JP2015064206A - 導通検査装置及び導通検査方法 - Google Patents

導通検査装置及び導通検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検査装置本体に対して相対移動する布線手段上のワイヤハーネスを効率よく検査することができる導通検査装置及び導通検査方法を提供すること。【解決手段】ハーネス側コネクタ22に設けられた第二壁部223と検査側コネクタ32に形成された当接部323とが当接することでX方向においてコネクタ同士22、32を位置決めすることができ、位置決めされたコネクタ22、32同士を接離手段34によってZ方向に接近させることで接続し、ワイヤハーネスを検査手段31に自動で電気的に接続することができ、検査装置本体3に対して相対移動する布線手段2上のワイヤハーネスを効率よく検査することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤハーネスを所定の配索形態で支持する布線手段と、前記ワイヤハーネスの導通を検査する検査手段を備えた検査装置本体と、を備えた導通検査装置及び導通検査方法に関する。
従来、ワイヤハーネスが配索された布線ボード(布線手段)をベルトコンベア(搬送手段)によって搬送するとともに、検査手段によってワイヤハーネスの導通を検査する導通検査装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された導通検査装置では、検査手段と検査側コネクタとを備えた検査装置本体が所定の位置に設けられ、ハーネス側コネクタを備えた布線ボードが検査装置本体に近づいた際に、ハーネス側コネクタと検査側コネクタとを接続することで、ワイヤハーネスと検査手段とを電気的に接続して導通を検査する。
特開2002−329429号公報
しかしながら、特許文献1に記載の導通検査装置では、ハーネス側コネクタと検査側コネクタとを手動で接続するため、作業時間が長くなるとともに作業ミスが起こる可能性があり、検査の効率が低いという不都合があった。
本発明の目的は、検査装置本体に対して相対移動する布線手段上のワイヤハーネスを効率よく検査することができる導通検査装置及び導通検査方法を提供することにある。
本発明の導通検査装置は、ワイヤハーネスを所定の配索形態で支持する布線手段と、前記ワイヤハーネスの導通を検査する検査手段を備えた検査装置本体と、前記検査装置本体と前記布線手段とを相対移動させる搬送手段と、を備えた導通検査装置であって、前記布線手段は、前記ワイヤハーネスに電気的に接続されるハーネス側コネクタを備え、前記検査装置本体は、前記検査手段に電気的に接続された検査側コネクタを備え、前記搬送手段による搬送方向における前記ハーネス側コネクタと前記検査側コネクタとの相対位置を検知する検知手段と、該ハーネス側コネクタと該検査側コネクタとを互いの対向方向に接離する接離手段と、をさらに備え、前記搬送手段によって前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを前記搬送方向に接近させていき、前記検知手段が該検査側コネクタと該ハーネス側コネクタとの接近を検知したら、前記接離手段によって該ハーネス側コネクタと該検査側コネクタとを前記対向方向に接近させて接続することを特徴とする。
以上のような本発明によれば、検知手段によってハーネス側コネクタと検査側コネクタとの相対位置を検知することでコネクタ同士を搬送方向において位置決めすることができる。このように位置決めされたコネクタ同士を接離手段によって対向方向に近づけて接続することで、布線手段に配索されたワイヤハーネスと検査装置本体に設けられた検査手段とを自動で電気的に接続することができ、検査を効率化することができる。
この際、本発明の導通検査装置では、前記検知手段は、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとが前記搬送方向において所定の第一間隔にまで接近したことを検知する第一検知手段と、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとが前記第一間隔よりも狭い第二間隔にまで接近したことを検知する第二検知手段と、を備え、前記接離手段は、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとが前記第一間隔にまで接近したことが検知されると該検査側コネクタと該ハーネス側コネクタとを一段階接近させ、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとが前記第二間隔にまで接近したことが検知されると該検査側コネクタと該ハーネス側コネクタとをさらに一段階接近させて接続することが好ましい。
このような構成によれば、接離手段がハーネス側コネクタと検査側コネクタとを二段階に接近させるように設けられていることで、検査時以外においてはコネクタ同士を十分に離して干渉を防ぐとともに、二段階目の移動量を小さくしてコネクタ同士の接続に要する時間を短縮することができる。
