JP2015053443A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】SRAMの配線間容量を低減させることが可能な半導体装置を提供すること。
【解決手段】一実施の形態によれば、半導体装置1は、記憶ノードN1,N2を構成する配線AL1,AL2がそれ以外の配線が設けられたM1層よりも下位のM0層に設けられているメモリセルMC、を複数有するSRAM10、を備える。それにより、半導体装置1は、M1層以上の配線層に設けられた配線間の容量を低減させることができる。その結果、半導体装置1は、例えば、SRAM10の回路規模を小さくすること等ができる。

【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置に関し、例えば配線間容量の低減に適した半導体装置に関する。
特許文献1には、CMOS型のSRAMに設けられたメモリセルの構成が開示されている。
このメモリセルは、6個のMOSトランジスタにより構成されている。具体的には、このメモリセルは、PMOS負荷トランジスタTP1,TP2と、NMOS駆動トランジスタTN1,TN2と、NMOSアクセストランジスタTN3,TN4と、を有する。PMOS負荷トランジスタTP1及びNMOS駆動トランジスタTN1により第1インバータが構成される。PMOS負荷トランジスタTP2及びNMOS駆動トランジスタTN2により第2インバータが構成される。第1インバータの出力は第2インバータの入力に供給され、第2インバータの出力は第1インバータの入力に供給されている。それにより、データの記憶が可能となる。また、NMOSアクセストランジスタTN3は、第1インバータの出力と一対のビット線対の一方BLとの間に設けられ、ワード線WLの電位に応じてオンオフが制御される。NMOSアクセストランジスタTN4は、第2インバータの出力と一対のブット線対の他方/BLとの間に設けられ、ワード線WLの電位に応じてオンオフが制御される。それにより、メモリセルに記憶されたデータが読み出されたり、メモリセルにデータが書き込まれたりする。
その他、特許文献2には、SRAMとDRAMとを混載した半導体装置が開示されている。
特開2003−115551号公報 特開2008−117864号公報
関連技術では、SRAMの微細化及び高集積化に伴って配線間隔が狭くなってしまい、配線間容量が増大してしまうという問題があった。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、記憶ノードを構成する第1配線が当該第1配線とは別の第2配線が設けられた第2配線層よりも下位の第1配線層に設けられているメモリセル、を複数有するSRAM、を備える。
前記一実施の形態によれば、SRAMの配線間容量を低減させることが可能な半導体装置を提供することができる。
実施の形態1にかかる半導体装置に搭載されたSRAMに設けられたメモリセルの構成例を示す回路図である。 実施の形態1にかかる半導体装置に搭載されたSRAMに設けられたメモリセルの拡散層からM1層までのレイアウト構成例を示す平面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置に搭載されたSRAMに設けられたメモリセルのM1層及びビアのレイアウト構成例を示す平面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置に搭載されたSRAMに設けられたメモリセルのM0層のレイアウト構成例を示す平面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置に搭載されたSRAMに設けられたメモリセルの拡散層からM1層までのレイアウト構成例を模式的に示す断面図である。 実施の形態1に至る前の構想に係るメモリセルの拡散層からM1層までのレイアウト構成例を示す平面図である。 実施の形態1に至る前の構想に係るメモリセルのM1層及びビアのレイアウト構成例を示す平面図である。 実施の形態1に至る前の構想に係るメモリセルの拡散層からM1層までのレイアウト構成を模式的に示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置のレイアウト構成を模式的に示す断面図である。 