JP2015065142A - 固体照明装置および波長変換部材 - Google Patents

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慶暁 松葉
昭男 渡邊
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昭男 渡邊
善久 池田
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善久 池田
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Abstract

【課題】光取り出し効率が高められ、小型化が容易な固体照明装置および波長変換部材を提供する。【解決手段】固体照明装置は、レーザー光を励起光として放出する光源部と;入射面と出射面とを有する透明基板と、前記入射面に設けられ、前記励起光を透過するフィルタ膜と、前記出射面に設けられ前記励起光を吸収し波長変換光を放出する波長変換層と、を有する波長変換部材であって、前記波長変換層から放出された前記波長変換光のうち前記フィルタ膜に向かう一部は、前記フィルタ膜により反射される、波長変換部材と;を具備し、前記波長変換光のうち前記出射面の上方へ向かう他の一部と、前記励起光のうち前記波長変換層内で吸収されずに散乱され前記出射面の上方へ向かう散乱光と、前記フィルタ膜により反射された前記波長変換光の前記一部のうち前記波長変換層を通過して前記出射面の上方へ向かう光と、が、前記波長変換部材から放出される。【選択図】図1

Description

後述する実施形態は、概ね、固体照明装置および波長変換部材に関する。
固体発光素子を用いた白色固体照明(SSL:Solid State lighting)装置の光源としては、LED(Light Emitting Diode)が主流である。
その場合、放熱と給電のための基板にLEDチップを実装し、蛍光体を有する白色発光部がLEDチップを覆うように設けることが多い。これに対して、もし、白色発光部が光学系のみで構成されれば、発熱も少なく、小型軽量化され、照明装置のデザインの自由度を高めることができる。
そのためには、たとえば、青紫色〜青色の波長範囲の半導体レーザーからのレーザー光を導光体などに効率よく結合させ、固体発光素子から離間した蛍光体などの波長変換層に照射して白色発光を得る構造とすればよい。
線状光源は、長い導光体に沿ってレーザー光を導光する。しかし、スポット光源や一般光源に長い導光体を用いると、高い光取り出し効率および小型化を実現することが容易ではない。
特開2012−9380号公報
本発明が解決しようとする課題は、光取り出し効率が高められ、小型化が容易な固体照明装置および波長変換部材を提供することである。
実施形態の固体照明装置は、レーザー光を励起光として放出する光源部と;入射面と出射面とを有する透明基板と、前記入射面に設けられ、前記励起光を透過するフィルタ膜と、前記出射面に設けられ前記励起光を吸収し波長変換光を放出する波長変換層と、を有する波長変換部材であって、前記波長変換層から放出された前記波長変換光のうち前記フィルタ膜に向かう一部は、前記フィルタ膜により反射される、波長変換部材と;を具備し、前記波長変換光のうち前記出射面の上方へ向かう他の一部と、前記励起光のうち前記波長変換層内で吸収されずに散乱され前記出射面の上方へ向かう散乱光と、前記フィルタ膜により反射された前記波長変換光の前記一部のうち前記波長変換層を通過して前記出射面の上方へ向かう光と、が、前記波長変換部材から放出される。
本発明の実施形態によれば、光取り出し効率が高められ小型化が容易な固体照明装置および波長変換部材を提供することができる。
図1(a)は第1の実施形態にかかる固体照明装置の模式斜視図、図1(b)はA−A線に沿った模式断面図、である。 図2(a)は第1の実施形態の固体照明装置の作用を説明する模式図、図2(b)は波長変換部材の作用を説明する模式図、図2(c)はヒートシンクが設けられた波長変換部材の模式断面図、である。 波長に対するフィルタ膜の透過率依存性の一例を表すグラフ図である。 図4(a)は光ファイバ出射端の発光パターン、図4(b)は光拡散板により断面形状を円形に広げた発光パターン、図4(c)は光拡散板により断面形状を矩形状に広げた発光パターン、を表す模式図である。 図5(a)は四角錐台形状の透明基板の模式斜視図、図5(b)はB−B線に沿った模式断面図、図5(c)は円錐台形状の透明基板の模式斜視図、図5(d)はC−C線に沿った模式断面図、図5(e)は凸形断面の模式図、である。 図6(a)は入射面に凹部が設けられた透明基板の模式断面図、図6(b)は出射面に凸部が設けられた透明基板の模式断面図、である。 