さらに、本発明の導通検査装置では、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとは、前記搬送方向から互いに当接する当接部を備え、前記検査装置本体は、前記検査側コネクタを前記搬送方向に移動可能に支持する支持手段を備え、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを前記搬送方向に接近させて前記当接部同士を当接させることで、該検査側コネクタが該ハーネス側コネクタに追従して移動することが好ましい。
このような構成によれば、検査側コネクタとハーネス側コネクタとが当接部を備えていることで、相対移動するコネクタ同士の接続を維持することができる。さらに、支持手段に支持された検査側コネクタがハーネス側コネクタに追従して移動することで、検査時に搬送手段を停止したり速度を低下させたりする必要がなく、搬送手段の制御を簡単化することができるとともに、導通検査装置が設けられたライン全体における工程を効率化することができる。
また、本発明の導通検査装置では、前記検査装置本体は、前記当接部同士が当接して前記検査側コネクタが前記搬送方向に移動する際に前記搬送装置の動力をエネルギーとして蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積されたエネルギーによって前記検査側コネクタを初期位置に復帰させる復帰手段と、をさらに備えることが好ましい。
このような本発明によれば、蓄積手段と復帰手段とを備えていることで、検査側コネクタを初期位置に自動で復帰させることができるとともに、外部から供給される動力によって駆動する駆動手段を設ける必要がなく、構成を簡単化することができる。尚、蓄積手段が蓄積するエネルギーとしては、位置エネルギーや弾性エネルギー、電気エネルギーが例示でき、蓄積手段及び復帰手段は、これらのエネルギーを蓄積して利用することができる適宜な構成であればよい。
一方、本発明の導通検査方法は、ワイヤハーネスを所定の配索形態で支持する布線手段と、前記ワイヤハーネスの導通を検査する検査手段を備えた検査装置本体と、前記検査装置本体と前記布線手段とを相対移動させる搬送手段と、を用いた導通検査方法であって、前記布線手段は、前記ワイヤハーネスに電気的に接続されるハーネス側コネクタを備え、前記検査装置本体は、前記検査手段に電気的に接続された検査側コネクタを備え、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを所定の搬送方向に接近させていき、該検査側コネクタと該ハーネス側コネクタとの該搬送方向における接近を検知したら、該ハーネス側コネクタと該検査側コネクタとを互いの対向方向に接近させて接続することを特徴とする。このような本発明によれば、前述のようにコネクタ同士を位置決めして接続し、ワイヤハーネスと検査手段とを自動で電気的に接続することで、ワイヤハーネスを効率よく検査することができる。
以上のような本発明の導通検査装置及び導通検査方法によれば、ハーネス側コネクタと検査側コネクタとの搬送方向における相対位置を検知して位置決めするとともに、コネクタ同士を対向方向に近づけて接続することで、検査装置本体に対して相対移動する布線手段上のワイヤハーネスを効率よく検査することができる。
本発明の実施形態に係る導通検査装置全体を示す構成図である。 前記導通検査装置の要部を示す斜視図である。 前記導通検査装置の動作説明図である。 前記導通検査装置の動作説明図である。 前記導通検査装置によって導通を検査する際の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の導通検査装置1は、図1に示すように、図示しないワイヤハーネスを支持する布線手段としての布線ボード2と、図示しないフレームに固定されるとともにワイヤハーネスの導通を検査する検査手段31を備えた検査装置本体3と、布線ボード2を搬送する搬送手段としてのベルトコンベア4と、を備えて構成されている。また、本実施形態におけるX方向、Y方向、及び、Z方向は図1に示す通りとし、Z方向の上下は図1を基準とする。さらに、ベルトコンベア4は複数の布線ボード2を搬送するものであって、X方向を搬送方向とするとともに、搬送方向における上流側及び下流側は図1に示す通りとする。
布線ボード2は、ワイヤハーネスの端末のコネクタと嵌合可能に形成された接続部21と、ワイヤハーネスに電気的に接続されるハーネス側端子221を備えたハーネス側コネクタ22と、接続部21とハーネス側端子221とを電気的に接続する配線部23と、を有して構成されている。
接続部21は、ワイヤハーネスの端末のコネクタと嵌合することで、ワイヤハーネスを布線ボード2上に所定の配索形態に支持する。
