JP2015054775A - 部品搬送設備及び部品搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【効果】耐荷重が小さい部位に第2棚を配置するため、耐荷重が部位により異なる床に自動倉庫(自動ラック装置)を設置することができる。
【選択図】図9
Description
台車(5)で通箱(6)がラックセンタ(4)まで運ばれる。この通箱(6)は部品棚(8)に投入され、保管される。
よって、通箱(6)から搬送パレット(14)へ部品を移載することがないような設備が求められる。
特許文献2の図2に示されるように、ラック(4a)(括弧付き数字は、特許文献2に記載された符号を示す。以下同様)に、複数個の棚(7)が設けられ、複数の物品(11)が投入され、保管され、払い出される。
自動化の一環として、二階以上に配置されていた作業場に、自動倉庫を設け、作業の自動化を促すことがある。
しかし、作業の自動化が促される中、補強することなく、二階又は三階以上の床など、耐荷重が部位により異なる床に自動倉庫を設置することができる技術が求められる。
前記部品を収納する部品箱と、
この部品箱に付属され部品の内容を表示する荷札と、
複数個の前記部品箱を載せることができるトレイと、
このトレイに付属される電子記憶媒体と、
前記荷札の情報を読み取ると共に情報を前記電子記憶媒体へ書き込む読み書き機構と、
前記第1の場所と前記第2の場所の間に配置されて多数の棚を有し前記トレイを前記棚に投入し保管し払い出す自動ラック装置と、
この自動ラック装置から払い出された前記トレイを載せ、前記第2の場所まで無人で搬送する自動搬送台車と、
少なくとも1個の前記部品箱が載っているトレイを前記自動ラック装置まで搬送させる制御及び前記組立ラインからの要求に基づいて前記自動ラック装置から必要とされるトレイを払い出し前記自動搬送台車で前記第2の場所まで搬送させる制御を一括して行う制御部と、からなることを特徴とする。
制御部は、トレイの重量と、このトレイに載せられる部品箱の重量と、部品箱に収納されている部品の重量とを合計した総重量情報を取得し、この総重量情報に基づいてトレイを第1棚と第2棚とに選択的に投入することを特徴とする。なお、重さの表記として「質量」が推奨されるが、本書では「重量」で表記する。
この方法には、複数個の前記部品箱を載せることができるトレイを備えると共に該トレイは電子記憶媒体を付属し、読み書き機構にて前記荷札の情報を読み取ると共にこの情報を前記電子記憶媒体へ書き込む情報読み書き工程を有するとともに、
この方法には更に、前記第1の場所と前記第2の場所の間に配置されて多数の棚を有し前記トレイを前記棚に投入し保管し払い出す自動ラック装置を備えるとともに、制御部にて、少なくとも1個の前記部品箱が載っているトレイを前記自動ラック装置まで搬送させる制御、及び前記組立ラインからの要求に基づいて、前記自動ラック装置から必要とされるトレイを払い出し搬送台車で前記第2の場所まで搬送させる制御を一括して行うことで、第1の場所にある部品をこの部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで到達するまでの間に、前記部品を収納する部品箱が、前記トレーから降ろされずに搬送される搬送工程を有することを特徴とする。
よって、本発明によれば、通箱から搬送パレットへ部品を移載することがないような部品搬送設備が提供される。
すなわち、トレイを単位に第1の場所から第2の場所まで搬送され、この間は部品箱をトレイから下ろすことはなく、部品を部品箱から取り出すこともない。
よって、本発明によれば、通箱から搬送パレットへ部品を移載することがないような部品搬送方法が提供される。
バーコードリーダに代表されるハンドツール24で部品箱10に付された荷札15を読み取る。部品箱10が複数個である場合は複数回読み込む。その後、ハンドツール24を電子記憶媒体22にかざし、品名、個数、重量などの情報を電子記憶媒体22に記憶させる。
一連の動作中、トレイ20には部品箱10、10が載ったままである。
図6に示すように、床44に磁気テープ又は光学テープに代表される台車ガイド45が埋設されている。牽引車42に台車ガイド45を磁気的又は光学的に検知する検知部46が設けられる。牽引車42は、警告灯41を発光させ、ブザーなどの警告音を発しながら、台車ガイド45に沿って自走する。このような牽引車42で、トレイ20が載っている被牽引台車43で牽引される。
図7に示すように、部品搬送設備50において、第1の場所51にてトラック52から部品箱10が下ろされる。部品箱10にはトラック52に積み込む段階で既に部品(図2、符号16)が収納されている。
よって、本発明によれば、通箱(部品箱10)から搬送パレット(トレイ20)へ部品を移載する必要が無い。
部分P2、3に対応する棚を、第1棚63という。また、部分P1に対応する棚を、第2棚64という。床の耐荷重の点から、第2棚64には、重い物は載せられない。一方、第1棚63には比較的重い物が載せられる。
図10に示すように、先ず、制御部に、第2棚の一つ当たりの許容重量Wb(例えば第1棚の許容重量Waの40%)を読み込ませる(ST01)。
制御部は、電子記憶媒体(図3、符号22)からトレイの重量Tw、部品箱の重量(トレイ当たりの合計重量)Bw及び部品の重量(トレイ当たりの合計重量)Pwを取得し、(Tw+Bw+Pw)の演算により、総重量Wtを取得する(ST02)。
