JP2015069946A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電時にケース内のガス圧が所定の値以上になったときに、外部から電極体への電流の供給を確実に止める又は前記電流の供給を抑えることができる蓄電素子を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、電極体と、ケースと、外部端子と、集電体と、ケース内のガス圧が加わる受圧部と、集電体を挟んで受圧部と反対側の領域であって、集電体における外部端子に接続される第1の部位と電極体に接続される第2の部位との中間部位と隣接する領域に配置される引っ掛け部と、を備える、ことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、充放電可能な蓄電素子に関する。
従来から、例えば二次電池のような充放電可能な蓄電素子が知られている。この蓄電素子は、図9及び図10に示すように、電極体102と、電解液と共に電極体102を収容するケース104と、ケース104に取り付けられる外部端子106と、電極体102と外部端子106とを導通可能に接続する集電体108と、を備える(特許文献1)。ケース104は、開口部を有する有底筒状のケース本体104Aと、前記開口部を塞いでケース本体104Aと共に、電極体102及び電解液の収容される内部空間sを構築する蓋体104Bと、を有する。
この蓄電素子100では、充電等によって過充電、過電圧となった場合、その状態で電極体105への電流の供給が続くと、電解液から発生したガスによってケース内のガス圧(ケース20の内部圧力)が上昇し過ぎる。
特開2013−149387号公報
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、過充電、過電圧のときに電極体への電流の供給を止める又は前記電流の供給を抑えることができる蓄電素子を提供することを課題とする。
本発明に係る蓄電素子は、
電極体と、
電極体を収容するケースと、
ケースに取り付けられる外部端子と、
電極体と外部端子とを導通可能に接続する集電体と、
ケース内のガス圧が加わる受圧部と、
集電体を挟んで受圧部と反対側の領域であって、集電体における外部端子に接続される第1の部位と電極体に接続される第2の部位との中間部位と隣接する領域に配置される引っ掛け部と、を備える。
かかる構成によれば、充電時等の過充電、過電圧によって電解液からガスが発生してケース内のガス圧が上昇したときに、引っ掛け部が中間部位を引きちぎって集電体を分断する、又は引っ掛け部が中間部位を引き伸ばして集電体の一部(引き伸ばされた部位)の電気抵抗を大きくすることができる。これにより、外部端子から電極体へ通じる通電経路が分断され(即ち、集電体において第1の部位と第2の部位とが分断され)、外部端子から電極体への電流の供給が停止する、又は、前記通電経路の通電状態が大きく低下させられ、これにより、外部端子から電極体への電流の供給が大きく抑えられる。
この場合、
中間部位の幅寸法は、中間部位を挟んで該中間部位の両側に隣接する部位の幅寸法よりも小さいことが好ましい。
このように、中間部位の幅寸法をその両側に隣接する部位の幅寸法よりも小さくすることによって、引っ掛け部が移動して中間部位を受圧部側に引っ張る力を該中間部位に集中させることができる。これにより、引っ掛け部が中間部位をより確実に引きちぎることができる。
また、本発明に係る蓄電素子の一態様として、
開口を有する箱形状を有し、受圧部を支持する箱形支持部を備え、
受圧部は、箱形支持部の開口を塞ぐ板形状を有する板状変形部であって引っ掛け部が箱形支持部と反対側の面に連結されている板状変形部を有し、
板状変形部は、ガス圧の上昇によって箱形支持部の内側に向かって膨出するように変形してもよい。
かかる構成によれば、充電時にケース内のガス圧が上昇したときに、箱形支持部と板状変形部とによって囲まれた空間(以下、「囲まれた空間」とも称する。)の圧力と、ケース内における他の空間(電極体が収容されている空間)との間の圧力差が形成されて板状変形部が箱形支持部の内側に向かって膨出するように変形する。これにより、引っ掛け部が板状変形部によって箱形支持部の内側に引き寄せられて中間部位が引っ掛け部によって引きちぎられ、その結果、集電体が分断される。
この場合、
引っ掛け部は、板状変形部の反対側の面において、箱形支持部の開口中央と対応する位置に連結されていることが好ましい。
このような位置に分断部が連結されることにより、前記圧力差によって板状変形部が箱形指示部の内側に向かって膨出するように変形したときに分断部が中間部位を引っ張る力が最も大きくなる。このため、集電体をより確実に分断することができる。