図7(a)は第2の実施形態にかかる固体照明装置の模式斜視図、図7(b)はD−D線に沿った模式断面図、図7(c)はE−E線に沿った模式断面図、である。 図8(a)は第2の実施形態の固体照明装置の作用を説明する模式図、図8(b)は波長変換部材の作用を説明する模式図、である。 図9(a)は第2の実施形態の変形例の模式斜視図、図9(b)はD−D線に沿った模式断面図、図9(c)はE−E線に沿った模式断面図、である。 図10(a)は第3の実施形態にかかる固体照明装置の内部の模式斜視図、図10(b)はその外観の模式斜視図、である。 波長変換部材の第1変形例を表す模式断面図である。 図12(a)は比較例にかかる蛍光体粒子の外観写真図、図12(b)はその断面写真図、図12(c)は本実施形態の蛍光体粒子の変形例にかかる外観写真図、図12(d)はその断面写真図、である。 図13(a)は本実施形態の波長変換層のドットパターンの第1の配置例の模式平面図、図13(b)はその発光スペクトル図、図13(c)は波長変換層の第2の配置例の模式平面図、図13(d)はその発光スペクトル図、である。 図14(a)は波長変換部材の第2変形例の模式断面図、図14(b)はその作用を説明する模式図、である。 図15(a)は第1フィルタ膜の波長に対する透過率依存性を表すグラフ図、図15(b)は赤色光の発光スペクトルのグラフ図、である。 図16(a)は第2フィルタ膜の波長に対する透過率依存性を表すグラフ図、図16(b)は緑色光の発光スペクトルのグラフ図、である。 図17(a)は波長変換部材の第3変形例の模式断面図、図17(b)は上方からみた模式斜視図、図17(c)は下方からみた模式斜視図、である。 図18(a)は第3変形例の第2フィルタ膜の波長に対する透過率依存性を表すグラフ図、図18(b)は波長に対する反射率依存性を表すグラフ図、である。 図19(a)は波長変換部材の第4変形例の模式斜視図、図19(b)は透明基板の第1および第2の面の模式斜視図、図19(c)は模式断面図、である。
第1の発明は、レーザー光を励起光として放出する光源部と;入射面と、出射面と、を有する透明基板と、前記入射面に設けられ、前記励起光を透過するフィルタ膜と、前記出射面に設けられ前記励起光を吸収し波長変換光を放出する波長変換層と、を有する波長変換部材であって、前記波長変換層から下方へ放出された前記波長変換光の一部は、前記フィルタ膜により反射される、波長変換部材と;を具備し、前記波長変換光のうち前記波長変換層から上方へ放出された前記波長変換光の他の一部と、前記波長変換層内で吸収されずに散乱されたのち上方へ放出された散乱光と、前記フィルタ膜により反射された前記波長変換光の前記一部のうち前記波長変換層を通過して前記出射面の上方へ向かう光と、が、上方へ放出される、固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、波長変換層から下方に向かう光は、フィルタ膜により反射され、上方へ放出される。この結果、光取り出し効率を高め、高輝度とすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記透明基板の出射面は、前記入射面とは反対の側に設けられた固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、透明基板を挟んで、フィルタ膜と、波長変換層と、が対向する。この結果、固体照明装置の小型化が容易である。
第3の発明は、第2の発明において、前記波長変換部材は、前記前記第1の面と前記第2の面との間に設けられた前記透明基板の側面を覆う反射膜をさらに有する固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、光取り出し効率をさらに高めることができる。
第4の発明は、第1の発明において、前記透明基板は、前記入射面と前記出射面とにそれぞれ交差する傾斜面または曲面をさらに有し、前記入射面と前記出射面とは、隣接する固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、波長変換部材からフィルタ膜を通って光源部に向かって戻る励起光を低減できる。この結果、光取り出し効率をさらに高めることができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記波長変換部材は、前記傾斜面または前記曲面に設けられた反射膜をさらに有する固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、光取り出し効率をさらに高めることができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明において、入射した前記励起光を所定の角度に広げて前記フィルタ膜に向けて放出する出射口を有する光拡散部をさらに具備した固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、励起光を所定の角度に広げることが容易となる。この結果、輝度ムラを低減できる。