許容重量Wb以下であれば、第2棚に空きがあるか否かを調べ(ST04)、空きがあれば該当トレイを第2棚に投入する(ST05)。
ST15でラック作業を継続するか否かを調べる。作業を継続する場合は、ST02〜ST15を反復させる。
また、第1棚の並べ方には言及しなかったが、比較的大きな厚さT2、T3である部分P2、P3において、該当トレイを置く場合に、P2の中でもP1に遠い箇所およびP3の中でもP1に遠い箇所で出庫側に近い所に先ず比較的重いトレイを、P2の中でもP1に近い箇所およびP3の中でもP1に近い箇所には比較的軽いトレイを置くような制御をしている。そうすることにより移動機構の待機時間を減らすことができる。
図11に示すように、先ず、制御部に、第2棚の許容重量Wb及び単位面積当たりの許容重量Wcを読み込ませる(ST21)。
制御部は、電子記憶媒体(図3、符号22)からトレイの重量Tw、部品箱の重量(トレイ当たりの合計重量)Bw及び部品の重量(トレイ当たりの合計重量)Pwを取得し、(Tw+Bw+Pw)の演算により、総重量Wtを取得する(ST22)。
許容重量Wb以下であれば、第2棚に空きがあるか否かを調べ(ST24)、制御部で空きがある第2棚のトレイの総重量Wtの縦一列の小計W1(W1=W11+W12)やW2(W2=W21+W22)の情報を取得する。もちろん空いている第2棚はWt=0で計算する(ST25)。W11は図9に示す第2棚64−11に対応する。同様に、W12、W21、W22は図9に示す第2棚64−12、64−21、64−22にそれぞれ対応する。
ST26で、荷重条件がクリアできないときには、第1棚に空きがあることを確認し(ST33)、空きがあれば該当トレイを第1棚に投入する(ST34)。ST33で、第1棚に空きがないときには、一定時間待機する(ST35)。
また、自動搬送台車40は、牽引車と被牽引車が一体化された車両でもよい。
Claims (3)
- 第1の場所にある部品を、この部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで搬送する部品搬送設備において、
前記部品を収納する部品箱と、
この部品箱に付属され部品の内容を表示する荷札と、
複数個の前記部品箱を載せることができるトレイと、
このトレイに付属される電子記憶媒体と、
前記荷札の情報を読み取ると共に情報を前記電子記憶媒体へ書き込む読み書き機構と、
前記第1の場所と前記第2の場所の間に配置されて多数の棚を有し前記トレイを前記棚に投入し保管し払い出す自動ラック装置と、
この自動ラック装置から払い出された前記トレイを載せ、前記第2の場所まで無人で搬送する自動搬送台車と、
少なくとも1個の前記部品箱が載っているトレイを前記自動ラック装置まで搬送させる制御及び前記組立ラインからの要求に基づいて前記自動ラック装置から必要とされるトレイを払い出し前記自動搬送台車で前記第2の場所まで搬送させる制御を一括して行う制御部と、からなることを特徴とする部品搬送設備。 - 前記自動ラック装置は、耐荷重が部位により異なる床に設置され、前記棚は所定の重さまでの物を載せることができる第1棚と、この第1棚よりも軽い物だけを載せることができる第2棚とに区分され、
前記制御部は、前記トレイの重量と、このトレイに載せられる前記部品箱の重量と、前記部品箱に収納されている前記部品の重量とを合計した総重量情報を取得し、この総重量情報に基づいて前記トレイを前記第1棚と前記第2棚とに選択的に投入することを特徴とする請求項1記載の部品搬送設備。 - 第1の場所にある部品を、この部品を収納する部品箱に付属され前記部品の内容を表示する荷札における内容表示の情報に基づいて、前記部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで搬送する部品搬送方法において、
この方法には、複数個の前記部品箱を載せることができるトレイを備えると共に該トレイは電子記憶媒体を付属し、読み書き機構にて前記荷札の情報を読み取ると共にこの情報を前記電子記憶媒体へ書き込む情報読み書き工程を有するとともに、
この方法には更に、前記第1の場所と前記第2の場所の間に配置されて多数の棚を有し前記トレイを前記棚に投入し保管し払い出す自動ラック装置を備えるとともに、制御部にて、少なくとも1個の前記部品箱が載っているトレイを前記自動ラック装置まで搬送させる制御、及び前記組立ラインからの要求に基づいて、前記自動ラック装置から必要とされるトレイを払い出し搬送台車で前記第2の場所まで搬送させる制御を一括して行うことで、第1の場所にある部品をこの部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで到達するまでの間に、前記部品を収納する部品箱が、前記トレーから降ろされずに搬送される搬送工程を有すること
を特徴とする部品搬送方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110723449A (zh) * | 2019-10-28 | 2020-01-24 | 张明 | 一种无托盘运输的智能物流装卸系统 |
JP2022024084A (ja) * | 2016-10-09 | 2022-02-08 | 浙江国自機器人技術股▲ふん▼有限公司 | 在庫品管理システム、運送装置及び運送装置と運送対象物との結合方法 |
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