また、前記蓄電素子は、
ケースの外部と、箱形支持部及び板状変形部によって囲まれた空間とを連通する連通部をさらに備えてもよい。
かかる構成によれば、ケース内の温度等に関わらず、前記囲まれた空間の圧力を外気圧に維持する(即ち、ほぼ一定にする)ことができ、これにより、集電体が分断されるときのガス圧の値を一定にすることができる。即ち、箱形支持部及び板状変形部の周囲の温度によって前記囲まれた空間の内部圧力が変動し、この変動によって集電体が分断されるときのガス圧の値が変動するのを防ぐことができる。
また、本発明に係る蓄電素子の他の態様として、
板状変形部及び引っ掛け部は、樹脂によって構成されていてもよい。
このように、集電体を分断する板状変形部及び引っ掛け部が樹脂によって構成されることで、分断後の集電体において、第1の部位と第2の部位とが板状変形部及び引っ掛け部を通じて導通するのを確実に防ぐことができる。
また、本発明に係る蓄電素子の他の態様として、
ケースは、ガス圧が第1の値以上になったときに該ケース内のガスを外部に排出するガス排出弁を有し、
中間部位は、ケース内のガス圧が常圧よりも高く且つ第1の値よりも小さな第2の値のときに、引っ掛け部によって引きちぎられてもよい。
かかる構成によれば、ケース内のガスがガス排出弁から外部に排出されるガス圧(ガス圧の値)まで上昇する前に集電体が分断され、外部から電極体への電流の供給が停止する。これにより、ガス排出弁が開弁(作動)する前に、電極体に電流が供給されることによるガスの発生が抑えられてガス圧が上昇するのを抑制することができる。しかも、電極体への電流の供給が停止した後にガス圧の上昇が続いた場合でも、第1の値まで上昇したときにガス排出弁がガスを外部に排出するため、ガス圧上昇によるケースの破裂をより確実に防ぐことができる。
また、本発明に係る蓄電素子は、
電極体と、
前記電極体を収容するケースと、
前記ケースに取り付けられる外部端子と、
前記電極体と前記外部端子とを導通可能に接続する集電体と、
前記ケース内のガス圧が加わる受圧部と、
前記集電体を挟んで前記受圧部と反対側に配置される引っ掛け部であって、所定のガス圧が前記受圧部に加わったときに前記受圧部側に移動することによって、前記集電体における前記外部端子に接続される第1の部位と前記電極体に接続される第2の部位との中間部位を引きちぎる又は引き伸ばす引っ掛け部と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、充電時等の過充電、過電圧によって電解液からガスが発生してケース内のガス圧が上昇することにより所定のガス圧が受圧部に加わると、引っ掛け部が受圧部側に移動することによって中間部位を引きちぎって集電体を分断する、又は、引っ掛け部が中間部位を引き伸ばして集電体の一部の電気抵抗を大きくする。これにより、外部端子から電極体へ通じる通電経路が分断されて外部端子から電極体への電流の供給が停止する、又は、前記通電経路の通電状態が大きく低下させられ、これにより、外部端子から電極体への電流の供給が大きく抑えられる。
以上より、本発明によれば、過充電、過電圧のときに電極体への電流の供給を止める又は前記電流の供給を抑えることができる蓄電素子を提供することができる。
本実施形態に係る非電解質二次電池の斜視図である。 前記非電解質二次電池の正面図である。 図1におけるIII−III位置断面図である。 端子部周辺の拡大断面斜視図である。 前記端子部周辺の分解斜視図である。 図5におけるVI−VI位置の拡大断面図である。 感圧変形部が集電体を分断する動作を説明するための前記端子周辺の部分拡大断面図であって、ケース内のガス圧が上昇する前の部分拡大断面図である。 感圧変形部が集電体を分断する動作を説明するための前記端子周辺の部分拡大断面図であって、ケース内のガス圧が上昇した後の部分拡大断面図である。 従来の蓄電素子の斜視図である。 前記蓄電素子の縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図8を参照しつつ説明する。本実施形態に係る蓄電素子は、リチウムイオン二次電池等の非電解質二次電池(以下、単に「電池」と称する。)である。以下では、図1〜図3に示すX軸方向を電池の幅方向とし、Y軸方向を電池の前後方向とし、Z軸方向を電池の高さ方向とする。
図1〜図3に示すように、電池10は、ケース20と、電極体12と、一対の端子部30A、30Bと、一対の集電体14A、14Bと、を備える。
ケース20は、ケース本体22と、蓋体24とを有する。このケース20は、ケース本体22と蓋体24とによって囲まれた内部空間Sに、電極体12、一対の集電体14A、14B及び電解液等を収容する。ケース本体22と蓋体24とは、例えば、アルミニウム、又はアルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料によって形成される。このケース本体22と蓋体24との端部同士が溶接されることによって、ケース20が構成される。