DRAMに設けられたメモリセルの構成例を示す回路図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1にかかる半導体装置1に搭載されたSRAM10に設けられたメモリセルMCの構成例を示す回路図である。なお、SRAM10では、複数のメモリセルMCが行列状に配置されており、アドレスによって指定されたメモリセルMCに記憶されたデータが読み出されたり、アドレスによって指定されたメモリセルMCにデータが書き込まれたりする。
メモリセルMCは、6個のMOSトランジスタにより構成されている。具体的には、メモリセルMCは、PMOS負荷トランジスタ(第1PMOSトランジスタ)MP1と、PMOS負荷トランジスタ(第2PMOSトランジスタ)MP2と、NMOS駆動トランジスタ(第1NMOSトランジスタ)MN1と、NMOS駆動トランジスタ(第2NMOSトランジスタ)MN2と、NMOSアクセストランジスタ(第3NMOSトランジスタ)MN3と、NMOSアクセストランジスタ(第4NMOSトランジスタ)MN4と、を有する。
PMOS負荷トランジスタMP1及びNMOS駆動トランジスタMN1により第1インバータが構成されている。PMOS負荷トランジスタMP2及びNMOS駆動トランジスタMN2により第2インバータが構成されている。第1インバータの出力は第2インバータの入力に供給され、第2インバータの出力は第1インバータの入力に供給されている。即ち、第1及び第2インバータは、ループ状に接続されている。それにより、データの記憶が可能となる。
より具体的には、PMOS負荷トランジスタMP1では、ソースが電源電圧VDDの供給される電源線(以下、電源線VDDと称す)に接続され、ドレインが記憶ノードN1に接続され、ゲートが記憶ノードN2に接続されている。NMOS駆動トランジスタMN1では、ソースが接地電圧VSSの供給されるグランド線(以下、グランド線VSSと称す)に接続され、ドレインが記憶ノードN1に接続され、ゲートが記憶ノードN2に接続されている。PMOS負荷トランジスタMP2では、ソースが電源線VDDに接続され、ドレインが記憶ノードN2に接続され、ゲートが記憶ノードN1に接続されている。NMOS駆動トランジスタMN2では、ソースがグランド線VSSに接続され、ドレインが記憶ノードN2に接続され、ゲートが記憶ノードN1に接続されている。
また、NMOSアクセストランジスタMN3は、記憶ノードN1とビット線対BL,/BLの一方BLとの間に設けられ、ワード線WLの電位に応じてオンオフが制御される。NMOSアクセストランジスタMN4は、記憶ノードN2とビット線対BL,/BLの他方/BLとの間に設けられ、ワード線WLの電位に応じてオンオフが制御される。それにより、メモリセルMCに記憶されたデータが読み出されたり、メモリセルMCにデータが書き込まれたりする。
図2は、図1に示すメモリセルMCの拡散層からM1層までのレイアウト構成例を示す平面図である。なお、メモリセルMCは、図中の一点鎖線で囲まれた領域によって形成されている。そして、例えば、このような形状の複数のメモリセルMCが、それぞれ隣接するメモリセルMCとの間でミラー反転の関係となるようにして行列状に配置されている。
図2に示すように、n型拡散層DN1上には、ポリシリコン配線PL1が設けられている。それにより、ポリシリコン配線PL1をゲート、n型拡散層DN1のうちポリシリコン配線PL1を挟む2つのn型拡散領域をドレイン及びソース、とするNMOS駆動トランジスタMN1が形成されている(紙面の左上)。
また、n型拡散層DN1上には、ポリシリコン配線PL3が設けられている。それにより、ポリシリコン配線PL3をゲート、n型拡散層DN1のうちポリシリコン配線PL3を挟む2つのn型拡散領域をドレイン及びソース、とするNMOSアクセストランジスタMN3が形成されている(紙面の左下)。なお、NMOS駆動トランジスタMN1及びNMOSアクセストランジスタMN3のそれぞれのドレインは、共通のn型拡散領域(第1拡散領域)により形成されている。
