JP2015052958A - 歪補正装置、歪補正方法及び歪補正プログラム - Google Patents

歪補正装置、歪補正方法及び歪補正プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像の歪を補正する場合に、座標変換テーブルのサイズを縮小しつつ、座標変換の規則性が低い場合の補間誤差の発生を抑えることを目的とする。【解決手段】座標値記憶部11は、代表点の補正後の座標値と、代表点の間に位置する画素である副代表点の補正後の座標値として、代表点の補正後の座標値を基準とする相対値とを有する座標変換テーブルとして記憶する。補間計算部13は、画素が指定された場合に、指定された画素の近傍の代表点の補正後の座標値に対して、指定された画素の近傍の副代表点の相対値により重み付けして、指定された画素の補正後の座標値を計算する。【選択図】図3

Description

この発明は、画像に発生した光学歪を座標変換によって補正する技術に関する。
カメラで撮影を行う場合、撮影した画像には様々な歪が発生する。歪の形状の代表的なものとして、長方形が樽型に歪む樽型歪、糸巻型に歪む糸巻歪がある。
レンズ収差など単一の要素による歪みだけを考慮した場合、撮影した画像は単純な形状に歪む。しかし、歪みの原因はレンズの収差以外にも、撮像素子の特性、撮像素子に対するレンズの取り付け位置などがあり、これらの原因が複合することで、画像の歪はより複雑な形状となる。
画像の歪を補正するには、歪んだ後の画像の形状を歪む前の形状に戻すような座標変換が必要である。
画像の歪が単純に代数式で表現できるのであれば、座標変換の代数式を定義することで歪補正を行うことが可能である。しかし、前述した通り、実際撮影した画像の歪は複数の原因による複雑な形状をしており、代数式で表現した場合は大きい誤差が発生する場合や、次数の高い代数式になってしまい演算コストが大きくなる場合が多い。
代数式を用いた方法の課題を解決する方法として、座標変換テーブルを用いた方法が存在する。座標変換テーブルを用いた方法は、変換前の座標値それぞれに対して変換後の座標値をテーブルとして保持しておき、入力座標値が与えられたらテーブルを参照することにより座標変換を行うという方法である。しかし、座標変換テーブルを用いた方法には、画像サイズに比例して座標変換テーブルのサイズが肥大化するという課題がある。
特許文献1には、代表点と補間演算とを用いた方法を採用することにより、座標変換テーブルのサイズを縮小することについて記載されている。
特開2010−092360号公報
しかしながら特許文献1に記載された技術では、座標変換の規則性が低い場合、すなわち代表点と、その補間演算によって正しい値が得られにくい場合に補間誤差が発生するという課題がある。
この発明は、座標変換テーブルのサイズを縮小しつつ、座標変換の規則性が低い場合の補間誤差の発生を抑えることを目的とする。
この発明に係る歪補正装置は、
座標変換することによって画像の歪を補正する歪補正装置であり、
予め定められた画素である代表点の補正後の座標値を記憶するとともに、前記代表点の間に位置する画素である副代表点の補正後の座標値として、前記代表点の補正後の座標値を基準とする相対値を記憶する座標値記憶部と、
画素が指定された場合に、指定された画素の近傍の代表点の補正後の座標値に対して、指定された画素の近傍の副代表点の相対値により重み付けして、指定された画素の補正後の座標値を計算する補間計算部と
を備えることを特徴とする。
この発明に係る歪補正装置では、代表点の間の副代表点を導入することにより、自由度の高い座標変換テーブルを表現可能である。そのため、代表点のみの情報から補間を行う方法に比べ、座標変換の規則性が低い場合でも補間誤差は発生しにくい。
また、この発明に係る歪補正装置では、座標変換テーブルには、代表点と副代表点の座標値のみ記憶されており、全ての画素の座標値を記憶する場合に比べ、サイズを縮小することができる。
画像の樽型歪を示す図。 座標変換の概念図。 実施の形態1に係る歪補正装置10の構成図。 実施の形態1に係る代表点と副代表点との位置関係を示す図。 実施の形態1に係る副代表点についての相対値の計算方法の説明図。 実施の形態1に係る補間演算の説明図。 実施の形態2に係る副代表点についての相対値の計算方法の説明図。 実施の形態3に係る副代表点の相対値の決定方法の説明図。 実施の形態3に係る補間演算の説明図。 実施の形態4に係る座標変換テーブルのメモリに対する配置の説明図。 実施の形態1〜4に示した歪補正装置10のハードウェア構成の例を示す図。
実施の形態1.
