JP2015056230A - 封止接点装置 - Google Patents

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健児 金松
進弥 木本
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進弥 木本
陽介 清水
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【課題】収納容器の劣化を抑制した封止接点装置を提供する。【解決手段】封止接点装置1は、固定接点2と、可動接点3と、収納容器と、保護層8とを備える。可動接点3は、固定接点2に接触する位置と固定接点2から離れる位置との間で移動する。本実施形態の収納容器は、ケース5と、連結体7と、第2継鉄42cと、筒体6を備える。収納容器は、固定接点2及び可動接点3を収納する密閉された収納空間10を有する。保護層8は、収納容器の外表面の少なくとも一部の上に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、封止接点装置に関する。
従来、密閉された接点室に収容され電流駆動部によって駆動される固定接点及び可動接点と、接点室から引き出された端子を備えた電磁継電器があった(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の電磁継電器では、上側樹脂筒状体と下側樹脂筒状体とで接点室が密閉されている。上側樹脂筒状体は下端開口筒状に形成されていて、上側樹脂筒状体の内周面が下側樹脂筒状体の外周面に密着することによって、両筒状体の内部に設けられた接点室が密閉される。電磁継電器は、上側樹脂筒状体及び下側樹脂筒状体が接点室を密閉して接点室に湿気等が入ることを抑制している。
特開2002−245916号公報
特許文献1に記載された電磁継電器がオン状態からオフ状態になるとき、可動接点と固定接点との間にアークが発生する可能性がある。アークが発生すると、アークの熱衝撃及び気体の熱膨張による内圧上昇によって、接点室が劣化する可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みて為されており、その目的とするところは、収納容器の劣化を抑制した封止接点装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の封止接点装置は、固定接点と、前記固定接点に接触する位置と前記固定接点から離れる位置との間で移動自在に設けられた可動接点と、前記固定接点及び前記可動接点を収納する密閉された収納空間を有する収納容器と、前記収納容器の外表面の少なくとも一部の上に形成された保護層とを備える。
この発明において、前記保護層は、前記収納容器の前記外表面の全面に形成されたことも好ましい。
この発明において、前記収納容器には、弾性変形することによって前記収納空間の内圧上昇を緩和する緩衝部が設けられ、前記保護層は、前記緩衝部を除いた前記収納容器の前記外表面の少なくとも一部の上に形成されたことも好ましい。
この発明において、前記保護層は、前記緩衝部を除いた前記収納容器の前記外表面の全面に形成されたことも好ましい。
この発明において、前記収納容器の外表面には、前記可動接点の移動方向において、前記可動接点と前記固定接点との間に位置する部位に前記保護層が形成されたことも好ましい。
この発明において、多原子分子によって構成された気体を前記収納空間に有することも好ましい。
本発明によれば、保護層が収納容器の外表面に形成されることにより収納容器と保護層を含む部分の熱容量が大きくなるので、可動接点と固定接点とが開閉する際にアークが発生しても、熱衝撃による収納容器の劣化が抑制される。また収納容器の外表面に形成された保護層は、アークが発生して気体が熱膨張しても収納容器の外側への変形を抑制するため、収納容器の劣化が抑制される。
本実施形態における封止接点装置の断面図である。 同上の要部の成型方法を説明する断面図である。 他の実施形態の要部断面図である。
以下に、本実施形態の封止接点装置について、図1〜図2を参照して説明する。以下の説明では図1に示す向きを基準として上下左右の方向を規定して説明するが、実際の使用状態での方向を限定する趣旨ではない。
