JP2015061942A - 航空宇宙産業用途向けの金属部品に衝撃を与えるための方法及び装置 - Google Patents

航空宇宙産業用途向けの金属部品に衝撃を与えるための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一表面を有する金属製被加工物の物理的特性を変化させるための装置の提供
【解決手段】被加工物のための支持体202と、前記被加工物の一表面206に多重衝撃を与える従動部材204、及び、調整可能パラメータを有するコントローラであって、前記金属製被加工物の物理的特性を変化させるために、前記調整可能パラメータの範囲内で前記被加工物の前記表面に対して多重衝撃を与えるよう、前記従動部材を操作するために、前記従動部材に動作可能な状態で接続された前記コントローラを備える、装置200。
【選択図】図2

Description

本開示は、金属部品の物理的特性を変化させるための、機械的システムの使用に関する。より具体的には、本開示は、金属製被加工物を衝撃ピーニングして航空機や航空宇宙産業の用途向けの最終的な金属製構成要素にすることなどによる、機械加工のための方法及び装置に関する。
現在、金属部品は、ショットピーニング、超音波ピーニング、及びレーザーピーニングを含むシステムを使用することにより、シート状や板状の製品形態から、限定する訳ではないが、航空機向けの胴体部外板、翼部外板、及び構造領域へと加工されている。ショットピーニングは薄手材には効力を発揮するが、部品の精密加工が必要とされるような時には、制御が困難である。厚手材については、部品を加工するために大型のショット材が必要である。大型ショット材は、部品の表面を損傷することがあるため、表面仕上げの要件を満たすために追加的な加工段階が必要になる可能性がある。超音波ピーニング及びレーザーピーニングは、薄手と厚手のどちらの金属製構成要素にも使用されるが、かかる方法では、金属製構成要素を加工して最終的に所望の条件を備えたものにするのに、かなりの時間を要する。レーザーピーニングには、初期費用とその後に発生するコストの両方のために、高額な投資が必要になる。構成要素を加工して、金属薄板を1インチを超える厚みがある板材に変えるための、容易に調整可能な機械的システムで、かかる金属製構成要素の精密な仕上げが実現できる、現在利用可能なものよりも低コストなシステムの提供を求めるニーズが存在する。
従来の常套的アプローチの更なる限界及び欠点は、かかるシステムを、図面を参照して本出願の後述部分に規定されている本発明と比較することで、当業者に明らかとなろう。
本出願は、「リアルタイムの可変的ニードルピーニング成形に関する制御フィードバックループ」と題された、本書と同日付で、すなわち2013年9月19日に、米国特許出願第14/031,771号として出願された、米国特許出願の関連出願である。
本開示の一態様では、金属製被加工物の物理的特性を変化させるための装置が提供される。加工段階で被加工物を定位置に固定するために、支持体が提供される。従動部材は、被加工物の一表面に多重衝撃を与える。従動部材は、調整可能パラメータの範囲内で作動する。調整可能パラメータを有するコントローラは、金属製被加工物の物理的特性を変化させるために、調整可能パラメータの制御の下に、及び/又は調整可能パラメータの範囲内で、従動部材が被加工物の表面に対して多重衝撃を与えるよう、従動部材に動作可能な状態で接続される。
本開示の別の態様では、一表面を有する金属製被加工物の物理的特性を変化させるために、方法が提供される。被加工物は、加工段階で定位置に支持される。多重衝撃が、被加工物の表面に与えられる。調整可能パラメータを有するコントローラが提供される。衝撃は、被加工物の物理的特性を変化させるために、調整可能パラメータの範囲内で与えられる。
本開示のまた別の態様では、最終的な金属製構成要素が実現するまで、一表面を有する金属製被加工物の、所望の物理的特性又は作用を変化させるために、方法が提供される。方法は、被加工物に対して予備的な外形を与えるために、被加工物を与圧することを包含する。その後、被加工物Wの表面に多重衝撃が与えられる間、被加工物は確実に支持される。多重衝撃の付与は、調整可能パラメータの範囲内で、かつその制御の下に行われる。多重衝撃の付与は、最終的な金属製構成要素向けの、所望の物理的特性又は作用が実現するまで継続する。
上述の特徴、機能及び利点は、様々な実施形態において独立に実現することが可能であり、また別の実施形態において組み合わせることも可能である。これらの実施形態について、以下の説明および図面を参照して更に詳細に説明する。
