JP2015069362A - ヘッドマウントディスプレイ及びその制御方法、並びにヘッドマウントディスプレイを制御するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
上記に関連する技術として、特許文献1には、拡張現実技術を用いて携帯端末で撮像される画像上にアノテーションを重畳表示させる技術が開示されている。詳しくは、拡張現実サービスに用いられるマップを予め移動速度に適したグリッドサイズで区切り、該グリッドで囲まれるセル内のアノテーションを調整することにより、携帯端末の移動速度に応じて該携帯端末にアノテーションの情報量を可変可能な技術が開示されている。
一方、携帯端末ユーザの移動手段を判定する装置が特許文献2に開示されている。
本発明に関連する従来技術を開示する特許文献3又は4も参照されたい。
このような状況に鑑み、本発明者は、ユーザが外景を見ている場合だけでなく、手元を見ている場合等にもオブジェクトに関するアノテーションを表示して、ユーザの気づきのきっかけを作ることによりユーザの利便を図るべく鋭意検討を重ねてきた。その結果、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDともいう)を装着したユーザが移動中である場合に、該HMDに備えられた撮像部により得られた画像を処理してユーザの視界に関するモードを選択し、該選択されたモードに応じて、上記アノテーションをHMDの表示画面へ表示するよう制御することにより、上記課題を解決できることに想到した。
ヘッドマウントディスプレイであって、
前記ヘッドマウントディスプレイのユーザが移動中であるか否かを判定する移動判定部と、
前記ユーザの視線方向の領域を撮像する撮像部と、
前記移動判定部において前記ユーザが移動中であると判定されたとき、前記撮像部で撮像された画像を処理することにより、前記ユーザの視界が車窓風景にあることを示す車窓モード、あるいは、前記ユーザの視界が車内にあることを示す車内モードのいずれかのユーザモードを選択するユーザモード選択部と、
前記選択されたユーザモードに応じて、前記ヘッドマウントディスプレイの表示画面への表示を制御する表示制御部と、
を備える、ヘッドマウントディスプレイ。
ここで、前記表示制御部は、前記ユーザモードとして前記車窓モードが選択されたとき、前記表示画面にアノテーションをノーマル表示で表示し、前記車内モードが選択されたとき、前記ユーザの位置を基に所定のルールに従って選択されるアノテーションを一覧表示で表示するよう制御することとできる(第2の局面)。
このように規定される第2の局面のヘッドマウントディスプレイによれば、ユーザの視界にオブジェクトがない場合でも、所定のルールに従って選択されるアノテーションを適宜一覧表示するため、ユーザの気づきのきっかけとなり便宜である。
上記アノテーションとは、施設や建造物、景勝地等のオブジェクトに対する注釈であって、例えば、オブジェクトの名称、広告、特徴、ユーザ投稿等を挙げることができる。
上記一覧表示は、前記アノテーションを前記表示画面の外縁部に表示することにより行うこととできる(第7の局面)。このように一覧表示すれば、ユーザの視界の邪魔となりにくい。
第2の局面に規定のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記ユーザの移動速度を特定する移動速度特定部と、
前記特定された移動速度に基づいて、表示すべき第1のアノテーションを選択する第1の選択部と、を備え、
前記表示制御部は、前記第1のアノテーションを表示するよう制御する。
このように規定される第3の局面のヘッドマウントディスプレイによれば、HMDユーザの移動速度に基づいて表示すべきアノテーションを選択することができる。当該移動速度に適したアノテーションの種類、アノテーションの数を考慮すれば、よりユーザの便宜となる。例えば、一定範囲内のアノテーションの数が同じであれば、移動速度が速いほどより多くのアノテーションが表示されることとなり、ユーザにとって煩わしい場合がある。また、移動速度の違いは、ユーザの移動目的の指標となる。例えば、移動速度が遅い場合には通勤や買物、移動速度が速い場合には観光等その目的を推認することができる。この移動目的の違いにより、例えば、表示するアノテーションの種類を選別することができる。移動目的が観光であるのに、周辺スーパーの広告を表示するのは、ユーザにとって煩雑だからである。
第2の局面に規定のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記ユーザの移動手段を特定する移動手段特定部と、
前記特定された移動手段に基づいて、表示すべき第2のアノテーションを選択する第2の選択部と、を備え、
前記表示制御部は、前記第2のアノテーションを表示するよう制御する。
このように規定される第4の局面のヘッドマウントディスプレイによれば、HMDユーザの移動手段に基づいて表示すべきアノテーションを選択することができる。当該移動手段に適したアノテーションの種類、アノテーションの数を考慮することで、よりユーザの便宜となる。上記移動速度の場合と同様に、移動手段が異なれば、移動目的も異なることが推認される。また、移動速度が同じであっても、電車内のユーザと自動車内のユーザとでは得たい情報が異なる場合がある。例えば、電車内のユーザにとって、通過駅に関するアノテーションを表示することは便宜である。
