JP2015060455A - 電子装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を把持している手の指で、当該指の届かない範囲にある対象物に対する操作を容易に行うことができる電子装置、制御方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】電子装置は、対象物を画面に表示する表示部と、前記表示部の画面上における接触を検知して入力操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が前記対象物を再配置するためのトリガー操作を受け付けると、当該トリガー操作の位置に基づいて前記表示部の画面上におけるタッチ可能範囲および基点を決定し、当該決定したタッチ可能範囲外に表示されている前記対象物を前記基点に近づけるように再配置して前記表示部の前記画面に表示させる表示処理部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子装置、制御方法及びプログラムに関する。
現在、表示画面を指等で触れることによって入力操作をするタッチパネルを搭載した電子装置が普及している。このような電子装置は、操作性を考慮すると、電子装置を把持している片手の指(例えば、親指)のみで操作できることが好ましい。ところが、電子装置の表示画面のサイズが大きい場合には、電子装置を把持している片手の指先が操作の対象物に届かず、両手で操作しなければならないことがある。そこで、例えば、特許文献1には、装置を把持した片手の指で、画面内の任意の位置を容易に指定することができるように、表示画面を縮小させたスクリーンパッドを表示画面上で表示させ、表示したスクリーンパッド上で操作可能な装置が記載されている。また、特許文献2には、カーソルを出現させてそれを操作し、指の届かない位置にあるアイコン等の対象物をタッチできる装置が記載されている。また、特許文献3には、装置の両端に圧力を感知するデバイスを設け、感知した圧力に応じて、画面上部を下げることにより、画面上部にあるアイコンをタッチすることができる装置が記載されている。
特開2013−30050号公報 特開2012−243284号公報 国際公開第2013/035229号
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、表示画面上にスクリーンパッドを表示させているため、表示が重複してしまう。また、縮小させた画面上で操作するため、誤操作の発生する可能性がある、という問題がある。また、特許文献2に記載された技術では、カーソル出現やカーソル操作のための操作ステップが増える、という問題がある。また、特許文献3に記載された技術では、圧力を感知するデバイスを備えなければならない、という問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、装置を把持している手の指で、当該指の届かない範囲にある対象物に対する操作を容易に行うことができる電子装置、制御方法及びプログラムを提供することを課題とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、対象物を画面に表示する表示部と、前記表示部の画面上における接触を検知して入力操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が前記対象物を再配置するためのトリガー操作を受け付けると、当該トリガー操作の位置に基づいて前記表示部の画面上におけるタッチ可能範囲および基点を決定し、当該決定したタッチ可能範囲外に表示されている前記対象物を前記基点に近づけるように再配置して前記表示部の前記画面に表示させる表示処理部と、を備えることを特徴とする電子装置である。
(2)また、本発明の他の態様は、電子装置における制御方法であって、前記電子装置が、対象物を表示部の画面に表示する表示ステップと、前記電子装置が、前記表示部の画面上における接触を検知して入力操作を受け付ける操作受付部が前記対象物を再配置するためのトリガー操作を受け付けると、当該トリガー操作の位置に基づいて前記表示部の画面上におけるタッチ可能範囲および基点を決定し、当該決定したタッチ可能範囲外に表示されている前記対象物を前記基点に近づけるように再配置して前記表示部の前記画面に表示させる表示処理ステップと、を有することを特徴とする制御方法である。
