JP2015060058A - 光学ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】常時、コイルに通電すること無く、移動体を予め定めた位置に配置保持することが可能な光学ユニットを提供する。
【解決手段】光学ユニット10は、観察光学系4と、光学レンズ19を有し、このレンズ19を光学系4の光路外である第1の位置、または光学系4の光路上である第2の位置に移動可能な、軸部15を中心に回動自在な羽根部材13と、羽根部材13を、軸部15を中心に選択的に時計周り方向、或いは反時計回り方向に回転させて、レンズ19を第1の位置又は第2の位置に移動させる電磁石16と、を有し、電磁石16は、第1の力の作用部16aと第2の力の作用部16bとを備えたコイルコア16cとコイル16dとを備え、軸部15は、軸対称に着磁された永久磁石17であって、第1の力の作用部16aから軸中心までの第1の距離L1と、第2の力の作用部16bから軸中心までの第2の距離L2とが異なる。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転軸を中心に移動体を回動させて該移動体に設けた光学部材を光路中又は光路外に配置して光学特性を変化させる光学ユニットに関する。
電子内視鏡は、生体内の観察、処置等、又は工業用のプラント設備内の検査、修理等のために用いられる。内視鏡観察においては、観察部位、或いは観察の目的等によって観察対象部に対する焦点深度、結像倍率、視野角等の光学特性を変更することが可能な撮像装置が望まれている。
近年においては、撮像装置が備える対物レンズ群のうちの1つ、又は複数の光学レンズを光軸方向に移動可能に構成して、光学特性の変更を可能にした光学ユニットが公知である。
また、特許文献1には、光学レンズを光軸方向に移動可能に構成する代わりに、絞り羽根を、回転軸を中心に回動させて、絞り羽根の開口が基板の開口に重なる第1の静止位置と第1の開口から退避した第2の静止位置とに配置させることで基板の開口を通過する入射光を調節する入射光調節装置(本願発明の光学ユニットに対応)が開示されている。
この入射光調節装置は、絞り羽根の回転軸位置に絞り羽根に直接的に接合され、絞り羽根の回動平面方向に着磁された永久磁石と、芯材に巻線され、各々の端部が永久磁石にそれぞれ対向して配置された一対のコイルとを備え、コイルへの通電状態により発生する磁力と永久磁石により発生する磁場の相互作用により絞り羽根を第1の静止位置又は第2の静止位置に回動させることができるようになっている。この構成によれば、小型な入射光調節装置を実現できる。
特開2009−080470号公報
しかしながら、特許文献1の入射光調節装置においては、コイルへの通電を停止させた非通電状態において、絞り羽根が回動自在である。このため、意図しない衝撃が入射光調節装置に加わる都度、絞り羽根が第1の静止位置から第2の静止位置方向、或いはその逆方向に移動される。そして、衝撃によって回動された絞り羽根が規制ピンに繰り返し衝突することによって絞り羽根に不具合が生じる虞れがある。また、入射光調節装置が例えばマイクロビデオスコープの挿入部に設けられている場合、スコープ観察中、意図しない衝撃によって絞り羽根が移動されて、遠点観察状態が近点観察状態に切り替わってしまうおそれがある。すると、術者は、観察部位を見失ってしまう虞れがある。これら不具合を解消するため、常に一方のコイルに通電して、磁場と磁力との相互作用により絞り羽根を一方の静止位置に保持することが考えられる。しかし、常に通電状態にすることによってコイルが発熱する不具合が生じ、入射光調節装置が挿入部の先端部に設けられていた場合、先端部の温度が上昇する要因になる。また、マイクロビデオスコープがバッテリーを備えた例えば携帯型である場合、コイルに通電することによってバッテリーが常時消費状態になってバッテリー駆動時間が短縮される不具合が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、常時、コイルに通電すること無く、移動体を予め定めた位置に配置保持することが可能な光学ユニットを提供することを目的にしている。
