JP2015065580A - 電力増幅器及びそれを用いた送受信共用アンテナ装置 - Google Patents

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Yuji Sakai
雄二 酒井
内海 博三
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Abstract

【課題】送信用の大電力増幅器から出力される高調波レベル自体を抑えることで、大電力増幅器の後段に設置されるフィルタに要求される高調波抑圧量を小さくできる電力増幅器及びそれを用いた送受信共用アンテナ装置を得る。
【解決手段】誘電体基板上にマイクロストリップ線路で形成した入力回路部と、誘電体基板上にマイクロストリップ線路で形成した出力回路部と、入力回路部と出力回路部との間に設けられた高周波信号を増幅する増幅素子部と、入力回路部、出力回路部及び前記増幅素子部を収納・保持する収納容器と、収納容器に設けられ、入力回路部に高周波信号を入力する入力端子と、収納容器に設けられ、出力回路部から高周波信号を出力する出力端子と、収納容器の出力回路部に対向する位置に設けられ、増幅する高周波信号の周波数の高調波周波数の電力を吸収する電波吸収体と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、主として衛星通信で使用する送信高周波信号(送信RF信号)を増幅する電力増幅器及びそれを用いた送受信共用アンテナ装置に関するものである。
特開2008−252249号公報(特許文献1参照)には、送信系と受信系間の相互の干渉を回避する衛星通信用地上局装置であって、送信系における大電力増幅器の入力段と出力段にそれぞれ配置された受信帯域阻止フィルタと、大電力増幅器の入力段側の受信帯域阻止フィルタの入力段に配置され、送信系として必要な帯域内利得を補うドライバーと、受信系における低雑音増幅器の入力段と出力段にそれぞれ配置された送信帯域阻止フィルタと、低雑音増幅器の出力段側の送信帯域阻止フィルタの出力段に配置され、受信系として必要な帯域内利得を補う低雑音増幅器とを備える衛星通信用地上局装置が記載されている。
特許第3040947号公報(特許文献2参照)には、マイクロストリップ線路によって構成されるキャパシタ部およびインダクタ部を含むπ形のローパスフィルタフィルタ回路が複数形成された誘電体基板と、前記複数のうちの1または複数(全部を除く)の前記ローパスフィルタ回路における前記インダクタ部を構成する前記マイクロストリップ線路を覆うように前記誘電体基板に対して所定の間隙を有した状態でスペーサによって当該誘電体基板上に保持されると共に当該誘電体基板上に形成されたグランドパターンに当該スペーサを介して電気的に接続される少なくとも1つの金属板とを備えていることを特徴とする高周波用ローパスフィルタが記載されている。
特開2008−252249号公報 特許第3040947号公報
特許文献1において、大電力増幅器で発生した送信周波数の高調波については受信帯域阻止フィルタにより抑圧される。このとき通常は、高調波成分の抑圧は電波法で規定された電力以下になるようにする。特許文献1では、受信帯域阻止フィルタを用いているが、特許文献2に示すような高周波用ローパスフィルタが用いられることもある。
特許文献1において、使用する受信周波数が送信周波数の整数倍となる場合、大電力増幅器で発生する高調波が受信系に漏れこむことで干渉し、受信性能が劣化してしまう。
このときの対策としては、大電力増幅器の出力側の受信帯域阻止フィルタを抑圧量のより大きなものに変更することが考えられるが、大電力増幅器で発生した高調波レベルが大きい場合、受信周波数帯で必要な抑圧量も大きくなる。そのため、受信帯域阻止フィルタが大型化してしまい、コストも増大する課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、送信用の大電力増幅器から出力される高調波レベル自体を抑えることで、大電力増幅器の後段に設置されるフィルタに要求される高調波抑圧量を小さくできる電力増幅器及びそれを用いた送受信共用アンテナ装置を得る。
この発明に係る電力増幅器及びそれを用いた送受信共用アンテナ装置は、誘電体基板上にマイクロストリップ線路で形成した入力回路部と、前記誘電体基板上にマイクロストリップ線路で形成した出力回路部と、前記入力回路部と前記出力回路部との間に設けられた高周波信号を増幅する増幅素子部と、前記入力回路部、前記出力回路部及び前記増幅素子部を収納・保持する収納容器と、前記収納容器に設けられ、前記入力回路部に高周波信号を入力する入力端子と、前記収納容器に設けられ、前記出力回路部から高周波信号を出力する出力端子と、前記収納容器の前記出力回路部に対向する位置に設けられ、増幅する高周波信号の周波数の高調波周波数の電力を吸収する電波吸収体と、を備えたものである。
この発明によれば、収納容器の少なくとも出力回路部に対向する位置に、増幅する高周波信号の周波数の高調波周波数の電力を吸収する電波吸収体を備えたので、高調波周波数の電力を抑圧した電力増幅器が得られる。
この発明の実施の形態1に係る電力増幅器の構造図である。 この発明の実施の形態1に係る送受信共用アンテナ装置の構成図である。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1について、図1を用いて説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電力増幅器の構造図である。図1において、電力増幅器101は、誘電体基板上にマイクロストリップ線路で形成した入力回路部を有する入力基板4と、誘電体基板上にマイクロストリップ線路で形成した出力回路部を有する出力基板6と、入力基板4と出力基板6との間に設けられた高周波信号を増幅する増幅素子(増幅素子部)5と、入力基板4、出力基板6及び増幅素子部5を収納・保持する金属ケース1と金属カバー2とで構成される収納容器と、金属ケース1に設けられ、入力基板4の入力回路部に高周波信号を入力する入力コネクタ(入力端子)3と、金属ケース1に設けられ、出力基板6の出力回路部から高周波信号を出力する出力コネクタ(出力端子)7と、出力基板6の出力回路部に対向する位置の金属カバー2に設けられ、増幅する高周波信号の周波数の高調波周波数の電力を吸収する電波吸収体8と、を備えている。