(3)また、本発明の他の態様は、電子装置としてのコンピュータに、対象物を表示部の画面に表示する表示ステップと、前記表示部の画面上における接触を検知して入力操作を受け付ける操作受付部が前記対象物を再配置するためのトリガー操作を受け付けると、当該トリガー操作の位置に基づいて前記表示部の画面上におけるタッチ可能範囲および基点を決定し、当該決定したタッチ可能範囲外に表示されている前記対象物を前記基点に近づけるように再配置して前記表示部の前記画面に表示させる表示処理ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、装置を把持している手の指で、当該指の届かない範囲にある対象物に対する操作を容易に行うことができる。
本発明の第1の実施形態によるタッチパネル搭載情報端末の外観構成を示す正面図である。 第1の実施形態によるタッチパネル搭載情報端末の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態によるタッチパネル搭載情報端末における入力操作制御方法を説明するための図である。 第1の実施形態によるタッチパネル搭載情報端末における入力操作制御方法を説明するための図である。 第1の実施形態によるタッチパネル搭載情報端末における入力操作制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるタッチパネル搭載情報端末における入力操作制御方法を説明するための図である。 第2の本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末における入力操作制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10の外観構成を示す正面図である。タッチパネル搭載情報端末10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の電子装置である。タッチパネル搭載情報端末10は、タッチパネル110を備える。タッチパネル110は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部と、表示部の画面上の接触を検知する操作受付部とから構成される。
次に、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10の構成について説明する。図2は、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10の構成を示すブロック図である。タッチパネル搭載情報端末10は、タッチパネル110と、入力検出部120と、記憶部130と、表示処理部140と、方向検出部150と、を含んで構成される。
タッチパネル110は、情報を表示するとともに、ユーザからの操作入力を受け付ける。タッチパネル110は、操作受付部111と、表示部112とを含んで構成される。操作受付部111は、表示部112の表示画面上に設置され、表示部112の画面上における接触(タッチ)を検知してユーザからの入力操作を受け付ける。表示部112は、アイコン等の対象物の情報を表示する。
入力検出部120は、操作受付部111における入力操作を検出する。入力検出部120は、タッチ位置取得部121と、タッチ時間測定部122と、タッチ面積取得部123とを含んで構成される。タッチ位置取得部121は、操作受付部111においてユーザがタッチした位置を示す座標情報(以下、タッチ位置とする)を取得する。タッチ時間測定部122は、操作受付部111におけるユーザのタッチの継続時間(以下、タッチ継続時間とする)を測定する。タッチ面積取得部123は、ユーザがタッチしている面積(ユーザの指の接触面積)(以下、タッチ面積とする)を取得する。
記憶部130は、種々の情報を記憶する。記憶部130は、タッチ属性情報部131と、操作種別記憶部132とを含んで構成される。タッチ属性情報部131は、タッチ位置取得部121が取得したタッチ位置と、タッチ時間測定部122が測定したタッチ継続時間と、タッチ面積取得部123が取得したタッチ面積とをタッチ属性情報として一時的に記憶する。操作種別記憶部132は、タッチ属性情報に対応するユーザの操作種別を記憶している。操作種別は、入力操作の種別である。例えば、操作種別記憶部132は、操作種別「トリガー操作」に対応するタッチ属性情報として「タッチ面積の大きい単タップ」または「位置変化の少ないフリック」を記憶する。トリガー操作は、アイコンを再配置するための操作である。タップは、画面を軽く叩くようにして、一瞬だけ画面に触れる操作である。また、フリックは、画面上を素早く払うようにタッチする操作である。
