JP2015054775A - 部品搬送設備及び部品搬送方法 - Google Patents

部品搬送設備及び部品搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015054775A
JP2015054775A JP2013189793A JP2013189793A JP2015054775A JP 2015054775 A JP2015054775 A JP 2015054775A JP 2013189793 A JP2013189793 A JP 2013189793A JP 2013189793 A JP2013189793 A JP 2013189793A JP 2015054775 A JP2015054775 A JP 2015054775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
shelf
component
parts
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013189793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5872512B2 (ja
Inventor
幸太 早川
Kota Hayakawa
幸太 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013189793A priority Critical patent/JP5872512B2/ja
Publication of JP2015054775A publication Critical patent/JP2015054775A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5872512B2 publication Critical patent/JP5872512B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02P90/04
    • Y02P90/10

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

【解決手段】二階の床44が、諸般の事情で局部的に薄くなっている。すなわち、二階の床44は、厚さがT1である部分P1と、このT1より格段に大きな厚さT2、T3である部分P2、3とからなる。部分P2、3に対応する棚を、第1棚63という。また、部分P1に対応する棚を、第2棚64という。床の耐荷重の点から、第2棚64には、重い物は載せられない。一方、第1棚63にはそのような制限がない。制御部で判断し、軽い物を第1棚63に投入し、重い物を第2棚64に投入する。
【効果】耐荷重が小さい部位に第2棚を配置するため、耐荷重が部位により異なる床に自動倉庫(自動ラック装置)を設置することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、組立ラインまで部品を搬送する設備の改良に関する。
組立ラインまで部品を搬送する設備は各種のものが知られている(例えば、特許文献1(図1)参照。)。
特許文献1の図1にて、符号(1)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)は、生産ラインであり、符号(4)はラックセンタであり、符号(6)は通箱であり、符号(8)は部品棚であり、符号(11)は自走搬送台車であり、符号(14)は搬送パレットである。
台車(5)で通箱(6)がラックセンタ(4)まで運ばれる。この通箱(6)は部品棚(8)に投入され、保管される。
必要に応じて通箱(6)内の部品が、部品シュータ(9)により、搬送パレット(14)へ移される。搬送パレット(14)は生産ライン(1)へ搬送される。一方、通箱(6)は空になった時点で部品棚(8)から台車(5)へ戻される。
通箱(6)内の部品は、部品シュータ(9)により、搬送パレット(14)へ移されるが、この移載作業は面倒である。また、複数個の通箱(6)において、通箱(6)における部品の減り方は一様でなく、長期間部品棚(8)に留まる通箱(6)が現れ、ラックセンタ(4)内での通箱(6)の運用が面倒になる。
よって、通箱(6)から搬送パレット(14)へ部品を移載することがないような設備が求められる。
なお、ラックセンタ(4)に好適な、自動倉庫が各種提案されている(例えば、特許文献2(図2)参照。)。
特許文献2の図2に示されるように、ラック(4a)(括弧付き数字は、特許文献2に記載された符号を示す。以下同様)に、複数個の棚(7)が設けられ、複数の物品(11)が投入され、保管され、払い出される。