第7の発明は、第6の発明において、前記光源部は、前記励起光を前記拡散部の内部に導入する光ファイバを有し、前記光拡散部は、前記光ファイバの一方の端部が介挿される凹部が設けられた透光性アルミナセラミックス材と、前記凹部と、前記光拡散部の前記出射部と、を除く外表面を覆う反射膜と、を有する固体照明装置である。
この固体照明装置によれば、光取り出し効率を高めつつ、輝度ムラを低減できる。
第8の発明は、第1の面と、前記第1の面とは反対の側の第2の面と、を有する透明基板と、前記第1の面に設けられ、第1の波長を有する第1の光を透過し、前記第1の波長よりも長い波長の光を反射する第1フィルタ膜と、前記第2の面に設けられ、前記第1の光の一部を吸収し前記第1の波長よりも長い第2の波長を有する第2の光を放出する第1蛍光体層と、前記第1蛍光体層の上に設けられ、前記第1および第2の光を透過し、前記第1の波長よりも長くかつ前記第2の波長よりも短い第3の波長の光を反射する第2フィルタ膜と、前記第2フィルタ膜の上に設けられ、前記第1の光の他の一部を吸収し前記第3の波長を有する第3の光を放出する第2蛍光体層と、を具備し、前記第2蛍光体層から放出された前記第3の光のうち前記第2フィルタ膜に向かう一部は、前記第2フィルタ膜により反射される、波長変換部材である。
この波長変換部材によれば、第2フィルタ膜は、第1および第2の光を透過し、かつ第3の光を反射できる。この結果、光取り出し効率が高められ、3色の混合光を得ることができる。
第9の発明は、第1の面と、前記第1の面とは反対の側の第2の面と、側面と、を有し、セラミックスからなる透明基板と、前記第2の面に設けられ、第1の光の一部を吸収し、前記第1の光の波長よりも長い波長の第2の光を放出する蛍光体層と、前記第1の面の中央部に設けられ、前記第1の光を透過可能な第1フィルタ膜と、前記第1の面のうち前記中央部の外側を囲む外周部と、前記側面と、に設けられ、前記第1および第2の光を反射可能な第2フィルタ膜と、を具備した波長変換部材である。
この波長変換部材によれば、透明基板の側面および第1の面の外周部で第1および第2の光を反射させることができる。この結果、光取り出し効率を高めることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1(a)は第1の実施形態にかかる固体照明装置の模式斜視図、図1(b)はA−A線に沿った模式断面図、である。
固体照明装置は、励起光を放出する光源部10と、波長変換部材(光変換部)30と、を有する。
光源部10は、たとえば、青紫〜青色(430〜490nm)波長のレーザー光を励起光として放出する半導体レーザー11を有する。また、光源部10は、半導体レーザー11からの励起光を波長変換部材30へ導光する光ファイバ12をさらに有することができる。
波長変換部材30は、透明基板31と、フィルタ膜32と、波長変換層(蛍光体層)33と、を有する。透明基板31は、入射面(第1の面)31aと、出射面(第2の面)31bと、を有する。フィルタ膜32は、透明基板31の入射面31aに設けられ、励起光を透過する。波長変換層33は、透明基板31の出射面31bに設けられ、照射された励起光を吸収し波長変換光を放出する。波長変換層33から放出された波長変換光のうち下方へ向かう光は、フィルタ膜32により反射され、上方へ向かう。
透明基板31の材質は、サファイヤ、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)セラミックス、アルミナセラミックスなどとすることができる。フィルタ膜や波長変換層を形成するプロセスは、高温となることなどから、耐熱性のあるこれらの材料が好ましい。
また、固体照明装置は、入射した励起光を所定の角度に広げて波長変換部材30に向けて放出する出射面20aを有する光拡散部20をさらに含むことができる。光拡散部20は、光透過性および耐熱性の高いガラスや、アルミナセラミックスなどを含むことができる。
光拡散部20は、光ファイバ12の先端部から放出された励起光を、所定の角度に広げる。レーザー光の半値半角は、たとえば4度のように狭いガウス分布に近い配光特性を有する。このため、励起光を波長変換部材30に直接入射すると、透明基板31の出射面31b上の輝度分布は、均一とならず、輝度ムラを生じる。また、励起光の強度が高い領域の温度が局所的に上昇し、波長変換効率が低下することがある。
図2(a)は固体照明装置の作用を説明する模式図、図2(b)は波長変換部材の作用を説明する模式図、図2(c)はヒートシンクが設けられた波長変換部材の模式断面図、である。