また、n型拡散層DN2上には、ポリシリコン配線PL2が設けられている。それにより、ポリシリコン配線PL2をゲート、n型拡散層DN2のうちポリシリコン配線PL2を挟む2つのn型拡散領域をドレイン及びソース、とするNMOS駆動トランジスタMN2が形成されている(紙面の右下)。
また、n型拡散層DN2上には、ポリシリコン配線PL4が設けられている。それにより、ポリシリコン配線PL4をゲート、n型拡散層DN2のうちポリシリコン配線PL4を挟む2つのn型拡散領域をドレイン及びソース、とするNMOSアクセストランジスタMN4が形成されている(紙面の右上)。なお、NMOS駆動トランジスタMN2及びNMOSアクセストランジスタMN4のそれぞれのドレインは、共通のn型拡散領域(第3拡散領域)により形成されている。
また、p型拡散層DP1上には、ポリシリコン配線PL1が延在して設けられている。それにより、ポリシリコン配線PL1をゲート、p型拡散層DP1のうちポリシリコン配線PL1を挟む2つのp型拡散領域をドレイン及びソース、とするPMOS負荷トランジスタMP1が形成されている(紙面の中央上)。ここで、PMOS負荷トランジスタMP1及びNMOS駆動トランジスタMN1のそれぞれのゲートは、ポリシリコン配線PL1を介して接続されている。
また、p型拡散層DP2上には、ポリシリコン配線PL2が延在して設けられている。それにより、ポリシリコン配線PL2をゲート、p型拡散層DP2のうちポリシリコン配線PL2を挟む2つのp型拡散領域をドレイン及びソース、とするPMOS負荷トランジスタMP2が形成されている(紙面の中央下)。ここで、PMOS負荷トランジスタMP2及びNMOS駆動トランジスタMN2のそれぞれのゲートは、ポリシリコン配線PL2を介して接続されている。
また、NMOS駆動トランジスタMN1及びNMOSアクセストランジスタMN3のそれぞれのドレインを共通に形成するn型拡散領域(第1拡散領域)上には、コンタクト(第1コンタクト)C1が設けられている。PMOS負荷トランジスタMP1のドレインを形成するp型拡散領域(第2拡散領域)上には、コンタクト(第2コンタクト)C2が設けられている。そして、コンタクトC1,C2は、M0層(第1配線層)に設けられた配線(第1配線)AL1を介して接続されている。つまり、PMOS負荷トランジスタMP1及びNMOS駆動トランジスタMN1のそれぞれのドレインは、M0層に設けられた配線AL1を介して接続されている。なお、配線AL1は、記憶ノードN1に相当する。また、M0層は、ワード線WL、ビット線BL,/BL、電源線VDD、グランド線VSS等(第2配線)が設けられたM1層以上の配線層(第2配線層)よりも下位の配線層である。
なお、コンタクトC2は、ポリシリコン配線PL2にも接続されている。つまり、PMOS負荷トランジスタMP1及びNMOS駆動トランジスタMN1のそれぞれのドレインと、PMOS負荷トランジスタMP2及びNMOS駆動トランジスタMN2のそれぞれのゲートとは、コンタクトC2を介して接続されている。
また、NMOS駆動トランジスタMN2及びNMOSアクセストランジスタMN4のそれぞれのドレインを共通に形成するn型拡散領域(第3拡散領域)上には、コンタクト(第3コンタクト)C3が設けられている。PMOS負荷トランジスタMP2のドレインを形成するp型拡散領域(第4拡散領域)上には、コンタクト(第4コンタクト)C4が設けられている。そして、コンタクトC3,C4は、M0層(第1配線層)に設けられた配線(第1配線)AL2を介して接続されている。つまり、PMOS負荷トランジスタMP2及びNMOS駆動トランジスタMN2のそれぞれのドレインは、M0層に設けられた配線AL2を介して接続されている。なお、配線AL2は、記憶ノードN2に相当する。
なお、コンタクトC4は、ポリシリコン配線PL1にも接続されている。つまり、PMOS負荷トランジスタMP2及びNMOS駆動トランジスタMN2のそれぞれのドレインと、PMOS負荷トランジスタMP1及びNMOS駆動トランジスタMN1のそれぞれのゲートとは、コンタクトC4を介して接続されている。