電力増幅器101の動作について説明する。入力コネクタ3から入力された送信RF信号は、入力基板4を介して増幅素子5に入力され、増幅素子5で増幅する。増幅された送信RF信号は増幅素子5から出力され、出力基板6を介して出力コネクタ7より出力される。入力基板4および出力基板6は、送信RF信号を伝送するため誘電体基板に形成されたマイクロストリップ線路により構成されている。また、このとき金属ケース1および金属カバー2により電力増幅器外部への送信RF信号の放射・漏洩を防いでいる。
増幅素子5は、送信RF信号を増幅する際に、その非線形特性により送信RF信号の周波数の高調波成分も合わせて生成される。この高調波成分は、出力基板6を介して送信RF信号と一緒に出力されるが、一部は金属ケース1と金属カバー2で構成された空間内に放射される。電波吸収体8は、送信RF信号の周波数では電力の吸収効果はなく、高調波周波数において電力吸収効果を有する。したがって、高調波の電力の一部は出力基板6のマイクロストリップ線路に再結合することなく電波吸収体8に吸収される。これにより出力コネクタから出力される高調波成分を抑圧することが可能となる。
電波吸収体8は、発生する高調波成分のうち最も抑圧したい周波数を吸収する電波吸収体を用いる。また、少なくとも増幅素子5より出力側の金属カバー2に取り付けるが、金属カバー2の全体に取り付けてもよい。また、金属ケース1の側面に取り付けてもよい。
図2は、この発明の実施の形態1に係る送受信共用アンテナ装置の構成図である。送受信共用アンテナ装置は、送信RF信号入力端子11に入力端子が接続され、電力増幅器101を用いて構成された送信部12と、送信部12の出力端子に入力端子が接続された低域通過フィルタ13と、低域通過フィルタ13の出力端子が送信端子(TX)に接続された送受信共用回路(送受信共用部)14と、送受信共用回路14の送受信共通端子(C)に接続されたアンテナ(アンテナ部)15と、送受信共用回路14の受信端子(RX)に接続された受信部16と、受信部16の出力端子に接続された受信RF信号出力端子17と、を備えている。
送受信共用アンテナ装置の動作について説明する。送信動作について説明する。送信RF信号入力端子11に入力された送信RF信号は送信部12で増幅した後、低域通過フィルタ13、偏分波器等の送受信共用回路14を介してアンテナ15より放射する。次に受信動作について説明する。アンテナ15より入力された受信RF信号は、送受信共用回路14を介して受信部16で低雑音増幅され、受信RF信号出力端子17から出力される。
送信RF信号の周波数と受信RF信号の周波数について説明する。図2においては、受信RF信号の周波数は送信RF信号の周波数のいずれかの高調波周波数に等しい構成としている。すなわち、受信RF信号の周波数は送信RF信号の周波数の整数倍に等しい関係がある。これは、衛星通信においては、地上局から衛星への通信周波数(アップリンク周波数)と衛星から地上局への通信周波数(ダウンリンク周波数)は、互いの干渉をさけるため周波数を離していることを想定している。
送信部12には、この発明の実施の形態1に係る電力増幅器101を用いて構成されているので、電力増幅器101内で発生した送信RF信号の高調波は電力増幅器101内で抑圧されて、送信RF信号が出力され、低域通過フィルタ13によりさらに抑圧されるので、送受信共用回路14を介して受信部16に漏れ込んだとしても、高調波の電力レベルは十分小さく受信に影響のない電力レベルになる。
たとえば、受信RF信号の周波数が送信RF信号の周波数の4倍の場合、電力増幅器101内の電波吸収体8は送信RF信号の周波数の4倍高調波成分を吸収する電波吸収体が取り付けられている。これにより、電力増幅器101内で発生した送信RF信号の4倍高調波は電力増幅器101内で抑圧されて、送信RF信号が出力され、低域通過フィルタ13によりさらに抑圧されるので、送受信共用回路14を介して受信部16に漏れ込んだとしても、送信RF信号の4倍高調波の電力レベルは十分小さく、受信に影響のない電力レベルになる。
このように、まず送信部12自体において生成される高調波が抑圧できているので、低域通過フィルタ13の寸法サイズを小さくし小型化が図れるとともに、コストも低減できる。なお、低域通過フィルタの代わりに、高調波周波数のみ低減する帯域制限フィルタを用いても良い。
この発明の実施の形態1を適用しない場合とした場合の高調波の電力を実際に測定した。送信周波数は2GHz帯、測定した高調波は4倍波である8GHz帯である。電波吸収体には、太陽金網株式会社のECCOSORB(登録商標) SF−8.0を用いた。
受信部16の入力端においての測定の結果、適用しない場合は送信電力(2GHz帯)に対する比が−58dBcであったものが、適用することにより−82dBcとなり効果が得られた。
1 金属ケース
2 金属カバー
3 入力コネクタ(入力端子)
4 入力基板(入力回路部)
5 増幅素子(増幅素子部)
6 出力基板(出力回路部)
7 出力コネクタ(出力端子)
8 電波吸収体
11 送信RF信号入力端子
12 送信部
13 低域通過フィルタ
14 送受信共用回路(送受信共用部)
15 アンテナ(アンテナ部)
16 受信部
17 受信RF信号出力端子
101 電力増幅器