自動倉庫が、新規に設備される場合は、ラック(4a)に対応した耐荷重が設定され、この耐荷重に適合した床が打たれる。すなわち、床のコンクリートスラブの厚さや、鉄筋の入れ方が決められる。この場合は、任意の自動倉庫が設置可能となる。
一方、自動倉庫が、既存の建物に設置される場合は、種々の制約が課される。既存の組立ラインでは、重い機械は一階に配置し、作業員が手仕事を主として行う作業場は二階又は三階以上に配置される。
自動化の一環として、二階以上に配置されていた作業場に、自動倉庫を設け、作業の自動化を促すことがある。
二階又は三階以上の床は、耐荷重の点で問題がある。対策として、当該床を補強するにしても、補強費用が嵩む。よって、従来は、既存の作業場の床に、自動倉庫を設置することは困難とされた。
しかし、作業の自動化が促される中、補強することなく、二階又は三階以上の床など、耐荷重が部位により異なる床に自動倉庫を設置することができる技術が求められる。
特開2008−15902公報 特開平11−116004号公報
本発明は、通箱から搬送パレットへ部品を移載することがないような設備を提供すると共に、耐荷重が部位により異なる床に自動倉庫を設置することができる設備及び方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、第1の場所にある部品を、この部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで搬送する部品搬送設備において、
前記部品を収納する部品箱と、
この部品箱に付属され部品の内容を表示する荷札と、
複数個の前記部品箱を載せることができるトレイと、
このトレイに付属される電子記憶媒体と、
前記荷札の情報を読み取ると共に情報を前記電子記憶媒体へ書き込む読み書き機構と、
前記第1の場所と前記第2の場所の間に配置されて多数の棚を有し前記トレイを前記棚に投入し保管し払い出す自動ラック装置と、
この自動ラック装置から払い出された前記トレイを載せ、前記第2の場所まで無人で搬送する自動搬送台車と、
少なくとも1個の前記部品箱が載っているトレイを前記自動ラック装置まで搬送させる制御及び前記組立ラインからの要求に基づいて前記自動ラック装置から必要とされるトレイを払い出し前記自動搬送台車で前記第2の場所まで搬送させる制御を一括して行う制御部と、からなることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、自動ラック装置は、耐荷重が部位により異なる床に設置され、棚は所定の重さまでの物を載せることができる第1棚と、この第1棚よりも軽い物だけを載せることができる第2棚とに区分され、
制御部は、トレイの重量と、このトレイに載せられる部品箱の重量と、部品箱に収納されている部品の重量とを合計した総重量情報を取得し、この総重量情報に基づいてトレイを第1棚と第2棚とに選択的に投入することを特徴とする。なお、重さの表記として「質量」が推奨されるが、本書では「重量」で表記する。
請求項3に係る発明は、第1の場所にある部品を、この部品を収納する部品箱に付属され前記部品の内容を表示する荷札における内容表示の情報に基づいて、前記部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで搬送する部品搬送方法において、
この方法には、複数個の前記部品箱を載せることができるトレイを備えると共に該トレイは電子記憶媒体を付属し、読み書き機構にて前記荷札の情報を読み取ると共にこの情報を前記電子記憶媒体へ書き込む情報読み書き工程を有するとともに、
この方法には更に、前記第1の場所と前記第2の場所の間に配置されて多数の棚を有し前記トレイを前記棚に投入し保管し払い出す自動ラック装置を備えるとともに、制御部にて、少なくとも1個の前記部品箱が載っているトレイを前記自動ラック装置まで搬送させる制御、及び前記組立ラインからの要求に基づいて、前記自動ラック装置から必要とされるトレイを払い出し搬送台車で前記第2の場所まで搬送させる制御を一括して行うことで、第1の場所にある部品をこの部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで到達するまでの間に、前記部品を収納する部品箱が、前記トレーから降ろされずに搬送される搬送工程を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、部品は部品箱に収納され、部品箱がトレイに載っている形態で、第1の場所から組立ラインの近傍の第2の場所まで搬送される。すなわち、トレイを単位に第1の場所から第2の場所まで搬送され、この間は部品箱をトレイから下ろすことはなく、部品を部品箱から取り出すこともない。
よって、本発明によれば、通箱から搬送パレットへ部品を移載することがないような部品搬送設備が提供される。
