JP2015065775A - スイッチング電源装置及び照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放射電磁雑音を低減できるスイッチング電源装置を提供する。【解決手段】直流電源2と直流電源の出力電圧を変換するチョッパ回路3とを備える。チョッパ回路3は第1のインダクタ18と第1のインダクタ18と磁気結合する第2のインダクタ19と第1のインダクタ18に接続された第3のインダクタ20と、オン時に直流電源から第1のインダクタ18および第3のインダクタ20へ増加電流を流すスイッチング素子12と直列に接続された電流制御素子13と、オフ時に第1のインダクタ18および第3のインダクタ20に減少電流を流す整流素子14と、オン時の増加電流により電流制御素子が飽和状態に達した時にスイッチング素子のゲート電圧を制御してオフさせる駆動回路とを有する。第3のインダクタ20はインダクタンスの等しい偶数個の第4のインダクタ21,22を含むとともに、発生する磁束が互いに逆方向となるように配置される。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、スイッチング電源装置及び照明装置に関する。
照明装置などの電源として、スイッチング電源装置が用いられることがある。スイッチング電源装置は、入力電力から所望の出力電力を得る電力変換装置において、電力を変換・調整するためにスイッチング素子を用いた電源装置である。その中には、直流電力を別の直流電力に変換するDC-DCコンバータが含まれる。
シリコン半導体によるスイッチング素子では困難な、500kHzを超える高い周波数でのスイッチングが可能であるため、スイッチング電源装置に使用するスイッチング素子として、ワイドバンドギャップ化合物半導体により形成されたスイッチング素子が注目されている。
ここで、ワイドバンドギャップ半導体とは、バンドギャップが約1.4eVのヒ化ガリウム(GaAs)よりもバンドギャップの広い半導体をいう。例えば、バンドギャップが1.5eV以上の半導体、リン化ガリウム(GaP、バンドギャップ約2.3eV)、窒化ガリウム(GaN、バンドギャップ約3.4eV)、ダイアモンド(C、バンドギャップ約5.27eV)、窒化アルミニウム(AlN、バンドギャップ約5.9eV)、炭化ケイ素(SiC)などが、ワイドバンドギャップ半導体に含まれる。
シリコン半導体によるスイッチング素子では困難な、500kHzを超える高い周波数でのスイッチングが可能であるため、スイッチング電源装置に使用するスイッチング素子として、ワイドバンドギャップ化合物半導体により形成されたスイッチング素子が注目されている。
ここで、ワイドバンドギャップ半導体とは、バンドギャップが約1.4eVのヒ化ガリウム(GaAs)よりもバンドギャップの広い半導体をいう。例えば、バンドギャップが1.5eV以上の半導体、リン化ガリウム(GaP、バンドギャップ約2.3eV)、窒化ガリウム(GaN、バンドギャップ約3.4eV)、ダイアモンド(C、バンドギャップ約5.27eV)、窒化アルミニウム(AlN、バンドギャップ約5.9eV)、炭化ケイ素(SiC)などが、ワイドバンドギャップ半導体に含まれる。
高い周波数でのスイッチングにより、電源装置の小型化が期待できる。出力フィルタを構成するインダクタ、コンデンサを小型化できるためである。一方で、高い周波数の電磁雑音も放射することとなる。一般に、周波数が上がるほど、EMC(Electro Magnetic Compatibility )対策は困難となり、電磁雑音の放射を低減する技術が望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、放射電磁雑音を低減できるスイッチング電源装置を提供することである。
実施形態のスイッチング電源装置は、直流電源と、直流電源の出力電圧を変換するチョッパ回路と、を備える。チョッパ回路は、第1のインダクタと、第1のインダクタと磁気結合する第2のインダクタと、第1のインダクタに接続された第3のインダクタと、オン時に直流電源から第1のインダクタおよび第3のインダクタへ増加電流を流すスイッチング素子と、スイッチング素子に直列に接続された電流制御素子と、スイッチング素子のオフ時に第1のインダクタおよび第3のインダクタに減少電流を流す整流素子と、スイッチング素子をオンさせて増加電流により電流制御素子に流れる電流が電流制限値に到達したとき、前記スイッチング素子のゲート電圧を制御してオフさせる駆動回路と、を有する。第3のインダクタは、インダクタンスの等しい偶数個の第4のインダクタを含むとともに、それぞれの第4のインダクタが発生する磁束が隣接する第4のインダクタとの間で互いに逆方向となるように配置される。
本発明の実施形態によれば、放射電磁雑音を低減できるスイッチング電源装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置1は、直流電源2と、チョッパ回路3と、を備えている。直流電源2は、例えば交流電源と、整流器と、を有する。図1においては、直流電源2として、交流電源9、例えば商用交流電源の交流電圧を整流器10、例えばブリッジ形整流回路により整流し、直流電圧を出力する電源装置を例示した。必要に応じて、平滑コンデンサなどからなる平滑回路を設けても良い。
図1は、第1の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置1は、直流電源2と、チョッパ回路3と、を備えている。直流電源2は、例えば交流電源と、整流器と、を有する。図1においては、直流電源2として、交流電源9、例えば商用交流電源の交流電圧を整流器10、例えばブリッジ形整流回路により整流し、直流電圧を出力する電源装置を例示した。必要に応じて、平滑コンデンサなどからなる平滑回路を設けても良い。
