JP2015057340A - 一体の貨物支柱およびc−スプライスを有する炭素繊維強化高分子貨物ビーム - Google Patents

一体の貨物支柱およびc−スプライスを有する炭素繊維強化高分子貨物ビーム Download PDF

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Abstract

【課題】組立品の弦が航空機に接続されるときに同じ方向に面することができるようにする一体の貨物ビーム組立品を提供する。【解決手段】炭素繊維強化高分子(CFRP)貨物ビーム10と、それぞれがCFRP貨物ビームに接続される複数のCFRP支柱20およびCFRPc‐スプライスプレート30とを含む航空機用の貨物ビーム組立品。貨物ビーム組立品のフランジが全て単一方向に面してもよい。CFRP支柱およびCFRPc‐スプライスプレートは、貨物ビーム組立品を航空機のキールフレーム280に接続するように構成される。CFRP貨物ビームの上側フランジは、CFRP貨物ビームに接続される各CFRP支柱の上側にパッドアップを含んでもよい。CFRP支柱とCFRP貨物ビームとの間の接合部は、傾斜したパッドアップを含むフランジ半径であってもよい。【選択図】図7

Description

航空機のキールフレームに取り付けられてもよい一体の組立品を形成するために共に形成される炭素繊維強化高分子(CFRP)構成要素の貨物ビーム組立品。組立品の構成要素は、CFRPプライの従来とは異なるレイアップパターンから形成されてもよい。
現在の貨物ビーム組立品は、締結具によって互いに組み合わされる複数のCFRP構成要素から形成される。貨物ビーム組立品は、上側フランジまたは上側弦と下側フランジまたは下側弦とを有するCFRP貨物ビームを含む。複数のCFRP貨物支柱、一般的には六つ(6)の個々の支柱が、複数の締結具によってCFRP貨物ビームに接続される。また、CFRP貨物ビーム支柱は2つのフランジまたは弦も含む。CFRP支柱をCFRP貨物ビームに締結する際には、CFRP貨物支柱の弦をCFRP貨物ビームの弦とは異なる方向に向けなければならない。例えば、CFRP貨物ビームの下側弦が航空機の後部へ向けて後方に面してもよく、また、CFRP貨物支柱の弦が航空機の前部へ向けて前方に面してもよい。構成要素の弦は、それらが背部で一緒に締結される必要がある。その後、CFRP貨物支柱が航空機のキールフレームに接続されてもよい。
図8は、キールフレーム280に接続される従来技術の貨物ビーム組立品200を示す。各支柱220が複数の締結具251を用いて貨物ビーム210に接続されなければならない。同様に、各c‐スプライスプレート230が複数の締結具251を用いて貨物ビーム210の端部に接続されなければならない。
前述したように、締結具は、CFRPc‐スプライスプレートをCFRP貨物ビームの各端部に接続するために使用される。先と同様に、CFRPc‐スプライスプレートの下側弦およびCFRP貨物ビームの下側弦は、各構成要素の弦が互いに接続されるときに異なる方向に面することを必要とする。また、CFRPc‐スプライスプレートも組立品を航空機のキールフレームに接続する。貨物ビーム組立品の構造は、後に航空機のキールフレームに接続されなければならない組立品を形成するために互いに接続されるべき九(9)個の個々の部品を必要とする。現在のCFRP貨物ビームは、その断面形状に起因して「J」ビームとも呼ばれる。「J」ビームは、「C」チャネルと、3つの構成要素間に当然に生じる隙間内に「ヌードル」と呼ばれるフィラーを封入する貨物ビーム全長にわたって長方形プレートにより閉栓される「Z」形状ビームとから形成される。最終生成物は相互硬化されるCFRP「J」ビームである。
これらの考慮すべき事項および他の考慮すべき事項に関して、本明細書でなされる開示が与えられる。
航空機のキールフレームに接続されてもよい一体の貨物ビーム組立品を提供することが有益な場合がある。組立品の弦が航空機に接続されるときに同じ方向に面することができるようにする一体の貨物ビーム組立品を提供することが有益な場合がある。ヌードルの使用を必要としない一体の貨物ビーム組立品を提供することが有益な場合がある。
