JP2015056825A - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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直秀 相沢
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Abstract

【課題】所望の背景と、人物と、を含む所望の構図となるように、ユーザを適切に補助することに寄与すること。
【解決手段】撮像装置は、撮像画像を生成する撮像部と、理想背景領域と、理想人物領域と、を含む構図情報を決定する構図決定部と、理想背景領域を決定時の理想背景位置を推定する位置推定部と、被写体人物を決定する被写体人物決定部と、理想背景位置に基づいて、画面移動方向を判断する画面移動方向判断部と、撮像画像内の被写体人物の位置、及び理想人物領域の位置に基づいて、被写体人物の人物移動方向を判断する人物移動方向判断部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置、その制御方法及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラ等においては、レンズの配置された面と、相対する面に表示部が配置される場合が多い。そのようなデジタルカメラ等の場合、撮影者は、表示部を見ながら、構図を調整し、撮影する。
特許文献1においては、予め、被写体の輪郭を抽出し、抽出された輪郭に基づいて、目印を設定し、表示する電子カメラが開示されている。そのため、特許文献1に開示された電子カメラにおいては、撮影代行者が、予め設定された目印を見ながら、予め設定された目印と合致するように画角等を調整し、撮影を行う。
特許文献2においては、予め所望の構図の画像を切り出した後に、所望の構図の画像と、撮像画像と、を重畳表示する撮像装置が開示されている。特許文献2に開示された撮像装置においては、所望の構図の画像と合致するように画角等を調整し、撮影を行う。
特開2010−193050号公報 特開2010−093413号公報
なお、上記先行技術文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明の観点からなされたものである。
上述の通り、デジタルカメラ等に置いては、撮影者は、表示部を見ながら、構図を調整し、撮影する場合が多い。ここで、特許文献1、2において開示された技術では、まず、所望の背景を含む撮像画像を仮撮影する必要がある。さらに、特許文献1、2において開示された技術においては、仮撮影した背景が画角に含まれるように、撮影者が、表示部を見ながら調整しなくてはいけない。また、被写体として人物を含めて撮影する場合、特許文献1、2において開示された技術においては、撮影者が、表示部を見ながら、被写体とする人物を含むように調整しなくてはいけない。そのため、特許文献1、2に開示された技術では、所望の背景と、人物と、を含む所望の構図となるように、ユーザを適切に補助することができない。
そこで、本発明は、所望の背景と、人物と、を含む所望の構図となるように、ユーザを適切に補助することに寄与する撮像装置、その制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の視点によれば、撮像画像を生成する撮像部と、理想背景領域と、理想人物領域と、を含む構図情報を決定する構図決定部と、前記理想背景領域を決定時の理想背景位置を推定する位置推定部と、被写体人物を決定する被写体人物決定部と、前記理想背景位置に基づいて、画面移動方向を判断する画面移動方向判断部と、前記撮像画像内の前記被写体人物の位置、及び前記理想人物領域の位置に基づいて、前記被写体人物の人物移動方向を判断する人物移動方向判断部と、を備える撮像装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、撮像画像を生成する撮像部を備える撮像装置の制御方法であって、理想背景領域と、理想人物領域と、を含む構図情報を決定する構図情報決定工程と、前記理想背景領域を決定時の理想背景位置を推定する位置推定工程と、被写体人物を決定する被写体人物決定工程と、前記理想背景位置に基づいて、画面移動方向を判断する画面移動方向判断工程と、前記撮像画像内の前記被写体人物の位置、及び前記理想人物領域の位置に基づいて、前記被写体人物の人物移動方向を判断する人物移動方向判断工程と、を含む撮像装置の制御方法が提供される。
なお、本方法は、撮像画像を生成する撮像部を備える撮像装置という、特定の機械に結び付けられている。
本発明の第3の視点によれば、撮像画像を生成する撮像部を備える撮像装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、理想背景領域と、理想人物領域と、を含む構図情報を決定する構図情報決定処理と、前記理想背景領域を決定時の理想背景位置を推定する位置推定処理と、被写体人物を決定する被写体人物決定処理と、前記理想背景位置に基づいて、画面移動方向を判断する画面移動方向判断処理と、前記撮像画像内の前記被写体人物の位置、及び前記理想人物領域の位置に基づいて、前記被写体人物の人物移動方向を判断する人物移動方向判断処理と、を実行するプログラムが提供される。
なお、本プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transient)なものとすることができる。本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明の各視点によれば、所望の背景と、人物と、を含む所望の構図となるように、ユーザを適切に補助することに寄与する撮像装置、その制御方法及びプログラムが提供される。