チョッパ回路3は、直流電源2の出力電圧を変換し、負荷に対して出力する。図1においては、この負荷として、照明負荷4を例示した。照明負荷4は、例えば発光ダイオード(Light-emitting diode:LED)照明光源を有する。
チョッパ回路3は、スイッチング素子12と、電流制御素子13と、整流素子14と、入力フィルタコンデンサ11と、コンデンサ15と、出力フィルタコンデンサ16と、トランス17と、第3のインダクタ20と、を有する。トランス17は、磁気結合した第1のインダクタ18と、第2のインダクタ19と、ダイオード77と、を含む。
スイッチング素子12は、ノーマリオン型のトランジスタであり、例えば窒化ガリウム(GaN)などの窒化物半導体により形成された高電子移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)である。電流制御素子13は、流れる電流が制限値以下の場合は動作抵抗が小さく、制限値に到達すると動作抵抗が大きく変化して、電流制限値において定電流特性を有する素子または回路であり、例えば定電流ダイオードである。なお、電流制御素子13も窒化ガリウム(GaN)などの窒化物半導体により形成された高電子移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)であってもよい。整流素子14は、例えばシリコンダイオードである。第3のインダクタ20は、直列に接続され、インダクタンスの等しい、インダクタ21、22より構成されている。図1の実施形態では、インダクタ21、22が第4のインダクタに該当する。
直流電源2の出力は、高電位入力端子5と低電位入力端子6に入力される。スイッチング素子12のドレインは、高電位入力端子5に接続され、スイッチング素子12のソースは、電流制御素子13が定電流ダイオードであった場合にはアノードに接続されている。電流制御素子13のカソードは、整流素子14のカソードに接続され、整流素子14のアノードは、低電位入力端子6に接続されている。ダイオード77のアノードは、スイッチング素子12のゲートに接続され、ダイオード77のカソードは、整流素子14のカソードに接続されている。
第1のインダクタ18の一端は、整流素子14のカソードに接続されている。第1のインダクタ18の他端と高電位出力端子7との間に、直列に接続されたインダクタ21、インダクタ22が接続されている。第2のインダクタ19の一端は、整流素子14のカソードに接続され、他端はコンデンサ15を介してスイッチング素子12のゲートに接続されている。第2のインダクタ19は、第1のインダクタ18の電流が増加しているときスイッチング素子12をオンさせる電圧が誘起され、第1のインダクタ18の電流が減少しているとき、スイッチング素子12をオフさせる電圧が誘起される結線となっている。
低電位入力端子6と低電位出力端子8とは、チョッパ回路3内部で接続されている。入力フィルタコンデンサ11は、高電位入力端子5と低電位入力端子6との間に接続され、出力フィルタコンデンサ16は、高電位出力端子7と低電位出力端子8との間に接続されている。高電位出力端子7と低電位出力端子8に、負荷となる照明負荷4が接続される。
インダクタ21、22の配置について、図2を参照しつつ説明する。
図2は、第1の実施形態に係るスイッチング電源装置のインダクタの模式図であり、(a)は上面図、(b)は断面図である。
図2に表した具体例においては、インダクタ21、22は、構造やインダクタンスが同じインダクタであり、例えば、ドラム型コアに導線を巻いた形態のものである。インダクタ21、22は、ドラム型コア23a、23bに巻き線26a、26bが形成された構造を有し、基板25上に近接して配置されている。図2(a)、(b)に表したように、巻き線26a、26bに流れる電流が、互いに逆方向となるよう配線されている。なお、図2(a)で、ドラム型コア23a、23b部に記載した矢印は、巻き線26a、26bに流れる電流の向きを示すものである。
図2に表した具体例においては、インダクタ21、22は、構造やインダクタンスが同じインダクタであり、例えば、ドラム型コアに導線を巻いた形態のものである。インダクタ21、22は、ドラム型コア23a、23bに巻き線26a、26bが形成された構造を有し、基板25上に近接して配置されている。図2(a)、(b)に表したように、巻き線26a、26bに流れる電流が、互いに逆方向となるよう配線されている。なお、図2(a)で、ドラム型コア23a、23b部に記載した矢印は、巻き線26a、26bに流れる電流の向きを示すものである。
この結果、隣接するインダクタである、インダクタ21、22に生じる磁束24a、24bの方向も互いに逆となる。図2では、インダクタ21、22は、基板25上にドラム型コア23a、23bが、垂直となる方向に配置された例を示した。ただし、本実施の形態はこれには限定されず、ドラム型コア23a、23bが、基板25上に水平となる方向に配置してもよい。
チョッパ回路3の動作について、以下に説明する。
まず、電流制御素子13について説明する。
電流制御素子13には、電流制限値が設定されている。電流制御素子13を流れる電流がこの電流制限値に達すると、電流制御素子13は、飽和状態となる。これを超えて、さらに増加しようとすると、電流制御素子13の内部抵抗が急激に増加する。その結果、電流制御素子13端子間の電圧も急上昇することとなる。このような、電流制御素子13の動作を踏まえ、以下の(1)〜(6)にて、チョッパ回路3の動作を説明する。
まず、電流制御素子13について説明する。
