JP2015061186A - 遷移制御装置及び遷移制御方法 - Google Patents

遷移制御装置及び遷移制御方法 Download PDF

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岳志 澤田
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Abstract

【課題】ネットワーク間のバタつきを抑制すること。
【解決手段】遷移制御装置4は、一つ以上の基地局2が構成する複数のRATにおいて、在圏するRATを遷移する移動機3の遷移を制御する装置であって、RATごとの移動機3の遷移回数を格納する遷移情報格納部10と、遷移情報格納部10によって格納された遷移回数に基づいて、同一RATに所定の期間に所定の回数以上遷移した移動機3を検出する移動機検出部11と、移動機検出部11によって検出された移動機3について、遷移を予定している遷移先RATに遷移する前に、遷移先RATから現在在圏している在圏RATへの遷移条件を満たしているか否かを判定するバタつき判定部12と、バタつき判定部12によって遷移条件を満たしていると判定された場合、移動機3の遷移を制御するバタつき制御部13と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、遷移制御装置及び遷移制御方法に関する。
移動通信システムにおいては、移動機が接続する無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)を切り替えるハンドオーバー(遷移)が行われる。下記特許文献1では、ハンドオーバーを行う際に移動通信端末装置が基地局から到来する信号の受信品質を検出し、その結果をもとに切り替えを行うかどうかを判断することが開示されている。
特開2000−224646号公報
一般的に、移動機は、在圏するRAT(在圏RAT)の報知情報に含まれる遷移閾値に対し、在圏していないRAT(異RAT)の測定された無線品質(受信品質)が超えている場合に、在圏RATから異RATへ遷移する。その場合、同じ無線品質でも在圏RATと異RATとの測定値が測定アルゴリズムに起因して異なることがある。それにより、例えば、移動機が在圏RATであるRAT−A’に在圏時に、異RATであるRAT−B’の無線品質がRAT−A’からRAT−B’への遷移閾値を満たすことでRAT−B’へ遷移するが、測定精度等の理由により実際の品質は遷移閾値を満たしておらず(あるいは、遷移直後にRAT−A’の無線品質がRAT−B’からRAT−A’への遷移閾値を満たしており)、初めに在圏していたRAT−A’に再び戻るというRAT間のバタつきが発生する。
以下では、図1及び図2を用いてRAT間のバタつきについて具体的に説明する。図1は、従来技術における移動通信システム1’の構成図の一例である。移動通信システム1’は、基地局2’と、移動機3’とを含んで構成される。基地局2’は、2つのRATであるRAT_A’とRAT_B’とを構成する。RAT_A’は例えば3G(3rd Generation)であり、RAT_B’は例えばLTE(Long Term Evolution)である。なお、以降の説明ではRATを、セル、セクタ又はネットワーク、基地局が構成するネットワーク等に適宜読み替えてよい。
移動機3’は、RAT_A’あるいはRAT_B’の何れかに在圏することで、在圏するRAT及び基地局2’を介して移動通信を行う。移動機3’による在圏するRATの切り替えを、遷移、あるいはハンドオーバーという。例えば、現在RAT_A’に在圏する移動機3’が、在圏するRATをRAT_B’に切り替えることを、RAT_A’からRAT_B’に遷移するという。遷移は、基地局2’が移動機3’に対して遷移指示を送信することに基づいて行われる。ここで、移動通信システム1’において、RAT_A’よりもRAT_B’の方が優先度が高いとする。すなわち、基地局2’は、移動機3’をできる限りRAT_A’よりもRAT_B’に在圏させようとする。