最終構成要素を実現するための、従動部材を備えた、被加工物の加工に使用される回転衝撃装置の一種の内部の切り欠き斜視図である。 被加工物に対して衝撃を与える従動部材の概略図である。 被加工物に衝撃エネルギーを伝達する従動部材の概略図である。 被加工物に与圧するための固定具の一種を示す概略図である。 図4と同様の、被加工物に与圧するための、別の種類の固定具を示す概略図である。 図4又は5の固定具内で与圧されている間、被加工物の凹面に加えられている力を示す概略図である。 従動部材によって被加工物に衝撃が与えられている間、支持体の表面上でクランプによって定位置に保持されている、被加工物の一実施例の概略図である。 図7と同様の、従動部材によって被加工物に衝撃が与えられている間、クランプによって定位置に保持されている、被加工物の別の実施例の図である。 図7及び8と同様の、付勢クランプによって定位置に保持されている間、支持体の隆起アンビル面に乗せられている、被加工物のまた別の実施例の図である。 図7〜9と同様の、被加工物に衝撃を与える従動部材に対向する可動アンビルを備えたクランプによって定位置に保持されている、被加工物の更に別の実施例である。 図7〜10と同様の、従動部材が被加工物の上部表面に衝撃を与え、かつ、クランプが被加工物をアンビル上の定位置に保持する間、被加工物の下部表面を支持する空気のうアンビルを示す、また更なる実施例である。 図7〜11と同様の、被加工物がクランプによって定位置に保持されている間、被加工物の下部表面を支持し、かつ、被加工物の一表面に接する従動部材に対向する、別の種類の空気のうアンビルを示す図である。 被加工物に衝撃を与えるための装置及び方法を表すフロー図である。 航空機の製造及び保守方法のフロー図である。 航空機のブロック図である。
図面を参照するに、本開示の実施例は、図14に示す航空機の製造及び保守方法100と、図15に示す航空機102の観点から説明されうる。製造前の段階では、例示的な方法100は、航空機102の仕様及び設計104と、材料調達106を含むことがある。製造段階では、航空機102の構成要素及びサブアセンブリの製造108と、システム統合110が行われる。その後、航空機102は、認可及び納品112を経て運航114に供される。顧客による運航の期間中に、航空機102には、定期的な整備及び保守116(改造、再構成、改修なども含みうる)が予定される。
方法100の各工程は、システムインテグレーター、第三者、及び/又はオペレーター(例えば顧客)によって実施又は実行される。本書の目的のために、システムインテグレーターは任意の数の航空機製造者、及び主要システムの下請業者を含むことがあるが、それらに限定されず、第三者は、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含むことがあるが、それらに限定されず、かつ、オペレーターは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などである可能性がある。
図15に示すように、例示的な方法100によって製造された航空機102は、複数のシステム120と室内122を備えた機体118を含む。高次のシステム120の例には、推進システム124、電気システム126、油圧システム128、及び環境システム130のうち一又は複数が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれることもある。航空宇宙産業の例を示したが、本開示の原理は、自動車産業などの他の産業にも適用しうる。
本書に具現化された装置と方法は、製造及び保守方法100の一又は複数の任意の段階で採用することができる。例えば、製造工程108に対応する構成要素又はサブアセンブリは、航空機102の運航の期間中に製造される構成要素又はサブアセンブリに類似の様態で加工又は製造される。また、一又は複数の装置の実施例、方法の実施例、或いはそれらの組み合わせは、例えば、航空機102の組立てを実質的に効率化するか、又は航空機102のコストを削減することにより、製造段階108及び110の中で利用することができる。同様に、一又は複数の装置の実施例、方法の実施例、或いはそれらの組み合わせを、航空機102の運航期間中に、例としては整備及び保守116だがそれだけに限定されない用途のために、利用することができる。
図14及び15を参照するに、下記に提供される本開示の記述は概して、区分108「構成要素及びサブアセンブリの製造」の範囲内に収まり、また概して、区分118「機体」の範囲内に収まるものである。
本開示は、多重衝撃によって、金属製の被加工物又は部品の物理的特性を変化させるための装置及び方法を対象としている。被加工物は金属薄板又は板金、或いは押出成型品又は組立品であり、0.062〜2.00インチの板厚範囲を有する。被加工物Wの各々は、長さ、幅、板厚の寸法が異なる。被加工物Wの各々は、多重衝撃を受ける複数の表面を有することがある。金属自体は、アルミニウム、チタン、又は合金などの任意の金属でありうる。本質的に、金属又は合金製被加工物は、幾何属性及び形状において多種多様でありうる。