請求項2に係る発明では、制御部は、総重量情報に基づいてトレイを第1棚と第2棚とに選択的に投入する。すなわち、総重量が所定値以下の軽量物だけを第2棚に入れる。耐荷重が小さい部位に第2棚を配置するため、耐荷重が部位により異なる床に自動倉庫(自動ラック装置)を設置することができる。
請求項3に係る発明によれば、第1の場所にある部品をこの部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで到達するまでの間に、部品を収納する部品箱が、トレーから降ろされずに搬送される。
すなわち、トレイを単位に第1の場所から第2の場所まで搬送され、この間は部品箱をトレイから下ろすことはなく、部品を部品箱から取り出すこともない。
よって、本発明によれば、通箱から搬送パレットへ部品を移載することがないような部品搬送方法が提供される。
部品箱の正面図である。 部品箱の断面図である。 トレイの斜視図である。 自動ラック装置の平面図である。 自動搬送台車の平面図である。 自動搬送台車の側面図である。 本発明に係る第1の場所及び自動ラック装置を示す部品搬送設備の部分平面図である。 本発明に係る第2の場所及び組立ラインを示す部品搬送設備の部分平面図である。 図7の9−9線断面図である。 本発明に係る制御部の作用を説明するフロー図である。 本発明に係る制御部の作用を説明する別のフロー図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、部品箱10は、脚11を備える底12と、この底12の周囲から上に延びる壁13と、壁13の上端に形成したフランジ部14とからなる、上部開放型箱体である。壁13の外面に内容物の品名、個数、重量などが記載されている荷札15が添付される。
図2に示すように、部品箱10に、部品16が収納されている。脚11、11の外面同士の距離wは、壁13、13の内面同士の距離Wより小さい。脚11、11を開口部に嵌めることで、部品箱10を複数個段積みすることができる。部品16は、エンジン構成部品など車両構成部品が想定される。
図3に示すように、トレイ20は矩形の板体であり、例えば、2個の部品箱10、10を並べて載せることができる。トレイ20の隅に板21が立っており、この板21に電子記憶媒体22が取付けられている。
バーコードリーダに代表されるハンドツール24で部品箱10に付された荷札15を読み取る。部品箱10が複数個である場合は複数回読み込む。その後、ハンドツール24を電子記憶媒体22にかざし、品名、個数、重量などの情報を電子記憶媒体22に記憶させる。
図4に示すように、自動ラック装置30は、ラック31、32と、これらのラック31、32の間に設けられる移載機構34とからなる。移載機構34は、例えば、レール35、35上を走る移動台36と、この移動台36に取付けられるロボット37と、ロボットアーム38に取付けられたフォーク部材39とからなる。
第2コンベア56で運ばれてきたトレイ20を、フォーク部材39ですくい上げる。次に、移動台36をレール35、35に沿って走らせる。次に、想像線で示すように、ロボット37が旋回し、ラック31又は32の所定場所に、トレイ20を載せる(投入する)。
一連の動作中、トレイ20には部品箱10、10が載ったままである。
図5に示すように、自動搬送台車40は、警告灯41を有する牽引車42と、この牽引車42で牽引される被牽引台車43とからなる。
図6に示すように、床44に磁気テープ又は光学テープに代表される台車ガイド45が埋設されている。牽引車42に台車ガイド45を磁気的又は光学的に検知する検知部46が設けられる。牽引車42は、警告灯41を発光させ、ブザーなどの警告音を発しながら、台車ガイド45に沿って自走する。このような牽引車42で、トレイ20が載っている被牽引台車43で牽引される。
以上に述べた諸要素を統合してなる部品搬送設備の全体構成を、図7及び図8で説明する。
図7に示すように、部品搬送設備50において、第1の場所51にてトラック52から部品箱10が下ろされる。部品箱10にはトラック52に積み込む段階で既に部品(図2、符号16)が収納されている。
第1の場所51から第1コンベア53が昇降機54まで延びており、第1コンベア53に空のトレイ20が載っている。このトレイ20に、人手又は機械で部品箱10が載せられる。第1の場所51に、ハンドツール24を含む読み書き機構55が備えられている。図3で説明した手順で荷札15の情報を読み取ると共に情報を電子記憶媒体22へ書き込む。
書き込みが終了したトレイ20は第1コンベア53で昇降機54に送られ、昇降機54で他の階(この例では二階)で送られる。二階には第2コンベア56が敷設されており、この第2コンベア56でトレイ20が水平搬送される。トレイ20は、移載機構34でラック31、32の何れかの棚に投入され、そこで保管される。