一実施形態の概要を説明するための図である。 撮像装置1の全体構成の一例を示す平面図である。 第1の実施形態に係る撮像装置1の内部構成の一例を示すブロック図である。 理想背景領域を決定する操作の一例を示す図である。 理想人物領域を決定する操作一例を示す図である。 理想人物領域の位置、大きさを変更する操作の一例を示す図である。 画面移動方向の一例を示す図である。 人物移動方向の一例を示す図である。 理想背景領域、理想人物領域を決定する処理の一例を示すフローチャートである。 予め定めた構図の撮像画像を生成する処理の一例を示すフローチャートである。 撮像画像の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る撮像装置1aの内部構成の一例を示すブロック図である。
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。
上述の通り、所望の背景と、人物と、を含む所望の構図となるように、ユーザを適切に補助する撮像装置が望まれる。
そこで、一例として、図1に示す撮像装置100を提供する。図1(a)は、撮像装置100の内部構成の一例を示すブロック図である。図1(b)は、撮像装置100の処理の一例を示すフローチャートである。撮像装置100は、撮像部101と、構図決定部102と、位置推定部103と、被写体人物決定部104と、画面移動方向判断部105と、人物移動方向判断部106と、を備える。
撮像部101は、撮像画像を生成する。そして、構図決定部102は、理想背景領域と、理想人物領域と、を含む構図情報を生成する(ステップS1001)。ここで、理想背景領域とは、撮像画像において、ユーザが、所定の背景を配置したいと望む領域を意味する。また、理想人物領域とは、撮像画像において、ユーザが人物を配置したいと望む領域を意味する。
そして、位置推定部103は、理想背景領域を決定時の理想背景位置を推定する(ステップS1002)。ここで、理想背景位置とは、理想背景領域に含まれることが望まれる物体の、実空間における位置を意味する。
また、被写体人物決定部104は、被写体人物を決定する(ステップS1003)。ここで、被写体人物とは、撮像画像において、理想人物領域に含まれることが望まれる人物を意味する。
そして、画面移動方向判断部105は、理想背景位置に基づいて、画面移動方向を判断する(ステップS1004)。ここで、画面移動方向とは、撮像画像において、理想背景領域内に含まれる物体が理想背景物体となるように、撮像装置100を移動、及び/又は角度変更させる方向を意味する。なお、画面移動方向の判断時の撮像画像と、理想背景領域の決定時の撮像画像と、は異なる時刻に生成された撮像画像であるとする。
さらに、人物移動方向判断部106は、撮像画像内の被写体人物の位置、及び理想人物領域の位置に基づいて、被写体人物の人物移動方向を判断する(ステップS1005)。ここで、人物移動方向とは、撮像画像において、被写体人物が理想人物領域内に含まれるように、被写体人物を移動させる方向を意味する。なお、人物移動方向の判断時の撮像画像と、理想人物領域の決定時の撮像画像と、は異なる時刻に生成された撮像画像であるとする。
以上より、撮像装置100は、撮像画像において、所望の背景を所望の位置に含むように、撮像装置100を移動させる方向を判断する。さらに、撮像装置100は、撮像画像において、所望の被写体人物を所望の位置に含むように、被写体人物を移動させる方向を判断する。つまり、撮像装置100は、所望の背景と、人物と、を含む所望の構図となるように、ユーザを適切に補助することに寄与する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
図2は、本実施形態に係る撮像装置1の全体構成の一例を示す平面図である。図2(a)は、撮像装置1の前面図である。図2(b)は、撮像装置1の背面図である。
撮像装置1は、撮像部10と、表示部20と、入力検出部30と、を含んで構成される。なお、図2は、本実施形態に係る撮像装置1を、図2で示す形態に図示する趣旨ではない。例えば、撮像装置1は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、スマートフォン、携帯電話、ゲーム機、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、PDA(Personal Data Assistants;携帯情報端末)等の機器であっても良い。撮像装置1は、撮像部10を備える装置であれば、その種類は問わない。
撮像部10は、撮像画像を生成する。
表示部20は、撮像画像を表示する。表示部20は、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)であっても良い。
入力検出部30は、ユーザの操作を検出する。入力検出部30は、表示部20と一体化したタッチパネルであってもよい。タッチパネルには、静電容量方式を初めとして各種存在するがその方式は問わない。また、入力検出部30は、操作キー(図示せず)等であっても良い。なお、以下の説明では、入力検出部30は、表示部20と一体化したタッチパネルであるとして説明する。ただし、これは、入力検出部30を表示部20と一体化したタッチパネルに限定する趣旨ではない。
図3は、撮像装置1の内部構成の一例を示すブロック図である。撮像装置1は、撮像部10と、表示部20と、入力検出部30と、報知部40と、記憶部50と、制御部60と、を含んで構成される。制御部60は、構図決定部61と、表示制御部62と、背景特徴点抽出部63と、位置推定部64と、被写体人物決定部65と、画面移動方向判断部66と、人物移動方向判断部67と、報知制御部68と、を含んで構成される。図3には、簡単のため、本実施形態に係る撮像装置1に関係するモジュールを主に記載する。
撮像部10は、上述の通り、撮像画像を生成する。具体的には、撮像部10は、レンズ(図示せず)と、撮像素子(図示せず)と、を含んで構成される。まず、レンズで集光した光信号は、撮像素子の受光面で結像する。そして、撮像部10は、撮像素子が変換した光信号に基づいて、撮像画像を生成する。
さらに、撮像部10は、撮像部10から画角内に存在する物体までの距離に関する情報を取得することが好ましい。そこで、撮像部10は、2つのレンズを水平に配置した、ステレオカメラであっても良い。または、撮像部10は、可視光カメラと、赤外線カメラと、を含んでいても良い。あるいは、撮像部10は、可視光と、赤外線と、を入射可能な撮像素子を含んでいても良い。
