JP2015063324A - キャップの殺菌方法 - Google Patents
キャップの殺菌方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015063324A JP2015063324A JP2013198084A JP2013198084A JP2015063324A JP 2015063324 A JP2015063324 A JP 2015063324A JP 2013198084 A JP2013198084 A JP 2013198084A JP 2013198084 A JP2013198084 A JP 2013198084A JP 2015063324 A JP2015063324 A JP 2015063324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- hydrogen peroxide
- caps
- bag
- storage body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
【課題】キャップを適正に殺菌する。
【解決手段】多数のキャップ1を収納体内に入れた後、過酸化水素水6を一定量だけ収納体内に入れ、次に、この収納体を密封して所定時間保持するキャップ1の殺菌方法である。過酸化水素6は殺菌に必要な量だけ供給することができるので、キャップ1ひいてはボトルに過酸化水素6が残留するのを防止することができる。
【選択図】図2
【解決手段】多数のキャップ1を収納体内に入れた後、過酸化水素水6を一定量だけ収納体内に入れ、次に、この収納体を密封して所定時間保持するキャップ1の殺菌方法である。過酸化水素6は殺菌に必要な量だけ供給することができるので、キャップ1ひいてはボトルに過酸化水素6が残留するのを防止することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えばボトルに装着されるキャップの殺菌方法に関する。
従来、無菌雰囲気で殺菌処理されたボトル等の容器に殺菌された飲料を充填し、その口部を同じく殺菌処理されたキャップで閉じて無菌包装体とする無菌充填方法が提案されている。
この無菌充填方法において、キャップの殺菌処理は、過酸化水素のミストをキャップに吹き付けることにより行われる(例えば、特許文献1、2参照。)。
また、キャップの殺菌に過酸化水素等の薬剤の使用が、そのキャップでの残留や容器への移行による残留について懸念がある場合は、蒸気をキャップに吹き付けることによりキャップの殺菌処理が行われる(例えば、特許文献3、4参照。)。
従来の過酸化水素のミストをキャップに吹き付ける方法は、キャップの全表面に過酸化水素を行き渡らせるにはミストを多めに吹き付ける必要があり、そのためキャップに過酸化水素が過剰に付着する傾向がある。キャップに過剰に付着した過酸化水素はキャップに残留し、それがボトル内に侵入する可能性がある。
また、従来の飽和蒸気を用いてキャップを殺菌する方法は、蒸気の使用量が多く、熱エネルギーのロスが多いという問題がある。また、殺菌箇所で蒸気のドレンが多く生じることもある。
本発明は、このような問題点を解消することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、多数のキャップ(1)を収納体(6)内に入れた後、過酸化水素水を一定量だけ収納体内に入れ、次に、この収納体(6)を密封して所定時間保持するキャップの殺菌方法を採用する。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載のキャップの殺菌方法において、収納体は箱と箱内に入れられた袋とを備え、袋内にキャップと過酸化水素水を入れることも可能である。
本発明によれば、多数のキャップ(1)を収納体(6)内に入れた後、過酸化水素水を一定量だけ収納体内に入れ、次に、この収納体(6)を密封して所定時間保持するキャップの殺菌方法であるから、過酸化水素を殺菌に必要な量だけキャップ(1)に付着させることができ、従ってキャップ(1)ひいてはボトル(2)に過酸化水素が残留する問題を解消することができる。
以下に本発明を実施するための形態について説明する。
この実施の形態では、図1に示すキャップ1が殺菌の対象とされる。図1中、符号2はこのキャップ1が殺菌された後に装着されるボトルを示す。このボトル2が殺菌処理された後に、内容物である殺菌処理された飲料aがボトル2内に充填され、また、飲料の充填と並行してキャップ1が必要に応じてさらに殺菌処理され、ボトル2の口部がキャップ1で密封されてボトル詰め製品が完成する。
キャップ1の殺菌処理について説明すると、まず、図2(A)に示すように、収納体が用意される。
収納体は、図2(A)(B)(C)に示すように、箱3と、箱3内に入れられた袋4と、箱3に被せられる蓋5とを具備する。袋4はガスバリアー性のあるシート材料で作られる。箱3及び蓋5がガスバリアー性を有する場合は、袋4を省略することができる。
次に、図2(A)に示すように、収納体の箱3内で広げられた袋4内に多数のキャップ1が収納される。
袋4内がキャップ1で満たされると、過酸化水素水6が所定量だけ袋4内に滴下等により供給される。過酸化水素水6の供給量は、袋4内の全キャップ1の内外面を殺菌するのに最小限必要な量である。