ハーネス側コネクタ22は、図2にも示すように、ワイヤハーネス中の各電線に電気的に接続されるとともにZ方向上側に突出した複数のハーネス側端子221と、ハーネス側端子221よりも下流側においてZ方向上側に突出した第一壁部222と、ハーネス側端子221よりも上流側においてZ方向上側に突出した第二壁部223と、第一壁部222よりも下流側に設けられた被検知部224と、を有して構成されている。また、ハーネス側端子221は、バネ221aを備えてZ方向に出没可能に設けられている。第一壁部222はハーネス側端子221よりも大きな突出寸法を有するとともに、第二壁部223は第一壁部222よりも大きな突出寸法を有している。さらに、第一壁部222及び第二壁部223の上端には、ハーネス側端子221に向かうにしたがって下側に向かう傾斜を有する傾斜面222a、223aがそれぞれ形成されている。
検査装置本体3は、検査手段31と、検査手段31に電気的に接続された検査側コネクタ32と、検査手段31と検査側コネクタ32とを電気的に接続する電線33と、検査側コネクタ32をZ方向に移動させることでハーネス側コネクタ22と接離させる接離手段34と、接離手段34をX方向に移動可能に支持する支持手段としてのスライドレール35と、接離手段34のX方向への移動を位置エネルギーとして蓄積する蓄積手段36と、被検知部224が下方を通過したことを検知する光学センサ37と、検査手段31及び接離手段34を制御する図示しない制御手段と、を有して構成されている。
検査手段31は、後述する複数の検査側端子321のうち任意の二端子間の導通を検査する装置であって、検査結果を表示する表示部を備えて構成されている。
検査側コネクタ32は、図2にも示すように、検査手段31に電気的に接続されるとともにZ方向下側に向かって突出した複数の検査側端子321と、第一壁部222をY方向両側から挟むようにZ方向下側に突出したガイド壁322と、上流側において第二壁部223と当接する当接部323と、を有して構成されている。当接部323と第二壁部223とは、X方向から当接することで当接部として機能する。さらに、当接部323には第二壁部223と当接したことを検知する図示しないセンサが内蔵されており、検査側コネクタ32とハーネス側コネクタ22とが最接近していることを検知し、当接部323と第二壁部223とが第二検知手段として機能する。また、ガイド壁322は検査側端子321よりも大きな突出寸法を有している。さらに、一対のガイド壁322の下端には、検査側端子321に向かうにしたがって上側に向かう傾斜を有する傾斜面322aがそれぞれ形成されている。
電線33は、検査側コネクタ32がX方向に移動できるような余長を有して形成され、接離手段34やスライドレール35と干渉しない位置に設けられている。
接離手段34は、図3に示すように、支持アーム341によってスライドレール35に支持された第一直動モータ342と、第一直動モータ342の第一出力軸342Aに支持された第二直動モータ343と、を備え、第二直動モータ343の第二出力軸343Aには検査側コネクタ32が固定されている。さらに、第一出力軸342A及び第二出力軸343AがZ方向に出没可能に設けられていることで、接離手段34は検査側コネクタ32をZ方向に二段階に移動可能に支持している。ここで、第一直動モータ342が第一出力軸342Aを上昇及び下降させることを第一上昇動作及び第一下降動作と呼び、第二直動モータ343が第二出力軸343Aを上昇及び下降させることを第二上昇動作及び第二下降動作と呼ぶ。
スライドレール35は、X方向に延びて支持アーム341を支持するとともに、両端には支持アーム341の移動を規制する図示しないストッパが設けられている。
蓄積手段36は、一端が接離手段34に接続されたワイヤ361と、複数のプーリ362と、ワイヤ361の他端に接続された円柱状の重り363と、重り363を収容する円筒状のパイプ364と、を備え、接離手段34(及び検査側コネクタ32)が下流側に移動すると重り363がパイプ364内を上昇して位置エネルギーが蓄積されるように構成されている。また、接離手段34に対して下流側への外力の付与を停止すると、重り363が重力によって下降することで接離手段34が上流側に移動し、蓄積手段36は接離手段34を初期位置に復帰させる復帰手段としても機能する。パイプ364は、重り363の外径よりもやや大きい内径を有して円筒状に形成されていることで、重り363の下降速度を空気抵抗によって低減し、接離手段34及び検査側コネクタ32を適宜な移動速度で初期位置に復帰させるようになっている。
光学センサ37は、被検知部224が下方を通過したことを検知することで、検査側コネクタ32とハーネス側コネクタ22とのX方向における相対位置を検知するように構成され、光学センサ37と被検知部224とが第一検知手段として機能する。
