JP2015059896A - 船舶位置推定システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術は、ある船舶の現在位置から仕向地までの航路が複数存在するような場合に対処できない。
【解決手段】(1) AIS受信装置から受信したAISデータが蓄積される第1のデータベースと、(2) AISデータから生成された各船舶の航跡データが蓄積される第2のデータベースと、(3) 端末から入力された位置推定対象船舶が最後に入港した港を出港地とし、その仕向地を入港地とする条件で前記第2のデータベースを検索し、位置推定対象船舶が採り得る航跡データを抽出する処理と、抽出された複数の航跡データのうち類似する航跡データどうしを集約して1つ又は複数の推定航路を生成する処理と、生成された前記1つ又は複数の推定航路のそれぞれについて位置推定対象船舶の未来日時における位置を確率的に推定する処理を実行する処理部を有する船舶位置推定システムを提案する。
【選択図】図10

Description

本発明は、不特定の船舶に搭載された自動船舶識別装置(AIS: Automatic Identification System)から継続的に収集された膨大な航跡情報に基づいて、特定の船舶の未来日時の位置を航路別に確率的に推定するシステム及び方法に関する。
現在、船舶の現在位置は、船舶に搭載されたAISから送信されるAISデータをAIS受信機で受信することにより知ることができる。AISデータは、識別符号、船名、GPS(Global Positioning System)受信機で受信した現在位置、進路、速力、仕向地などの情報で構成される。一方、AIS受信機は各船舶や港湾に設置される。
また、今日では、収集されたAISデータを加工して提供するAISデータプロバイダも存在し、船舶の位置情報を海上以外においても利用し易い状況が整ってきている。また、AIS情報から算出した標準航路と標準航行時間とに基づいて特定の船舶が仕向地に到達する時刻を予想するシステムが考えられている。
特開2009−025860号公報
ところが、特許文献1に記載の技術は、ある船舶が現在地から仕向地に到達するための航路が1つであることを前提とする。このため、ある船舶の現在位置から仕向地までの航路が複数存在する場合への特許文献1に記載の技術の適用は想定されていない。また、特許文献1に記載の技術では、ある船舶が選択する航路を推定することもできない。
上記課題を解決するため、出願人は、本発明の一例として、(1) AIS受信装置から受信したAISデータが蓄積される第1のデータベースと、(2) AISデータから生成された各船舶の航跡データが蓄積される第2のデータベースと、(3) 端末から入力された位置推定対象船舶が最後に入港した港を出港地とし、その仕向地を入港地とする条件で前記第2のデータベースを検索し、位置推定対象船舶が採り得る航跡データを抽出する処理と、抽出された複数の航跡データのうち類似する航跡データどうしを集約して1つ又は複数の推定航路を生成する処理と、生成された前記1つ又は複数の推定航路のそれぞれについて位置推定対象船舶の未来日時における位置を確率的に推定する処理を実行する処理部と、を有する船舶位置推定システムを提案する。
本発明によれば、船舶が現在位置から仕向地に進む際に選択する推定航路が複数ある場合にも、推定航路毎に未来日時における船舶の位置を確率的に推定することができる。
実施形態に係る船舶位置推定システムの構成例を示す図。 AISデータベースに格納されるAISデータの構造例を示す図。 航跡データベースに格納される航跡データ及び航跡詳細データの構造例を示す図。 船舶情報データベースに格納される船舶情報データ及び船舶類似度データの構造例を示す図。 港湾情報データベースに格納される港湾情報データの構造例を示す図。 実施形態に係る端末の構成例を示す図。 航跡情報の格納処理の一例を示すフローチャート。 船舶位置推定処理の例を示すフローチャート。 2つの航跡間の距離の計算方法を説明する図。 船舶位置推定結果の表示画面例を示す図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施の態様は、後述する形態例に限定されるものではなく、その技術思想の範囲において、種々の変形が可能である。
[船舶位置推定システムの全体構成]
図1に、形態例に係る船舶位置推定システムの全体構成を示す。図1に示す船舶位置推定システムは、複数のAIS受信装置11a、11bと、処理装置(サーバ)12と、AISデータベース13と、航跡データベース14と、船舶情報データベース15と、港湾情報データベース16と、地図データベース17と、複数の端末18a、18bとで構成される。