航空機用の貨物ビーム組立品の1つの形態は、炭素繊維強化高分子(CFRP)貨物ビームと、貨物ビームに一体的に結合される複数のCFRP支柱と、貨物ビームの第1の端部に一体的に結合される第1のCFRPc−スプライスプレートと、貨物ビームの第2の端部に一体的に結合される第2のCFRPc−スプライスプレートとを備える。複数のCFRP支柱が航空機のキールフレームに取り付けられるように構成されてもよい。第1および第2のシャフトc‐スプライスプレートが航空機のキールフレームに取り付けられるように構成されてもよい。CFRP貨物ビームおよび複数のCFRP支柱は、従来とは異なるレイアップで構成される複数のCFRPプライを備えてもよい。貨物ビーム組立品の一体の構成要素のそれぞれが2つのフランジを備えてもよく、2つのフランジがそれぞれ単一方向に向けられてもよい。
貨物ビーム組立品は、CFRP貨物ビームと1つのCFRP支柱との間の接合部に更なるCFRPプライを含む少なくとも1つのパッドアップを備えてもよい。CFRP貨物ビームと1つのCFRP支柱との間の接合部がフランジ半径を備えてもよい。貨物ビーム組立品は、CFRP貨物ビームとCFRP支柱との間の接合部の各端部に斜面を備えてもよい。貨物ビーム組立品は、CFRP貨物ビームとCFRP支柱との間の接合部に複数の交互のダーツを備えてもよい。交互のダーツは、接合部においてCFRP貨物ビームとCFRP支柱との間で荷重伝達をもたらすように構成されてもよい。CFRP貨物ビームの上側フランジは、更なるCFRPプライを含む少なくとも1つのパッドアップを備えてもよい。CFRP貨物ビームの上側フランジは、更なるCFRPプライを含む複数のパッドアップを備えてもよい。複数のパッドアップのそれぞれが単一のCFRP支柱の上側に位置してもよい。
航空機用の一体の貨物ビーム組立品を製造する方法は、第1の厚さ、上側フランジ、および、下側フランジを有する炭素繊維強化高分子(CFRP)貨物ビームを複数のCFRPプライから形成するステップを備える。方法は、CFRP貨物ビームの下側フランジから突出する第2の厚さを有する複数のCFRP支柱を形成するステップを備える。CFRP支柱のCFRPプライは、CFRP貨物ビームの第1の厚さよりも大きく且つCFRP支柱の第2の厚さよりも大きい第3の厚さを有する接合部を形成するために、CFRP貨物ビームのCFRPプライと組み合わせられる。方法は、2つのCFRPc‐スプライスプレートを複数のCFRPプライから形成するステップを備える。各CFRPc‐スプライスプレートのCFRPプライは、CFRP貨物ビームの端部に位置するCFRPプライと組み合わせられる。CFRP貨物ビーム、CFRP支柱、および、CFRPc‐スプライスプレートから構成される一体組立品が形成される。
方法は、CFRP貨物ビームと複数のCFRP支柱のそれぞれとの各交差部にパッドアップを形成するためにCFRPプライを従来とは異なるレイアップパターンで設けるステップを備えてもよい。方法は、CFRPc‐スプライスプレートおよびCFRP支柱をキールフレームに接続するステップを備えてもよい。方法は、複数のCFRP支柱のそれぞれの上側にCFRP貨物ビームの上側フランジに沿ってパッドアップを形成するステップを備えてもよく、パッドアップは更なるCFRPプライのレイアップにより形成される。各CFRP支柱とCFRP貨物ビームの下側フランジとの間の接合部が2つの弓形構造を含む。方法は、CFRP貨物ビームとCFRP支柱との間の各接合部の弓形構造にダーツを付けるステップを備えてもよい。方法は、各接合部におけるダーツ付けを交互に行うステップを備えてもよく、交互のダーツの付けは、接合部においてCFRP貨物ビームとCFRP支柱との間の荷重伝達をもたらしてもよい。方法は、CFRP貨物ビームと各CFRP支柱との間の接合部の各端部に斜面を形成するステップを備えてもよい。
一体のCFRP支柱およびCFRPc‐スプライスプレートを伴うCFRP貨物ビームを有する貨物ビーム組立品の構造を示す。 CFRP貨物ビームとCFRP支柱との間の接合部の拡大図を示す。 CFRP貨物ビームとCFRP支柱との間の接合部の部分断面図である。 交互のダーツ付け位置を伴う接合部を有する適合する一対のCFRP貨物プライとCFRP支柱プライとの間の荷重伝達を示す図である。 従来とは異なるレイアップを有し且つCFRP貨物ビームとCFRP支柱との間で荷重を内部伝達するように構成されるとともにCFRP貨物ビームとCFRP支柱との間の接合部のための斜面を形成するように構成されてもよいCFRP貨物ビームとCFRP支柱との適合対のCFRPプライを示す。 サンプル0、90、45、−45度プライ方向を使用する従来のレイアップ方向を示す。 航空機のキールフレームに接続される一体のCFRP支柱およびCFRPc‐スプライスプレートを伴うCFRP貨物ビームを有する貨物ビーム組立品の構造を示す。 c‐スプライスプレートおよび支柱にボルト締めされる貨物ビームを示し、c‐スプライスプレートおよび支柱が航空機のキールフレームに接続される。 航空機の製造および保守点検方法論のフロー図の例示である。 航空機のブロック図の例示である。 一体の貨物ビーム組立品を製造するための方法のフロー図である。