表示処理部140は、表示部112の表示を制御する。例えば、表示処理部140は、操作受付部111がトリガー操作を受け付けると、トリガー操作のタッチ位置に基づいて表示部112の画面上におけるタッチ可能範囲を決定し、決定したタッチ可能範囲外に表示されているアイコンをタッチ可能範囲にかかるように再配置して表示部112に表示する。このとき、表示処理部140は、タッチ可能範囲内に表示されているアイコンを表示部112の画面から削除し、タッチ可能範囲外に表示されているアイコンをタッチ可能範囲にかかるように再配置して表示する。更に、表示処理部140は、トリガー操作のタッチ位置に基づいてタッチ可能範囲に係る基点を決定し、基点から遠い位置に表示されている対象物ほど基点に近くなるよう再配置する。また、表示処理部140は、全てのアイコンをタッチ可能範囲にかかるように再配置できなかった場合には、操作受付部111における操作に応じて、再配置した対象物をスライドさせることによりタッチ可能範囲にかかるようにアイコンを再配置して表示部112の画面に表示させる。また、表示処理部140は、操作受付部111が操作を受け付けてない状態が、アイコンを再配置してから所定時間以上継続した場合に、表示部112の画面の表示を再配置前の状態に戻す。
表示処理部140は、操作決定部141を含んで構成される。操作決定部141は、操作受付部111が受け付けたユーザの入力操作の操作種別を決定する。具体的には、操作決定部141は、タッチ位置取得部121が取得したタッチ位置と、タッチ時間測定部122が測定したタッチ継続時間と、タッチ面積取得部123が取得したタッチ面積と、タッチ属性情報部131に一時的に記憶されているタッチ属性情報とに基づいて、操作種別記憶部132から操作種別を読み出す。
方向検出部150は、互いに直交する3方向の加速度を検出する3軸加速度センサを備え、3軸加速度センサの検出結果に基づいてタッチパネル110の画面の向きを検出する。
次に、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10における入力操作制御方法について説明する。図3は、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10における入力操作制御方法を説明するための図である。本図に示す入力操作制御方法は、ユーザがタッチパネル搭載情報端末10を把持している手の指Fの届かない位置にあるアイコンIを操作(タッチ)可能にするための制御方法である。タッチパネル搭載情報端末10は、操作受付部111においてトリガー操作を検出すると、画面に表示しているアイコンIを並べ替えて、指Fの届かない位置にあったアイコンIをタッチ可能にする。トリガー操作は、アイコンIの並べ替え(再配置)を指示するトリガーとなる操作であり、例えば、タッチ面積の大きい単タップや位置変化の少ないフリック等である。以下、説明の便宜を図るため、20個のアイコンIそれぞれに対し1から20までの番号を割り当て、アイコンI1〜I20と記す。なお、各アイコンI1〜I20に共通する事項については、1〜20の番号を省略し、単に「アイコンI」又は「各アイコンI」と記す。また、以下、タッチパネル110の画面を正面視したときを基準として上下左右方向を定める。
以下、タッチパネル110に、縦に5個ずつ横に4個ずつ計20個のアイコンI(対象物)が表示されている場合(図3(a)参照)を例に説明する。表示処理部140は、トリガー操作を検出すると、トリガー操作のタッチ位置(以下、トリガー位置Tと称する)とタッチパネル110の画面の向きとに基づいて、ユーザが左右どちらの手で操作しているのかを判定する。具体的には、表示処理部140は、トリガー位置Tが中央Cより左側にある場合は左手で操作していると判定し、トリガー位置Tが中央Cより右側にある場合は右手で操作していると判定する。
続いて、表示処理部140は、ユーザが左右どちらの手で操作しているかに基づいて、基点Sを決定する(図3(b)参照)。具体的には、表示処理部140は、ユーザが左手で操作していると判定した場合には、タッチパネル110の画面の左下端を基点Sとする。一方、表示処理部140は、ユーザが右手で操作していると判定した場合には、タッチパネル110の画面の右下端を基点Sとする。
続いて、表示処理部140は、基点Sとトリガー位置Tとに基づいてタッチ可能範囲Aを決定する。タッチ可能範囲Aは、タッチパネル110の画面上において、ユーザがタッチパネル搭載情報端末10を把持している手の指Fでタッチすることができる範囲である。具体的には、表示処理部140は、タッチパネル110の画面において、基点Sからトリガー位置Tまでの半径とし基点Sを中心とする円内(扇状の範囲)をタッチ可能範囲Aとする。表示処理部140は、タッチ可能範囲A内に完全に含まれるアイコンIまたはタッチ可能範囲A内にかかるアイコンIは指Fが届く(タッチ可能)アイコンIと判定する。一方、表示処理部140は、タッチ可能範囲A外にあるアイコンIは指Fが届かない(タッチ不可能)アイコンIと判定する。図示する例では、アイコンI13、I14、I17、I18、I19がタッチ可能範囲A内にあるアイコンIであり、アイコンI1〜I12、I15、I16、I20がタッチ可能範囲A外にあるアイコンIである。