また、自動ラック装置30に沿って台車ガイド45が敷設され、この台車ガイド45に被牽引台車43が誘導される。制御部58による制御に基づいて、移載機構34で払い出されたトレイ20を被牽引台車43へ載せる。なお、自動ラック装置30における、トレイ20の投入、保管、払い出しは制御部58で一括して制御するが、この制御の具体例は後述する。
図8に示すように、組立ライン60の近傍にある第2の場所61まで自動運搬台車40でトレイ20が運搬され、第2の場所61で部品箱10、10だけが下ろされる。トレイ20は被牽引台車43に載ったままである。組立ライン60は車両組立ラインやエンジン組立ラインが想定される。
図7に示すように、空のトレイ20は自動運搬台車40で第2コンベア56の近傍まで運ばれ、そこで被牽引台車43から第2コンベア56に移される。空のトレイ20は第2コンベア56により昇降機54まで運ばれ、昇降機54で二階から一階へ移され、第1コンベア53に移される。
すなわち、本発明の部品搬送設備50は、図7に示す部品箱10と、この部品箱10に付属され部品の内容を表示する荷札(図1、符号15)と、複数個の部品箱10を載せることができるトレイ20と、このトレイ20に付属される電子記憶媒体(図3、符号22)と、荷札の情報を読み取ると共に情報を電子記憶媒体へ書き込む読み書き機構55と、第1の場所51と第2の場所(図8、符号61)の間に配置されて多数の棚を有しトレイ20を棚に投入し保管し払い出す自動ラック装置30と、この自動ラック装置30から払い出されたトレイ20を載せ、第2の場所まで無人で搬送する自動搬送台車40と、少なくとも1個の部品箱10が載っているトレイ20を自動ラック装置30まで搬送させる制御及び組立ライン(図8、符号60)からの要求に基づいて自動ラック装置30から必要とされるトレイ20を払い出し自動搬送台車40で第2の場所まで搬送させる制御を一括して行う制御部58とからなる。
トレイ20を単位に第1の場所51から第2の場所まで搬送され、この間は部品箱10をトレイ20から下ろすことはなく、部品を部品箱10から取り出すこともない。
よって、本発明によれば、通箱(部品箱10)から搬送パレット(トレイ20)へ部品を移載する必要が無い。
図9は図7の9−9線断面図であり、二階の床44が、諸般の事情で局部的に薄くなっている。すなわち、二階の床44は、厚さがT1である部分P1と、このT1より格段に大きな厚さT2、T3である部分P2、3とからなる。
部分P2、3に対応する棚を、第1棚63という。また、部分P1に対応する棚を、第2棚64という。床の耐荷重の点から、第2棚64には、重い物は載せられない。一方、第1棚63には比較的重い物が載せられる。
第2棚64は、必要であれば、第2棚64−11、この第2棚64−11の上の第2棚64−12、第2棚64−11の隣の第1棚64−21、この第2棚64−21の上の第2棚64−22と、符号を増やして区別する。
このような制限条件がある自動ラック装置30に対応させる制御の一例を図10で説明する。
図10に示すように、先ず、制御部に、第2棚の一つ当たりの許容重量Wb(例えば第1棚の許容重量Waの40%)を読み込ませる(ST01)。
制御部は、電子記憶媒体(図3、符号22)からトレイの重量Tw、部品箱の重量(トレイ当たりの合計重量)Bw及び部品の重量(トレイ当たりの合計重量)Pwを取得し、(Tw+Bw+Pw)の演算により、総重量Wtを取得する(ST02)。
制御部で、総重量Wtが許容重量Wb以下であるか否かを調べる(ST03)。
許容重量Wb以下であれば、第2棚に空きがあるか否かを調べ(ST04)、空きがあれば該当トレイを第2棚に投入する(ST05)。
また、ST03で総重量Wtが許容重量Wb(第1棚の許容重量Waの40%以下、例えば40kgw)を超えていると判断したときには、第1棚に空きがあることを確認し(ST06)、空きがあれば該当トレイを第1棚に投入する。ST06で、第1棚に空きがないときには、一定時間待機し(ST07)、第1棚が空くまで待ち、空いたらST08を実行する。
ST04で、トレイを第2棚へ投入したいが空きがないと判断したときには、暫定処置の一環として第1棚に空きがあることを確認し(ST09)、空きがあれば該当トレイを第1棚に仮投入する(ST10)。この処置により、移載機構を次の用途に供することができ、移載機構の稼働率を高めることができる。
なお、ST10は暫定処置であるため、次の処置を講じる方がよい。すなわち、ST12で第2棚に空きがでたか否かを調べ、空きがないときには、一定時間待機し(ST13)、第2棚が空くまで待ち、空いたら該当トレイを第1棚から第2棚へ移動する(ST14)。
ST15でラック作業を継続するか否かを調べる。作業を継続する場合は、ST02〜ST15を反復させる。