図1は、画像の樽型歪を示す図である。
カメラで撮影を行うと、図1(a)に示すように被写体が長方形である場合に、図1(b)に示すように撮影され、得られたカメラ画像は樽型に歪むことがある。
前述したように、歪の原因には、レンズの収差、撮像素子の特性、撮像素子に対するレンズの取り付け位置など様々なものがあり、これらの原因が複合することで、実際には画像の歪はより複雑な形状となる。
図2は、座標変換の概念図である。
図2(a)に示すように歪んでしまった補正前の画像の各画素を座標変換することにより、図2(b)に示すように歪む前の形状に戻す。
なお、図2では、簡単のため一部の画素についてのみ、変換前の座標と変換後の座標とを矢印で結び、座標変換が行われていることを示している。しかし、実際には、全ての画素について同様の座標変換が行われている。
図3は、実施の形態1に係る歪補正装置10の構成図である。
歪補正装置10は、座標変換テーブルの値を記憶する座標値記憶部11、座標変換テーブルの値の読み出し要求を行う読出部12、読み出されたテーブル値に基づき入力座標値に対する補正後の座標値を計算する補間計算部13を備える。
まず、事前準備として座標値記憶部11が座標変換テーブルの値を記憶する。
座標値記憶部11は、水平垂直方向に離散的に並んだ画素を代表点として、代表点についての補正後の座標値を、座標変換テーブルの値として記憶する。また、座標値記憶部11は、水平方向に並んだ2つの代表点の間の画素と、垂直方向に並んだ2つの代表点の間の画素とを副代表点として、副代表点についての補正後の座標値を、座標変換テーブルの値として記憶する。
代表点についての補正後の座標値としては、絶対値やある位置を基準とするオフセット値等が記憶される。ここでは、代表点についての補正後の座標値として絶対値が記憶されるものとして説明する。副代表点についての補正後の座標値としては、水平方向又は垂直方向の両側の2つの代表点についての補正後の座標値を基準とする相対値が記憶される。
図4は、実施の形態1に係る代表点と副代表点との位置関係を示す図である。図4及び以下の図面では、代表点を黒塗りの点で表し、副代表点を白抜きの点で表している。
図4では、水平垂直方向に4画素毎に代表点が配置されている。そして、水平方向に並んだ2つの代表点の間の3画素と、垂直方向に並んだ2つの代表点の間の3画素とが副代表点となっている。
なお、図4では、水平垂直方向に4画素毎に代表点が配置されていたが、これは一例であり、何画素毎に代表点が配置されていてもよい。また、水平方向と垂直方向とで、異なる画素毎に代表点が配置されていてもよい。代表点を配置する間隔が大きいほど、座標変換テーブルのサイズを縮小できるが、補間の誤差は大きくなる。
代表点についての補正後の座標値は、全画素に対して補正後の座標値が揃った原典となるテーブルにおける代表点の補正後の座標値がそのまま設定される。副代表点についての補正後の座標値となる相対値は、以下の計算により設定される。
図5は、実施の形態1に係る副代表点についての相対値の計算方法の説明図である。図5では、水平方向に並んだ2つの代表点の間の副代表点に関する計算方法を示している。
図5では、例として相対値のbit数を8bit、256階調としている。しかし、相対値のbit数は任意の値でよい。隣接する左側の代表点の絶対値を0、右側の代表点の絶対値を1とした場合に、0〜1の範囲が副代表点の相対値として設定される。ここでは、8bit、256階調であるため、副代表点の相対値は、例えば、0/256〜255/256が設定される。
隣接する左側の代表点の補正後の座標値をa、隣接する右側の代表点の補正後の座標値a、副代表点の座標値(原典となるテーブルにおける副代表点の補正後の座標値)を左側の副代表点から順にb,b,bとすると、各副代表点についての相対値B/256,B/256,B/256は以下の式により計算される。
=a+(a−a)×(B/256)
=a+(a−a)×(B/256)
=a+(a−a)×(B/256)
なお、図5では、水平方向に並んだ2つの代表点の間の副代表点に関する計算方法を示した。垂直方向に並んだ2つの代表点の間の副代表点に関する計算方法も同様である。垂直方向に並んだ2つの代表点の間の副代表点の場合、隣接する上側の代表点の絶対値を0、下側の代表点の絶対値を1とした場合に、0〜1の範囲が副代表点の相対値として設定される。
以上のように、事前準備として、座標値記憶部11は、網目状に配置された代表点及び副代表点についての座標値を座標変換テーブルの値として記憶しておく。
