JP2015069800A - 蓄電素子および蓄電素子の製造方法 - Google Patents

蓄電素子および蓄電素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ケースの外側に絶縁部材を介してネジ端子が取り付けられる蓄電素子において、製造ラインにおける組立工数の低減を図るとともに、組み立て後におけるケースに対する絶縁部材を含む各種部品の接合状態を良好に維持する。【解決手段】本発明に係る蓄電素子(1)は、電極体(10)を収容するケース(2)と、前記ケースの外側に取り付けられ、前記ケースとの対向面とは異なる面に凹部(44)を有する絶縁部材(18)と、前記凹部(44)に遊嵌された被嵌合部(14a)を有するネジ端子(14)と、前記絶縁部材(18)を介して前記ケースの外側に取り付けられ、前記ネジ端子(14)と接続する接続導体(16)と、前記被嵌合部(14a)を前記凹部(44)に保持する保持機構(47)と、を備えている。【選択図】図7

Description

本発明は、ケースの外側に絶縁部材を介してネジ端子が取り付けられる蓄電素子に関する。
一般に、蓄電素子モジュール(例えば組電池)では、複数の蓄電素子(例えば電池)の外部端子間がバスバーを介して電気的に接続される。バスバーは、ボルトとナットの締結、又は、溶接によって蓄電素子の外部端子に接合される。前者の場合、通常はボルト状(稀にナット状)の外部端子(以下、「ネジ端子」という)が用いられ、後者の場合、平板状の外部端子(以下、「溶接端子」という)が用いられる。ネジ端子を備えた蓄電素子は、引用文献1を含む多くの文献に開示されており、溶接端子を備えた蓄電素子は、引用文献2を含む多くの文献に開示されている。
特開2013−105674号公報 特開2012−160339号公報
図15に示すように、正極および負極の溶接端子114,115を備えた蓄電素子を組み立てる場合、通常、各溶接端子114,115は、上パッキン118を介してケースの蓋体104に取り付けられる。組み立ての際には、正極および負極の集電体120,121の基部120a,121a上に下パッキン119を介して蓋体104を載置し、各溶接端子114,115から下方に延びる筒状部116,117を、上パッキン118、蓋体104、下パッキン119及び集電体120,121の基部120a,121aの各貫通穴131〜134に通しながら、蓋体104の上に上パッキン118を介して溶接端子114,115を載置する。続いて、例えば、筒状部116,117の下端部をかしめることによって、溶接端子114,115が集電体120,121と共に蓋体104に組み付けられる。
これに対して、図16に示すように、ボルト状のネジ端子214,215を備えた蓄電素子を組み立てる場合、通常、各ネジ端子214,215は、接続導体216,217と共に、上パッキン218を介して蓋体204に取り付けられる。組み立ての際には、正極および負極の集電体220,221の基部220a,221a上に下パッキン219を介して蓋体204を載置し、蓋体204の上に一対の上パッキン218を載置する。さらに、各上パッキン218の上面に設けられた端子保持凹部218aにネジ端子214,215の頭部214a,215aを入れた後、接続導体216,217の貫通穴216a,217aにネジ端子214,215の軸部214b,215bを通し、且つ、接続導体216,217から下方に延びる筒状部216b,217bを、上パッキン218、蓋体204、下パッキン219及び集電体220,221の基部220a,221aの各貫通穴231〜234に通しながら、上パッキン218上に接続導体216,217を載置する。続いて、例えば、上パッキン216,217の筒状部216b,217bの下端部をかしめることによって、ネジ端子214,215、接続導体216,217及び集電体220,221が蓋体204に組み付けられる。
図16に示すネジタイプの蓄電素子では、図15に示す溶接タイプの蓄電素子の溶接端子114,115が果たす機能を、ネジ端子214,215と接続導体216,217の2部品で担っていることになるため、溶接タイプの蓄電素子に比べて、部品点数および組立工数が1つ多くなる。そのため、量産中の溶接タイプの蓄電素子をネジタイプに設計変更すると、既存の製造ラインを用いた組み立てが困難になる問題がある。また、ネジタイプの蓄電素子では、組み立て中において、上パッキンからネジ端子が脱落しないように注意を払う必要がある。
そこで、ネジ端子を上パッキンの端子保持凹部に載置する工程を省略するために、又は、上パッキンからのネジ端子の脱落を防止するために、予めネジ端子を上パッキン又は接続導体に一体化させておくことが考えられる。