本開示は、様々な変更および代替形態を受け入れる余地があるが、図中には特定の実施形態が一例として示されており、本明細書中でこれらの実施形態を詳しく説明する。しかしながら、本開示が開示される特定の形態に限定されるように意図されないことが理解されるべきである。むしろ、意図は、添付の特許請求項により規定される開示の思想および範囲内に入る全ての変更、等価物、および、代案を網羅することである。
図1は、複数のCFRP構成要素から形成されてもよい一体の単一品CFRPビーム組立品を示す。そのような一体の単一品CFRPビーム組立品は、航空機のキールフレーム280(図7に示される)に接続されてもよい貨物ビーム組立品100であってもよい。貨物ビーム組立品100は、複数のCFRP支柱20に接続されるCFRP貨物ビーム10を含む。CFRP支柱20は、貨物ビーム組立品100をキールフレーム280に接続するようになっている。CFRPc‐スプライスプレート30がCFRP貨物ビーム10の各端部に接続される。CFRPc‐スプライスプレート30も貨物ビーム組立品100をキールフレーム280に接続するようになっている。貨物ビーム組立品100の各構成要素は、それぞれの個々の構成要素に取り付けられる固有の局所プライ配向システムに基づくそれ自体従来のレイアップを有する。しかしながら、パッドアップ位置でCFRP支柱20のプライとCFRP貨物ビーム10のプライとを互いに統合させることにより、新たに統合されたレイアップが従来とは異なるレイアップであってもよい。従来のレイアップは、ここでは、4つの特定の方向のうちの1つにのみ向けられた繊維を含むCFRPプライのレイアップとして規定される。方向は、ゼロ(0)度、四十五(45)度、マイナス四十五(−45)度、または、九十(90)度のいずれかである。従来とは異なるレイアップは、繊維が先に挙げられた4つの従来の方向以外の方向をもって方向付けられる少なくとも1つのプライを含むレイアップである。従来とは異なるレイアップにおける複数のプライは、4つの従来の方向以外の方向に向けられる繊維を含んでもよい。また、従来とは異なるレイアップは、従来とは異なる方向に向けられる繊維を有するプライと組み合わされる従来の方向のうちの1つに向けられる繊維を含むプライを含んでもよい。
CFRP構成要素(貨物ビーム10、支柱20、および、c‐スプライスプレート30)のプライは、各構成要素が締結具を用いて互いに接続される必要がある従来技術の組立品とは対照的に、一体の組立品を形成するべく対応する接合部で共に合わせられて形成されてもよい。各構成要素間の接合部領域40、50は、以下で詳しく説明されるように、構成要素のそれぞれからのプライの組み合わせに起因して厚くなってもよい。貨物ビーム組立品100の構成要素のそれぞれが2つのフランジまたは弦を含んでもよい。単一品貨物ビーム組立品100を形成するための構成要素の一体化は、各構成要素のフランジが単一の方向に面することができるようにしてもよい。前述したように、従来の貨物ビーム組立品は、該組立品のフランジまたは弦の全てが単一の方向に面することができるような方向付けを可能にしない。従来の貨物ビーム組立品の貨物ビームの底部の弦またはフランジは、貨物ビームに対する支柱の取り付けを妨げる。したがって、貨物ビームは、フランジとは反対側の貨物ビームの面に支柱が接続されるように180度回転された。この結果、支柱のフランジは、貨物ビームのフランジとは異なる方向に面する。
CFRP貨物ビーム10は、上側フランジまたは上側弦11と、下側フランジまたは下側弦12とを含む。各CFRP支柱20は、左側フランジまたは左側弦21と、右側フランジまたは右側弦22とを含む。各CFRPc‐スプライスプレート30は、上側フランジまたは上側弦31と、下側フランジまたは下側弦32とを含む。構成要素のフランジが出会う場所で、肉厚のパッドアップ領域をもたらすべくCFRPプライが共に合わせられて形成されてもよい。例えば、CFRP支柱20の左側フランジ21が18プライから構成されてもよく、また、CFRP貨物ビーム10の下側フランジ12も18プライから構成されてもよいが、共に合わせられて形成されるときには、フランジ21、12における接合部領域40がより大きな強度を得られるように、36プライから構成されてもよい。