本実施形態の封止接点装置1は、図1に示すように、固定接点2と、可動接点3と、収納容器(本実施形態では、ケース5と、連結体7と、第2継鉄42cと、筒体6を備える)と、保護層8とを備えている。
本実施形態では、封止接点装置1と、封止接点装置1が備える固定接点2と可動接点3を開閉させる電磁石装置からなる駆動部4とを備えた電磁リレーについて説明する。この電磁リレーは、例えば電気自動車に搭載され、高容量の直流電流を遮断する用途に用いられる。尚、封止接点装置1の用途は電磁リレーに限定されず、封止接点装置1は手動で接点を開閉させるスイッチや、ブレーカ等にも適用が可能である。
駆動部4は、コイル41と、コイルボビン43と、継鉄42とを有する。
コイルボビン43は、例えば合成樹脂により形成されていて、両端が開口している中空の円筒部43bを有し、円筒部43bの両端にはそれぞれ矩形板状の鍔部43aが設けられている。円筒部43bにはコイル41が巻きつけられている。コイル41の両端には、コイル41に電流を流すためのリード線(図示せず)がそれぞれ接続されている。コイルボビン43の円筒部43bの内側には、非磁性材料で形成された筒体6が挿入される。
継鉄42は、第1継鉄42aと第2継鉄42cとで構成される。
第1継鉄42aは、例えば軟鉄等の磁性材料の板材をU字型に折り曲げて形成されている。第1継鉄42aの中央片42bはコイルボビン43の下側の鍔部43aに当接し、第1継鉄42aの左右の側片はコイルボビン43の側面を覆っている。第2継鉄42cは例えば軟鉄等の磁性材料により矩形板状に形成され、第1継鉄42aの左右の側片に結合されている。第2継鉄42cの下面は、コイルボビン43の上側の鍔部43aに当接する。第1継鉄42aの中央片42bには、円筒部43bに挿入された筒体6を通すための保持孔42eが設けられている。第2継鉄42cには、円筒部43bと同軸の貫通孔42dが設けられている。
筒体6は、上側の開口部に鍔部6aを有する有底円筒状に形成されており、鍔部6aは、筒体6が第2継鉄42cの貫通孔42dと同軸となる位置で第2継鉄42cの下側面にろう付けされている。筒体6の底部は、中央片42bに設けられた保持孔42eに挿入される。筒体6内には、固定鉄心46と可動鉄心44と復帰ばね45とが収納されている。
固定鉄心46は、外径が筒体6の内径よりもやや小さい円筒状に形成されている。固定鉄心46の上側面は第2継鉄42cの下側面に接している。固定鉄心46には、固定鉄心46と同心の孔46bが設けられていて、駆動軸47が軸方向(上下方向)に沿って移動自在な状態で孔46bに挿入されている。孔46bは、下側部分の内径が上側部分の内径よりも大きい段付き孔となっている。孔46bの下側の大径部分46aには、復帰ばね45が収納されており、復帰ばね45の内側には駆動軸47が挿入されている。
可動鉄心44は、外径が筒体6の内径よりもやや小さい円筒状に形成されている。可動鉄心44には駆動軸47が連結されており、可動鉄心44は固定鉄心46と筒体6の底部との間を筒体6の軸方向に沿って移動自在に配置されている。尚、駆動軸47は、第2継鉄42cの貫通孔42dと、孔46bと、復帰ばね45の内側を通されて孔44aに挿入された状態で、可動鉄心44に固定されている。復帰ばね45は、可動鉄心44と固定鉄心46とに挟まれてやや圧縮された状態で孔46bの大径部分46a内に配置されているため、可動鉄心44は復帰ばね45のばね力によって下方向に押し下げられている。
保持部49は、左右方向の両端面が開口した矩形筒状に形成されていて、中空内部に可動接触子3aと接圧ばね48とを保持している。保持部49の底板49aの下側面からは駆動軸47が下方向に突出し、底板49aの上側面には凸部49bが設けられている。
接圧ばね48は、底板49aと可動接触子3aとの間に取り付けられる。接圧ばね48の下端部には凸部49bが挿入されていて、接圧ばね48の上端部には、可動接触子3aの下側面に設けられた凸部3bが挿入されている。接圧ばね48は、圧縮された状態で底板49aと可動接触子3aとに挟まれており、接圧ばね48のばね力で可動接触子3aが保持部49に押し付けられることで可動接触子3a及び接圧ばね48が保持部49から外れないようにしている。