図1を用いて、まず、RAT_A’からRAT_B’への遷移条件について説明する。RAT_A’に在圏する移動機3’は、基地局2’からのRAT_A’における報知情報を受信する。報知情報に含まれる情報の具体例としては、下記参考文献の6.3.5 Report config EUTRAに記載されているEvent A1〜A5及びB1〜B2の閾値や、TimeToTriggerが挙げられる。移動機3’は、受信した報知情報に含まれる、RAT_B’の無線品質の遷移閾値であるThreshRAT_B’を取得する。また、移動機3’は、RAT_B’の無線品質(品質情報)であるSRAT_B’を測定する。品質情報の具体例としては、下記参考文献の6.3.5 Means Resultsに記載されているRSRP/RSRQが挙げられる。そして、SRAT_B’がThreshRAT_B’を満たしている(超えている)場合、RAT_A’からRAT_B’への遷移条件を満たしたことになり、移動機3’はRAT_A’からRAT_B’へ遷移する。
(参考文献)3GPP TS 36.331 V11.4.0 (2013-06)
次に、RAT_B’からRAT_A’への遷移条件について説明する。RAT_B’に在圏する移動機3’は、基地局2’からのRAT_B’における報知情報を受信する。移動機3’は、受信した報知情報に含まれる、RAT_A’の無線品質の遷移閾値であるThreshRAT_A’を取得する。また、移動機3’は、RAT_A’の無線品質であるSRAT_A’を測定する。そして、SRAT_B’がThreshRAT_B’を満たさず(下回り)、SRAT_A’がThreshRAT_A’を満たしている場合、RAT_B’からRAT_A’への遷移条件を満たしたことになり、移動機3’はRAT_B’からRAT_A’へ遷移する。
続いて、図2を用いて従来技術におけるバタつきの発生について説明する。図2は、各RATの無線品質の時系列上の変化を示す図である。図2において、グラフLA’はRAT_A’の測定された無線品質の変化を示し、グラフLB’はRAT_B’の測定された無線品質の変化を示す。まず、時刻T0では、移動機3’はRAT_A’に在圏しているとする。時刻T1で、グラフLB’がThreshRAT_B’を超えたため、RAT_A’からRAT_B’への遷移条件が満たされ、時刻T2で、移動機3’はRAT_A’からRAT_B’に遷移する。
ここで、グラフLrB’は、RAT_B’の実際の無線品質の変化を示す。このように、測定アルゴリズム等に起因して、測定された無線品質の変化を示すグラフLB’と、実際の無線品質の変化を示すLrB’とが異なる場合がある。時刻T2では、LrB’がThreshRAT_B’を下回っており、LA’がThreshRAT_A’を超えているため、RAT_B’からRAT_A’への遷移条件を満たしており、時刻T4で、移動機3’はRAT_B’からRAT_A’に遷移する。あるいは、時刻T3で、LB’がThreshRAT_B’を下回り、LA’がThreshRAT_A’を超えているため、RAT_B’からRAT_A’への遷移条件を満たしており、時刻T4で、移動機3’はRAT_B’からRAT_A’に遷移する。
以上のように、無線品質が遷移閾値付近である場合、RAT_A’からRAT_B’への遷移と、RAT_B’からRAT_A’への遷移とが繰り返される。すなわち、RAT_A’とRAT_B’との間でバタつきが発生する。以上、RAT間のバタつきについて説明した。
RAT間のバタつきが発生することで、移動機の画面上のRAT表示がバタつき、ユーザ見えが悪いという問題が生じる。具体例を挙げると、上記例においてRAT−A’が3Gであり、RAT−B’がLTEである場合、バタつきが発生することで、移動機の画面上のRAT表示が3GとLTEとの間で交互に入れ替わることになる。
また、RAT間のバタつきが発生することで、移動機が異RATの品質測定を頻繁に実施することになり、移動機の消費電力が増大し、基地局リソースの効率が低下するという問題も生じる。
