JP2015065689A - 移動通信システム、基地局、上位装置、ゲートウェイ装置、通信方法、プログラム - Google Patents

移動通信システム、基地局、上位装置、ゲートウェイ装置、通信方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】HNB間でRFCI情報が一致しない場合の解決方法を提供する。
【解決手段】移動通信システムは、端末と、端末が移動前に接続する移動元基地局と、端末が移動後に接続する移動先基地局と、移動元基地局および移動先基地局を配下に持つ上位装置と、を有する。ここで、移動元基地局および移動先基地局は、音声符号化における制御情報が予め設定されており、前記移動元基地局は、自局の制御情報を第1のメッセージに含め、第1のメッセージを上位装置に送信し、上位装置は、移動元基地局の制御情報を第2のメッセージに含め、第2のメッセージを移動先基地局に送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動通信システム、基地局、上位装置、ゲートウェイ装置、通信方法、プログラムに関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)の既存の移動通信システムとして、Node−B(基地局)と、RNC(Radio Network Controller)と、CN(Core Network:コアネットワーク)と、から構成される移動通信システムがある。
このような構成の移動通信システムにおける音声データの符号化方式として、AMR(Adaptive Multi-Rate)が挙げられる。AMRは、回線状況等に応じて、動的に音声データのレートを変更する方式である。
AMRを用いる移動通信システムでは、音声データの符号化と復号化のレートを同じにするために、CN内にトランスコーダを設置し、必要に応じて、トランスコーダにより再符号化(トランスコード)を行っている。
AMRにより符号化された音声データのデータフレームは、データサイズが異なる複数のサブフローから構成される。これら複数のサブフレームの組み合わせは、音声データのレートに応じて異なり、その組み合わせごとにRFCI(RAB sub-Flow Combination Indicator)値が識別子として規定されている。すなわち、RFCI値は、音声データのレートごとに定義されることになる。
また、AMRを用いる移動通信システムでは、各Node−Bに、音声符号化における制御情報として、RFCI情報が設定されている。RFCI情報は、RFCI値ごとに、そのRFCI値が示すデータフレームの構造を識別する情報、具体的には、そのデータフレームを構成するサブフロー数とサブフロー毎のデータサイズに関する情報を含んでいる。なお、RFCI情報は、AMR以外に、Wide−Band AMR(広帯域の音声コーデック)やCSストリーミングサービス(Faxやモデム通信)にも用いられる。
Node−Bは、あるレートで符号化した音声データを送信する場合、そのレートに対応するRFCI値を付加した音声データを他のNode−Bに送信し、また、他のNode−Bから音声データを受信した場合、その音声データに付加されているRFCI値に対応するレートで、その音声データを復号化する。
ここで、UE(User Equipment:端末)が2つのNode−Bを介して音声通話を行う場合に、2つのNode−B間でRFCI情報が一致していれば、これら2つのRFCI情報において、各RFCI値は同じ構造のデータフレームを示していることになる。そのため、2つのNode−B間では、CN内のトランスコーダを経由しなくても、同じレートで音声データの符号化/復号化を行うことが可能となる。このようにトランスコーダを経由せずに音声通話を行う方式を、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO:Transcoder Free Operation)という。この方式は、3GPP TS23.153(非特許文献1)で規定されている。
その一方、2つのNode−B間でRFCI情報が不一致であれば、これら2つのRFCI情報においては、RFCI値が同じであっても、異なる構造のデータフレームを示している場合がある。この場合、トランスコーダを経由しないと、2つのNode−B間で同じレートで音声データの符号化/復号化を行うことはできないことから、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま音声通話を行うことはできない。
したがって、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うには、2つのNode−B間でRFCI情報を一致させることが望ましい。
しかし、移動通信システムでは、UEの移動が頻繁に発生するため、UEが移動前に接続する移動元Node−BとUEが移動後に接続する移動先Node−BとでRFCI情報が一致しない場合も多いと考えられる。
そこで、3GPP TS25.415(非特許文献2)では、UEの移動元Node−Bが接続されるRNCと移動先Node−Bが接続されるRNCとが異なる、いわゆるSRNS(Serving Radio Network Subsystem)リロケーションの発生時に、RNC間で、CNを介して、Iu−UP(Iu interface user plane)プロトコルにて規定されるIu−UP Initializationメッセージにより、RFCI情報の引継ぎを行うことが規定されている。
3GPP TS 23.153 3GPP TS 25.415 3GPP TS 25.413 3GPP TS 25.467 3GPP TS 25.468 3GPP TS 25.469
ところで、昨今、3GPPでは、HNB(Home Node-B:小型基地局)と呼ばれる、家庭および小規模オフィス向けの小型基地局と、HNB−GW(Home Node-Gateway)と、CNと、から構成される移動通信システムが検討されている。この移動通信システムの構成を、図1を用いて詳細に説明する。
図1を参照すると、この移動通信システムは、UE1と、HNB−S2と、HNB−T3と、HNB−GW4と、CNノード5を含むCN6と、HNB−GW7と、HNB−X8と、を有する。
UE1は、第3世代移動携帯電話(端末)である。
HNB−S2、HNB−T3、およびHNB−X8は、家庭および小規模オフィス向けの小型基地局である。
HNB−S2は、UE1が移動前に接続する移動元HNBである。
HNB−T3は、UE1が移動後に接続する移動先HNBである。
HNB−X8は、UE1の通信相手のUE(不図示)を配下に持つHNBである。
HNB−GW4は、HNB−S2およびHNB−T3をCN6に接続するゲートウェイ装置であり、また、HNB−GW7は、HNB−X8をCN6に接続するゲートウェイ装置である。
CN6は、第3世代移動交換網である。
CNノード5は、CN6内に設けられたHMS(Home NodeB Management System)やMSC(Mobile Switching Center)などのコアネットワーク装置である。
UE1は、同一のHNB−GW4配下のHNB−S2からHNB−T3へ移動する。このような移動を、intra−HNB−GWリロケーションと呼ぶ。
UE1は、移動前は、HNB−S2、HNB−GW4、CN6、HNB−GW7、およびHNB−X8を介して、HNB−X8配下のUEと音声通話を行う。
また、UE1は、移動後は、HNB−T3、HNB−GW4、CN6、HNB−GW7、およびHNB−X8を介して、HNB−X8配下のUEと音声通話を行う。
なお、図1において、UE1の通信相手の対向のシステムは、HNB−X8/HNB−GW7/CN6で構成される3GPP無線通信システムになっているが、既存のNode−B/RNC/CNで構成される3GPP無線通信システムであってもよい。
ここで、HNBは、携帯電話事業者ではなく、個人が設置することが想定される。そのため、HNB−S2およびHNB−T3は、同一のHNB−GW4の配下にあるものの、ベンダが異なることが想定される。
従って、UE1によるHNB−S2とHNB−T3間のintra−HNB−GWリロケーションの発生時に、HNB−S2とHNB−T3間でRFCI情報が一致しないことも十分に考えられる。
もし、RFCI情報が一致しない場合、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができなくなるという課題が生じる。
そこで、3GPPでは、HNB/HNB−GW/CNで構成される移動通信システムにおいても、HNB間のintra−HNB−GWリロケーションの方法の標準化に向けた議論がなされているが、HNB間でRFCI情報が一致しない場合の解決方法は何ら提示されていない。
そこで、本発明の目的は、上述した課題を解決し、HNB間のintra−HNB−GWリロケーション発生時にも、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる移動通信システム、基地局、上位装置、ゲートウェイ装置、通信方法、プログラムを提供することにある。
本発明の第1の移動通信システムは、
端末と、前記端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、前記移動元基地局および前記移動先基地局を配下に持つ上位装置と、を有してなる移動通信システムであって、
前記移動元基地局および前記移動先基地局は、音声符号化における制御情報が予め設定されており、
前記移動元基地局は、自局の前記制御情報を第1のメッセージに含め、該第1のメッセージを前記上位装置に送信し、
前記上位装置は、前記移動元基地局の前記制御情報を第2のメッセージに含め、該第2のメッセージを前記移動先基地局に送信する。
本発明の第2の移動通信システムは、
端末と、前記端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、前記移動元基地局および前記移動先基地局をコアネットワークに接続するゲートウェイ装置と、を有してなる移動通信システムであって、
前記移動元基地局および前記移動先基地局は、音声符号化における制御情報として、識別子ごとに、該識別子が示す、音声符号化された音声データのデータフレームの構造を識別する制御情報が予め設定されており、
前記移動元基地局は、自局の前記制御情報を第1のメッセージに含め、該第1のメッセージを前記ゲートウェイ装置に送信し、
前記移動先基地局は、自局の前記制御情報を第2のメッセージに含め、該第2のメッセージを前記ゲートウェイ装置に送信し、
前記ゲートウェイ装置は、
前記第1のメッセージに含まれる、前記移動元基地局の前記制御情報と、前記第2のメッセージに含まれる、前記移動先基地局の前記制御情報と、を格納し、