過酸化水素水としては、例えば過酸化水素水溶液を揮発性の溶剤で希釈したものが使用される。過酸化水素水中の過酸化水素の濃度は例えば0.1〜10重量%とされる。溶剤としては例えばエチルアルコール、メチルアルコール、アセトン、イソプロピルアルコール又は複数種の溶剤を混ぜた混合溶剤が用いられる。過酸化水素水としては過酸化水素水溶液を単独で用いることもできるが、過酸化水素水溶液を揮発性の溶剤で希釈したものを用いることもできる。かくすることにより、過酸化水素水がキャップ1の表面に速やかに薄い被膜となって拡がることになるので、過酸化水素水の蒸発が促進され、キャップ1の表面の殺菌時間が短縮される。
次に、図2(B)に示すように、袋4が塞がれ、密封される。袋の密封は、ヒートシール、ファスナー等により行われる。そして、図2(C)に示すように、箱3に蓋5が被せられ、収納体ごと搬出される。
その後、収納体は無菌充填が行われる工場まで運搬され、保管され、その間収納体の袋4内では過酸化水素水6が蒸発し、袋4内のすべてのキャップ1の表面に接触してキャップ1の表面に付着した菌類を殺菌する。
このような殺菌のためのエイジングが行われた後、収納体の箱3から蓋5が外され、袋4が開かれ、殺菌済のキャップ1が袋4から取り出されて図示しない無菌充填装置に送られ、ボトル2の口部に被せられ、これにより、ボトル詰め製品が完成する。
1…キャップ
2…ボトル
2…ボトル
Claims (2)
- 多数のキャップを収納体内に入れた後、過酸化水素水を一定量だけ収納体内に入れ、次に、この収納体を密封して所定時間保持することを特徴とするキャップの殺菌方法。
- 請求項1に記載のキャップの殺菌方法において、収納体は箱と箱内に入れられた袋とを備え、袋内にキャップと過酸化水素水を入れることを特徴とするボトルの殺菌方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013198084A JP2015063324A (ja) | 2013-09-25 | 2013-09-25 | キャップの殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013198084A JP2015063324A (ja) | 2013-09-25 | 2013-09-25 | キャップの殺菌方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015063324A true JP2015063324A (ja) | 2015-04-09 |
Family
ID=52831591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013198084A Pending JP2015063324A (ja) | 2013-09-25 | 2013-09-25 | キャップの殺菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015063324A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017013149A1 (de) * | 2015-07-23 | 2017-01-26 | Sig Technology Ag | Verfahren zum sterilisieren von verpackten oder teilverpackten bzw. teilweise verschlossenen gebrauchsgütern sowie dazu verwendbare sammelbehälter und umverpackungen |
WO2018037467A1 (ja) | 2016-08-22 | 2018-03-01 | 富士機械製造株式会社 | 過酸化水素水の製造方法及び殺菌対象物の殺菌方法 |
-
2013
- 2013-09-25 JP JP2013198084A patent/JP2015063324A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017013149A1 (de) * | 2015-07-23 | 2017-01-26 | Sig Technology Ag | Verfahren zum sterilisieren von verpackten oder teilverpackten bzw. teilweise verschlossenen gebrauchsgütern sowie dazu verwendbare sammelbehälter und umverpackungen |
WO2017013150A1 (de) * | 2015-07-23 | 2017-01-26 | Sig Technology Ag | Verfahren zum sterilisieren von unverpackten gebrauchsgütern sowie dazu verwendbare sammelbehälter und umverpackungen |
CN107848651A (zh) * | 2015-07-23 | 2018-03-27 | Sig技术股份公司 | 对包装的或部分包装的或部分密封的消耗品进行杀菌的方法以及存储容器及其外包装件 |
