JP2015071332A - ハイブリッド自動車の制御装置およびハイブリッド自動車 - Google Patents

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【課題】バッテリの電力を外部に給電する際のエンジンによる発電の最適な制御を実現すること。【解決手段】エンジン10と、エンジン10の回転速度を所定の回転速度に変速するAMT41と、電動機11と、電動機11に電力を供給すると共に電動機11の発電電力によって充電されるバッテリ12と、バッテリ12の電力を外部に給電する外部端子13と、を有するハイブリッド自動車1の制御装置において、外部端子13を介してバッテリ12の電力を外部に給電中であり、エンジン10の動力によって電動機11で発電を行ってバッテリ12のSOCを所定の状態に保つときには、AMT41の変速比と、エンジン10の回転速度と、電動機11の回転速度および回生トルクと、が予め設定された値となるように制御するエンジンECU20、車両ECU21、HV−ECU22、およびAMT−ECU23を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド自動車の制御装置およびハイブリッド自動車に関する。
災害発生時の電力供給源として電気自動車やハイブリッド自動車のバッテリが着目されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2013−51772号公報
特許文献1では、車両から外部への給電中に、バッテリの電力が不足したときには、エンジンを駆動することによって電動機により発電することが述べられている。
また、特許文献1は、駆動輪を駆動するための電動機とエンジンにより駆動される発電機として用いる電動機とが異なり、外部給電中における1つの走行用の電動機でのバッテリへの充電については記載されていない。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、バッテリの電力を外部に給電する際のエンジンおよび電動機の最適な制御を実現することができるハイブリッド自動車の制御装置およびハイブリッド自動車を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンと、エンジンの回転速度を所定の回転速度に変速する変速機と、電動機と、電動機に電力を供給すると共に電動機の発電電力によって充電されるバッテリと、バッテリの電力を外部に給電する外部端子と、を有するハイブリッド自動車の制御装置において、外部端子を介してバッテリの電力を外部に給電中であり、エンジンの動力によって電動機で発電を行ってバッテリの充電状態を所定の状態に保つときには、変速機の変速比と、エンジンの回転速度と、電動機の回転速度および回生トルクと、が予め設定された値となるように制御する制御手段を有するものである。
このとき、制御手段は、少なくとも外部端子を介してバッテリの電力を外部に給電中であるときには、エンジンおよび電動機のいずれの出力も走行系とは切り離すことができる。
本発明の他の観点は、エンジンと、エンジンの回転速度を所定の回転速度に変速する変速機と、電動機と、電動機に電力を供給すると共に電動機の発電電力によって充電されるバッテリと、バッテリの電力を外部に供給する外部端子と、を有するハイブリッド自動車において、本発明の制御装置を有し、変速機を介したエンジンの回転力を電動機にギアを介して伝達する回転力の伝達機構を有し、回転力の伝達機構は、変速機を介したエンジンの回転速度が予め設定された値であるときに、電動機の回転速度が予め設定された値となるように回転力の伝達比率が設定されているものである。
本発明によれば、バッテリの電力を外部に給電する際のエンジンおよび電動機の最適な制御を実現することができる。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車の構成図である。 図1のエンジンの効率を説明するための図であり、横軸にエンジンの回転速度をとり、縦軸に馬力をとる図である。 図1の電動機の発電効率を説明するための図であり、横軸に電動機の回転速度をとり、縦軸に回生トルクをとる。 図1のHV−ECUおよび他のECUの動作を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド自動車1について、図1〜図4を参照しながら説明する。
ハイブリッド自動車1は、主な構成として、図1に示すように、エンジン10と、電動機11と、電動機11に電力を供給すると共に電動機11の発電電力によって充電されるバッテリ12と、バッテリ12の電力を外部に給電する際に負荷が接続される外部端子13と、を有する。なお、外部端子13に接続される負荷としては、たとえば、不図示の給電機がある。この給電機は、バッテリ12の直流電力の供給を受け、その直流電力を、たとえば一般家庭用の交流100ボルトに変換することができる。
そして、ハイブリッド自動車1は、外部端子13を介してバッテリ12の電力を外部に給電中であるときに、後述するAMT41のギア段数と、エンジン10の回転速度と、電動機11の回転速度および回生トルクと、が予め設定された値となるように制御する制御手段としてエンジンECU(Electric Control Unit)20、車両ECU21、HV−ECU22、およびAMT−ECU23を有する。なお、これらの各ECU間は、CAN(Control Area Network)通信を介して情報伝達が行われる。