線路上を走行する車両であれば、ユーザの位置、進行方向、線路の位置情報に基づいて走行軌跡が規定され、また予測されるため、駅名や景勝地等、該車両で移動するユーザにより適したアノテーションを選択することが可能となる。
前記第2の選択部は、前記特定された移動手段が道路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及びアノテーションの位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択することとできる(第6の局面)。
道路上を走行する車両の場合には、ユーザの位置、進行方向、アノテーションの位置情報に基づいて、該車両で移動するユーザに適したアノテーションを選択することが可能となる。
ヘッドマウントディスプレイの制御方法であって、
移動判定部が、前記ヘッドマウントディスプレイのユーザが移動中であるか否かを判定する移動判定ステップと、
撮像部が、前記ユーザの視線方向の領域を撮像する撮像ステップと、
ユーザモード選択部が、前記移動判定ステップで前記ユーザが移動中であると判定されたとき、前記撮像ステップで撮像された画像を処理することにより、前記ユーザの視界が車窓風景にあることを示す車窓モード、あるいは、前記ユーザの視界が車内にあることを示す車内モードのいずれかのユーザモードを選択するユーザモード選択ステップと、
表示制御部が、前記選択されたユーザモードに応じて、前記ヘッドマウントディスプレイの表示画面への表示を制御する表示制御ステップと、
を備える、制御方法。
このように規定される第8の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
第8の局面に規定の方法において、前記表示制御ステップでは、前記ユーザモードとして前記車窓モードが選択されたとき、前記表示画面にアノテーションをノーマル表示で表示し、前記車内モードが選択されたとき、前記ユーザの位置を基に所定のルールに従って選択されるアノテーションを一覧表示で表示するよう制御する。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
第9の局面に規定の方法において、移動速度特定部が、前記ユーザの移動速度を特定する移動速度特定ステップと、
第1の選択部が、前記特定された移動速度に基づいて、表示すべき第1のアノテーションを選択する第1の選択ステップと、を備え、
前記表示制御ステップでは、前記第1のアノテーションを表示するよう制御する。
このように規定される第10の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
第9の局面に規定の方法において、移動手段特定部が、前記ユーザの移動手段を特定する移動手段特定ステップと、
第2の選択部が、前記特定された移動手段に基づいて、表示すべき第2のアノテーションを選択する第2の選択ステップと、を備え、
前記表示制御ステップは、前記第2のアノテーションを表示するよう制御する。
このように規定される第11の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
第11の局面に規定の方法において、前記第2の選択ステップでは、前記特定された移動手段が線路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及び線路の位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する。
このように規定される第12の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第11の局面に規定の方法において、前記第2の選択ステップでは、前記特定された移動手段が道路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及びアノテーションの位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する。
このように規定される第13の局面の発明によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
第9の局面に規定の方法において、前記一覧表示は、前記アノテーションを前記表示画面の外縁部に表示することにより行う。
このように規定される第14の局面の発明によれば、第7の局面と同等の効果を奏する。
ヘッドマウントディスプレイを制御するためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータを、
前記ヘッドマウントディスプレイのユーザが移動中であるか否かを判定する移動判定手段と、
前記ユーザの視線方向の領域を撮像する撮像手段と、