以上により、軽負荷用の第2棚の満室率を高め、第1棚の空室率を高めることができる。第2棚の満室率を高めることで、耐荷重が部位により異なる床に設置された自動ラック装置30であっても、自動ラック装置30を十分に活用することができる。
また、第1棚には、軽いトレイと重いトレイの両方が投入できる。このような第1棚を空き勝手にすることにより、移動機構の待機時間を減らし、自動ラック装置30の保管性能を高めることができる。
また、第1棚の並べ方には言及しなかったが、比較的大きな厚さT2、T3である部分P2、P3において、該当トレイを置く場合に、P2の中でもP1に遠い箇所およびP3の中でもP1に遠い箇所で出庫側に近い所に先ず比較的重いトレイを、P2の中でもP1に近い箇所およびP3の中でもP1に近い箇所には比較的軽いトレイを置くような制御をしている。そうすることにより移動機構の待機時間を減らすことができる。
次に、自動ラック装置30に対応させる制御の別の一例を図11で説明する。
図11に示すように、先ず、制御部に、第2棚の許容重量Wb及び単位面積当たりの許容重量Wcを読み込ませる(ST21)。
制御部は、電子記憶媒体(図3、符号22)からトレイの重量Tw、部品箱の重量(トレイ当たりの合計重量)Bw及び部品の重量(トレイ当たりの合計重量)Pwを取得し、(Tw+Bw+Pw)の演算により、総重量Wtを取得する(ST22)。
制御部で、総重量Wtが許容重量Wb以下であるか否かを調べる(ST23)。
許容重量Wb以下であれば、第2棚に空きがあるか否かを調べ(ST24)、制御部で空きがある第2棚のトレイの総重量Wtの縦一列の小計W1(W1=W11+W12)やW2(W2=W21+W22)の情報を取得する。もちろん空いている第2棚はWt=0で計算する(ST25)。W11は図9に示す第2棚64−11に対応する。同様に、W12、W21、W22は図9に示す第2棚64−12、64−21、64−22にそれぞれ対応する。
ST22で取得した当該トレイの総重量Wtと、W1又はW2を合計した重量が、単位面積当たりの許容重量Wc(例えば(第2棚の許容重量Wb)×(第2棚の階数)の60%、例えば48kgw)以下であるか否かを調べる(ST26)。単位面積当たりの許容重量Wc以下であれば、該当トレイをその空いている第2棚に投入する(ST27)。
また、ST23で総重量Wtが許容重量Wb(第1棚の許容重量Waの40%以下、例えば40kgw)を超えていると判断したときには、第1棚に空きがあることを確認し(ST28)、空きがあれば該当トレイを第1棚に投入する。ST28で、第1棚に空きがないときには、一定時間待機し(ST29)、第1棚が空くまで待ち、空いたらST30を実行する。
ST24で、トレイを第2棚へ投入したいが空きがないと判断したときには、暫定処置の一環として第1棚に空きがあることを確認し(ST31)、空きがあれば該当トレイを第1棚に投入する(ST30)。そして、一定時間待機する(ST32)。
ST26で、荷重条件がクリアできないときには、第1棚に空きがあることを確認し(ST33)、空きがあれば該当トレイを第1棚に投入する(ST34)。ST33で、第1棚に空きがないときには、一定時間待機する(ST35)。
ST36でラック作業を継続するか否かを調べる。作業を継続する場合は、ST22〜ST36を反復させる。
尚、移載機構34は、ロボットは単なる一例に過ぎず、トレイを三次元的に移動させる機構であれば、構造、種類は任意である。
また、自動搬送台車40は、牽引車と被牽引車が一体化された車両でもよい。
本発明は、エンジン組立ラインや車両組立ラインに好適である。
10…部品箱、15…荷札、16…部品、20…トレイ、22…男子記憶媒体、30…自動ラック装置、31、32…ラック、40…自動搬送台車、42…牽引車、43…被牽引台車、44…床、50…部品搬送設備、51…第1の場所、55…読み書き機構、58…制御部、60…組立ライン、61…第2の場所、63…第1棚、64…第2棚。

Claims (3)

  1. 第1の場所にある部品を、この部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで搬送する部品搬送設備において、
    前記部品を収納する部品箱と、
    この部品箱に付属され部品の内容を表示する荷札と、
    複数個の前記部品箱を載せることができるトレイと、
    このトレイに付属される電子記憶媒体と、
    前記荷札の情報を読み取ると共に情報を前記電子記憶媒体へ書き込む読み書き機構と、
    前記第1の場所と前記第2の場所の間に配置されて多数の棚を有し前記トレイを前記棚に投入し保管し払い出す自動ラック装置と、
    この自動ラック装置から払い出された前記トレイを載せ、前記第2の場所まで無人で搬送する自動搬送台車と、