続いて、表示処理部140は、タッチ可能範囲A内にある(にかかる)アイコンI13、I14、I17、I18、I19をタッチパネル110の画面上から削除する(図3(c)参照)。
そして、表示処理部140は、タッチパネル110の画面上に残ったアイコンIのうち、基点Sから遠い位置にあるアイコンIから順に優先順位を決定する(図3(d)参照)。具体的には、表示処理部140は、基点Sから遠いアイコンIほど優先順位を高く設定し、基点Sから近いアイコンIほど優先順位を低く設定する。図示する例では、表示処理部140は、優先順位1から15の順に、アイコンI4、I3、I8、I2、I1、I7、I12、I6、I5、I11、I16、I10、I9、I20、I15に優先順位を設定する。
続いて、表示処理部140は、アイコンIを優先順位の高い順に基点Sから近づけるようにタッチパネル110の画面上に再配置する(図3(e)参照)。すなわち、表示処理部140は、優先順位の高いアイコンIほど基点Sに近い位置に再配置し、優先順位の低いアイコンIほど基点から遠い位置に再配置する。このとき、表示処理部140は、アイコンI間の隙間はなくし、タッチ可能範囲Aに全てのアイコンIが収まる(かかる)ように再配置する。図示する例では、表示処理部140は、アイコンI1〜12、I15、I16、I20をタッチ可能範囲Aにかかるように再配置している。
このように、タッチパネル搭載情報端末10は、タッチ可能範囲A外に表示されていたアイコンIのみをタッチ可能範囲Aにかかるように再配置して表示しているため、タッチ可能範囲A外に表示されていたアイコンIに対して操作ができるようになる。また、タッチパネル搭載情報端末10は、タッチ可能範囲A内に表示されていたアイコンIを削除しているため、再配置後はタッチ可能範囲A外に表示されていたアイコンIのみを操作することができる。すなわち、再配置後は、操作対象を絞り込むことができる。
表示処理部140は、再配置した状態(図3(e)参照)から一定時間より大きい無操作状態である(操作されなかった)場合には、タッチパネル110の表示を再配置前の表示(図3(f)参照)に戻す。なお、表示処理部140は、再配置した状態(図3(e)参照)において、予め設定された再配置前の表示に戻すトリガー操作により、タッチパネル110の表示を再配置前の表示(図3(f)参照)に戻してもよい。
次に、全てのアイコンIをタッチ可能範囲Aにかかるように再配置できなかった場合における、タッチパネル搭載情報端末10の入力操作制御方法について説明する。図4は、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10における入力操作制御方法を説明するための図である。
表示処理部140は、トリガー操作を検知すると、アイコンIを再配置する(図4(a)及び図4(b)参照)。アイコンIの再配置方法は、図3に示す方法と同様である。本図に示す例では、タッチ可能範囲A内にかかるように再配置されていないアイコンIがある(図4(b)参照)。具体的には、アイコンI14、I15、I19、I20が、タッチ可能範囲A外に再配置されている。
表示処理部140は、タッチ可能範囲A外に再配置されたアイコンIがある場合、タッチ可能範囲A内でフリック操作を検出すると、フリックされた方向(上下左右いずれかの方向)に再配置したアイコンIをスライドさせて(図4(c)参照)、タッチ可能範囲A内にくるアイコンIを変化させる。図示する例では、表示処理部140は、ユーザの指Fが左方向にフリックしたことを検知したため、再配置したアイコンIを1列分左方向にスライドさせている。具体的には、表示処理部140は、基点Sから1列目にあったアイコンI19、I11、I1、I3、I4をタッチパネル110の画面から削除するとともに、再配置された他のアイコンIを左方向に1列分移動させた。これにより、タッチ可能範囲A内に再配置できなかったアイコンI20、I15、I14も指Fでタッチすることができる。
表示処理部140は、再配置した状態(図4(b)または図4(c)参照)から一定時間より大きい無操作状態が続いた(操作されなかった)場合には、タッチパネル110の表示を再配置前の表示(図4(d)参照)に戻す。
次に、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10における入力操作制御方法を実現するための入力操作制御処理について説明する。図5は、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10における入力操作制御処理の手順を示すフローチャートである。
まず、表示処理部140は、アイコンIを再配置するためのトリガー操作が発生したか否かを判定する(ステップS101)。表示処理部140は、トリガー操作が発生していないと判定した場合(ステップS101:No)には、本入力操作制御処理を終了する。
