JP2015055272A - 産業用駆動装置 - Google Patents
産業用駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015055272A JP2015055272A JP2013187811A JP2013187811A JP2015055272A JP 2015055272 A JP2015055272 A JP 2015055272A JP 2013187811 A JP2013187811 A JP 2013187811A JP 2013187811 A JP2013187811 A JP 2013187811A JP 2015055272 A JP2015055272 A JP 2015055272A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- lubricant
- guide plate
- discharge hole
- oil mist
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
【課題】高速回転化による発熱を抑制して軸受の耐久性を損ねることなく、軸受回転トルク増大を抑制した駆動装置を提供する。
【解決手段】回転軸2と回転軸2を支持する軸受3を縦型配置に備える駆動装置1であって、軸受3の軸方向下方より軸受摺動部に対して潤滑剤を噴射する給油ノズル4と、軸受3の軸方向上方に軸受3内に給油された潤滑剤及び軸受3よりも上部に配置された他部品によるオイルミスト等を排出する排出穴5とを設けた給排油装置を備え、軸受3の軸方向上方にて軸受3の開口部を覆い、軸受3よりも上部に配置された他部品によるオイルミスト等の軸受3内部への侵入を防ぐとともに、軸受3より排出される潤滑剤を排出穴5に導く円盤状のガイド板6を備える。ガイド板6の上面には他部品によるオイルミスト等を効果的に排出穴へ向け案内するための整流フィン6aを備える。
【選択図】図1
【解決手段】回転軸2と回転軸2を支持する軸受3を縦型配置に備える駆動装置1であって、軸受3の軸方向下方より軸受摺動部に対して潤滑剤を噴射する給油ノズル4と、軸受3の軸方向上方に軸受3内に給油された潤滑剤及び軸受3よりも上部に配置された他部品によるオイルミスト等を排出する排出穴5とを設けた給排油装置を備え、軸受3の軸方向上方にて軸受3の開口部を覆い、軸受3よりも上部に配置された他部品によるオイルミスト等の軸受3内部への侵入を防ぐとともに、軸受3より排出される潤滑剤を排出穴5に導く円盤状のガイド板6を備える。ガイド板6の上面には他部品によるオイルミスト等を効果的に排出穴へ向け案内するための整流フィン6aを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガスタービンエンジンや非常用排水ポンプなどの産業用駆動装置に関し、特に回転軸及び回転軸を支持している転がり軸受が、縦型に配置されている産業用駆動装置に関するものである。
従来から、縦型配置のガスタービンエンジン、非常用排水ポンプなどの産業用駆動装置(以下、駆動装置と称する。)においては、高効率化、高出力化の要求から、タービン軸やポンプ軸などの回転軸の高速回転化が求められていた。しかしながら高速回転化によって回転軸を支持する軸受の発熱の問題が重要な課題となっていた。これを解決する手段として、例えば図2に示す特許文献1においては、軸受20の潤滑方法にオイル潤滑方式を採用した技術がある。これは、給油装置40に設けた給油ノズル42から軸受の内輪21外周面、転動体24及び外輪22内周面の軸受の摺動面に対して潤滑剤を噴射する。軸受の摺動面で適宜潤滑した後、外輪22に設けた排油溝22aへ潤滑剤を排出する構造であるため、図示しない軸の高速回転による軸受の攪拌抵抗による過度の発熱を抑制している。
しかしながら、特許文献1の構造を採用した縦型配置の駆動装置においては、装置内の他部品によるオイルミスト等が回転軸を支持する軸受などに上方から降り注ぎ、軸受上にオイルが溜まる。このオイル溜まりが軸受回転の攪拌抵抗及び発熱源となり、軸受の耐久性に影響するとともに、軸受の回転トルクが増大する懸念があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速回転化による発熱を抑制して軸受の耐久性を損ねることなく、軸受回転トルク増大を抑制した駆動装置を提供することにある。
そこで上記の課題を解決するために、本発明は、回転軸と前記回転軸を指示する軸受を縦型配置に備える駆動装置であって、前記軸受の軸方向下方より軸受内部に対して潤滑剤を噴射する給油ノズルと、前記軸受軸方向上方に前記軸受内に給油された潤滑剤及び、前記軸受よりも上部に配置された他部品によるオイルミスト等を排出する排出穴と、を設けた給排油装置を備え、前記軸受軸方向上方にて前記軸受の開口部を覆うとともに、前記軸受より排出される潤滑剤及び前記オイルミスト等を前記排出穴へ導く円盤状のガイド板を軸受と同軸に備え、前記ガイド板の上面には整流フィンを設けたことを特徴とする。
本発明の駆動装置によれば、軸受に給排油装置を備えたので軸受の高速化に際しても、発熱を抑制出来て、軸受の耐久性を確保できる。また、軸受の開口部を覆うように前記軸受の軸方向上方において整流フィンを備えたガイド板を設けたので、潤滑剤過多による軸受回転トルクの増大と軸受の発熱を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る駆動装置について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、ガスタービンエンジンや非常用排水ポンプなどの駆動装置1の回転軸周辺は、回転軸2が軸受3を介して駆動装置1のハウジング内に縦型に配置されている。
前記軸受3は、外輪3aと、内輪3bと、前記外輪と前記内輪間にあって前記外輪と前記内輪とを相対回転可能にさせる複数の転動体3cとを備えている。また、前記軸受3の軸方向下方には、前記転動体3cに潤滑剤を供給する給油ノズル4が設けられ、前記軸受3の軸方向上方には、軸受3に供給された潤滑剤及び、前記軸受よりも上部に配置された他部品によるオイルミスト等を排出させる排出穴5が設けられている。