次に、導通検査装置1がワイヤハーネスの導通を検査する際の動作について図3〜5に基づいて説明する。ここで、導通検査装置1によってワイヤハーネスの導通を検査する処理を導通検査処理と呼び、導通検査処理は、布線ボード2上にワイヤハーネスを配索する準備工程と、コネクタ22、32同士を接続する接続工程と、ワイヤハーネスの導通を検査する検査工程と、検査装置本体3を初期位置に復帰させる復帰工程と、布線ボード2からワイヤハーネスを取り外す後処理工程と、から構成され、順次搬送される布線ボード2に対して行われる。また、接続工程、検査工程、及び、復帰工程は、検査装置本体3の制御手段が行う接続検査処理によって自動で行われる。
まず、準備工程として、図1に示す位置よりも上流側に位置した布線ボード2に対し、ワイヤハーネスを配索するとともにワイヤハーネスの端末のコネクタを各々接続部21に接続する。この接続作業は手作業であってもよいし適宜な装置によって自動で行われてもよい。
次に、制御手段が図5のフローチャートに示すような接続検査処理を開始する。ここで、検査側コネクタ32及び接離手段34は図1に示すX方向位置を初期位置とし、検査側コネクタ32は図1、図3(A)、及び、図4(A)に示すZ方向位置を初期高さとする。初期高さにおける検査側コネクタ32の検査側端子321は、下端が第二壁部223の上端よりもZ方向上側に位置している。
まず、制御手段は、検知手段37の下方をハーネス側コネクタ22の被検知部224が通過したかどうかを判定する(ステップS1)。図4(A)に示すように被検知部224が通過する(即ち、コネクタ22、32同士が第一間隔にまで接近する)と(ステップS1でY)、制御手段は第一直動モータ342を第一下降動作させ、図3(B)及び図4(B)に示すように第二直動モータ343及び検査側コネクタ32を下降させる(ステップS2)。このとき、検査側端子321の下端が第一壁部222の上端よりもZ方向上側に位置するとともに、一対のガイド壁322が第一壁部222をY方向両側から挟む位置にまで検査側コネクタ32を下降させることで、X方向に移動する第一壁部222を一対のガイド壁322が案内する。さらに、当接部323と第二壁部223の上部とがZ方向に略同一高さに位置するように検査側コネクタ32を下降させる。
次に、制御手段は、当接部323と第二壁部223とが当接したかどうかを判定する(ステップS3)。当接部323と第二壁部223とが当接した(即ち、コネクタ22、32同士が第二間隔まで接近した)ことをセンサが検知すると(ステップS3でY)、制御手段は第二直動モータ343を第二下降動作させて検査側コネクタ32をさらに下降させ、図3(C)及び図4(C)に示すように検査側端子321とハーネス側端子221とを接触させてコネクタ22、32同士を接続する(ステップS4)。このとき、ハーネス側端子221がバネ221aを備えるとともにZ方向に出没可能に設けられていることで、検査側端子321と接触する際の衝撃が吸収されるとともに、端子221、321同士が確実に接触する。また、ステップS1〜S4が接続工程に相当する。当接部323と第二壁部223とが当接してからは、検査側コネクタ32及び接離手段34がベルトコンベア4によって搬送されるハーネス側コネクタ22に追従して下流側に移動し、この移動に伴って重り363が上昇する。
次に、制御手段は検査手段31を制御し、任意の二つの検査側端子321間の導通を検査することで、対応するワイヤハーネス中の電線の導通を検査して異常の有無を判定する(ステップS5)。検査した電線に異常がない場合(ステップS5でN)、制御手段は未検査の電線があるか否かを判定する(ステップS6)。未検査の電線がある場合(ステップS6でY)、対象とする検査側端子321を変更し(ステップS7)、再びステップS5に戻る。一方、電線に異常が検知された場合(ステップS5でY)、制御手段は検査手段31に異常を表示させ(ステップS8)、ステップS6に進む。ここで、ステップS5〜S8が検査工程に相当する。
検査対象の電線に対する検査が終了したら(ステップS6でN)、制御手段は第一直動モータ342を第一上昇動作させるとともに第二直動モータ343を第二上昇動作させ、検査側コネクタ32を初期高さにまで上昇させ(ステップS9:復帰工程)、再びステップS1に戻る。検査側コネクタ32が上昇して当接部323と第二壁部223とが離れると、重り363が下降することで検査側コネクタ32及び接離手段34が上流側に移動し、検査装置本体3は初期位置に復帰する。
次に、後処理工程として、接続部21からコネクタを取り外すことでワイヤハーネスを布線ボード2から取り外し、ワイヤハーネスを次工程へと送る。ワイヤハーネス中の電線に異常が発見された場合、異常箇所を特定するとともに手動で再検査してもよいし、異常が発見された電線を交換して再度導通検査処理によって検査してもよい。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、当接部323と第二壁部223とが当接することでX方向においてコネクタ同士22、32を位置決めすることができ、位置決めされたコネクタ22、32同士を接離手段34によってZ方向に接近させることで接続し、布線ボード2上のワイヤハーネスと検査装置本体3に設けられた検査手段31とを自動で電気的に接続することができる。