一方、表示処理部140は、トリガー操作が発生したと判定した場合(ステップS101:Yes)には、当該トリガー操作の発生位置(トリガー位置T)を特定する(ステップS102)。
続いて、表示処理部140は、方向検出部150からタッチパネル110の画面の向きを取得する(ステップS103)。
続いて、表示処理部140は、トリガー位置Tと取得した画面の向きとに基づいて、基点Sを決定する(ステップS104)。
続いて、表示処理部140は、決定した基点Sとトリガー位置Tとに基づいて、タッチ可能範囲Aを決定する(ステップS105)。
続いて、表示処理部140は、決定したタッチ可能範囲AにかかるアイコンIをタッチパネル110の画面から削除する(ステップS106)。
続いて、表示処理部140は、タッチ可能範囲A外にあるアイコンIに対して、再配置するための優先順位を決定する(ステップS107)。具体的には、基点Sから遠い位置にあるアイコンIの優先順位を高く設定し、基点から近い位置にあるアイコンIの優先順位を低く設定する。
続いて、表示処理部140は、優先順位の高いアイコンIから基点Sに近くなるよう、タッチ可能範囲A外にあるアイコンIをタッチパネル110の画面上に再配置して表示する(ステップS108)。
続いて、表示処理部140は、表示を再配置前の状態に戻すためのタイマーをスタートさせ、経過時間tのカウントを開始する(ステップS109)。
続いて、表示処理部140は、経過時間tが所定の閾値より大きいか(所定時間経過したか)否かを判定する(ステップS110)。
表示処理部140は、経過時間tが所定の閾値以下である場合(ステップS110:No)には、再配置したアイコンIいずれかがアイコンタップされたか否かを判定する(ステップS111)。アイコンタップは、アイコンIをタップする操作であり、アイコンIに対応するアプリケーションを起動させるための操作である。
表示処理部140は、アイコンタップされたと判定した場合(ステップS111:Yes)には、タップされたアイコンIに対応するアプリケーションを起動する(ステップS112)。
一方、表示処理部140は、アイコンタップされていないと判定した場合(ステップS111:No)には、アイコンIをスライドさせるための入力操作(例えば、フリック操作)が発生したか否かを判定する(ステップS113)。表示処理部140は、スライドさせるための入力操作が発生したと判定した場合(ステップS113:Yes)には、入力操作に応じて再配置したアイコンIを上下左右いずれかの方向にスライドさせる(ステップS114)。そして、表示処理部140は、経過時間tを0に初期化して、ステップS109の処理に戻る。
一方、表示処理部140は、スライドさせるための入力操作が発生していないと判定した場合(ステップS113:No)には、ステップS110の処理に戻る。
一方、表示処理部140は、ステップS110において経過時間tが所定の閾値より大きいと判定した場合(ステップS110:Yes)またはステップS112に続いて、タッチパネル110の画面の表示を、再配置前の状態に戻す(アイコンIの配置を再配置前に戻す)(ステップS115)。
続いて、表示処理部140は、タイマーをストップして経過時間tのカウントを停止する(ステップS116)。その後、当該入力操作制御処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、タッチパネル搭載情報端末10は、トリガー操作を検出すると、タッチ可能範囲A外にあるアイコンIを基点S近傍に再配置する。これにより、ユーザは、タッチパネル搭載情報端末10を把持している手のみで、タッチ可能範囲A外に配置されていたアイコンIを操作することができる。すなわち、ユーザは、タッチパネル搭載情報端末10を把持している手のみでアイコンI等の対象物に対する操作を容易に行うことができる。
また、タッチパネル搭載情報端末10は、アイコンIの再配置の際に、アイコンIのサイズを変更しないため、間違えて他のアイコンIをタッチする等の誤操作が発生することを軽減することができる。また、タッチパネル搭載情報端末10は、トリガー操作の際にタッチ可能範囲A外にあったアイコンIのみを全て(必要最小限の全てのアイコンI)再配置して表示するため、視認性が良い。