その他、NMOS駆動トランジスタMN1のソースは、コンタクトC5を介して、M1層(M0層より上位の配線層)に設けられたグランド線VSS(又はその中継配線)に接続されている。同じく、NMOS駆動トランジスタMN2のソースは、コンタクトC6を介して、M1層に設けられたグランド線VSS(又はその中継配線)に接続されている。NMOSアクセストランジスタMN3のソースは、コンタクトC7を介して、M1層に設けられたビット線BL(又はその中継配線)に接続されている。また、NMOSアクセストランジスタMN3のゲートは、コンタクトC8を介して、M1層に設けられたワード線WL(又はその中継配線)に接続されている。同じく、NMOSアクセストランジスタMN4のソースは、コンタクトC9を介して、M1層に設けられたビット線/BL(又はその中継配線)に接続されている。また、NMOSアクセストランジスタMN4のゲートは、コンタクトC10を介して、M1層に設けられたワード線WL(又はその中継配線)に接続されている。PMOS負荷トランジスタMP1のソースは、コンタクトC11を介して、M1層に設けられた電源線VDD(又はその中継配線)に接続されている。PMOS負荷トランジスタMP2のソースは、コンタクトC12を介して、M1層に設けられた電源線VDD(又はその中継配線)に接続されている。
図3Aは、図1に示すメモリセルMCのM1層及びビアのレイアウト構成例を示す平面図である。図3Bは、図1に示すメモリセルMCのM0層のレイアウト構成例を示す平面図である。
図3Aに示すように、M1層には、ワード線WL、ビット線BL,/BL、電源線VDD、グランド線VSS又はそれらの中継配線が設けられている。そして、これらの配線は、ビアV5〜V12の何れかを介して、さらに上位の配線層に設けられた配線と接続されている。それに対し、M0層には、図3Bに示すように、配線AL1,AL2のみが設けられている。
図3A及び図3Bに示すように、M1層以上の配線層ではなくM1層よりも下位のM0層に配線AL1,AL2が設けられることにより、M1層以上の配線層に設けられた配線の混雑度が緩和される。即ち、M1層以上の配線層に設けられた配線の間隔が広くなる。それにより、M1層以上の配線層の配線間容量は低減される。その結果、例えば、配線間容量の影響によるSRAM10の誤動作を防ぐことができる。また、設計ルールを満たす範囲内で配線間隔を狭くすることが可能となるため、メモリセルMCの回路規模を小さくすることができる。即ち、SRAM10の微細化及び高集積化を実現することができる。
図4は、図1に示すメモリセルMCの拡散層からM1層までのレイアウト構成を模式的に示す断面図である。ここで、図4は、図2のA−A’断面図に相当する。
図4に示すように、2つのn型拡散領域とポリシリコン配線とによってNMOS駆動トランジスタMN1が形成されている。また、2つのn型拡散領域とポリシリコン配線とによってNMOSアクセストランジスタMN3が形成されている。そして、NMOS駆動トランジスタMN1及びNMOSアクセストランジスタMN3のそれぞれのドレインを共通に形成するn型拡散領域(第1拡散領域)は、当該n型拡散領域からM0層にまで延びるコンタクトC1を介して、M0層に設けられた配線AL1に接続されている。一方、NMOS駆動トランジスタMN1のソースを形成するn型拡散領域は、当該n型拡散領域からM1層にまで延びるコンタクトC5を介して、M1層に設けられたグランド線VSSに接続されている。また、NMOSアクセストランジスタMN3のソースを形成するn型拡散領域は、当該n型拡散領域からM1層にまで延びるコンタクトC7を介して、M1層に設けられたビット線BLに接続されている。
図4を見ても分かるように、M0層に配線AL1,AL2が設けられることにより、M1層の配線の混雑度が緩和されている(即ち、M1層に設けられた配線の間隔が広くなっている)。それにより、M1層の配線間容量は低減される。
さらに、M0層に設けられた配線AL1は、M1層以上の配線層に設けられた配線と接続されていない。つまり、配線AL1上にはM1層にまで延びるコンタクトは形成されていない。それにより、拡散層からM1層にまで延びるコンタクトの数が少なくなりコンタクト間隔が広くなるため、コンタクト間の容量は低減される。
(実施の形態1に至る前の構想に係るメモリセルMCx)
次に、メモリセルMCとの比較のため、本実施の形態に至る前に発明者が検討したメモリセルMCxについて説明する。図5は、メモリセルMCxの拡散層からM1層までのレイアウト構成例を示す平面図である。