本発明の一態様における光学ユニットは、光学系と、光学部材を有し、該光学部材を前記光学系の光路外である第1の位置、または前記光学系の光路上である第2の位置に移動可能な、軸部を中心に回動自在な移動体と、前記移動体を前記軸部を中心に選択的に時計周り方向、或いは反時計回り方向に回転させて、前記光学部材を前記第1の位置又は前記第2の位置に移動させる電磁石と、を有し、前記電磁石は、予め定めた形状であって、第1の力の作用部と第2の力の作用部とを対向する位置関係に設定する曲げ部を有する磁性体と該磁性体の曲げ部に巻回されるコイルとを備えて構成され、前記軸部は、軸対称に着磁された永久磁石であって、
前記電磁石の第1の力の作用部から前記軸部までの距離と、前記電磁石の第2の力の作用部から前記軸部までの距離とが異なっている。
本発明によれば、常時、コイルに通電すること無く、移動体を予め定めた位置に配置保持することが可能な光学ユニットを実現できる。
本発明の第1の実施形態に係わり、光学ユニットを備える撮像装置が配置された内視鏡の先端部を説明する図 同上、光学ユニットの構成を説明する図 同上、図2の光学ユニットの矢印Y3−Y3線断面図 同上、図2の光学ユニットを矢印Y4方向から見た図 同上、光学ユニットの作用を説明する図 本発明の第2の実施形態に係わり、光学ユニットの他の構成を説明する図 本発明の第3の実施形態に係わり、光学ユニットの他の構成を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1−図5を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
図1に示すように光学ユニット10は、内視鏡1の挿入部2を構成する先端部3内に設けられた観察光学系4を構成する撮像装置5に備えられている。
先端部3は、先端硬質部6を備え、先端硬質部6の先端側には先端カバー7が設けられている。先端硬質部6の基端側には湾曲部8を構成する先端湾曲駒8fが設けられている。符号9は湾曲ゴムであり、湾曲部8を構成する先端湾曲駒8fを含む複数の湾曲駒及び先端硬質部6等を被覆する。
先端硬質部6には、観察光学系用貫通孔6h1、処置具チャンネル用貫通孔6h2等が長手軸に沿って形成されている。観察光学系用貫通孔6h1には撮像装置5が配置される。撮像装置5は、レンズユニット20と素子ユニット30とを備え、レンズユニット20を構成するレンズ枠21が観察光学系用貫通孔6h1に対して気密に固定されている。
素子ユニット30は、撮像素子31と、素子枠32と、回路基板33と、信号ケーブル34と、熱収縮チューブ35とを主に備えて構成されている。
撮像素子31は、CCD、CMOS等である。撮像素子31の受光面側には、例えば2枚の光学部材であるカバーガラス36、位置出しガラス37が接着固定されている。カバーガラス36は、撮像素子31の受光面に配置されている。
素子枠32は、例えばステンレス鋼で形成されている。素子枠32の先端側内面には位置出しガラス37が接着によって一体的に固定されている。撮像素子31は、カバーガラス36、位置出しガラス37を介して素子枠32に固定されている。
素子枠32の先端側内面には、レンズユニット20を構成するレンズ枠21の基端部が配置される。レンズ枠21と素子枠32とは、ピント等の位置調整を完了した後、例えば半田等によって接合される。
回路基板33には各種電子部品38が実装されている。これら電子部品38を実装した回路基板33の先端側は、撮像素子31に電気的に接続されている。信号ケーブル34内には複数の信号線34aが挿通している。複数の信号線34aの先端部は、回路基板33に設けられた図示しない電気接続部に接続されている。
熱収縮チューブ35は、素子枠32の一部及び信号ケーブル34の一部等を覆い包んで素子ユニット30の外装を構成する。符号39は、絶縁性の封止樹脂である。封止樹脂39は素子枠32内の空間に充填されて、回路基板33と撮像素子31との電気的な接続部の周囲、回路基板33に実装された電子部品38の周囲、撮像素子31の周囲、信号線34aと回路基板33との接続部等を封止する。
レンズユニット20のレンズ枠21には、先端側から順に例えば、第1のレンズ22、絞り23、第2のレンズ24、光学ユニット10が配設されている。レンズユニット20の第1のレンズ22、絞り23、第2のレンズ24、光学ユニット10を通過した観察部位の光学像は、撮像素子31の受光面に結像する。レンズ枠21は、例えばステンレス鋼で形成されている。