CN107848650A (zh) * | 2015-07-23 | 2018-03-27 | Sig技术股份公司 | 用于对未包装的消耗品进行杀菌的方法以及存储容器及其外包装件 |
JP2018520960A (ja) * | 2015-07-23 | 2018-08-02 | エスアイジー テクノロジー アーゲーSIG Technology AG | ばら積みの消耗品を殺菌する方法、ならびにそのために使用される保管容器および外側包装 |
JP2018520959A (ja) * | 2015-07-23 | 2018-08-02 | エスアイジー テクノロジー アーゲーSIG Technology AG | 包装された、または部分的に包装された、または部分的にシールされた消耗品を殺菌する方法、ならびにそのために使用される保管容器および外側包装 |
CN107848650B (zh) * | 2015-07-23 | 2019-12-20 | Sig技术股份公司 | 用于对未包装的消耗品进行杀菌的方法以及存储容器及其外包装件 |
CN107848651B (zh) * | 2015-07-23 | 2019-12-27 | Sig技术股份公司 | 对包装的或部分包装的或部分密封的消耗品进行杀菌的方法以及存储容器及其外包装件 |
WO2018037467A1 (ja) | 2016-08-22 | 2018-03-01 | 富士機械製造株式会社 | 過酸化水素水の製造方法及び殺菌対象物の殺菌方法 |
JPWO2018037467A1 (ja) * | 2016-08-22 | 2019-06-20 | 株式会社Fuji | 過酸化水素水の製造方法及び殺菌対象物の殺菌方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10745656B2 (en) | Method of forming and using deactivation wipe kit | |
SG11201809347XA (en) | A container | |
CN105939935B (zh) | 包装材料、其处理方法、由其制造的复合包装及其容器 | |
US9724437B2 (en) | Heat sterilization techniques for chlorhexidine based antiseptic formulations | |
CN107074378B (zh) | 无菌填充设备和方法 | |
JP4334670B2 (ja) | 容器の殺菌方法 | |
JP2013532566A5 (ja) | ||
MX2007008927A (es) | Cierre de contenedor con aguja subyacente penetrable y porcion termicamente liberable y porcion subyacente compatible con un producto liquido que contiene grasa y metodo relacionado. | |
MY165840A (en) | A storing package unit and a storing method for micro solder spheres | |
BRPI0505681A (pt) | processo para acondicionamento estéril de recipientes com dispensadores de gota, e meios para atuação do processo | |
JP2015063324A (ja) | キャップの殺菌方法 | |
EA201990517A1 (ru) | Способ и устройство для упаковывания курительных изделий | |
JP4713649B2 (ja) | プリフォ−ムの殺菌方法 | |
JP2013086848A (ja) | 口栓付容器の無菌充填方法 | |
CN107848650B (zh) | 用于对未包装的消耗品进行杀菌的方法以及存储容器及其外包装件 | |
AU2020202473A1 (en) | A cap for packing containers, including an integral powder or liquid, adapted for sterilisation | |
CN205145121U (zh) | 防潮式药用瓶 | |
JP4596456B2 (ja) | ボトル型缶の充填・密封方法 | |
JP2017226468A (ja) | 紙容器の殺菌方法及び装置 | |
JP6163940B2 (ja) | 無菌充填機 | |
JP2659119B2 (ja) | 包装容器の殺菌方法 | |
PT1824740E (pt) | Processo para a aplicação de uma cápsula sobre o gargalo de uma garrafa de plástico, durante o seu enchimento | |
JP2009269677A (ja) | プラスチックボトル詰めミネラルウォーターの製造方法 | |
CN109549054A (zh) | 一种农产品保鲜方法 | |
JP2013237452A (ja) | 物品搬入方法および物品搬入用の包装体 |