しかしながら、この場合、例えば、バスバーを接合するためにネジ端子に螺合したナットを締め付けるときに、ネジ端子にかかる締め付けトルクが上パッキン及び接続導体に直接伝わり、蓋体に対する上パッキン及び接続導体を含む各種部品の接合部に大きな応力が加わりやすい。そのため、バスバーの取付けと取り外しが繰り返し行われることで、前記接合部において、部品が損傷したり、気密性が損なわれたりすることがある。
そこで、本発明は、ケースの外側に絶縁部材を介してネジ端子が取り付けられる蓄電素子において、製造ラインにおける組立工数の低減を図るとともに、組み立て後におけるケースに対する絶縁部材を含む各種部品の接合状態を良好に維持することを課題とする。
本発明に係る蓄電素子は、電極体を収容するケースと、前記ケースの外側に取り付けられ、前記ケースとの対向面とは異なる面に凹部を有する絶縁部材と、前記凹部に遊嵌された被嵌合部を有するネジ端子と、前記絶縁部材を介して前記ケースの外側に取り付けられ、前記ネジ端子と接続する接続導体と、前記被嵌合部を前記凹部に保持する保持機構と、を備えたことを特徴とする。
なお、本明細書において、「ネジ端子」という用語は、雄ねじを有するボルト状の外部端子だけでなく、雌ねじを有するナット状の外部端子を含む意味で使用される。
本発明に係る蓄電素子によれば、組み立ての際、絶縁部材からのネジ端子の脱落を保持機構によって防止しながら、ケースの外側に絶縁部材を挟んで接続導体を取り付けることができる。また、製造ライン上での組み立てを行う前に、予め保持機構によってネジ端子を絶縁部材に仮固定しておくことで、製造ラインでの組立工数を低減できる。そのため、ネジ端子を用いない蓄電素子(例えば、溶接端子を備えた蓄電素子)を組み立てる場合と比べて、同じ組立工数で蓄電素子を組み立てることができる。したがって、本発明に係る蓄電素子の製造と、ネジ端子を用いないタイプの蓄電素子の製造とに、共通の製造ラインを利用することができる。さらに、ネジ端子の被嵌合部は絶縁部材の凹部に遊嵌されているため、蓄電素子の組み立て後において、例えば、バスバーを取り付けるためにネジ端子にナットを締結するとき、ネジ端子にかかる締め付けトルクが絶縁部材及び接続導体に伝わることを抑制でき、これにより、ケースに対する絶縁部材及び接続導体の接合状態を良好に維持できる。
本発明に係る蓄電素子において、前記保持機構は、前記凹部に遊嵌された前記被嵌合部に外側から係合するように前記絶縁部材に設けられた爪部を有してもよい。また、別の例として、前記保持機構は、前記被嵌合部の外周又は前記凹部の内周の一方に突設された係合凸部と、前記被嵌合部の外周又は前記凹部の内周の他方に形成され、前記係合凸部に係合可能な係合凹部とを有してもよい。更に別の例として、前記保持機構は、前記凹部に遊嵌された前記被嵌合部を前記絶縁部材に接着させる粘着部材を有してもよい。これらの例に係る保持機構によれば、上述した絶縁部材に対するネジ端子の仮固定を良好に実現できる。
本発明に係る蓄電素子の製造方法は、絶縁部材の表面に設けられた凹部にネジ端子の少なくとも一部が遊嵌された状態で該ネジ端子が仮固定された前記絶縁部材を用意し、前記ネジ端子に接続される接続導体を、前記電極体を収容するケースの外側に、前記用意された絶縁部材を介して取り付ける、ことを特徴とする。
本発明に係る蓄電素子の製造方法によれば、予め、絶縁部材の凹部にネジ端子の少なくとも一部が遊嵌された状態で該ネジ端子を絶縁部材に仮固定しておくことで、組立工数の低減を図りつつ、ケースの外側に絶縁部材を介して接続導体を取り付けるときにネジ端子が脱落することを防止できる。そのため、ネジ端子を用いない蓄電素子(例えば、溶接端子を備えた蓄電素子)を組み立てる場合と比べて、同じ組立工数で蓄電素子を組み立てることができる。したがって、本発明に係る蓄電素子の製造と、ネジ端子を用いないタイプの蓄電素子の製造とに、共通の製造ラインを利用することができる。さらに、本発明に係る製造方法により製造された蓄電素子において、ネジ端子の前記少なくとも一部は、遊びをもって絶縁部材の凹部に嵌合されているため、例えば、バスバーを取り付けるためにネジ端子にナットを締結するとき、ネジ端子にかかる締め付けトルクが絶縁部材および接続導体に伝わることを抑制でき、これにより、ケースに対する絶縁部材及び接続導体の接合状態を良好に維持できる。
本発明によれば、ケースの外側に絶縁部材を介してネジ端子を取り付けて蓄電素子を組み立てる際、ネジ端子の脱落防止、及び、製造ライン上での組立工数の低減を図ることができる。また、蓄電素子の組み立て後において、ネジ端子に締め付けトルクがかかるときに、ケースに対する絶縁部材及び接続導体の接合状態を良好に維持することができる。