可動接触子3aは導電材料からなる長細の矩形板状に形成されており、可動接触子3aの上側面の左右両端部にはそれぞれ可動接点3が設けられている。可動接触子3aは、上下方向に移動自在な状態で保持部49に保持されている。可動接触子3aは、接圧ばね48によって保持部49の天板49cに押し付けられている。
第2継鉄42cの上面には、連結体7を介してケース5が取り付けられる。ケース5は、例えばセラミック等の耐熱性材料からなり下面が開口した箱状に形成されている。ケース5の上面部5aには、2個の固定端子2aが、上面部5aを貫通するようにして固定されており、固定端子2aと上面部5aとの隙間は適宜の方法で塞がれている。2個の固定端子2aの下面にはそれぞれ固定接点2が設けられている。
連結体7(緩衝部)は金属材料からなり、弾性変形によって伸縮自在な矩形筒状に形成されている。連結体7の上側の開口部は全周に渡ってケース5にろう付けされていて、連結体7の下側の開口部は全周に渡って第2継鉄42cにろう付けされている。第2継鉄42cの貫通孔42dの周りには、筒体6がろう付けされているので、ケース5と、連結体7と、第2継鉄42cと、筒体6とで構成される収納容器の内側の収納空間10は密閉されている。収納空間10内に固定接点2及び可動接点3と、保持部49とが収納される。
ケース5の外表面の全面(側壁5c及び上面部5aのそれぞれの外表面)には、保護層8が形成されている。保護層8は、樹脂材料(例えばポリスルホンやFRP(Fiber Reinforced Plastics)等)からなりケース5の外表面にケース5と一体に形成されている。保護層8は例えば以下のような方法で形成される。図2に示すように、ケース5を上下逆にし、型枠20の底部の孔21から固定端子2aが外に出るようにケース5を型枠20の内側に配置する。そして、型枠20とケース5との隙間に樹脂材料を流し込み、樹脂材料を硬化させることによって保護層8を形成する。尚、保護層8を形成する樹脂材料の熱伝導率は、例えばポリスルホンでは約62[W/(m・K)],FRPでは6〜8[W/(m・K)]程度であるが、保護層8を形成する樹脂材料は、ポリスルホンやFRPに限定される趣旨ではない。
収納空間10には、多原子分子によって構成されたガス9(例えばSF,CO等)が充填されている。収納空間10をガス9で満たすことにより、収納空間10の熱容量が大きくなるので、接点の開閉時に発生するアークによって収納空間10内の温度が上昇してもガス9が膨張しにくくなり、収納空間10の内圧上昇が抑えられる。
次に、駆動部4が可動接点3と固定接点2とを開閉する動作について説明する。
コイル41に電流が流れていない状態では、復帰ばね45のばね力によって可動鉄心44は下側に移動した状態となり、可動鉄心44に駆動軸47を介して連結された保持部49は下側に移動した状態となる。これにより、固定接点2と可動接点3とは開極した状態となり、2個の固定端子2aの間はオフ状態となる。
コイル41に電流が流れると、可動鉄心44が固定鉄心46に吸引され、復帰ばね45を圧縮させながら上方に移動する。可動鉄心44が上方向に移動すると、保持部49とともに可動接触子3aが上方向に移動し、可動接点3が固定接点2に接触して2個の固定端子2aの間がオン状態となる。
ところで、コイル41に通電されていない状態において、固定鉄心46の下側面から可動鉄心44の上側面までの間隔は、可動接点3と固定接点2との間隔よりも大きくなるように各部の寸法が設定されている。そのため、コイル41に通電した際に、可動接点3が固定接点2に接触した後も可動鉄心44は固定鉄心46に接するまで上方向に移動し、保持部49は更に上方向に移動するから、接圧ばね48が圧縮され、接圧ばね48のばね力で接点間の接圧が確保される。
一方、コイル41への通電を停止すると、可動鉄心44に働く磁力が失われ、可動鉄心44は復帰ばね45により下方向に押し下げられる。可動鉄心44が下方向に押し下げられると、保持部49が下方向へ移動し、可動接点3が固定接点2から引き離され、2個の固定端子2aの間がオフ状態になる。
ここで、可動接点3が固定接点2から引き離される時にアークが発生する可能性がある。