また、RAT間のバタつきが発生することで、ネットワークリソースが浪費され、ユーザ体感(スループット)が悪化するという問題も生じる。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、ネットワーク間のバタつきを抑制することができる遷移制御装置及び遷移制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の遷移制御装置は、一つ以上の基地局が構成する複数のネットワークにおいて、在圏するネットワークを遷移する移動機の遷移を制御する遷移制御装置であって、ネットワークごとの移動機の遷移回数を格納する格納手段と、格納手段によって格納された遷移回数に基づいて、同一ネットワークに所定の期間に所定の回数以上遷移した移動機を検出する検出手段と、検出手段によって検出された移動機について、遷移を予定している遷移先ネットワークに遷移する前に、遷移先ネットワークから現在在圏している在圏ネットワークへの遷移条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、判定手段によって遷移条件を満たしていると判定された場合、移動機の遷移を制御する制御手段と、を備える。
このような遷移制御装置によれば、同一ネットワークに所定の期間に所定の回数以上遷移した移動機について、遷移先ネットワークに遷移する前に、遷移先ネットワークから在圏ネットワークへの遷移条件を満たしている場合、移動機の遷移を制御することができる。遷移を制御しなければ、移動機が当該遷移条件を満たしている場合、当該移動機は遷移先ネットワークに遷移した後に再度在圏ネットワークに遷移するため、バタつきが発生する。遷移を制御することで、例えば遷移先ネットワークへ遷移させなくすることができ、それによりバタつきを抑制することができる。
また、本発明の遷移制御装置において、制御手段は、判定手段によって移動機が遷移条件を満たしていると判定された場合、当該移動機のみの遷移を制御してもよい。かかる構成を採れば、他の移動機に影響を与えることなく、最小限の制御でバタつきを抑制することができる。
また、本発明の遷移制御装置において、制御手段は、基地局から送信される報知情報に含まれる移動機の遷移条件を変更することで遷移を制御してもよい。かかる構成を採れば、基地局から送信される報知情報という既存の仕組みを利用して簡易にバタつきを抑制することができる。
また、本発明の遷移制御装置において、制御手段は、複数のネットワークのリソースに基づいて移動機の遷移を制御してもよい。かかる構成を採れば、例えば、リソースに余裕があるネットワークに移動機を遷移させることで、バタつきを抑制すると共に、ネットワーク全体の効率性を高めることができる。
また、本発明の遷移制御装置において、制御手段は、複数のネットワークの各ネットワークにおける移動機の在圏数に基づいて移動機の遷移を制御してもよい。かかる構成を採れば、例えば、移動機の在圏数が少ないネットワーク、すなわちリソースに余裕があるネットワークに移動機を遷移させることで、バタつきを抑制すると共に、ネットワーク全体の効率性を高めることができる。
また、本発明の遷移制御装置において、判定手段は、当該移動機が遷移先ネットワークから受信した報知情報と当該移動機の在圏ネットワークでの品質情報とに基づいて、遷移条件を満たしているか否かを判定してもよい。かかる構成を採れば、既存の仕組みを利用して簡易に遷移条件を満たしているか否かを判定することができる。
ところで、本発明は、上記のように装置の発明として記述できる他に、以下のように方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
即ち、本発明に係る遷移制御方法は、一つ以上の基地局が構成する複数のネットワークにおいて、在圏するネットワークを遷移する移動機の遷移を制御する遷移制御装置であって、ネットワークごとの移動機の遷移回数を格納する格納手段を備える遷移制御装置により実行される遷移制御方法であって、格納手段によって格納された遷移回数に基づいて、同一ネットワークに所定の期間に所定の回数以上遷移した移動機を検出する検出ステップと、検出ステップにおいて検出された移動機について、遷移を予定している遷移先ネットワークに遷移する前に、遷移先ネットワークから現在在圏している在圏ネットワークへの遷移条件を満たしているか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて遷移条件を満たしていると判定された場合、移動機の遷移を制御する制御ステップと、を含む。
本発明によれば、ネットワーク間のバタつきを抑制することができる。
