へと傾ける際に、ポンプの重量が駆動部に対する負荷となることを抑制でき、支持枠を第2位置へと円滑に移動させることができる。
本態様に係る液圧式マッサージ装置において、前記ポンプは、マッサージの際に前記支持シート上に横たわる使用者の足側に配置される構成とされ得る。こうすると、ポンプの駆動音が使用者の耳に届きにくくなり、マッサージの際の快適性を高めることができる。
以上のとおり、本発明によれば、ポンプによる重量負荷を抑えつつ、支持シート上に横たわる際の使用者の負担を効果的に軽減することが可能な液圧式マッサージ装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態により何ら制限されるものではない。
実施の形態に係るウォーターベッドの構成を示す分解斜視図である。 実施の形態に係るウォーターベッドの構成を示す一部分解斜視図である。 実施の形態に係るウォーターベッドの構成を模式的に示す平面図である。 実施の形態に係るウォーターベッドの構成および動作を示す斜視図である。 実施の形態に係るウォーターベッドの動作を示す斜視図である。 実施の形態に係るウォーターベッドの使用例を示す斜視図である。 実施の形態に係るウォーターベッドの作用を模式的に示す図である。 実施の形態に係るポンプの重量負荷を模式的に示す図である。 変更例に係るウォーターベッドの構成を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
以下に示す実施の形態において、ウォーターベッド1は、請求項に記載の「液圧式マッサージ装置」に相当する。また、アクチュエータ40は、請求項に記載の「駆動部」に相当する。ただし、上記請求項と本実施の形態との対応の記載は、あくまで一例であって、請求項に係る発明を本実施の形態に限定するものではない。
図1は、本実施の形態に係るウォーターベッド1の構成を示す分解斜視図である。便宜上、図1には、互いに直交するX、Y、Z軸が示されている。X−Y平面は、水平面に平行で、Z軸方向は鉛直方向である。
図1に示すように、ウォーターベッド1は、水槽10と、支持枠20と、ベース30と、アクチュエータ40を備える。
水槽10は、上面が開放された縦長の船体からなっており、X軸方向に対称な形状を有する。平面視において、水槽10の上面は、角が丸められた長方形の輪郭を有する。水槽10には、上面から所定深さの位置に、X−Y平面に平行な2つの棚10aが設けられ、これら棚10aよりもさらに深い位置に、X−Y平面に平行な底10bが設けられている。また、X軸負側の内壁面には、2つの孔11、12が設けられ、X軸正側の内壁面には、孔13(図3参照)が設けられている。さらに、X軸正側の棚10a(図3参照)には、孔14(図3参照)が設けられている。また、水槽10には、Y軸負側の側面からサーミスタ15が挿入され、サーミスタ15の温度検出部が水槽10の内部に位置付けられている。
なお、孔11、12は、それぞれ、後述する温度調節器80(図3参照)の吸込口と吐出口である。また、孔13、14は、それぞれ、後述するポンプ50(図2参照)の吸込口と吐出口である。
支持枠20は、上面が開放された直方形状の枠体からなっている。支持枠20の上面の輪郭は、水槽10の上面の輪郭よりも一回り小さい。また、支持枠20の深さ方向の寸法は、水槽10の深さ方向の寸法よりも大きい。したがって、支持枠20に上側から水槽10を嵌め込むと、水槽10の外周縁が支持枠20の上側の枠に載置され、水槽10が支持枠20によって支持される。
また、支持枠20には、支持板21が溶接によって取り付けられている。この支持板21は、後述のポンプ50および収納ボックス70(図2参照)を設置するためのものである。また、支持枠20のY軸負側の枠部のX軸正側の隅に、支持具31を取り付けるための2つのネジ孔20aが設けられている。同様に、支持枠20のY軸正側の枠部のX軸正側の隅にも、支持具31を取り付けるための2つのネジ孔20aが設けられている。
ベース30は、平面形状の枠体からなっている。ベース30のY軸負側の枠部のX軸正側の隅には、支持具31の支軸31aを受けるための軸孔30aが設けられている。同様に、ベース30のY軸正側の枠部のX軸正側の隅にも、支持具31の支軸31aを受けるための軸孔30a(図示せず)が設けられている。支持具31の支軸31aは、Y軸に平行に突出している。