アークが発生すると、アークの熱によってケース5の温度が上昇する。保護層8がケース5の外表面の全面に形成されることにより、収納空間10を囲む部分の熱容量が大きくなる。すなわちケース5と保護層8を含む部分の熱容量が大きくなるので、ケース5の温度上昇が緩和され、熱衝撃によるケース5の劣化が抑制される。また保護層8が、収納空間10の内圧上昇によってケース5が外側に変形することを抑制するので、ケース5に加わる機械的なストレスがさらに軽減される。
アークが発生すると、アークの熱によって収納空間10内の温度が上昇し、ガス9が膨張して収納空間10の内圧が上昇する。収納空間10の内圧が上昇すると、連結体7は収納空間10を広げる方向に弾性変形するので収納空間10の内圧の急激な上昇が緩和され、ケース5に加わる機械的なストレスが軽減される。
尚、本実施形態では、収納容器の一部であるケース5のみに保護層8が形成され、第2継鉄42c及び筒体6には保護層8が形成されていないが、緩衝部を除く収納容器の外表面の全面に保護層8が形成されていてもよい。つまり、ケース5と第2継鉄42cと筒体6のそれぞれの外表面の全面に保護層8が形成された封止接点装置1でもよい。
また保護層8は、ケース5の外表面の全体に形成されることに限定されず、ケース5の外表面の一部に形成されていてもよく、例えば図3に示すように側壁5cの外表面のみに形成されてもよい。
アークは、側壁5cにおいて可動接点3と固定接点2との間に位置する部位に沿って発生しやすいので、保護層8は、側壁5cの外表面のみに形成されていてもよい。保護層8が側壁5cの外周面に形成されることにより、側壁5cと保護層8を含む部分の熱容量が大きくなるので、側壁5cの温度上昇が緩和され、熱衝撃によるケース5の劣化が抑制される。またアークが側壁5cに沿って発生しても、側壁5cの外周面に形成された保護層8が側壁5cの外側への変形を抑制するので、ケース5に加わる機械的なストレスが軽減される。
尚、保護層8は、ケース5の側壁5cの外表面の全周に渡って形成されることに限定されず、可動接点3の移動方向(上下方向)において、可動接点3と固定接点2との間に位置する側壁5cの外表面の一部に形成されてもよい。また、緩衝部は、連結体7で構成されることに限定されず、弾性変形する材料で形成されて弾性変形することによって収納空間10の内圧上昇を緩和する部位に設けられてもよい。
本実施形態の封止接点装置1における収納容器は緩衝部(連結体7)を備えているが、必ずしも緩衝部を備える必要はなく、収納容器の少なくとも一部に保護層8が形成されていればよい。また、緩衝部を備えていない収納容器の外表面において、収納容器の外表面の全面に保護層8が形成されていてもよいし、可動接点3の移動方向における可動接点3と固定接点2との間に位置する部位に保護層8が形成されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態の封止接点装置1は、固定接点2と、可動接点3と、収納容器(ケース5、連結体7、第2継鉄42c、筒体6)と、保護層8とを備える。可動接点3は、固定接点2に接触する位置と固定接点2から離れる位置との間で移動する。収納容器は、固定接点2及び可動接点3を収納する密閉された収納空間10を有する。収納容器には、弾性変形することによって収納空間10の内圧上昇を緩和する緩衝部(連結体7)が設けられる。保護層8は、緩衝部を除く収納容器の外表面の少なくとも一部の上に形成される。
保護層8が収納容器の外表面に形成されることにより、収納容器と保護層8を含む部分の熱容量が大きくなるので、可動接点3と固定接点2とが開閉する際にアークが発生しても、熱衝撃による収納容器の劣化が抑制される。また保護層8は、アークが発生して気体が熱膨張しても収納容器の外側への変形を抑制するため、収納容器の劣化が抑制される。
保護層8は、収納容器の外表面の全面に形成されることも好ましい。保護層8が収納容器の外表面の全面に形成されることにより、収納容器と保護層8を含む部分の熱容量が大きくなるので熱衝撃が緩和される。また保護層8は、収納容器の外側への変形を抑制する。
