JP2015050726A - 通信中継装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通信中継装置の筐体内において発生する熱と、照明装置において発生する熱を、筐体外部に効率的に排熱する。
【解決手段】 通信中継装置は、電力線を引き込む電力線引き込み部と、前記電力線を介した有線通信による信号の送受信と、無線通信による信号の送受信とを処理する通信処理部と、前記電力線を電力供給源とし、前記通信処理部に駆動電力を供給する電源部と、を有する筐体と、前記筐体よりも熱伝導性の高い素材からなり、前記筐体内において、前記筐体の内面に接触するよう配設され、前記電力線と接続される、第1の吸熱部と、を有する。
【選択図】 図4
【解決手段】 通信中継装置は、電力線を引き込む電力線引き込み部と、前記電力線を介した有線通信による信号の送受信と、無線通信による信号の送受信とを処理する通信処理部と、前記電力線を電力供給源とし、前記通信処理部に駆動電力を供給する電源部と、を有する筐体と、前記筐体よりも熱伝導性の高い素材からなり、前記筐体内において、前記筐体の内面に接触するよう配設され、前記電力線と接続される、第1の吸熱部と、を有する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、通信中継装置に関し、特に無線通信機能と、電力線通信機能とを有する通信中継装置に関する。
近年、企業や一般家庭におけるインターネット接続端末として、無線LAN(Local Area Network)に対応する機器が増えている。このような無線LAN対応機器を含む周知の通信ネットワーク構成の一例としては、例えば、図21に示すような構成が知られている。即ち、複数台の無線LAN端末が無線LANアクセスポイントに通信可能に接続され、更に複数の無線LANアクセスポイント同士が有線通信装置(スイッチングハブ等)を経由して相互に接続されることによりLANを形成し、当該LANがゲートウェイを通じてインターネットなどの外部ネットワークに接続される。
このような構成においては、無線LAN端末と無線LANアクセスポイントの間は無線接続となるものの、複数の無線LANアクセスポイント間を接続するための有線通信ケーブルを別途敷設する必要がある。これに対して、ケーブル敷設場所の確保、敷設工事の実施、及び外観上の美観等の事情から、有線ケーブルを敷設せずに、無線LANアクセスポイント等の通信機器を通信可能に接続したいという要望がある。
このようなネットワーク構成に関連する技術として、特許文献1には、複数の無線通信アクセスポイントの間を電力線を介して通信可能に接続する技術が開示されている。即ち、特許文献1には、電力線を通信媒体として、複数の無線通信アクセスポイント間において電力線通信(Power Line Communication:PLC)を行う電力線通信部と、無線LAN端末との間で無線通信を行う無線通信部と、電力線通信と無線通信との間を中継する中継部と、を有する天井埋め込み型通信中継装置に関する技術が開示されている。
特許文献2には、電力線通信の通信信号を中継し、無線通信端末との間の電波信号を送受信する中継器本体と、天井に設置された引掛けシーリングに前記中継器本体を係合させるための引掛け手段とを有する、通信中継装置に関する技術が開示されている。
特許文献3には、電力線に重畳された電力線通信の信号を分離して光通信用の信号に変換し、当該変換された信号に基づいて端末との間で光通信を行うと共に、照明機器に電力を供給する、引掛けシーリングに関する技術が開示されている。
上述した関連技術においては、いずれも天井部に設置される引掛けシーリング等に無線通信のアクセスポイントを有する通信中継装置を設け、電力線通信を用いることにより、新たに通信用の有線ケーブルを敷設することなく、無線通信のアクセスポイント間や、無線通信のアクセスポイントとゲートウェイ装置との間を通信可能に接続している。
ここで、上述した関連技術において開示された通信中継装置は、照明器具と天井との間に設置されることから、照明器具から発生する熱と、通信中継装置自体から発生する熱とを効率的に当該通信中継装置外部に排熱するという課題が生じる。しかしながら、上述した関連技術においては、天井設置型の通信中継装置に適した排熱構造については、特段の議論がなされていない。そこで本発明は、上述した課題である、排熱構造を改善した通信中継装置を提供することを主たる目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明に係る通信中継装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。即ち、本発明に係る通信中継装置は、電力線を自装置に引き込む電力線引き込み部と、前記電力線を介した有線通信による信号の送受信と、無線通信による信号の送受信とを処理する通信処理部と、前記電力線を電力供給源とし、前記通信処理部に駆動電力を供給する電源部と、有する筐体と、前記筐体よりも熱伝導性の高い素材からなり、前記筐体内において、前記筐体の内面に接触するよう配設され、前記電力線と接続され、前記筐体の熱を吸熱可能な、第1の吸熱部と、を備える。
上記本発明によれば、通信中継装置内の熱を吸熱部材により吸収し、当該吸熱部材と接続された電力線を介して、通信中継装置の外部に効率的に排熱できる。
次に、本発明を実施する形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態における通信中継装置の構成について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本実施形態における、通信中継装置を用いた通信ネットワークの一例を表す模式図である。図2は、本実施形態における、通信中継装置を構成する機能的な構成要素の一例を表す、ブロック図である。図3は、本実施形態における、通信中継装置と、天井に設置された引掛けシーリングとの係合構造の一例を表す模式図である。
