JP2015061452A - 移動用ケーブル保護管およびその取付装置と取付方法 - Google Patents

移動用ケーブル保護管およびその取付装置と取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 移動用ケーブルに容易に取付可能な移動用ケーブル保護管を提供する。
【解決手段】 変形自在な管状で、軸方向に沿って開口部21が形成された管本体2と、開口部21を開閉自在に塞ぐ開閉部材3と、を備え、移動用ケーブル100を開閉部材3から押し込むことで、開閉部材3が開いて移動用ケーブル100が開口部21を介して管本体2内に挿入され、挿入された状態では開閉部材3によって開口部21が塞がれるようになっている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、仮設される移動用ケーブルを保護する移動用ケーブル保護管および、この移動用ケーブル保護管を移動用ケーブルに取り付けるための取付装置と取付方法に関する。
例えば、電力会社においては、事故や災害によって電力用機器に損傷が生じた場合、仮復旧用として移動用電力ケーブルを敷設、仮設し、電力・電気のバイパス回路を設けている。すなわち、ケーブルドラムから移動用電力ケーブルを引き出し、床に配設したローラの上を滑らせるようにして移動用電力ケーブルを敷設する。また、移動用電力ケーブルを長期間にわたって敷設する場合、移動用電力ケーブルが損傷するのを防止するために、移動用電力ケーブルを保護する保護材を取り付けている。すなわち、木板で箱・筒を作成し、この木箱の中に移動用電力ケーブルを挿入して、移動用電力ケーブルを保護する。
一方、架設されたケーブルにケーブル保護管を容易に装着可能にする、という取付補助具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この取付補助具は、ケーブルの周囲を取り囲むように形成された補助管と、補助管の外周面に立設されケーブル保護管をケーブルへと案内する1対のガイド部とを備える。そして、ガイド部に沿うようにケーブル保護管を挿入し、このケーブル保護管を斜めに押し込むだけでケーブル保護管のスリットを拡開することができ、ケーブル保護管をケーブルに向かってスライド移動させると、スリットを介してケーブル保護管をケーブルに装着できる、というものである。
特開2011−030337号公報
ところで、移動用電力ケーブルを数十mに及んで敷設する場合があり、このような長い移動用電力ケーブルに対して木板で木箱を作成するには、多大な労力と時間、費用を要する。しかも、この木箱の釘などによって移動用電力ケーブルの外被を損傷させるおそれがあり、さらに、劣化や損傷によって木箱・木板を再利用できないため、移動用電力ケーブルの撤去後に木箱・木板を産業廃棄物として処理しなければならず、さらに費用等を要する。
一方、上記の特許文献1に記載の取付補助具は、既に架設されているケーブルに適しており、新たに敷設しようとするケーブルに対して適用することは困難である。
そこでこの発明は、移動用ケーブルに容易に取付可能な移動用ケーブル保護管および、この移動用ケーブル保護管を容易に移動用ケーブルに取付可能にする取付装置と取付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、仮設される移動用ケーブルを保護する移動用ケーブル保護管であって、変形自在な管状で、軸方向に沿って開口部が形成された管本体と、前記開口部を開閉自在に塞ぐ開閉部材と、を備え、前記移動用ケーブルを前記開閉部材から押し込むことで、前記開閉部材が開いて前記移動用ケーブルが前記開口部を介して前記管本体内に挿入され、挿入された状態では前記開閉部材によって前記開口部が塞がれる、ことを特徴とする。
この発明によれば、移動用ケーブルを開閉部材から押し込むことで、移動用ケーブルが管本体内に挿入され、移動用ケーブル保護管が移動用ケーブルに取り付けられる。また、移動用ケーブルが管本体内に挿入された状態では、開閉部材によって開口部が塞がれて、移動用ケーブルが外部に露出しない。