また、タッチパネル搭載情報端末10は、全てのアイコンIがタッチ可能範囲Aにかかるように再配置できなかった場合には、フリック操作に応じて再配置したアイコンIを上下左右いずれかにスライドさせて、タッチ可能範囲A外に配置されたアイコンIをタッチ可能範囲Aにかかるように、すなわち基点に近づけるように再配置して表示する。これにより、タッチ可能範囲A外に再配置されたアイコンIを、タッチパネル搭載情報端末10を把持している手の指Fで操作することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるタッチパネル搭載情報端末10の構成は、図1及び図2に示す第1の実施形態におけるタッチパネル搭載情報端末10の構成と同様である。また、本実施形態におけるタッチパネル搭載情報端末10における入力操作制御方法は、図3に示す第1の実施形態における入力操作制御方法と同様である。本実施形態におけるタッチパネル搭載情報端末10と第1の実施形態におけるタッチパネル搭載情報端末10とが異なる点は、タッチ可能範囲Aにかかるように全てのアイコンIを再配置できなかった場合に、再度のトリガー操作によりタッチ可能範囲A外に再配置されたアイコンIのみを基点Sの近傍に再配置する点である。すなわち、本実施形態におけるタッチパネル搭載情報端末10は、再帰的にアイコンIの再配置を繰り返す。本実施形態における表示処理部140は、タッチ可能範囲Aにかかるように全てのアイコンIを再配置できなかった場合には、操作受付部111がアイコンIを再配置するためのトリガー操作を再度受け付けると、タッチ可能範囲A外に表示されているアイコンIをタッチ可能範囲Aにかかるように再配置して表示部112に表示する。
図6は、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10における入力操作制御方法を説明するための図である。表示処理部140は、トリガー操作を検知すると、アイコンIを再配置する(図6(a)及び図6(b)参照)。アイコンIの再配置方法は、図3に示す方法と同様である。本図に示す例では、タッチ可能範囲Aにかかるように配置されていないアイコンIがある(図6(b)参照)。具体的には、アイコンI14、I20、I15、I19が、タッチ可能範囲A外に再配置されている。
表示処理部140は、タッチ可能範囲A外に再配置されたアイコンIがある場合には、再度トリガー操作を検出すると、タッチ可能範囲A内にあるアイコンIをタッチパネル110の画面上から削除する(図6(c)参照)。そして、表示処理部140は、タッチパネル110の画面上に残ったアイコンIのうち、基点Sから遠い位置にあるアイコンIから順に優先順位を設定する(図6(d)参照)。具体的には、表示処理部140は、基点Sから遠いアイコンIほど優先順位を高く設定し、基点Sから近いアイコンIほど優先順位を低く設定する。図示する例では、アイコンI19が優先順位「1」であり、アイコンI14が優先順位「2」であり、アイコンI20が優先順位「3」であり、アイコンI15が優先順位「4」である。
続いて、表示処理部140は、アイコンIを優先順位の高い順に基点Sから近づけるようにタッチパネル110の画面上に再配置する(図6(e)参照)。すなわち、表示処理部140は、優先順位の高いアイコンIほど基点Sに近い位置に配置し、優先順位の低いアイコンIほど基点から遠い位置に配置する。このとき、表示処理部140は、アイコンI間の隙間はなくし、タッチ可能範囲Aに全てのアイコンIが収まる(かかる)ように再配置する。図示する例では、表示処理部140は、アイコンI14、I15、I19、I20をタッチ可能範囲Aにかかるように再配置している。
表示処理部140は、再配置した状態(図6(b)または図6(e)参照)から一定時間より大きい無操作状態が続いた(操作されなかった)場合には、タッチパネル110の表示を再配置前の表示(図6(f)参照)に戻す。
次に、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10における入力操作制御処理について説明する。図7は、本実施形態によるタッチパネル搭載情報端末10における入力操作制御処理の手順を示すフローチャートである。
本図に示すステップS201〜ステップS212、ステップS215、ステップS216の処理は、図5に示す第1の実施形態におけるステップS101〜ステップS112、ステップS115、ステップS116の処理と同様であるため、その説明を省略する。
表示処理部140は、ステップS211においてアイコンタップされていないと判定した場合(ステップS211:No)には、アイコンIを再配置するためのトリガー操作が発生したか否かを判定する(ステップS213)。表示処理部140は、トリガー操作が発生していないと判定した場合(ステップS213:No)には、ステップS210の処理に戻る。
一方、表示処理部140は、トリガー操作が発生したと判定した場合(ステップS213:Yes)には、現在、タッチパネル110に表示されているアイコンIに対してステップS202〜ステップS208の処理を行うことによりタッチ可能範囲A外に再配置されたアイコンIを、基点S近傍に再配置する(ステップS214)。そして、表示処理部140は、経過時間tを0に初期化して、ステップS209の処理に戻る。