本発明の第1の実施形態における通信中継装置の構成について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本実施形態における、通信中継装置を用いた通信ネットワークの一例を表す模式図である。図2は、本実施形態における、通信中継装置を構成する機能的な構成要素の一例を表す、ブロック図である。図3は、本実施形態における、通信中継装置と、天井に設置された引掛けシーリングとの係合構造の一例を表す模式図である。
図1に示すように、本実施形態においては、1台以上の通信中継装置101と、通信中継装置101と無線にて通信可能に接続される1台以上の無線端末102と、通信中継器101と電力線107を介して通信可能に接続される電力線通信装置103と、電力線通信装置103と通信可能に接続されたゲートウェイ装置104と、により、例えばLAN等の内部ネットワークが構築される。上記内部ネットワークは、ゲートウェイ装置104を介して、インターネット等の外部ネットワーク105と通信可能に接続されている。以下、それぞれの構成要素について説明する。
通信中継装置101は、図1に示すように、後述する引掛けシーリング108に係合され、引掛けシーリング108を介して電力線107に接続されている。通信中継装置101は図2に示すように、電力線通信を処理する電力線通信部201、無線LAN等の無線通信を処理する無線通信部202、前記電力線通信部201と無線通信部202に駆動電力を供給する電源回路203により構成される。
電力線通信部201は、ハイパスフィルタ2011と、アナログ信号処理部2012と、デジタル信号処理部2013と、により構成される。ハイパスフィルタ2011は、電力線107に接続され、当該電力線107を通じて受信した電力搬送波から電力線通信用の信号波を分離して、アナログ信号処理部2013に入力する。なお、本実施形態における電力線107には商用の電灯線から交流(AC)電力が供給される。
電力線通信部201におけるアナログ信号処理部2012は、ハイパスフィルタ2011より入力された信号波を復調し、デジタル信号に変換して、後述するデジタル信号処理部2013に入力する。また、アナログ信号処理部2012は、後述するデジタル信号処理部2013より入力される通信用データを含むデジタル信号をアナログ信号へ変換し、電力線通信用の信号へ変調して、ハイパスフィルタ2011を通じて電力線107に送出する。電力線通信向けの変復調処理としては、例えば、OFDM方式(Orthogonal Frequency−Division Multiplexing:直交周波数分割多重方式)や、SS方式(Spread Spectrum:周波数拡散方式)等、周知の変復調処理を採用してよい。
電力線通信部201におけるデジタル信号処理部2013は、アナログ信号処理部2012から入力されたデータ通信用のデジタル信号を解析し、無線LAN通信部202にて扱えるデータ形式に変換し、無線LAN通信部202におけるデジタル信号処理部2023に対して、受信データとして入力する。また、デジタル信号処理部2013は、無線LAN通信部202におけるデジタル信号処理部2023から送信データとして入力されるデータ通信用のデジタル信号を解析し、電力線通信用のデータ形式に変換したデジタル信号を生成し、アナログ信号処理部2012に送信用データとして入力すると共に、送信制御を行う。
次に、無線通信部202は、アンテナ2021と、アナログ信号処理部2022と、デジタル信号処理部2023と、により構成される。アンテナ2021は、無線端末120との間で、通信データを無線により送受信する。本実施形態においては、アンテナ2021として、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.11規格で定められた無線通信に適したアンテナを適宜選択してよい。
無線通信部202におけるアナログ信号処理部2022は、アンテナ2021を経由して受信した通信信号を復調し、デジタル信号に変換して後述するデジタル信号処理部2023に入力する。また、アナログ信号処理部2022は、後述するデジタル信号処理部2023から入力される送信データを含むデジタル信号をアナログ信号へ変換し、無線通信のための変調処理等を行い、アンテナ2021を経由して無線端末102へ送出する。無線通信向けの変復調処理は、例えばIEEE802.11規格に定められた各種変復調処理を採用してよい。
無線通信部202におけるデジタル信号処理部2023は、前述した電力線通信部201におけるデジタル信号処理部2013から入力されるデジタルデータを解析し、無線通信用データ形式に変換して、アナログ信号処理部2022に入力する。また、デジタル信号処理部2023は、アナログ信号処理部2022から入力される無線端末102からの受信データを解析し、電力線通信部201におけるデジタル信号処理部2022に対して、送信用データとして入力する。電力線通信部201におけるデジタル信号処理部2013と、無線通信部202におけるデジタル信号処理部2023との間において扱うデジタルデータの形式としては、例えばIEEE802.3等の規格により規定されているデータ形式を採用してよい。なお、通信中継装置101の排熱構造を含む内部構造については、後述する。