前記移動元基地局および前記移動先基地局の前記制御情報が一致しない場合、以降に、前記移動先基地局から音声データを受信すると、該音声データに付加されている識別子を、前記移動元基地局の前記制御情報内で同じ構造のデータフレームを示している識別子に変換し、
前記変換された識別子が付加された音声データを前記コアネットワークに送信する。
本発明の第1の基地局は、
端末が移動前に接続する移動元の基地局であって、
音声符号化における制御情報が予め設定されており、自局の前記制御情報をメッセージに含める制御部と、
前記メッセージを上位装置に送信する送受信部と、を有する。
本発明の第2の基地局は、
端末が移動後に接続する移動先の基地局であって、
音声符号化における制御情報が予め設定されている制御部と、
上位装置から、前記端末が移動前に接続していた移動元の基地局の前記制御情報を含む第1のメッセージを受信する送受信部と、を有する。
本発明の上位装置は、
端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、を配下に持つ上位装置であって、
前記移動元基地局および前記移動先基地局は、音声符号化における制御情報が予め設定されており、
前記移動元基地局から、前記移動元基地局の前記制御情報を含む第1のメッセージを受信する送受信部と、
前記移動元基地局の前記制御情報を第2のメッセージに含める制御部と、を有し、
前記送受信部は、前記第2のメッセージを前記移動先基地局に送信する。
本発明のゲートウェイ装置は、
端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、をコアネットワークに接続するゲートウェイ装置であって、
前記移動元基地局および前記移動先基地局は、音声符号化における制御情報として、識別子ごとに、該識別子が示す、音声符号化された音声データのデータフレームの構造を識別する制御情報が予め設定されており、
前記移動元基地局から、前記移動元基地局の前記制御情報を含む第1のメッセージを受信するとともに、前記移動先基地局から、前記移動先基地局の前記制御情報を含む第2のメッセージを受信する送受信部と、
前記第1のメッセージに含まれる、前記移動元基地局の前記制御情報と、前記第2のメッセージに含まれる、前記移動先基地局の前記制御情報と、を格納する記憶部と、
前記移動元基地局および前記移動先基地局の前記制御情報が一致しない場合、以降に、前記移動先基地局から音声データを受信すると、該音声データに付加されている識別子を、前記移動元基地局の前記制御情報内で同じ構造のデータフレームを示している識別子に変換する制御部と、
前記変換された識別子が付加された音声データを前記コアネットワークに送信する第2の送受信部と、を有する。
本発明の第1の通信方法は、
端末と、前記端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、前記移動元基地局および前記移動先基地局を配下に持つ上位装置と、を有してなる移動通信システムによる通信方法であって、
前記移動元基地局が、自局の音声符号化における制御情報を第1のメッセージに含め、該第1のメッセージを前記上位装置に送信するステップと、
前記上位装置が、前記移動元基地局の前記制御情報を第2のメッセージに含め、該第2のメッセージを前記移動先基地局に送信するステップと、を有する。
本発明の第2の通信方法は、
端末と、前記端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、前記移動元基地局および前記移動先基地局をコアネットワークに接続するゲートウェイ装置と、を有してなる移動通信システムによる通信方法であって、
前記移動元基地局が、自局の音声符号化における制御情報として、識別子ごとに、該識別子が示す、音声符号化された音声データのデータフレームの構造を識別する制御情報を第1のメッセージに含め、該第1のメッセージを前記ゲートウェイ装置に送信するステップと、
前記移動先基地局が、自局の前記制御情報を第2のメッセージに含め、該第2のメッセージを前記ゲートウェイ装置に送信するステップと、
前記ゲートウェイ装置が、前記第1のメッセージに含まれる、前記移動元基地局の前記制御情報と、前記第2のメッセージに含まれる、前記移動先基地局の前記制御情報と、を格納するステップと、
前記ゲートウェイ装置が、前記移動元基地局および前記移動先基地局の前記制御情報が一致しない場合、以降に、前記移動先基地局から音声データを受信すると、該音声データに付加されている識別子を、前記移動元基地局の前記制御情報内で同じ構造のデータフレームを示している識別子に変換するステップと、
前記ゲートウェイ装置が、前記変換された識別子が付加された音声データを前記コアネットワークに送信するステップと、を有する。
本発明の第3の通信方法は、
端末が移動前に接続する移動元の基地局による通信方法であって、
自局の音声符号化における制御情報をメッセージに含めるステップと、
前記メッセージを上位装置に送信するステップと、を有する。
本発明の第4の通信方法は、
端末が移動後に接続する移動先の基地局による通信方法であって、
上位装置から、前記端末が移動前に接続していた移動元の基地局の音声符号化における制御情報を含む第1のメッセージを受信するステップと、を有する。
本発明の第5の通信方法は、
端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、を配下に持つ上位装置による通信方法であって、
前記移動元基地局から、前記移動元基地局の音声符号化における制御情報を含む第1のメッセージを受信するステップと、
前記移動元基地局の前記制御情報を第2のメッセージに含めるステップと、
前記第2のメッセージを前記移動先基地局に送信するステップと、を有する。
本発明の第6の通信方法は、
端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、をコアネットワークに接続するゲートウェイ装置による通信方法であって、
前記移動元基地局から、前記移動元基地局の音声符号化における制御情報として、識別子ごとに、該識別子が示す、音声符号化された音声データのデータフレームの構造を識別する制御情報を含む第1のメッセージを受信するとともに、前記移動先基地局から、前記移動先基地局の前記制御情報を含む第2のメッセージを受信するステップと、
前記第1のメッセージに含まれる、前記移動元基地局の前記制御情報と、前記第2のメッセージに含まれる、前記移動先基地局の前記制御情報と、を格納するステップと、
前記移動元基地局および前記移動先基地局の前記制御情報が一致しない場合、以降に、前記移動先基地局から音声データを受信すると、該音声データに付加されている識別子を、前記移動元基地局の前記制御情報内で同じ構造のデータフレームを示している識別子に変換するステップと、
前記変換された識別子が付加された音声データを前記コアネットワークに送信するステップと、を有する。
本発明の第1のプログラムは、
端末が移動前に接続する移動元の基地局に、
自局の音声符号化における制御情報をメッセージに含める手順と、
前記メッセージを上位装置に送信する手順と、を実行させる。
本発明の第2のプログラムは、
端末が移動後に接続する移動先の基地局に、
上位装置から、前記端末が移動前に接続していた移動元の基地局の音声符号化における制御情報を含む第1のメッセージを受信する手順を実行させる。
本発明の第3のプログラムは、
端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、を配下に持つ上位装置に、
前記移動元基地局から、前記移動元基地局の音声符号化における制御情報を含む第1のメッセージを受信する手順と、
前記移動元基地局の前記制御情報を第2のメッセージに含める手順と、
前記第2のメッセージを前記移動先基地局に送信する手順と、を実行させる。
本発明の第4のプログラムは、
端末が移動前に接続する移動元基地局と、前記端末が移動後に接続する移動先基地局と、をコアネットワークに接続するゲートウェイ装置に、
前記移動元基地局から、前記移動元基地局の音声符号化における制御情報として、識別子ごとに、該識別子が示す、音声符号化された音声データのデータフレームの構造を識別する制御情報を含む第1のメッセージを受信するとともに、前記移動先基地局から、前記移動先基地局の前記制御情報を含む第2のメッセージを受信する手順と、
前記第1のメッセージに含まれる、前記移動元基地局の前記制御情報と、前記第2のメッセージに含まれる、前記移動先基地局の前記制御情報と、を格納する手順と、
前記移動元基地局および前記移動先基地局の前記制御情報が一致しない場合、以降に、前記移動先基地局から音声データを受信すると、該音声データに付加されている識別子を、前記移動元基地局の前記制御情報内で同じ構造のデータフレームを示している識別子に変換する手順と、
前記変換された識別子が付加された音声データを前記コアネットワークに送信する手順と、を実行させる。
本発明の第1の移動通信システムによれば、移動元基地局は、自局の制御情報を上位装置に送信し、上位装置は、移動元基地局の制御情報を移動先基地局に送信する。
したがって、移動先基地局は、移動元基地局から制御情報を引き継ぐことができるため、移動元基地局と移動先基地局間のリロケーション発生時に、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる。
本発明の第2の移動通信システムによれば、ゲートウェイ装置は、移動元基地局および移動先基地局の制御情報が一致しない場合、以降、移動先基地局から受信した音声データに付加されている識別子を、移動元基地局の制御情報内で同じ構造のデータフレームを示している識別子に変換する。
したがって、移動元基地局と移動先基地局間で制御情報を引き継がなくても、移動元基地局と移動先基地局間のリロケーション発生時に、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる。