組立時には、支持枠20のX軸負側の枠部20bをベース30のX軸負側の枠部30bに載置し、支持枠20をベース30上に重ねる。この状態で、2つの支持具31の支軸31aを、それぞれ、ベース30の2つの軸孔30aに嵌め込み、さらに、一方の支持具31の2つのネジ孔31bと支持枠20の2つのネジ孔20aとをネジ止めし、他方の支持具31の2つのネジ孔31bと支持枠20の2つのネジ孔20aとをネジ止めする。これにより、支持枠20が、支軸31aを回転軸として鉛直方向(Z軸方向)に回動可能に、ベース30に支持される。
なお、このように支持枠20の枠部20b(回転軸から離れた方向の端部)をベース30の枠部30b上に載置した状態において、支持枠20の上面は、略水平となっている。
次に、支持枠20とベース30との間に、2つのアクチュエータ40を取り付ける。アクチュエータ40は、モータ、ギアおよびロッドを備えたいわゆる電動シリンダであり、電力を供給すると、モータによりロッドが駆動されて、ロッドが長手方向に変位する。電力の供給を停止すると、アクチュエータ40のロッドは、電力停止時の位置に停止しその位置を保持する。アクチュエータ40は、図1に示す位置に配置される。アクチュエータ40の本体側端部が、図1の一点鎖線で示すように、ベース30に軸着される。また、アクチュエータ40のロッド側端部が、図1に示すように、支持枠20に軸着される。
こうしてアクチュエータ40が取り付けられることにより、アクチュエータ40の駆動に応じて、支持枠20が、支持具31の支軸31aを軸として回動する。なお、本実施の形態では、アクチュエータ40のロッドが最も縮んだ状態において、支持枠20の枠部20b(回転軸から離れた方向の端部)がベース30の枠部30b上に載置されるよう、アクチュエータ40の取り付け位置が調整されている。
次に、水槽10が、上側から支持枠20に嵌め込まれる。これにより、水槽10が支持枠20とともに、鉛直方向に回動可能にベース30に支持される。こうして水槽10を支持枠20に取り付けた後、ポンプ50と回路基板60が支持枠20に設置される。
図2は、ポンプ50と回路基板60が支持枠20に設置された状態を示す図である。
ポンプ50は、支持板21に設置される。また、ポンプ50の取込口51は、配管を介して水槽10の孔13(図3参照)に連結され、ポンプ50の排出口52は、配管を介して水槽10の孔14(図3参照)に連結される。回路基板60は、収納ボックス70に収納された状態で、支持板21に設置される。詳細には、収納ボックス70が支持板21に設置され、この収納ボックス70内に回路基板60が収納される。収納ボックス70には、回路基板60以外の電気系統も収納される。
さらに、温度調節器80(図3参照)が、水槽10のX軸負側の外壁(棚10aから底10bへと至る段部分の外壁)に設置される。温度調節器80は、ポンプと、加温部と、冷却部と、配管とを備え、孔11から取り込んだ液体(本実施の形態では水)を、加温部で加温し、または、冷却部で冷却した後、孔12から排出する。加温および冷却の何れが実行されるかは、サーミスタ15により検出された温度が所定の温度となるように、回路基板60の制御部により決定される。
しかる後、図2に示すように、ベース30のY軸正側の側面とY軸負側の側面に、それぞれ、ストッパー91が装着される。さらに、ベース30のX軸負側の側面にもストッパー92が装着される。ストッパー91は、支持具31のY軸方向の厚みと同じ厚みを持っている。ストッパー91、92のZ軸方向の高さは、支持枠20が鉛直方向に最も回動し
た場合の支持枠20下面のZ軸方向の高さよりも僅かに高くなっている。ストッパー91のX軸正側の端部は、支持具31よりもややX軸負側に装着される。
以上の組み立てが行われた後、水槽10に噴射部100(図3参照)が設置される。なお、噴射部100の設置は、ストッパー91、92が設置される前に行われても良い。
図3は、水槽10に噴射部100が設置された状態を模式的に示す平面図である。