請求項2の発明は、請求項1に記載の移動用ケーブル保護管を前記移動用ケーブルに取り付けるための、移動用ケーブル保護管の取付装置であって、回転自在で、前記移動用ケーブル保護管を軸方向に送る第1のローラと、回転自在で、前記第1のローラと並列に配設され、前記第1のローラとの間に挿入された前記移動用ケーブルを前記開閉部材から前記移動用ケーブル保護管内に押し込みながら、軸方向に送る第2のローラと、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、第1のローラによって移動用ケーブル保護管が軸方向に送られ、第2のローラによって移動用ケーブルが、開閉部材から移動用ケーブル保護管内に押し込まれながら軸方向に送られる。これにより、移動用ケーブルが移動用ケーブル保護管内に挿入され、移動用ケーブル保護管が移動用ケーブルに取り付けられる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の取付装置において、前記第1のローラと前記第2のローラとの距離が調整自在となっている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載の移動用ケーブル保護管を前記移動用ケーブルに取り付けるための、移動用ケーブル保護管の取付方法であって、並列に配設した第1のローラと第2のローラとの間に、前記移動用ケーブル保護管と前記移動用ケーブルとを挿入し、前記第1のローラと前記第2のローラとを回転させて前記移動用ケーブルを前記開閉部材から前記移動用ケーブル保護管内に押し込みながら、前記移動用ケーブル保護管と前記移動用ケーブルとを軸方向に送る、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、移動用ケーブルを開閉部材から押し込むだけで、移動用ケーブルが管本体内に挿入されるため、移動用ケーブル保護管を移動用ケーブルに容易に取り付けることができる。この結果、移動用ケーブルが長い場合であっても、移動用ケーブルを保護するのに要する人員(労力)や費用等を著しく軽減することが可能となる。しかも、移動用ケーブルが管本体内に挿入された状態では、開閉部材によって開口部が塞がれるため、移動用ケーブルが外部に露出せず、移動用ケーブルの損傷を防止することができる。
請求項2および請求項4の発明によれば、ローラを回転させることで、移動用ケーブル保護管と移動用ケーブルとが軸方向に送られながら、移動用ケーブルが移動用ケーブル保護管内に押し込まれるため、移動用ケーブル保護管を移動用ケーブルに容易に取り付けることができる。この結果、移動用ケーブルが長い場合であっても、移動用ケーブルを保護するのに要する人員や費用等を著しく軽減することが可能となる。
請求項3の発明によれば、第1のローラと第2のローラとの距離が調整自在なため、移動用ケーブルや移動用ケーブル保護管の外径などに応じて第1のローラと第2のローラとの距離を調整することで、多様な移動用ケーブルや移動用ケーブル保護管に対応することができる。また、移動用ケーブル保護管が取り付けられた移動用ケーブルから、移動用ケーブル保護管を取り外す場合にも、本取付装置を利用することができる。例えば、第1のローラと第2のローラとで移動用ケーブル保護管のみを挟持した状態で、移動用ケーブル保護管を軸方向に送ることで、移動用ケーブル保護管と移動用ケーブルとを容易に分離することができる。
この発明の実施の形態に係る移動用電力ケーブル保護管を示す正面図である。 図1の移動用電力ケーブル保護管の軸線と垂直な面での断面図であり、(a)は、移動用電力ケーブル保護管内に移動用電力ケーブルが挿入された状態を示し、(b)は、移動用電力ケーブル保護管内に移動用電力ケーブルを押し込む状態を示し、(c)は、移動用電力ケーブル保護管から移動用電力ケーブルを抜き出す状態を示す。 この発明の実施の形態に係る取付装置を示す正面図(a)と平面図(b)である。 図3の取付装置によって、移動用電力ケーブル保護管内に移動用電力ケーブルを挿入する状態を示す概要図である。 図3の取付装置によって、移動用電力ケーブル保護管から移動用電力ケーブルを抜き出す状態を示す概要図である。 図3の取付装置を用いて、移動用電力ケーブルに移動用電力ケーブル保護管を取り付けて敷設する状態を示す概要図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1および図2は、この発明の実施の形態に係る移動用電力ケーブル保護管(移動用ケーブル保護管)1を示す正面図と断面図である。この移動用電力ケーブル保護管1は、仮設される移動用電力ケーブル(移動用ケーブル)100を保護するための円管状の保護管であり、管本体2と開閉部材3とを備えている。ここで、この実施の形態では、電力会社において、事故や災害によって電力用機器に損傷が生じ、仮復旧用として移動用電力ケーブル100を敷設、仮設する場合について、主として説明する。