従来技術における移動通信システムの構成図である。 従来技術におけるバタつきの発生を示す図である。 本発明の実施形態に係る移動通信システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る遷移制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る遷移制御装置のハードウェア構成を示す図である。 遷移回数テーブルのテーブル例を示す図である。 本発明の実施形態に係る遷移制御装置で実行される遷移制御処理(遷移制御方法)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る遷移制御装置で実行される遷移制御処理(遷移制御方法)を示すシーケンスチャート(その1)である。 本発明の実施形態に係る遷移制御装置で実行される遷移制御処理(遷移制御方法)を示すシーケンスチャート(その2)である。
以下、図面とともに本発明による遷移制御装置及び遷移制御方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[移動通信システム1の構成]
図3は、本実施形態に係る移動通信システム1の構成図である。移動通信システム1は、基地局2と、移動機3と、遷移制御装置4とを含んで構成される。基地局2は、2つのRATであるRAT_AとRAT_Bとを構成する。ここで、基地局2、移動機3、RAT_A及びRAT_Bは、それぞれ上述の基地局2’、移動機3’、RAT_A’及びRAT_B’と同様のため、説明を省略する。なお、図3に示す移動通信システム1は一つの基地局2が二つのRATを構成しているが、これに限るものではない。例えば、移動通信システム1は、一つ以上の基地局を含んで構成され、各基地局は一つ以上のRATを構成してもよい。
遷移制御装置4は、基地局2が構成するRAT_A及びRAB_Bにおいて、在圏するRATを遷移する移動機3の遷移を制御するコンピュータ装置である。遷移制御装置4と基地局2とはネットワークで接続されており、遷移制御装置4は、基地局2へ指示情報を送信することで基地局2に指示を出したり、基地局2から情報を受信したりする。なお、遷移制御装置4は基地局2に組み込まれていてもよい。なお、移動通信システム1が複数の基地局2で構成される場合、遷移制御装置4は各基地局2とネットワークで接続され、各基地局2が構成する一つ以上のRATにおいて、在圏するRATを遷移する移動機3の遷移を制御する。また、図3に示す移動通信システム1では一つの移動機3が含まれているが、移動機3は複数存在し、遷移制御装置4がそれぞれの移動機3の遷移を個別に制御してもよいし、一つ以上の移動機3の遷移をまとめて制御してもよい。また、以降の説明では、適宜、複数の移動機3を総称して移動機3と言う場合がある。
図4は、遷移制御装置4の機能ブロック図である。図4に示す通り、遷移制御装置4は、遷移情報格納部10(格納手段)、移動機検出部11(検出手段)、バタつき判定部12(判定手段)、及びバタつき制御部13(制御手段)を含んで構成される。
遷移制御装置4は、CPU等のハードウェアから構成されているものである。図5は、遷移制御装置4のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示される遷移制御装置4は、物理的には、図5に示すように、CPU100、主記憶装置であるRAM101及びROM102、ディスプレイ等の入出力装置103、通信モジュール104、及び補助記憶装置105などを含むコンピュータシステムとして構成されている。
図4に示す遷移制御装置4の各機能ブロックの機能は、図5に示すCPU100、RAM101等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU100の制御のもとで入出力装置103、通信モジュール104、及び補助記憶装置105を動作させるとともに、RAM101におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
以下、図4に示す遷移制御装置4の各機能ブロックについて説明する。