本形態例の場合、処理装置(サーバ)12は、AISデータベース13と、航跡データベース14と、船舶情報データベース15と、港湾情報データベース16に接続されている。ここで、処理装置(サーバ)12は、AIS受信装置11a、11bからAISデータを収集して各種のデータベースに情報を登録するサーバ、又は、端末18a、18bに対して船舶の推定位置等を提供するデータプロバイダサーバとして機能する。また、各端末18a、18bは、AISデータベース13、航跡データベース14、船舶情報データベース15、港湾情報データベース16、地図データベース17に接続されている。
なお、本形態例におけるAIS受信装置11a、11bは港湾に設置されており、公衆回線網を通じて処理装置12に接続されている。また、前述の通り、AIS受信装置11a、11bは、船舶に搭載されたAISから送信されたAISデータを受信する。
[各種データベースのデータ構造]
図2に、AISデータベース13に格納されるAISデータの一部構造を示す。図2に示すように、AISデータには、少なくとも船舶ID 21、申告日時22、位置23、仕向地24が格納される。この他、AISデータには船名、船舶の種類、船舶の緒元、針路、対地速度、航海ステータス(航行中、停泊中、運転不自由、動作制限)、積載物等の情報も含まれる。
ここで、船舶ID 21は、船舶を一意に識別する値である。申告日時22は、AISデータがAISから発信された時刻を表す。当該時刻は世界標準時で与えられる。位置23は、AISデータが発信された時点の船舶の位置(経度、緯度)を示す。前述の通り、船舶の位置(経度、緯度)は、船舶に搭載されたGPS受信機により取得される。仕向地24は、船舶の目的地(仕向地)を一意に識別する値である。
図3に、航跡データベース14に格納される航跡データ及び航跡詳細データの一部構造を示す。航跡データは、航跡ID 31、船舶ID 32、出港地33、入港地34、出港日時35、入港日時36等で構成される。航跡詳細データは、航跡ID 37、出港からの経過時間38、位置39等から構成される。
航跡ID 31は、航跡を一意に識別する値である。船舶ID 32は、船舶を一意に識別する値である。出港地33は、船舶が出発した港(航跡の起点)を一意に識別する値である。入港地34は船舶が到着した港を(航跡の終点)を一意に識別する値である。出港日時35は、船舶が港を出発した日時を表す値である。入港日時36は、船舶が港に到着した日時を表す値である。出港からの経過時間38は、船舶が港を出発してから経過した時間を表す値である。位置39は、経過時間38の時点における船舶の位置を表す値(緯度、経度)である。経過時間38は、AISデータの申告時刻22と出港日時35から計算される。このように、航跡詳細データには、個々の航跡を構成する複数のAISデータの申告日時22における出港からの経過時間38とその際の位置39との関係が記録される。
図4に、船舶情報データベース15に格納される船舶情報データと船舶類似度データの一部構造を示す。船舶情報データは、船舶ID 41、船舶名42、船種43、積載量44、重量45等の属性値情報(いわゆるスペック情報)で構成される。船舶類似度データは、船舶の類似度を評価するために用いられ、船舶属性名46、誤差47、類似度スコア48から構成される。
船舶ID 41は、船舶を一意に識別する値である。船舶名42は、船舶の名前を示すテキストである。船種43は、タンカー、バルク、コンテナ、漁船等、船舶の種類を表す情報である。積載量44は、船舶の積載可能な貨物重量を表す値である。重量45は、船舶の重量を表す値である。船舶属性名46は、船舶の類似度を計算する際に使用する船舶の属性の名前(船種、積載量、重量、最大速度等)を表すテキストである。誤差47は、船舶の類似度を計算する際に使用する類似度スコアを船舶属性名毎に与えるためのしきい値である。しきい値は、1つの属性名に対して1つであっても複数であっても良い。類似度スコア48は、船舶属性名毎にその誤差の大きさに応じて与えるスコアである。
類似度スコア48は、処理装置12又は端末18a、18bが、利用者により位置推定対象に指定された船舶(以下「位置推定対象船舶」という)とデータベース上の各船舶の類似度を計算する際に使用される。位置推定対象船舶とデータベース上の各船舶の類似度は、船舶属性名毎に計算される誤差の大きさと、誤差の大きさに対応する類似度スコア48との総和として計算される。ここで、船舶の類似度は、位置推定対象船舶の将来の航路を推定する際の精度の向上に使用される。
港湾情報データベース16には、図5に示すように、世界中の港湾について港湾ID 51、港湾名52、位置53の情報を格納する。港湾ID 51は、港湾を一意に識別する値である。港湾名52は、港湾の名前を表すテキストである。位置53は、港湾の位置情報を表す値(緯度、経度)である。なお、港湾の規模が大きい場合には、位置53はある広がりをもった範囲として与えられても良い。