HNB/HNB−GW/CNで構成される移動通信システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムにおけるHNBと上位装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態の移動通信システムにおけるHNBとHNB−GWの内部構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の移動通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態により変更されたRANAP:Relocation Requiredメッセージを示す図である。 本発明の第2の実施形態により変更されたRANAP:Relocation Requestメッセージを示す図である。 本発明の第2の実施形態により変更されたIu−UP Protocolの状態遷移図である。 本発明の第3の実施形態の移動通信システムにおけるHNBとHNB−GWの内部構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の移動通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態により変更されたRUA Direct Transferメッセージを示す図である。 本発明の第4の実施形態の移動通信システムにおけるHNBとHNB−GWの内部構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態の移動通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第5の実施形態の移動通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第6の実施形態の移動通信システムにおけるCNノードの内部構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態の移動通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第7の実施形態の移動通信システムにおけるHNBとHNB−GWの内部構成を示すブロック図である。 本発明の第7の実施形態の移動通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第8の実施形態の移動通信システムにおけるHNBとHNB−GWの内部構成を示すブロック図である。 本発明の第8の実施形態の移動通信システムの動作を説明するシーケンス図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、以下で説明する実施形態において、移動通信システムの全体構成自体は、図1に示したものと同様である。
(第1の実施形態)
本実施形態は、HNB−S2およびHNB−T3と、HNB−GW4またはCNノード5のいずれかである上位装置(以下、上位装置9と称す)と、に特徴がある。
本実施形態では、HNB−S2のRFCI情報を、HNB−S2から上位装置9を介してHNB−T3に通知する。
図2を参照すると、本実施形態のHNB−S2は、HNB−S2のRFCI情報を第1のメッセージに含める制御部21Aと、その第1のメッセージを上位装置9に送信する送受信部22Aと、を有する。
また、本実施形態の上位装置9は、HNB−S2から第1のメッセージを受信する送受信部91Aと、第1のメッセージに含まれるRFCI情報を第2のメッセージに含める制御部92Aと、を有し、送受信部91Aは、第2のメッセージをHNB−T3に送信する。
また、本実施形態のHNB−T3は、上位装置9から第2のメッセージを受信する送受信部31Aと、HNB−T3のRFCI情報を初期化し、第2のメッセージに含まれるRFCI情報に設定(再設定)する制御部32Aと、を有する。
以下、本実施形態の移動通信システムの動作について、図3に示すシーケンス図に沿って説明する。
HNB−S2は、ステップS101において、HNB−S2のRFCI情報を含む第1のメッセージを上位装置9に送信する。
上位装置9は、ステップS102において、HNB−S2から受信した第1のメッセージに含まれるRFCI情報を含む第2のメッセージを、HNB−T3に送信する。
上述したように本実施形態においては、HNB−T3は、HNB−S2から上位装置9を介してRFCI情報を引き継ぐことができるため、HNB−S2とHNB−T3間のintra−HNB−GWリロケーション発生時にも、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができるという効果が得られる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、上位装置9をHNB−GW4として、第1の実施形態をより具体化した例である。
本実施形態では、HNB−S2のRFCI情報を、RANAPメッセージにより、HNB−S2からHNB−GW4を介してHNB−T3に通知する。
図4を参照すると、本実施形態のHNB−GW4は、対HNB送受信部41Bと、RANAP機能部42Bと、対CN送受信部43Bと、Iu−UPフレーム制御部44Bと、Iu−UPフレーム転送部45Bと、RFCI保持部46Bと、を有する。なお、図4において、対HNB送受信部41Bが図2の送受信部91Aを構成し、その他の機能ブロックが図2の制御部92Aを構成する。
また、本実施形態のHNB−S2は、対HNB−GW送受信部21Bと、RANAP機能部22Bと、Iu−UPフレーム制御部23Bと、Iu−UPフレーム転送部24Bと、を有する。なお、図4において、対HNB−GW送受信部21Bが図2の送受信部22Aを構成し、その他の機能ブロックが図2の制御部21Aを構成する。
また、本実施形態のHNB−T3は、対HNB−GW送受信部31Bと、RANAP機能部32Bと、Iu−UPフレーム制御部33Bと、Iu−UPフレーム転送部34Bと、を有する。なお、図4において、対HNB−GW送受信部31Bが図2の送受信部31Aを構成し、その他の機能ブロックが図2の制御部32Aを構成する。
対HNB送受信部41Bは、HNB−S2およびHNB−T3と接続するためのインタフェースを有し、HNB−S2およびHNB−T3との間で音声データの送受信を行う。
RANAP機能部22B,32B,42Bは、3GPP TS25.413(非特許文献3)で規定されるRANAP(Radio Access Network Application Part)プロトコル機能を実現する。例えば、RANAP機能部22B,32B,42Bは、RANAPメッセージを生成する機能と、RANAPメッセージを終端する機能と、を有する。
対CN送受信部43Bは、CNノード5と接続するためのインタフェースを有し、CNノード5の間で音声データの送受信を行う。
Iu−UPフレーム制御部23B,33B,44Bは、3GPP TS25.415(非特許文献2)で規定されるIu−UPプロトコル機能を実現する。例えば、Iu−UPフレーム制御部23B,33B,44Bは、Iu−UP Initializationメッセージ(以下、Iu−UP Initメッセージと略す)を生成する機能と、Iu−UP Initメッセージを終端する機能と、を有する。それに加えて、Iu−UPフレーム制御部44Bは、Iu−UP Initメッセージに含まれるRFCI情報をRFCI保持部46Bへ通知する機能と、Iu−UP Initializationの再起動が生じた場合に、RFCI保持部46BへRFCI情報の比較要求をする機能と、を有する。
Iu−UPフレーム転送部24B,34B,45Bは、3GPP TS25.415(非特許文献2)で規定されるIu−UPプロトコル機能を実現する。例えば、Iu−UPフレーム転送部24B,34B,45Bは、Iu−UPフレームデータを転送する機能を有する。
RFCI保持部46Bは、Iu−UPフレーム制御部44Bから通知されたRFCI情報を保持する機能と、Iu−UPフレーム制御部44BからのRFCI情報の比較要求に基づいて比較結果を通知する機能と、を有する。
対HNB−GW送受信部21B,31Bは、HNB−GW4と接続するためのインタフェースを有し、HNB−GW4との間で音声データの送受信を行う。
ここで、本実施形態に関連する3GPPの現状の2つの規定について説明する。
(1)第1の規定
3GPP TS25.415(非特許文献2)では、UEとCN間の無線アクセスベアラ(RAB:Radio Access Bearer)に関するRABパラメータを、CNとRNC(HNB−GW)間でRANAPメッセージにより通知することが規定されている。具体的には、RABパラメータは、サービスの種類に応じたQoS(Quality of Service)のパラメータ(データ伝送レート、ブロックサイズ、エラー率など)である。
しかし、RABパラメータは、Iu−UP Initializationメッセージによりやり取りされるRFCI情報と密接に関係しており、RABパラメータの変更(RAB Modifiation)を伴わず、Iu−UP Initializationの再起動によりRFCI情報のみを変更した場合、状態の不整合が生じる恐れがある。
そのため、3GPP TS25.415(非特許文献2)では、そのような手続きが発生しないようにするため、RAB Modifiationを除いて、同一SRNSからのIu−UP Initializationの再起動を行ってはならないと規定している(第1の規定)。
もし、既存のNode−B/RNC/CNで構成される移動通信システムにおける、Iu−UP InitializationメッセージによりRFCI情報の引継ぎを行う機能を、HNB/HNB−GW/CNで構成される移動通信システムに適用した場合、図1において、HNB−S2およびHNB−T3の各々からCN6に対してIu−UP Initializationを起動することになる。しかし、この場合、CN6から見と、同一SRNS(HNB−GW4)によりIu−UP Initializationの再起動を行ったことになるため、第1の規定に違反する。
(2)第2の規定
上記第1の規定の問題は、Iu−UP Initializationメッセージを、HNB−GWで終端する(すなわち、CNで終端しない)ことで、解決することができると考えられる。
しかし、3GPP TS25.467(非特許文献4)では、HNB−GWでIu−UPメッセージを終端した場合、HNB−GWでの信号処理の増加や処理の複雑化が懸念されるため、Iu−UPプロトコルのメッセージはHNB−GWにて終端しないと規定されている(第2の規定)。そのため、Iu−UP InitializationメッセージをHNB−GWで終端した場合、第2の規定に違反する。
本実施形態では、上記の第1の規定および第2の規定を変更することなく、HNB−S2とHNB−T3間のintra−HNB−GWリロケーション発生時に、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことを可能にするものである。
以下、本実施形態の動作について、図5に示すシーケンス図に沿って説明をする。
まず、HNB−S2は、ステップS201において、HNB−S2からのUE1の移動を要求するRANAP:Relocation RequiredメッセージをHNB−GW4へ送信することにより、Relocation手順を開始する。