さらに、接離手段34がハーネス側コネクタ22と検査側コネクタ32とを二段階に接近させるように設けられていることで、検査側端子321と第二壁部223とが干渉することを防ぎつつ、ステップS4における検査側コネクタ32の移動量を小さくしてコネクタ22、32同士の接続に要する時間を短縮することができる。
また、当接部323と第二壁部223とが当接したことをセンサが検知してコネクタ22、32同士を位置決めすることで、非接触でコネクタ22、32同士の接近を検知する構成と比較して、より正確に位置決めすることができるとともに、構成を簡単化することができる。
また、当接部323と第二壁部223とが当接している状態で端子221、321同士が接触することで、接触を確実に維持することができる。さらに、検査側コネクタ32がハーネス側コネクタ22に追従して移動することで、検査時にベルトコンベア4を停止したり速度を低下させたりする必要がなく、ベルトコンベア4の制御を簡単化することができるとともに、導通検査装置1が設けられたライン全体における工程を効率化することができる。
また、蓄積手段36を備えていることで、検査側コネクタ32を初期位置に自動で復帰させることができるとともに、外部から供給される動力によって駆動する手段を設ける必要がなく、構成を簡単化することができる。また、パイプ364が重り363の下降時の速度を低減する、即ち、検査側コネクタ32が初期位置に復帰する際の移動速度を低減することで、検査側コネクタ32が慣性力や衝撃によって劣化したり故障したりすることを防ぐことができる。
また、第一壁部222及び第二壁部223の上端に傾斜面222a、223aが形成されていることで、コネクタ22、32同士のX方向のずれを修正することができるとともに、ガイド壁322の下端に傾斜面322aが形成されていることで、Y方向のずれを修正することができ、対応する端子221、321同士を確実に接触させることができる。
また、X方向に移動する第一壁部222を一対のガイド壁322がY方向両側から挟んで案内することで、布線ボード2と検査装置本体3とにX方向のずれが生じてしまっても、ずれを修正することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、検知手段37と被検知部224とが第一検知手段として機能するとともに当接部323と第二壁部223とが第二検知手段として機能するものとしたが、被検知部224よりも上流側においてハーネス側コネクタ22にさらに被検知部が設けられて検知手段37に検知されることで第二検知手段として機能する構成であってもよい。また、第一検知手段と第二検知手段とのうちいずれか一方が設けられる構成であってもよく、例えば、第二壁部223及び当接部323が省略されるとともに、被検知部224が検知されてから経過した時間とベルトコンベア4の速度とに基づいて制御手段が接離手段34を駆動するタイミングを決定する構成であってもよい。
また、前記実施形態では、接離手段34が検査側コネクタ32を二段階で下降させるものとしたが、検査側コネクタ32を一段階で下降させてコネクタ22、32同士を接続する構成であってもよい。さらに、接離手段は、布線ボード2上に設けられるとともにハーネス側コネクタ22をZ方向に移動させるものであってもよいし、検査装置本体3全体をZ方向に移動させるものであってもよい。
また、前記実施形態では、検査側コネクタ32がスライドレール35によってX方向に移動可能に支持されるものとしたが、ハーネス側コネクタ22が布線ボード2上においてX方向に移動可能に支持されていてもよいし、ハーネス側コネクタ22又は検査側コネクタ32をX方向に移動させる直動モータ等の移動手段が設けられることで、コネクタ22、32同士が接続時に略同一速度で移動する構成であってもよい。
また、前記実施形態では、位置エネルギーを蓄積するとともに接離手段34及び検査側コネクタ32を初期位置に復帰させる蓄積手段36を備えるものとしたが、蓄積手段は、例えば、バネ等によって弾性エネルギーを蓄積する構成であってもよいし、二次電池やキャパシタ等の蓄電手段とモータとが接続されて電気エネルギーを蓄積する構成であってもよいし、検査側コネクタ32を初期位置に復帰させる復帰手段が別体で設けられていてもよい。また、蓄積手段は省略されていてもよく、作業者が手動で検査側コネクタ32を初期位置に復帰させてもよい。
また、前記実施形態では、重り363がパイプ364の内側に設けられることで検査側コネクタ32が初期位置に復帰する際の速度を低減する構成としたが、例えば、プーリ362に適宜な摩擦力を生じさせることで速度を低減する構成であってもよいし、緩衝部材が設けられることで検査側コネクタ32の復帰時の衝撃を吸収する構成であってもよい。