遷移情報格納部10は、移動機3の遷移に関する遷移情報を格納する。具体的には、遷移情報格納部10は、RATごとの移動機3の遷移回数を格納する。図6は、遷移情報格納部10が格納する、RATごとの移動機3の遷移回数を示す遷移回数テーブルの一例を示すテーブル図である。図6に示す通り、遷移回数テーブルには、各移動機3ごとに、遷移したRATの遷移回数が記録されている。例えば、移動機IDが1の移動機3は、これまで、RAT_Aに5回遷移し、RAT_Bに2回遷移し、RAT_Cに3回遷移していることを示す。遷移回数テーブルは、移動機3が遷移してから所定の期間(例えば30秒間)毎に列方向の更新が実施される。
移動機検出部11は、遷移情報格納部10によって格納された遷移回数に基づいて、同一RATに所定の期間に所定の回数以上遷移した移動機3を検出する。例えば、移動機検出部11は、遷移情報格納部10によって図6に示す遷移回数テーブルが格納されている場合、所定の期間である30秒間で所定の回数である6回を超えた移動機3として、RAT_Bへの遷移回数が7回である移動機IDが2の移動機3を検出する。移動機検出部11は、検出した移動機3を識別する情報や、当該移動機3が所定の遷移回数を超えたRATを識別する情報を後述のバタつき判定部12及びバタつき制御部13に出力する。
バタつき判定部12は、移動機検出部11によって検出された移動機3について、遷移を予定している遷移先RATに遷移する前に、遷移先RATから現在在圏している在圏RATへの遷移条件を満たしているか否かを判定する。バタつき判定部12は、移動機検出部11によって検出された移動機3が遷移先RATから受信した報知情報と当該移動機3の在圏RATでの品質情報とに基づいて、遷移条件を満たしているか否かを判定してもよい。なお、バタつき判定部12によって遷移条件を満たしていると判定された場合を、バタつきの発生(の検出)と定義してもよい。
具体的に、バタつき判定部12は、移動機検出部11から入力された移動機3を識別する情報が示す移動機3について、それ以後に行う遷移を監視する。そして、移動機3が遷移先RATへの遷移条件を満たした際に、バタつき判定部12は、移動機3に対して、遷移先RATから報知情報を受信させると共に在圏RATでの品質情報を取得させる指示を出し、それらの情報を基地局2を介してバタつき判定部12に送信させる指示を出す。バタつき判定部12は、受信したそれらの情報に基づいて、移動機3が遷移先RATに遷移する前に、移動機3が遷移先RATから現在在圏している在圏RATへの遷移条件を満たしているか否かを判定する。そしてバタつき判定部12は、判定結果及び判定対象の移動機3を識別する情報を後述のバタつき制御部13に出力する。なお、バタつき判定部12は、移動機検出部11から入力された、所定の遷移回数を超えたRATを識別する情報が示すRATに対して移動機3が遷移しようとする場合にのみ、上記判定を行ってもよい。
バタつき制御部13は、バタつき判定部12によって遷移条件を満たしていると判定された場合、移動機3の遷移を制御する。具体的に、バタつき制御部13は、バタつき判定部12から入力された判定結果が遷移条件を満たしている旨を示していれば、移動機3の遷移を制御する。
バタつき制御部13は、バタつき判定部12によって移動機3が遷移条件を満たしていると判定された場合、当該移動機3のみの遷移を制御してもよい。具体的には、バタつき制御部13は、バタつき判定部12から入力された判定結果が遷移条件を満たしている旨を示していれば、同じくバタつき判定部12から入力された判定対象の移動機3を識別する情報が示す移動機3のみの遷移を制御する。
また、バタつき制御部13は、基地局2から送信される報知情報に含まれる移動機3の遷移条件を変更することで遷移を制御してもよい。具体的には、バタつき制御部13は、バタつき判定部12から入力された判定結果が遷移条件を満たしている旨を示していれば、基地局2から送信される報知情報に含まれる移動機3の遷移条件(遷移閾値)を変更することで遷移を制御する。遷移条件の変更内容としては、遷移閾値を大きくしたり、小さくしたりすることが挙げられる。
また、バタつき制御部13は、複数のRATのリソースに基づいて移動機3の遷移を制御してもよい。具体的には、バタつき制御部13は、バタつき判定部12から入力された判定結果が遷移条件を満たしている旨を示していれば、まず、基地局2が構成する複数のRATそれぞれのリソース状態を取得する。そして、バタつき制御部13は、取得したリソース状態に基づいて移動機3の遷移を制御する。