前記移動判定手段において前記ユーザが移動中であると判定されたとき、前記撮像手段で撮像された画像を処理することにより、前記ユーザの視界が車窓風景にあることを示す車窓モード、あるいは、前記ユーザの視界が車内にあることを示す車内モードのいずれかのユーザモードを選択するユーザモード選択手段と、
前記選択されたユーザモードに応じて、前記ヘッドマウントディスプレイの表示画面への表示を制御する表示制御手段、
として機能させる、コンピュータプログラム。
このように規定される第15の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
第15の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記表示制御手段は、前記ユーザモードとして前記車窓モードが選択されたとき、前記表示画面にアノテーションをノーマル表示で表示し、前記車内モードが選択されたとき、前記ユーザの位置を基に所定のルールに従って選択されるアノテーションを一覧表示で表示するよう制御する。
このように規定される第16の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
第16の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記ユーザの移動速度を特定する移動速度特定手段と、
前記特定された移動速度に基づいて、表示すべき第1のアノテーションを選択する第1の選択手段、として機能させ、
前記表示制御手段は、前記第1のアノテーションを表示するよう制御する。
このように規定される第17の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
第16の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記ユーザの移動手段を特定する移動手段特定手段と、
前記特定された移動手段に基づいて、表示すべき第2のアノテーションを選択する第2の選択手段、として機能させ、
前記表示制御手段は、前記第2のアノテーションを表示するよう制御する。
このように規定される第18の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
第18の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記第2の選択手段は、前記特定された移動手段が線路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及び線路の位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する。
このように規定される第19の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第18の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記第2の選択手段は、前記特定された移動手段が道路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及びアノテーションの位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する。
このように規定される第20の局面の発明によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
第16の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記一覧表示は、前記アノテーションを前記表示画面の外縁部に表示することにより行う。
このように規定される第21の局面の発明によれば、第7の局面と同等の効果を奏する。
図1に、HMD1の概略構成を示す。
図1に示すように、このHMD1は、地図データベース3、移動判定部5、撮像部7、ユーザモード選択部9、ユーザ位置特定部11及び表示制御部13を備えている。
ユーザ位置特定部11はHMD1の現在位置を特定する。当該ユーザ位置特定部11は、例えば、GPS装置を利用することにより現在の位置情報を特定することとできる。当該ユーザ位置特定部11は、併せて現在時刻を特定しても良い。
ステップ1では、ユーザ位置特定部11は、HMD1を装着したユーザの現在位置を、該HMD1に備えられたGPS装置等に基づき特定する。
ステップ2では、移動判定部5は、ステップ1のHMDユーザが移動中であるか否かを判定する。当該判定は、ステップ1において所定時間周期で特定される現在位置を逐次比較し、両位置の間隔が所定閾値以上であるか否かに基づき行われる。すなわち、当該両位置の間隔が所定閾値以上であるとき移動中と判定し(ステップ3:Yes)、ステップ5へ進む。
ステップ5では、撮像部7は、HMDユーザの視線方向を撮像する。
ステップ11では、表示制御部13は、ステップ1で特定された現在位置に基づいて、所定の表示対象領域を形成する。例えば、該現在位置を中心に半径1kmの円で形成される領域を表示対象領域として形成することとできる。