図2及び3を参照するに、金属製被加工物の物理的特性を変化させるために、装置200が提供される。被加工物Wは、支持体202の上に確実に配置される。支持体202は、添付の図面には水平位置の状態として示されているが、被加工物Wのための支持体202は、実質的に垂直位置の状態や、被加工物Wについて垂直位置と水平位置の間の事実上任意の角度でありうることを理解されたい。被加工物Wの表面206に多重衝撃を与えるために、従動部材204が提供される。従動部材204は、望ましくは、被加工物Wを上回る硬度を有する。従動部材204からの多重衝撃は、航空機上での使用向けのような有益な最終構成要素が実現するまで、被加工物Wの物理的特性又は作用を変化させる。
開示されているように、被加工物Wは、長さを含む多種多様な幾何属性を有しうる。支持体202の各々は、特定の寸法を有し、かつ、被加工物Wの各々を受容し、加工することが可能である。例えば、いくつかの事例では、被加工物Wは、従動部材204によって、所与の支持体202上で、全体的に衝撃を与えられる。他の事例では、長い形状の被加工物Wでは、同一の被加工物の複数の部分が順次加工される。かかる長い形状の被加工物の先頭部分は、支持体上に固定されている状態で加工される。寸法が類似した隣接の後続部が段階的に衝撃を与えられる間、先頭部分は前方に動く。
加工されている被加工物Wの全てに関して、衝撃対象領域と等しい表面206全体にわたる従動部材204による衝撃付与の段階で、被加工物Wの各々は所定の位置に支持される。下記に詳細に記述されているように、被加工物Wが支持体202上の定位置に固定されている間、従動部材204は、被加工物W全体の全対象領域に、或いは長い形状の被加工物Wの各部分に衝撃を与えるよう、マニピュレータとエンドエフェクタによって制御される。
図3を参照するに、従動部材204は、被加工物Wの表面206に多重衝撃を与え、応力波として従動部材204から被加工物Wの表面へと移動する、衝撃エネルギーを生成する。応力波は次いで、表面206から被加工物Wの中の内部圧縮性層へと移転する。被加工物Wの張力層に対する圧縮性層の関係性は、被加工物を、所望の最終構成要素のための所望の外形のような、変化した物理的特性又は作用を有する構成要素へと変化させる役割を果たす。
装置200についての以下の記述は、従動部材204を動かすための装置の一種210、及び、被加工物W向けの実現可能な複数の種類の支持体202の詳細を明らかにする。これらの記述に続き、図13に示すフロー図を参照して、装置200を動作させる方法の説明が記載されている。
図1を参照するに、従動部材204により被加工物Wに多重衝撃を与えるための装置、一般的には装置210の、一実施例が示されている。図示された例示的装置210は、電気によって作動する。かかる装置210は、油圧によって、又は空気圧によっても作動しうる。他の種類の装置による、従動部材204への、及びそれを通じての衝撃エネルギーの生成及び付与が可能であれば、かかる他の種類の装置も利用されうることを理解されたい。図示された装置210はクランク機構であり、ハウジング212を含む。ハウジング212は、電動モータ(図示せず)に接続されたシャフト(図示せず)に接続される、回転可能クランク214を有する。クランク214は、被加工物Wの表面206に、従動部材204により、毎分複数回の拍動を提供し、かつ、ピストン216の駆動力を最初に提供する。ピストン216は、ハウジング212の内部に往復可能な状態で取り付けられ、ハウジング212の円柱形の内部壁に当接するO型リング218を有する。
ラムピストン220は、ピストン216から間隙をあけて、ハウジングの内部に往復可能な状態で取り付けられ、O型リング218を有する。ラムピストン220は、ピストン216と協働して、両ピストンの間に空気ばね222を形成する。空気ばね222は、拍動部品224を加速させるラムピストン220を動かす。空気ばね222は、前方に動く時に、ラムピストン220を拍動部品224に接するよう動かし、ピストン216が後方に動く時には、ラムピストン220を引き戻す。拍動部品224は、ハウジング212を封止するための1対のO型リング218を含む。拍動部品224は、ラムピストン220のエネルギーを、被加工物Wに対して多重衝撃を与える従動部材204の一端部へと移転させる。衝撃は、応力波を、従動部材204を通り抜け、被加工物Wの表面206へと移動させる、エネルギーを提供する。
上述のように、装置210は、被加工物Wの表面206に対して与えられる、従動部材204による多重衝撃を引き起こすために使用される。被加工物Wの長さに関わらず、加工されている被加工物Wの各々の表面206に対して、従動部材204によって衝撃が与えられる段階の、被加工物Wのための支持体202の複数の実施例を以下に説明する。あらゆる場合において、従動部材204は、衝撃があたえられている時間中ずっと支持体202によって定位置に固定されている被加工物Wの、全対象領域にわたって衝撃を与える。