噴射部100は、2つのプーリ101と、プーリ101間に張設されたベルト102と、ベルト102に連結されY軸方向に移動可能に支持された移動板103と、移動板103に回転可能に支持された2つの回転子104とを備える。2つの回転子104には、それぞれ、水を噴射する噴射口105が設けられている。噴射口105には、給水口(図示せず)を介して水が供給される。この給水口は、弾性変形可能な配管によって、水槽10の孔14に連結されている。したがって、ポンプ50が駆動されると、孔13から取り込まれた水が、噴射口105から噴射される。
2つのプーリ101のうち一方が、モータ(図示せず)によって駆動される。これにより、噴射口105が移動板103とともに、Y軸方向に移動する。また、2つの回転子104が、モータ(図示せず)によって駆動される。これにより、噴射口105がZ軸を軸として回転する。こうして、噴射口105は、回転しつつ、Y軸方向に移動される。
しかる後、水槽10の上面を全て覆うように、支持シート110(図4(a)参照)が水槽10に付設される。さらに、支持枠20とベース30の周囲を覆うように、筐体120(図4(a)参照)が設置される。筐体120は、支持枠20に装着され、支持枠20の回動に伴って回動する。こうして、ウォーターベッド1の組み立てが完了する。
図4(a)は、組み立て後のウォーターベッド1を示す斜視図である。
図4(a)に示すように、支持シート110には、給水用の孔111と、この孔111を塞ぐ蓋112が設けられている。支持シート110は、弾性に富む材料から構成され、液漏れがないように、水槽10に付設される。また、筐体120には、操作指令を入力するための入力部130が設置されている。入力部130は、たとえば、タッチパネルによって構成される。入力部130は、電気配線により、回路基板60(図2参照)に接続されている。
上記のようにしてウォーターベッド1が組み立てられた後、水槽10が満水状態となるまで、孔111から、水槽10に水が供給される。その後、孔111が蓋112によって塞がれる。こうして、水槽10と支持シート110とにより形成される密閉空間に水が充填される。
図4(b)は、ウォーターベッド1が所定の角度だけ傾けられた状態を示す図である。また、図5(a)、(b)は、それぞれ、ウォーターベッド1が傾けられる前と傾けられた後の状態にあるときの水槽10と支持枠20の状態を示す図である。
使用者に対するマッサージは、図4(a)のように、ウォーターベッド1が傾けられていない状態で行われる。図4(a)の状態において、支持シート110は、略水平となっている。使用者がウォーターベッド1に対して乗り降りする場合、図4(b)に示すように、ウォーターベッド1が角度θaだけ傾けられる。
以下では、筐体120および支持枠20が図4(a)および図5(a)の状態にあると
きの筐体120および支持枠20の位置を「第1位置」と称し、筐体120および支持枠20が図4(b)および図5(b)の状態にあるときの筐体120および支持枠20の位置を「第2位置」と称する。
筐体120および支持枠20は、ロッドが最も縮められるようアクチュエータ40が駆動されることにより、第1位置に位置付けられる。また、筐体120および支持枠20は、第1位置に位置付けられた状態から、角度θa変位するのに要する時間だけアクチュエータ40に電源が供給されることにより、第2位置に位置付けられる。なお、このようにアクチュエータ40に対する給電時間を管理することにより、筐体120および支持枠20を第2位置に位置付ける方法の他、たとえば、筐体120および支持枠20が第2位置に位置付けられたことを検知するセンサを設けて、筐体120および支持枠20を第2位置に位置付けるようにしても良い。
次に、使用者がウォーターベッド1に横たわる場合の動作について説明する。
図6(a)、(b)は、使用者がウォーターベッド1に横たわる場合の典型的な動作を示す図である。