なお、メモリセルMCxにおける電源線VDDx、グランド線VSSx、ワード線WLx、ビット線BLx,/BLx、トランジスタMN1x〜MN4x,MP1x,MP2x、n型拡散層DN1x,DN2x、p型拡散層DP1x,DP2x、配線AL1x,AL2x、ポリシリコン配線PL1x〜PL4x、ビアV5x〜V12x、コンタクトC1x〜C12xは、それぞれ、メモリセルMCにおける電源線VDD、グランド線VSS、ワード線WL、ビット線BL,/BL、トランジスタMN1〜MN4,MP1,MP2、n型拡散層DN1,DN2、p型拡散層DP1,DP2、配線AL1,AL2、ポリシリコン配線PL1〜PL4、ビアV5〜V12、コンタクトC1〜C12に対応する。
ここで、メモリセルMCxでは、メモリセルMCの場合と異なり、配線AL1,AL2に対応する配線AL1x,AL2xがM0層ではなくM1層に設けられている。メモリセルMCxのその他の構成については、メモリセルMCの場合と同様であるため、その説明を省略する。
図6は、メモリセルMCxのM1層及びビアのレイアウト構成例を示す平面図である。図6に示すように、M1層には、ワード線WLx、ビット線BLx,/BLx、電源線VDDx、グランド線VSSx又はそれらの中継配線、及び、配線AL1x,AL2xが設けられている。そして、配線AL1x,AL2x以外の配線は、ビアV5x〜V12xの何れかを介して、さらに上位の配線層に設けられた配線と接続されている。
図6に示すように、メモリセルMCxでは、配線AL1x,AL2xが他の配線とともにM1層に設けられている。そのため、M1層に設けられた配線は混雑してしまう。即ち、M1層に設けられた配線の間隔は狭くなってしまう。それにより、M1層の配線間容量は大きくなってしまう。また、設計ルールを満たすように配線間隔を広くとる必要があるため、メモリセルMCxの回路規模は増大してしまう。
図7は、メモリセルMCxの拡散層からM1層までのレイアウト構成を模式的に示す断面図である。ここで、図7は、図5のB−B’断面図に相当する。
図7に示すように、NMOS駆動トランジスタMN1x及びNMOSアクセストランジスタMN3xのそれぞれのドレインを共通に形成するn型拡散領域は、当該n型拡散領域からM1層にまで延びるコンタクトC1xを介して、M1層に設けられた配線AL1xに接続されている。図7に示すメモリセルMCxのその他のレイアウト構成については、図4に示すメモリセルMCの場合と同様であるため、その説明を省略する。
図7に示すように、配線AL1xがM1層に設けられた結果、拡散層からM1層にまで延びるコンタクトの数が多くなりコンタクト間隔が狭くなるため、コンタクト間の容量は大きくなってしまう。
それに対し、本実施の形態にかかるメモリセルMCでは、M1層よりも下位のM0層に配線AL1,AL2が設けられている。それにより、M1層以上の配線層に設けられた配線の混雑度が緩和されるため、M1層以上の配線層の配線間容量は低減される。さらに、拡散層からM1層以上の配線層にまで延びるコンタクトの数が少なくなるため、コンタクト間容量も低減される。
このように、本実施の形態にかかる半導体装置1に搭載されたSRAM10に設けられたメモリセルMCでは、記憶ノードN1,N2を構成する配線層AL1,AL2が、それ以外の配線が設けられた配線層(M1層以上の配線層)よりも下位の配線層(M0層)に設けられている。それにより、M1層以上の配線層の配線混雑が緩和されるため、M1層以上の配線層の配線間容量が低減される。さらに、拡散層からM1層以上の配線層にまで延びるコンタクトの数が少なくなるため、コンタクト間容量も低減される。その結果、本実施の形態にかかる半導体装置1は、例えば、SRAM10の誤動作を抑制したり、SRAM10の微細化及び高集積化を実現することが可能となる。
なお、図2に示すように、M0層に設けられた配線AL1,AL2と、M1層に設けられたその他の配線とは、紙面の縦方向に交互に配置されている。そのため、単純に考えれば、M1層に設けられた配線の間隔は、配線AL1,AL2を含むすべての配線がM1層に設けられた場合と比較して、2倍+配線AL1(又はAL2)の幅分だけ広い。したがって、メモリセルMCの配線間容量は非常に小さいということができる。