ケース本体22は、幅方向に偏平な有底角筒形状を有する。具体的に、ケース本体22は、底壁部220と、底壁部220の周縁から底壁部220の法線方向(Z軸方向)に立設された角筒状の周壁222と、を有する。底壁部220は、平面視において、幅方向に長く且つ四隅が円弧の矩形状である。
蓋体24は、ケース本体22の開口周縁部に重ねられてケース本体22の開口を塞ぐ。蓋体24は、平面視において、ケース本体22の外周縁(輪郭)に対応した形状を有する。即ち、蓋体24は、平面視において幅方向に長く且つ四隅が円弧の矩形状の板材である。
また、蓋体24には、一対の端子用貫通孔240、240と、ガス排出弁242と、注入部244とが設けられている(図3参照)。一対の端子用貫通孔240、240は、蓋体24において幅方向(X軸方向)に間隔を空けて設けられている。ガス排出弁242は、薄肉部と破断溝とを有し、蓋体24の中央に設けられている。ガス排出弁242は、ケース20内のガス圧(ケース20の内部圧力)が所定の値(第1の値)よりも大きくなったときに開弁する(詳しくは薄肉部が破断溝から裂ける)ことによってケース20の内部と外部とを連通させてケース20内のガスを排出する。これにより、ガス排出弁242は、上昇したケース20の内圧を減圧させる。注入部244は、蓋体24に設けられた注液孔245と、この注液孔245を塞ぐ栓体246と、を有する。注液孔245は、電解液をケース20内に注液するための開口であり、栓体246は、注液後の注液孔245に差し込まれることによって注液孔245を閉鎖する。
電極体12は、帯状の正極シート120と、帯状の負極シート122と、帯状のセパレータ124と、を有する。これら正極シート120と負極シート122とがその間にセパレータ124を挟み且つ互いに幅方向(帯状のシートの長手方向と直交する方向)にずれた状態で長円筒形状に券回されることによって、電極体12が構成される(図3参照)。
正極シート120は、例えば、帯状のアルミニウム箔の表面に正極活物質を担持させたものである。負極シート122は、例えば、帯状の銅箔の表面に負極活物質を担持させたものである。これら正極シート120及び負極シート122は、幅方向の端縁部に、活物質の未塗工部を有している。これにより、電極体12の幅方向の端部において、活物質が未塗工状態のアルミニウム箔及び銅箔が露出する。このように、電極体12は、幅方向の一端部に正極シート120(正極活物質が未塗工の部位)のみが突出することにより構成される正極側の突出部(電極体の正極)126と、幅方向の他端部に負極シート122(負極活物質が未塗工の部位)のみが突出することにより構成される負極側の突出部(電極体の負極)126とを備える。
以上のように構成される電極体12は、図略の絶縁カバーによって全体が覆われることによりケース20と絶縁された状態でケース20内に収容されている。
集電体14A、14Bは、ケース20内において電極体12に沿って配置され、電極体12の突出部126と端子部30A、30B(外部端子31A、31B)とを導通可能に接続する。本実施形態の電池10は、正極用の集電体14Aと、負極用の集電体14Bとを有する。正極用の集電体14Aは、正極側の突出部126と正極用の端子部30Aとを導通可能に接続する。負極用の集電体14Bは、負極側の突出部126と負極用の端子部30Bとを導通可能に接続する。本実施形態では、正極用の集電体14Aは、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等によって構成されている。また、負極用の集電体14Bは、例えば、銅又は銅合金等によって構成されている。
正極用の集電体14Aは、図4及び図5にも示すように、正極用の端子部30Aに直接的に又は間接的に接続される端子側接続部140Aと、電極体12の突出部126に直接的に又は間接的に接続される電極体側接続部(第2の部位)141とを有する。この正極用の集電体14Aは、所定形状に裁断された板状の金属材料を曲げ加工することにより、正面視において電極体12に沿うように端子側接続部140Aと電極体側接続部141との境界部において屈曲した形状(略L字状)に成形されている。
端子側接続部140Aは、先端部(第1の部位)142と、導通経路(電流の流れる方向)において先端部142よりも電極体12側の基部143と、先端部142と基部143とを接続する接続部(中間部位)144と、を有する。