上記のように、本実施の形態では、使用者がウォーターベッド1に対して乗り降りする場合、筐体120は、角度θaだけ傾けられた第2位置に位置付けられる。したがって、ウォーターベッド1を操作する作業者は、入力部130を操作して、筐体120を第2位置に位置付けた後、使用者に、ウォーターベッド1への搭乗を促す。これに応じて、使用者は、図6(a)に示すように、支持シート110のX軸正側の端の領域に着座し、その後、支持シート110上に横たわる。使用者が横たわると、作業者は、入力部130を操作して、筐体120を、図6(b)に示す第1位置に位置付ける。その後、作業者は、入力部130を操作して、ウォーターベッド1に所定のマッサージ動作を開始させる。
マッサージ動作が終了すると、作業者は、入力部130を操作して、筐体120を第2位置に位置付ける。その後、作業者は、使用者に、ウォーターベッド1から降りることを促す。これに応じて、使用者は、図6(a)に示すように支持シート110の端の領域に着座した状態を経て、ウォーターベッド1から降りる。その後、作業者は、入力部130を操作して、筐体120を第1位置に位置付ける。
なお、使用者が高齢者である場合、作業者は、ウォーターベッド1への乗り降りの際に、使用者を補助する。
<実施の形態の効果>
本実施の形態によれば、以下の効果が奏され得る。
本実施の形態によれば、使用者がウォーターベッド1に搭乗する際に、図6(a)に示すように、筐体120が第2位置まで傾けられる。これにより、水槽10内の水が支持シート110の着座側に集まり、支持シート110にかかる水圧が、使用者の着座位置において高められる。これにより、着座位置において支持シート110が撓みにくくなり、使用者は、円滑に支持シート110に着座して、支持シート110上に横たわることができる。
図7は、使用者が支持シート110に着座する際の支持シート110の状態を模式的に示す図である。
筐体120が第2位置に位置付けられて、水槽10が角度θaだけ傾けられると、図7
に示すように、水槽10に充填された水が使用者の着座位置Paに集まり、支持シート110にかかる水圧が、着座位置Paにおいて高められる。これにより、着座位置Paにおいて支持シート110が撓みにくくなる。よって、使用者は、円滑に、着座位置Paに着座することができる。
また、このように水槽10が傾けられると、使用者の尻部に支持シート110が接近し、使用者は、足を大きく曲げなくとも、尻部を速やかに支持シート110に接触させることができる。したがって、足を大きく曲げることにより使用者がバランスを崩すようなこともなく、使用者は、少ない労力でバランス良く、着座位置に着座することができる。
このように、本実施の形態によれば、使用者の負担を効果的に軽減しながら、円滑かつ良好に、支持シート110上に横たわることができる。
また、本実施の形態によれば、図1に示すように、水平方向の軸(支軸31a)の周りに回動可能となるように、支持枠20がベース30に支持される構成であるため、簡素な構成により支持枠20を傾けることができる。
また、本実施の形態によれば、高重量のポンプ50が、支持枠20を第2位置へと傾けたときに低くなる側の支持枠20の側縁部に設置されているため、支持枠20を第1位置から第2位置へと傾ける際に、ポンプ50の重量がアクチュエータ40に対する負荷となりにくく、このため、支持枠20を第2位置へと円滑に移動させることができる。
図8(a)、(b)は、ポンプ50の重量により生じる支軸31a回りのトルクTを模式的に示す図である。なお、図8(c)、(d)には、ポンプ50を上記実施の形態とは反対側の側縁部に配置した場合のトルクTの状態を比較例として模式的に示す図である。
図8(a)、(c)において、R1、R2は、それぞれ、ポンプ50を配置可能な、支持枠20の側縁部を示す図である。R1は、支軸31a側の側縁部、R2は、支軸31aから離れた側の側縁部である。各側縁部は、水槽10の棚10aの裏面と2段目の側壁の外側面とで挟まれた支持枠20の部分であり、支持枠20のY軸方向の幅だけY軸方向に延びている。
上記のように、本実施の形態では、図8(a)、(b)に示すように、ポンプ50が支軸31a側の側縁部R1に配置されている。この場合、図8(a)に示す第1位置と図8(b)に示す第2位置に支持枠20が位置付けられた状態において、支持枠20には、ポンプ50の重量Wによって、支軸31a周りに、時計回り方向のトルクTが生じる。しかしながら、このトルクTは、ポンプ50が支軸31aに接近しているため、比較的小さいものとなる。