収納容器には、弾性変形することによって収納空間10の内圧上昇を緩和する緩衝部(連結体7)が設けられ、保護層8は、緩衝部(連結体7)を除いた収納容器の外表面の少なくとも一部の上に形成されることも好ましい。連結体7が弾性変形することで収納空間10の内圧の急激な上昇が緩和されるから、ケース5に加わる機械的なストレスが低減される。また保護層8が連結体7を除くケース5の外表面に形成されることにより、ケース5と保護層8を含む部分の熱容量が大きくなるので熱衝撃が緩和される。また保護層8は、ケース5の外側への変形を抑制する。
保護層8は、緩衝部(連結体7)を除いた収納容器の外表面の全面に形成されることも好ましい。保護層8が、ケース5の側壁5c及び上面部5aのそれぞれの外側面に形成されることにより、ケース5と保護層8を含む部分の熱容量が大きくなるので熱衝撃が緩和される。また保護層8は、ケース5の外側への変形を抑制する。
ケース5の外表面には、可動接点3の移動方向において、可動接点3と固定接点2との間に位置する部位に保護層8が形成されることも好ましい。アークは、可動接点3と固定接点2との間に発生するため、保護層8が側壁5cにおいて可動接点3と固定接点2との間に位置する部位に形成されることにより、側壁5cと保護層8を含む部分の熱容量が大きくなるので熱衝撃が緩和される。また、保護層8は側壁5cの外側への変形を抑制する。
本実施形態の封止接点装置1は、多原子分子によって構成された気体(ガス9)を収納空間10に有することも好ましい。多原子分子で構成されたガス9を収納空間10に充填することにより収納空間10の熱容量が大きくなるので、アークによって収納空間10内の温度が上昇してもガス9が膨張しにくくなり、収納空間10の内圧上昇が抑えられる。
尚、本実施形態の側壁5c及び上面部5aの厚さは例えばそれぞれ4mm程度であるが、側壁5c及び上面部5aの厚さはそれぞれ適宜の厚さに形成されていてよい。また、本実施形態の保護層8の厚さは例えば1cm程度であるが、保護層8は適宜の厚さに形成されていてよい。更に、保護層8の形成方法は上述した流し込みによる成型方法に限定されず、適宜の方法で形成されてよい。
1 封止接点装置
10 収納空間
2 固定接点
2a 固定端子
3 可動接点
3a 可動接触子
4 駆動部
41 コイル
42a 第1継鉄
42c 第2継鉄(収納容器)
43 コイルボビン
44 可動鉄心
45 復帰ばね
46 固定鉄心
47 駆動軸
48 接圧ばね
49 保持部
5 ケース(収納容器)
5c 側壁
6 筒体(収納容器)
7 連結体(緩衝部、収納容器)
8 保護層
9 ガス(多原子分子によって構成された気体)

Claims (6)

  1. 固定接点と、
    前記固定接点に接触する位置と前記固定接点から離れる位置との間で移動自在に設けられた可動接点と、
    前記固定接点及び前記可動接点を収納する密閉された収納空間を有する収納容器と、
    前記収納容器の外表面の少なくとも一部の上に形成された保護層とを備えることを特徴とする封止接点装置。
  2. 前記保護層は、前記収納容器の前記外表面の全面に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の封止接点装置。
  3. 前記収納容器には、弾性変形することによって前記収納空間の内圧上昇を緩和する緩衝部が設けられ、
    前記保護層は、前記緩衝部を除いた前記収納容器の前記外表面の少なくとも一部の上に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の封止接点装置。
  4. 前記保護層は、前記緩衝部を除いた前記収納容器の前記外表面の全面に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の封止接点装置。
  5. 前記収納容器の外表面には、前記可動接点の移動方向において、前記可動接点と前記固定接点との間に位置する部位に前記保護層が形成されたことを特徴とする請求項1又は3に記載の封止接点装置。
  6. 多原子分子によって構成された気体を前記収納空間に有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の封止接点装置。
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