地図データベース17には、全世界の地図データが格納されている。この地図データは、位置推定対象船舶の未来日時の推定位置(推定航路も含む)を表す地図画像の生成時に使用される。
[端末の機能構成]
図6に、端末18a、18bの機能構成を示す。端末18a、18bは、データベース通信部61、データ処理部62、入力部63、表示部64で構成される。データベース通信部61は、AISデータベース13、航跡データベース14、船舶情報データベース15、港湾情報データベース16、地図データベース17と通信し、各データベースから信号処理の過程で必要となるデータを取得する。
データ処理部62は、指定された船舶の未来における位置を推定する船舶位置推定部621と、推定された船舶位置と地図データから地図画像を生成する地図画像生成部622から構成される。船舶位置推定部621による船舶位置の推定処理の詳細については後述する。入力部63は、位置推定対象船舶のIDや未来日時を入力するための手段を提供する。入力部63は、例えばキーボード、マウス等の入力装置を使用する。
[航跡情報の登録]
図7に、処理装置12において実行されるデータ処理の概要を示す。処理装置12は、AIS受信装置11a、11bからAISデータを取得し(ステップ701)、取得データをAISデータベース13に格納する(ステップ702)。次に、処理装置12は、AISデータベース13に格納された各船舶について、現在の位置23と港湾情報データベース16の位置情報53が一致するか否か判定する(ステップ703)。
もし、2つの位置が一致する場合、処理装置12は、該当船舶は入港したと判断して、航跡データベース14に該当船舶の出港から入港までの航跡情報をAISデータに基づいて保存する(ステップ704)。一方、2つの位置が一致しない場合、処理装置12は、航跡データベース14に航跡を登録することなく、該当船舶に対する処理を終了する。処理装置12は、ステップ703及び704の処理を船舶毎に繰り返す。かくして、航跡データベース14の航跡情報は常に更新される。
[船舶位置の推定処理]
図8に、端末18a、18bにおいて実行される船舶位置の推測処理の概要を示す。まず、端末18a、18bは、入力部63を通じ、位置推定対象船舶の船舶IDと位置を推定したい日時の入力を受け付ける(ステップ801)。なお、推定する日時の入力は、後述するステップ805で行っても構わない。
次に、船舶位置推定部621は、入力された船舶IDを検索キーに用いてAISデータベース13及び航跡データベース14を検索し、該当するAISデータ及び航跡データを抽出する。また、船舶位置推定部621は、抽出されたAISデータ及び航跡データから位置推定対象船舶の最後の入港地34と、現在の仕向地24と、現在の位置23とを取得する。
次に、船舶位置推測部621は、(1) 船舶情報データベース15から位置推定対象船舶との類似度が一定値を超える船舶(船舶スペックが類似する船舶)を検索する処理、(2) 検索された類似船舶の航跡データのうち、位置推定対象船舶の最後の入港地を”出港地”とし、位置推定対象船舶の仕向地を”入港地”とする航跡データを航跡データベース14から抽出する処理、(3) 抽出された航跡データのうち、位置推定対象船舶の現在位置付近を通過する航跡データの詳細情報(航跡詳細データ)を取得する処理を順に実行する(ステップ802)。
類似度は、位置推定対象船舶の船舶情報データの値と他の船舶の船舶情報データの値を比較した場合に、船舶類似度データの船舶属性名46の各項目について算出される誤差47に対応した類似度スコア48の総和として算出される。例えば位置推定対象船舶の積載量より2500t大きい積載量を持つ船舶の場合、その誤差47は2000tより大きく5000tより小さいので、積載量に対する類似度スコアはs4となる。同様の手法で船種、重量等について類似度スコアが確定されるので、船舶位置推測部621は、確定された類似度スコアを用いて最終的な類似度を計算する。
このステップ802により、スペックが位置推定対象船舶と類似する船舶について蓄積されている航跡データのうち、位置推定対象船舶の現在位置付近を通る航跡データが収集される。一般に、この時点の航跡データの数は非常に多い。このため、この時点での航跡データは、利用者への提供には適さない。なぜなら、一覧性が悪く、位置の推定計算の負荷も大きいからである。
そこで、船舶位置推測部621は、取得した航跡データの中から類似する航跡データどうしを集約して推定航路とし、1つ又は複数の推定航路で構成される推定航路の一覧を算出する(ステップ803)。ここで、船舶位置推測部621は、2つの航跡のうち一方の航跡上の1点から他方の航跡への距離を求める処理を航跡上の全ての点について実行する。ここで、一方の航跡上の1点から他方の航跡までの距離は、ある点から航跡の垂線を引き、その垂線が他方の航跡と交わる点までの最短距離として求める。