本実施形態では、3GPP TS25.413(非特許文献3)の9.1.9のRANAP:Relocation Requiredメッセージにおいて、Iu−UP InitメッセージのRFCI情報を追加する。図6に、本実施形態により変更されたRANAP:Relocation Requiredメッセージを示す。なお、図6は、変更された箇所のみを示している。本実施形態のRANAP:Relocation Requiredメッセージには、RFCI値である“RFCI”と、そのRFCI値が示すデータフレームを構成するサブフロー数である“RCFI Subflow”と、サブフロー毎のデータサイズである“Length of Subflow”と、がRFCI情報として追加されている。
HNB−GW4は、RANAP:Relocation RequiredメッセージをRANAP機能部42Bにて終端し、RFCI情報を取得する。
さらに、HNB−GW4は、ステップS202において、HNB−T3へのUE1の移動を要求するRANAP:Relocation RequestメッセージをHNB−T3へ送信することにより、HNB−T3のリソースの確保を要求する。
本実施形態では、ステップS201にて、RANAP:Relocation RequiredメッセージにRFCI情報が含まれていた場合、RANAP機能部42Bは、RFCI情報を取得し、そのRFCI情報をRANAP:Relocation Requestメッセージに含める。
すなわち、本実施形態では、3GPP TS25.413(非特許文献3)の9.1.10のRANAP:Relocation Requestメッセージにおいて、RFCI情報を追加する。図7に、本実施形態により変更されたRANAP:Relocation Requestメッセージを示す。なお、図7は、変更された箇所のみを示している。本実施形態のRANAP:Relocation Requestメッセージには、図6のRANAP:Relocation Requiredメッセージと同様に、RFCI値である“RFCI”と、そのRFCI値が示すデータフレームを構成するサブフロー数である“RCFI Subflow”と、サブフロー毎のデータサイズである“Length of Subflow”と、がRFCI情報として追加されている。
HNB−T3は、RANAP:Relocation RequestメッセージをRANAP機能部32Bにて終端する。もし、そのRANAP:Relocation RequestメッセージにRFCI情報が含まれていた場合、HNB−T3は、HNB−T3のRFCI情報を初期化し、RANAP:Relocation Requestメッセージに含まれるRFCI情報に再設定する。
これにより、HNB−T3は、以降、UE1からの上りの音声データおよびCN6からの下りの音声データを受信した場合、その音声データに付加されているRFCI値によって、その音声データのデータフレームの構造、さらにはレートを正しく認識することができる。
さらに、本実施形態では、HNB−T3の状態遷移に関する、3GPP TS25.415(非特許文献2)のIu−UP Protocolの状態遷移図において、“NULL”状態から直接“Support Mode Data Transfer Ready”状態に遷移する条件を追加する。図8に、本実施形態により変更されたIu−UP Protocol状態遷移図のイメージを示す。図8は、RFCI情報を含むRANAP:Relocation Requestメッセージ(図8では、Intra−HNB−GW Relocation−Reqとしている)を受信した際に、“NULL”状態から直接“Support Mode Data Transfer Ready”状態に遷移することを意味する。
これにより、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、HNB−T3は、RANAP:Relocation Requestメッセージを受信すると、これをトリガーにして、Iu−UPフレーム転送部33Bの状態を、“NULL”状態から、“Support Mode Data Transfer Ready“状態に遷移させ、Iu−UPフレームデータを転送可能な状態になる。
なお、本実施形態では、“NULL”状態から“Support Mode Data Transfer Ready”状態へ遷移させる信号名を、Intra−HNB−GW Relocation−Reqとしたが、信号名はこれに限定されない。
以下のステップS203〜S211は、HNB/HNB−GW/CNで構成される移動通信システムにおいて、現在検討されているIntra HNB−GW Relocation手順の検討案の1つとしてよく知られており、本発明とは直接関係しない。
ステップS202の実行後、HNB−T3は、ステップS203において、RANAP:Relocation Request ACKメッセージをHNB−GW4へ送信することにより、RANAP:Relocation Requestメッセージに対する応答を行う。
次に、HNB−GW4は、ステップS204において、Relocation commandメッセージをHNB−S2へ送信することにより、Relocationの開始を指示する。
次に、HNB−S2は、ステップS205において、RRC:ReconfigurationメッセージをUE1へ送信することにより、無線チャネルの再構成を指示する。
次に、HNB−T3は、ステップS206において、無線Layer1での同期により、UE1を検出し、Relocation DetectメッセージをHNB−GW4へ送信することにより、UE1を検出したことを通知する。
次に、UE1は、ステップS207において、RRC:Reconfiguration CompleteメッセージをHNB−T3へ送信することにより、無線リソースの割り当てが完了したことを通知する。
次に、HNB−T3は、ステップS208において、RANAP:Relocation CompleteメッセージをHNB−GW4へ送信することにより、Relocationが完了したことを通知する。
次に、HNB−GW4は、ステップS209において、RANAP:Iu Release CommandメッセージをHNB−S2へ送信することにより、HNB−S2のリソースの解放を要求する。
次に、HNB−S2は、ステップS210において、RANAP:Iu Release CompleteメッセージをHNB−GW4へ送信することにより、HNB−S2のリソースが解放されたことを通知する。
その後、UE1は、ステップS211において、HNB−T3を介してHNB−GW4と音声データ(ユーザデータ)の送受信を行う。
上述したように本実施形態では、HNB−S2は、HNB−S2のRFCI情報を、RANAP:Relocation RequiredメッセージによりHNB−GW4に通知し、HNB−GW4は、HNB−S2のRFCI情報を、RANAP:Relocation RequestメッセージによりHNB−T3に通知するため、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、HNB−T3は、HNB−S2からRFCI情報を引き継ぐことが可能になる。
また、HNB−T3は、HNB−GW4からのRANAP:Relocation Requestメッセージの受信をトリガーにして、音声データを転送可能な状態に遷移するため、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、音声データを送信することが可能になる。
したがって、HNB−T3は、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、HNB−S2からRFCI情報を引き継ぎ、音声データを送信することが可能になるため、HNB−S2とHNB−T3間のintra−HNB−GWリロケーション発生時にも、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる。
また、本実施形態では、Iu−UP Initialization手順を実行する必要がないため、3GPPにおいて、同一SRNS(HNB−GW4)からのIu−UP Initializationの再起動を許容しない第1の規定を変更する必要がない。
また、本実施形態では、Iu−UP InitializationメッセージをHNB−GWで終端する必要がないため、3GPPにおいて、Iu−UPプロトコルのメッセージがHNB−GWにて終端することを許容しない第2の規定も変更する必要がない。
また、本実施形態では、RFCI情報の通知に、RANAPメッセージを用いるため、次のようなメリットも得られる。
(1)第1のメリット
RANAPメッセージは、HNBおよびHNB−GWにて終端することが3GPP TS 25.467(非特許文献4)に規定されている。そのため、RANAPメッセージに本実施形態に関する機能を追加する上で、新規にプロトコルを追加でサポートする必要がないというメリットがある。
(2)第2のメリット
現在、3GPPでは、Intra HNB−GW Relocation手順が検討されているが、本手順の信号にRANAPメッセージを使用することが一般的である。そのため、RANAPメッセージに本実施形態に関する機能を追加することで、Intra HNB−GW Relocation手順に新たな信号を追加する必要がないというメリットがある。
(第3の実施形態)
本実施形態は、上位装置9をHNB−GW4として、第1の実施形態をより具体化した例である。
本実施形態では、HNB−S2のRFCI情報を、RANAP User Adaption(以下、RUAと略す)のDirect Transferメッセージにより、HNB−S2からHNB−GW4を介してHNB−T3に通知する。
なお、RUAは、3GPP TS 25.468(非特許文献5)で定義される。また、RUA Direct Transferメッセージは、RANAPメッセージを転送するために使用されるメッセージである。
図9を参照すると、本実施形態のHNB−GW4は、図4に示した第2の実施形態のHNB−GW4と比較して、RUA機能部47Bを追加した点が異なる。なお、RUA機能部47Bは、図2の制御部92Aを構成する構成要素の1つとなる。
また、本実施形態のHNB−S2は、図4に示した第2の実施形態のHNB−S2と比較して、RUA機能部25Bを追加した点が異なる。なお、RUA機能部25Bは、図2の制御部21Aを構成する構成要素の1つとなる。
また、本実施形態のHNB−T3は、図4に示した第2の実施形態のHNB−T3と比較して、RUA機能部35Bを追加した点が異なる。なお、RUA機能部35Bは、図2の制御部32Aを構成する構成要素の1つとなる。
RUA機能部25B,35B,47Bは、3GPP TS 25.468(非特許文献5)で規定されるRUAプロトコル機能を実現する。例えば、RUA機能部25B,35B,47Bは、RUAメッセージを生成する機能と、RUAメッセージを終端する機能と、を有する。
以下、本実施形態の動作について、図10に示すシーケンス図に沿って説明をする。