なお、符号18は、例えばフレキシブル基板であって、配線の基端は回路基板33の予め定めた電気接続部に接続され、配線の先端は後述する電磁石のコイルに延出されて接続されている。
図2及び図3に示すように光学ユニット10は、光学ユニット枠11と、絞り部材12と、羽根部材13と、第1のストッパー部材14aと第2のストッパー部材14bと、軸部15と、電磁石16とを備えて主に構成されている。
図3に示すように光学ユニット枠11は、例えば樹脂製の筒体である。光学ユニット枠11は、絞り部材12が配設される配設穴11hを備えている。配設穴11hの底面の予め定めた位置には貫通孔である逃がし孔11aが形成されている。
また、図4に示すように光学ユニット枠11の予め定めた位置には軸部15が回動自在に配置される切欠溝11gが形成されている。
図3に示す絞り部材12は、例えば樹脂製であり、予め定めた位置にストッパー配設空間12sを備えている。ストッパー配設空間12sの底面の予め定めた位置には、観察部位の光学像が通過する光路を構成する予め定めた径寸法の絞り孔12aと、軸部15が回動自在に配置される軸部用孔12bが形成されている。絞り部材12は、配置穴11hの底面上に配置される。
羽根部材13は、移動体であって、予め定めた形状の板部材である。羽根部材13は、光学部材取付部13aと、軸部取付部13bとを備えて構成されている。光学部材取付部13aには光学部材固定孔13h1が形成されている。軸部取付部13bには軸部配置孔13h2が形成されている。
本実施形態において、光学部材固定孔13h1には光学部材であって近点観察用の光学レンズ19が一体的に固設される。一方、軸部配置孔13h2には軸部15が一体的に固設される。
軸部15は、例えば円柱形状の永久磁石17である。永久磁石17は、円柱の中心軸を含む仮想平面を挟んでN極とS極とに分極している。つまり、永久磁石17は、軸対称に着磁されている。
第1のストッパー部材14a及び第2のストッパー部材14bは、例えば樹脂製である。第1のストッパー部材14a及び第2のストッパー部材14bは、絞り部材12に接着或いはネジ等によって一体に固定される。絞り部材12にストッパー部材14a、14bを固定することによって、絞り部材12に羽根部材13が移動する羽根移動空間12sが構成される。符号14cは、第1の当接面であり、符号14dは第2の当接面である。
羽根部材13の軸部取付部13bに固設された永久磁石17の端部は、軸部用孔12bに回動自在に配置される。この配置状態において、羽根部材13の光学部材取付部13aは、永久磁石17の軸を中心に図5の矢印Y5に示すように時計回り或いは反時計回りに回動自在である。
そして、図5に示すように光学部材取付部13aは、第1の当接面14cに当接して時計回り方向への回転が停止され、第2の当接面14dに当接して反時計回り方向への回転が停止される。
本実施形態の電磁石16は、図2、図4に示すように光学ユニット枠11の一面側に配設されている。電磁石16は、第1の力の作用部16aと第2の力の作用部16bとを備えている。電磁石16は、例えばU字形状のコイルコア16cと、コイル16dとを備えて構成されている。コイルコア16cは、磁性体、例えばケイ素棒であって、曲げ部16eと、一対の棒状部16fとを備えて構成されている。
本実施形態において、曲げ部16eは、棒状部16fの先端に位置する第1の力の作用部16aと棒状部16fの先端に位置する第2の力の作用部16bとを対向する位置関係に設定する例えば半円形状等の曲線形状部である。
なお、曲げ部16eは、曲線形状部に限定されるものでは無く、例えば予め定めた半四角形形状等の角部を有する略U字形状等であってもよい。
コイル16dは、コイルコア16cの曲げ部16e及びその近傍に予め定めた巻き数で巻かれている。コイル16dのそれぞれの端部には、フレキシブル基板18の配線が接続されている。第1の力の作用部16aは第1の作用面16g備え、第2の力の作用部16bは第2の作用面16hを備えて構成され、第1の作用面16g、第2の作用面16hは例えば平面形状である。