これに対し、比較例では、図8(c)、(d)に示すように、ポンプ50が支軸31aから離れる側縁部R2に配置されている。この場合にも、ポンプ50の重量Wによって、支持枠20に、時計回り方向のトルクTが生じるが、このトルクTは、ポンプ50が支軸31aから大きく離れているため、かなり大きいものとなる。
一方、アクチュエータ40は、支持枠20を反時計回りに回動させることにより、支持枠20を第1位置から第2位置に移動させる。したがって、図8(a)、(b)に示す上記実施の形態の場合も、図8(c)、(d)に示す比較例の場合も、ポンプ50によって支持枠20に生じるトルクTは、アクチュエータ40による支持枠20の駆動に抗するものとなる。しかしながら、本実施の形態では、上記のようにトルクTが小さいため、ポンプ50の重量WによるトルクTは、アクチュエータ40の駆動に抗するトルクとしては、
かなり小さいものとなる。このため、本実施の形態では、支持枠20を第2位置へと円滑に移動させることができる。
このように、本実施の形態によれば、高重量のポンプ50が、支持枠20を第2位置へと傾けたときに低くなる側の支持枠20の側縁部R1に設置されているため、支持枠20を第1位置から第2位置へと傾ける際に、ポンプ50の重量が、アクチュエータ40に対する負荷となりにくく、このため、支持枠20を第2位置へと円滑に移動させることができる。
なお、図8(a)、(b)を参照して分かるとおり、ポンプ50により生じるトルクTを極力小さくするためには、ポンプ50を、側縁部R1において、なるべくZ軸正側に配置し、また、X軸正側に配置するのが望ましい。
また、本実施の形態では、ポンプ50とともに、回路基板60を含む回路部(収納ボックス70に収納される電気系統)が、支軸31a側の側縁部R1に設置されるため、さらに、この回路部の重量が、支持枠20を第2位置へと移動させる際の負荷となることを抑えることができる。さらに、温度調節器80が支軸31a側の側縁部R1に設置されても良い。
また、本実施の形態では、図2に示すように、マッサージの際に支持シート110上に横たわる使用者の足側に、ポンプ50が配置されているため、ポンプの駆動音が使用者の耳に届きにくくなり、マッサージの際の快適性を高めることができる。
<変更例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、本発明の構成例も他に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、支持枠20が傾けられたときに最も低くなる支持枠20の端部付近に取り付けられたが、支持具31aの取り付け位置は、上記実施の形態の位置に限定されず、他の位置であっても良い。
図9(a)、(b)は、支持具31の取り付け位置を、上記実施の形態の場合よりもX軸負方向にずらした変更例の構成を示す図である。
この変更例では、X軸方向において、支軸31aの位置とポンプ50の重心位置とが互いに一致している。したがって、図9(a)に示す第1位置に支持枠20が位置付けられている状態において、ポンプ50の重量による支軸31a回りのトルクは殆ど生じない。また、図9(b)に示す第2位置に支持枠20が位置付けられている状態では、ポンプ50の重量による支軸31a回りのトルクTが生じるが、このトルクTは、アクチュエータ40の駆動方向と同じく、反時計回り方向である。したがって、この変更例では、アクチュエータ40によって、支持枠20を第1位置から第2位置に回動させる際に、この回動を助長する方向のトルクTが、ポンプ50の重力Wによって生じることとなる。よって、この変更例によれば、本実施の形態に比べて、支持枠20を第2位置へとさらに円滑に移動させることができる。
この変更例から分かるとおり、支持枠20を第2位置へと、より円滑に移動させるためには、ベース30に対する支持枠20の連結位置を、なるべくX軸負側(支持枠20の中央寄り)に配置するのが望ましい。ただし、連結位置をX軸負側にシフトさせると、図9(b)において白抜き矢印が付された支持枠20端部の回動量が大きくなる。このため、この端部が、ベース30や床面に接触し易くなり、支持枠20の傾き角を大きくすること