管本体2は、変形自在な円管状で、軸方向に沿って延びる開口部21が形成されている。すなわち、軸線と垂直な面での断面形状が略C字状で、C字の開口が開口部21となっている。また、外周面には、円周方向に延びる凹状の溝部22が、所定間隔で軸方向に沿って連続的に形成され、これにより、管本体2が蛇腹状となり、高い変形性・可撓性を有している。
このような管本体2の内径および開口部21の大きさは、後述するようにして開閉部材3から移動用電力ケーブル100を押し込んで挿入できるように設定されている。また、管本体2は、移動用電力ケーブル100を保護できる強度を備え、かつ、床面に対して滑りやすく損傷しにくい材料、例えば硬質ポリエチレンで構成されている。
開閉部材3は、管本体2の開口部21を開閉自在に塞ぐ長尺の部材であり、第1の開閉体31と第2の開閉体32とを備えている。第1の開閉体31と第2の開閉体32とは、変形性が高い材料、例えばゴム材で構成され、第1の開閉体31は、開口部21の一方の端縁に沿って接続され、第2の開閉体32は、開口部21の他方の端縁に沿って接続されている。そして、外力が作用していない状態では、図2(a)に示すように、第1の開閉体31の自由端部と第2の開閉体32の自由端部とが接して開口部21が塞がれ、管本体2と開閉部材3とによる断面形状が円環状となる。
一方、図2(b)に示すように、移動用電力ケーブル100を開閉部材3から押し込むことで、第1の開閉体31と第2の開閉体32とが離れて開き、移動用電力ケーブル100が開口部21を介して管本体2内に挿入される。そして、挿入された状態では、図2(a)に示すように、第1の開閉体31と第2の開閉体32とが閉じて、開閉部材3によって開口部21が塞がれるようになっている。さらに、移動用電力ケーブル100が管本体2内に挿入された状態から、図2(c)に示すように、移動用電力ケーブル100を開閉部材3から押し出すことで、第1の開閉体31と第2の開閉体32とが離れて開き、移動用電力ケーブル100が開口部21を介して管本体2外に抜き出されるようになっている。つまり、開閉部材3を介して移動用電力ケーブル100を出し入れ自在となっている。ここで、第1の開閉体31と第2の開閉体32の接触部・接線が直線状に延びているが、移動用電力ケーブル100の出し入れがしやすいように、例えば、ジグザグ状にしてもよい。
次に、このような移動用電力ケーブル保護管1を移動用電力ケーブル100に取り付けるための、移動用ケーブル保護管の取付装置(以下、適宜「取付装置」という)10について説明する。
この取付装置10は、図3に示すように、主として、フレーム4と、第1のガイドローラ(第1のローラ)5と、第2のガイドローラ(第2のローラ)6とを備えている。フレーム4は、第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6とを回転自在に支持するヤグラであり、2つの支持ポスト41が垂直に延び、かつ対向して配設されている。この2つの支持ポスト41には、それぞれ同じ高さに、第1の軸受け孔41aと第2の軸受け孔41bとが形成されている。
第1のガイドローラ5は、回転自在で、移動用電力ケーブル保護管1を移動用電力ケーブル保護管1の軸方向に送るローラである。すなわち、円柱状で、両端部に支持軸51が同軸に形成され、この支持軸51が第1の軸受け孔41aに挿入されて、第1のガイドローラ5が回転自在に支持されている。そして、後述するようにして移動用電力ケーブル保護管1を第2のガイドローラ6とで挟持した状態で、移動用電力ケーブル保護管1を引っ張ると、第1のガイドローラ5が回転して移動用電力ケーブル保護管1を軸方向(水平方向)に送るものである。
第2のガイドローラ6は、回転自在で、第1のガイドローラ5と並列に配設され、第1のガイドローラ5との間に挿入された移動用電力ケーブル100を開閉部材3から移動用電力ケーブル保護管1内に押し込みながら、移動用電力ケーブル100を移動用電力ケーブル100の軸方向に送るローラである。すなわち、円柱状で、両端部に支持軸61が同軸に形成され、この支持軸61が第2の軸受け孔41bに挿入されて、第2のガイドローラ6が回転自在に支持されている。そして、後述するようにして移動用電力ケーブル100と移動用電力ケーブル保護管1を第1のガイドローラ5とで挟持した状態で、移動用電力ケーブル100と移動用電力ケーブル保護管1を引っ張ると、第2のガイドローラ6が回転して、移動用電力ケーブル100を開閉部材3から移動用電力ケーブル保護管1内に押し込みながら、移動用電力ケーブル100を軸方向(水平方向)に送るものである。