Claims (2)

  1. 誘電体基板上にマイクロストリップ線路で形成した入力回路部と、前記誘電体基板上にマイクロストリップ線路で形成した出力回路部と、前記入力回路部と前記出力回路部との間に設けられた高周波信号を増幅する増幅素子部と、前記入力回路部、前記出力回路部及び前記増幅素子部を収納・保持する収納容器と、前記収納容器に設けられ、前記入力回路部に高周波信号を入力する入力端子と、前記収納容器に設けられ、前記出力回路部から高周波信号を出力する出力端子と、前記収納容器の前記出力回路部に対向する位置に設けられ、増幅する高周波信号の周波数の高調波周波数の電力を吸収する電波吸収体と、を備えた電力増幅器。
  2. 請求項1に記載の電力増幅器を用いた送信部と、前記送信部が送信端子に接続された送受信共用部と、前記送受信共用部の送受信共通端子に接続されたアンテナ部と、前記送受信共用部の受信端子に接続された受信部と、を備え、受信部の受信周波数は、前記送信部で増幅する高周波信号の周波数の所定の高調波周波数に等しく、この所定の高調波周波数の電力を前記電波吸収体が吸収する送受信共用アンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108696982A (zh) * 2017-04-12 2018-10-23 三菱重工机械系统株式会社 高次谐波吸收体及高频加速腔

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