まず、HNB−S2は、ステップS301において、HNB−S2からのUE1の移動を要求するRANAP:Relocation RequiredメッセージをHNB−GW4へ送信することにより、Relocation手順を開始する。
本実施形態では、RANAP:Relocation Requiredメッセージの送信時に、このRANAP:Relocation Requiredメッセージを転送するためのRUA Direct Transferメッセージを併せて送信する。
さらに、本実施形態では、3GPP TS 25.468(非特許文献5)の9.1.4のRUA Direct Transferメッセージにおいて、Iu−UP InitメッセージのRFCI情報を追加する。図11に、本実施形態により変更されたRUA Direct Transferメッセージを示す。なお、図11は、変更された箇所のみを示している。本実施形態のRUA Direct Transferメッセージには、RFCI値である“RFCI”と、そのRFCI値が示すデータフレームを構成するサブフロー数である“RCFI Subflow”と、サブフロー毎のデータサイズである“Length of Subflow”と、がRFCI情報として追加されている。
HNB−GW4は、RANAP:Relocation RequiredメッセージをRANAP機能部42Bにて終端するとともに、RUA Direct TransferメッセージをRUA機能部47Bにて終端し、RFCI情報を取得する。
さらに、HNB−GW4は、ステップS302において、HNB−T3へのUE1の移動を要求するRANAP:Relocation RequestメッセージをHNB−T3へ送信することにより、HNB−T3のリソースの確保を要求する。
本実施形態では、RANAP:Relocation Requestメッセージの送信時に、このRANAP:Relocation Requestメッセージを転送するためのRUA Direct Transferメッセージを併せて送信する。
さらに、本実施形態では、ステップS301にて、RUA Direct TransferメッセージにRFCI情報が含まれていた場合、RUA機能部47Bは、RFCI情報を取得し、そのRFCI情報をRUA Direct Transferメッセージに含める。このときのRUA Direct Transferメッセージは、図11に示したものと同様である。
HNB−T3は、RANAP:Relocation RequestメッセージをRANAP機能部32Bにて終端するとともに、RUA Direct TransferメッセージをRUA機能部35Bにて終端する。もし、そのRUA Direct TransferメッセージにRFCI情報が含まれていた場合、HNB−T3は、HNB−T3のRFCI情報を初期化し、RUA Direct Transferメッセージに含まれるRFCI情報に再設定する。
これにより、HNB−T3は、以降、UE1からの上りの音声データおよびCN6からの下りの音声データを受信した場合、その音声データに付加されているRFCI値によって、その音声データのデータフレームの構造、さらにはレートを正しく認識することができる。
さらに、本実施形態では、HNB−T3の状態遷移に関する、3GPP TS25.415(非特許文献2)のIu−UP Protocolの状態遷移図(図8参照)において、“NULL”状態から直接“Support Mode Data Transfer Ready”状態に遷移する条件として、RFCI情報を含むRUA Direct Transferメッセージ(図8では、Intra−HNB−GW Relocation−Reqとしている)を受信するという条件を追加する。
これにより、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、HNB−T3は、RUA Direct Transferメッセージの受信をトリガーにして、Iu−UPフレーム転送部33Bの状態を、“NULL”状態から、“Support Mode Data Transfer Ready“状態に遷移させ、Iu−UPフレームデータを転送可能な状態になる。
以降のステップS303〜S311の処理は、図5のステップS203〜S211の処理と同様である。
上述したように本実施形態では、HNB−S2は、HNB−S2のRFCI情報を、RUA Direct TransferメッセージによりHNB−GW4に通知し、HNB−GW4は、HNB−S2のRFCI情報を、RUA Direct TransferメッセージによりHNB−T3に通知するため、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、HNB−T3は、HNB−S2からRFCI情報を引き継ぐことが可能になる。
また、HNB−T3は、HNB−GW4からのRUA Direct Transferメッセージの受信をトリガーにして、音声データを転送可能な状態に遷移するため、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、音声データを送信することが可能になる。
したがって、HNB−T3は、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、HNB−S2からRFCI情報を引き継ぎ、音声データを送信することが可能になるため、HNB−S2とHNB−T3間のintra−HNB−GWリロケーション発生時にも、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる。
また、本実施形態では、Iu−UP Initialization手順を実行する必要がないため、3GPPにおいて、同一SRNS(HNB−GW4)からのIu−UP Initializationの再起動を許容しない第1の規定を変更する必要がない。
また、本実施形態では、Iu−UP InitializationメッセージをHNB−GWで終端する必要がないため、3GPPにおいて、Iu−UPプロトコルのメッセージがHNB−GWにて終端することを許容しない第2の規定も変更する必要がない。
(第4の実施形態)
本実施形態は、上位装置9をHNB−GW4として、第1の実施形態をより具体化した例である。
本実施形態では、HNB−S2のRFCI情報を、Home Node B Application Part(以下、HNBAPと略す)のRelocationメッセージにより、HNB−S2からHNB−GW4を介してHNB−T3に通知する。
なお、HNBAPは、3GPP TS 25.469(非特許文献6)で定義される。ただし、HNBAP Relocationメッセージは、3GPPで規定されておらず、現在検討されているIntra HNB−GWリロケーション手順において、検討案の1つとしてよく知られており、本発明とは直接関係しない。
図12を参照すると、本実施形態のHNB−GW4は、図4に示した第2の実施形態のHNB−GW4と比較して、HNBAP機能部48Bを追加した点が異なる。なお、HNBAP機能部48Bは、図2の制御部92Aを構成する構成要素の1つとなる。
また、本実施形態のHNB−S2は、図4に示した第2の実施形態のHNB−S2と比較して、HNBAP機能部26Bを追加した点が異なる。なお、HNBAP機能部26Bは、図2の制御部21Aを構成する構成要素の1つとなる。
また、本実施形態のHNB−T3は、図4に示した第2の実施形態のHNB−T3と比較して、HNBAP機能部36Bを追加した点が異なる。なお、HNBAP機能部36Bは、図2の制御部32Aを構成する構成要素の1つとなる。
HNBAP機能部26B,36B,48Bは、3GPP TS 25.469(非特許文献6)で規定されるHNBAPプロトコル機能を実現する。例えば、HNBAP機能部26B,36B,48Bは、HNBAPメッセージを生成する機能と、HNBAPメッセージを終端する機能と、を有する。
以下、本実施形態の動作について、図13に示すシーケンス図に沿って説明をする。
まず、HNB−S2は、ステップS401において、HNB−S2からのUE1の移動を要求するHNBAP:Relocation RequiredメッセージをHNB−GW4へ送信することにより、Relocation手順を開始する。
本実施形態では、このHNBAP:Relocation Requiredメッセージにおいて、Iu−UP InitメッセージのRFCI情報を追加する。このときのHNBAP:Relocation Requiredには、例えば、図11と同様に、RFCI情報を追加することができる。
HNB−GW4は、HNBAP:Relocation RequiredメッセージをHNBAP機能部48Bにて終端し、RFCI情報を取得する。
さらに、HNB−GW4は、ステップS402において、HNB−T3へのUE1の移動を要求するHNBAP:Relocation RequestメッセージをHNB−T3へ送信することにより、HNB−T3のリソースの確保を要求する。
本実施形態では、ステップS401にて、HNBAP:Relocation RequiredメッセージにRFCI情報が含まれていた場合、HNBAP機能部48Bは、RFCI情報を取得し、そのRFCI情報をHNBAP:Relocation Requestメッセージに含める。このときのHNBAP:Relocation Requestメッセージには、例えば、図11と同様に、RFCI情報を追加することができる。
HNB−T3は、HNBAP:Relocation RequestメッセージをHNBAP機能部36Bにて終端する。もし、そのHNBAP:Relocation RequestメッセージにRFCI情報が含まれていた場合、HNB−T3は、HNB−T3のRFCI情報を初期化し、HNBAP:Relocation Requestメッセージに含まれるRFCI情報に再設定する。
これにより、HNB−T3は、以降、UE1からの上りの音声データおよびCN6からの下りの音声データを受信した場合、その音声データに付加されているRFCI値によって、その音声データのデータフレームの構造、さらにはレートを正しく認識することができる。
さらに、本実施形態では、HNB−T3の状態遷移に関する、3GPP TS25.415(非特許文献2)のIu−UP Protocolの状態遷移図(図8参照)において、“NULL”状態から直接“Support Mode Data Transfer Ready”状態に遷移する条件として、RFCI情報を含むHNBAP:Relocation Requestメッセージ(図8では、Intra−HNB−GW Relocation−Reqとしている)を受信するという条件を追加する。