が難しくなる。したがって、ベース30と支持枠20との間の隙間を小さくしつつ、支持枠20の傾き角を確保するためには、上記実施の形態のように、ベース30に対する支持枠20の連結位置を、なるべく、支持枠20のX軸正側の端部に近づけるのが望ましい。
また、上記実施の形態では、マッサージの際に支持シート110上に横たわる使用者の足側にポンプ50が配置されたが、ポンプ50の配置位置はこれに限定されるものではなく、支持枠20の側縁部R1内において適宜変更され得る。ただし、マッサージの際にポンプ50の駆動音が使用者の耳に届きにくくするためには、側縁部R1内において、なるべく使用者の耳から離れた足元側にポンプ50を配置するのが望ましい。
また、上記実施の形態では、支持枠20がベース30に対して回動可能に支持されたが、支持枠20がベース30に対して揺動可能に支持されても良く、ベース30に対して支持枠20を傾ける他の機構が用いられても良い。
また、上記実施の形態では、マッサージが終了した後、作業者からの操作入力がなされたことに応じて、支持枠20が第2位置に移動されたが、マッサージが終了すると自動的に、支持枠20が第2位置に移動されても良い。たとえば、マッサージの終了から所定時間が経過した後に、支持枠20が自動で第2位置に移動されても良い。
さらに、支持枠20の回動範囲は、少なくとも第2位置を含む範囲であれば良く、アクチュエータ40は、第2位置を超えてさらに支持枠20を回動可能なような駆動ストロークを持っていても良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … ウォーターベッド(液圧式マッサージ装置)
10 … 水槽
20 … 支持枠
30 … ベース
40 … アクチュエータ(駆動部)
50 … ポンプ
60 … 回路基板
100 … 噴射部
110 … 支持シート
R1 … 側縁部

Claims (6)

  1. 上面が開放された水槽と、
    前記水槽の上面を覆う支持シートと、
    前記水槽内に配置され前記支持シートに向かって前記水槽内の液体を噴射する噴射部と、
    前記水槽を支持する支持枠と、
    少なくとも使用者に対してマッサージを施す第1位置と当該第1位置から鉛直方向に所定角度だけ傾いた第2位置との間で変位可能に前記支持枠を支持するベースと、
    前記支持枠を前記ベースに対して変位させる駆動部と、を備え、
    前記噴射部に前記液体を送るためのポンプが、前記支持枠を前記第2位置へと傾けたときに低くなる側の前記支持枠の側縁部に設置されている、
    ことを特徴とする液圧式マッサージ装置。
  2. 請求項1に記載の液圧式マッサージ装置において、
    前記ポンプとともに、回路基板を含む回路部が、前記側縁部に設置されている、
    ことを特徴とする液圧式マッサージ装置。
  3. 請求項1または2に記載の液圧式マッサージ装置において、
    前記ベースは、前記支持枠を水平方向の軸の周りに回動可能に支持する、
    ことを特徴とする液圧式マッサージ装置。
  4. 請求項3に記載の液圧式マッサージ装置において、
    前記支持枠は、前記第2位置に傾けられたときに最も低くなる端部付近がベースに連結されることにより、前記ベースに軸支されている、
    ことを特徴とする液圧式マッサージ装置。
  5. 請求項3に記載の液圧式マッサージ装置において、
    前記支持枠は、前記第2位置に傾けられたときに最も低くなる端部から所定距離だけ中央側に変位した部分がベースに連結されることにより、前記ベースに軸支されている、
    ことを特徴とする液圧式マッサージ装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の液圧式マッサージ装置において、
    前記ポンプは、マッサージの際に前記支持シート上に横たわる使用者の足側に配置されている、
    ことを特徴とする液圧式マッサージ装置。

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