また、記憶ノードN1,N2を構成する配線AL1,AL2には、電流の流れやすさは求められない。したがって、例えば、M0層に配線された配線AL1,AL2は、M1層以上の配線層に設けられた他の配線よりも高い比抵抗を有する。具体例としては、M0層に配線された配線AL1,AL2はタングステンを含有する金属により形成され、M1層以上の配線層に設けられた他の配線は銅により形成される。それにより、配線AL1,AL2の配線の高さを低くするなど、配線AL1,AL2の微細化が可能となる。
<実施の形態2>
図8は、実施の形態2にかかる半導体装置2のレイアウト構成例を模式的に示す断面図である。半導体装置2は、半導体装置1と比較して、SRAM10に加えて、DRAM20をさらに備える。即ち、半導体装置2はeDRAM(Embedded DRAM)を搭載している。なお、図8には、SRAM10のメモリセルMCと、DRAM20のメモリセルDMCと、が示されている。また、図8の例では、DRAM20に用いられる容量素子としてスタック型の容量素子が用いられ、かつ、COB(Capacitor Over Bitline)構造が採用されている。
図9は、DRAM20に設けられたメモリセルDMCの構成例を示す回路図である。図9に示すメモリセルDMCは、MOSトランジスタTr1と、容量素子Cpと、を備える。MOSトランジスタTr1は、DRAM用ビット線DBLと、容量素子Cpの一方の電極と、の間に設けられ、DRAM用ワード線DWLの電位に応じてオンオフが制御される。容量素子Cpの他方の電極は基準電圧端子(例えば、グランド線VSS)に接続される。
図8に戻り、DRAM20では、SRAM10の場合と同様に、2つの拡散領域とポリシリコン配線とによってMOSトランジスタTr1が形成されている。また、容量素子Cp及びDRAM用ビット線DBLは、拡散層等が形成されている下地と、SRAM用ワード線WL等の配線が設けられたM1層と、の間の中間層(層間絶縁層)に設けられている。より具体的には、DRAM用ビット線DBLは、M0層に設けられている。容量素子Cpは、M1層とM0層との間の中間層30に設けられている。なお、容量素子Cpは、下部電極21と、上部電極23と、それらの間に設けられた誘電体膜22と、によって構成されている。
MOSトランジスタTr1のソース及びドレインの一方(以下、ドレインと称す)を形成する拡散領域は、コンタクトC21を介して、M0層に設けられたDRAM用ビット線DBLに接続されている。MOSトランジスタTr1のソース及びドレインの他方(以下、ソースと称す)を形成する拡散領域は、コンタクトC22を介して、中間層30に設けられた容量素子Cpの下部電極21に接続されている。容量素子Cpの上部電極23は、コンタクトC23を介して、M1層に設けられた配線(例えば、グランド線VSS)に接続されている。このようにして、DRAM20のメモリセルDMCが形成される。
ここで、DRAM用ビット線DBL及びSRAM10の配線AL1,AL2は、何れもM0層に設けられている。具体的には、DRAM用ビット線DBL及び配線AL1,AL2は、同じ製造工程にて、同じ材質の材料(例えば、タングステンを含む金属)を用いて、M0層に形成される。DRAMビット線DBLの配線層を配線AL1,AL2の配線層として利用することで、配線AL1,AL2用の配線層を別途作る必要がなくなるため、設計工数の増大が抑制される。また、回路規模の増大が抑制される。
このように、本実施の形態に係る半導体装置2は、実施の形態1に係る半導体装置1と同等の効果を奏することができる。また、本実施の形態に係る半導体装置2は、DRAM用ビット線DBLの配線層を配線AL1,AL2の配線層として利用することで、配線AL1,AL2用の配線層を別途作る必要がなくなるため、設計工数の増大を抑制したり、回路規模の増大を抑制することができる。
なお、本実施の形態に係る半導体装置2は、中間層30を貫いて形成されるコンタクトの数を減らすことができるため、コンタクト間の容量を効果的に低減させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 半導体装置
2 半導体装置