本実施形態において、電磁石16の第1の力の作用部16aと第2の力の作用部16bとは同じ構成ある。つまり、第1の力の作用部16aの体積と第2の力の作用部16bの体積とは同じであり、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gの面積と第2の力の作用部16bの第2の作用面16hの面積とは同じである。そして、第1の力の作用部16aを有する棒状部16fと第2の力の作用部16bを有する棒状部16fとは曲げ部16eの中央を通過する中央分割線Lcを挟んで線対称な位置関係である。
また、本実施形態においては、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gから切欠溝11gより突出した永久磁石17の中心までの第1の距離L1と、第2の力の作用部16bの第2の作用面16hから永久磁石17の中心までの第2の距離L2との間に、L1<L2の関係が設定してある。
言い換えれば、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gと第2の力の作用部16bの第2の作用面16hとの中央分割線Lcは、永久磁石17の中心と絞り孔12aの中心とを結ぶ中心線CLに対して平行に位置ずれし、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gが第2の力の作用部16bの第2の作用面16hより永久磁石17に近接して配置されている。
なお、内視鏡1は、図示しない操作部に、遠点/近点切替スイッチ(不図示)を備えている。
この構成において、術者が遠点/近点切替スイッチを操作して例えば遠点観察を選択した第1操作時、電磁石16のコイル16dに予め定めた向きの電流が流れる。すると、第1の力の作用部16aがN極になり、第2の力の作用部16bがS極になって、永久磁石17に引力が作用する。すると、軸部15が時計回りに回転して、光学部材取付部13aが第1の当接面14cに当接する。
この結果、永久磁石17である軸部15に一体に固設された羽根部材13に設けられた光学レンズ19が観察光学系4の光路外である第1の位置に配置される。
一方、術者が、遠点/近点切替スイッチを操作して、近点観察を選択した第2操作時、第2電磁石16bのコイルに前記第1操作時とは逆方向の電流が流れる。すると、第2の力の作用部16bがN極に変化し、第1の力の作用部16aがS極に変化して永久磁石17に引力が作用する。すると、軸部15が反時計回りに回転して、光学部材取付部13aが第2の当接面14dに当接する。
この結果、永久磁石17である軸部15に一体に固設された羽根部材13に設けられた光学レンズ19が観察光学系4の光路上である第2の位置に配置されて、近点観察状態になる。
そして、遠点/近点切替スイッチが操作されていない非操作時、すなわち、電磁石16のコイル16dに対する通電が停止された状態において、羽根部材13の光学レンズ19は、永久磁石17と第1の力の作用部16aとの間の引力によって、第1の位置に配置される。
これは、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gの面積と第2の力の作用部16bの第2の作用面16hの面積とが同じ関係であって、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gから永久磁石17までの第1の距離L1が第2の力の作用部16bの第2の作用面16hから永久磁石17の中心までの第2の距離L2より短く設定されていることによって、永久磁石17の引力が第2の力の作用部16bより該磁石17の近くに位置する第1の力の作用部16aに強く働くためである。
すなわち、光学ユニット10を備えた撮像装置5を有する内視鏡1においては、遠点/近点切替スイッチが非操作状態のとき、永久磁石17と第1の力の作用部16aとの間の引力によって遠点観察状態に保持され続ける。したがって、術者が内視鏡1を用いて内視鏡観察を開始する際、内視鏡1は、遠点観察状態である。
そして、内視鏡観察中に、永久磁石17と第1の力の作用部16aとの間に働く引力以上の衝撃が加わると、羽根部材13は、該引力に抗して移動されて遠点観察状態が解除される。しかし、第1の距離L1と第2の距離L2との間にL1<L2の関係が設定してあることにより、羽根部材13の光学レンズ19は、永久磁石17と第1の力の作用部16aとの間の引力によって再び第1の位置に配置されて遠点観察状態に復帰する。