報知部40は、画面移動方向、及び人物移動方向を報知する。例えば、報知部40は、スピーカを含んで構成されることが好ましい。報知部40がスピーカを含む場合、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向、被写体人を移動させる方向等を、音声を用いて、報知する。そして、ユーザは、報知部40が出力する音声に指示に従って、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させることが好ましい。また、ユーザは、報知部40が出力する音声に指示に従って、撮像部10を向ける方向を変更することが好ましい。また、被写体人物は、報知部40が出力する音声に従って、移動することが好ましい。
記憶部50は、撮像装置1の動作に必要な情報を記憶する。例えば、記憶部50は、理想背景領域、理想人物領域を記憶する。また、被写体人物決定部65が予め登録された人物を被写体人物とする場合、記憶部50は、1又は2以上の人物の顔画像を記憶しても良い。
制御部60は、撮像装置1の全体を制御すると共に、図3に示す各部を制御する。制御部60は、撮像装置1に搭載されたコンピュータに、そのハードウェアを用いて、撮像装置1の処理を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。
表示制御部62は、表示部20に表示する画像の画像信号を生成し、表示部20の表示を制御する。ここで、表示制御部62は、撮像画像を表示部20に動画として表示することが好ましい。つまり、表示制御部62は、各フレームの撮像画像の出力と同期して、撮像画像を表示部20に表示することが好ましい。
構図決定部61は、理想背景領域と、理想人物領域と、を含む構図情報を決定する。具体的には、構図決定部61は、入力検出部30に対するユーザの操作に基づいて、理想背景領域、及び理想人物領域を決定しても良い。なお、構図決定部61は、理想人物領域の下限面積を決定しても良い。これは、撮像画像内において、被写体人物の面積が小さくなりすぎることを防止するためである。
そして、表示制御部62は、透過処理(アルファブレンディング処理)によって、撮像画像の上に、理想背景領域、及び理想人物領域を色づけて重ね合わせた画像を生成する。その後、表示制御部62は、その合成画像を表示部20に表示させる。
また、構図決定部61は、入力検出部30が検出するユーザの操作に基づいて、理想背景領域、理想人物領域の少なくともいずれかの位置、大きさを変更しても良い。また、構図決定部61は、入力検出部30に対するユーザの操作に基づいて、理想背景領域、理想人物領域の少なくともいずれかの決定を解除しても良い。
図4は、理想背景領域を決定する操作の一例を示す図である。具体的には、図4は、ユーザが、表示部20に表示される撮像画像201から、理想背景領域202を指で選択することを示す図である。例えば、表示部20と一体化したタッチパネルにおいて、ユーザがタッチパネル上を接触(又は、近接)したままで、撮像画像201上で指を滑らせて、理想背景領域を選択しても良い。そして、構図決定部61は、選択された領域を、理想背景領域202として決定する。そして、表示制御部62は、図4に示すように、撮像画像201の上に理想背景領域202を色づけて、半透明で重ね合わせた画像を生成する。そして、表示制御部62は、その合成画像を表示部20に表示させる。
図5は、理想人物領域を決定する操作一例を示す図である。具体的には、図5は、ユーザが表示部20に表示される撮像画像203から、理想人物領域204、205を指で選択することを示す図である。例えば、表示部20と一体化したタッチパネルにおいて、撮像画像203から理想人物領域を選択するように、ユーザがタッチパネル上を接触(又は、近接)したままで、指を滑らせても良い。そして、構図決定部61は、選択された領域を、理想背景領域206として決定する。そして、構図決定部61は、図5に示すように、撮像画像203の上に理想背景領域206を色づけて、半透明で重ね合わせた画像を生成する。
ここで、図5に示すように、構図決定部61は、ユーザの操作に基づいて、2以上の理想人物領域を決定しても良い。なお、図5において、破線で囲まれた領域206は、理想背景領域を示す。理想背景領域と、理想人物領域とが重なることを防止するために、理想人物領域を決定する際は、図5に示すように、構図決定部61は、理想背景領域を撮像画像に重ね合わせた画像を、表示部20に表示することが好ましい。
図6は、理想人物領域の位置、大きさを変更する操作の一例を示す図である。例えば、表示部20と一体化したタッチパネルにおいて、ユーザが、図6(a)に示す撮像画像221の理想人物領域222上で、ピンチアウト操作、又はピンチイン操作を行ったとする。その場合、構図決定部61は、理想人物領域222を拡大、又は縮小する。なお、ピンチアウト操作とは、タッチパネル上に、2本の指を接触(又は近接)させたまま、その2本の指の間隔を広げる操作を意味する。また、ピンチイン操作とは、タッチパネル上で、2本の指を接触(又は近接)させたまま、その2本の指の間隔を狭める操作を意味する。
また、表示部20と一体化したタッチパネルにおいて、ユーザが、図6(b)に示す撮像画像223の理想人物領域224上で、スライド操作を行ったとする。その場合、構図決定部61は、理想人物領域224の位置を変更する。なお、スライド操作とは、タッチパネル上に、指を接触(又は近接)させたまま、その指を移動する操作を意味する。なお、図6においては、理想人物領域の位置、大きさの変更を例示するが、理想背景領域の位置、大きさを同様に変更可能であることは勿論である。
背景特徴点抽出部63は、理想背景領域から、特徴点(以下、背景特徴点と呼ぶ)を抽出する。背景特徴点とは、撮像画像の理想背景領域に含まれる特徴点を意味する。例えば、背景特徴点抽出部63は、理想背景領域内のエッジ、コーナー等を検出し、背景特徴点としても良い。背景特徴点抽出部63は、周辺画素との微分(周辺画素との輝度等の変化量)に基づいて、エッジを検出しても良い。また、背景特徴点抽出部63は、2以上のエッジの交点に基づいて、コーナーを検出しても良い。例えば、エッジ検出、コーナー検出の方法は各種あるが、その詳細は問わない。