フランジ21、12における接合部領域40が弓形またはフランジ半径を成して形成されてもよい。同様に、CFRP貨物ビーム10およびCFRP支柱20のウェブにおける接合部領域50は、2つの構成要素のプライを組み合わせる組み合わせ厚を有してもよい。CFRP貨物ビーム10の上側フランジ11は、各CFRP支柱20の位置の真上にパッドアップ領域15を含んでもよい。パッドアップ領域15は、より大きな強度を貨物ビーム組立品100に与えるために、多数のCFRPプライをレイアップすることによりもたらされるより大きな厚さを有してもよい。
図2は、CFRP貨物ビーム10とCFRP支柱20との間の弓形に形成される接合部領域40および2つの構成要素間の接合部領域50の拡大図を示す。CFRPプライの厚さを単一構成要素の厚さから組み合わせ構成要素の厚さまで徐々に増大させるために、接合部領域40、50の縁部に斜面45が形成されてもよい。斜面45は、好ましくは、約1:10の勾配を有してもよい。斜面45の形成については以下で更に詳しく説明する。接合部領域40で滑らかな湾曲した弓形を与えるとともにCFRP貨物ビーム10とCFRP支柱20との間で荷重伝達をもたらすために、ダーツ60(図4に示される)が接合部領域40でCFRPプライに切り込まれてもよい。図3は、CFRP貨物ビーム10とCFRP支柱20との間の接合部領域50の部分断面図を示す。接合部領域50は、CFRP貨物ビーム10上のCFRPプライの厚さを接合部領域50でCFRP貨物ビーム10とCFRP支柱20とのCFRPプライの組み合わせ厚まで徐々に増大させる斜面45を含む。
図4は、CFRP貨物ビーム10とCFRP支柱20との間の荷重伝達(矢印75により示される)を示す概略図である。CFRP貨物ビーム10とCFRP支柱20との間の接合部でのCFRPプライにおけるダーツ60またはカットの交互配置は、接合部における2つの構成要素間の荷重伝達に役立ち得る。ダーツ60の交互配置は、単一組立品を形成するべく共に合わせられて形成される2つの個々の構成要素間の一体構造をもたらすのに役立ち得る。
図5は、CFRP貨物ビーム10(図1に示される)とCFRP支柱20(図1に示される)との間で荷重を内部伝達するためのCFRPプライ101〜104の想定し得る構成を示す。CFRPプライ101、103は、CFRP貨物ビーム10とCFRP支柱20との間の接合部領域50でCFRP支柱20からのCFRPプライ102、104と統合されるCFRP貨物ビーム10からのプライであってもよい。構成要素間のプライの統合は、2つの接合される構成要素間の内部荷重伝達に役立つ。
図5は、CFRP貨物ビーム10の第1の厚さ或いはCFRP支柱20の第2の厚さから、一体の貨物ビーム組立品100を形成するべく2つの構成要素(CFRP貨物ビーム10およびCFRP支柱20)からのプライが共に合わせられて第3の厚さに形成される接合部領域(40または50)への移行部に、斜面45(図2に示される)を形成するためのCFRPプライ101〜104の想定し得る形態も示す。CFRP貨物ビーム10の第1の厚さとCFRP支柱20の第2の厚さとが同じであってもよい。CFRPプライ101〜104が従来とは異なるレイアップから構成されてもよく、このことは、CFRPプライ101〜104のうちの少なくとも1つがゼロ(0)度、四十五度(45)、マイナス四十五度(−45)、または、九十(90)度以外の角度で方向付けられる繊維を含むことを意味する。従来とは異なるレイアップを有するCFRPプライ101〜104上の繊維の方向が線105によって表わされる。第1の厚さから2つの構成要素間の接合部領域40および/または50への移行部の斜面45は、斜面45の形成時にCFRPプライの厚さを徐々に増大させるように幾つかのCFRPプライの縁部を落とし下げることによって形成されてもよい。好ましくは、斜面45が10:1の勾配を有してもよい。しかしながら、この開示の利点を有する当業者によって分かるように、斜面の勾配および形態が変えられてもよい。
図6は、従来のレイアップから形成されるCFRPプライ201〜204を示す。線205は、CFRPプライ201〜204のそれぞれの繊維の方向を示す。プライ201上の繊維205は九十(90)度で方向付けられる。プライ202上の繊維205は四十五(45)度で方向付けられる。プライ203上の繊維205はゼロ(0)度で方向付けられる。プライ204上の繊維205はマイナス四十五(−45)度で方向付けられる。このパターンは、CFRPプライの所望の厚さが得られるまで更なるプライを用いて繰り返されてもよい。したがって、CFRPプライ201〜204から形成される構成要素は、従来のレイアップを伴って形成される。