これにより、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、HNB−T3は、HNBAP:Relocation Requestメッセージの受信をトリガーにして、Iu−UPフレーム転送部33Bの状態を、“NULL”状態から、“Support Mode Data Transfer Ready“状態に遷移させ、Iu−UPフレームデータを転送可能な状態になる。
以降のステップS403〜S411の処理は、図5のステップS203〜S211の処理と同様である。
上述したように本実施形態では、HNB−S2は、HNB−S2のRFCI情報を、HNBAP:Relocation RequiredメッセージによりHNB−GW4に通知し、HNB−GW4は、HNB−S2のRFCI情報を、HNBAP:Relocation RequestメッセージによりHNB−T3に通知するため、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、HNB−T3は、HNB−S2からRFCI情報を引き継ぐことが可能になる。
また、HNB−T3は、HNB−GW4からのHNBAP:Relocation Requestメッセージの受信をトリガーにして、音声データを転送可能な状態に遷移するため、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、音声データを送信することが可能になる。
したがって、HNB−T3は、Iu−UP Initialization手順を実行しなくとも、HNB−S2からRFCI情報を引き継ぎ、音声データを送信することが可能になるため、HNB−S2とHNB−T3間のintra−HNB−GWリロケーション発生時にも、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる。
また、本実施形態では、Iu−UP Initialization手順を実行する必要がないため、3GPPにおいて、同一SRNS(HNB−GW4)からのIu−UP Initializationの再起動を許容しない第1の規定を変更する必要がない。
また、本実施形態では、Iu−UP InitializationメッセージをHNB−GWで終端する必要がないため、3GPPにおいて、Iu−UPプロトコルのメッセージがHNB−GWにて終端することを許容しない第2の規定も変更する必要がない。
(第5の実施形態)
本実施形態は、上位装置9をHNB−GW4として、第1の実施形態をより具体化した例である。また、本実施形態の構成は、図4に示した第2の実施形態の構成と同様である。
本実施形態では、HNB−GW4が、UE1のHNB−S2からHNB−T3へのRelocation処理時に、HNB−S2のRFCI情報を、Iu−UP Initメッセージにより、HNB−T3に通知する。なお、Iu−UP Initメッセージは、HNBが、Relocationの発生時など、UEの通信相手の端末を配下に持つHNBとの通信を確立しようとする時に、HNBとHNB−GWとの間で送受信されるメッセージである。
3GPP TS25.415(非特許文献2)のIu−UP Ver2では、Iu−UP InitメッセージをCNからRNCへ送信することが規定されている。しかし、この規定は、3GPPの既存のNode−B/RNC/CNで構成される移動通信システムを前提としている。
そのため、HNB/HNB−GW/CNで構成される移動通信システムにおいても、Iu−UP InitメッセージをCNからHNB−GWへ送信できるようにする必要があるが、3GPP TS25.467(非特許文献4)では、Iu−UPプロトコルのメッセージはHNB−GWにて終端しないと規定されている。
そこで、本実施形態では、3GPPの規定を変更し、Iu−UPメッセージをHNB−GWで終端することを許容する。
以下、本実施形態の動作について、図14に示すシーケンス図に沿って説明をする。
なお、図14においては、HNB−GW4は、HNB−S2のRFCI情報を予め取得しているものとする。すなわち、HNB−S2とHNB−X8との間で通信を確立する際に、HNB−S2は、HNB−S2のRFCI情報を含むIu−UP InitメッセージをHNB−GW4へ送信しており、これにより、HNB−GW4は、HNB−S2のRFCI情報を取得している。この手順は、図14のステップS501以前に実施されており、図14には記載されていない。
まず、図5のステップS201,S202の処理と同様のステップS501,S502の処理が行われる。
次に、HNB−T3は、ステップS503において、HNB−T3のRFCI情報を含むIu−UP InitメッセージをHNB−GW4へ送信する。HNB−GW4は、Iu−UPフレーム制御部44BにてIu−UP Initメッセージを終端し、Iu−UP Initメッセージに含まれるHNB−T3のRFCI情報と、予め取得していたHNB−S2のRFCI情報との比較を行う。
次に、HNB−GW4は、ステップS504において、Iu−UP Init ACKメッセージをHNB−T3へ送信することにより、Iu−UP Initメッセージに対する応答を行う。
ステップS503において、HNB−S2とHNB−T3のRFCI情報が不一致であれば、HNB−GW4は、HNB−T3のRFCI情報をHNB−S2のRFCI情報と一致させるため、ステップS505において、HNB−S2のRFCI情報を含むIu−UP InitメッセージをHNB−T3へ送信する。
次に、HNB−T3は、ステップS506において、Iu−UP Init ACKメッセージをHNB−GW4へ送信することにより、Iu−UP Initメッセージに対する応答を行う。また、HNB−T3は、HNB−T3のRFCI情報を初期化し、Iu−UP Initメッセージに含まれるHNB−S2のRFCI情報に再設定する。
以降のステップS507〜S515の処理は、図5のステップS203〜S211の処理と同様である。
上述したように本実施形態では、HNB−GW4は、HNB−S2のRFCI情報を、Iu−UP InitメッセージによりHNB−T3に通知するため、HNB−T3は、HNB−S2からRFCI情報を引き継ぐことが可能になる。
したがって、HNB−S2とHNB−T3間のintra−HNB−GWリロケーション発生時にも、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる。
また、本実施形態により変更される、3GPP TS25.467(非特許文献4)の7.2における記述は、次の通りになる。
Iu−UPは、CN、HNB、およびHNB−GWでのみ終端する。
また、本実施形態により変更される、3GPP TS25.415(非特許文献2)の6.5.2におけるIu−UP Ver2の記述は、次の通りになる。
Initialization手順は、2つのIuアクセスポイント、すなわちCNとUTRANの双方にて制御可能である。
Initialization手順は、Iu−UP手順の制御機能によって示される時、すなわちSRNSのリロケーションまたはIu上でのRAB確立が行われる時や、CNまたはHNB−GWがTrFOを行っている状況でRFCIの不一致を解決しようとする場合に、起動される。Initialization手順は、RANAPによるRAB Modifiationの要求をすることなく、RABのためにSRNCにより再起動することはできない。
なお、3GPP TS25.415(非特許文献2)のIu−UP Ver1においては、Iu−UP InitメッセージをRNCからCNへ送信することは規定されているものの、Iu−UP InitメッセージをCNからRNCへ送信することは、規定されていない。そこで、Iu−UP Ver1についても、Iu−UP Ver2と同様に規定を改めてもよい。
この場合に、本実施形態により変更される、3GPP TS25.415(非特許文献2)の6.5.2におけるIu−UP Ver1の記述は、次の通りになる。
Initialization手順は、2つのIuアクセスポイント、すなわちCNとUTRANの双方にて制御可能である。
Initialization手順は、Iu−UP手順の制御機能によって示される時、すなわちSRNSのリロケーションまたはIu上でのRAB確立が行われる時や、CNまたはHNB−GWがTrFOを行っている状況でRFCIの不一致を解決しようとする場合に、起動される。Initialization手順は、RANAPによるRAB Modifiationの要求をすることなく、RABのためにSRNCにより再起動することはできない。
(第6の実施形態)
本実施形態は、上位装置9をCNノード5として、第1の実施形態をより具体化した例である。
本実施形態では、CNノード5が、UE1のHNB−S2からHNB−T3へのRelocation処理時に、HNB−S2のRFCI情報を、Iu−UP Initメッセージにより、HNB−T3に通知する。
すなわち、本実施形態は、CNノード5が、第3の実施形態でHNB−GW4が行っていた動作を行い、HNB−GW4は、HNB−S2/HNB−T3とCNノード5との間でやりとりされる、RANAPメッセージおよびIu−UP Initメッセージを終端せずに、転送のみを行う。
しかし、現在の3GPP TS25.415(非特許文献2)では、Intra HNB−GWリロケーション発生時のIu−UP Initializationの再起動は許容しないと規定されている。
そこで、本実施形態では、3GPPの規定を変更し、Intra HNB−GWリロケーションが発生した場合においても、Iu−UP Initializationの再起動を許容する。
図15を参照すると、本実施形態のCNノード5は、HNB−GW4向けの対HNB−GW送受信部51Cと、RANAP機能部52Cと、HNB−GW7向けの対HNB−GW送受信部53Cと、Iu−UPフレーム制御部54Cと、Iu−UPフレーム転送部55Cと、RFCI保持部56Cと、を有する。なお、図15において、対HNB−GW送受信部51Cが図2の送受信部91Aを構成し、その他の機能ブロックが図2の制御部92Aを構成する。
なお、本実施形態のHNB−S2およびHNB−T3の構成は、図4に示した第2の実施形態のHNB−S2およびHNB−T3の構成と同様である。
対HNB−GW送受信部51Cは、HNB−GW4と接続するためのインタフェースを有し、HNB−GW4との間で音声データの送受信を行う。
対HNB−GW送受信部53Cは、HNB−GW7と接続するためのインタフェースを有し、HNB−GW7との間で音声データの送受信を行う。
なお、その他のRANAP機能部52C、Iu−UPフレーム制御部54C、Iu−UPフレーム転送部55C、およびRFCI保持部56Cは、それぞれ、図4に示したRANAP機能部42B、Iu−UPフレーム制御部44B、Iu−UPフレーム転送部45B、およびRFCI保持部46Bと同様の動作を行う。
以下、本実施形態の動作について、図16に示すシーケンス図に沿って説明をする。