電流制御素子13には、電流制限値が設定されている。電流制御素子13を流れる電流がこの電流制限値に達すると、電流制御素子13は、飽和状態となる。これを超えて、さらに増加しようとすると、電流制御素子13の内部抵抗が急激に増加する。その結果、電流制御素子13端子間の電圧も急上昇することとなる。このような、電流制御素子13の動作を踏まえ、以下の(1)〜(6)にて、チョッパ回路3の動作を説明する。
(1)直流電源2の出力電圧が高電位入力端子5と低電位入力端子6との間に印加されるとき、スイッチング素子12は、ノーマリオン型の素子であるため、オン状態にある。すると、高電位入力端子5、スイッチング素子12、電流制御素子13、第1のインダクタ18、インダクタ21、インダクタ22、出力フィルタコンデンサ16、低電位入力端子6の経路で電流が流れ、出力フィルタコンデンサ16が充電される。第1のインダクタ18、インダクタ21、インダクタ22には、電磁エネルギーが蓄積される。
(2)スイッチング素子12がオンしているため、整流素子14の両端には、チョッパ回路3の入力電圧が印加される。逆方向に電圧が印加されるため、整流素子14は、非導通の状態となる。
(3)第1のインダクタ18、インダクタ21、インダクタ22を流れる電流は、時間の経過とともに増加していく。第2のインダクタ19は、第1のインダクタ18と磁気結合しているため、第2のインダクタ19には、結合コンデンサとして働くコンデンサ15側を高電位とする極性の起電力が誘起される。第1のスイッチング素子12のゲートには、コンデンサ15を介してソースに対して、ダイオード77の順方向電圧分の正の電位が供給され、スイッチング素子12は、オンの状態を維持する。
(4)第1のインダクタ18、インダクタ21、インダクタ22を流れる電流が電流制御素子13の電流制限値を超えようとすると、電流制御素子13の端子間電圧は、急激に上昇する。スイッチング素子12のゲート・ソース間の電圧が負の大きな値となり、閾値電圧を下回った時点でスイッチング素子12は、オフとなる。
(5)第1のインダクタ18、インダクタ21、インダクタ22には、逆起電力が発生する。順方向に電圧が印加されるため、整流素子14は、オン状態となる。電流は、整流素子14、第1のインダクタ18、インダクタ21、インダクタ22、出力フィルタコンデンサ16の経路で、流れ続ける。電磁エネルギーを放出するため、第1のインダクタ18、インダクタ21、インダクタ22の電流は、減少していく。第2のインダクタ19に誘起された負の電圧は、維持され、スイッチング素子12は、オフの状態を継続する。
(6)第1のインダクタ18、インダクタ21、インダクタ22に蓄積されていた電磁エネルギーがゼロになると、第1のインダクタ18、インダクタ21、インダクタ22を流れる電流も、ゼロになる。起電力の方向が再び反転し、第2のインダクタ19には、コンデンサ15側を高電位とするような起電力が誘起される。スイッチング素子12のゲートにソースよりも高い電圧が供給され、スイッチング素子12は、オンする。上記(1)の状態に戻る。
以後、(1)〜(6)を繰り返す。入力電圧は、変換されて、負荷である照明負荷4に供給される。チョッパ回路3は、降圧コンバータとして動作する。ただし、本実施の形態はこれには限定されず、チョッパ回路は、昇圧型、昇降圧型であってもよい。
なお、インダクタ18は、流れる電流の増減をインダクタ19に伝達し、スイッチング素子12のゲートを駆動する役割を有する。一方、インダクタ21、22は、出力フィルタコンデンサ16とともに、スイッチング素子12により、スイッチングされた電流を平滑する役割を有する。両者の役割は異なるため、異なる形状等であっても良い。例えば、第1のインダクタ18、第2のインダクタ19は、スイッチング素子12等が実装された基板上に配線によって形成された、平面コイルであってもよい。磁気的結合をもたせるために、両者を近接して配置することが望ましい。
このような場合、第1のインダクタ18とインダクタ21、22とでは、インダクタンスが大幅に異なり、例えばインダクタ21、22のインダクタンスは、第1のインダクタ18の10〜100倍程度の値となる場合がある。これらのインダクタでは、発生する磁束も異なる。このような場合にあっては、第4のインダクタに該当するインダクタ21、22の合計を偶数とし、これらのインダクタを、近接して配置することが望ましい。
次に、第1の実施形態の効果について説明する。
図2(a)、(b)にて前述したように、第4のインダクタに該当するインダクタ21、22を近接して配置し、生じた磁束の向きを、隣接するインダクタ間で逆方向とすることにより、磁束が打ち消し合う。インダクタ21、22近傍の磁束が弱まることとなる。その結果、インダクタ21、22の磁束に起因する電磁雑音が減少し、スイッチング電源装置1の外部に放射される電磁雑音も減少するという効果が得られる。
図2(a)、(b)にて前述したように、第4のインダクタに該当するインダクタ21、22を近接して配置し、生じた磁束の向きを、隣接するインダクタ間で逆方向とすることにより、磁束が打ち消し合う。インダクタ21、22近傍の磁束が弱まることとなる。その結果、インダクタ21、22の磁束に起因する電磁雑音が減少し、スイッチング電源装置1の外部に放射される電磁雑音も減少するという効果が得られる。
(第2実施形態)
図3は、第2の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置27は、直流電源2と、チョッパ回路28と、を備えている。
図3は、第2の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置27は、直流電源2と、チョッパ回路28と、を備えている。