図7は、キールフレーム280に接続される貨物ビーム組立品100を示す。貨物ビーム組立品100は、CFRP貨物ビーム10と、複数のCFRP支柱20と、2つのCFRPc‐スプライスプレート30とを含む。CFRP貨物ビーム10、複数のCFRP支柱20、および、CFRPc‐スプライスプレート30は、CFRP支柱20およびCFRPc‐スプライスプレート30でキールフレーム280に取り付けられてもよい一体の単一品貨物ビーム組立品100を形成するために従来のレイアップおよび従来とは異なるレイアップを使用して一緒に形成されてもよい。一体の貨物ビーム組立品100は、該組立品を航空機の機体に接続するために使用されてもよい締結具の数を減らす単一の一体組立品をもたらす。
図9および図10を参照すると、本開示の実施形態は、図9に示される航空機の製造および保守点検方法300および図10に示される航空機302との関連で説明されてもよい。生産前の間に、典型的な方法300は、航空機302の仕様および設計304と、材料調達306とを含んでもよい。生産中、構成要素および部分組立品の製造308と、航空機302のシステム統合310とが行われる。その後、航空機302は、就航314するために認証および搬送312を経由してもよい。取引先による就航中314、航空機302は、定期的な整備および保守点検316(変更、再構成、改修などを含んでもよい)の予定が組まれる。
方法300のプロセスのそれぞれは、システム統合者、第三者、および/または、オペレータ(例えば、取引先)によって実行され或いは行われてもよい。この説明の目的のため、システム統合者は、制限なく、任意の数の航空機製造業者および主要システム下請業者を含んでもよく、第三者は、制限なく、任意の数のベンダー、下請業者、および、サプライヤーを含んでもよく、また、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事企業、保守点検機関などであってもよい。
図10に示されるように、典型的な方法300によって生産される航空機302は、複数のシステム320と内部322とを有する機体318を含んでもよい。高レベルシステム320の例は、推進システム324、電気システム326、油圧システム328、および、環境システム330のうちの1つ以上を含む。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。航空宇宙産業の例が示されるが、開示される実施形態の原理は自動車産業などの他の産業に適用されてもよい。
本明細書中に具現化される装置および方法は、航空機の製造および保守点検方法300の段階のうちの任意の1つ以上の段階中に使用されてもよい。例えば、生産プロセス308に対応する構成要素または部分組立品は、航空機302が就航中314に生産された構成要素または部分組立品と同様の態様で作られ或いは製造されてもよい。また、1つ以上の装置実施形態、方法実施形態、または、これらの組み合わせは、例えば、航空機302の組み立てをかなり促進させることによって或いは航空機302のコストを低減することによって、生産プロセス308、310中に利用されてもよい。同様に、装置実施形態、方法実施形態、または、これらの組み合わせのうちの1つ以上は、例えば航空機302が就航中314に、制限なく、整備および保守点検316に利用されてもよい。
図11は、複数のCFRPプライからCFRP貨物ビームを形成するステップ405を含む一体の貨物ビーム組立品を製造する方法400を示し、CFRP貨物ビームは、第1の厚さ、上側フランジ、および、下側フランジを有する。方法400は、CFRP貨物ビームの下側フランジから突出する複数のCFRP支柱を複数のCFRPプライから形成するステップ410を含み、CFRP支柱は第2の厚さを有する。CFRP支柱のCFRPプライは、CFRP貨物ビームの第1の厚さ或いはCFRP支柱の第2の厚さよりも大きい第3の厚さを有する接合部を形成するためにCFRP貨物ビームのCFRPプライと組み合わされる。CFRP貨物ビーム10の第1の厚さとCFRP支柱20の第2の厚さとが同じであってもよい。方法400は、複数のCFRPプライから2つのCFRPc‐スプライスプレートを形成するステップ415を含む。各CFRPc‐スプライスプレートのCFRPプライは、CFRP貨物ビームの端部に位置するCFRPプライと組み合わされる。CFRP貨物ビームと、CFRP支柱と、CFRPc‐スプライスプレートとから構成される一体組立品が形成される。