励起光は、光拡散部20を通過するうちに、所定の角度に広げられ、近接して配置されたフィルタ膜32に入射する。
波長変換層33から下方へ放出された波長変換光の一部は、フィルタ膜32により反射される。波長変換光のうち波長変換層33から上方へ放出された他の一部L2と、波長変換層33内で吸収されずに散乱されたのち上方へ放出された散乱光L1sと、フィルタ膜32により反射され、波長変換層33を通過して上方へ向かう光L2rと、が、上方へ放出され、混合光GTとなる。
図3は、フィルタ膜の波長に対するフィルタ膜の透過率依存性の一例を表すグラフ図である。
フィルタ膜32は、誘電体多層膜などからなり青紫〜青色波長において透過率が95%以上にすることができる。また、青紫〜青色波長の外側では、透過率が低く、殆ど反射される。フィルタ膜32に向かう波長変換光の一部L2rは、たとえば、高い反射率で反射される。
励起光L1を青色レーザー光とし、波長変換層33を黄色蛍光体とすると、混合光GTとして白色光などを放出することができる。
また、光拡散部20は、たとえば、フィルタ膜32の側に、マイクロレンズアレイまたはレンズ拡散板(LSD:Light Shaping Diffusers)21を有してもよい。レンズ拡散板21の表面には、ホログラムなどの微細凹凸パターンが転写され、マイクロレンズアレイと同じように励起光の広がりを制御する。なお、微小凹凸は、規則的でも不規則でもよい。
図4(a)は光ファイバ出射端の発光パターン、図4(b)はレンズ拡散板により断面形状を円形に広げた発光パターン、図4(c)はレンズ拡散板により断面形状を矩形に広げた発光パターン、を表す模式図である。
レンズ拡散板21は、ガウス分布に近い励起光の分布を、波長変換部材33の形状に対応した光パターンに整形することができる。この結果、所定の広がり角度でかつ均一に光を放出し、波長変換層33を照射できる。このため、混合光の輝度ムラをより低減できる。
また、図2のように、フィルタ膜32の入射面のうち励起光が入射しない領域と、透明基板30の側面と、を反射膜34で覆うと、励起光L1と、波長変換光のうちの一部L2rと、が、外部に漏れることが抑制される。もしフィルタ膜32を設けないと、波長変換光のうちの略半分の下方へ向かう光は混合光として用いることができず光取り出し効率が低下する。これに対して、第1の実施形態では、励起光に対する透過率が高く、波長変換光に対する反射率が高いフィルタ膜32を用いることにより、光取り出し効率を高め、高輝度とすることができる。
また、図2(c)のように、波長変換部材30は、ヒートシンク38をさらに有することができる。ヒートシンク38には、金属などの熱伝導材からなり、凹部が設けられる。反射膜34を挟んで、透明基板30を、凹部に介挿すると波長変換層33で発生した熱を逃し、波長変換層33の温度を低下させることができる。
図5(a)は四角錐台形状の透明基板の模式斜視図、図5(b)はB−B線に沿った模式断面図、図5(c)は円錐台形状の透明基板の模式斜視図、図5(d)はC−C線に沿った模式断面図、図5(e)は凸形断面の模式図、である。
台形断面とすることにより、ヒートシンク38との接触面積を広くし、放熱効果をさらに高めることができる。
図6(a)は入射面に凹部が設けられた透明基板の模式断面図、図6(b)は出射面に凸部が設けられた透明基板の模式断面図、である。
図6(a)のように、入射面31aに凹部を設けると、入射面31aでの屈折効果を低減できる。このため、励起光を波長変換層33の外周領域まで均一に照射できる。また、図6(b)のように出射面31bに凸部を設けると、励起光および波長変換光の光取り出し効率をさらに高めることができる。
図7(a)は第2の実施形態にかかる固体照明装置の模式斜視図、図7(b)はD−D線に沿った模式断面図、図7(c)はE−E線に沿った模式断面図、である。
固体照明装置は、励起光を放出する光源部10と、光拡散部20と、波長変換部材30と、を有する。
光源部10は、たとえば、青紫〜青色波長のレーザー光を励起光として放出する半導体レーザー11と、光ファイバ12と、を有する。
光拡散部20は、光透過性が高く、耐熱性の高いガラスなどからなるものとする。光拡
散部20は、光ファイバ12の先端部から放出された励起光を、所定の角度に広げる。
波長変換部材30は、透明基板31と、フィルタ膜32と、波長変換層33と、を有する。図7(b)に表すように、透明基板31は、入射面31cと、出射面31dと、傾斜面31eと、側面31f、31gを有する。フィルタ膜32は、入射面31cに設けられ、励起光を透過する。波長変換層33は、出射面31dに設けられ、励起光を吸収し波長変換光を放出する。波長変換層33から放出された波長変換光のうち下方へ向かう一部は、フィルタ膜32により反射される。反射膜34は、傾斜面31eに設けられる。また、図7(c)に表すように、反射膜34を、側面31f、31gにさらに設けることができる。可視光に対する反射膜34の反射率は、80%以上であることが好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。