チョッパ回路28は、スイッチング素子12と、電流制御素子13と、整流素子14と、入力フィルタコンデンサ11と、コンデンサ15と、出力フィルタコンデンサ16と、トランス17と、第3のインダクタ29と、を有する。トランス17は、磁気結合した第1のインダクタ18と、第2のインダクタ19と、ダイオード77と、を含む。
第3のインダクタ29は、直列に接続され、インダクタンスの等しい、インダクタ30、31、32、33により構成されている。図3の実施形態では、インダクタ30、31、32、33が、第4のインダクタに該当する。これ以外の要素は、図1のチョッパ回路3と同様とすることができる。
インダクタ30、31、32、33の配置について、図4を参照しつつ説明する。
図4は、第2の実施形態に係るスイッチング電源装置のインダクタの模式上面図である。
本実施形態においても、インダクタ30、31、32、33は、同じインダクタであり、図2(b)に表したインダクタと同様のものである。すなわち、インダクタ30、31、32、33は、構造やインダクタンスが同じである。図4に表したように、インダクタ30、31、32、33は、基板上に、格子状に近接して配置されている。各インダクタの巻き線に流れる電流の向きは、図4のドラム型コア23c、23d、23e、23f部に記載した矢印で示される。隣接するインダクタでは逆方向、対角にあるインダクタでは同じ方向としている。
本実施形態においても、インダクタ30、31、32、33は、同じインダクタであり、図2(b)に表したインダクタと同様のものである。すなわち、インダクタ30、31、32、33は、構造やインダクタンスが同じである。図4に表したように、インダクタ30、31、32、33は、基板上に、格子状に近接して配置されている。各インダクタの巻き線に流れる電流の向きは、図4のドラム型コア23c、23d、23e、23f部に記載した矢印で示される。隣接するインダクタでは逆方向、対角にあるインダクタでは同じ方向としている。
この結果、隣接するインダクタ間に生じる磁束も、互いに逆方向となる。インダクタ30の磁束24cとインダクタ31の磁束24d、インダクタ31の磁束24dとインダクタ32の磁束24e、インダクタ32の磁束24eとインダクタ33の磁束24f、インダクタ33の磁束24fとインダクタ30の磁束24cはそれぞれ逆方向となる。図4の実施の形態でも、第4のインダクタに該当するインダクタ30、31、32、33の合計を偶数とし、これらのインダクタが近接して配置されている。ただし、本実施の形態はこれには限定されず、第3のインダクタ29は、6個以上のインダクタで構成されてもよい。
なお、チョッパ回路28の動作は、チョッパ回路3と同じである。
なお、チョッパ回路28の動作は、チョッパ回路3と同じである。
次に、第2の実施形態の効果について説明する。
図4にて前述したように、第4のインダクタに該当するインダクタ30、31、32、33を、基板上に、格子状に近接して配置し、生じた磁束の向きを、隣接するインダクタ間で逆方向とすることにより、磁束が打ち消し合う。すると、インダクタ30、31、32、33近傍の磁束が弱まることとなる。その結果、インダクタ30、31、32、33の磁束に起因する電磁雑音が減少し、スイッチング電源装置27の外部に放射される電磁雑音も、減少するという効果が得られる。
図4にて前述したように、第4のインダクタに該当するインダクタ30、31、32、33を、基板上に、格子状に近接して配置し、生じた磁束の向きを、隣接するインダクタ間で逆方向とすることにより、磁束が打ち消し合う。すると、インダクタ30、31、32、33近傍の磁束が弱まることとなる。その結果、インダクタ30、31、32、33の磁束に起因する電磁雑音が減少し、スイッチング電源装置27の外部に放射される電磁雑音も、減少するという効果が得られる。
(第3実施形態)
図5は、第3の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置34は、直流電源2と、チョッパ回路35と、を備えている。
図5は、第3の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置34は、直流電源2と、チョッパ回路35と、を備えている。
チョッパ回路35は、スイッチング素子12と、電流制御素子13と、整流素子14と、入力フィルタコンデンサ11と、コンデンサ15と、出力フィルタコンデンサ16と、トランス17と、第3のインダクタ36と、を有する。トランス17は、磁気結合した第1のインダクタ18と、第2のインダクタ19と、ダイオード77と、を含む。
第3のインダクタ36は、トランス37に含まれたインダクタ38と、トランス40に含まれたインダクタ41により構成されている。トランス37、40は、トランス17と同等のものである。トランス37は、インダクタ38と磁気結合したインダクタ39も含んでいる。トランス40は、インダクタ41と磁気結合したインダクタ42も含んでいる。インダクタ39、42は、使用されない。図5の実施形態では、インダクタ38、41が、第4のインダクタに該当する。これ以外の要素は、図1のチョッパ回路3と同様とすることができる。
トランス17、37、40について、図6を参照しつつ説明する。
図6は、トランスの構造を例示する模式斜視図である。
トランス17、37、40および後述するトランス63、66、69、72として、例えば、ドラム型コアに導線を巻いた形態のものを用いることができる。ドラム型コア43a〜43gは、基板44a〜44g上に、垂直方向に配置されている。基板44aには、端子45a〜48aが付設されている。基板44bには、端子45b〜48bが付設されている。基板44cには、端子45c〜48cが付設されている。基板44dには、端子45d〜48dが付設されている。基板44eには、端子45e〜48eが付設されている。基板44fには、端子45f〜48fが付設されている。基板44gには、端子45g〜48gが付設されている。