位置推定部64は、背景特徴点に対応する、実空間における位置を推定する。なお、以下の説明では、理想背景領域内の背景特徴点に対応する、実空間における位置を、取得背景位置と呼ぶ。そして、理想背景位置とは、理想背景領域の決定時の取得背景位置を意味する。
例えば、撮像部10がステレオカメラの場合、位置推定部64は、三角測量を用いて、撮像部10から、背景特徴点までの距離を推定する。
または、撮像部10が、可視光カメラと、赤外線カメラと、を含んでいる場合、位置推定部64は、赤外線カメラに入射する赤外線に基づいて、撮像部10から、背景特徴点までの距離を推定する。
または、撮像部10が、可視光と、赤外線と、を入射可能な撮像素子を含んでいる場合、位置推定部64は、撮像素子に入射する赤外線に基づいて、撮像部10から、背景特徴点までの距離を推定する。なお、撮像部10の構成は、以上の例示に限定されず、背景特徴点の実空間での位置を推定できれば、他の構成でも良く、その詳細は問わない。
被写体人物決定部65は、撮像画像から、被写体人物を決定する。例えば、被写体人物決定部65は、撮像画像内において、理想人物領域から所定の範囲内の人物を、被写体人物として決定しても良い。例えば、被写体人物決定部65は、撮像画像において、理想人物領域から所定の範囲内から、目、鼻、口等の顔の特徴点を検出してもよい。そして、被写体人物決定部65は、検出された顔の特徴点に基づいて、被写体人物を決定しても良い。
または、被写体人物決定部65は、予め登録された顔画像に基づいて、被写体人物を決定しても良い。具体的には、被写体人物決定部65は、予め登録された顔画像の人物を、撮像画像から検出しても良い。そして、被写体人物決定部65は、検出された人物を被写体人物として決定しても良い。
画面移動方向判断部66は、理想背景領域に基づいて、画面移動方向を判断する。具体的には、画面移動方向判断部66は、理想背景位置に基づいて、画面移動方向を判断する。より具体的には、画面移動方向判断部66は、理想背景領域内の背景特徴点に対応する、実空間における位置と、理想背景位置との相対位置に基づいて、画面移動方向を判断する。つまり、画面移動方向判断部66は、取得背景位置と、理想背景位置との相対位置に基づいて、画面移動方向を判断する。なお、上述の通り、画面移動方向とは、撮像画像において、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更、及び/又は角度変更させる方向を意味する。
なお、理想背景位置の算出後に、理想背景位置が撮像部10の画角外となっても良い。なぜなら、位置推定部64は、理想背景領域の決定時に、理想背景位置を算出する。そして、理想背景領域の決定後には、画面移動方向判断部66は、画角内の取得背景位置と、予め算出された理想背景位置との相対関係に基づいて、画面移動方向を判断できるからである。
人物移動方向判断部67は、理想人物領域に基づいて、被写体人物の人物移動方向を判断する。具体的には、人物移動方向判断部67は、撮像画像において、被写体人物の位置、及び理想人物領域に基づいて、被写体人物の人物移動方向を判断する。より具体的には、人物移動方向判断部67は、撮像画像において、被写体人物の位置と、理想人物領域との距離に基づいて、人物移動方向を判断する。
報知制御部68は、画面移動方向、及び人物移動方向の少なくともいずれかを報知するように、報知部40を動作させる。具体的には、報知制御部68は、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向、被写体人物を移動させる方向の少なくともいずれかを、ユーザに指示するように、報知部40を動作させる。例えば、報知部40がスピーカを含む場合、報知制御部68は、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向、被写体人物を移動させる方向の少なくともいずれかを、スピーカから音声出力する。
なお、記憶部50が、被写体人物の顔画像と、被写体人物の名前と、を対応付けて記憶してもよい。その場合、報知制御部68は、被写体人物の名前を呼びかけて、移動方向を指示する音声を、スピーカから音声出力しても良い。また、被写体人物の名前が登録されていない場合、報知制御部68は、「撮影者側から見て右の方」等の表現を用いて、被写体人物に呼びかけて、移動方向を指示する音声を、スピーカから音声出力しても良い。
また、撮像画像において、理想背景領域と、被写体人物と、が重なった場合、報知制御部68は、「背景に人物が重なっています」等の音声を、スピーカから音声出力しても良い。
図7は、画面移動方向の一例を示す図である。まず、構図決定部61は、図7(a)に示す撮像画像241において、理想背景領域242を決定したとする。そして、背景特徴点抽出部63は、理想背景領域242から、背景特徴点243を抽出したとする。そして、位置推定部64は、背景特徴点243に対応する実空間における位置を、理想背景位置として推定する。
そして、撮像画像241を生成後、撮像部10が、図7(b)に示す撮像画像244を生成したとする。そして、背景特徴点抽出部63は、撮像画像244内の理想背景領域245において、背景特徴点246を抽出したとする。
ここで、図7(c)は、背景特徴点246に対応する取得背景位置247と、背景特徴点243に対応する理想背景位置248と、の相対位置を示す図である。画面移動方向判断部66は、取得背景位置247と、理想背景位置248との相対位置に基づいて、画面移動方向を判断する。図7(c)の場合、矢印249で示す方向(右方向)に、撮影対象を移動させることが好ましい。そこで、報知制御部68は、矢印249の方向に撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させるように指示する音声を、スピーカから音声出力しても良い。具体的には、図7(c)の場合、報知制御部68は、「カメラを、もう少し右に移動してください」、「カメラを反時計回りに回転させ、右側の背景を含めるようにしてください。」等の音声を、スピーカから音声出力しても良い。