本発明の実施形態に係る蓄電素子を示す斜視図である。 図1に示す蓄電素子を正面から見た縦断面図である。 図1に示す蓄電素子の電極体の構造を示す斜視図である。 外部端子を含む各種部品が取り付けられた状態の蓋体を示す斜視図である。 図4に示す各部品を示す分解斜視図である。 外部端子及びその周辺部を示す斜視断面図である。 第1の実施形態に係る保持機構によって外部端子が仮固定された状態の上パッキンを示す斜視図である。 図7に示す上パッキン及び外部端子の分解斜視図である。 図7に示す上パッキンの平面図である。 図9のA−A線断面図である。 図9のB−B線断面図である。 第2の実施形態に係る保持機構によって互いに仮固定される上パッキン及び外部端子を示す分解斜視図である。 図12に示す上パッキンと外部端子との係合状態を示す断面図である。 第3の実施形態に係る保持機構によって互いに仮固定される上パッキン及び外部端子を示す分解斜視図である。 従来の溶接タイプの蓄電素子の組み立て手順を説明するための分解斜視図である。 従来のネジタイプの蓄電素子の組み立て手順を説明するための分解斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本願明細書において方向を示すために使用される「上」、「下」及び「側面」を含む用語は、添付図面に図示された蓄電素子の姿勢における方向を示すものであり、必ずしも実際の使用状態における方向と一致するものでない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る蓄電素子1を示している。蓄電素子1は、例えばリチウムイオン電池等の非水電解質二次電池である。ただし、本発明は、リチウムイオン電池以外にも、キャパシタを含む種々の蓄電素子に適用できる。
蓄電素子1は、例えば略直方体のケース2を有する。ケース2には、少なくとも1つの電極体10と、電極体10に電気的に接続される負極集電体20と、電極体10に電気的に接続される正極集電体21と、電解液(図示せず)とが収容される。
ケース2は、上面開口部を有するケース本体3と、ケース本体3の上面開口部を塞ぐ蓋体4とを有する。ケース本体3の材料には、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金等の金属が用いられる。なお、ケース本体3の表面は、例えば樹脂からなる絶縁層(図示せず)で全体的に覆われるようにしてもよい。蓋体4は、例えば、細長い矩形の金属板である。蓋体4は、ケース本体3の開口縁部に溶接されている。蓋体4には、ケース2内のガスを排出するための安全弁8と、前記電解液用の注液口を閉鎖する液栓9とが設けられている。なお、注液口及び液栓9はケース本体3に設けられてもよい。
図3に示すように、電極体10は、帯状の負極板11、帯状の正極板12、及び2枚の帯状のセパレータ13が互いに積層されながら巻回された巻回体である。より具体的に、負極板11、正極板12及びセパレータ13は、長円状の端面11e,12eを形成するように、巻回軸に平行な面状の巻回中心C周りに巻回され、これにより、扁平な巻回型の電極体10が形成されている。ケース2内において、電極体10は、巻回中心Cが略上下方向に沿うような姿勢で配置される。
セパレータ13は、負極板11と正極板12の間に介装されることで、両者を電気的に絶縁している。セパレータ13は、例えば、多孔性の樹脂フィルムで構成されている。
負極板11は、負極金属箔11aと、負極金属箔11aに負極活物質を塗工して設けた負極活物質層11bと、を備えている。負極活物質層11bは、セパレータ13により全体が覆われる。負極板11の巻回軸方向一端部には、活物質が塗工されていない負極未塗工部11cが設けられている。負極未塗工部11cは、正極板12及びセパレータ13よりも巻回軸方向外側にはみ出して配置され、負極リード部11dを構成している。
負極金属箔11aの材料には、例えば銅が用いられるが、これ以外の金属を用いてもよい。負極活物質としては、例えばグラファイト層間化合物が用いられるが、他の炭素材料、リチウム金属、リチウム合金、チタン酸リチウム(LiTi12)、ケイ素、一酸化ケイ素、スズ等のリチウム吸蔵可能な材料、またはこれらの混合物を用いてもよい。
正極板12は、正極金属箔12aと、正極金属箔12aに正極活物質を塗工して設けた正極活物質層12bと、を備えている。正極活物質層12bは、セパレータ13により全体が覆われる。正極板12の巻回軸方向一端部には、活物質が塗工されていない正極未塗工部12cが設けられている。正極未塗工部12cは、巻回軸方向において負極未塗工部11cとは反対側に設けられている。正極未塗工部12cは、負極板11及びセパレータ13よりも巻回軸方向外側にはみ出して配置され、正極リード部12dを構成している。