なお、内視鏡観察中に、永久磁石17と第1の力の作用部16aとの間に働く引力以下の衝撃が加わった場合には、遠点観察状態が保持される。
このように、電磁石16の第1の力の作用部16aと第2の力の作用部16bとを同じ構成にし、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gから永久磁石17の中心までの第1の距離L1と、第2の力の作用部16bの第2の作用面16hから永久磁石17の中心までの第2の距離L2との間に、L1<L2の関係を設定する。
この結果、遠点/近点切替スイッチが非操作状態において、コイル16dに通電すること無く、羽根部材13の光学レンズ19を永久磁石17と第1の力の作用部16aとの間に働く引力によって予め定めた第1の位置に配置保持させることができる。
なお、上述した実施形態においては、第1の力の作用部16aの体積と第2の力の作用部16bの体積とを同じに設定し、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gの面積と第2の力の作用部16bの第2の作用面16gの面積とを同じに設定している。しかし、第1の力の作用部16aの体積を第2の力の作用部16bの体積より大きく設定してもよい。また、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gの面積を第2の力の作用部16bの第2の作用面16hの面積より大きく設定してもよい。
上述した実施形態においては、羽根部材13の光学レンズ19を第1の位置に配置させたとき、遠点観察を行えるとしている。しかし、羽根部材13の光学レンズ19を第2の位置に配置させたとき、遠点観察を行える構成であってもよい。
この場合、電磁石16の第1の力の作用部16aと第2の力の作用部16bとを同じ構成とし、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gから永久磁石17の中心までの第1の距離L1と、第2の力の作用部16bの第2の作用面16hから永久磁石17の中心までの第2の距離L2との間に、L2<L1の関係を設定する。加えて、光学レンズ19を遠点観察用のレンズにする。
また、上述した実施形態においては、第1の作用面16g、第2の作用面16hを平面としている。しかし、第1の作用面16g、第2の作用面16hは、平面に限定されものでは無く、図2の二点鎖線に示す曲面凸部、或いは、図示は省略するが曲面凹部、或いは、図2の破線で示す予め定めた角度で交差する頂角部等であってもよい。
また、上述した実施形態においては、電磁石16の第1の力の作用部16aと第2の力の作用部16bとを同じ構成とした上で、第1の力の作用部16aの第1の作用面16gから永久磁石17の中心までの第1の距離L1と、第2の力の作用部16bの第2の作用面16hから永久磁石17の中心までの第2の距離L2とを異なる距離に設定して、羽根部材13の光学レンズ19を永久磁石17と第1の力の作用部16aとの間の引力によって遠点観察状態に配置させている。
図6を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。
図6に示すように光学ユニット10Aは、電磁石16Aの第1の力の作用部16mの第1の作用面16pから永久磁石17の中心までの第1の距離L1と、第2の力の作用部16nの第2の作用面16qから永久磁石17の中心までの第2の距離L2との間に、L1=L2=Lの関係を設定するようにしてもよい。本実施形態においては、中央分割線Lcと、中心線CLとが一致している。
この構成においては、永久磁石17と第1の力の作用部16mとの間の引力と永久磁石17と第2の力の作用部16nとの間の引力を変化させるために、第1の力の作用部16mの体積と第2の力の作用部16nの体積とを異なる大きさに設定する、又は第1の力の作用部16mの第1の作用面16pの面積と第2の力の作用部16nの第2の作用面16qの面積とを異なる大きさに設定する。