また、軸受軸方向上方の回転軸には軸受と同軸となる様に円盤状のガイド板6が取り付けられており、軸受の内輪や転動体及び外輪の一部などの軸受開口部3dが覆われている。この構成により、軸受軸方向上方より駆動装置1の他部品に起因するオイルミスト等が軸受内部に降り注ぐことを防止している。また、ガイド板上面には、ガイド板中心に対して螺旋状となる様に複数の整流フィン6aが突出して設けられており、ガイド板6に付着したオイルミスト等をガイド板6の遠心力により前記排出穴5へ向けて効果的に案内して振り飛ばすことができる。
また、ガイド板6の軸受に対向する面6aを排出穴へ向け傾斜させることにより、軸受より排出される潤滑剤を更に効果的に軸受外に排出することが可能となる。
以上、本発明の駆動装置の構造について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
1…駆動装置
2…回転軸
3…軸受
4…給油ノズル
5…排出穴
6…ガイド板
2…回転軸
3…軸受
4…給油ノズル
5…排出穴
6…ガイド板
Claims (1)
- 回転軸と前記回転軸を指示する軸受を縦型配置に備える駆動装置であって、前記軸受の軸方向下方より軸受摺動部に対して潤滑剤を噴射する給油ノズルと、前記軸受軸方向上方に前記軸受内に給油された潤滑剤を排出する排出穴と、を設けた給排油装置を備え、前記軸受軸方向上方にて前記軸受の開口部を覆うとともに、前記軸受より排出される潤滑剤及び、前記軸受よりも上部に配置された他部品によるオイルミスト等を前記排出穴へ導く円盤状のガイド板を軸受と同軸に備え、前記ガイド板の上面には整流フィンを設けたことを特徴とする駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187811A JP2015055272A (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 産業用駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187811A JP2015055272A (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 産業用駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015055272A true JP2015055272A (ja) | 2015-03-23 |
Family
ID=52819831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013187811A Pending JP2015055272A (ja) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | 産業用駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015055272A (ja) |
-
2013
- 2013-09-11 JP JP2013187811A patent/JP2015055272A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9777607B2 (en) | Lubricating oil passage structure for bearing | |
RU2660911C2 (ru) | Устройство для смазки подшипника качения электродвигателя | |
JP6538827B2 (ja) | 円筒歯車伝動装置 | |
GB2514877A (en) | Spline lubrication system | |
EP2891810B1 (en) | Oil retention and delivery system for a bearing | |
CN104948720B (zh) | 旋转装置 | |
WO2018034240A1 (ja) | 玉軸受、主軸装置及び工作機械 | |
US20170276176A1 (en) | Bearing apparatus and pump | |
US20190211874A1 (en) | Bearing device, and spidle device for machine tool | |
US10103601B2 (en) | Totally-enclosed main motor | |
US10451105B2 (en) | Journal bearing and rotary machine | |
US9944382B2 (en) | Tightening and oil discharging nut, and a turbine engine | |
JP2008291970A (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP2012215296A (ja) | ギアボックスおよびそのオイルスプレッダ | |
JP2014043919A (ja) | ターボチャージャー用転がり軸受装置 | |
JP5653790B2 (ja) | 軸受装置及び回転機械 | |
US9611891B2 (en) | Rolling bearing | |
JP2015059648A (ja) | 円すいころ軸受 | |
JP6794922B2 (ja) | 電動過給機 | |
JP2017131078A (ja) | モータの冷却構造 | |
JP2015055272A (ja) | 産業用駆動装置 | |
JP2016086495A (ja) | インホイールモータ駆動装置 | |
JP2015017682A (ja) | 産業用駆動装置 | |
JP6079058B2 (ja) | ターボチャージャー用転がり軸受装置 | |
JP2017026089A (ja) | ティルティングパッドジャーナル軸受 |