正極金属箔12aの材料には、例えばアルミニウムが用いられるが、これ以外の金属を用いてもよい。正極活物質としては、例えば、マンガン酸リチウム(LiMn)、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム(LiNiCoMn1−x−y)、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、リン酸鉄リチウム(LiFePO)、リン酸マンガンリチウム(LiMnPO)、これらに置換添加物を用いたもの、又は、これらの混合物などが用いられるが、他のリチウム含有遷移金属酸化物を用いてもよい。
ただし、本発明において、電極体の構成は特に限定されるものでない。したがって、本実施形態において、上記のような扁平な巻回型の電極体10に代えて、例えば、円筒形の巻回型の電極体、又は、複数の正極板と複数の負極板とが巻回されることなくセパレータを介して交互に積層されることで形成された電極体を用いてもよい。
図4に示すように、蓋体4の上面には、それぞれ上パッキン18を介して負極外部端子14及び正極外部端子15が取り付けられている。蓋体4の下面には、それぞれ下パッキン19を介して負極集電体20及び正極集電体21が取り付けられている。負極外部端子14と負極集電体20は蓋体4の長手方向(矢印D1方向)一端部に設けられている。負極外部端子14には接続導体16が接続されている。接続導体16は負極集電体20に電気的に接続されている。正極外部端子15と正極集電体21は蓋体4の長手方向他端部に設けられている。正極外部端子15には接続導体17が接続されている。接続導体17は正極集電体21に電気的に接続されている。
図5に示すように、蓋体4の長手方向(矢印D1方向)の両端部には、上パッキン18と下パッキン19とが接合される係合受部4aが設けられている。係合受部4aは、蓋体4を上方に膨出させて形成された平面視略矩形の台状部である。係合受部4aには貫通穴32が形成されている。蓋体4の上面には、一対の筒状凸部4bが設けられている。各筒状凸部4bは、蓋体4の長手方向において、係合受部4aよりも内側に設けられている。
負極および正極の外部端子14,15は、頭部14a,15aと軸部14b,15bを有するボルト状のネジ端子であり、軸部14b,15bの先端が上方を向いた姿勢で上パッキン18の上に載置された状態で蓋体4に組み付けられる。負極および正極の外部端子14,15は互いに同じ形状を有する。
これらの外部端子14,15を代表して、図8を参照しながら負極外部端子14の形状について説明する。図8に示すように、外部端子14の軸部14bは、外部端子14の頭部14aから上方に突設されている。頭部14aは、平らで且つ互いに平行な上面14c及び下面14dを有する。頭部14aの外周には、互いに平行な平面視直線状の一対の長側面14eと、一対の長側面14e間を繋ぐ平面視円弧状の一対の短側面14fとで構成されている。これにより、頭部14aは、平面視において長側面14eの長さ方向に細長い形状を有する(図9参照)。
図5に戻って、負極集電体20は、蓋体4の係合受部4aの下面に下パッキン19を介して固定される基部20aと、該基部20aから下方へ延びる例えば一対の脚部20bとを有する。基部20aには貫通穴34が形成されている。図2に示すように、脚部20bは、例えば超音波溶接により電極体10の負極リード部11dに接合される。脚部20bと負極リード部11dとは、クリップ26で挟持された状態で互いに接合される。負極集電体20の材料には、例えば、銅等の金属が用いられる。
同様に、正極集電体21は、蓋体4の係合受部4aの下面に下パッキン19を介して固定される基部21aと、該基部21aから下方へ延びる例えば一対の脚部21bとを有する。基部21aには貫通穴34が形成されている。図2に示すように、脚部21bは、例えば超音波溶接により電極体10の正極リード部12dに接合される。脚部21bと正極リード部12dとは、クリップ26で挟持された状態で接合される。正極集電体21の材料には、例えば、アルミニウム等の金属が用いられる。
負極側の接続導体16は、例えば略矩形の平板部16aと、該平板部16aから下方に延びる筒状部16bとを有する。接続導体16には、負極外部端子14の軸部が挿通される貫通穴16cが形成されている。接続導体16の材料には、例えば、負極集電体20の材料と同じ金属が用いられる。
正極側の接続導体17は、例えば略矩形の平板部17aと、該平板部17aから下方に延びる筒状部17bとを有する。接続導体17には、正極外部端子15の軸部が挿通される貫通穴17cが形成されている。接続導体17の材料には、例えば、正極集電体21の材料と同じ金属が用いられる。