なお、波長変換部材30は、ヒートシンクをさらに有することができる。ヒートシンクには、金属など、熱伝導率が高い材料に凹部が設けられる。透明基板31の傾斜面31e、側面31f、31gは、反射膜34を挟んで、ヒートシンクの凹部に接触し、波長変換層33で発生した熱を逃すことができる。
図8(a)は固体照明装置の作用を説明する模式図、図8(b)は波長変換部材の作用を説明する模式図、である。
図8(a)に表すように、光ファイバ12から放出された励起光は、光拡散部20を通過し、レンズ拡散板21により所定の角度に広げられ、フィルタ膜32に入射する。
図8(b)に表すように、フィルタ膜32を透過した励起光L1の一部は、波長変換部33を直接照射する。他の一部は、傾斜面31eに設けられた反射膜34により反射されたのち波長変換層33を照射する。波長変換光のうち、フィルタ膜32へ向かう光は、反射膜32により反射され、透明基板31の内部に向かう光L2rとなり、多くは出射面31dから出射することができる。また、励起光L1のうち、波長変換層33に吸収されず散乱された光は、散乱光L1sとなる。この結果、波長変換光L2と、散乱光L1sと、の混合光GTが上方へ放出される。
また、傾斜面31eと出射面31dとの交差角αを30度以下とすると、傾斜面31eで反射されたのち、フィルタ膜32から光拡散部20に戻る光を低減し、光取り出し効率を高めることができる。
図9(a)は第2の実施形態の変形例の模式斜視図、図9(b)はD−D線に沿った模式断面図、図9(c)はE−E線に沿った模式断面図、である。
波長変換層33は、出射面31dと傾斜面31eとにそれぞれ設けられる。このため、波長変換層33に生じる熱を分散して逃すことができる。
波長変換光のうち波長変換層33から上方へ放出された波長変換光の成分L2と、波長変換層33内で吸収されずに散乱されたのち上方へ放出された散乱光L1sと、フィルタ膜32により反射され、波長変換層33内を散乱された波長変換光の光L2rと、が、上方へ放出され、混合光GTとなる。
図10(a)は第3の実施形態にかかる固体照明装置の内部の模式斜視図、図10(b)はその外観の模式斜視図、である。
光源部10は、励起光を光拡散部20の内部に導入する光ファイバ12を有する。また、光拡散部20は、光ファイバ12の一方の端部が介挿される凹部が設けられた透光性アルミナセラミックス材22と、凹部と、光拡散部20の出射面20aと、を除く外表面の領域を覆う反射膜23と、を有する。
透光性アルミナセラミックス材22の外表面にAgやAlなどの金属を含む反射膜23を設けると、励起光のうち透光性アルミナセラミックス材22により散乱された成分が反射されて、波長変換層へ向かう。
励起光の進行方向への透光性アルミナセラミックス材22の拡散透過率が40%よりも低い場合、励起光は後方へ向かって散乱される割合が増加する。このため、透光性アルミナセラミックス材22の凹部および光ファイバ12から漏れる励起光が増加し、光取り出し効率が低下する。他方、拡散透過率が80%よりも高い場合、励起光が十分には拡散されず、波長変換層33へ入射する励起光の密度分布が不均一となる。このため、輝度ムラを生じる。すなわち、透光性アルミナセラミックス材22の拡散透過率は、40%以上かつ80%以下とすることが好ましい。
図11は、波長変換部材の第1変形例を表す模式断面図である。
透明基板31の出射面31bには、凹凸が設けられ、波長変換層33は、凹凸を覆うように設けられる。
波長変換層33が蛍光体ガラスである場合、その屈折率は略1.9である。他方、透明基板31が透光性アルミナセラミックスやサファイヤであると、その屈折率は略1.7である。透明基板と、蛍光体ガラスと、の境界に設けられた凹凸により、蛍光体ガラスに入射する励起光の強度を増加することができる。
図12(a)は比較例にかかる蛍光体粒子の外観写真図、図12(b)はその断面写真図、図12(c)は本実施形態の蛍光体粒子の変形例にかかる外観写真図、図12(d)はその断面写真図、である。
図12(a)、(b)に表す比較例の蛍光体粒子は、単結晶粒子の集合体である。単結晶粒子の体積散乱効果により低コヒーレンスとする。これに対して、図12(c)、(d)にでは、1つの蛍光体粒子は、多結晶粒子の集合体である。多結晶粒子がさらに集合されると、体積散乱効果に加えて、多結晶粒子内の内部散乱効果により、さらにコヒーレンスを低減し、安全性をさらにたかめることが容易となる。