ステップ13では、表示制御部13は、地図データベース3から、ステップ11で形成された表示対象領域内に位置情報を有するアノテーションを選択する。
ステップ15では、表示制御部13は、ステップ13で選択されたアノテーションをHMD1の表示画面の外縁部に一覧表示する。
ステップ17では、図示しないユーザ方位特定部は、ステップ1のHMDユーザの視線が向いている方位を特定する。
ステップ19では、表示制御部13は、ステップ1で特定された現在位置とステップ17で特定された方位とに基づいて、HMDユーザの視界に映るオブジェクトに関するアノテーションを地図データベース3から選択する。
ステップ20では、表示制御部13は、ステップ19で選択されたアノテーションを、該HMDユーザの現実の視界に映るオブジェクトに重畳して表示する。
図4に示すのは、上記ユーザの移動速度を考慮して、当該移動速度に適したアノテーションを表示制御可能なHMD21である。すなわち、当該HMD21は、図1に示すHMD1において、移動速度特定部23及び第1の選択部25を更に備え、表示制御部13に代えて表示制御部27を備える。
移動速度特定部23は、上記ユーザの移動速度を特定する。当該移動速度の特定は、例えば、上記HMD1に備えられる加速度センサからの加速度情報に基づいて行うこととできる。当該移動速度特定部23は、該ユーザの移動速度の値を特定しても良いし、該移動速度の値に応じて割り振られる5段階等の速度段階を特定することとしても良い。
前者の例として、予め移動速度と表示対象領域との関係を「50km/時未満−ユーザ位置を中心に半径200m領域」、「50〜100km/時−半径200m〜1km領域」、「100〜200km/時−半径1km〜2km領域」、「200km/時以上−半径2km以上領域」と定めたときにおいて、上記特定された移動速度が220km/時である場合には、上記関係に基づいて、ユーザ位置から半径2km未満の領域を除く領域に位置情報を有するアノテーションを第1のアノテーションとして選択する。
後者の例として、予め移動速度と表示対象オブジェクトのジャンルとの関係を「50km/時未満−施設、店舗、公園」、「50〜200km/時−駅、建造物、景勝地」、「200km/時以上−駅、景勝地」と定めたときにおいて、上記特定された移動速度が150km/時である場合には、所定の表示対象領域に位置情報を有するオブジェクトであって、該オブジェクトのジャンルが「駅、建造物、景勝地」であるアノテーションを第1のアノテーションとして選択する。当該第1の選択部25は、上述の2例を組み合わせて第1のアノテーションを選択することとしても良い。
表示制御部27は、上記ユーザモード選択部9及び第1の選択部25を参照して、上記表示画面へのアノテーションの表示を制御する。具体的に、表示制御部27は、上記ユーザモードとして車内モードが選択されたとき、上記第1の選択部25で選択された第1のアノテーションを上記表示画面に一覧表示する。
図5に示すのは、上記ユーザの移動手段を考慮して、当該移動手段に適したアノテーションを表示制御可能なHMD31である。すなわち、当該HMD31は、図1に示すHMD1において、進行方向特定部35、移動手段特定部37及び第2の選択部39を更に備え、地図データベース3及び表示制御部13に代えて、夫々地図データベース33及び表示制御部40を備える。
進行方向特定部35は、HMD31を装着したユーザの進行方向を特定する。当該特定の方法は、特に限定されないが、上記ユーザ位置特定部11が特定した位置情報に基づき、該ユーザの進行方向を特定することとできる。例えば、進行方向特定部35は、所定時間周期でユーザ位置特定部11が特定したユーザ位置と、前回特定したユーザ位置とを比較することにより、上記進行方向を特定することができる。
表示制御部40は、上記ユーザモード選択部9及び第2の選択部39を参照して、上記表示画面へのアノテーションの表示を制御する。具体的に、表示制御部40は、上記ユーザモードとして車内モードが選択されたとき、上記第2の選択部39で選択された第2のアノテーションを上記表示画面に一覧表示する。
図6に示すのは、予め移動速度に応じて上記レイヤを備えることにより、アノテーション表示にかかる処理の負荷を軽減可能なHMD41である。すなわち、当該HMD41は、図4に示すHMD21において、制御部141、メモリ部142、入力部143、出力部144、インターフェース部145、ユーザ方位特定部146及び速度別レイヤ保存部148を更に備える。
表示制御部27は、地図データベース3に格納される地図データのうち、上記第1の選択部25で選択された第1のアノテーションを表示画面に表示するよう制御する。
メモリ部142にはコンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置である制御部141に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムは、HMDの記憶装置としての内蔵ハードディスク又は内蔵メモリ、HMDに差し替え可能な記憶媒体等の汎用的な媒体へ保存できる。