以下の記述によって、被加工物Wの表面206に対する従動部材204による衝撃の反対側に配置された、様々な種類のアンビルが明らかになる。下記に記述される支持体202の各々は、従動部材204から離れて、被加工物Wの衝撃面に加圧対向する、アンビルとして機能する。被加工物Wが支持体202の平らな表面に乗せられ、平らな表面上で加工される時に、被加工物Wの一部は支持体202の平らな表面から浮き上がり始め、平らな表面と被加工物Wの浮き上がった部分との間に間隙ができる。このことによって、被加工物Wが自由大気内で振動するため、エネルギーの不要な損失が発生する。
以下の実施例において記述される被加工物Wのための支持体202は、本質的に、かかるエネルギーの損失を低減させる。支持体202の各実施例は、加工段階で被加工物Wを固定する。支持体202の各実施例は更に、従動部材204が、被加工物Wの表面206に多重衝撃を与えている間、被加工物Wの反対側でアンビルとしての役割を果たす。更に、従動部材204による衝撃付与の段階で、様々な種類のクランプが支持体202と協働し、被加工物Wを定位置に固定する。以下に記述されるクランプは細長く、従動部材204による衝撃付与の段階で、支持体202の全長にわたって延在することもある。クランプは、各被加工物を、以下に示す例示的支持体の各々における選択された位置に固定するよう配置される。従動部材204は、上述の装置210のような装置によって動かされている。
図7を参照するに、被加工物Wは、被加工物Wのための支持体202である、平板230に取り付けられる。衝撃エネルギーは、従動部材204から、応力波として、被加工物の表面206に移動する。細長いクランプ232は、被加工物Wを平板230に接した状態で固定し、それによって、衝撃付与からの圧縮力のために被加工物Wの部分的な浮き上がりが起こり、エネルギーの損失が発生することを回避する。
図8を参照するに、支持体202は、被加工物Wを固定して、衝撃付与の段階での被加工物Wの浮き上がりを回避する、対向する細長い一対のクランプ234を備える。少なくとも1つの細長い中央クランプ236が、被加工物Wの反対側に取り付けられ、被加工物Wの表面206に対する従動部材204からの衝撃に対向して、アンビルの役割を果たす。応力波は、従動部材204を通り抜け、被加工物Wの表面206に移動する。結果として生じるエネルギーは次いで、被加工物Wの表面の反対側の空間へと移転する。一対の任意的なクランプ238が、表面206の、クランプ234とは反対の側に配置されうる。クランプ234及びクランプ236と238は、従動部材204による被加工物Wの衝撃付与の段階で、被加工物Wを固定しつつ、被加工物Wによるエネルギーの損失を低減する。
図9は、被加工物Wの上部表面206に衝撃を与える従動部材204に対向して作動する隆起アンビル部242を備えた、板部240が提供される、被加工物Wの支持の別の代替的実施例である。この実施例では、細長い一対の付勢クランプ244が、被加工物Wを固定するために提供される。ばね部246はクランプ244を付勢して、隆起アンビル部242に接した状態で被加工物Wを固定する。ばね部246は、上板部250を有する固定支柱248の周囲に配置される。ばね部246は、板部250とクランプ244の間に取り付けられる。応力波は、被加工物Wが固定されている間、被加工物Wを通り抜け、板部240に移動する。隆起部242は、従動部材204による被加工物Wの表面206への衝撃付与に対する、対向アンビルとしての役割を果たす。
図10は、被加工物Wのための支持体202の、更に別の実施例である。細長いクランプ260は、被加工物Wの表面206に接した状態で取り付けられる。被加工物Wの反対側には、クランプ260に対向して、被加工物Wの反対の表面に接した状態で動作する、クランプ262が提供される。同様に細長いものでありうる任意的なクランプ264は、クランプ260に対向して、被加工物Wの反対側に接した状態で配置される。可動アンビル266は、被加工物Wの反対側に、従動部材204に対向して取り付けられる。アンビル266はX、Y及びZ方向に移動可能であり、表面206に対する従動部材204による衝撃付与に対向して動作する。被加工物Wは固定され、従動部材204による衝撃付与の段階で、被加工物Wの上部表面206へと移行する応力波のエネルギーの損失は低減される。
図11を参照するに、従動部材204が被加工物Wの表面206に衝撃を与えている際の、加工段階の被加工物Wのための支持体202の、また更なる実施例がある。衝撃が従動部材204から上部表面206へと与えられる際に、被加工物Wの表面206の反対側に、空気のうアンビル268が提供される。細長い空気のうアンビル268は、衝撃付与段階で調整可能な形状を有する。細長い一対のクランプ270は、被加工物Wの上部表面206に当接する。空気のうアンビル268が、応力波を吸収しつつ被加工物Wを保持する結果として、エネルギー損失が低減される。