    少なくとも1個の前記部品箱が載っているトレイを前記自動ラック装置まで搬送させる制御及び前記組立ラインからの要求に基づいて前記自動ラック装置から必要とされるトレイを払い出し前記自動搬送台車で前記第2の場所まで搬送させる制御を一括して行う制御部と、からなることを特徴とする部品搬送設備。
  2. 前記自動ラック装置は、耐荷重が部位により異なる床に設置され、前記棚は所定の重さまでの物を載せることができる第1棚と、この第1棚よりも軽い物だけを載せることができる第2棚とに区分され、
    前記制御部は、前記トレイの重量と、このトレイに載せられる前記部品箱の重量と、前記部品箱に収納されている前記部品の重量とを合計した総重量情報を取得し、この総重量情報に基づいて前記トレイを前記第1棚と前記第2棚とに選択的に投入することを特徴とする請求項1記載の部品搬送設備。
  3. 第1の場所にある部品を、この部品を収納する部品箱に付属され前記部品の内容を表示する荷札における内容表示の情報に基づいて、前記部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで搬送する部品搬送方法において、
    この方法には、複数個の前記部品箱を載せることができるトレイを備えると共に該トレイは電子記憶媒体を付属し、読み書き機構にて前記荷札の情報を読み取ると共にこの情報を前記電子記憶媒体へ書き込む情報読み書き工程を有するとともに、
    この方法には更に、前記第1の場所と前記第2の場所の間に配置されて多数の棚を有し前記トレイを前記棚に投入し保管し払い出す自動ラック装置を備えるとともに、制御部にて、少なくとも1個の前記部品箱が載っているトレイを前記自動ラック装置まで搬送させる制御、及び前記組立ラインからの要求に基づいて、前記自動ラック装置から必要とされるトレイを払い出し搬送台車で前記第2の場所まで搬送させる制御を一括して行うことで、第1の場所にある部品をこの部品の組立て作業が実施される組立ラインの近傍の第2の場所まで到達するまでの間に、前記部品を収納する部品箱が、前記トレーから降ろされずに搬送される搬送工程を有すること
    を特徴とする部品搬送方法。
JP2013189793A 2013-09-12 2013-09-12 部品搬送設備及び部品搬送方法 Active JP5872512B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013189793A JP5872512B2 (ja) 2013-09-12 2013-09-12 部品搬送設備及び部品搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013189793A JP5872512B2 (ja) 2013-09-12 2013-09-12 部品搬送設備及び部品搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015054775A true JP2015054775A (ja) 2015-03-23
JP5872512B2 JP5872512B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=52819421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013189793A Active JP5872512B2 (ja) 2013-09-12 2013-09-12 部品搬送設備及び部品搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5872512B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110723449A (zh) * 2019-10-28 2020-01-24 张明 一种无托盘运输的智能物流装卸系统
JP2022024084A (ja) * 2016-10-09 2022-02-08 浙江国自機器人技術股▲ふん▼有限公司 在庫品管理システム、運送装置及び運送装置と運送対象物との結合方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002053210A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Taisei Corp 免震倉庫における格納物の入出庫制御方法
JP2006001335A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Asyst Shinko Inc 無人搬送車および搬送システム
JP2008015902A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Honda Motor Co Ltd 生産ラインへの部品供給システム