図13(a)は本実施形態の波長変換層のドットパターンの第1の配置例の模式平面図、図13(b)はその発光スペクトル図、図13(c)は本実施形態の波長変換層の第2の配置例の模式平面図、図13(d)はその発光スペクトル図、である。
図13(a)に表す第1の配置例では、蛍光体層のドットパターンのサイズは50μm×50μmである。また、面積比は、緑(G):赤(R)=4:5である。このとき、発光スペクトルは図13(b)のようになり、色温度は5000Kである。また、図13(c)に表す第2に配置例では、G:R=3:6である。このとき、発光スペクトルは図13(d)のようになり、色温度は3000Kである。
ドットパターンの幅は、たとえば、10〜100μm、厚さは10〜100μmなどとすることができる。もし、ドットパターンの幅が10μmよりも狭いと、赤(R)蛍光体が、緑色(G)を吸収して発光効率が低下する。他方、ドットパターンの幅が100μmよりも広いと、発光色の色分離が目立つようになる。本実施形態によれば、発光効率の低減および色分離が抑制された固体照明装置が可能となる。
図14(a)は波長変換部材の第2変形例の模式断面図、図14(b)はその作用を説明する模式図、である。
図14(a)に表すように、波長変換部材30は、透明基板31と、第1フィルタ膜32と、第1蛍光体層33と、第2フィルタ膜42と、第2蛍光体層43と、を有する。
第1フィルタ膜32は、透明基板31の第1の面31aに設けられ、光源部10から放出された励起光である第1の光L1を透過し、第1の光L1の波長よりも長い波長の光(緑〜赤色光)を反射する。第1蛍光体層33は、透明基板31の第2の面31bに設けられ、第1の光L1の一部を吸収し、波長変換された第2の光L2を放出する。
図14(b)は、波長変換部材30の作用を説明するために、第2フィルタ膜42と、第2蛍光体層43と、の間に透明基板31bがあるものとする(実際には、図14(a)のように、透明基板を省略できる)。第2蛍光体層43は、第2フィルタ膜42の上に設けられ、第1の光L1の他の一部を吸収し、波長変換された第3の光L3を放出する。また、第2フィルタ膜42は、第1蛍光体層33の上に設けられ、第2の光L2および第1の光L1を透過し、第3の光を反射し反射光L3rとする。この結果、第1の光L1の散乱光L1sと、第2の光L2と、第3の光L3と、は、第2の面31bの上方で混合されて、白色などの混合光GTとなる。
図15(a)は第1フィルタ膜の波長に対する透過率依存性を表すグラフ図、図15(b)は赤色光の発光スペクトルのグラフ図、である。
図15(a)において、縦軸は透過率(%)であり、横軸は波長(nm)である。第1フィルタ膜32を、誘電体多層膜からなる干渉膜とすると、波長380〜490nmにおいて、青色光BLの透過率を90%以上にできる。また、図15(b)において、縦軸はスペクトル強度(W/nm)、横軸は波長(nm)である。赤色蛍光体層33による発光スペクトルを、620nm近傍にピーク値を有する赤色光RLとすることができる。すなわち、緑色〜赤色光に反射率を高めることができる。
図16(a)は第2フィルタ膜42の波長に対する透過率依存性を表すグラフ図、図16(b)は緑色光の発光スペクトルのグラフ図、である。
第2フィルタ膜42を、誘電体多層膜からなる干渉膜とすると、波長380〜490nmにおいて青色光BLの透過率を90%以上にできる。また、波長620nm以上において、赤色光RLの透過率を90%以上にできる。他方、波長510〜580nmにおいて、緑色光GLの透過率を5%以下とし、反射率を高めることができる。誘電体多層膜は、レーザー光に対する耐性が高い酸化金属(SiOとTaとの積層膜)が好ましい。
図17(a)は波長変換部材の第3変形例の模式断面図、図17(b)は上方からの模式斜視図、図17(c)は下方からの模式斜視図、である。
波長変換部材30は、透明基板31と、第1フィルタ膜32と、第2フィルタ膜42と、蛍光体層45と、を有する。
透明基板31は、第1の面31aと、第1の面31aとは反対の側の第2の面31bと、を有する。第1フィルタ膜32は、第1の面31aに設けられ低反射率を有し、第1の波長を有する第1の光を透過する。第2フィルタ膜42は、第2の面31bに設けられ、第1の光を透過し、かつ第1の波長よりも長い波長を有する光を反射する。蛍光体層45は、第2フィルタ膜42の上方に設けられ、第1の光の一部を吸収し第1の波長よりも長い第2の波長を有する第2の光を放出する。
たとえば、第1の光を青色光とし、蛍光体層45を黄色蛍光体とすると、第2フィルタ膜42は、黄色光を反射する。このため、反射された黄色光と、蛍光体層45から放出された黄色光と、蛍光体層45により吸収されなかった青色光と、外方に向かって放出され、白色光などとなる。