なお、上述の通り、図7(b)に示すように、理想背景位置が、撮像部10の画角外となっても良い。なぜなら、位置推定部64は、理想背景領域の決定時に、位置推定部64は、理想背景位置248を算出する。そして、理想背景領域の決定後には、画面移動方向判断部66は、画角内の取得背景位置247と、予め算出された理想背景位置248との相対関係に基づいて、画面移動方向を判断できるからである。
図8は、人物移動方向の一例を示す図である。まず、構図決定部61は、図8(a)に示す撮像画像251において、理想背景領域252、及び理想人物領域253を決定したとする。そして、図8(b)は、撮像部10が撮像画像251を生成後に生成した、撮像画像254を示す。ここで、図8(b)の場合、理想背景領域255に対応する実空間内には、理想背景位置が含まれるとする。しかし、図8(b)の場合、理想人物領域256には、被写体人物が含まれず、理想人物領域256の外に、被写体人物が存在するとする。
その場合、人物移動方向判断部67は、被写体人物が存在する位置(撮像画像254の右側)から、理想人物領域256(撮像画像254の左側)へ、被写体人物の移動が必要であると判断する。そこで、報知制御部68は、図8(b)に示す矢印257の方向(左方向)へ、被写体人物の移動を指示する音声を、スピーカから音声出力しても良い。具体的には、図8(b)の場合、報知制御部68は、被写体人物に「もう少し左へ移動してください」との音声を、スピーカから音声出力しても良い。
次に、撮像装置1の動作について説明する。
まず、理想背景領域、理想人物領域を決定する処理について説明する。
図9は、理想背景領域、理想人物領域を決定する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、理想背景領域を決定したか否かを、構図決定部61は判断する(ステップS1)。構図決定部61が理想背景領域を決定していない場合(ステップS1のNo分岐)には、構図決定部61は理想背景領域を決定したか否かの判断(ステップS1)を繰り返す。一方、構図決定部61が理想背景領域を決定した場合(ステップS1のYes分岐)には、表示制御部62は、理想背景領域を半透明で、表示部20に表示させる(ステップS2)。
表示制御部62が理想背景領域を半透明で、表示部20に表示させた(ステップS2)後、位置推定部64は、理想背景位置の追跡を開始する(ステップS3)。具体的には、背景特徴点抽出部63は、理想背景領域から背景特徴点を抽出する。そして、位置推定部64は、背景特徴点に基づいて、取得背景位置を算出する。そして、画面移動方向判断部66は、取得背景位置と、理想背景位置との相対位置に基づいて、画面移動方向を判断する。その結果、撮像装置1は、各フレームで、画面移動方向を判断することで、理想背景位置の追跡を行うことができる。
ここで、構図決定部61が理想背景領域を決定したとき、背景特徴点抽出部63は、理想背景領域内の背景特徴点を、理想背景特徴点として抽出する。そして、位置推定部64は、実空間において、理想背景特徴点に対応する位置を、理想背景位置として推定する。
その後のフレームにおいては、背景特徴点抽出部63は、理想背景領域から背景特徴点を抽出する。そして、位置推定部64は、取得背景位置と、理想背景位置との相対位置を算出する。
そして、位置推定部64は、各フレームにおいて、取得背景位置と、理想背景位置との相対位置を算出することで、理想背景位置の追跡を行う。そのため、位置推定部64は、理想背景位置が画角外となる場合であっても、取得背景位置と、理想背景位置との相対位置に基づいて、理想背景位置の追跡を行うことができる。
ステップS4において、理想背景領域を変更する操作が検出されたか否かを、構図決定部61は判断する。理想背景領域を変更する操作が検出された場合(ステップS4のYes分岐)には、ステップS1に戻り、処理を継続する。一方、理想背景領域を変更する操作が検出されない場合(ステップS4のNo分岐)には、ステップS5に遷移する。
ステップS5において、理想背景領域外の位置を選択する操作が検出されたか否かを、構図決定部61は判断する。例えば、入力検出部30がタッチパネルである場合、理想背景領域外において、タップ操作が検出されたか否かを、構図決定部61は判断する。なお、タップ操作とは、ユーザがタッチパネルの表面に接触した(又は近接した)直後に、表面に触れた指を離す操作を意味する。
理想背景領域外の位置を選択する操作が検出された場合(ステップS5のYes分岐)には、構図決定部61は、選択された位置に理想人物領域を決定する(ステップS6)。そして、ステップS8に遷移する。
一方、理想背景領域外の位置を選択する操作が検出されない場合(ステップS5のNo分岐)には、理想人物領域が決定済みか否かを、構図決定部61は判断する(ステップS7)。理想人物領域が決定済みである場合(ステップS7のYes分岐)には、ステップS8に遷移する。一方、理想人物領域が決定済みではない場合(ステップS7のNo分岐)には、ステップS4に戻り、処理を継続する。
ステップS8において、表示制御部62は、理想人物領域を半透明で、表示部20に表示させる。
そして、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向、及び被写体人物を移動させる方向の指示を開始するか否かを、報知制御部68は判断する(ステップS9)。報知制御部68は、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向、及び被写体人物を移動させる方向の指示を開始する場合(ステップS9のYes分岐)には、図10に示すステップS101に遷移する。一方、報知制御部68は、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向、及び被写体人物を移動させる方向の指示を開始しない場合(ステップS9のNo分岐)には、ステップS4に戻り、処理を継続する。