接続部144は、ケース20内のガス圧が所定の値(第2の値)まで上昇したときに正極用の端子部30Aにおける係合部35によって引きちぎられる部位である。この接続部144の幅寸法(Y軸方向の寸法)は、接続部144を挟んで該接続部144の両側に隣接(位置)する先端部142及び基部143の各幅寸法よりも小さい。本実施形態の接続部144は、端子側接続部140AにおけるY軸方向の中心位置においてX軸方向に延び、且つX軸方向の中央に向かって厚み寸法(Z軸方向の寸法)が漸減する形状を有する。この接続部144は、X軸方向の各位置におけるY軸方向の寸法が一定の板状の部位を、Y軸方向の両側から切り欠くことによって形成されている。この接続部144がX軸方向において端子部30Aの略中心位置となるように、端子側接続部140Aが配置されている。また、接続部144は、ケース20内のガス圧が常圧よりも高く且つ第1の値(ガス排出弁242が開弁する値)よりも小さな第2の値のときに、係合部35によって引きちぎられる。尚、本実施形態において、常圧とは、電池10において過充電、過電圧でないときのケース20内のガス圧(内部圧力)である。
先端部142は、電池10の幅方向中央側に向けて接続部144から正極用の端子部30Aの端部と対応する位置まで延び、正極用の端子部30Aが係止される切り欠き142Aを先端に有する。また、基部143は、電池10の幅方向外側に向けて接続部144から電極体12の端部位置まで延び、正極用の端子部30Aを係止するための貫通孔143Aを有する。この貫通孔143Aは、X軸方向において、正極用の端子部30Aに含まれる圧力検出部34の端部と対応する位置に設けられている。
負極用の集電体14Bは、負極用の端子部30Bに直接的に又は間接的に接続される端子側接続部140Bと、電極体12の突出部126に直接的に又は間接的に接続される電極体側接続部141とを有する。負極用の集電体14Bにおける端子側接続部140Bは、電極体12に沿って延びる一定幅の板状の部位である。即ち、正極用の集電体14Aにおける端子側接続部140Aのように、他の部位(先端部142及び基部143)よりも幅の小さな接続部144が設けられていない。
本実施形態の電池10には、正極用の端子部30Aと、負極用の端子部30Bとが設けられている。
正極用の端子部30Aは、外部端子31Aと、ガスケット32と、絶縁部材33Aと、圧力検出部34と、係合部35と、係止部材36とを有する。
外部端子31Aは、ケーブル、バスバー等の導電体(図示省略)が接続される部位である。この外部端子31Aは、ガスケット32によってケース20(詳しくは蓋体24)との絶縁が図られた状態でケース20に取り付けられる。また、外部端子31Aは、電極体12に導通可能に接続されている。
この外部端子31Aは、上下に延びる円筒部311Aと、円筒部311Aの上端から該円筒部311Aの径方向外側に広がる鍔部312Aと、を有する。外部端子31Aには、平面視における中心部に、円筒部311Aの中心軸(Z軸)方向に延びる貫通孔が形成されている。この貫通孔を画定する円筒部311Aの内周面(連通部)313は、圧力検出部34の内部空間とケース20の外部とを連通する。円筒部311Aは、蓋体24に設けられた端子用貫通孔240に挿通されている。また、この円筒部311Aは、絶縁部材33Aの貫通孔330及び圧力検出部34の貫通孔344にも挿通されている。そして、圧力検出部34の内部まで挿入された円筒部311Aの下端部は、カシメられている(図4参照)。これにより、外部端子31A、ガスケット32、蓋体24、絶縁部材33A、及び圧力検出部34が、互いに固定される。尚、図5に示す円筒部311Aは、下端部がカシメられる前の状態である。
ガスケット32は、絶縁性を有する部材であり、外部端子31Aと蓋体24との間に配置されて外部端子31Aと蓋体24との間の絶縁を図る。また、ガスケット32は、ケース20内のガスが端子用貫通孔240から外部に漏れ出ないように、外部端子31Aと、蓋体24の端子用貫通孔240の周縁部との間を密閉する。ガスケット32において、蓋体24の端子用貫通孔240と上下方向に重なる位置に、外部端子31Aの円筒部311Aが挿通される貫通孔320が設けられている。
圧力検出部34は、金属等の導電性を有する材料によって形成された箱形支持部340と、樹脂等の絶縁性を有する材料によって形成された板状変形部(受圧部)341と、を有する。