図12を参照するに、支持体202の構造は図11に類似しており、細長いクランプ274が被加工物Wの表面206に当接している。この実施例の空気のうアンビル272は、図11の空気のうアンビルの調整可能形状とは対照的な、予備成形で形成された空気のうアンビルであり、図11の実施例と類似の様態で機能する。クランプ274は、上記の実施例全て(図7〜11)によって実現されるエネルギー損失の低減のため、被加工物Wの表面Sを固定する。エネルギー損失量の低減のため、支持体202の各々について、アンビルが提供される。
上述のように、図13を参照するに、マニピュレータとエンドエフェクタを動作させるためにコントローラ280が提供されるフロー図が示されており、コントローラは、フロー図ボックス280内に「マニピュレータとエンドエフェクタのコントローラ」として表されている。装置210と従動部材204は、被加工物Wの表面206に対して、所与の周波数で多重衝撃を与えるよう、エンドエフェクタ284に取り付けられる。従動部材204は、フロー図ボックス284内に、「エンドエフェクタピーニング装置」として表されている。マニピュレータは、従動部材204が被加工物Wの全体にわたって移動し、かつ、被加工物Wの表面206に衝撃を与える間、エンドエフェクタと従動部材204を位置決めするために提供される。被加工物Wは、フロー図ボックス288内に、「部品」として特定される。制御は、フロー図ボックス290内に、「位置制御」として特定される。被加工物Wすなわち「部品」の物理的特性を変化させるための作業の方法は、図13のフロー図を参照して記述される。フロー図に示す各動作区分は、既に記述された動作構成要素をも参照しつつ、作業の機能の各々と共に簡潔に説明される。
位置制御290は、支持体202上に配置された被加工物W(ボックス288の部品)の位置を決める。被加工物W(部品)が支持体202上に確実に取り付けられると、被加工物Wの位置標定がマニピュレータとエンドエフェクタのコントローラ(ボックス280)へと伝えられる。マニピュレータとエンドエフェクタのコントローラ280は、システム制御(図13のフロー図には図示せず)から、被加工物W(部品)の位置及び経路データを受信する。マニピュレータとエンドエフェクタのコントローラは、プログラムされた走行経路を通るよう動作制御システムを動かす。マニピュレータとエンドエフェクタのコントローラは、被加工物Wに対するエンドエフェクタの現在地点において、エンドエフェクタピーニング装置又は従動部材204と通信する。マニピュレータは、前もって計画された動作経路内を移動するよう、エンドエフェクタを配置し、制御する。エンドエフェクタピーニング装置(ボックス284)は、コントローラ(ボックス280)に命じられたように、従動部材204に、被加工物W(部品)に多重衝撃を付与させる。従動部材204は、パラメータによって制御されるエンドエフェクタとマニピュレータの制御の下、支持体202上に固定されている被加工物Wの表面206全体にわたって移動する。
被加工物Wに衝撃を与えるために記述された装置を使用する方法の実行において、被加工物Wは、上述の支持体202のうち任意の1つでありうる支持体202上に、確実に配置される。位置制御は、マニピュレータとエンドエフェクタのコントローラに、支持体202上の被加工物Wの位置を提供する。
マニピュレータとエンドエフェクタのコントローラには、被加工物Wの物理的特性を変化させて所望の最終製品にするための、調整可能パラメータが備わる。被加工物の物理的特性を変化させるための調整可能パラメータは、1〜35ジュールの範囲内の、被加工物Wへの衝撃のエネルギーレベル、被加工物Wへの衝撃の付与速度、及び被加工物Wへの衝撃の対象領域を含む。衝撃は、エンドエフェクタとマニピュレータが、対象領域すなわち被加工物Wの表面206の全体にわたって従動部材204を移動させる際に、被加工物Wの表面に、従動部材204によって与えられる。このことは、上述のように、被加工物Wの全体又はその一部が、支持体202上の確実な位置に取り付けられている時に行われる。装置210は、エンドエフェクタに取り付けられる。装置210の従動部材204は、更にパラメータを含む、マニピュレータとエンドエフェクタのコントローラ(ボックス280)の制御に基づく。衝撃付与は、所望の最終製品が実現された状態になるまで継続される。
本開示の装置と方法の両方の基本構成要素が、上記で記述された。選択された状況においては、被加工物Wを最初に与圧して予備的な外形に形成するための、追加の方法段階及び装置が提供されうる。被加工物Wに予備的な外形を形成するための被加工物Wの与圧の説明は、下記に記述される。
以下の開示は概して、与圧段階に後続する衝撃ピーニングに関する。ここで言う与圧とは、従動部材204による被加工物Wへの衝撃付与に先立って与圧が実行される時の、加工時間の全体的な短縮のような、より効率的な工程を提供するものである。被加工物Wが最初に与圧されている時には、従動部材204を用いて被加工物Wに衝撃を与えることで、より少ない力でより広い対象領域において、被加工物Wの成形が実現されうる。