次に、予め定めた構図の撮像画像を生成する処理について説明する。
図10は、予め定めた構図の撮像画像を生成する処理の一例を示すフローチャートである。
ここで、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向、及び被写体人物を移動させる方向の指示を開始する、と報知制御部68は判断した(ステップS9のYes分岐)とする。その場合、ステップS101において、画面移動方向判断部66は、取得背景位置と、理想背景位置との相対位置に基づいて、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向を判断する。そして、ステップS102において、報知制御部68は、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向を指示する。
ステップS103において、被写体人物決定部65は、被写体人物を決定する。そして、ステップS104において、人物移動方向判断部67は、撮像画像において、被写体領域の位置と、被写体人物の位置とに基づいて、被写体人物を移動させる方向を判断する。そして、ステップS105において、報知制御部68は、被写体人物を移動させる方向を指示する。
ステップS106において、入力検出部30が撮影実行の操作を検出したか否かを、制御部60は判断する。例えば、表示制御部62は、表示部20にシャッターボタンのアイコン等を表示しても良い。そして、表示部20と一体化したタッチパネル(入力検出部30)が、シャッターボタンを押下する操作を検出した場合、入力検出部30が撮影実行の操作を検出した、と制御部60は判断しても良い。または、撮像装置1がシャッターボタン(図示せず)を備える場合、シャッターボタンが押下されたか否かを、制御部60は判断しても良い。
入力検出部30が撮影実行の操作を検出した場合(ステップS106のYes分岐)には、撮像部10は、予め設定したシャッタースピード等の撮影パラメータで、撮影を実行する。以下、予め設定したシャッタースピード等の撮影パラメータで、撮影された画像を、撮影画像と呼ぶ。
撮像部10が撮影を実行した場合には、ステップS108において、表示制御部62は、撮影された撮影画像を、表示部20に表示させる(ステップS108)。そして、撮影画像を保存するか否かを、制御部60は判断する(ステップS109)。例えば、撮影画像を保存するか否かを、制御部60は、ユーザの操作に基づいて、判断しても良い。
制御部60が撮影画像を保存すると判断する場合(ステップS109のYes分岐)には、制御部60は、記憶部50に撮影画像を保存する(ステップS110)。一方、制御部60は、撮影画像を保存しないと判断する場合(ステップS109のNo分岐)には、図9に示すステップS4に遷移する。
図11は、撮像画像の一例を示す図である。例えば、構図決定部61は、図4に示す撮像画像201において、理想背景領域202を決定したとする。さらに、構図決定部61は、図5に示す撮像画像203において、理想人物領域204、205を決定したとする。そして、図11に示す破線で囲まれた領域261が、図4に示す理想背景領域202に対応するとする。また、図11に示す破線で囲まれた領域262、263が、図5に示す理想人物領域204、205に対応するとする。
ここで、図11に示す理想背景領域261内の取得背景位置と、図4の理想背景領域202の理想背景位置との距離の差分が所定の閾値以下であるとする。その場合、画面移動方向判断部66は、撮像装置1の移動を指示する必要がない、と判断する。
さらに、図11に示すように、理想人物領域262、263内に、人物が存在するとする。その場合、人物移動方向判断部67は、被写体人物の移動を指示する必要がないと判断する。つまり、図11に示す撮像画像260は、ユーザが望む構図の撮像画像である。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置1は、予め定めた構図となるように、撮像装置1の移動、及び被写体人物の移動を指示する。従って、本実施形態に係る撮像装置1は、所望の背景と、人物と、を含む所望の構図となるように、ユーザを適切に補助することに寄与する。
また、本実施形態に係る撮像装置1は、目的の背景と、撮像部10との相対位置に基づいて、装置を移動、及び/又は角度変更させる方向を判断する。ここで、本実施形態に係る撮像装置1は、目的の背景が画角外となった場合であっても、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させる方向を判断できる。そのため、本実施形態に係る撮像装置1は、自装置の位置、姿勢に依存せず、予め定めた構図となるように、撮像装置1を移動、及び/又は角度変更させることに寄与する。
また、本実施形態に係る撮像装置1は、自分撮りの場合であっても、予め定めた構図となるように、撮像装置1の移動、及び被写体人物の移動を指示する。そのため、自分撮りの場合であっても、予め定めた構図となるように、ユーザを適切に補助することに寄与する。
また、本実施形態に係る撮像装置1においては、ユーザが撮像画像を見ながら、理想背景領域、及び理想人物領域を決定し、容易に構図を決定できる。さらに、本実施形態に係る撮像装置1においては、ユーザが撮像画像を見ながら、容易に、理想背景領域、及び理想人物領域の位置、大きさを変更できる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態は、撮像装置の運動情報を検出し、検出した運動情報に基づいて、撮像装置を移動、角度変更させる方向を判断する形態である。なお、本実施形態における説明では、上記の実施形態と重複する部分の説明は省略する。さらに、本実施形態における説明では、上記の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る撮像装置1aの内部構成の一例を示すブロック図である。図3に示す撮像装置1と、図12に示す撮像装置1aとの相違点は、図12に示す撮像装置1aは、背景特徴点抽出部63を含まず、運動情報検出部70を含む点である。なお、以下の説明では、理想背景領域の決定時の、撮像装置1aの位置を基準装置位置と呼ぶ。さらに、以下の説明では、理想背景領域の決定時の、撮像装置1aの姿勢を基準装置姿勢と呼ぶ。