箱形支持部340は、下端が開口した箱形状を有する。具体的に、箱形支持部340は、外観が略直方体形状で且つ下端が開口した箱状の本体部342と、本体部342の開口周縁部からX軸方向外側に延びる一対の突出片343、343とを有する。本体部342は、平面視において、該本体部342の開口中央に正極用の集電体14Aにおける接続部144が位置するように配置されている。また、本体部342の底壁(上端壁)において、端子用貫通孔240と重なる位置に、外部端子31Aの円筒部311Aが挿通される貫通孔344が形成されている。電池10の幅方向中央側の突出片343の下端には、正極用の集電体14Aの先端部142に設けられた切り欠き142Aに係止される係止部345が形成されている。具体的に、係止部345は、突出片343から先端部142の切り欠き142A内を通過するように下方に延び、先端部142の下面位置においてY軸方向に沿って互いに離間するように二股に分かれる。尚、図5に示す係止部345は、前記二股に分かれる部位を、先端部142の下面位置において折り曲げる(屈曲させる)前の状態である。
板状変形部341は、図3〜図8にも示すように、本体部342の開口を塞ぐように広がる板形状を有し、箱形支持部340と正極用の集電体14Aにおける端子側接続部140Aとの間に配置される。この板状変形部341は、ケース20内のガス圧の上昇によって本体部342の内側(本実施形態では上方)に向かって膨出するように変形する(図8参照)。即ち、板状変形部341は、樹脂製の板状の部材であり、ケース20内のガス圧が上昇したときに本体部342の内側に向かって膨出可能な厚み寸法を有する。これにより、板状変形部341は、ケース20内のガス圧が上昇したときに、該板状変形部341に連結された係合部35を圧力検出部34側(具体的には、箱形支持部340の内側に向けて)に移動させることができる。
また、板状変形部341は、X軸方向の両端に切り欠き341Aをそれぞれ有する(図5参照)。電池10の幅方向中心側の切り欠き341Aは、正極用の集電体14Aの先端部142に設けられた切り欠き142Aと上下に重なり、切り欠き346Aの周縁部が正極用の集電体14Aの先端部142(詳しくは、切り欠き142Aの周縁部)と共に箱形支持部340の係止部345によって係止される。電池10の幅方向外側の切り欠き346Aは、端子側接続部140Aの基部143に設けられた貫通孔143Aと上下に重なる位置に設けられ、絶縁部材33A、箱形支持部340の突出片343、板状変形部341の切り欠き341Aの周縁部、及び端子側接続部140Aの基部143における貫通孔143A周縁部とが重ねられた状態で係止部材36によって係止される。
係合部35は、板状変形部341における厚み方向両端の一対の平行な面346A、346Bのうちの本体部342と反対側の面(本実施形態では下面)346Bに配置されている。詳しくは、係合部35は、板状変形部341の下面346Bにおいて、箱形支持部340の開口中央(端子側接続部140Aの接続部144)と対応する位置に設けられている。この係合部35は、引っ掛け部350と連結部351とを有する。
引っ掛け部350は、正極用の集電体14A(詳しくは、端子側接続部140Aの接続部144)を挟んで圧力検出部34と反対側に配置される。この引っ掛け部350は、連結部351によって板状変形部341に連結され、板状変形部341が所定のガス圧を受けて変形したときに圧力検出部34側(本実施形態の例では上方)に移動する。本実施形態の引っ掛け部350は、Y軸方向に延びている。本実施形態の引っ掛け部350は、接続部144に下側から当接しているが、接続部144と離間していてもよい。
連結部351は、板状変形部341の下面346Bにおける接続部144とY軸方向に隣接する位置から接続部144の下端位置まで垂下する(延びている)。連結部351の下端には、引っ掛け部350が接続されている。
係合部35がこのように構成されることで、接続部144は、板状変形部341と、係合部35における屈曲した部位(引っ掛け部350)との間に位置する。これにより、板状変形部341が上方に膨出するように変形して係合部35が引き上げられる(移動する)と、接続部144が係合部35の引っ掛け部350によって上方に引っ張られて引きちぎられる。
本実施形態では、板状変形部341と係合部35とが一体に形成されているが、別体であってもよい。この場合、板状変形部341の強度と係合部35の強度とを容易に変えることができる。
絶縁部材33Aは、例えば樹脂等の絶縁性を有する部材によって形成される。そして、絶縁部材33Aは、蓋体24と箱形支持部340との間に配置されることによって蓋体24と箱形支持部340との間を絶縁する。本実施形態の絶縁部材33Aは、複数箇所で屈曲した板状の部材であり、本体部342の上壁から、電池10の幅方向外側の突出片343までの箱形支持部340の表面に沿った形状を有する。また、絶縁部材33Aには、蓋体24の端子用貫通孔240と上下方向に重なる位置に円筒部311Aが挿通される貫通孔330が設けられている。