入力部143は、例えば、ユーザの指令の入力に用いられる。具体的には、表示画面への表示を希望するアノテーションのジャンル等の入力に用いられる。入力部143として、HMD本体に備えられたボタン、タッチセンサ又はマイクロホン等の音声入力装置を用いることとできる。
インターフェース部145はHMD41を無線ネットワーク等へ連結させる。
ユーザ方位特定部146は、HMD41に備えられ、地磁気を検出することによりユーザの視線が向いている方位の情報(方位情報)を特定する。
速度別レイヤ保存部148には、上述の第1の選択部25で用いた速度別レイヤが保存される。すなわち、予め移動速度に対応して、「50km/時未満−第1のレイヤ」、「50〜200km/時−第2のレイヤ」、「200km/時以上−第3のレイヤ」等が備えられ、夫々のレイヤにアノテーションが任意に紐付けられている。例えば、遅い移動速度に対応する第1のレイヤには施設、店舗等、第2のレイヤには駅、建造物、景勝地等、速い移動速度に対応する第3のレイヤには駅、景勝地等に関するアノテーションが位置情報とともに紐付けられている。
上記HMD41の構成要素の一部をサーバ装置で実行可能とする表示制御システムとしても良い。当該サーバ装置で実行可能な構成は、特に限定されないが、例えば、地図データベース3、速度別レイヤ保存部148及び第1の選択部25とすることとできる。
3 33 地図データベース(地図DB)
5 移動判定部
7 撮像部
9 ユーザモード選択部
11 ユーザ位置特定部
13 27 40 表示制御部
23 移動速度特定部
25 第1の選択部
35 進行方向特定部
37 移動手段特定部
39 第2の選択部
Claims (22)
- ヘッドマウントディスプレイであって、
前記ヘッドマウントディスプレイのユーザが移動中であるか否かを判定する移動判定部と、
前記ユーザの視線方向の領域を撮像する撮像部と、
前記移動判定部において前記ユーザが移動中であると判定されたとき、前記撮像部で撮像された画像を処理することにより、前記ユーザの視界が車窓風景にあることを示す車窓モード、あるいは、前記ユーザの視界が車内にあることを示す車内モードのいずれかのユーザモードを選択するユーザモード選択部と、
前記選択されたユーザモードに応じて、前記ヘッドマウントディスプレイの表示画面への表示を制御する表示制御部と、
を備える、ヘッドマウントディスプレイ。 - 前記表示制御部は、前記ユーザモードとして前記車窓モードが選択されたとき、前記表示画面にアノテーションをノーマル表示で表示し、前記車内モードが選択されたとき、前記ユーザの位置を基に所定のルールに従って選択されるアノテーションを一覧表示で表示するよう制御する、
請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。 - 前記ユーザの移動速度を特定する移動速度特定部と、
前記特定された移動速度に基づいて、表示すべき第1のアノテーションを選択する第1の選択部と、を備え、
前記表示制御部は、前記第1のアノテーションを表示するよう制御する、
請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。 - 前記ユーザの移動手段を特定する移動手段特定部と、
前記特定された移動手段に基づいて、表示すべき第2のアノテーションを選択する第2の選択部と、を備え、
前記表示制御部は、前記第2のアノテーションを表示するよう制御する、
請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。 - 前記第2の選択部は、前記特定された移動手段が線路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及び線路の位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する、
請求項4に記載のヘッドマウントディスプレイ。 - 前記第2の選択部は、前記特定された移動手段が道路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及びアノテーションの位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する、
請求項4に記載のヘッドマウントディスプレイ。 - 前記一覧表示は、前記アノテーションを前記表示画面の外縁部に表示することにより行う、
請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。 - ヘッドマウントディスプレイの制御方法であって、
移動判定部が、前記ヘッドマウントディスプレイのユーザが移動中であるか否かを判定する移動判定ステップと、
撮像部が、前記ユーザの視線方向の領域を撮像する撮像ステップと、
ユーザモード選択部が、前記移動判定ステップで前記ユーザが移動中であると判定されたとき、前記撮像ステップで撮像された画像を処理することにより、前記ユーザの視界が車窓風景にあることを示す車窓モード、あるいは、前記ユーザの視界が車内にあることを示す車内モードのいずれかのユーザモードを選択するユーザモード選択ステップと、