上パッキン18及び下パッキン19は、例えば樹脂からなる絶縁部材である。上パッキン18は、外部端子14,15の頭部14a,15aを保持可能であり、蓋体4の係合受部4aに上側から係合可能であり、且つ、接続導体16,17の平板部16a,17aに下側から係合可能な形状を有する。上パッキン18の具体的な構造については後に説明する。下パッキン19は、蓋体4の係合受部4aに下側から係合可能であり、且つ、集電体20,21の基部20a,21aに上側から係合可能な形状を有する。また、上パッキン18及び下パッキン19には、それぞれ貫通穴31,33が形成されている。
図5に示す上記部品の相互の組み付けは、通常、製造ライン上で行われる。ただし、製造ラインでの組付けを行う前に、予め、後述の端子保持凹部44に頭部14a,15aが遊嵌された外部端子14,15を後述の保持機構によって上パッキン18に仮固定しておくことが好ましい。なお、端子保持凹部44に外部端子14,15の頭部14a,15aが遊嵌された状態とは、頭部14a,15aの外周と端子保持凹部44の周壁との間に隙間が空いた嵌合状態を意味する。すなわち、この遊嵌状態において、外部端子14,15の頭部14a,15aは、軸周りに僅かに回動可能な状態で端子保持凹部44に嵌まり込んでいる。
上記のように上パッキン18に外部端子14,15を予め仮固定しておくことで、製造ラインにおいて、上パッキン18からの外部端子14,15の脱落を防止しながら、蓄電素子1を組み立てることができる。また、この場合、製造ラインでの組立工数を低減できるため、溶接端子を備えるタイプの蓄電素子を組み立てる場合と比べて、同じ組立工数で蓄電素子1を組み立てることができる。したがって、本実施形態に係る蓄電素子1の製造と、溶接端子を備えるタイプの蓄電素子の製造とに、共通の製造ラインを利用することができ、これにより、イニシャルコストを低減できる。
製造ライン上で図5に示す部品を相互に組み付けるときは、正極および負極の集電体20,21の基部20a,21a上にそれぞれ下パッキン19を介して蓋体4の係合受部4aを載置し、各係合受部4a上に、上記のように外部端子14,15が仮固定された状態で予め用意された上パッキン18を載置する。続いて、接続導体16,17の貫通穴16c,17cに外部端子14,15の軸部を通し、且つ、接続導体16,17の筒状部16b,17bを、上パッキン18、蓋体4、下パッキン19及び集電体20,21の各貫通穴31〜34に通しながら、上パッキン18上に接続導体16,17を載置する。続いて、接続導体16,17の筒状部16b,17bの下端部をかしめることで、外部端子14,15及び接続導体16,17は、上パッキン18を挟んで蓋体4の係合受部4aの上側に組み付けられ、集電体20,21は下パッキン19を挟んで蓋体4の係合受部4aの下側に組み付けられる(図4参照)。
図6は、蓋体4の負極側の係合受部4aに対する各部品16,18,19,20の接合部及びその周辺部を示している。図6に示すように、接続導体16の筒状部16bは、かしめによって拡径された大径部16dにおいて集電体20の基部20aに接合しており、これにより、接続導体16と集電体20とが電気的に接続されている。接続導体16の平板部16aは、上パッキン18及び外部端子14の頭部14aを介して蓋体4の上側に取り付けられている。外部端子14は、頭部14aが上パッキン18と接続導体16の平板部16aとによって挟持されることで、上パッキン18及び接続導体16に完全に固定されている。
図示は省略するが、蓋体4の正極側の係合受部4aに対する各部品17,18,19,21の接合構造も、図6に示す負極側の構造と同様である。
以下、蓄電素子1の組み立て中において外部端子14,15を上パッキン18に保持させる保持機構及びこれに関連する構成について実施形態毎に説明する。なお、保持機構に関連する以下の説明においては、負極側の外部端子14及び上パッキン18の構成について図示および説明を行うが、正極側の構成も同様である。
[第1の実施形態]
先ず、第1の実施形態に係る保持機構47の構成について説明する。第1の実施形態において、保持機構47は、上パッキン18の一部で構成されている。
図8〜図11に示すように、上パッキン18は、例えば方形枠状の周壁40と、該周壁40で囲まれた空間を上下に仕切る例えば略矩形の隔壁42とを有する。周壁40は、互いに対向する一対の短側面部40a,40bと、一対の短側面部40a,40b間を繋ぐ一対の長側面部40c,40dと、を有する。隔壁42の長手方向と蓋体4の長手方向(矢印D1方向)とは互いに平行であり、隔壁42の短手方向と蓋体4の短手方向(矢印D2方向)とは互いに平行である。
図6〜図10に示すように、上パッキン18は、外部端子14の被嵌合部である頭部14aを嵌め込むための端子保持凹部44を有する。端子保持凹部44は、隔壁42の上面、すなわち、蓋体4との対向面とは反対側の面に形成されている。端子保持凹部44の内面は、例えば略矩形の底部44aと、該底部44aの周縁から立ち上がる周壁部44bとで構成されている。すなわち、端子保持凹部44の平面形状は略矩形となっている。