運動情報検出部70は、装置運動情報を検出する。ここで、装置運動情報とは、撮像装置1aの運動に関する情報を意味する。そして、装置運動情報は、基準装置位置からの撮像装置1aの移動量、基準装置姿勢からの撮像装置1aの姿勢の変化量の少なくともいずれかを含むことが好ましい。そこで、運動情報検出部70は、加速度センサ、角速度センサ等を含んで構成されることが好ましい。
本実施形態に係る画面移動方向判断部66は、装置運動情報に基づいて、画面移動方向を判断する。具体的には、画面移動方向判断部66は、装置運動情報に基づいて、基準装置位置、及び基準装置姿勢に対する、撮像装置1aの位置、姿勢の変化量を算出する。
例えば、運動情報検出部70が加速度センサを含んで構成される場合、画面移動方向判断部66は、加速度センサの出力値に基づいて、撮像装置1aの移動量を算出する。具体的には、画面移動方向判断部66は、加速度センサの出力値を積分して、撮像装置1aの移動量を算出する。
例えば、運動情報検出部70が角速度センサを含んで構成される場合、画面移動方向判断部66は、角速度センサの出力値に基づいて、撮像装置1aの姿勢の変化量を算出する。具体的には、画面移動方向判断部66は、角速度センサの出力値を積分して、撮像装置1aの姿勢の変化量を算出する。
そして、本実施形態に係る報知制御部68は、画面移動方向判断部66が算出する位置、姿勢の変化量に基づいて、撮像装置1aを移動させる方向を指示する。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置1aは、加速度センサ、角速度センサ等の出力値に基づいて、自装置の位置、姿勢の変化量を算出する。そして、本実施形態に係る撮像装置1aは、自装置の位置、姿勢の変化量に基づいて、自装置を移動、及び/又は角度変更させる方向を指示する。従って、本実施形態に係る撮像装置1aは、第1の実施形態と同様の効果を奏すると共に、より一層、適切に撮像装置1aを移動させることに寄与する。
なお、上記した実施形態においては、タッチパネルを介して、ユーザの操作を検出し、検出した操作に基づいて、理想背景領域、理想人物領域を決定する形態について説明した。しかし、操作キーを介して、ユーザの操作を検出し、検出した操作に基づいて、理想背景領域、理想人物領域を決定しても良い。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)上記第1の視点に係る撮像装置の通りである。
(付記2)ユーザの操作を検出する入力検出部をさらに備え、前記構図決定部は、前記入力検出部が検出するユーザの操作に基づいて、前記理想背景領域、及び理想人物領域を決定する付記1に記載の撮像装置。
(付記3)報知部と、前記画面移動方向、及び前記人物移動方向の少なくともいずれかを報知するように、前記報知部を動作させる報知制御部と、をさらに備える付記1又は2に記載の撮像装置。
(付記4)前記理想背景領域から背景特徴点を抽出する背景特徴点抽出部をさらに備え、前記位置推定部は、前記背景特徴点に対応する、実空間における位置を推定するとともに、前記理想背景領域の決定時の、前記背景特徴点の実空間における位置を、理想背景位置として決定し、前記画面移動方向判断部は、前記理想背景位置に基づいて、前記画面移動方向を算出する付記1乃至3のいずれか一に記載の撮像装置。
(付記5)前記画面移動判断部は、前記背景特徴点の実空間における位置と、前記理想背景位置との相対位置に基づいて、前記画面移動方向を判断する付記4に記載の撮像装置。
(付記6)装置運動情報を検出する運動情報検出部をさらに備え、前記画面移動方向判断部は、前記装置運動情報に基づいて、前記画面移動方向を判断する付記1乃至5のいずれか一に記載の撮像装置。
(付記7)前記人物移動方向判断部は、前記撮像画像内の前記被写体人物の位置と、前記理想人物領域との距離に基づいて、前記人物移動方向を判断する付記1乃至6のいずれか一に記載の撮像装置。
(付記8)前記被写体人物決定部は、前記撮像画像内において、前記理想人物領域から所定の範囲内の人物を、前記被写体人物として決定する付記1乃至7のいずれか一に記載の撮像装置。
(付記9)前記被写体人物決定部は、予め登録された顔画像に基づいて、被写体人物を決定する請求項1乃至8のいずれか一に記載の撮像装置。
(付記10)上記第2の視点に係る撮像装置の制御方法の通りである。
(付記11)ユーザの操作を検出する工程をさらに含み、前記構図制御工程において、ユーザの操作に基づいて、前記理想背景領域、及び理想人物領域を決定する付記10に記載の撮像装置の制御方法。
(付記12)前記画面移動方向、及び前記人物移動方向の少なくともいずれかを報知する工程を含む付記10又は11に記載の撮像装置の制御方法。
(付記13)前記理想背景領域から背景特徴点を抽出する背景特徴点抽出工程をさらに含み、前記位置推定工程において、前記背景特徴点に対応する、実空間における位置を推定するとともに、前記理想背景領域の決定時の、前記背景特徴点の実空間における位置を、理想背景位置として決定し、前記画面移動方向判断工程において、前記理想背景位置に基づいて、前記画面移動方向を算出する付記10乃至12のいずれか一に記載の撮像装置の制御方法。
(付記14)前記画面移動判断工程において、前記背景特徴点の実空間における位置と、前記理想背景位置との相対位置に基づいて、前記画面移動方向を判断する付記13に記載の撮像装置の制御方法。
(付記15)装置運動情報を検出する工程をさらに含み、前記画面移動方向判断工程において、前記装置運動情報に基づいて、前記画面移動方向を判断する付記10乃至14のいずれか一に記載の撮像装置の制御方法。
(付記16)上記第3の視点に係るプログラムの通りである。
(付記17)ユーザの操作を検出する処理をさらに実行し、前記構図制御処理において、ユーザの操作に基づいて、前記理想背景領域、及び理想人物領域を決定する付記16に記載のプログラム。