10 SRAM
20 DRAM
21 下部電極
22 誘電体膜
23 上部電極
30 中間層
AL1,AL2 配線
BL,/BL ビット線
C1〜C12 コンタクト
C21〜C23 コンタクト
Cp 容量素子
DBL DRAM用ビット線
DWL DRAM用ワード線
DN1,DN2 n型拡散層
DP1,DP2 p型拡散層
MC メモリセル
MN1 NMOS駆動トランジスタ
MN2 NMOS駆動トランジスタ
MN3 NMOSアクセストランジスタ
MN4 NMOSアクセストランジスタ
MP1 PMOS負荷トランジスタ
MP2 PMOS負荷トランジスタ
PL1〜PL4 ポリシリコン配線
Tr1 MOSトランジスタ
V5〜V12 ビア
WL ワード線

Claims (11)

  1. 記憶ノードを構成する第1配線が当該第1配線とは別の第2配線が設けられた第2配線層よりも下位の第1配線層に設けられているメモリセル、を複数有するSRAM、を備えた半導体装置。
  2. 複数の前記メモリセルの各々は、
    第1PMOSトランジスタ及び第1NMOSトランジスタを有する第1インバータと、
    第2PMOSトランジスタ及び第2NMOSトランジスタを有し、前記第1インバータの出力を反転して当該第1インバータの入力に出力する第2インバータと、
    ビット線対の一方と前記第1インバータの出力との間に設けられ、ワード線の電位に応じてオンオフが制御される第3NMOSトランジスタと、
    前記ビット線対の他方と前記第2インバータの出力との間に設けられ、前記ワード線の電位に応じてオンオフが制御される第4NMOSトランジスタと、を備えた、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1PMOSトランジスタ及び前記第1NMOSトランジスタのそれぞれのドレイン間を接続する配線と、前記第2PMOSトランジスタ及び前記第2NMOSトランジスタのそれぞれのドレイン間を接続する配線と、が前記第1配線として前記第1配線層に設けられている、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1及び前記第3NMOSトランジスタのそれぞれのドレインを共通に形成する第1拡散領域上に設けられた第1コンタクトと、
    前記第1PMOSトランジスタのドレインを形成する第2拡散領域上に設けられた第2コンタクトと、
    前記第2及び前記第4NMOSトランジスタのそれぞれのドレインを共通に形成する第3拡散領域上に設けられた第3コンタクトと、
    前記第2PMOSトランジスタのドレインを形成する第4拡散領域上に設けられた第4コンタクトと、をさらに有し、
    前記第1及び前記第2コンタクト間を接続する配線と、前記第3及び前記第4コンタクト間を接続する配線と、が前記第1配線として前記第1配線層に設けられている、請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記第1配線は、前記第2配線よりも高い比抵抗を有する、請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記第2配線は、ワード線、ビット線、グランド線及び電源線の少なくとも何れかを含む、請求項1に記載の半導体装置。
  7. DRAMをさらに備えた、請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記第1配線は、前記DRAM用のビット線とともに前記第1配線層に設けられている、請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記第1配線は、前記DRAM用のビット線と同じ材質の材料により形成されている、請求項7に記載の半導体装置。
  10. 前記第1配線は、前記DRAM用のビット線と同じ製造工程にて形成されている、請求項7に記載の半導体装置。
  11. 前記第1配線と前記第2配線との間の層間絶縁層に、前記DRAM用の容量素子が形成されている、請求項7に記載の半導体装置。
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