図6は、トランスの構造を例示する模式斜視図である。
トランス17、37、40および後述するトランス63、66、69、72として、例えば、ドラム型コアに導線を巻いた形態のものを用いることができる。ドラム型コア43a〜43gは、基板44a〜44g上に、垂直方向に配置されている。基板44aには、端子45a〜48aが付設されている。基板44bには、端子45b〜48bが付設されている。基板44cには、端子45c〜48cが付設されている。基板44dには、端子45d〜48dが付設されている。基板44eには、端子45e〜48eが付設されている。基板44fには、端子45f〜48fが付設されている。基板44gには、端子45g〜48gが付設されている。
インダクタ18、19、38、39、41、42、64、65、67、68、70、71、73、74の巻き線は、ドラム型コア43a〜43gに、それぞれ同じ方向に巻かれている。インダクタ18の巻き始めは端子45aに接続され、巻き終わりは、端子46aに接続されている。インダクタ19の巻き始めは端子47aに接続され、巻き終わりは、端子48aに接続されている。インダクタ38の巻き始めは端子45bに接続され、巻き終わりは、端子46bに接続されている。インダクタ39の巻き始めは端子47bに接続され、巻き終わりは、端子48bに接続されている。インダクタ41の巻き始めは端子45cに接続され、巻き終わりは、端子46cに接続されている。インダクタ42の巻き始めは端子47cに接続され、巻き終わりは、端子48cに接続されている。
インダクタ64の巻き始めは端子45dに接続され、巻き終わりは、端子46dに接続されている。インダクタ65の巻き始めは端子47dに接続され、巻き終わりは、端子48dに接続されている。インダクタ67の巻き始めは端子45eに接続され、巻き終わりは、端子46eに接続されている。インダクタ68の巻き始めは端子47eに接続され、巻き終わりは、端子48eに接続されている。インダクタ70の巻き始めは端子45fに接続され、巻き終わりは、端子46fに接続されている。インダクタ71の巻き始めは端子47fに接続され、巻き終わりは、端子48fに接続されている。インダクタ73の巻き始めは端子45gに接続され、巻き終わりは、端子46gに接続されている。インダクタ74の巻き始めは端子47gに接続され、巻き終わりは、端子48gに接続されている。図6に表した、全インダクタは、巻き数が2回である。ただし、本実施の形態はこれには限定されず、所望のインダクタンスを得るために必要な巻き数とすることができる。
次に、トランス37、40の配置について、図7を参照しつつ説明する。
図7は、第3の実施形態に係るスイッチング電源装置のトランスの模式上面図である。
図7に表したように、トランス37、40は、基板上に近接して配置される。ドラム型コア43b、43c部に記載した矢印は、トランス37、40のインダクタ38、41に流れる電流の向きを示すものである。インダクタ38、41では、流れる電流の向きが逆になるよう配線している。この結果、インダクタ38、41に生じる磁束49b、49cの方向も互いに逆となる。
図7は、第3の実施形態に係るスイッチング電源装置のトランスの模式上面図である。
図7に表したように、トランス37、40は、基板上に近接して配置される。ドラム型コア43b、43c部に記載した矢印は、トランス37、40のインダクタ38、41に流れる電流の向きを示すものである。インダクタ38、41では、流れる電流の向きが逆になるよう配線している。この結果、インダクタ38、41に生じる磁束49b、49cの方向も互いに逆となる。
トランス37、40の基板上での配線について、図8を参照しつつ説明する。
図8は、第3の実施形態に係るスイッチング電源装置のトランスの部分を表す模式平面図である。
トランス37、40がプリント配線板上に実装され、導体パターン50によって、配線されている。図示してはいないが、トランス37、40の端子と導体パターン50とは、半田付け等により、電気的に接続されている。インダクタ39、42の端子47b、48b、47c、48cは、開放状態としている。インダクタ38、インダクタ41は、導体パターン50によって、直列に接続されている。インダクタ38の巻き終わりが接続された端子46bは、インダクタ41の巻き終わりが接続された端子46cに接続されている。これにより、インダクタ38、インダクタ41に流れる電流の向きは、互いに逆方向となる。
図8は、第3の実施形態に係るスイッチング電源装置のトランスの部分を表す模式平面図である。
トランス37、40がプリント配線板上に実装され、導体パターン50によって、配線されている。図示してはいないが、トランス37、40の端子と導体パターン50とは、半田付け等により、電気的に接続されている。インダクタ39、42の端子47b、48b、47c、48cは、開放状態としている。インダクタ38、インダクタ41は、導体パターン50によって、直列に接続されている。インダクタ38の巻き終わりが接続された端子46bは、インダクタ41の巻き終わりが接続された端子46cに接続されている。これにより、インダクタ38、インダクタ41に流れる電流の向きは、互いに逆方向となる。
なお、図示していないが、第1のインダクタ18の巻き終わりが接続された端子46aは、インダクタ38の巻き始めが接続された端子45bに接続され、インダクタ41の巻き始めが接続された端子45cは、高電位出力端子7に接続されている。