続いて、補間計算部13が画像の歪みを補正する動作を開始する。
読出部12に対して、画素が指定される。すると、読出部12は、指定された画素の周辺の4つの代表点の補正後の座標値と、指定された画素の上下左右にある4つの副代表点の相対値との読出し要求を、座標値記憶部11へ出力する。また、読出部12は、指定された画素を補間計算部13へ出力する。
座標値記憶部11は、要求された4つの代表点の補正後の座標値と、4つの副代表点の相対値とを補間計算部13へ出力する。
補間計算部13は、指定された画素と、4つの代表点の補正後の座標値と、4つの副代表点の相対値とを受け取り、指定された画素の補正後の座標値を補間演算により計算する。
図6は、実施の形態1に係る補間演算の説明図である。
補間計算部13は、以下の式のように指定された画素の補正後の座標値mを計算する。
m=alu×(1−b)×(1−b)+aru×(1−b)×(b)+ald×(b)×(1−b)+ard×(b)×(b
ここで、aluは、左上の代表点の補正後の座標値(ここでは、絶対値)である。aruは、右上の代表点の補正後の座標値(ここでは、絶対値)である。aldは、左下の代表点の補正後の座標値(ここでは、絶対値)である。ardは、右下の代表点の補正後の座標値(ここでは、絶対値)である。また、bは、左側の副代表点の相対値である。bは、上側の副代表点の相対値である。bは、右側の副代表点の相対値である。bは、下側の副代表点の相対値である。
つまり、補間演算は、指定された画素の周辺の4つの代表点の補正後の座標値に対して、指定された画素の上下左右にある4つの副代表点の相対値により重み付けする演算である。
以上のように、実施の形態1に係る歪補正装置10は、代表点だけでなく、副代表点も用いた補間演算を行う。そのため、従来手法のように代表点からの補間演算だけでは表現できなかった局所的な(代表点の間隔より狭い範囲で存在する)テーブルの特徴を表現することができるようになり、歪補正演算の精度を上げることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、副代表点の相対値の設定範囲を0〜1とした。実施の形態2では、この範囲を超えて副代表点の相対値の設定を行うことができるようにする。
実施の形態2では、実施の形態1と異なる部分のみを説明する。
図7は、実施の形態2に係る副代表点についての相対値の計算方法の説明図である。図7では、水平方向に並んだ2つの代表点の間の副代表点に関する計算方法を示している。
図7では、例として相対値のbit数を8bit、256階調としている。しかし、相対値のbit数は任意の値でよい。隣接する左側の代表点の絶対値を0、右側の代表点の絶対値を1とした場合に、−0.5〜1.5の範囲が副代表点の相対値として設定される。ここでは、8bit、256階調であるため、副代表点の相対値は、例えば、−64/128〜191/128が設定される。
隣接する左側の代表点の補正後の座標値をa、隣接する右側の代表点の補正後の座標値a、副代表点の座標値(原典となるテーブルにおける副代表点の補正後の座標値)を左側の副代表点から順にb,b,bとすると、各副代表点についての相対値B−64/128,B−64/128,B−64/128は以下の式により計算される。
=a+(a−a)×((B−64)/128)
=a+(a−a)×((B−64)/128)
=a+(a−a)×((B−64)/128)
なお、図7では、水平方向に並んだ2つの代表点の間の副代表点に関する計算方法を示した。垂直方向に並んだ2つの代表点の間の副代表点に関する計算方法も同様である。垂直方向に並んだ2つの代表点の間の副代表点の場合、隣接する上側の代表点の絶対値を0、下側の代表点の絶対値を1とした場合に、−0.5〜1.5の範囲が副代表点の相対値として設定される。
つまり、実施の形態2では、実施の形態1よりも相対値の1階調を荒くとり、隣接する絶対値の周辺まで含めて表現できるようにしている。なお、相対値でさらに広い範囲を表現したければ、−0.5〜1.5に限らずにさらに広げてもよいし、用途によっては逆に−0.5〜1.5よりも狭めてもよい。1階調の持つ意味や値の範囲は自由に設定可能である。
以上のように、実施の形態2に係る歪補正装置10は、副代表点の相対値の設定範囲を広げることにより、副代表点の補正後の座標値が隣接する代表点の補正後の座標値の範囲を超える場合を表現できるようにした。そのため、局所的に強い特徴を持つ変換テーブルを表現することが可能である。
実施の形態3.