図6を参照するに、矢印292で図示するように、被加工物Wの中央凹面を押圧することによって所望の外形が実現され、かつ、その外形は被加工物Wの最終外形にほぼ等しいものになりうることが、概略的に示されている。図のように、対向する爪部302は、矢印294で図示するように、被加工物Wに掛かる。矢印292で表されるように、従動部材204によって、与圧された被加工物Wの表面206に衝撃が与えられる際、与圧は徐々に弱まって被加工物Wを弛緩させ、後続の多重衝撃によって、与圧による外形は保持又は強化される。
図4は固定具、一般的には固定具300を示しており、固定具300には上外部に取り付けられた細長い爪部302があり、固定具300の下中央部305には、ねじ式ボルト304が配置されている。被加工物Wは、被加工物Wの下側の輪郭に合致した上部表面を有する形成部材306によって、固定具300内で形成される。被加工物Wの上部表面の上部/外部区域は、ボルト304が、被加工物Wの下部表面に接した状態で形成部材306に上向きの力を加えて被加工物Wを与圧する際に、爪部302によって保持されている。
図5を参照するに、代替的な固定具310が示されている。固定具300と類似する固定具310の構造は、固定具310内で与圧されている被加工物Wの下部表面に接した状態で形成部材306を動かす、油圧ピストンアセンブリ312の使用を図5が示していることを除けば、固定具300と実質的に同一である。油圧ピストンアセンブリ312は、固定具310の下側に固定されたねじ式ボルト316を有する外部フランジ314によって、固定具310の下側に取り付けられる。ピストンロッド318は、輪郭に合致した形成部材306の下側に固定される。この事例においても、被加工物の上部表面の上部/外部区域は、ピストンロッド318が、被加工物の下部表面に接した状態で形成部材306に上向きの力を加えて被加工物Wを与圧する際に、爪部302によって保持されている。
被加工物Wは、図4、5及び6に示すように、被加工物Wに予備的な外形を形成するために、最初に与圧される。被加工物W、又は被加工物の一部は、被加工物Wの凸面に対する従動部材204からの多重衝撃の付与による更なる加工のために、与圧固定具300或いは310から支持体202へと移される。与圧された被加工物Wの加工は次いで、従動部材204によって与えられる多重衝撃に関する上述の様態で継続され、図6に見られるように、被加工物Wの凸面に衝撃を与える。
更に本開示は、以下の条項による実施形態を含む。
第1条 一表面を有する金属製被加工物の物理的特性を変化させるための装置であって、
被加工物のための支持体と、
被加工物の一表面に多重衝撃を与える従動部材、及び、
調整可能パラメータを有するコントローラであって、調整可能パラメータの範囲内で被加工物の表面に対して多重衝撃を与えて金属製被加工物の物理的特性を変化させるよう従動部材を操作するために、従動部材に動作可能な状態で接続されたコントローラを備える、装置。
第2条 被加工物のための支持体は一表面を有し、被加工物は、支持体の表面に当接する第2表面を有する、第1条に記載の装置。
第3条 支持体は更に、被加工物のための支持体上に被加工物を保持する細長いクランプを含む、第1条に記載の装置。
第4条 被加工物のための支持体は、被加工物の表面に当接するクランプを含み、支持体は更に、被加工物の第2表面に当接する少なくとも1つの追加クランプを含む、第2条に記載の装置。
第5条 支持体は更なるクランプを含み、更なるクランプは、被加工物の第2表面に当接し、被加工物の表面に当接するクランプに正対する、第4条に記載の装置。
第6条 被加工物のための支持体は、隆起した表面を含み、隆起した表面は、被加工物に対する従動部材の衝撃に対向するよう、アンビルを提供する、第1条に記載の装置。
第7条 支持体は更に、支持体上に被加工物を固定するための、及び、支持体の隆起した表面に接した状態で被加工物を固定するための付勢クランプを含む、第6条に記載の装置。
第8条 被加工物のための支持体は、被加工物の表面に衝撃を与える従動部材に対向し、被加工物の第2表面に当接するアンビルを含み、アンビルは、従動部材からの被加工物に対する衝撃に対向するよう、X、Y及びZ方向に可動式である、第2条に記載の装置。
第9条 装置は、従動部材からの被加工物の表面への多重衝撃の付与の段階で、被加工物の表面及び第2表面に当接する、少なくとも1対のクランプを含む、第2条に記載の装置。
第10条 支持体は、被加工物の第2表面に当接する空気のうアンビルを含み、装置は更に、被加工物の表面に当接する、離間した1対のクランプを含む、第2条に記載の装置。
第11条 空気のうアンビルは、予備成形の、及び形成された空気のうアンビルである、第10条に記載の装置。
第12条 装置は従動部材を動かすためのクランク機構を含み、クランク機構は、継続的に往復運動を行うラムピストンを有し、ラムピストンは、従動部材によって衝撃エネルギーへと変換されるエネルギーを生成し、衝撃エネルギーは、従動部材から被加工物の表面へと応力波として移動する、第1条に記載の装置。