また、2つの航跡の距離は、各点について求められた距離の最大値として算出する。船舶位置推測部621は、このように算出した2つの航跡の距離が一定値以下の場合、2つの航跡は類似航跡であるとみなす。例えば図9の場合、矢印901が実線で示す2つの航跡間の距離である。船舶位置推測部621は、この類似航跡の関係が集合内の全ての航跡間で成り立つように航跡を集約する。さらに、船舶位置推測部621は、類似航跡の集合に対する推定航路を算出する。本形態例の場合、推定航路には、互いに類似すると判断された航跡の中から任意に選択された1つの航跡を使用する。もっとも、推定航路には、互いに類似すると判断された航跡から計算される平均航路を使用しても良い。
船舶位置推測部621は、(1) ステップ803で算出された推定航路毎に、当該推定航路に含まれる航跡の類似度(ステップ802で算出された類似度)の総和を計算し、計算された総和を対応する推定航路のスコアとする処理と、(2) (推定航路のスコア)÷(全ての推定航路のスコアの合計)を各推定航路の利用確率として計算する処理とを実行する(ステップ804)。本形態例のように、船舶の類似度によって重みを付けることにより、船舶属性値ごとの推定航路の選択傾向を考慮した利用確率を計算する。
船舶位置推測部621は、各推定航路について、位置推定対象船舶についてステップ801で入力された指定日時における推測位置を計算する(ステップ805)。例えば現在日時が7月1日の0時、位置を推定したい日時が7月10日の12時とする。このとき、船舶位置推測部621は、9日と12時間後における位置推定対象船舶の位置を、以下の処理を通じて推定する。まず、船舶位置推定部621は、推定航路を利用している類似船舶のそれぞれについて、航跡詳細データから位置推定対象船舶の現在地の近くを通過した時刻を取得し、取得時刻の9日と12時間後の位置を、対応する航跡詳細データから取得する。
ただし、現在日時から9日と12時間後の位置情報が航跡詳細データに存在しない場合が考えられる。その場合、船舶位置推測部621は、取得時刻の9日と12時間後の日時の前後に存在する位置情報を線形補間又はHermit補間して、該当する日時の位置を算出する。船舶位置推測部621は、このような手法で算出した類似船舶毎の位置情報に対し、各船舶の類似度で重み付けした加重平均を計算して位置推定対象船舶の位置を推定する。
地図画像生成部622は、ステップ803で計算した推定航路とステップ805で計算した船舶の位置を、地図データベース17に記憶されている地図に重ね合わせて地図画像を生成する(ステップ806)。生成された地図画像は地図画像生成部622から表示部64に与えられる。これにより、表示部64には、ステップ806で生成された地図画像が表示される(ステップ807)。
図10に、表示部64に表示される地図画像の一例を示す。この地図画像の場合、位置推定対象船舶が現在位置から仕向地(ZZZ港)に到達する際に使用する可能がある推定航路A及びBの2つであり、推定航路Aを選択する可能性は70%、推定航路Bを選択する可能性は30%であることが分かる。また、各推定経路を選択する場合における指定日時における船舶の予測位置C及びDも画面上で容易に確認できる。また、推定航路が異なれば仕向地(ZZZ港)への到着予想日時も異なるが、その予想結果も確率と共に画面上に表示される。
[形態例の効果]
以上説明したように、本形態例に係る船舶位置予測システムによれば、図10に示すように、位置推定対象船舶が仕向地に到達するための航路が複数存在する場合でも、位置推定対象船舶の指定日時における位置を確率的に推定することができる。このため、本システムの利用者は、関心を有する船舶が通過する可能性の高い複数の推定航路、各推定航路を位置推定対象船舶が通過する確率、及び未来日時における推定航路上の船舶の位置を正しく認識することができる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した形態例の構成に限定されるものでなく、様々な変形例を含んでいる。例えば上述した形態例は、本発明を分かりやすく説明するために、一部の実施例について詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備える必要は無い。
例えば、上述の形態例の場合、船舶位置の推定処理を端末18において実行しているが、船舶位置の推定処理を処理装置12が実行し、その推定結果を端末18に対して提供する手法を用いても良い。すなわち、処理装置12をクラウドサーバとして船舶位置推定サービスを提供させることも可能である。その場合、処理装置12には地図データベース17を接続し、地図画像の生成機能も実行させても良い。