実施の形態1では、上下左右の4つの副代表点の相対値を用いて補間演算を行った。実施の形態3では、上左の2つの副代表点の相対値のみを用いて補間演算を行う。
実施の形態3では、実施の形態1と異なる部分のみを説明する。
図8は、実施の形態3に係る副代表点の相対値の決定方法の説明図である。
実施の形態3では、補間演算の際、上側と左側との2つの副代表点の相対値のみを用いる。そのため、エリアCの範囲の画素の平均的な変化が表現されるように、エリアCの上側に位置する副代表点Aと、エリアCの左側に位置する副代表点Bとの相対値を設定する。
例えば、上(左)側に位置する副代表点の相対値は、実施の形態1で説明した方法により計算した、上(左)側に位置する副代表点の相対値と、その副代表点の下(右)側に位置する副代表点の相対値との平均値とすれば、エリアCの範囲の画素の平均的な変化が表現される。つまり、上側に位置する副代表点bu1の相対値であれば、実施の形態1で説明した方法により計算した、上側に位置する副代表点bu1の相対値と、副代表点bu1の下側に位置する副代表点bd1の相対値との平均値とすればよい。
図9は、実施の形態3に係る補間演算の説明図である。
補間計算部13は、以下の式のように指定された画素の補正後の座標値mを計算する。
m=alu×(1−b)×(1−b)+aru×(1−b)×(b)+ald×(b)×(1−b)+ard×(b)×(b
ここで、aluは、左上の代表点の補正後の座標値(ここでは、絶対値)である。aruは、右上の代表点の補正後の座標値(ここでは、絶対値)である。aldは、左下の代表点の補正後の座標値(ここでは、絶対値)である。ardは、右下の代表点の補正後の座標値(ここでは、絶対値)である。また、bは、左側の副代表点の相対値である。bは、上側の副代表点の相対値である。
つまり、補間演算は、指定された画素の周辺の4つの代表点の補正後の座標値に対して、指定された画素の上左にある2つの副代表点の相対値により重み付けする演算である。
以上のように、実施の形態3に係る歪補正装置10は、補間演算を行うために用いていた相対値4つから2つに変更することで、座標変換テーブルの読み出し回数を低減することが可能である。
実施の形態4.
実施の形態4では、座標変換テーブルの読み出しを容易にする方法について説明する。
実施の形態4では、実施の形態1と異なる部分のみを説明する。
図10は、実施の形態4に係る座標変換テーブルのメモリ(記憶装置の一例)に対する配置の説明図である。
実施の形態4では、代表点の補正後の座標値を、副代表点の相対値の2倍のビット数に設定する。ここでは、代表点の補正後の座標値のビット数を2×i(iは任意の値)、副代表点の相対値のビット数をiとする。
1語の語長がiビットのメモリに対して、8iビットを1ブロック(図10では、メモリの1つの行が1ブロックを表している)として、各ブロックの先頭に、代表点の補正後の座標値が配置され、その後に、その代表点の下側及び右側の副代表点の相対値が配置される。
ここでは、水平垂直方向に4画素間隔に代表点が配置されているため、1つのブロックに、1つの代表点の補正後の座標値(2iビット)と、6つの副代表点の相対値(6iビット)とが配置される。そのため、上記のようにメモリにデータを配置することにより、1ブロックが8iビットの一般的なメモリに、データを無駄なく配置できる。また、連続して読み出される可能性の高いデータ(代表点の補正後の座標値と、その代表点に続く水平/垂直方向の副代表点の相対値)を連続したアドレスに配置できる。
さらに、各ブロックの先頭に、代表点の補正後の座標値が配置され、その後に、その代表点の下側及び右側の副代表点の相対値が決まった順に配置される。図10では、代表点の補正後の座標値の後に、その代表点の下側の副代表点の相対値と、右側の副代表点の相対値とが交互に、代表点に近いものから順に配置されている。
これにより、副代表点の座標値の下位ビット(ここでは、下位2ビット)が、メモリの下位アドレス(図10に示すメモリの列)に対応付けられる。つまり、副代表点の座標値の下位ビットにより、メモリの下位アドレスを特定できる。
例えば、各画素の座標値を整数で表すと、図10において、a00を(0,0)とした場合、b01は(0,1)、b02は(0,2)、・・・となり、b10は(1,0)、b20は(2,0)、・・・となる(つまり、各画素の添え字(a00であれば“00”)と、座標値とが対応する)。
図10に示すメモリの下位アドレスが0xXXX2の列を見ると、b01,b41,b81のように、代表点の1つ下に位置する副代表点の相対値が配置されている。したがって、図10には示されていないが、b01,b41,b81以外にも、b05,b45や、b09,b49等の相対値が配置される。また、図10に示すメモリの下位アドレスが0xXXX4の列を見ると、b02,b42,b82のように、代表点の2つ下に位置する副代表点の相対値が配置されている。したがって、図10には示されていないが、b02,b42,b82以外にも、b06,b46や、b0A,b4A等の相対値が配置される。