図9及び図11に示すように、端子保持凹部44の周縁には、隔壁42を上下に貫通する一対のスロット45,46が設けられている。各スロット45,46は、端子保持凹部44と長側面部40c,40dとの間に設けられている。端子保持凹部44の周壁部44bは、周方向において端子保持凹部44とスロット45,46との境界部分で途切れており、周壁部44bが途切れた部分において、端子保持凹部44内の空間とスロット45,46内の空間とが連通している(図8〜図10参照)。
図10に示すように、隔壁42の上側には、周壁40で囲まれた平面視略矩形の凹部54が形成されており、該凹部54に接続導体16,17の平板部16a,17aが係合可能となっている(図6参照)。隔壁42の下側において、周壁40の一方の短側面部40aと端子保持凹部44の周壁部44bとの間には、下方に開放した筒状凹部52が形成されており、該筒状凹部52に蓋体4の筒状凸部4bが係合可能となっている(図6参照)。また、隔壁42の下側において、周壁40の他方の短側面部40bと端子保持凹部44の周壁部40bとの間には、平面視略矩形の凹部53が形成されており、該凹部53に蓋体4の係合受部4aが係合可能となっている(図6参照)。
凹部53内には、前記貫通穴31を構成する筒状部50が配設されている。筒状部50は、隔壁42から下方に延びるように形成されている。図6に示すように、筒状部50は、蓋体4の貫通穴32及び下パッキン19の貫通穴33に挿通される。これにより、蓋体4及び下パッキン19に対して上パッキン18を容易に位置決めすることができる。また、これにより、接続導体16の筒状部16bと蓋体4の係合受部4aとの間に上パッキン18の筒状部50が介装される。そのため、接続導体16と蓋体4との間を上パッキン18によって電気的に絶縁することができる。
図7及び図11に示すように、保持機構47は、一対の爪部48,49を備えている。各爪部48,49は、端子保持凹部44とスロット45,46との境界部分、すなわち、周壁部44bが途切れた部分において底部44aの周縁から立ち上がる立ち上がり片48a,49aと、該立ち上がり片48a,49aの上端から端子保持凹部44の内側に向かって突出する突出部48b,49bとを有する。突出部48b,49bは、端子保持凹部44に嵌め込まれた外部端子14の頭部14aの上面14cに略平行な下面48c,49cと、下方に向かって端子保持凹部44の内側へ傾斜した傾斜面48d,49dとを有する。
立ち上がり片48a,49aは、端子保持凹部44に嵌め込まれた外部端子14の頭部14aの短側面14fに対向配置される。突出部48b,49bの下面48c,49cは、外部端子14の頭部14aの上面14cにおける短側面14f側の縁部に対向配置される。これにより、端子保持凹部44に嵌め込まれた外部端子14の頭部14aは、爪部48,49における立ち上がり片48a,49aと突出部48b,49bとのコーナー部によって外側から係合される。
外部端子14を頭部14a側から端子保持凹部44に挿入するとき、頭部14aの下面14dの縁部が一対の爪部48,49の前記傾斜面48d,49dに押し当てられる。このとき、爪部48,49の上端部は外部端子14の頭部14aによって外側へ押し拡げられるように弾性変形するため、頭部14aは、爪部48,49の突出部48b,49bを乗り越えて端子保持凹部44に嵌合することができる。
端子保持凹部44に外部端子14の頭部14aが嵌合した状態では、外部端子14を上方へ引っ張っても、外部端子14の頭部14aは、爪部48,49の突出部48b,49bに引っ掛かることで端子保持凹部44に保持される。そのため、上パッキン18及び外部端子14の頭部14aの上側に接続導体16が取り付けられていない状態においても、上パッキン18から外部端子14が脱落することが防止される。
隔壁42の短手方向(矢印D2方向)において、一対の爪部48,49の立ち上がり片48a,49a間の距離は、外部端子14の頭部14aの幅(頭部14aの長手方向の幅)よりも大きい。また、隔壁42の長手方向(矢印D1方向)において、端子保持凹部44の幅は、外部端子14の頭部14aの幅(頭部14aの短手方向の幅)よりも大きい。したがって、頭部14aは、端子保持凹部44に遊びをもって嵌合される。
そのため、蓄電素子1の組み立て後において、例えばバスバー(図示せず)を取り付けるために外部端子14にナット(図示せず)を締結するとき、外部端子14にかかる締め付けトルクが上パッキン18に伝わること、及び、上パッキン18を介して接続導体16(図6参照)に伝わることを抑制できる。これにより、接続導体16の筒状部16b(図6参照)にかかる応力を低減できる。したがって、蓋体4に対する上パッキン18、接続導体16、下パッキン19及び集電体20の接合状態を良好に維持できる。