蛍光体層45は、無機接着材と、無機接着材に分散された蛍光体と、を含むことができる。蛍光体層45の形成方法として、蛍光体にシリカアルコキシドを混合しゾルゲル法を用いてガラス接着材として固定するか、または蛍光体に水ガラス(珪酸ナトリウム:NaO・nSiO・mHO)を混合し、加熱乾燥し固めるかなどとする。どちらの方法を用いても、加熱温度を200℃以下とすることにより、フィルタ膜の特性に与える影響は少ない。
ガラスなどの無機接着材を用いると、樹脂層に蛍光体を分散した構造と比較して樹脂の劣化などが抑制され、信頼性を高めることが容易となる。しかしながら、このようなガラス蛍光体を用いた波長変換部材では、空気とガラス蛍光体との間の屈折率差により反射を生じやすい。たとえば、Biを含む低融点ガラスでは、屈折率が略1.9であり、垂直入射光の略9.5%が反射されることがあるので、屈折率は1.9以下とすることが好ましい。
また、図17(b)、(c)に表すように、第2フィルタ膜42と、蛍光体層45との間にガラス層46を設けることができる。ガラス層46のガラス化温度を200℃以下とすると、温度上昇による誘電体多層膜の劣化を抑制することができる。また、照明光を発生させるために、可視光波長における透過率が高いことが要求される。たとえば、SiOなどを主成分とする無機材料が好ましい。
ガラス層46の形成方法としては、たとえば、シリカアルコキシド(または珪酸ナトリウム)溶液を誘電体多層膜の上に塗布し、所定の温度で加熱することにより、数μmの均一な厚さを有するガラス層46とすることができる。ガラス層46の屈折率は、アルミナ、YAG(Yttrium-Aluminum-Garnet)、サファイヤなどからなる透明セラミックスからの光取り出し効率を高めるため、透明セラミックスの屈折率1.7〜1.9に近い値を保ちつつ、空気(屈折率:1)への出射効率を高く保つことが容易な屈折率1.4〜1.6などの範囲とすることがより好ましい。また、蛍光体層45の無機接着材として、ガラス層46と同一の材料を用いると、ガラス層46と蛍光体層45との接合力が高まるとともに、光取り出し効率を高まる。
図18(a)は第3変形例の第2フィルタ膜の波長に対する透過率依存性を表すグラフ図、図18(b)は波長に対する反射率依存性を表すグラフ図、である。
図18(a)の縦軸は透過率(%)、図18(b)の縦軸は反射率(%)、である。第2フィルタ膜42への入射角が、0、30、60度と増加するのに応じて、透過率は減少し、反射量が増大する。なお、図18(b)は、入射角が0度のときの反射率を表す。
図19(a)は波長変換部材の第4変形例の模式斜視図、図19(b)は透明基板の第1の面および第2の面の模式斜視図、図19(c)は模式断面図、である。
波長変換部材30は、透明基板31と、蛍光体層33と、第1フィルタ膜50と、第2フィルタ膜52と、を有する。
透明基板31は、第1の面31aと、第1の面31aとは反対の側の第2の面31bと、側面31sと、を有し、YAGやアルミナ(Al)などのセラミックスからなる。図19では、基板形状は立方体(5mm×5mm×5mmなどのサイズ)とするが、本発明はこれに限定されない。
蛍光体層33は、透明基板31の第2の面31bに設けられ、第1の光L1を吸収し、第1の光L1の波長よりも長い波長の第2の光L4を放出する。第1フィルタ膜50は、図19(b)に表すように、第1の面31aの中央部に設けられ、第1の光L1を透過可能である。
第2フィルタ膜52は、第1の面31aのうち中央部の外側を囲む外周部と、透明基板31の4つの側面と、に設けられ、第1の光L1および第2の光L4を反射したのち、第2の面31bおよび蛍光体層33とを透過させる。
すなわち、第1フィルタ膜50は、誘電体膜によるARコート(Anti-Reflection coating)膜であり、500nm以下の波長において透過率を略92%とすることができる。また、第2フィルタ膜52は、誘電体多層膜によるHR(High-Reflection coating)膜であり、400〜800nmの波長において、反射率を100%に近くにできる。
なお、波長変換部材30は、凹部が設けられたヒートシンク38をさらに有してもよい。その場合、フィルタ膜で覆われた透明基板31の側面と底面とを凹部の内壁に接するように介挿すると発生熱Hを効率よく排出できる。
もし、金属膜をHR膜とすると、反射率は95%以下となる。また、Au膜では、450nm以下の波長において反射率が低下する。また、レーザー光強度が高くなると、吸収される割合がさらに高まる。これに対して、誘電体多層膜を用いたHR膜は、所定の波長において反射率を100%近くまで高めることができる。