このような第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6とは、上下に対向して配設され、その距離(第1の軸受け孔41aと第2の軸受け孔41bとのピッチ)は、移動用電力ケーブル保護管1と移動用電力ケーブル100の外径に基づいて、第2のガイドローラ6で移動用電力ケーブル100を開閉部材3から移動用電力ケーブル保護管1内に押し込めるように設定されている。すなわち、図4に示すように、開閉部材3を第2のガイドローラ6側に向けて移動用電力ケーブル保護管1を第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6との間に挿入し、さらに、移動用電力ケーブル100を移動用電力ケーブル保護管1と第2のガイドローラ6との間に挿入に挿入する。このようにして、移動用電力ケーブル100と移動用電力ケーブル保護管1をガイドローラ5、6とで挟持した状態で、ガイドローラ5、6が回転することで、第2のガイドローラ6によって移動用電力ケーブル100が、開閉部材3から移動用電力ケーブル保護管1内に押し込められるようになっている。
また、図示していないが、2つの支持ポスト41には、それぞれ同じ高さに、軸受け孔41a、41b以外に複数の軸受け孔が形成され、支持軸51、61を挿入する軸受け孔を変えることで、第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6との距離が調整自在となっている。特にこの実施の形態では、図5に示すように、移動用電力ケーブル保護管1から移動用電力ケーブル100を抜き出す際に、移動用電力ケーブル保護管1のみを第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6とで適正に挟持して送り出せるように、ガイドローラ5、6間の距離が調整可能となっている。つまり、移動用電力ケーブル保護管1への移動用電力ケーブル100の挿入と抜き出しとを行えるように、第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6との距離が調整自在となっている。さらに、外径が異なる複数の移動用電力ケーブル保護管1と移動用電力ケーブル100に対応できるように、複数の軸受け孔が形成されている。
このように、この実施の形態では、複数の軸受け孔を設けることで、第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6との距離が調整自在となっているが、次のようにしてもよい。すなわち、支持ポスト41に対して垂直方向に移動自在な支持部材を設け、この支持部材に第1の軸受け孔41aを設けて、支持部材で第1のガイドローラ5を支持する。そして、支持部材を移動させることで第1のガイドローラ5も垂直方向に移動し、第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6との距離が調整自在となるものである。
次に、このような構成の取付装置10によって、移動用電力ケーブル保護管1を移動用電力ケーブル100に取り付けるための、移動用ケーブル保護管の取付方法(以下、適宜「取付方法」という)について説明する。
まず、図6に示すように、保護管ドラムD1から移動用電力ケーブル保護管1を引き出し、ケーブルドラムD2から移動用電力ケーブル100を引き出して、移動用電力ケーブル保護管1と移動用電力ケーブル100の先端側を取付装置10のガイドローラ5、6間に挿入する。具体的には、移動用電力ケーブル100の先端部を開閉部材3から移動用ケーブル保護管1の先端部内に押し込んで挿入する。そして、移動用電力ケーブル保護管1の開閉部材3が第2のガイドローラ6側に向き、移動用電力ケーブル100が開閉部材3の直上に位置するように(第2のガイドローラ6と接するように)、移動用電力ケーブル100が挿入された移動用電力ケーブル保護管1の先端部をガイドローラ5、6で挟持されるように挿入する。