係止部材36は、絶縁材料によって形成され、上下に延びる板状の部材の両端部を同じ方向に屈曲させた形状を有する。この係止部材36は、前記屈曲させた部位間に、絶縁部材33A、箱形支持部340の突出片343、板状変形部341における切り欠き341Aの周縁部、及び基部143の貫通孔143Aの周縁部を挟み込むことによって、これら各部材同士を固定(係止)する。尚、図5に示す係止部材36は、下端部を先端部142の下面位置において折り曲げる(屈曲させる)前の状態である。
負極用の端子部30Bは、正極用の端子部30Aと、圧力検出部34、係合部35、及び係止部材36が設けられていない点で異なる。即ち、負極用の端子部30Bは、外部端子31Bとガスケット32と絶縁部材33Bとを備える。外部端子31Bは、上下に延びる中実の軸部と、軸部上端から該軸部の径方向に広がる鍔部とを有する。この外部端子31Bの下端部は、カシメられることによって負極用の集電体14B(詳しくは端子側接続部140B)に接続されている。この外部端子31Bには、正極用の端子部30Aにおける外部端子31Aと異なり、前記軸部を軸心方向に貫通する貫通孔が設けられていない。絶縁部材33Bは、板状の部材であり、蓋体24と端子側接続部140Bとの間に配置されて該蓋体24と端子側接続部140Bとの間を絶縁する。
以上のように、圧力検出部34が箱形支持部340と板状変形部341とによって構成されることで、ケース20内においてガスが発生して内部圧力が上昇したときに、箱形支持部340と板状変形部341とによって囲まれた空間(圧力検出部34の内部空間)の圧力と、ケース20内における前記内部空間を除く空間(電極体12が収容される空間)の圧力との間の圧力差が形成されて板状変形部341が変形する。これにより、接続部144が係合部35(引っ掛け部350)に引っ張られて引きちぎられ、正極用の集電体14Aが分断される。即ち、外部端子31Aから電極体12までの通電経路が分断される。
以上のように構成される電池10は、充電用の電源等が一対の外部端子31A、31Bに接続されて電圧が印加されることによって充電される。このとき、電池10が過充電され若しくは電池10に過電圧が加わると、ケース20内の電解液が分解等されることによってケース20内においてガスが発生し、これにより、ケース20の内部圧力(ガス圧)が上昇する。
しかし、本実施形態の電池10によれば、ガスが発生してケース20内のガス圧が上昇したときに、図7及び図8に示すように、圧力検出部34(詳しくは板状変形部341)が変形することにより係合部35(引っ掛け部350)が接続部144を引きちぎって集電体14Aが分断されるため、外部端子31Aから電極体12へ通じる通電経路が分断される。本実施形態の例では、集電体14Aの端子側接続部140Aにおいて先端部142と基部143とが分断される。これにより、外部端子31Aから電極体12への電流の供給を確実に止めることができる。その結果、ケース20内での電解液の分解等によるガスの発生が抑えられ、ガス圧のそれ以上の上昇を抑えることができる。
また、接続部144の幅寸法を、該接続部144を挟んで両側に隣接する部位(先端部142及び基部143)の幅寸法よりも小さくすることによって、圧力検出部34が変形したときの係合部35が引っ張る力を接続部144に効果的に集中させることで、接続部144をより確実に破断させることができる。
また、本実施形態の電池10では、係合部35が板状変形部341における箱形支持部340の開口中央と対応する位置(本実施形態の例では上下に重なる位置)に設けられている。このため、圧力検出部34の内部と外部との圧力差によって板状変形部341が変形したときに、該係合部35が接続部144を引っ張る力が最も大きくなる。これにより、過充電、過電圧等によってケース20内でガスが発生してガス圧が上昇したときに、集電体14Aがより確実に分断される。
また、本実施形態の電池10では、外部端子31Aの内周面313によって画定される貫通孔を通じてケース20の外部と圧力検出部34の内部空間(箱形支持部340及び板状変形部341によって囲まれた空間)とが連通している。このため、ケース20内の温度等に関わらず、圧力検出部34の内部空間の圧力を外気圧に維持する(換言すると、圧力検出部34の内部空間の圧力をほぼ一定にする)ことができる。これにより、集電体14Aが分断されるときのケース20内のガス圧の値を一定にすることができる。即ち、圧力検出部34の周囲の温度によって該圧力検出部34の内部空間の圧力が変動し、この変動によって集電体14Aが分断されるときのケース20内のガス圧の値が変動するのを防ぐことができる。
また、本実施形態の電池10では、集電体14Aを分断する板状変形部341及び係合部35が樹脂によって構成されている。このため、分断後の集電体14A(本実施形態の例では端子側接続部140A)において、先端部142と基部143とが板状変形部341及び係合部35を通じて導通するのを確実に防ぐことができる。