方法400は、CFRP貨物ビーム、複数のCFRP支柱、および、CFRPc‐スプライスプレートを形成するために従来とは異なるレイアップパターンでCFRPプライを設けるステップ420を含んでもよい。方法400は、CFRPc‐スプライスプレートおよびCFRP支柱をキールフレームに接続するステップ425を含んでもよい。方法400は、CFRP貨物ビームの上側フランジまたは上側弦に沿ってパッドアップを形成するステップ430を含んでもよい。パッドアップは、複数のCFRP支柱のそれぞれの位置の上側に形成されてもよい。パッドアップが更なるCFRPプライのレイアップにより形成されてもよい。方法400は、CFRP貨物ビームとCFRP支柱との間の各接合部の弓形構造にダーツを付けるステップ435を含んでもよい。方法400は、それぞれの接合部ごとのCFRP貨物ビームとCFRP支柱との間のダーツ付けを交互に行うステップ440を含んでもよい。交互のダーツ付けは、それぞれの接合部においてCFRP貨物ビームとCFRP支柱との間で荷重伝達をもたらしてもよい。方法400は、CFRP貨物ビームと各CFRP支柱との間の接合部の各端部に斜面を設けるステップ445を含んでもよい。
また、開示は、以下の項に係る実施形態を備える。
1.炭素繊維強化高分子(CFRP)貨物ビームと、
貨物ビームに一体的に結合される複数のCFRP支柱と、
貨物ビームの第1の端部に一体的に結合される第1のCFRPc−スプライスプレートと、
貨物ビームの第2の端部に一体的に結合される第2のCFRPc−スプライスプレートと、
を備える航空機用の貨物ビーム組立品。
2.複数のCFRP支柱がキールフレームに取り付けられるように構成される項1の組立品。
3.第1および第2のCFRPc‐スプライスプレートがキールフレームに取り付けられるように構成される項2の組立品。
4.CFRP貨物ビームおよび複数のCFRP支柱は、従来とは異なるレイアップで構成される複数のCFRPプライを備える項1の組立品。
5.CFRP貨物ビーム、複数のCFRP支柱、第1のCFRPc‐スプライスプレート、および、第2のCFRPc‐スプライスプレートがそれぞれ2つのフランジを備える項1の組立品。
6.CFRP貨物ビーム、複数のCFRP支柱、および、第1のCFRPc‐スプライスプレート、および、第2のCFRPc‐スプライスプレートの2つのフランジがそれぞれ第1の方向に向けられる項5の組立品。
7.CFRP貨物ビームと1つのCFRP支柱との間の接合部に更なるCFRPプライを含む少なくとも1つのパッドアップを更に備える項1の組立品。
8.CFRP貨物ビームと1つのCFRP支柱との間の接合部がフランジ半径を備える項7の組立品。
9.CFRP貨物ビームと1つのCFRP支柱との間の接合部の各端部に斜面を更に備える項8の組立品。
10.CFRP貨物ビームと1つのCFRP支柱との間の接合部に複数の交互のダーツを更に備え、複数の交互のダーツは、接合部においてCFRP貨物ビームと1つのCFRP支柱との間で荷重伝達をもたらすように構成される項9の組立品。
11.CFRP貨物ビームの上側フランジは、更なるCFRPプライを含む少なくとも1つのパッドアップを備える項1の組立品。
12.CFRP貨物ビームの上側フランジに沿って更なるCFRPプライを含む複数のパッドアップを更に備え、複数のパッドアップのそれぞれが単一のCFRP支柱の上側に位置する項1の組立品。
13.航空機用の一体の貨物ビーム組立品を製造する方法において、
炭素繊維強化高分子(CFRP)貨物ビームを第1の複数のCFRPプライから形成するステップであって、CFRP貨物ビームは、第1の厚さ、上側フランジ、および、下側フランジを有する、ステップと、
CFRP貨物ビームの下側フランジから突出する複数のCFRP支柱を第2の複数のCFRPプライから形成するステップであって、複数のCFRP支柱が第2の厚さを有し、CFRP貨物ビームの第1の厚さよりも大きく且つ複数のCFRP支柱の第2の厚さよりも大きい第3の厚さを有する接合部を形成するために、複数のCFRP支柱の第2の複数のCFRPプライは、CFRP貨物ビームの第1の複数のCFRPプライと組み合わせられる、ステップと、