JP2011057324A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Kongo Co Ltd 電動移動棚装置の安全装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002053210A (ja) * 2000-08-09 2002-02-19 Taisei Corp 免震倉庫における格納物の入出庫制御方法
JP2006001335A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Asyst Shinko Inc 無人搬送車および搬送システム
JP2008015902A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Honda Motor Co Ltd 生産ラインへの部品供給システム
JP2011057324A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Kongo Co Ltd 電動移動棚装置の安全装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022024084A (ja) * 2016-10-09 2022-02-08 浙江国自機器人技術股▲ふん▼有限公司 在庫品管理システム、運送装置及び運送装置と運送対象物との結合方法
CN110723449A (zh) * 2019-10-28 2020-01-24 张明 一种无托盘运输的智能物流装卸系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5872512B2 (ja) 2016-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102434765B1 (ko) 운반 장치를 위한 제어기 및 방법
US10954065B2 (en) Method and system for delivering items in delivery containers
US8186932B2 (en) System and method for storing products in a storage rack
JP6048686B2 (ja) 一時保管装置と搬送システム及び一時保管方法
TW201825366A (zh) 自動化貨箱儲存系統及處理被建構成托板化負荷以在儲存設施往返運送的貨箱之方法
WO2006114969A9 (ja) 積付情報作成装置、これを用いる積付情報作成方法、輸送容器への搬送物搬入方法、流通管理システム、並びにそれらに用いるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びプログラム
CN111754014B (zh) 拣选工作站出库任务的控制方法、存储介质及电子设备
TWI503268B (zh) Trolley system and pallet truck system control method
WO2020082812A1 (zh) 高密度智能仓储系统及仓储装卸方法
CN104822888A (zh) 集成供应链建筑物
JP5748107B2 (ja) 物品仕分設備の物品入出庫方法
JP5872512B2 (ja) 部品搬送設備及び部品搬送方法
KR101884232B1 (ko) 자율주행대차 및 대차승강시스템을 구비하는 물류시스템
JPH11116006A (ja) 自動倉庫システム
JPS6371003A (ja) 物品仕分け設備
CN108569501B (zh) 收发货系统及收发货系统的控制方法
JP2013086923A (ja) ストアシステム
KR20120085710A (ko) 컨테이너 시스템 및 선박용 물류 시스템
CN112543946A (zh) 在两个仓储区域之间的货物转移改善的仓储和分拣系统及分拣方法
JP5196223B2 (ja) 物品処理システム
JP7416003B2 (ja) 自動倉庫システム、自動倉庫システムにおける物品の載置位置の位置ずれ修正方法、及びコンピュータプログラム
JPH06227611A (ja) 立体倉庫
JP2009051622A (ja) 成品の入出庫方法
KR102496310B1 (ko) 자동 창고 시스템
KR102412360B1 (ko) 스마트 픽킹 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5872512

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150