より具体的には、バタつき制御部13は、複数のRATの各RATにおける移動機3の在圏数に基づいて移動機3の遷移を制御する。例えば、基地局2がRAT_A及びRAT_Bを構成している場合、バタつき制御部13は、RAT_A及びRAT_Bそれぞれから在圏する移動機数(Logical Chanel数やBB使用率など)を取得する。そして、バタつき制御部13は、移動機数が少ないRATに遷移しやすくするような遷移条件に変更する。
以上で挙げたバタつき制御部13のいくつかの処理のバリエーションについて、一つ以上のバリエーションを組み合わせてもよい。例えば、バタつき制御部13は、RAT_AとRAT_B間でバタついており、RAT_BのトラヒックがRAT_Aに比べて逼迫している場合に、バタつきを新たに検出した移動機3に対して、報知情報に含まれる遷移閾値であるThresh_x,highの値をx[dB]加算して報知情報を変更することで、RAT_Bに遷移しないようにしてもよい。
[遷移制御装置4で実行される遷移制御方法]
続いて、図7〜9に示すフローチャート及びシーケンスチャートを用いて、本実施形態に係る遷移制御装置4におけるいくつかの遷移制御方法の処理例について説明する。
まず、図7に示すフローチャートを用いて、遷移制御装置4における遷移制御方法の処理例について説明する。なお、前提として、図3に示す移動通信システム1において、移動機3が現在、RAT_Aに在圏しているものとする。
まず、移動機3により、RAT_Aの品質情報が測定される(ステップS1)。次に、基地局2により、移動機3に対してRAT_Bの品質情報の取得が指示され(ステップS2)、当該指示に基づいて移動機3が取得したRAT_Bの品質情報が基地局2を介して遷移制御装置4に送信される。次に、遷移制御装置4により、予め移動機3より取得していたRAT_Aの報知情報に含まれる遷移閾値と、受信したRAT_Bの品質情報とに基づいて、RAT_Bの品質情報が遷移閾値を超えているか否かが判定される(ステップS3)。
S3にて遷移閾値を超えていないと判定されると、RAT_Bへの遷移は行われず、処理を終了する。S3にて遷移閾値を超えていると判定されると、続いて、遷移制御装置4により、遷移情報格納部10によって格納された移動機3の遷移に関する遷移情報に基づいて、移動機3による特定のRAT遷移回数が所定の閾値を超えているか否かが判定される(ステップS4、検出ステップ)。S4にて所定の閾値を超えていないと判定されると、遷移制御装置4により、後述のRAT遷移条件がリセットされ(ステップS10)、移動機3に対してRAT_Bへの遷移指示が送信されることで移動機3がRAT_Bに遷移し(ステップS11)、遷移先であるRAT_BのRAT情報が記録され(ステップS12)、処理を終了する。
S4にて所定の閾値を超えていると判定されると、続いて、遷移制御装置4により、以前測定したRAT_Bの品質情報がリロード(再読み込み)される(ステップS5)。次に、遷移制御装置4により、S1にて測定したRAT_Aの品質情報や、S5にてリロードされたRAT_Bの品質情報や、予め移動機3より取得したRAT_Bの報知情報などに基づいて、移動機3についてRAT_BからRAT_Aへの遷移条件を満たしているか(無線品質が遷移閾値を超えているか)否かが判定される(ステップS6、判定ステップ)。
S6にて遷移条件を満たしていないと判定されると、前述のS11に進む。S6にて遷移条件を満たしていると判定されると、遷移制御装置4により、RAT_A及びRAT_Bの基地局リソース状態が取得される(ステップS7、制御ステップ)。次に、遷移制御装置4により、S7にて取得された基地局リソース状態に基づいて、RATの遷移条件が変更される(ステップS8、制御ステップ)。次に、遷移制御装置4により、変更されたRATの遷移条件に基づいて、遷移判断が実施される(ステップS9、制御ステップ)。S9にて遷移すると判断されると、前述のS11に進む。S9にて遷移しないと判断されると、遷移は行われず、処理を終了する。
続いて、図8及び9に示すシーケンスチャートを用いて、遷移制御装置4における遷移制御方法の別の処理例について説明する。なお、前提として、図3に示す移動通信システム1において、移動機3が現在、RAT_Aに在圏しているものとする。