次に、移動用電力ケーブル保護管1と移動用電力ケーブル100の先端部を挿入方向(図4中矢印Y1方向)に引っ張るとともに、ドラムD1、D2を引き出し方向に回転させる。これにより、第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6とが回転し、第2のガイドローラ6によって移動用電力ケーブル100が開閉部材3から移動用電力ケーブル保護管1内に押し込まれる。このように、移動用電力ケーブル100が移動用電力ケーブル保護管1内に順次挿入されながら、移動用電力ケーブル保護管1と移動用電力ケーブル100とが軸方向(挿入方向)に送られる。
このようにして、移動用電力ケーブル保護管1が取り付けられた移動用電力ケーブル100を床面に載せて滑らせながら、必要な長さだけ敷設、仮設する。この際、移動用電力ケーブル100が移動用電力ケーブル保護管1で保護されており、かつ、移動用電力ケーブル保護管1が床面に対して滑りやすくなっているため、従来のようにローラを設置する必要がない。
一方、移動用電力ケーブル100の仮設が不要になった場合には、移動用電力ケーブル100から移動用電力ケーブル保護管1を取り外す。まず、図5に示すように、移動用電力ケーブル保護管1のみを第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6とで挟持するように、第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6との距離を調整する。ここで、移動用電力ケーブル100や移動用電力ケーブル保護管1の外径や位置関係などによっては、調整しないで、移動用電力ケーブル保護管1のみをガイドローラ5、6で挟持することが可能な場合もある。
次に、移動用電力ケーブル100の先端部を移動用電力ケーブル保護管1の先端部から抜き出し、移動用電力ケーブル保護管1の先端部をガイドローラ5、6間に挟持されるように挿入する。この際、移動用電力ケーブル保護管1の開閉部材3が第2のガイドローラ6に接し、移動用電力ケーブル100が第2のガイドローラ6の上方をまたぐようにする。続いて、移動用電力ケーブル保護管1の先端部を挿入方向(図5中矢印Y2方向)に引っ張る。これにより、ガイドローラ5、6が回転して、移動用電力ケーブル保護管1が軸方向(挿入方向)に送られるとともに、移動用電力ケーブル100が第2のガイドローラ6によって上方に押し上げられて、移動用電力ケーブル保護管1の開閉部材3から外に抜き出される。そして、このようにして分離された移動用電力ケーブル保護管1と移動用電力ケーブル100とを、それぞれドラムD1、D2に巻き付けいくものである。
以上のように、本移動用電力ケーブル保護管1によれば、移動用電力ケーブル100を開閉部材3から押し込むだけで、移動用電力ケーブル100が移動用電力ケーブル保護管1内に挿入されるため、移動用電力ケーブル保護管1を移動用電力ケーブル100に容易かつ迅速に取り付けることができる。さらには、移動用電力ケーブル100を開閉部材3から押し出すだけで、容易かつ迅速に移動用電力ケーブル100から移動用電力ケーブル保護管1を取り外すことができる。この結果、移動用電力ケーブル100が長い場合であっても、移動用電力ケーブル100を保護するのに要する人員や費用等を著しく軽減することが可能となる。
また、移動用電力ケーブル100が移動用電力ケーブル保護管1内に挿入された状態では、開閉部材3によって開口部21が塞がれるため、移動用電力ケーブル100が外部に露出せず、移動用電力ケーブル100の損傷を防止することができる。しかも、開閉部材3を介して移動用電力ケーブル100を移動用電力ケーブル保護管1に出し入れするだけであるため、移動用電力ケーブル保護管1が損傷することがなく、移動用電力ケーブル保護管1を再利用することができ、産業廃棄物処理費用も不要となる。
また、本取付装置10および本取付方法によれば、ガイドローラ5、6が回転することで、移動用電力ケーブル保護管1と移動用電力ケーブル100とが軸方向に送られながら、移動用電力ケーブル100が移動用電力ケーブル保護管1内に押し込まれて挿入されるため、移動用電力ケーブル保護管1を移動用電力ケーブル100に容易、迅速かつ連続的に取り付けることができる。つまり、移動用電力ケーブル100を敷設しながら移動用電力ケーブル保護管1を取り付けることができる。この結果、移動用電力ケーブル100が長い場合であっても、移動用電力ケーブル100を保護するのに要する人員・労力や費用等を著しく軽減することが可能となる。