また、レーザー光などである第1の光L1は、セラミックスの粒界で散乱されるので、損失が抑制されつつ、散乱光L1sに転換される。このため、たとえば、透過した散乱光L1sによるスペックルコントラストを10%以下とすることができ、固体照明装置の安全性を高めることができる。
本実施形態に用いた波長変換部材およびこれに付随した第1〜4の変形例を用いても固体照明装置を構成することができる。
第1〜第3の実施形態およびこれに付随した変形例にかかる固体照明装置は、光取り出し効率が高められ、高輝度化および小型化が容易である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 光源部、12 光ファイバ、20 光拡散部、20a (光拡散部の)出射面、21 レンズ拡散板、22 アルミナセラミックス、23 反射膜、30 波長変換部材、31 透明基板、31a 入射面(第1の面)、31b 出射面(第2の面)、31s 側面、32、50 (第1)フィルタ膜、33 波長変換層(第1蛍光体層)、34 反射膜、42、52 (第2)フィルタ膜、43 第2蛍光体層、46 ガラス層、L1 第1の光(励起光)、L2、L4 第2の光、L2r、L4r 反射光、L3 第3の光、L1s 散乱光、 GT 混合光

Claims (9)

  1. レーザー光を励起光として放出する光源部と;
    入射面と出射面とを有する透明基板と、前記入射面に設けられ、前記励起光を透過するフィルタ膜と、前記出射面に設けられ前記励起光を吸収し波長変換光を放出する波長変換層と、を有する波長変換部材であって、前記波長変換層から放出された前記波長変換光のうち前記フィルタ膜に向かう一部は、前記フィルタ膜により反射される、波長変換部材と;
    を具備し、
    前記波長変換光のうち前記出射面の上方へ向かう他の一部と、前記励起光のうち前記波長変換層内で吸収されずに散乱され前記出射面の上方へ向かう散乱光と、前記フィルタ膜により反射された前記波長変換光の前記一部のうち前記波長変換層を通過して前記出射面の上方へ向かう光と、が、前記波長変換部材から放出される、固体照明装置。
  2. 前記透明基板の前記出射面は、前記入射面とは反対の側に設けられた請求項1記載の固体照明装置。
  3. 前記波長変換部材は、前記第1の面と前記第2の面との間に設けられた前記透明基板の側面を覆う反射膜をさらに有する請求項2記載の固体照明装置。
  4. 前記透明基板は、前記入射面と前記出射面とにそれぞれ交差する傾斜面または曲面をさらに有し、
    前記入射面と前記出射面とは、隣接する請求項1記載の固体照明装置。
  5. 前記波長変換部材は、前記傾斜面または前記曲面に設けられた反射膜をさらに有する請求項4記載の固体照明装置。
  6. 入射した前記励起光を所定の角度に広げて前記フィルタ膜に向けて放出する出射面を有する光拡散部をさらに具備した請求項1〜5のいずれか1つに記載の固体照明装置。
  7. 前記光源部は、前記励起光を前記拡散部の内部に導入する光ファイバを有し、
    前記光拡散部は、前記光ファイバの一方の端部が介挿される凹部が設けられた透光性アルミナセラミックス材と、前記凹部と前記光拡散部の前記出射面とを除く前記透光性アルミナセラミックスの外表面を覆う反射膜と、を有する請求項6記載の固体照明装置。
  8. 第1の面と、前記第1の面とは反対の側の第2の面と、を有する透明基板と、
    前記第1の面に設けられ、第1の波長を有する第1の光を透過し、前記第1の波長よりも長い波長の光を反射する第1フィルタ膜と、
    前記第2の面に設けられ、前記第1の光の一部を吸収し前記第1の波長よりも長い第2の波長を有する第2の光を放出する第1蛍光体層と、
    前記第1蛍光体層の上に設けられ、前記第1および第2の光を透過し、前記第1の波長よりも長くかつ前記第2の波長よりも短い第3の波長の光を反射する第2フィルタ膜と、
    前記第2フィルタ膜の上に設けられ、前記第1の光の他の一部を吸収し前記第3の波長を有する第3の光を放出する第2蛍光体層と、
    を具備し、
    前記第2蛍光体層から放出された前記第3の光のうち前記第2フィルタ膜に向かう一部は、前記第2フィルタ膜により反射される、波長変換部材。
  9. 第1の面と、前記第1の面とは反対の側の第2の面と、側面と、を有し、セラミックスからなる透明基板と、
    前記第2の面に設けられ、第1の光の一部を吸収し、前記第1の光の波長よりも長い波長の第2の光を放出する蛍光体層と、
    前記第1の面の中央部に設けられ、前記第1の光を透過可能な第1フィルタ膜と、
    前記第1の面のうち前記中央部の外側を囲む外周部と、前記側面と、に設けられ、前記第1および第2の光を反射可能な第2フィルタ膜と、
    を具備した波長変換部材。
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