エンジンECU20は、エンジン10の各種の制御を行う制御部である。エンジンECU20は、たとえば、エンジン10の回転速度の制御、およびエンジン10の燃料噴射を停止するなどしてエンジン10を停止させる制御を行う。
車両ECU21は、ハイブリッド自動車1の各種の制御を行う制御部である。たとえば、車両ECU21は、スタータ30によるエンジン10の始動を実施する。また、車両ECU21のこれらの制御は、HV−ECU22からの指示によっても行われる。
HV−ECU22は、主にエンジン10と電動機11との協調制御を行う制御部である。たとえば、HV−ECU22は、バッテリ12のSOCに応じたエンジン10の動力による電動機11の発電制御およびバッテリ12の電力の外部給電中のクラッチ40の切断制御を行う。
AMT−ECU23は、後述するAMT41の制御を行う制御部であり、HV−ECU22の指示に従ってAMT41のギア段数の制御等を行う。
ハイブリッド自動車1のさらに詳細な構成としては、図1に示すように、エンジン10のAMT41を介した回転軸と電動機11の回転軸とをギアを介して接続し、これらの動力を混合するトランスファ31と、トランスファ31の出力軸32とディファレンシャルギア34に接続する駆動軸33とを接断するクラッチ40と、を有する。トランスファ31は、エンジン10のAMT41を介した回転軸と電動機11の回転軸とをギアを介して接続することで、エンジン10の設置方向にディファレンシャルギア34に接続する駆動軸33を折り返すことができる。これにより、たとえば、エンジン10の設置位置とディファレンシャルギア34の設置位置とを近づけたい場合に有用である。
また、エンジン10の出力は、AMT(Automated Manual Transmission)41を介してトランスファ31に入力される。なお、AMTとは、マニュアルトランスミッションと同等の構成でありながら、運転者がクラッチペダルおよびシフトレバーの操作を行うことなく、自動的に、変速が実施される自動変速装置である。また、駆動軸33の回転は、ディファレンシャルギア34を介して車輪35に伝達される。
さらに、電動機11とバッテリ12との間には、インバータ50が設けられる。インバータ50は、電動機11の三相交流を直流に変換してバッテリ12に供給する。あるいは、バッテリ12の直流電力を三相交流に変換して電動機11に供給する。
制御手段としてのHV−ECU22は、外部端子13を介してバッテリ12の電力を外部に給電中であるときには、クラッチ40が断状態となるように制御を行う。
さらに、制御手段としてのHV−ECU22は、外部端子13を介してバッテリ12の電力を外部に給電中であり、エンジン10の動力によって電動機11で発電を行ってバッテリ12の充電状態を所定の状態に保つときには、AMT41のギア段数と、エンジン10の回転速度と、電動機11の回転速度および回生トルクと、が予め設定された値となるように制御する。
ここで、上述の「予め設定された値」について図2および図3を参照しながら説明する。図2は、エンジン10の効率を説明するための図であり、横軸にエンジン10の回転速度をとり、縦軸に、エンジン10の出力(馬力)をとる。さらに、図2中には、エンジン10の燃料流量を示す概ね左肩上がりの曲線と、負荷率を示す概ね右肩上がりの曲線とが示されている。
図3は、電動機11の効率を説明するための図であり、横軸に電動機11の回転速度をとり、縦軸に出力トルクをとる。なお、縦軸の下半分は回生領域になる。さらに、図3中には、電動機11の発電効率が最も良い領域Zが示されている。
説明のために、バッテリ12の容量をたとえばPkwh(キロワットアワー)とする。ここで、図2の縦軸のPkwの位置から水平に線を延ばし、なるべく低いエンジン10の回転速度でありながら燃料流量が小さい点を探すと、エンジン10の回転速度がQrpmのところが最適であることがわかる。
一方、電動機11の発電効率の観点からは、図3に示すように、回生トルクがRN(ニュートン)であり、電動機11の回転速度がSrpmであるときが最適であることがわかっているとする。
この場合、エンジン10が回転速度Qrpmのときに、電動機11の回転軸をSrpmで回転させることになる。そこで、トランスファ31およびAMT41の双方の変速機構を利用して変速比がQ:Sとなるように変速を行う。ただし、トランスファ31を構成するギアの変速比は一定であるため、変速比の過不足については、AMT41のギア段数の選択によって補うことになる。
このようにして、外部端子13を介してバッテリ12の電力を外部に給電中であり、エンジン10の動力によって電動機11で発電を行ってバッテリ12の充電状態を所定の状態に保つときには、エンジン10および電動機11が効率の良い状態で運転可能となるように、エンジン10の回転速度、AMT41のギア段数、および電動機11の回生トルクの各値が予め設定されている値となるように制御が行われる。すなわち、エンジン10の燃料消費量に対する電動機11の発電量の比率が大きくなるように、エンジン10の回転速度、AMT41のギア段数、および電動機11の回生トルクが設定される。
次に、制御手段を構成するエンジンECU20、車両ECU21、HV−ECU22、およびAMT−ECU23の各ECUの動作を図4のフローチャートを参照しながら説明する。
図4のフローチャートにおけるSTARTの条件は、バッテリ12の電力が外部端子13から外部に給電を開始する準備が完了したという条件である。具体的には、たとえば、外部端子13に不図示の給電機が接続されたことを検出したという条件である。あるいは、外部端子13にカバー(不図示)が設けられている場合には、そのカバーが取り除かれたことを検出したという条件である。