つまり、下位アドレスが0xXXX2の列であれば、垂直方向の座標値が1,5,9,・・・、下位アドレスが0xXXX4の列であれば、垂直方向の座標値が2,6,A,・・・のように、垂直方向の座標値が4置きに同じ列に配置される。ここで、1,5,9,・・・は、2進数で表せば、いずれも下位2ビットは、“01”である。同様に、2,6,Aは、2進数で表せば、いずれも下位2ビットは、“10”である。すなわち、垂直方向の座標値の下位2ビットから、下位アドレスを特定できる。
同様に、図10に示すメモリの下位アドレスが0xXXX3の列を見ると、b10,b50,b90のように、代表点の1つ右に位置する副代表点の相対値が配置されている。また、図10に示すメモリの下位アドレスが0xXXX5の列を見ると、b20,b60,bA0のように、代表点の2つ右に位置する副代表点の相対値が配置されている。
つまり、下位アドレスが0xXXX3の列であれば、水平方向の座標値が1,5,9,・・・、下位アドレスが0xXXX5の列であれば、水平方向の座標値が2,6,A,・・・のように、水平方向の座標値が4置きに同じ列に配置される。ここで、1,5,9,・・・は、2進数で表せば、いずれも下位2ビットは、“01”である。同様に、2,6,Aは、2進数で表せば、いずれも下位2ビットは、“10”である。すなわち、水平方向の座標値の下位2ビットから、下位アドレスを特定できる。
また、代表点の補正後の座標値の後に、その代表点の下側の副代表点の相対値と、右側の副代表点の相対値とが交互に配置されているため、代表点の垂直方向に位置する副代表点であれば、下位アドレスが偶数、代表点の水平方向に位置する副代表点であれば、下位アドレスが奇数となる。
また、代表点及び副代表点の座標値の残りの上位ビット(ここでは、下位2ビットを除く上位ビット)が、メモリの上位アドレス(図10に示すメモリの行)に対応付けられる。つまり、代表点及び副代表点の座標値の上位ビットにより、メモリの上位アドレスを特定できる。
以上のように、実施の形態4に係る歪補正装置10は、連続してアクセスされる可能性の高いデータを連続したアドレスに配置する。そのため、座標値記憶部11がバーストアクセスの仕組みを持っている場合等には特に高速な読み出しが可能である。
また、実施の形態4に係る歪補正装置10は、座標値の上位ビットがメモリの上位アドレスに対応し、座標値の下位ビットがメモリの下位アドレスに対応する。そのため、座標値記憶部11の読み出し演算を簡略化できる。
なお、上記説明では、水平垂直方向に4画素間隔に代表点が配置されていたが、4画素間隔に限らず、2の乗数画素間隔に代表点が配置されていれば、代表点の補正後の座標値のビット数と、その代表点の下側及び右側の副代表点の相対値のビット数の和は、2の乗数になる。そのため、前述した場合と同様の効果が得られる。
また、上記説明では、記憶装置の語長をiビットとしたが、語長がiの倍数ビットや、iの分数ビットの場合であっても、前述した場合と同様の効果が得られる。
図11は、実施の形態1〜4に示した歪補正装置10のハードウェア構成の例を示す図である。
歪補正装置10はコンピュータであり、歪補正装置10の各要素をプログラムで実現することができる。
歪補正装置10のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
演算装置901は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等である。外部記憶装置902は、例えばROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置等である。主記憶装置903は、例えばRAM(Random Access Memory)等である。通信装置904は、例えば通信ボード等である。入出力装置905は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。座標変換テーブルが記憶される記憶装置は、外部記憶装置902、主記憶装置903のどちらであっても構わない。
プログラムは、通常は外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901に読み込まれ、実行される。
プログラムは、座標値記憶部11、読出部12、補間計算部13として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、上記プログラムを実行する。