また、前記実施形態では、検査装置本体3が固定されるとともに布線ボード2がベルトコンベア4によって搬送されるものとしたが、布線ボード2が固定されるとともに検査装置本体3が搬送される構成であってもよいし、布線ボード2及び検査装置本体3が搬送される構成であってもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 導通検査装置
2 布線ボード(布線手段)
22 ハーネス側コネクタ
223 第二壁部(第二検知手段、当接部)
224 被検知部(第一検知手段)
3 検査装置本体
31 検査手段
32 検査側コネクタ
323 当接部(第二検知手段)
34 接離手段
35 スライドレール(支持手段)
36 蓄積手段(復帰手段)
37 検知手段(第一検知手段)

Claims (5)

  1. ワイヤハーネスを所定の配索形態で支持する布線手段と、前記ワイヤハーネスの導通を検査する検査手段を備えた検査装置本体と、前記検査装置本体と前記布線手段とを相対移動させる搬送手段と、を備えた導通検査装置であって、
    前記布線手段は、前記ワイヤハーネスに電気的に接続されるハーネス側コネクタを備え、
    前記検査装置本体は、前記検査手段に電気的に接続された検査側コネクタを備え、
    前記搬送手段による搬送方向における前記ハーネス側コネクタと前記検査側コネクタとの相対位置を検知する検知手段と、該ハーネス側コネクタと該検査側コネクタとを互いの対向方向に接離する接離手段と、をさらに備え、
    前記搬送手段によって前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを前記搬送方向に接近させていき、前記検知手段が該検査側コネクタと該ハーネス側コネクタとの接近を検知したら、前記接離手段によって該ハーネス側コネクタと該検査側コネクタとを前記対向方向に接近させて接続することを特徴とする導通検査装置。
  2. 前記検知手段は、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとが前記搬送方向において所定の第一間隔にまで接近したことを検知する第一検知手段と、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとが前記第一間隔よりも狭い第二間隔にまで接近したことを検知する第二検知手段と、を備え、
    前記接離手段は、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとが前記第一間隔にまで接近したことが検知されると該検査側コネクタと該ハーネス側コネクタとを一段階接近させ、前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとが前記第二間隔にまで接近したことが検知されると該検査側コネクタと該ハーネス側コネクタとをさらに一段階接近させて接続することを特徴とする請求項1に記載の導通検査装置。
  3. 前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとは、前記搬送方向から互いに当接する当接部を備え、
    前記検査装置本体は、前記検査側コネクタを前記搬送方向に移動可能に支持する支持手段を備え、
    前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを前記搬送方向に接近させて前記当接部同士を当接させることで、該検査側コネクタが該ハーネス側コネクタに追従して移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の導通検査装置。
  4. 前記検査装置本体は、前記当接部同士が当接して前記検査側コネクタが前記搬送方向に移動する際に前記搬送装置の動力をエネルギーとして蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積されたエネルギーによって前記検査側コネクタを初期位置に復帰させる復帰手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の導通検査装置。
  5. ワイヤハーネスを所定の配索形態で支持する布線手段と、前記ワイヤハーネスの導通を検査する検査手段を備えた検査装置本体と、前記検査装置本体と前記布線手段とを相対移動させる搬送手段と、を用いた導通検査方法であって、
    前記布線手段は、前記ワイヤハーネスに電気的に接続されるハーネス側コネクタを備え、
    前記検査装置本体は、前記検査手段に電気的に接続された検査側コネクタを備え、
    前記検査側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを所定の搬送方向に接近させていき、該検査側コネクタと該ハーネス側コネクタとの該搬送方向における接近を検知したら、該ハーネス側コネクタと該検査側コネクタとを互いの対向方向に接近させて接続することを特徴とする導通検査方法。
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