上述のSTARTの条件が満たされると、処理は、ステップS1に進む。
ステップS1において、HV−ECU22は、クラッチ40に対して切断の指示を行って、処理は、ステップS2に進む。
ステップS2において、不図示の給電機のスタートスイッチがON状態に操作されると、HV−ECU22は、バッテリ12に対し、バッテリ12の給電開始の指示を行って、処理は、ステップS3に進む。なお、給電機とHV−ECU22とは、CAN通信等によって、スタートスイッチのON/OFF情報などの伝達を行うことができる。
ステップS3において、HV−ECU22は、バッテリ12から通知されるバッテリ12のSOCが低下しているか否かを判定する。ステップS3において、バッテリ12のSOCが低下していると判定されると、処理は、ステップS4に進む。一方、ステップS3において、バッテリ12のSOCが低下していないと判定されると、処理は、ステップS3を繰り返す。
ステップS4において、HV−ECU22は、車両ECU21に対してエンジン始動指示を行い、処理は、ステップS5に進む。この指示を受けて、車両ECU21は、スタータ30を駆動するなどしてエンジン10を始動する。
ステップS5において、HV−ECU22は、AMT−ECU23に対して現在はニュートラルの位置にあるAMT41のギア位置の指示を行い、処理は、ステップS6に進む。このとき、AMT−ECU23は、AMT41をニュートラルの位置から指定ギア位置にギアを入れる。ここで、指定ギア位置とは、ハイブリッド自動車1が電動機11による発電を実施する状況に最適なギア位置になる。すなわち、図2のエンジン10の効率を示す図に基づいて設定されるエンジン10の所定の回転速度によって電動機11を発電機として効率良く駆動可能なギア比となるギア位置である。
ステップS6において、HV−ECU22は、車両ECU21を介してエンジンECU20に対してエンジン10の回転速度の指示を行い、処理は、ステップS7に進む。この指示を受けて、エンジンECU20は、エンジン10の回転速度を指示どおりに調整する。すなわち、図2のエンジン10の効率を示す図に基づいて設定される電動機11を発電機として効率良く駆動可能なエンジン10の回転速度(ここではQrpm)である。これにより、上述したように、エンジン10の出力がAMT41およびトランスファ31を介することによって電動機11をSrpmで回転させることができる。
ステップS7において、HV−ECU22は、インバータ50に対して電動機11の回生トルクの指示を行い、処理は、ステップS8に進む。このとき、インバータ50は、電動機11の回生トルクを指定の回生トルクに調整する。ここで、指定の回生トルクとは、上述したように、RNである。
ステップS8において、エンジン10の動力によって、電動機11が発電を実施し、処理は、ステップS9に進む。
ステップS9において、HV−ECU22は、バッテリ12のSOCが回復したか否かを判定する。ステップS9において、バッテリ12のSOCが回復したと判定されると、処理は、ステップS10に進む。一方、ステップS9において、バッテリ12のSOCが回復していないと判定されると、処理は、ステップS9を繰り返す。
ステップS10において、HV−ECU22は、車両ECU21に対し、エンジン停止を指示し、処理は、ステップS11に進む。エンジンECU20は、エンジン10の燃料噴射を停止するなどしてエンジン10を停止する。
ステップS11において、HV−ECU22は、AMT−ECU23に対するギア位置の指示を停止し、処理は、ステップS12に進む。このとき、AMT−ECU23は、HV−ECU22からのギア位置の指示が停止されたので、AMTをニュートラルの位置にする。
ステップS12において、HV−ECU22は、インバータ50に対し、電動機11のトルクをゼロにするように指示し、処理は、ステップS13に進む。このとき、インバータ50は、電動機11のトルクの発生を停止する。これにより、電動機11は、発電を停止する。
ステップS13において、HV―ECU22は、不図示の給電機のストップスイッチがON状態に操作されたか否かを判定することにより給電停止か否かを判定する。ステップS13において、給電停止と判定されると、処理は、ステップS14に進む。一方、ステップS13において、給電停止ではない(すなわち給電続行)と判定されると、処理は、ステップS3に戻る。
ステップS14において、HV−ECU22は、バッテリECU23に対し、バッテリ12の給電停止の指示を行って、処理を終了する(END)。この指示を受けて、バッテリ12は、給電を停止する。
以上説明したように、HV−ECU22は、他のECUと協働し、外部端子13を介してバッテリ12の電力を外部に給電中であるときに、バッテリ12のSOCが所定の値よりも低下したときには、エンジン10を始動させてバッテリ12に充電を行うことができる。
これによれば、バッテリ12の電力を外部に給電する際に、バッテリ12のSOCが低下してもエンジン10の動力によって電動機11に発電させることで、自動的に、バッテリ12のSOCを回復させることができる。これにより、エンジン10の燃料が尽きるまでは、バッテリ12の電力を外部に給電することができる。
このとき、エンジン10と電動機11は、バッテリ12を充電するために効率の良い運転を行うことができる。
さらに、外部端子13を介してバッテリ12の電力を外部に給電中であるときには、クラッチ40を断状態とし、エンジン10および電動機11のいずれもの出力も走行系とは切り離すことができる。
これによれば、外部に電力を給電中のハイブリッド自動車が誤って動き出すようなことがなく、安全に、外部に電力を給電することができる。