最初に、図8のシーケンスチャートについて説明する。まず、移動機3により、RAT_Aから送信された報知情報が受信される(ステップS20)。次に、移動機3により、RAT_Bから信号が受信され、RAT_Bにおける無線品質が測定される(ステップS21)。次に、移動機3により、S21にて測定された無線品質が基地局2(RAT_A)に送信される(ステップS22)。次に、基地局2及び遷移制御装置4により、遷移条件を満たしていると判断され、移動機3に対して遷移指示が送信され、移動機3はRAT_Bに遷移する(ステップS23)。
次に、移動機3により、現在在圏しているRAT_Bから報知情報が受信される(ステップS24)。次に、移動機3により、RAT_Aから信号が受信され、RAT_Aにおける無線品質が測定される(ステップS25)。次に、移動機3により、S25にて測定された無線品質が基地局2(RAT_B)に送信される(ステップS26)。次に、基地局2及び遷移制御装置4により、遷移条件を満たしていると判断され、移動機3に対して遷移指示が送信され、移動機3はRAT_Aに(再び)遷移する(ステップS27)。
図8のシーケンスチャートに示す処理が一定期間、複数回実施された後の処理を図9に示す。図9に示すシーケンスチャートにおいて、まず、移動機3により、RAT_Aから送信された報知情報が受信される(ステップS30)。次に、移動機3により、RAT_Bから信号が受信され、RAT_Bにおける無線品質が測定される(ステップS31)。次に、移動機3により、S31にて測定された品質情報が基地局2(RAT_A)に送信される(ステップS32)。
次に、基地局2及び遷移制御装置4により、バタつきが発生していることが判定され(検出ステップ、判定ステップ)、RAT_Bの報知情報に含まれる遷移閾値が変更される。そして、基地局2及び遷移制御装置4により、移動機3に対してRAT_Bの(変更後の)報知情報の取得指示が送信される(ステップS33、制御ステップ)。次に、S33にて受信した指示に基づき、移動機3により、RAT_Bから報知情報が受信される(ステップS34)。次に、移動機3により、RAT_Aから信号が受信され、RAT_Aにおける無線品質が測定される(ステップS35)。次に、移動機3により、S35にて測定された無線品質が基地局2(RAT_A)に送信される(ステップS36)。次に、基地局2及び遷移制御装置4により、移動機3が遷移条件を満たしているか否かが判定され、条件を満たしていれば、移動機3に対して遷移指示が送信される(ステップS37、制御ステップ)。
[遷移制御装置4の作用効果]
次に、本実施形態のように構成された遷移制御装置4の作用効果について説明する。
本実施形態の遷移制御装置4によれば、同一RATに所定の期間に所定の回数以上遷移した移動機3について、遷移先RATに遷移する前に、遷移先RATから在圏RATへの遷移条件を満たしている場合、移動機3の遷移を制御することができる。遷移を制御しなければ、移動機3が当該遷移条件を満たしている場合、当該移動機3は遷移先RATに遷移した後に再度在圏RATに遷移するため、バタつきが発生する。遷移を制御することで、例えば遷移先RATへ遷移させなくすることができ、それによりバタつきを抑制することができる。また、移動機検出部11及びバタつき判定部12を備えることで、適切なタイミングでバタつきを検出し、バタつき抑止起動が可能となる。
また、本実施形態の遷移制御装置4によれば、バタつき制御部13は、バタつき判定部12によって移動機3が遷移条件を満たしていると判定された場合、当該移動機3のみの遷移を制御する。これにより、他の移動機3に影響を与えることなく、最小限の制御でバタつきを抑制することができる。
また、本実施形態の遷移制御装置4によれば、バタつき制御部13は、基地局2から送信される報知情報に含まれる移動機3の遷移条件を変更することで遷移を制御する。これにより、基地局2から送信される報知情報という既存の仕組みを利用して簡易にバタつきを抑制することができる。