[第2の実施形態]
図12及び図13を参照しながら、第2の実施形態に係る保持機構60及びこれに関連する構成について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成要素については、説明を省略するとともに、図12及び図13において同じ符号を付している。また、第2の実施形態では、負極側の上パッキン18及び外部端子14について図示および説明を行うが、正極側の構成も同様である。
図12及び図13に示すように、第2の実施形態では、外部端子14の頭部14aの外周、具体的には各長側面14eに係合凸部62a,62bが突設されている。係合凸部62a,62bは、長側面14eの下端から上方に向かって外側に傾斜した傾斜面63を有する。
上パッキン18には、第1の実施形態におけるスロット45,46及び爪部48,49(例えば図8参照)が設けられておらず、端子保持凹部44の周壁部40bは、全周に亘って途切れることなく連続して設けられている。周壁部40bの内周において互いに対向する一対の側面部65a,65bには、外部端子の係合凸部62a,62bに係合可能な係合凹部64a,64bが設けられている。一対の側面部65a,65bは、隔壁42の短手方向(矢印D2方向)に略平行に配置されている。係合凹部64a,64bの形状は、例えば、隔壁42の長手方向(矢印D1方向)から見て略矩形である。係合凹部64a,64bは、側面部65a,65bの下端から上端近傍部にかけて形成されている。これにより、周壁部44bの一部によって、係合凹部64a,64bの上壁部66が構成されている。
外部端子14の頭部14aを端子保持凹部44に挿入するとき、外部端子14の係合凸部62a,62bが端子保持凹部44の周縁部、具体的には、係合凹部64a,64bの上壁部66に干渉するが、端子保持凹部44の周縁部は、弾性変形により係合凸部62a,62bの傾斜面63を伝って外側へ押し拡げられる。そのため、図13に示すように、係合凸部62a,62bは、上壁部66を乗り越えて係合凹部64a,64bに嵌まり込むことができ、外部端子14の頭部14aが端子保持凹部44に嵌まり込むことができる。
端子保持凹部44に外部端子14の頭部14aが嵌合した状態では、外部端子14を上方へ引っ張っても、外部端子14の係合凸部62a,62bが係合凹部64a,64bの上壁部66に引っ掛かることで、外部端子14の頭部14aは端子保持凹部44に保持される。そのため、保持機構60によって、上パッキン18から外部端子14が脱落することが防止される。また、保持機構60によって外部端子14を上パッキン18に仮固定できるため、製造ラインでの組立工数を低減できる。
隔壁42の長手方向(矢印D1方向)および短手方向(矢印D2方向)のいずれにおいても、端子保持凹部44の幅は外部端子14の頭部14aの幅よりも大きい。そのため、第2の実施形態においても、外部端子14の頭部14aは端子保持凹部44に遊嵌される。したがって、外部端子14から上パッキン18及び接続導体16への締め付けトルクの伝達が抑制され、これにより、蓋体4に対する上パッキン18、接続導体16、下パッキン19及び集電体20の接合状態を良好に維持できる。
なお、第2の実施形態では、外部端子14の頭部14aの外周に係合凸部62a,62bが設けられ、端子保持凹部44の内周に係合凹部64a,64bが設けられる場合について説明したが、外部端子14の頭部14aの外周に係合凹部が設けられ、端子保持凹部44の内周に係合凸部が設けられるようにしてもよい。
[第3の実施形態]
図14を参照しながら、第3の実施形態に係る保持機構70及びこれに関連する構成について説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成要素については、説明を省略するとともに、図14において同じ符号を付している。また、第3の実施形態では、負極側の上パッキン18及び外部端子14について図示および説明を行うが、正極側の構成も同様である。
図14に示すように、外部端子14の構成は第1の実施形態と同様である。上パッキン18には、第1の実施形態におけるスロット45,46及び爪部48,49(例えば図8参照)が設けられておらず、端子保持凹部44の周壁部40bは、全周に亘って途切れることなく連続して設けられている。上パッキン18に関するその他の構成は、第1の実施形態と同様である。
第3の実施形態において、保持機構70は、粘着部材としての両面テープで構成されている。両面テープ70は、ラベル状の基材72と、該基材72の両面に設けられた一対の粘着剤層74,75とを備えている。粘着剤層74,75の材料には、例えばゴム系粘着剤又はアクリル系粘着剤を含む種々の粘着剤を用いることができる。