また、前述の形態例の一部を既知の技術に置き換えることも、前述の形態例に既知の技術を加えることも、前述の形態例の一部を削除することも可能である。また、上述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路その他のハードウェアとして実現しても良い。
また、上記の各構成、機能等は、それぞれの機能を実現するプログラムをプロセッサが解釈して実行することにより実現しても良い。すなわち、各構成等をソフトウェアにより実現しても良い。この場合、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、ICカード、SDカード、DVD等の記憶媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示すものであり、製品上必要な全ての制御線や情報線を表すものでない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えて良い。
本発明は、例えば海運会社が自社で運用している船舶のメンテナンスや輸送等の計画を立てる場合に用いて好適である。また、本発明は、造船業者・部品メーカが、船舶オーナーに対する営業戦略を立てる際の情報として用いて好適である。
11a、11b…AIS受信装置、12…処理装置、13…AISデータベース、14…航跡データベース、15…船舶情報データベース、16…港湾情報データベース、17…地図データベース、18a、18b…端末、61…データベース通信部、62…データ処理部、621…船舶位置推定部、622…地図画像生成部、63…入力部、64…表示部。

Claims (5)

  1. AIS受信装置から受信したAISデータが蓄積される第1のデータベースと、
    前記AISデータから生成された各船舶の航跡データが蓄積される第2のデータベースと、
    端末から入力された位置推定対象船舶が最後に入港した港を出港地とし、その仕向地を入港地とする条件で前記第2のデータベースを検索し、前記位置推定対象船舶が採り得る航跡データを抽出する処理と、抽出された複数の航跡データのうち類似する航跡データどうしを集約して1つ又は複数の推定航路を生成する処理と、生成された前記1つ又は複数の推定航路のそれぞれについて前記位置推定対象船舶の未来日時における位置を確率的に推定する処理を実行する処理部と
    を有する船舶位置推定システム。
  2. 請求項1に記載の船舶位置推定システムにおいて、
    前記処理部は、前記位置推定対象船舶が最後に入港した港と仕向地の情報に加え、前記第1のデータベースから取得される前記位置推定対象船舶の現在の位置の情報に基づいて前記第2のデータベースを検索し、前記位置推定対象船舶が採り得る航跡データを抽出する処理を更に実行する
    ことを特徴とする船舶位置推定システム。
  3. 請求項1に記載の船舶位置推定システムにおいて、
    船舶のスペック情報が蓄積される第3のデータベースを更に有し、
    前記処理部は、前記位置推定対象船舶とスペック情報が類似する船舶を前記第3のデータベースから抽出した後、抽出された類似船舶の航跡データだけを対象に、前記位置推定対象船舶が最後に入港した港を出港地とし、その仕向地を入港地とする条件での検索を更に実行する
    ことを特徴とする船舶位置推定システム。
  4. 請求項1に記載の船舶位置推定システムにおいて、
    前記処理部は、生成された前記1つ又は複数の推定航路のそれぞれについて、前記位置推定対象船舶が各推定航路を選択する確率と、各推定航路上での前記未来日時における位置とを地図データ上に重ねた地図画面を生成する処理を更に実行する
    ことを特徴とする船舶位置推定システム。
  5. AIS受信装置から受信したAISデータが蓄積される第1のデータベースと、前記AISデータから生成された各船舶の航跡データが蓄積される第2のデータベースと、処理部とを有するシステムにおける船舶位置推定方法において、
    前記処理部が、
    端末から入力された位置推定対象船舶が最後に入港した港を出港地とし、その仕向地を入港地とする条件で前記第2のデータベースを検索し、前記位置推定対象船舶が採り得る航跡データを抽出する処理と、
    抽出された複数の航跡データのうち類似する航跡データどうしを集約して1つ又は複数の推定航路を生成する処理と、
    生成された前記1つ又は複数の推定航路のそれぞれについて前記位置推定対象船舶の未来日時における位置を確率的に推定する処理と
    を実行する
    ことを特徴とする船舶位置推定方法。
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