トランス37、40は、ドラム型コアを横置きとした形態であってもよい。これを図9を用いて説明する。
図9は、トランスの構造を例示する模式上面図である。
トランス51は、基板53上に、ドラム型コア52が水平方向に配置された構造を有する。基板53には、端子56、57、58、59が付設されている。インダクタ54、55の巻き線は、ドラム型コア52に、それぞれ同じ方向に巻かれている。インダクタ54の巻き始めは端子56に接続され、巻き終わりは、端子57に接続されている。インダクタ55の巻き始めは端子58に接続され、巻き終わりは、端子59に接続されている。このようなトランス形態のトランス2個を基板上に近接して配置する。この際、水平方向より見た、ドラム型コアの位置およびインダクタに流れる電流の向きが、図7と等価となるよう配置する。
図9は、トランスの構造を例示する模式上面図である。
トランス51は、基板53上に、ドラム型コア52が水平方向に配置された構造を有する。基板53には、端子56、57、58、59が付設されている。インダクタ54、55の巻き線は、ドラム型コア52に、それぞれ同じ方向に巻かれている。インダクタ54の巻き始めは端子56に接続され、巻き終わりは、端子57に接続されている。インダクタ55の巻き始めは端子58に接続され、巻き終わりは、端子59に接続されている。このようなトランス形態のトランス2個を基板上に近接して配置する。この際、水平方向より見た、ドラム型コアの位置およびインダクタに流れる電流の向きが、図7と等価となるよう配置する。
本実施の形態では、3個のトランスを設け、そのうち1個を第1のインダクタ18および第2インダクタ19として使用し、残りの2個を第4のインダクタとして使用している。第1のインダクタと第4のインダクタのインダクタンスが近い値の場合は、本実施の形態も採用できる。このような場合、第4のインダクタに該当するインダクタ38、41の合計を偶数とし、これらのインダクタを、近接して配置することが望ましい。
なお、チョッパ回路35の動作は、図1に関して前述したチョッパ回路3と同じである。
なお、チョッパ回路35の動作は、図1に関して前述したチョッパ回路3と同じである。
次に、第3の実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、図7に関して前述したように、第4のインダクタを近接して配置し、生じた磁束の向きを、隣接するインダクタ間で逆方向とすることにより、磁束が打ち消し合う。すると、インダクタ38、41近傍の磁束が弱まることとなる。その結果、インダクタ38、41の磁束に起因する電磁雑音が減少し、スイッチング電源装置34の外部に放射される電磁雑音も減少するという効果が得られる。
本実施形態によれば、図7に関して前述したように、第4のインダクタを近接して配置し、生じた磁束の向きを、隣接するインダクタ間で逆方向とすることにより、磁束が打ち消し合う。すると、インダクタ38、41近傍の磁束が弱まることとなる。その結果、インダクタ38、41の磁束に起因する電磁雑音が減少し、スイッチング電源装置34の外部に放射される電磁雑音も減少するという効果が得られる。
(第4実施形態)
図10は、第4の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置60は、直流電源2と、チョッパ回路61と、を備えている。
図10は、第4の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置60は、直流電源2と、チョッパ回路61と、を備えている。
チョッパ回路61は、スイッチング素子12と、電流制御素子13と、整流素子14と、入力フィルタコンデンサ11と、コンデンサ15と、出力フィルタコンデンサ16と、トランス17と、第3のインダクタ62と、を有する。トランス17は、磁気結合した第1のインダクタ18と、第2のインダクタ19と、ダイオード77と、を含む。
トランス63、66、69、72は、図6を参照しつつ前述したように、トランス17と同等のものとすることができる。トランス63は、磁気結合したインダクタ64と、インダクタ65と、を含む。トランス66は、磁気結合したインダクタ67と、インダクタ68と、を含む。トランス69は、磁気結合したインダクタ70と、インダクタ71と、を含む。トランス72は、磁気結合したインダクタ73と、インダクタ74と、を含む。第3のインダクタ62は、直列に接続され、インダクタンスの等しい、インダクタ64、67、70、73により構成されている。インダクタ65、68、71、74は、使用されない。図10の実施形態では、インダクタ64、67、70、73が、第4のインダクタに該当する。これ以外の要素は、図1に関して前述したチョッパ回路3と同様とすることができる。
トランス63、66、69、72の配置について、図11を参照しつつ説明する。
図11は、第4の実施形態に係るスイッチング電源装置のトランスの模式上面図である。
図11は、第4の実施形態に係るスイッチング電源装置のトランスの模式上面図である。
トランス63、66、69、72は、基板上に、格子状に近接して配置されている。インダクタ64、67、70、73に流れる電流の向きは、図11のドラム型コア43d〜g部に記載した矢印で示される。隣接するインダクタでは逆方向、対角にあるインダクタでは同じ方向としている。
この結果、隣接するインダクタ間に生じる磁束も、互いに逆方向となる。インダクタ64の磁束49dとインダクタ67の磁束49e、インダクタ97の磁束49eとインダクタ70の磁束49f、インダクタ70の磁束49fとインダクタ73の磁束49g、インダクタ73の磁束49gとインダクタ64の磁束49dは、それぞれ逆方向となる。