2つのCFRPc‐スプライスプレートを第3の複数のCFRPプライから形成するステップであって、各CFRPc‐スプライスプレートの第3の複数のCFRPプライは、CFRP貨物ビームの端部に位置する第1の複数のCFRPプライと組み合わせられる、ステップと、
を備え、
CFRP貨物ビーム、複数のCFRP支柱、および2つのCFRPc‐スプライスプレートから構成される一体組立品が形成される方法。
14.CFRP貨物ビームと複数のCFRP支柱のそれぞれとの各交差部にパッドアップを形成するために、第1および第2の複数のCFRPプライの一部を従来とは異なるレイアップパターンで設けるステップを更に備える項13の方法。
15.2つのCFRPc‐スプライスプレートおよび複数のCFRP支柱をキールフレームに接続するステップを更に備える項13の方法。
16.複数のCFRP支柱のそれぞれの上側にCFRP貨物ビームの上側フランジに沿ってパッドアップを形成するステップを更に備え、パッドアップが更なるCFRPプライのレイアップにより形成される項13の方法。
17.各CFRP支柱とCFRP貨物ビームの下側フランジとの間の接合部が2つの弓形構造を含む項13の方法。
18.CFRP貨物ビームの下側フランジと各CFRP支柱との間の接合部の2つの弓形構造にダーツを付けるステップを更に備える項17の方法。
19.各接合部におけるダーツ付けを交互に行うステップを更に備え、交互のダーツの付けは、接合部においてCFRP貨物ビームと各CFRP支柱との間の荷重伝達をもたらす項18の方法。
20.CFRP貨物ビームの下側フランジと各CFRP支柱との間の接合部の各端部に斜面を形成するステップを更に備える項19の方法。
様々な実施形態を図示して説明してきたが、本開示は、そのように限定されず、そのような変更の全てを含むように理解され、また、変形は当業者に明らかである。
10 CFRP貨物ビーム
11 上側フランジまたは上側弦
12 下側フランジまたは下側弦
15 パッドアップ領域
20 CFRP支柱
21 左側フランジまたは左側弦
22 右側フランジまたは右側弦
30 CFRPc‐スプライスプレート
31 上側フランジまたは上側弦
32 下側フランジまたは下側弦
40、50 接合部領域
45 斜面
60 ダーツ
75 矢印
100 貨物ビーム組立品
101〜104 CFRPプライ
105 線
200 従来技術の貨物ビーム組立品
201〜204 CFRPプライ
205 線、繊維
210 貨物ビーム
220 支柱
230 c‐スプライスプレート
251 複数の締結具
280 キールフレーム

Claims (15)

  1. 炭素繊維強化高分子(CFRP)貨物ビーム(10)と、
    前記貨物ビームに一体的に結合される複数のCFRP支柱(20)と、
    前記貨物ビームの第1の端部に一体的に結合される第1のCFRPc−スプライスプレート(30)と、
    前記貨物ビームの第2の端部に一体的に結合される第2のCFRPc−スプライスプレート(30)と、
    を備える航空機用の貨物ビーム組立品(100)。
  2. 前記複数のCFRP支柱(20)がキールフレーム(280)に取り付けられるように構成される、請求項1に記載の貨物ビーム組立品(100)。
  3. 前記第1および第2のCFRPc‐スプライスプレート(30)がキールフレーム(280)に取り付けられるように構成される、請求項2に記載の貨物ビーム組立品(100)。
  4. 前記CFRP貨物ビーム(10)および前記複数のCFRP支柱(20)は、従来とは異なるレイアップで構成される複数のCFRPプライを備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の貨物ビーム組立品(100)。
  5. 前記CFRP貨物ビーム(10)、前記複数のCFRP支柱(20)、前記第1のCFRPc‐スプライスプレート(30)、および、前記第2のCFRPc‐スプライスプレート(30)がそれぞれ2つのフランジを備え、かつ前記各フランジが第1の方向に向けられる、請求項1から4のいずれか一項に記載の貨物ビーム組立品(100)。
  6. 前記CFRP貨物ビーム(10)と1つの前記CFRP支柱(20)との間の接合部に更なるCFRPプライを含む少なくとも1つのパッドアップ(15)を更に備え、前記CFRP貨物ビームと前記1つのCFRP支柱との間の接合部がフランジ半径を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の貨物ビーム組立品(100)。