また、本実施形態の電池10では、端子側接続部140Aの接続部144は、ケース20内のガス圧が常圧よりも高く且つガス排出弁242が開弁(作動)するガス圧の値(第1の値)よりも小さな第2の値のときに、係合部35によって引きちぎられる。このため、電池10では、ケース20内のガスがガス排出弁242から外部に排出されるガス圧(ガス圧の値)まで上昇する前に集電体14Aが分断され、外部から電極体12への電流の供給が停止する。これにより、ガス排出弁242が開弁(作動)する前に、電極体12に電流が供給されることによるガスの発生が抑えられてガス圧が上昇するのを抑制することができる。しかも、電極体12への電流の供給が停止した後にガス圧の上昇が続いた場合でも、ガス圧が第1の値まで上昇したときにガス排出弁242がガスを外部に排出するため、ガス圧上昇によるケース20の破裂をより確実に防ぐことができる。
尚、本発明の蓄電素子は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態の電池10では、圧力検出部34が正極用の端子部30Aのみに設けられているが、この構成に限定されない。圧力検出部34は、負極用の端子部30Bのみ、又は正極用の端子部30Aと負極用の端子部30Bとの両方に設けられてもよい。これらの場合、正極側の端子側接続部140Aと同様に、先端部142と、基部143と、接続部144と、が、負極用の集電体14Bの端子側接続部140Bに設けられる。
上記実施形態の電池10では、圧力検出部34の一部(板状変形部341)が変形することにより係合部35が移動して集電体14Aが分断されるが、この構成に限定されない。例えば、圧力検出部34に所定の圧力が加わったときにその一部が移動し、この移動に連動して係合部35(引っ掛け部350)が圧力検出部34側に移動するように構成されていてもよい。
上記実施形態の電池10では、圧力検出部34がケース20と集電体14Aとの間に配置されているが、圧力検出部34が集電体14Aよりケース20の内部側に配置されてもよい。この場合も、圧力検出部34に所定のガス圧が加わったときに引っ掛け部350が圧力検出部34側に移動するように構成される。
板状変形部341に設けられた係合部35の具体的な形状は限定されない。上記実施形態の係合部35は、略L字状であるが、例えば、接続部144を周方向に囲むような形状等であってもよい。また、上記実施形態の係合部35は、接続部144と接着等によって互いに固着されていないが、係合部35と接続部144とが例えば接着等によって互いに固着されていてもよい。即ち、係合部35は、圧力検出部34(詳しくは、板状変形部341)が変形して圧力検出部34側に移動したときに接続部144を引きちぎることが可能な構成であればよい。
上記実施形態の電池10は、集電体14Aが分断されることによって、外部端子31Aから電極体12へ通じる通電経路が分断され、これにより、外部端子31Aから電極体12への電流の供給を止める構成であるが、この構成に限定されない。例えば、電池10は、集電体14Aの一部が伸ばされることによって該部位の電気抵抗が上昇し、これにより、外部端子31Aから電極体12へ通じる通電経路の通電状態を低下させる構成であってもよい。詳しくは、以下の通りである。
集電体14において、電極体側接続部141と、外部端子31A(端子部30A)と導通可能に接続される端子側接続部140Aの部位と、の間の部位が伸ばされる。この伸ばされた部位は、断面積が小さくなるため該部位の電気抵抗が大きくなる(上昇する)。このため、外部端子31Aから電極体12へ通じる通電経路の一部(前記伸びた部位)の通電状態が低下し、これにより、外部端子31Aから電極体12への電流の供給を極めて低く抑えることができる。このように、集電体14を分断しなくても、その一部を伸ばして(断面積を小さくして)外部端子31Aから電極体12への電流の供給を抑えることでケース20内におけるガス等の発生を抑える構成でもよい。
集電体14Aの端子側接続部140Aは、接続部144の幅寸法(Y軸方向の寸法)が、該接続部144の両側に隣接する先端部142及び基部143の幅寸法より小さくなっているが、この構成に限定されない。圧力検出部34(圧力検出部34の一部)が変形したときに接続部144が係合部35によって容易に引きちぎられる構成であれば、接続部144の幅寸法と、該接続部144の両側部位(先端部142及び基部143)の幅寸法とが同じであってもよい。例えば、接続部144の強度が接続部144の両側に隣接する部位の強度よりも小さい構成等である。