このように、本実施形態によれば、タッチパネル搭載情報端末10は、タッチ可能範囲Aに全てのアイコンIがかかるような再配置が不可能である場合には、再度トリガー操作を受け付けて、タッチ可能範囲A外に再配置されたアイコンIを基点S近傍に再配置する。すなわち、タッチパネル搭載情報端末10は、タッチ可能範囲Aに全てのアイコンIがかかるような再配置が不可能である場合には、アイコンIの再配置を再帰的に繰り返す。これにより、第1の実施形態の効果と同様に、ユーザは、タッチ可能範囲A外に再配置されたアイコンIを、タッチパネル搭載情報端末10を把持している手の指Fで操作することができる。
なお、上述した実施形態におけるタッチパネル搭載情報端末10の一部、例えば、表示処理部140をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、タッチパネル搭載情報端末10に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態におけるタッチパネル搭載情報端末10の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。
タッチパネル搭載情報端末10の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、タッチパネル搭載情報端末10は、タッチ可能範囲Aに全てのアイコンIがかかるように再配置できなかった場合には、第1の実施形態ではアイコンIをスライド可能にし、第2の実施形態ではアイコンIを再帰的に再配置しているが、第1の実施形態及び第2の実施形態いずれの動作も可能にしてもよい。
10…電子装置 110…タッチパネル 111…操作受付部 112…表示部 120…入力検出部 121…タッチ位置取得部 122…タッチ時間測定部 123…タッチ面積取得部 130…記憶部 131…タッチ属性情報部 132…操作種別記憶部 140…表示処理部 141…操作決定部 150…方向検出部

Claims (5)

  1. 対象物を画面に表示する表示部と、
    前記表示部の画面上における接触を検知して入力操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部が前記対象物を再配置するためのトリガー操作を受け付けると、当該トリガー操作の位置に基づいて前記表示部の画面上におけるタッチ可能範囲および基点を決定し、当該決定したタッチ可能範囲外に表示されている前記対象物を前記基点に近づけるように再配置して前記表示部の前記画面に表示させる表示処理部と、
    を備えることを特徴とする電子装置。
  2. 前記表示処理部は、前記タッチ可能範囲内に表示されている前記対象物を前記表示部の画面から削除し、前記タッチ可能範囲外に表示されている前記対象物を前記タッチ可能範囲にかかるように再配置すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記表示処理部は、前記トリガー操作の位置に基づいて前記タッチ可能範囲における基点を決定し、前記基点から遠い位置に表示されている前記対象物ほど前記基点に近くなるように再配置して前記表示部の前記画面に表示させること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子装置。
  4. 電子装置における制御方法であって、
    前記電子装置が、対象物を表示部の画面に表示する表示ステップと、
    前記電子装置が、前記表示部の画面上における接触を検知して入力操作を受け付ける操作受付部が前記対象物を再配置するためのトリガー操作を受け付けると、当該トリガー操作の位置に基づいて前記表示部の画面上におけるタッチ可能範囲および基点を決定し、当該決定したタッチ可能範囲外に表示されている前記対象物を前記基点に近づけるように再配置して前記表示部の前記画面に表示させる表示処理ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  5. 電子装置としてのコンピュータに、
    対象物を表示部の画面に表示する表示ステップと、
    前記表示部の画面上における接触を検知して入力操作を受け付ける操作受付部が前記対象物を再配置するためのトリガー操作を受け付けると、当該トリガー操作の位置に基づいて前記表示部の画面上におけるタッチ可能範囲および基点を決定し、当該決定したタッチ可能範囲外に表示されている前記対象物を前記基点に近づけるように再配置して前記表示部の前記画面に表示させる表示処理ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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