トランス63、66、69、72の基板上での配線について、図12を参照しつつ説明する。
図12は、第4の実施形態に係るスイッチング電源装置のトランスの部分を表す模式平面図である。
トランス63、66、69、72がプリント配線板上に実装され、導体パターン75、76によって、配線されている。導体パターン75、はトランス実装面である基板表面に配置され、導体パターン76は基板裏面に配置されている。図示してはいないが、トランス63、66、69、72の端子と導体パターン75、76とは、半田付け等により、電気的に接続されている。なお、基板裏面に配置された、導体パターン76は、スルーホール等の手段を介して、接続される。インダクタ65の端子47d、48d、インダクタ68の端子47e、48e、インダクタ71の端子48f、48f、インダクタ74の端子47g、48g、は、開放状態としている。インダクタ64、67、70、73は、導体パターン75、76によって、直列に接続されている。
図12は、第4の実施形態に係るスイッチング電源装置のトランスの部分を表す模式平面図である。
トランス63、66、69、72がプリント配線板上に実装され、導体パターン75、76によって、配線されている。導体パターン75、はトランス実装面である基板表面に配置され、導体パターン76は基板裏面に配置されている。図示してはいないが、トランス63、66、69、72の端子と導体パターン75、76とは、半田付け等により、電気的に接続されている。なお、基板裏面に配置された、導体パターン76は、スルーホール等の手段を介して、接続される。インダクタ65の端子47d、48d、インダクタ68の端子47e、48e、インダクタ71の端子48f、48f、インダクタ74の端子47g、48g、は、開放状態としている。インダクタ64、67、70、73は、導体パターン75、76によって、直列に接続されている。
インダクタ64の巻き終わりが接続された端子46dは、インダクタ67の巻き終わりが接続された端子46eに接続されている。インダクタ67の巻き始めが接続された端子45eは、インダクタ70の巻き始めが接続された端子45fに接続されている。インダクタ70の巻き終わりが接続された端子46fは、インダクタ73の巻き終わりが接続された端子46gに接続されている。これにより、インダクタ64、70に流れる電流の向きと、インダクタ67、73に流れる電流との向きと、は、互いに逆方向となる。
なお、図示していないが、第1のインダクタ18の巻き終わりが接続された端子46aは、インダクタ64の巻き始めが接続された端子45dに接続され、インダクタ73の巻き始めが接続された端子45gは、高電位出力端子7に接続されている。
図11の実施形態では、第4のインダクタに該当するインダクタ64、67、70、73の合計を偶数とし、これらのインダクタが格子状に近接して配置されている。ただし、本実施の形態はこれには限定されず、これらのインダクタは6個以上であってもよい。
なお、チョッパ回路61の動作は、図1に関して前述したチョッパ回路3と同じである。
なお、チョッパ回路61の動作は、図1に関して前述したチョッパ回路3と同じである。
次に、第4の実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、図11にて前述したように、第4のインダクタを構成するインダクタ64、67、70、73を格子状に近接して配置し、生じた磁束の向きを、隣接するインダクタ間で逆方向とすることにより、磁束が打ち消し合う。すると、インダクタ64、67、70、73近傍の磁束が弱まることとなる。その結果として、インダクタ64、67、70、73の磁束に起因する電磁雑音が減少し、スイッチング電源装置60の外部に放射される電磁雑音も、減少するという効果が得られる。
本実施形態によれば、図11にて前述したように、第4のインダクタを構成するインダクタ64、67、70、73を格子状に近接して配置し、生じた磁束の向きを、隣接するインダクタ間で逆方向とすることにより、磁束が打ち消し合う。すると、インダクタ64、67、70、73近傍の磁束が弱まることとなる。その結果として、インダクタ64、67、70、73の磁束に起因する電磁雑音が減少し、スイッチング電源装置60の外部に放射される電磁雑音も、減少するという効果が得られる。
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明したが、それらに限定されるものでは
なく、種々の変形が可能である。
なく、種々の変形が可能である。
例えば、スイッチング素子12、電流制御素子13および整流素子14は、GaN系HEMTには限定されない。例えば、半導体基板に炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)やダイヤモンドのようなワイドバンドギャップを有する半導体(ワイドバンドギャップ半導体)を用いて形成した半導体素子でもよい。ここで、ワイドバンドギャップ半導体とは、バンドギャップが約1.4eVのヒ化ガリウム(GaAs)よりもバンドギャップの広い半導体をいう。例えば、バンドギャップが1.5eV以上の半導体、リン化ガリウム(GaP、バンドギャップ約2.3eV)、窒化ガリウム(GaN、バンドギャップ約3.4eV)、ダイアモンド(C、バンドギャップ約5.27eV)、窒化アルミニウム(AlN、バンドギャップ約5.9eV)、炭化ケイ素(SiC)などが含まれる。
なお、照明負荷4はLEDに限らず、例えば、有機EL(Electro-Luminescence)やOLED(Organic light-emitting diode)などでもよい。
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明した。