表示制御部が、前記選択されたユーザモードに応じて、前記ヘッドマウントディスプレイの表示画面への表示を制御する表示制御ステップと、
を備える、制御方法。 - 前記表示制御ステップでは、前記ユーザモードとして前記車窓モードが選択されたとき、前記表示画面にアノテーションをノーマル表示で表示し、前記車内モードが選択されたとき、前記ユーザの位置を基に所定のルールに従って選択されるアノテーションを一覧表示で表示するよう制御する、
請求項8に記載の制御方法。 - 移動速度特定部が、前記ユーザの移動速度を特定する移動速度特定ステップと、
第1の選択部が、前記特定された移動速度に基づいて、表示すべき第1のアノテーションを選択する第1の選択ステップと、を備え、
前記表示制御ステップでは、前記第1のアノテーションを表示するよう制御する、
請求項9に記載の制御方法。 - 移動手段特定部が、前記ユーザの移動手段を特定する移動手段特定ステップと、
第2の選択部が、前記特定された移動手段に基づいて、表示すべき第2のアノテーションを選択する第2の選択ステップと、を備え、
前記表示制御ステップは、前記第2のアノテーションを表示するよう制御する、
請求項9に記載の制御方法。 - 前記第2の選択ステップでは、前記特定された移動手段が線路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及び線路の位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する、
請求項11に記載の制御方法。 - 前記第2の選択ステップでは、前記特定された移動手段が道路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及びアノテーションの位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する、
請求項11に記載の制御方法。 - 前記一覧表示は、前記アノテーションを前記表示画面の外縁部に表示することにより行う、
請求項9に記載の制御方法。 - ヘッドマウントディスプレイを制御するためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータを、
前記ヘッドマウントディスプレイのユーザが移動中であるか否かを判定する移動判定手段と、
前記ユーザの視線方向の領域を撮像する撮像手段と、
前記移動判定手段において前記ユーザが移動中であると判定されたとき、前記撮像手段で撮像された画像を処理することにより、前記ユーザの視界が車窓風景にあることを示す車窓モード、あるいは、前記ユーザの視界が車内にあることを示す車内モードのいずれかのユーザモードを選択するユーザモード選択手段と、
前記選択されたユーザモードに応じて、前記ヘッドマウントディスプレイの表示画面への表示を制御する表示制御手段、
として機能させる、コンピュータプログラム。 - 前記表示制御手段は、前記ユーザモードとして前記車窓モードが選択されたとき、前記表示画面にアノテーションをノーマル表示で表示し、前記車内モードが選択されたとき、前記ユーザの位置を基に所定のルールに従って選択されるアノテーションを一覧表示で表示するよう制御する、
請求項15に記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、更に、
前記ユーザの移動速度を特定する移動速度特定手段と、
前記特定された移動速度に基づいて、表示すべき第1のアノテーションを選択する第1の選択手段、として機能させ、
前記表示制御手段は、前記第1のアノテーションを表示するよう制御する、
請求項16に記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、更に、
前記ユーザの移動手段を特定する移動手段特定手段と、
前記特定された移動手段に基づいて、表示すべき第2のアノテーションを選択する第2の選択手段、として機能させ、
前記表示制御手段は、前記第2のアノテーションを表示するよう制御する、
請求項16に記載のコンピュータプログラム。 - 前記第2の選択手段は、前記特定された移動手段が線路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及び線路の位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する、
請求項18に記載のコンピュータプログラム。 - 前記第2の選択手段は、前記特定された移動手段が道路上を走行する車両であるとき、前記ユーザの位置、進行方向及びアノテーションの位置に関する情報を考慮して、前記第2のアノテーションを選択する、
請求項18に記載のコンピュータプログラム。 - 前記一覧表示は、前記アノテーションを前記表示画面の外縁部に表示することにより行う、
請求項16に記載のコンピュータプログラム。 - 請求項15〜21のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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