(付記18)前記画面移動方向、及び前記人物移動方向の少なくともいずれかを報知する処理を実行する付記16又は17に記載のプログラム。
(付記19)前記理想背景領域から背景特徴点を抽出する背景特徴点抽出処理をさらに実行し、前記位置推定処理において、前記背景特徴点に対応する、実空間における位置を推定するとともに、前記理想背景領域の決定時の、前記背景特徴点の実空間における位置を、理想背景位置として決定し、前記画面移動方向判断処理において、前記理想背景位置に基づいて、前記画面移動方向を算出する付記16乃至18のいずれか一に記載のプログラム。
(付記20)前記画面移動判断処理において、前記背景特徴点の実空間における位置と、前記理想背景位置との相対位置に基づいて、前記画面移動方向を判断する付記19に記載のプログラム。
(付記21)装置運動情報を検出する処理をさらに実行し、前記画面移動方向判断処理において、前記装置運動情報に基づいて、前記画面移動方向を判断する付記16乃至20のいずれか一に記載のプログラム。
なお、引用した上述の特許文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠N内において種々の示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、変更を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1、1a、100 撮像装置
10、101 撮像部
20 表示部
30 入力検出部
40 報知部
50 記憶部
60 制御部
61、102 構図決定部
62 表示制御部
63 背景特徴点抽出部
64、103 位置推定部
65、104 被写体人物決定部
66、105 画面移動方向判断部
67、106 人物移動方向判断部
68 報知制御部
70 運動情報検出部
201、203、221、223、241、244、251、254、260 撮像画像
202、206、242、245、252、255、261 理想背景領域
204、205、222、224、253、256、262、263 理想人物領域
243、246 背景特徴点
247 取得背景位置
248 理想背景位置
249 矢印(画面移動方向)
257 矢印(人物移動方向)

Claims (9)

  1. 撮像画像を生成する撮像部と、
    理想背景領域と、理想人物領域と、を含む構図情報を決定する構図決定部と、
    前記理想背景領域を決定時の理想背景位置を推定する位置推定部と、
    被写体人物を決定する被写体人物決定部と、
    前記理想背景位置に基づいて、画面移動方向を判断する画面移動方向判断部と、
    前記撮像画像内の前記被写体人物の位置、及び前記理想人物領域の位置に基づいて、前記被写体人物の人物移動方向を判断する人物移動方向判断部と、
    を備える撮像装置。
  2. ユーザの操作を検出する入力検出部をさらに備え、
    前記構図決定部は、前記入力検出部が検出するユーザの操作に基づいて、前記理想背景領域、及び理想人物領域を決定する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 報知部と、
    前記画面移動方向、及び前記人物移動方向の少なくともいずれかを報知するように、前記報知部を動作させる報知制御部と、
    をさらに備える請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記理想背景領域から背景特徴点を抽出する背景特徴点抽出部をさらに備え、
    前記位置推定部は、前記背景特徴点に対応する、実空間における位置を推定するとともに、前記理想背景領域の決定時の、前記背景特徴点の実空間における位置を、理想背景位置として決定し、
    前記画面移動方向判断部は、前記理想背景位置に基づいて、前記画面移動方向を算出する請求項1乃至3のいずれか一に記載の撮像装置。
  5. 前記画面移動判断部は、前記背景特徴点の実空間における位置と、前記理想背景位置との相対位置に基づいて、前記画面移動方向を算出する請求項4に記載の撮像装置。
  6. 装置運動情報を検出する運動情報検出部をさらに備え、
    前記画面移動方向判断部は、前記装置運動情報に基づいて、前記画面移動方向を算出する請求項1乃至5のいずれか一に記載の撮像装置。
  7. 前記人物移動方向判断部は、前記撮像画像内の前記被写体人物の位置と、前記理想人物領域との距離に基づいて、前記人物移動方向を判断する請求項1乃至6のいずれか一に記載の撮像装置。
  8. 撮像画像を生成する撮像部を備える撮像装置の制御方法であって、
    理想背景領域と、理想人物領域と、を含む構図情報を決定する構図情報決定工程と、
    前記理想背景領域を決定時の理想背景位置を推定する位置推定工程と、
    被写体人物を決定する被写体人物決定工程と、
    前記理想背景位置に基づいて、画面移動方向を判断する画面移動方向判断工程と、
    前記撮像画像内の前記被写体人物の位置、及び前記理想人物領域の位置に基づいて、前記被写体人物の人物移動方向を判断する人物移動方向判断工程と、
    を含む撮像装置の制御方法。
  9. 撮像画像を生成する撮像部を備える撮像装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    理想背景領域と、理想人物領域と、を含む構図情報を決定する構図情報決定処理と、
    前記理想背景領域を決定時の理想背景位置を推定する位置推定処理と、
    被写体人物を決定する被写体人物決定処理と、
    前記理想背景位置に基づいて、画面移動方向を判断する画面移動方向判断処理と、
    前記撮像画像内の前記被写体人物の位置、及び前記理想人物領域の位置に基づいて、前記被写体人物の人物移動方向を判断する人物移動方向判断処理と、
    を実行するプログラム。
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