  7. 前記CFRP貨物ビーム(10)と前記1つのCFRP支柱(20)との間の接合部の各端部における斜面(45)と、
    前記CFRP貨物ビームと前記1つのCFRP支柱との間の接合部における複数の交互のダーツ(60)であって、前記複数の交互のダーツが接合部において前記CFRP貨物ビームと前記1つのCFRP支柱との間で荷重伝達をもたらすように構成される、複数の交互のダーツ(60)と、
    を更に備える、請求項6に記載の貨物ビーム組立品(100)。
  8. 前記CFRP貨物ビーム(10)の上側フランジ(11)は、更なるCFRPプライを含む少なくとも1つのパッドアップ(15)を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の貨物ビーム組立品(100)。
  9. 前記CFRP貨物ビーム(10)の上側フランジ(11)に沿って更なるCFRPプライを含む複数のパッドアップ(15)を更に備え、前記複数のパッドアップのそれぞれが単一のCFRP支柱(20)の上側に位置する、請求項1から8のいずれか一項に記載の貨物ビーム組立品(100)。
  10. 航空機用の一体の貨物ビーム組立品(100)を製造する方法において、
    炭素繊維強化高分子(CFRP)貨物ビーム(10)を第1の複数のCFRPプライから形成するステップであって、前記CFRP貨物ビームは、第1の厚さ、上側フランジ(11)、および下側フランジ(12)を有する、ステップと、
    前記CFRP貨物ビームの前記下側フランジから突出する複数のCFRP支柱(20)を第2の複数のCFRPプライから形成するステップであって、前記複数のCFRP支柱が第2の厚さを有し、前記CFRP貨物ビームの前記第1の厚さよりも大きく且つ前記複数のCFRP支柱の前記第2の厚さよりも大きい第3の厚さを有する接合部(40)を形成するために、前記複数のCFRP支柱の前記第2の複数のCFRPプライは、前記CFRP貨物ビームの前記第1の複数のCFRPプライと組み合わせられる、ステップと、
    2つのCFRPc‐スプライスプレート(30)を第3の複数のCFRPプライから形成するステップであって、前記各CFRPc‐スプライスプレートの前記第3の複数のCFRPプライは、前記CFRP貨物ビームの端部に位置する前記第1の複数のCFRPプライと組み合わせられる、ステップと、
    を備え、
    前記CFRP貨物ビーム、前記複数のCFRP支柱、および、前記2つのCFRPc‐スプライスプレートから構成される一体組立品が形成される、方法。
  11. 前記CFRP貨物ビーム(10)と前記複数のCFRP支柱(20)のそれぞれとの各交差部にパッドアップ(15)を形成するために、前記第1および第2の複数のCFRPプライの一部を従来とは異なるレイアップパターンで設けるステップを更に備える、請求項10に記載の方法。
  12. 前記2つのCFRPc‐スプライスプレート(30)および前記複数のCFRP支柱(20)をキールフレーム(280)に接続するステップを更に備える、請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記複数のCFRP支柱(20)のそれぞれの上側に前記CFRP貨物ビーム(10)の上側フランジ(11)に沿ってパッドアップ(15)を形成するステップを更に備え、前記パッドアップが更なるCFRPプライのレイアップにより形成される、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記各CFRP支柱(20)と前記CFRP貨物ビーム(10)の下側フランジ(12)との間の接合部(40)が2つの弓形構造を含む、請求項10から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記CFRP貨物ビーム(10)の下側フランジ(12)と前記各CFRP支柱(20)との間の接合部(40)の前記2つの弓形構造にダーツを付ける(60)ステップと、
    各接合部におけるダーツ付けを交互に行うステップであって、交互のダーツの付けは、接合部において前記CFRP貨物ビームと前記各CFRP支柱との間の荷重伝達をもたらす、ステップと、
    前記CFRP貨物ビームの前記下側フランジと前記各CFRP支柱との間の接合部の各端部に斜面(45)を形成するステップと、
    を更に備える、請求項14に記載の方法。
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