また、上記実施形態の電池10では、圧力検出部34(詳しくは、箱形支持部340)が外部端子31Aから電極体12までの通電経路の一部を構成しているが、この構成に限定されない。箱形支持部340が、前記通電経路に含まれないように配置されてもよい。この場合、箱形支持部340は、絶縁性を有する部材によって構成されてもよい。
上記実施形態の電池10では、外部端子31Aの内周面313がケース20の外部と圧力検出部34の内部空間とを連通する連通部を構成しているが、この構成に限定されない。連通部は、他の部材(部品)によって構成されてもよい。また、上記実施形態の電池10では、ケース20の外部と圧力検出部34の内部空間とが連通しているが、連通していなくてもよい。即ち、圧力検出部34は、密閉(密封)されていてもよい。この場合でも、ケース20内のガス圧が上昇することによって、圧力検出部34内の圧力とケース20内の圧力との間に圧力差が生じ、これにより、板状変形部341が変形して接続部144を破断する。
また、上記実施形態においては、充放電可能な二次電池(リチウムイオン二次電池)について説明したが、電池の種類や大きさ(容量)は任意である。また、上記実施形態において、蓄電素子の一例として、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
10 電池(蓄電素子)
12 電極体
14A、14B 集電体
140A、140B 端子側接続部
141 電極体側接続部(第2の部位)
142 先端部(第1の部位)
143 基部
144 接続部(中間部位)
20 ケース
242 ガス排出弁
30A、30B 端子部
31A、31B 外部端子
313 内周面(連通部)
34 圧力検出部
340 箱形支持部
341 板状変形部
350 引っ掛け部
S 内部空間

Claims (8)

  1. 電極体と、
    前記電極体を収容するケースと、
    前記ケースに取り付けられる外部端子と、
    前記電極体と前記外部端子とを導通可能に接続する集電体と、
    前記ケース内のガス圧が加わる受圧部と、
    前記集電体を挟んで前記受圧部と反対側の領域であって、前記集電体における前記外部端子に接続される第1の部位と前記電極体に接続される第2の部位との中間部位と隣接する領域に配置される引っ掛け部と、を備えることを特徴とする、蓄電素子。
  2. 前記中間部位の幅寸法は、前記中間部位を挟んで該中間部位の両側に隣接する部位の幅寸法よりも小さいことを特徴とする、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 開口を有する箱形状を有し、前記受圧部を支持する箱形支持部を備え、
    前記受圧部は、前記箱形支持部の前記開口を塞ぐ板形状を有する板状変形部であって前記引っ掛け部が前記箱形支持部と反対側の面に連結されている板状変形部を有し、
    前記板状変形部は、前記ガス圧の上昇によって前記箱形支持部の内側に向かって膨出するように変形することを特徴とする、請求項1又は2に記載の蓄電素子。
  4. 前記引っ掛け部は、前記板状変形部の前記反対側の面において、前記箱形支持部の開口中央と対応する位置に連結されていることを特徴とする、請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 前記ケースの外部と、前記箱形支持部及び前記板状変形部によって囲まれた空間とを連通する連通部をさらに備えることを特徴とする、請求項3又は4に記載の蓄電素子。
  6. 前記板状変形部及び前記引っ掛け部は、樹脂によって構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  7. 前記ケースは、前記ガス圧が第1の値以上になったときに該ケース内のガスを外部に排出するガス排出弁を有し、
    前記中間部位は、前記ケース内のガス圧が常圧よりも高く且つ前記第1の値よりも小さな第2の値のときに、前記引っ掛け部によって引きちぎられることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  8. 電極体と、
    前記電極体を収容するケースと、
    前記ケースに取り付けられる外部端子と、
    前記電極体と前記外部端子とを導通可能に接続する集電体と、
    前記ケース内のガス圧が加わる受圧部と、
    前記集電体を挟んで前記受圧部と反対側に配置される引っ掛け部であって、所定のガス圧が前記受圧部に加わったときに前記受圧部側に移動することによって、前記集電体における前記外部端子に接続される第1の部位と前記電極体に接続される第2の部位との中間部位を引きちぎる引っ掛け部と、を備えることを特徴とする、蓄電素子。
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