具体的には、図6に示すように第1の力の作用部16mの体積を予め定めた値に設定し、第2の力の作用部16nの体積を第1の力の作用部16mの体積に比べて予め定めた値、小さく設定する。
この構成によれば、永久磁石17と第1の力の作用部16mとの間に働く引力が永久磁石17と第2の力の作用部16nとの間に働く引力より大きいので、遠点/近点切替スイッチが非操作状態において、コイルに通電すること無く、永久磁石17と第1の力の作用部16mとの間に働く引力によって、羽根部材13の光学レンズ19を予め定めた例えば第1の位置に配置保持することができる。
よって、第1の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、第1の力の作用部16mの第1の作用面16pの面積を第2の力の作用部16nの第2の作用面16qの面積より大きく設定して、同様の作用及び効果を得ることができる。
図7を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。
図7に示すように、電磁石16Bの第1の力の作用部16rの第1の作用面16tから永久磁石17の中心までの第1の距離L1と、第2の力の作用部16sの第2の作用面16uから永久磁石17の中心までの第2の距離L2との間に、L1<L2の関係を設定し、且つ、第1の力の作用部16rの体積を第2の力の作用部16sの体積より大きく設定してもよい。
本実施形態において、中央分割線Lcと中心線CLとは一致しない。
この構成によれば、第1の実施形態、或いは第2の実施形態と同様の作用で、永久磁石17と第1の力の作用部16rとの間に働く引力が第1の実施形態、或いは第2の実施形態より強くなる効果を得ることができる。
また、上述したL1<L2の関係を設定した上で、第1の力の作用部16rの第1の作用面16tの面積を第2の力の作用部16sの第2の作用面16uの面積より大きく設定することによっても、上述の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
なお、上述した実施形態においては、光学部材を光学レンズ19としている。しかし、光学部材は光学レンズに限定されるものでは無く、フィルター、絞り等であってもよい。また、本発明に係る光学ユニットは、電子内視鏡の観察光学系に限定されるもので無く、電子内視鏡の照明光学系、或いは、携帯型の内視鏡、或いはカメラ等に適用するようにしてもよい。
本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…内視鏡 2…挿入部 3…先端部 4…観察光学系 5…撮像装置 6…先端硬質部
6h1…観察光学系用貫通孔 6h2…処置具チャンネル用貫通孔 7…先端カバー
8…湾曲部 8f…先端湾曲駒 9…湾曲ゴム 10、10A…光学ユニット
11…光学ユニット枠 11a…逃がし孔 11g…切欠溝 11h…配設穴
12…絞り部材 12a…絞り孔 12b…軸部用孔 12s…ストッパー配設空間
12s…羽根移動空間 13…羽根部材 13a…光学部材取付部 13b…軸部取付部
13h1…光学部材固定孔 13h2…軸部配置孔 14a…第1のストッパー部材
14b…第2のストッパー部材 14c…第1の当接面 14d…第2の当接面
15…軸部 16、16A…電磁石 16a、16m、16r…第1の力の作用部
16b、16n、16s…第2の力の作用部 16c…コイルコア 16d…コイル
16e…曲げ部 16f…棒状部 16g、16p、16t…第1の作用面
16h、16q、16u…第2の作用面 17…永久磁石 18…フレキシブル基板
19…光学レンズ 20…レンズユニット 21…レンズ枠 22…第1のレンズ
24…第2のレンズ 30…素子ユニット 31…撮像素子 32…素子枠
33…回路基板 34…信号ケーブル 34a…信号線 35…熱収縮チューブ
36…カバーガラス 37…位置出しガラス 38…電子部品 39…封止樹脂

Claims (6)

  1. 光学系と、
    光学部材を有し、該光学部材を前記光学系の光路外である第1の位置、または前記光学系の光路上である第2の位置に移動可能な、軸部を中心に回動自在な移動体と、
    前記移動体を前記軸部を中心に選択的に時計周り方向、或いは反時計回り方向に回転させて、前記光学部材を前記第1の位置又は前記第2の位置に移動させる電磁石と、を有し、