しかし、実施形態はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、実施形態の特徴を備えている限り、実施形態の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
しかし、実施形態はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、実施形態の特徴を備えている限り、実施形態の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて複合させることができ、これらを組み合わせたものも実施形態の特徴を含む限り実施形態の範囲に包含される。その他、実施形態の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても実施形態の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…スイッチング電源装置、2…トランス、2…直流電源、3…チョッパ回路、4…照明負荷、5…高電位入力端子、6…低電位入力端子、7…高電位出力端子、8…低電位出力端子、9…交流電源、10…整流器、11…入力フィルタコンデンサ、12…スイッチング素子、13…電流制御素子、14…整流素子、15…コンデンサ、16…出力フィルタコンデンサ、17…トランス、18、19、20、21、22…インダクタ、23a、23b、23c…ドラム型コア、24a、24b、24c、24d、24e、24f…磁束、25…基板、26a、26b…巻き線、27…スイッチング電源装置、28…チョッパ回路、29、30、31、32、33…インダクタ、34…スイッチング電源装置、35…チョッパ回路、36…インダクタ、37…トランス、38、39…インダクタ、40…トランス、41、42…インダクタ、43a、43b、43c、43d、43e、43f、43g…ドラム型コア、44a、44b、44c、44d、44e、44f、44g…基板、45a、45b、45c、45d、45e、45f、45g…端子、46a、46b、46c、46d、46e、46f、46g…端子、47a、47b、47c、47d、47e、47f、47g…端子、48a、48b、48c、48d、48e、48f、48g…端子、49b、49c、49d、49e、49f、49g…磁束、50…導体パターン、51…トランス、52…ドラム型コア、53…基板、54、55…インダクタ、56、57、58、59…端子、60…スイッチング電源装置、61…チョッパ回路、62…インダクタ、63…トランス、64、65…インダクタ、66…トランス、67、68…インダクタ、69…トランス、70、71…インダクタ、72…トランス、73、74…インダクタ、75、76…導体パターン、77…ダイオード
Claims (4)
- 直流電源と、
前記直流電源の出力電圧を変換するチョッパ回路と、
を備え、
前記チョッパ回路は、
第1のインダクタと、
前記第1のインダクタと磁気結合する第2のインダクタと、
前記第1のインダクタに接続された第3のインダクタと、
オン時に前記直流電源から前記第1のインダクタおよび前記第3のインダクタへ増加電流を流すスイッチング素子と、
前記スイッチング素子に直列に接続された電流制御素子と、
前記スイッチング素子のオフ時に前記第1のインダクタおよび前記第3のインダクタに減少電流を流す整流素子と、
前記スイッチング素子をオンさせて前記増加電流により前記電流制御素子が飽和状態に達した時に前記スイッチング素子のゲート電圧を制御してオフさせる駆動回路と、
を有し、
前記第3のインダクタは、
インダクタンスの等しい偶数個の第4のインダクタを含むとともに、それぞれの前記第4のインダクタが発生する磁束が隣接する前記第4のインダクタとの間で互いに逆方向となるように配置されたスイッチング電源装置。 - 前記偶数個の第4のインダクタのそれぞれは、トランスに設けられ磁気結合した一対のインダクタのいずれかである請求項1記載のスイッチング電源装置。
- 前記偶数個の第4のインダクタのそれぞれは、前記第4のインダクタのそれぞれの巻き線に流れる電流の向きが隣接する前記第4のインダクタとの間で互いに逆方向となるよう配線された請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載のスイッチング電源装置と、
前記スイッチング電源装置の負荷となる照明負荷と、
を備えた照明装置。
Priority Applications (1)
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DE102016111394A1 (de) | 2015-07-07 | 2017-01-12 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Beleuchtungsvorrichtung und beleuchtungskörper |
JP2017130614A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | リコーイメージング株式会社 | 電子回路装置 |
CN111758210A (zh) * | 2018-02-19 | 2020-10-09 | 夏普株式会社 | 整流电路以及电源装置 |
-
2013
- 2013-09-25 JP JP2013199058A patent/JP2015065775A/ja active Pending
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