また、本実施形態の遷移制御装置4によれば、バタつき制御部13は、複数のRATのリソースに基づいて移動機3の遷移を制御する。これにより、例えば、リソースに余裕があるRATに移動機を遷移させることで、バタつきを抑制すると共に、RAT全体の効率性を高めることができる。
また、本実施形態の遷移制御装置4によれば、バタつき制御部13は、複数のRATの各RATにおける移動機3の在圏数に基づいて移動機3の遷移を制御する。これにより、例えば、移動機3の在圏数が少ないRAT、すなわちリソースに余裕があるRATに移動機3を遷移させることで、バタつきを抑制すると共に、RAT全体の効率性を高めることができる。
また、本実施形態の遷移制御装置4によれば、バタつき判定部12は、移動機3が遷移先RATから受信した報知情報と当該移動機3の在圏RATでの品質情報とに基づいて、遷移条件を満たしているか否かを判定する。これにより、既存の仕組みを利用して簡易に遷移条件を満たしているか否かを判定することができる。
1・1’…移動通信システム、2・2’…基地局、3・3’…移動機、4…遷移制御装置、10…遷移情報格納部、11…移動機検出部、12…バタつき判定部、13…バタつき制御部。

Claims (7)

  1. 一つ以上の基地局が構成する複数のネットワークにおいて、在圏するネットワークを遷移する移動機の遷移を制御する遷移制御装置であって、
    ネットワークごとの移動機の遷移回数を格納する格納手段と、
    前記格納手段によって格納された遷移回数に基づいて、同一ネットワークに所定の期間に所定の回数以上遷移した移動機を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された移動機について、遷移を予定している遷移先ネットワークに遷移する前に、遷移先ネットワークから現在在圏している在圏ネットワークへの遷移条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって遷移条件を満たしていると判定された場合、移動機の遷移を制御する制御手段と、
    を備える遷移制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記判定手段によって移動機が遷移条件を満たしていると判定された場合、当該移動機のみの遷移を制御する、請求項1に記載の遷移制御装置。
  3. 前記制御手段は、基地局から送信される報知情報に含まれる移動機の遷移条件を変更することで遷移を制御する、請求項1又は2に記載の遷移制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数のネットワークのリソースに基づいて移動機の遷移を制御する、請求項1〜3の何れか一項に記載の遷移制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数のネットワークの各ネットワークにおける移動機の在圏数に基づいて移動機の遷移を制御する、請求項1〜4の何れか一項に記載の遷移制御装置。
  6. 前記判定手段は、当該移動機が遷移先ネットワークから受信した報知情報と当該移動機の在圏ネットワークでの品質情報とに基づいて、遷移条件を満たしているか否かを判定する、請求項1〜5の何れか一項に記載の遷移制御装置。
  7. 一つ以上の基地局が構成する複数のネットワークにおいて、在圏するネットワークを遷移する移動機の遷移を制御する遷移制御装置であって、ネットワークごとの移動機の遷移回数を格納する格納手段を備える遷移制御装置により実行される遷移制御方法であって、
    前記格納手段によって格納された遷移回数に基づいて、同一ネットワークに所定の期間に所定の回数以上遷移した移動機を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された移動機について、遷移を予定している遷移先ネットワークに遷移する前に、遷移先ネットワークから現在在圏している在圏ネットワークへの遷移条件を満たしているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて遷移条件を満たしていると判定された場合、移動機の遷移を制御する制御ステップと、
    を含む遷移制御方法。
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