なお、図16においては、CNノード5は、HNB−S2のRFCI情報を予め取得しているものとする。すなわち、HNB−S2とHNB−X8との間で通信を確立する際に、HNB−S2は、HNB−S2のRFCI情報を含むIu−UP InitメッセージをHNB−GW4を介してCNノード5へ送信しており、これにより、CNノード5は、HNB−S2のRFCI情報を取得している。この手順は、図16のステップS601以前に実施されており、図16には記載されていない。
まず、図5のステップS201,S202において、HNB−S2、HNB−T3、およびHNB−GW4により行われていた処理と同様の処理が、ステップS601,S602において、HNB−S2、HNB−T3、およびCNノード5により行われる。
次に、HNB−T3は、ステップS603において、HNB−T3のRFCI情報を含むIu−UP InitメッセージをHNB−GW4を介してCNノード5へ送信する。CNノード5は、Iu−UPフレーム制御部54CにてIu−UP Initメッセージを終端し、Iu−UP Initメッセージに含まれるHNB−T3のRFCI情報と、予め取得していたHNB−S2のRFCI情報との比較を行う。
次に、CNノード5は、ステップS604において、Iu−UP Init ACKメッセージをHNB−GW4を介してHNB−T3へ送信することにより、Iu−UP Initメッセージに対する応答を行う。
ステップS603において、HNB−S2とHNB−T3のRFCI情報が不一致であれば、CNノード5は、HNB−T3のRFCI情報をHNB−S2のRFCI情報と一致させるため、ステップS605において、HNB−S2のRFCI情報を含むIu−UP InitメッセージをHNB−GW4を介してHNB−T3へ送信する。
次に、HNB−T3は、ステップS606において、Iu−UP Init ACKメッセージをHNB−GW4を介してCNノード5へ送信することにより、Iu−UP Initメッセージに対する応答を行う。また、HNB−T3は、HNB−T3のRFCI情報を初期化し、Iu−UP Initメッセージに含まれるHNB−S2のRFCI情報に再設定する。
以降のステップS607〜S615において、UE1、HNB−S2、HNB−T3、およびCNノード5により行われる処理は、図5のステップS203〜S211において、UE1、HNB−S2、HNB−T3、およびHNB−GW4により行われていた処理と同様である。
上述したように本実施形態では、CNノード5は、HNB−S2のRFCI情報を、Iu−UP InitメッセージによりHNB−T3に通知するため、HNB−T3は、HNB−S2からRFCI情報を引き継ぐことが可能になる。
したがって、HNB−S2とHNB−T3間のintra−HNB−GWリロケーション発生時にも、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる。
なお、本実施形態により変更される、3GPP TS25.415(非特許文献2)の6.5.2におけるIu−UP Ver1の記述は、次の通りになる。
Initialization手順は、RANAPによるRAB Modifiationの要求をすることなく、または、Intra HNB−GWリロケーションが発生することなく、RABのために再起動することはできない。
また、本実施形態により変更される、3GPP TS25.415(非特許文献2)の6.5.2におけるIu−UP Ver2の記述は、次の通りになる。
Initialization手順は、RANAPによるRAB Modifiationの要求をすることなく、または、Intra HNB−GWリロケーションが発生することなく、RABのために再起動することはできない。
(第7の実施形態)
本実施形態の移動通信システムは、HNB−S2およびHNB−T3と、HNB−GW4と、に特徴がある。
本実施形態では、HNB−S2およびHNB−T3の各々が、RFCI情報をHNB−GW4に通知し、HNB−GW4が、HNB−S2およびHNB−T3のRFCI情報が一致しない場合、HNB−T3から受信した音声データに付加されているRFCI値を、HNB−S2のRFCI情報内で同じ構造のデータフレームを示しているRFCI値に変換する。
図17を参照すると、本実施形態のHNB−S2は、HNB−S2のRFCI情報を第1のメッセージに含める制御部21Dと、その第1のメッセージをHNB−GW4に送信する送受信部22Dと、を有する。
また、本実施形態のHNB−T3は、HNB−T3のRFCI情報を第2のメッセージに含める制御部31Dと、その第2のメッセージをHNB−GW4に送信する送受信部32Dと、を有する。
また、本実施形態のHNB−GW4は、HNB−S2から第1のメッセージを受信するとともにHNB−T3から第2のメッセージを受信する第1の送受信部41Dと、第1のメッセージに含まれるHNB−S2のRFCI情報と第2のメッセージに含まれるHNB−T3のRFCI情報を格納する記憶部42Dと、HNB−S2およびHNB−T3のRFCI情報が一致しない場合、以降に、HNB−T3から音声データを受信すると、その音声データに付加されたRFCI値を、HNB−S2のRFCI情報内でその音声データと同じ構造のデータフレームを示しているRFCI値に変換するRFCI変換を行う制御部43Dと、制御部43DにてRFCI変換されたRFCI値が付加された音声データをCN6に送信する第2の送受信部44Dと、を有する。
以下、本実施形態の移動通信システムの動作について、図18に示すシーケンス図に沿って説明する。
HNB−S2は、ステップS701において、HNB−S2のRFCI情報を含む第1のメッセージをHNB−GW4に送信する。
HNB−T3は、ステップS702において、HNB−T3のRFCI情報を含む第2のメッセージをHNB−GW4に送信する。
HNB−GW4は、第1のメッセージに含まれるHNB−S2のRFCI情報と第2のメッセージに含まれるHNB−T3のRFCI情報を、記憶部42Dに格納する。また、HNB−S2およびHNB−T3のRFCI情報を比較する。
その後、UE1は、ステップS703において、HNB−T3を介してHNB−GW4と音声データ(ユーザデータ)の送受信を行う。
このとき、HNB−S2およびHNB−T3のRFCI情報が一致していなかった場合、HNB−GW4は、HNB−T3から音声データを受信すると、その音声データに付加されたRFCI値を、HNB−S2のRFCI情報内でその音声データと同じ構造のデータフレームを示しているRFCI値に変換するRFCI変換を行う。
そして、HNB−GW4は、RFCI変換されたRFCI値が付加された音声データをCN6に送信する。
なお、HNB−S2およびHNB−T3のRFCI情報が一致していた場合には、HNB−GW4は、HNB−T3から受信した音声データとその音声データに付加されたRFCI値を、そのままCN6に送信する。
上述したように本実施形態では、HNB−GW4は、HNB−S2およびHNB−T3のRFCI情報が一致しない場合、以降に、HNB−T3から受信した音声データに付加されているRFCI値を、HNB−S2のRFCI情報内で同じ構造のデータフレームを示しているRFCI値に変換する。
そのため、HNB−S2とHNB−T3間でRFCI情報を引き継がなくても、HNB間のintra−HNB−GWリロケーション発生時に、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる。
(第8の実施形態)
本実施形態は、第7の実施形態をより具体化した例である。
本実施形態では、HNB−S2およびHNB−T3の各々が、Iu−UP Initメッセージにより、RFCI情報をHNB−GW4に通知し、HNB−GW4が、HNB−S2およびHNB−T3のRFCI情報が一致しない場合、HNB−T3から受信した音声データに付加されているRFCI値を、HNB−S2のRFCI情報内で同じ構造のデータフレームを示しているRFCI値に変換する。
しかし、3GPP TS25.467(非特許文献4)のUTRAN architecture for 3G Home NodeBでは、Iu−UPプロトコルのメッセージはHNB−GWにて終端しないと規定されている。
そこで、本実施形態では、3GPPの規定を変更し、Iu−UPメッセージをHNB−GWで終端することを許容する。
図19を参照すると、本実施形態のHNB−GW4は、対HNB送受信部41Eと、RANAP機能部42Eと、対CN送受信部43Eと、Iu−UPフレーム制御部44Eと、Iu−UPフレーム転送部45Eと、RFCI保持部46Eと、RFCI変換部47Eと、を有する。なお、図19において、対HNB送受信部41Eが図17の第1の送受信部41Dを構成し、対CN送受信部43Eが図17の第2の送受信部44Dを構成し、RFCI保持部46Eが図17の記憶部42Dを構成し、その他の機能ブロックが図17の制御部43Bを構成する。
また、本実施形態のHNB−S2は、対HNB−GW送受信部21Eと、RANAP機能部22Eと、Iu−UPフレーム制御部23Eと、Iu−UPフレーム転送部24Eと、を有する。なお、図19において、対HNB−GW送受信部21Eが図17の送受信部22Dを構成し、その他の機能ブロックが図17の制御部21Dを構成する。
また、本実施形態のHNB−T3は、対HNB−GW送受信部31Eと、RANAP機能部32Eと、Iu−UPフレーム制御部33Eと、Iu−UPフレーム転送部34Eと、を有する。なお、図19において、対HNB−GW送受信部31Eが図17の送受信部32Dを構成し、その他の機能ブロックが図17の制御部31Dを構成する。
RFCI変換部47Eは、HNB−T3から受信した音声データに付加されているRFCI値を、HNB−S2のRFCI情報内で同じ構造のデータフレームを示しているRFCI値に変換するRFCI変換を行う機能を有する。
なお、HNB−GW4において、その他の対HNB送受信部41E、RANAP機能部42E、対CN送受信部43E、Iu−UPフレーム制御部44E、Iu−UPフレーム転送部45E、およびRFCI保持部46Eは、それぞれ、図4に示した対HNB送受信部41B、RANAP機能部42B、対CN送受信部43B、Iu−UPフレーム制御部44B、Iu−UPフレーム転送部45B、およびRFCI保持部46Bと同様の動作を行う。
また、HNB−S2において、対HNB−GW送受信部21E、RANAP機能部22E、Iu−UPフレーム制御部23E、およびIu−UPフレーム転送部24Eは、それぞれ、図4に示した対HNB−GW送受信部21B、RANAP機能部22B、Iu−UPフレーム制御部23B、およびIu−UPフレーム転送部24Bと同様の動作を行う。
また、HNB−T3において、対HNB−GW送受信部31E、RANAP機能部32E、Iu−UPフレーム制御部33E、およびIu−UPフレーム転送部34Eは、それぞれ、図4に示した対HNB−GW送受信部31B、RANAP機能部32B、Iu−UPフレーム制御部33B、およびIu−UPフレーム転送部34Bと同様の動作を行う。