さらに、第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6との距離が調整自在なため、移動用電力ケーブル100や移動用電力ケーブル保護管1の外径などに応じて第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6との距離を調整することで、多様な移動用電力ケーブル100や移動用電力ケーブル保護管1に対応することができる。また、移動用電力ケーブル保護管1が取り付けられた移動用電力ケーブル100から、移動用電力ケーブル保護管1を取り外す場合にも、本取付装置10を利用することができる。すなわち、第1のガイドローラ5と第2のガイドローラ6とで移動用電力ケーブル保護管1のみを挟持した状態で、移動用電力ケーブル保護管1を軸方向に送るだけで、移動用電力ケーブル保護管1と移動用電力ケーブル100とを容易かつ迅速に分離することができる。つまり、移動用電力ケーブル100を巻き取りながら移動用電力ケーブル保護管1を取り外すことができ、人員や費用等を著しく軽減することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、移動用電力ケーブル100と移動用電力ケーブル保護管1を引っ張ることで、ガイドローラ5、6が回転するようになっているが、ガイドローラ5、6を回転させるモータおよび回転機構を備え、動力でガイドローラ5、6を回転させて、移動用電力ケーブル100と移動用電力ケーブル保護管1を送り出すようにしてもよい。
また、ガイドローラ5、6が垂直方向のみに移動・調整自在となっているが、水平方向にも移動できるようにしてもよい。これにより、ガイドローラ5、6の位置関係をより複雑に調整でき、移動用電力ケーブル100を移動用電力ケーブル保護管1内により適正、円滑に挿入することが可能となる。
さらに、移動用電力ケーブル100から移動用電力ケーブル保護管1を取り外す場合に、ガイドローラ5、6で移動用電力ケーブル保護管1を挟持しているが、ガイドローラ5、6で移動用電力ケーブル100のみを挟持して、移動用電力ケーブル保護管1と移動用電力ケーブル100とを分離してもよい。また、移動用ケーブルが電力ケーブルの場合について説明したが、通信ケーブルなどの移動用ケーブルであってもよいことは勿論である。
1 移動用電力ケーブル保護管(移動用ケーブル保護管)
2 管本体
21 開口部
3 開閉部材
31 第1の開閉体
32 第2の開閉体
4 フレーム
5 第1のガイドローラ(第1のローラ)
6 第2のガイドローラ(第2のローラ)
10 取付装置
100 移動用電力ケーブル(移動用ケーブル)

Claims (4)

  1. 仮設される移動用ケーブルを保護する移動用ケーブル保護管であって、
    変形自在な管状で、軸方向に沿って開口部が形成された管本体と、
    前記開口部を開閉自在に塞ぐ開閉部材と、を備え、
    前記移動用ケーブルを前記開閉部材から押し込むことで、前記開閉部材が開いて前記移動用ケーブルが前記開口部を介して前記管本体内に挿入され、挿入された状態では前記開閉部材によって前記開口部が塞がれる、
    ことを特徴とする移動用ケーブル保護管。
  2. 請求項1に記載の移動用ケーブル保護管を前記移動用ケーブルに取り付けるための、移動用ケーブル保護管の取付装置であって、
    回転自在で、前記移動用ケーブル保護管を軸方向に送る第1のローラと、
    回転自在で、前記第1のローラと並列に配設され、前記第1のローラとの間に挿入された前記移動用ケーブルを前記開閉部材から前記移動用ケーブル保護管内に押し込みながら、軸方向に送る第2のローラと、
    を備えることを特徴とする移動用ケーブル保護管の取付装置。
  3. 前記第1のローラと前記第2のローラとの距離が調整自在となっている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動用ケーブル保護管の取付装置。
  4. 請求項1に記載の移動用ケーブル保護管を前記移動用ケーブルに取り付けるための、移動用ケーブル保護管の取付方法であって、
    並列に配設した第1のローラと第2のローラとの間に、前記移動用ケーブル保護管と前記移動用ケーブルとを挿入し、前記第1のローラと前記第2のローラとを回転させて前記移動用ケーブルを前記開閉部材から前記移動用ケーブル保護管内に押し込みながら、前記移動用ケーブル保護管と前記移動用ケーブルとを軸方向に送る、
    ことを特徴とする移動用ケーブル保護管の取付方法。
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