上述した実施の形態では、変速機としてAMT41を採用したので、ギア段数が有段であるが、変速機として無段変速機を用いてもよい。その場合、図4のフローチャートにおけるステップS5の「ギア位置指定」は、「変速比指定」になる。
また、以上説明したエンジンECU20、車両ECU21、HV−ECU22、およびAMT−ECU23の各ECUは、情報処理装置が予めインストールされている所定のプログラムを実行することによって実現することができる。このような情報処理装置は、たとえば、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、入出力ポートなどを有する。情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、情報処理装置には、各ECUの機能が実現される。なお、CPUの代わりにASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などを用いてもよい。
また、上述の所定のプログラムは、各ECUの出荷前に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであっても、各ECUの出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、プログラムの一部が、各ECUの出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。各ECUの出荷後に、情報処理装置のメモリなどに記憶されるプログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
また、上述の所定のプログラムは、情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
このように、情報処理装置とプログラムによって各ECUを実現することにより、大量生産や仕様変更(または設計変更)に対して柔軟に対応可能となる。
なお、情報処理装置が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
また、制御手段を構成するエンジンECU20、車両ECU21、HV−ECU22、およびAMT−ECU23のいずれか1つまたは複数を1つにまとめたECUを構成することもできる。反対に、制御手段を構成するエンジンECU20、車両ECU21、HV−ECU22、およびAMT−ECU23のいずれかを1つまたは複数をさらに細分化して新たなECUを構成することもできる。
また、バッテリ12と外部端子13との間に、インバータを設け、バッテリ12の直流電力を交流電力に変換して外部端子13に給電するようにしてもよい。これによれば、前述した不図示の給電機等は不要になる。
また、上述の実施の形態では、バッテリ12に外部端子13を設け、バッテリ12からの外部給電を想定したが、バッテリ12を介さずに、エンジン10によって発電機として駆動されている電動機11から直接的に外部に給電してもよい。また、このとき、バッテリ12の前段にあるインバータ50から外部に給電してもよい。
1…ハイブリッド自動車、10…エンジン、11…電動機、12…バッテリ、13…外部端子、20…エンジンECU(制御手段の一部)、21…車両ECU(制御手段の一部)、22…HV−ECU(制御手段の一部)、23…あMT−ECU(制御手段の一部)、31…トランスファ(回転力の伝達機構)、32…出力軸、33…駆動軸、34…ディファレンシャルギア、40…クラッチ、41…AMT

Claims (3)

  1. エンジンと、前記エンジンの回転速度を所定の回転速度に変速する変速機と、電動機と、前記電動機に電力を供給すると共に前記電動機の発電電力によって充電されるバッテリと、前記バッテリの電力を外部に給電する外部端子と、を有するハイブリッド自動車の制御装置において、
    前記外部端子を介して前記バッテリの電力を外部に給電中であり、前記エンジンの動力によって前記電動機で発電を行って前記バッテリの充電状態を所定の状態に保つときには、前記変速機の変速比と、前記エンジンの回転速度と、前記電動機の回転速度および回生トルクと、が予め設定された値となるように制御する制御手段を有する、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置において、
    前記制御手段は、少なくとも前記外部端子を介して前記バッテリの電力を外部に給電中であるときには、前記エンジンおよび前記電動機のいずれもの出力も走行系とは切り離す、
    ことを特徴とする制御装置。
  3. エンジンと、前記エンジンの回転速度を所定の回転速度に変速する変速機と、電動機と、前記電動機に電力を供給すると共に前記電動機の発電電力によって充電されるバッテリと、前記バッテリの電力を外部に給電する外部端子と、を有するハイブリッド自動車において、
    請求項1または2記載の制御装置を有し、
    前記変速機を介した前記エンジンの回転力を前記電動機にギアを介して伝達する回転力の伝達機構を有し、
    前記回転力の伝達機構は、前記変速機を介した前記エンジンの回転速度が予め設定された値であるときに、前記電動機の回転速度が予め設定された値となるように回転力の伝達比率が設定されている、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車。
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