以下、本実施形態の動作について、図20に示すシーケンス図に沿って説明をする。
なお、図20においては、HNB−GW4は、HNB−S2のRFCI情報を予め取得しているものとする。すなわち、HNB−S2とHNB−X8との間で通信を確立する際に、HNB−S2は、HNB−S2のRFCI情報を含むIu−UP InitメッセージをHNB−GW4へ送信しており、これにより、HNB−GW4は、HNB−S2のRFCI情報を取得している。この手順は、図20のステップS801以前に実施されており、図20には記載されていない。
まず、図5のステップS201,S202の処理と同様のステップS801,S802の処理が行われる。
次に、HNB−T3は、ステップS803において、HNB−T3のRFCI情報を含むIu−UP InitメッセージをHNB−GW4へ送信する。HNB−GW4は、Iu−UPフレーム制御部44EにてIu−UP Initメッセージを終端し、Iu−UP Initメッセージに含まれるHNB−T3のRFCI情報と、予め取得していたHNB−S2のRFCI情報との比較を行う。
次に、HNB−GW4は、ステップS804において、Iu−UP Init ACKメッセージをHNB−T3へ送信することにより、Iu−UP Initメッセージに対する応答を行う。
以降、図5のステップS203〜S211の処理と同様のステップS805〜S812の処理が行われ、その後、UE1は、ステップS813において、HNB−T3を介してHNB−GW4と音声データ(ユーザデータ)の送受信を行う。
このとき、ステップS803において、HNB−S2およびHNB−T3のRFCI情報が一致していなかった場合には、HNB−T3およびHNB−X8のRFCI情報も不一致となる。そうすると、HNB−T3およびHNB−X8の2つのRFCI情報においては、RFCI値が同じであっても、異なる構造のデータフレームを示している場合があるため、UE1からHNB−T3を介して送信されてきた音声データはRFCI変換を行う必要がある。
そのため、HNB−GW4は、UE1からHNB−T3を介して送信されてきた音声データをIu−UPフレーム転送部45EからRFCI変換部47Eへ転送し、RFCI変換部47Eにて、その音声データに付加されたRFCI値を、HNB−S2のRFCI情報内でその音声データと同じ構造のデータフレームを示しているRFCI値に変換するRFCI変換を行う。その後に、RFCI変換されたRFCI値が付加された音声データをIu−UPフレーム転送部45Eへ転送し、対CN送受信部43Eを介してCN6へ送信する。
上述したように本実施形態では、HNB−GW4は、HNB−S2およびHNB−T3のRFCI情報が一致しない場合、以降に、HNB−T3から受信した音声データに付加されているRFCI値を、HNB−S2のRFCI情報内で同じ構造のデータフレームを示しているRFCI値に変換する。
そのため、HNB−S2とHNB−T3間でRFCI情報を引き継がなくても、HNB間のintra−HNB−GWリロケーション発生時に、トランスコーダフリーオペレーション(TrFO)を維持したまま、音声通話を行うことができる。
なお、本実施形態により変更される、3GPP TS25.467(非特許文献4)の7.2における記述は、次の通りになる。
Iu−UPは、CN、HNB、およびHNB−GWでのみ終端する。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、第1〜第4の実施形態では、HNB−S2からHNB−T3へ引き継ぐ制御情報がRFCI情報のみであるものとして説明したが、本発明はこれに限定されず、IPTI(Inter PDU Transmission Interval)情報を追加で引き継いでもよい。
IPTI情報は、サブフローのデータ送信間隔(周期)を規定したものであり、IPTI情報により、音声データの引継ぎを行わなくとも、サブフローのトールデータサイズとAMRコーデックのレートとにより一意に音声データを算出することができる。
また、第1〜第6の実施形態では、本発明をHNB間のintra−HNB−GWリロケーションに適用できる旨を説明したが、本発明はinter−HNB−GWリロケーション(HNB−S2とHNB−T3が接続されるHNB−GWが同一でないリロケーション)に適用してもよい。
また、第5および第6の実施形態では、HNB−T3は、HNB−T3のRFCI情報をIu−UP Initメッセージに含めて送信しているが、Iu−UP Initメッセージを送信しようとする時点で、HNB−S2のRFCI情報を受信していれば、HNB−T3によるIu−UP Initメッセージの送信を禁止してもよい。
なお、本発明のHNB−S、HNB−T、HNB−GW、およびCNノードにて行われる方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムに適用してもよい。また、そのプログラムを記憶媒体に格納することも可能であり、ネットワークを介して外部に提供することも可能である。
本出願は、2009年8月12日に出願された日本出願特願2009−187320を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (20)

  1. 第1のHNBと、第2のHNBと、コアネットワークに接続するHNB−GWと、を有する移動通信システムであって、
    前記第1のHNBは、UEが前記第1のHNBから前記第2のHNBへリロケーションを実行する前に前記UEと通信し、
    前記第2のHNBは、前記リロケーションを実行した後に前記UEと通信し、前記HNB−GWにRFCI情報を含むIu−UP Initメッセージを送信し、
    前記HNB−GWは、前記Iu−UP Initメッセージを受信する、移動通信システム。
  2. 前記HNB−GWは、前記Iu−UP Initメッセージを受信した後に、Iu−UP Init ACKメッセージを前記第2のHNBに送信する、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記HNB−GWは、前記Iu−UP Initメッセージに含まれる情報を前記コアネットワークに転送しない、請求項1または2に記載の移動通信システム。
  4. 前記HNB−GWは、保持された前記第1のHNBに関するRFCI情報と、前記第2のHNBから受信したRFCI情報との一致を確認する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  5. 前記HNB−GWは、前記第1のHNBに関するRFCI情報と前記第2のHNBから受信したRFCI情報とが一致しない場合にRFCI値を変換する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  6. コアネットワークに接続されるHNB−GWであって、
    第1のHNBが通信したUEが前記第1のHNBとの通信後に前記第1のHNBから第2のHNBへリロケーションを実行したとき、該リロケーションの実行後に前記UEと通信した前記第2のHNBから、RFCI情報を含むIu−UP Initメッセージを受信する、HNB−GW。
  7. 前記Iu−UP Initメッセージを受信した後に、Iu−UP Init ACKメッセージを前記第2のHNBに送信する、請求項6に記載のHNB−GW。
  8. 前記Iu−UP Initメッセージに含まれる情報を前記コアネットワークに転送しない、請求項6または7に記載のHNB−GW。
  9. 保持された前記第1のHNBに関するRFCI情報と、前記第2のHNBから受信したRFCI情報との一致を確認する、請求項6乃至8のいずれか1項に記載のHNB−GW。
  10. 前記第1のHNBに関するRFCI情報と前記第2のHNBから受信したRFCI情報とが一致しない場合にRFCI値を変換する、請求項6乃至9のいずれか1項に記載のHNB−GW。
  11. 第1のHNBと、第2のHNBと、コアネットワークに接続するHNB−GWと、を有する移動通信システムにおける第2のHNBであって、
    第1のHNBが通信したUEが前記第1のHNBとの通信後に前記第1のHNBから第2のHNBへリロケーションを実行したとき、該リロケーションの実行後に前記UEと通信し、前記HNB−GWにRFCI情報を含むIu−UP Initメッセージを送信する、第2のHNB−GW。
  12. 前記HNB−GWが前記Iu−UP Initメッセージを受信した後に、前記HNB−GWからIu−UP Init ACKメッセージを受信する、請求項11に記載の第2のHNB。
  13. 前記HNB−GWが前記Iu−UP Initメッセージに含まれる情報を前記コアネットワークに転送しない、請求項11または12に記載の第2のHNB。
  14. 前記HNB−GWが、該HNB−GWに保持された前記第1のHNBに関するRFCI情報と前記第2のHNBから受信したRFCI情報との一致を確認する、請求項11乃至13のいずれか1項に記載の第2のHNB。
  15. 前記第1のHNBに関するRFCI情報と前記第2のHNBから受信したRFCI情報とが一致しない場合に前記HNB−GWがRFCI値を変換する、請求項11乃至14のいずれか1項に記載の第2のHNB。
  16. 第1のHNBと、第2のHNBと、コアネットワークに接続するHNB−GWと、を有する移動通信システムのUEであって、
    前記第1のHNBから前記第2のHNBへリロケーションを実行する前に前記第1のHNBと通信し、
    前記リロケーションの実行後、前記第2のHNBと通信し、
    前記UEと通信した前記第2のHNBが前記HNB−GWにRFCI情報を含むIu−UP Initメッセージを送信する、UE。
  17. 前記HNB−GWが前記Iu−UP Initメッセージを受信した後にIu−UP Init ACKメッセージを前記第2のHNBに送信する、請求項16に記載のUE。
  18. 前記HNB−GWが前記Iu−UP Initメッセージに含まれる情報を前記コアネットワークに転送しない、請求項16または17に記載のUE。
  19. 前記HNB−GWが、該HNB−GWに保持された前記第1のHNBに関するRFCI情報と前記第2のHNBから受信したRFCI情報との一致を確認する、請求項16乃至18のいずれか1項に記載のUE。
  20. 前記第1のHNBに関するRFCI情報と前記第2のHNBから受信したRFCI情報とが一致しない場合に前記HNB−GWがRFCI値を変換する、請求項16乃至19のいずれか1項に記載のUE。
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