両面テープ70は、端子保持凹部44の底部44aと、端子保持凹部44に嵌め込まれる外部端子14の頭部14aとの間に介装される。これにより、外部端子14の頭部14aは粘着剤層74,75を介して端子保持凹部44に接着される。したがって、上パッキン18からの外部端子14の脱落を防止できるとともに、製造ラインでの組み立て前に予め外部端子14を上パッキン18に仮固定できる。よって、製造ラインでの組立工数の低減を図ることができる。
また、隔壁42の長手方向(矢印D1方向)および短手方向(矢印D2方向)のいずれにおいても、端子保持凹部44の幅は外部端子14の頭部14aの幅よりも大きい。そのため、第3の実施形態においても、外部端子14の頭部14aは端子保持凹部44に遊嵌される。また、外部端子14と上パッキン18との間で伝わる応力の一部は粘着剤層74,75の弾性によって吸収される。したがって、外部端子14から上パッキン18及び接続導体16への締め付けトルクの伝達が抑制され、これにより、蓋体4に対する上パッキン18、接続導体16、下パッキン19及び集電体20の接合状態を良好に維持できる。
なお、第3の実施形態では、両面テープ70によって外部端子14の頭部14aを端子保持凹部44の底部44aに接着する構成について説明したが、本発明において、頭部14aを上パッキン18に接着する構成はこれに限定されるものでない。例えば、端子保持凹部44に遊嵌された頭部14aと、上パッキン18の隔壁42の一部とを上側から覆うように粘着部材を貼り付けることで、上パッキン18に外部端子14を仮固定してもよい。この場合、粘着部材としては、下面にのみ粘着剤層を有するテープを用いればよい。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、蓄電素子の外部端子として、ボルト状のネジ端子を用いる場合について説明したが、本発明は、ナット状のネジ端子を備えた蓄電素子にも適用することができる。
1 :蓄電素子
2 :ケース
3 :ケース本体
4 :蓋体
8 :安全弁
9 :液栓
10 :電極体
11 :負極板
11a :負極金属箔
11b :負極活物質層
11c :負極未塗工部
11d :負極リード部
11e :負極側の端面
12 :正極板
12a :正極金属箔
12b :正極活物質層
12c :正極未塗工部
12d :正極リード部
12e :正極側の端面
13 :セパレータ
14 :負極外部端子
14a :負極外部端子の頭部(被嵌合部)
14b :負極外部端子の軸部
15 :正極外部端子
15a :正極外部端子の頭部(被嵌合部)
15b :正極外部端子の軸部
16 :負極接続導体
17 :正極接続導体
18 :上パッキン(絶縁部材)
19 :下パッキン
20 :負極集電体
21 :正極集電体
44 :端子保持凹部
47 :保持機構
48,49 :爪部
60 :保持機構
62a,62b:係合凸部
64a,64b:係合凹部
70 :保持機構(粘着部材)
74,75 :粘着剤層
C :巻回中心

Claims (5)

  1. 電極体を収容するケースと、
    前記ケースの外側に取り付けられ、前記ケースとの対向面とは異なる面に凹部を有する絶縁部材と、
    前記凹部に遊嵌された被嵌合部を有するネジ端子と、
    前記絶縁部材を介して前記ケースの外側に取り付けられ、前記ネジ端子と接続する接続導体と、
    前記被嵌合部を前記凹部に保持する保持機構と、を備えたことを特徴とする蓄電素子。
  2. 前記保持機構は、前記凹部に遊嵌された前記被嵌合部に外側から係合するように前記絶縁部材に設けられた爪部を有することを特徴とする請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記保持機構は、前記被嵌合部の外周又は前記凹部の内周の一方に突設された係合凸部と、前記被嵌合部の外周又は前記凹部の内周の他方に形成され、前記係合凸部に係合可能な係合凹部とを有することを特徴とする請求項1に記載の蓄電素子。
  4. 前記保持機構は、前記凹部に遊嵌された前記被嵌合部を前記絶縁部材に接着させる粘着部材を有することを特徴とする請求項1に記載の蓄電素子。
  5. 絶縁部材の表面に設けられた凹部にネジ端子の少なくとも一部が遊嵌された状態で該ネジ端子が仮固定された前記絶縁部材を用意し、
    前記ネジ端子に接続される接続導体を、電極体を収容するケースの外側に、前記用意された絶縁部材を介して取り付ける、ことを特徴とする蓄電素子の製造方法。
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