    前記電磁石は、予め定めた形状であって、第1の力の作用部と第2の力の作用部とを対向する位置関係に設定する曲げ部を有する磁性体と、該磁性体の曲げ部に巻回されるコイルと、を備えて構成され、
    前記軸部は、軸対称に着磁された永久磁石であって、
    前記電磁石の第1の力の作用部から前記軸部の中心までの第1の距離と、前記電磁石の第2の力の作用部から前記軸部の中心までの第2の距離と、が異なることを特徴とする光学ユニット。
  2. 前記電磁石の第1の力の作用部の体積と前記電磁石の第2の力の作用部の体積とが同じ、又は、第1の力の作用部の作用面の面積と、前記第2の力の作用部の作用面の面積とが同じであることを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
  3. 前記軸部の中心から近い位置に配設される力の作用部の体積を、前記軸部の中心から遠い位置に配設される力の作用部の体積より大きく設定することを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
  4. 前記軸部の中心から近い位置に配設される作用面の面積を、前記軸部の中心から遠い位置に配設される作用面の面積より大きく設定することを特徴とする請求項1に記載の光学ユニット。
  5. 光学系と、
    光学部材を有し、該光学部材を前記光学系の光路外である第1の位置、または前記光学系の光路上である第2の位置に移動可能な、軸部を中心に回動自在な移動体と、
    前記移動体を前記軸部を中心に選択的に時計周り方向、或いは反時計回り方向に回転させて、前記光学部材を前記第1の位置又は前記第2の位置に移動させる電磁石と、を有し、
    前記電磁石は、予め定めた形状であって、第1の力の作用部と第2の力の作用部とを対向する位置関係に設定する曲げ部を有する磁性体と、該磁性体の曲げ部に巻回されるコイルと、を備えて構成され、
    前記軸部は、軸対称に着磁された永久磁石であって、
    前記電磁石の第1の力の作用部から前記軸部の中心までの第1の距離と、前記電磁石の第2の力の作用部から前記軸部の中心までの第2の距離とを同距離に設定する構成において、
    前記電磁石の第1の力の作用部の体積と、前記電磁石の第2の力の作用部の体積と、が異なることを特徴とする光学ユニット。
  6. 光学系と、
    光学部材を有し、該光学部材を前記光学系の光路外である第1の位置、または前記光学系の光路上である第2の位置に移動可能な、軸部を中心に回動自在な移動体と、
    前記移動体を前記軸部を中心に選択的に時計周り方向、或いは反時計回り方向に回転させて、前記光学部材を前記第1の位置又は前記第2の位置に移動させる電磁石と、を有し、
    前記電磁石は、予め定めた形状であって、第1の力の作用部と第2の力の作用部とを対向する位置関係に設定する曲げ部を有する磁性体と、該磁性体の曲げ部に巻回されるコイルと、を備えて構成され、
    前記軸部は、軸対称に着磁された永久磁石であって、
    前記電磁石の第1の力の作用部から前記軸部の中心までの第1の距離と、前記電磁石の第2の力の作用部から前記軸部の中心までの第2の距離とを同距離に設定する構成において、
    前記電磁石の第1の力の作用部の第1の作用面の面積と、前記電磁石の第2の力の作用部の第2の作用面の面積と、が異なることを特徴とする光学ユニット。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07181553A (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 Canon Electron Inc 光量制御装置
JP2007325370A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Seiko Precision Inc 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置

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