また、実施の形態1〜3の説明において、「〜の記憶」、「〜の出力」、「〜の計算」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が主記憶装置903にファイルとして記憶されている。
なお、図11の構成は、あくまでも歪補正装置10のハードウェア構成の一例を示すものであり、歪補正装置10のハードウェア構成は図11に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
10 歪補正装置、11 座標値記憶部、12 読出部、13 補間計算部。

Claims (7)

  1. 座標変換することによって画像の歪を補正する歪補正装置であり、
    予め定められた画素である代表点の補正後の座標値を記憶するとともに、前記代表点の間に位置する画素である副代表点の補正後の座標値として、前記代表点の補正後の座標値を基準とする相対値を記憶する座標値記憶部と、
    画素が指定された場合に、指定された画素の近傍の代表点の補正後の座標値に対して、指定された画素の近傍の副代表点の相対値により重み付けして、指定された画素の補正後の座標値を計算する補間計算部と
    を備えることを特徴とする歪補正装置。
  2. 前記代表点は、水平垂直方向に離散的に並んだ画素であり、
    前記副代表点は、水平方向に並んだ2つの代表点の間の画素と、垂直方向に並んだ2つの代表点の間の画素とであり、
    前記相対値は、副代表点の水平方向又は垂直方向の両側の2つの代表点の補正後の座標値を基準とする値であり、
    前記補間計算部は、指定された画素の周辺の4つの代表点の補正後の座標値に対して、指定された画素の水平方向の両側にある2つの副代表点のうち少なくとも1つの副代表点の相対値と、指定された画素の垂直方向の両側にある2つの副代表点のうち少なくとも1つの副代表点の相対値とにより重み付けして、指定された画素の補正後の座標値を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の歪補正装置。
  3. 前記補間計算部は、指定された画素の周辺の4つの代表点の補正後の座標値に対して、指定された画素の水平方向の両側にある2つの副代表点のうち1つの副代表点のみの相対値と、指定された画素の垂直方向の両側にある2つの副代表点のうち1つの副代表点のみの相対値とにより重み付けして、指定された画素の補正後の座標値を計算する
    ことを特徴とする請求項2に記載の歪補正装置。
  4. 前記座標値記憶部は、前記代表点の補正後の座標値と、その代表点とその代表点の水平方向の一方側にある代表点との間にある副代表点の相対値と、その代表点とその代表点の垂直方向の一方側にある代表点との間にある副代表点の相対値とを、記憶装置の連続したアドレスに記憶する
    ことを特徴とする請求項3に記載の歪補正装置。
  5. 前記代表点は、水平垂直方向に2の乗数間隔で配置された画素であり、
    前記座標値記憶部は、代表点の補正後の座標値を2iビット(iは1以上の整数)、副代表点の相対値をiビットとして記憶する
    ことを特徴とする請求項4に記載の歪補正装置。
  6. 座標変換することによって画像の歪を補正する歪補正方法であり、
    予め定められた画素である代表点の補正後の座標値を記憶するとともに、前記代表点の間に位置する画素である副代表点の補正後の座標値として、前記代表点の補正後の座標値を基準とする相対値を記憶した記憶装置を用いて、
    画素が指定された場合に、指定された画素の近傍の代表点の補正後の座標値に対して、指定された画素の近傍の副代表点の相対値により重み付けして、指定された画素の補正後の座標値を計算する
    ことを特徴とする歪補正方法。
  7. 座標変換することによって画像の歪を補正する歪補正プログラムであり、
    予め定められた画素である代表点の補正後の座標値を記憶するとともに、前記代表点の間に位置する画素である副代表点の補正後の座標値として、前記代表点の補正後の座標値を基準とする相対値を記憶した記憶装置を用いて、
    画素が指定された場合に、指定された画素の近傍の代表点の補正後の座標値に対して、指定された画素の近傍の副代表点の相対値により重み付けして、指定された画素の補正後の座標値を計算する補間計算処理
    をコンピュータに実行させることを特徴とする歪補正プログラム。
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JP2009010730A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Kyocera Corp 画像処理方法と該画像処理方法を用いた撮像装置

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