第13条 調整可能パラメータは、金属製被加工物の物理的特性を変化させるための、従動部材から被加工物への衝撃のエネルギーレベル、被加工物への従動部材による衝撃の付与速度、及び、従動部材による被加工物への衝撃の対象領域を含む、第1条に記載の装置。
第14条 衝撃のエネルギーレベルは1〜35ジュールの範囲内である、第13条に記載の装置。
第15条 コントローラ、マニピュレータ及びエンドエフェクタを含み、コントローラはマニピュレータとエンドエフェクタを操作して、従動部材に、調整可能パラメータの範囲内で、被加工物の表面に対して多重衝撃を付与させる、第1条に記載の装置。
第16条 従動部材が被加工物に衝撃を与える前に被加工物に与圧するための固定具を含む、第1条に記載の装置。
第17条 一表面を有する金属製被加工物の物理的特性を変化させるための方法であって、
被加工物を支持するステップと、
コントローラを提供するステップと、
コントローラに、被加工物の物理的特性を変化させるための調整可能パラメータを提供するステップと、
被加工物の表面に多重衝撃を与えるステップ、及び、
被加工物の物理的特性を変化させるために、調整可能パラメータを有するコントローラを用いて衝撃付与ステップを制御するステップを含む、方法。
第18条 支持ステップの段階で、被加工物を固定することを更に含む、第17条に記載の方法。
第19条 被加工物上に第2表面を提供し、かつ、被加工物の表面をクランプ留めするステップ、及び、被加工物の表面のクランプ留めに正対するよう、被加工物の第2表面をクランプ留めするステップという、更なるステップを含む、第17条に記載の方法。
第20条 被加工物上に第2表面を提供し、かつ、被加工物の表面への多重衝撃に対向するよう、被加工物の第2表面に当接するアンビルを提供するステップを含む、第17条に記載の方法。
第21条 方法は更に、被加工物の物理的特性の変化の段階で、被加工物を支持しつつ被加工物を固定するための、付勢クランプを提供するステップを含む、第17条に記載の方法。
第22条 被加工物上に第2表面を提供し、かつ、被加工物の表面への多重衝撃に対向して被加工物の第2表面に当接するよう、アンビルを提供するステップを含み、アンビルは、被加工物に対する衝撃に正対するよう、X、Y及びZ方向に可動式である、第17条に記載の方法。
第23条 被加工物は第2表面を有し、方法は、被加工物の第2表面に当接する空気のうアンビルを提供するステップを含み、方法は更に、被加工物の表面に接して被加工物をクランプ留めするステップを含む、第17条に記載の方法。
第24条 被加工物の物理的特性を変化させるための調整可能パラメータは、被加工物への衝撃のエネルギーレベル、被加工物への衝撃の付与速度、及び、被加工物への衝撃の対象領域である、第17条に記載の方法。
第25条 エネルギーレベルは1〜35ジュールの範囲内である、第24条に記載の方法。
第26条 被加工物は複数の表面を有する、第17条に記載の方法。
第27条 複数の表面を有する金属製被加工物の物理的特性を、最終的な金属製構成要素が実現するまで変化させるための方法であって、
被加工物に予備的な外形を形成するために、被加工物を与圧するステップと、
予備的な外形を有する被加工物を支持するステップと、
コントローラを提供するステップと、
コントローラに、予備的な外形を有する被加工物の物理的特性を変化させるための調整可能パラメータを提供するステップと、
被加工物の一表面に多重衝撃を与えるステップ、及び、
最終的な金属製構成要素が実現するまで被加工物の物理的特性を変化させるための調整可能パラメータを用いて、衝撃付与ステップを制御するステップを含む、方法。
第28条 被加工物の凹面であることから、与圧ステップのための被加工物の一表面を選択し、かつ、与圧段階の被加工物のための固定具を提供するステップを含む、第27条に記載の方法。
本開示を特定の実施形態を参照しながら説明してきたが、当業者であれば、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更や同等物による置換が可能であることが理解されよう。加えて、本開示の範囲から逸脱することなく、本開示の教示に多数の修正を加えて特定の状況又は材料に適応させることが可能である。したがって、本開示は、開示された特定の実施例に限定することを意図しておらず、添付の請求の範囲に含まれるすべての実施形態を含むものである。
200 装置
202 支持体
204 従動部材
206 表面
210 装置
212 ハウジング
214 クランク
216 ピストン
218 O型リング
220 ラムピストン
222 空気ばね
224 拍動部品
230 平板
232 クランプ
234 クランプ
236 中央クランプ
238 クランプ
240 板部
242 隆起アンビル部
244 付勢クランプ
246 ばね部
248 固定支柱
250 上板部
260 クランプ
262 クランプ
264 任意的なクランプ
266 可動アンビル
268 空気のうアンビル(調整可能形状)
270 クランプ
272 空気のうアンビル(予備成形)
274 クランプ
292 矢印
294 矢印
300 固定具
302 爪部
304 ねじ式ボルト
305 中央部
306 形成部材
310 固定具
312 油圧ピストンアセンブリ
314 外部フランジ
316 ねじ式ボルト
318 ピストンロッド

Claims (15)

  1. 一表面を有する金属製被加工物の物理的特性を変化させるための装置であって、
    前記被加工物のための支持体と、
    前記被加工物の一表面に多重衝撃を与える従動部材、及び、
    調整可能パラメータを有するコントローラであって、前記金属製被加工物の物理的特性を変化させるために、前記調整可能パラメータの範囲内で前記被加工物の前記表面に対して多重衝撃を与えるよう、前記従動部材を操作するために、前記従動部材に動作可能な状態で接続された前記コントローラを備える、装置。
  2. 前記被加工物のための前記支持体は一表面を有し、前記被加工物は、前記支持体の前記表面に当接する第2表面を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記支持体は更に、前記被加工物を前記被加工物のための前記支持体上に保持する細長いクランプを含む、請求項1に記載の装置。
  4. 前記被加工物のための前記支持体は、前記被加工物の前記表面に当接するクランプを含み、前記支持体は更に、前記被加工物の前記第2表面に当接する少なくとも1つの追加クランプを含む、請求項2に記載の装置。
  5. 前記支持体は更なるクランプを含み、前記更なるクランプは、前記被加工物の前記第2表面に当接し、前記被加工物の前記表面に当接する前記クランプに正対する、請求項4に記載の装置。
  6. 前記被加工物のための前記支持体は、前記被加工物の前記表面に衝撃を与える前記従動部材に対向して、前記被加工物の前記第2表面に当接するアンビルを含み、前記アンビルは、前記従動部材からの前記被加工物に対する前記衝撃に対向するよう、X、Y及びZ方向に可動式である、請求項2に記載の装置。
  7. 前記装置は、前記従動部材からの前記被加工物の前記表面への前記多重衝撃の前記付与の段階で、前記被加工物の前記表面及び前記第2表面に当接する、少なくとも1対のクランプを含む、請求項2に記載の装置。
  8. 前記支持体は、前記被加工物の前記第2表面に当接する空気のうアンビルを含み、前記装置は更に、前記被加工物の前記表面に当接する、離間した1対のクランプを含む、請求項2に記載の装置。
  9. 前記従動部材が前記被加工物に衝撃を与える前に、前記被加工物に与圧するための固定具を含む、請求項1に記載の装置。
  10. 一表面を有する金属製被加工物の物理的特性を変化させるための方法であって、
    前記被加工物を支持するステップと、
    コントローラを提供するステップと、
    前記コントローラに、前記被加工物の物理的特性を変化させるための調整可能パラメータを提供するステップと、
    前記被加工物の前記表面に多重衝撃を与えるステップ、及び、
    前記被加工物の物理的特性を変化させるために、前記調整可能パラメータを有する前記コントローラを用いて前記衝撃付与ステップを制御するステップを含む、方法。
  11. 前記方法は更に、前記支持ステップの段階で前記被加工物を固定することを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記被加工物上に第2表面を提供し、前記被加工物の前記表面をクランプ留めするステップ、及び、前記被加工物の前記表面の前記クランプ留めに正対するよう、前記被加工物の前記第2表面をクランプ留めするステップという、更なるステップを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記被加工物上に第2表面を提供し、かつ、前記被加工物の前記表面への前記多重衝撃に対向するよう、前記被加工物の前記第2表面に当接するアンビルを提供するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記方法は更に、前記被加工物の物理的特性の前記変化の段階で、前記被加工物を支持しつつ前記被加工物を固定するための、付勢クランプを提供するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  15. 前記被加工物上に第2表面を提供し、かつ、前記被加工物の前記表面への前記多重衝撃に対向して前記被加工物の前記第2表面に当接するよう、アンビルを提供するステップを含み、前記アンビルは、前記被加工物に対する前記衝撃に正対するよう、X、Y及びZ方向に可動式である、請求項10に記載の方法。
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