無線端末102は、通信中継装置101と、無線にて通信可能に接続される任意の通信端末であり、例えば各種携帯端末や、パーソナルコンピュータ、プリンター等が該当する。なお、無線端末102と、通信中継装置101との間の無線接続には、例えばIEEE802.11等の規格で定められた、周知の接続方式を採用してよい。
電力線通信装置103は、前述した通信中継装置101と同様、周知の電力線通信規格に基づいて、電力線107を経由して通信中継装置101との間でデータ通信を行う。電力線通信装置103は、後述するゲートウェイ装置104と通信可能に接続されており、ゲートウェイ装置104から受信したデータを、電力線通信に適した形式に変換して、電力線107を介して通信中継装置101に送信する。また、通信中継装置101から受信したデータを、ゲートウェイ装置104との通信に適した形式に変換して、通信路110を介してゲートウェイ装置104に送信する。電力線通信装置103と、ゲートウェイ通信装置104との間は、例えばIEEE802.3規格により規定された、周知のネットワーク構成にて接続してもよく、あるいは、IEEE802.11規格により規定された、周知の無線ネットワークにより接続してもよい。
ゲートウェイ装置104は、上述した構成要素により構成された内部ネットワークと、インターネット等の外部ネットワーク105との間に介在し、これらのネットワーク間で発生する通信について、宛先変換や送受信制御を行う事で、これらのネットワークを相互に通信可能に接続する。
引掛けシーリング108は、本実施形態においては天井106に配設され、電力線107に接続されている。図3に示すように、引掛けシーリング108は、電力を供給可能な給電コンセント301、301を有する。本実施形態においては、通信中継装置101は、プラグ部401、401を、給電コンセント301、301に差し込んで回動することにより、引掛けシーリング108に係合して係止される。
照明器具109は、発光部1091を有する一般的な天井設置型の照明器具であり、通信中継装置101の係合凸部402と係合する事により、通信中継装置101に係合される。本実施形態においては、照明器具109は、図示しない接続部により、通信中継装置101が有するAC電力供給プラグ403と接続されており、引掛けシーリング108、通信中継装置101を経由して電力線107から電力が供給される。なお、本実施形態において、発光部1091には、蛍光灯や、発光ダイオード等、周知の発光体を採用してよい。なお、照明器具109は、図示しないリモート・コントローラーや、スイッチによる発光制御を可能とする、発光制御部1092を有してもよい。
上記のように構成された本実施形態におけるネットワークにおいては、複数の通信中継装置109の間は、天井106に配線された既設の電力線107を介した電力線通信によって、相互に通信可能に接続されるため、新たに通信用のネットワークケーブルを敷設することなく、LANを構築できる。また、本実施形態における通信中継装置109は、無線LANを構成可能な無線通信部201を有するため、引掛けシーリング108を有する部屋に当該通信中継装置109を設置するだけで、無線LANによるネットワーク環境を構築可能である。
次に、本実施形態における通信中継器101の内部構成について、図4乃至図6を参照して説明する。図4は本実施形態における通信中継装置101の内部構造の一例を示す、側面断面図である。図5及び図6は、本実施形態における、通信中継装置101の放熱構造の一例を示す、断面図である。なお、図5は、図4において示した本実施形態における通信中継装置のA−A面における断面図(天井106側から見た上面図)であり、図6は、図4において示した本実施形態における通信中継装置のB−B面における断面図(天井106側から見た上面図)である。
本実施形態における通信中継装置101は、上述した電力線通信部201、無線通信部202、電源回路203を内蔵する筐体400を有し、筐体400の上面(天井との対抗面)には、引掛けシーリング108の給電コンセント301に係合されるプラグ部401、401が突設されている。筐体400の側面からは、電源供給プラグ403と、アンテナ404(2021)が延設されている。AC電力供給プラグ403は、上述したように、破線にて図示する照明器具109に接続され、電力を供給する。アンテナ404は無線端末102との間の無線通信に使用される。本実施形態においては、図3及び図4に示すようにロッド状または薄い板状のアンテナを採用しているが、ケーブル状のアンテナを採用し、当該ケーブルを天井面に配設する構成としてもよい。筐体400側面には、照明器具109を係合して係止しるための係合凸部402が設けられ、図1に示す使用態様においては、照明器具109の上面(天井との対抗面)と、通信中継装置101の底面が対向する状態で、照明器具109が通信中継装置101に係合される。なお、係合凸部402は、係合する照明器具の仕様や規格に応じて適宜適切な形状や構造を採用してよく、本実形態で例示した構成に限定されない。本実施形態における筐体400は、内部に無線通信用アンテナを配置する場合を考慮して、通信電波を遮蔽しにくい樹脂素材により成型してもよい。なお、無線通信用アンテナを筐体400の外部に設置する場合は、筐体400を金属素材により成型してもよい。
次に、本実施形態における通信中継装置101における筐体400の内部構成について説明する。図4に示すように、筐体400の内部には、電源回路203が実装されている第1基板407と、電力線通信部201及び無線通信部202を構成する電子回路が実装されている第2基板408とが、2つの階層を構成するように、筐体400内部に固定されている。各基板の固定方法は、基板や筐体の形状、筐体内の配置構造等に応じて適宜選択してよく、例えば、筐体底部から図示しない支柱を設けて、当該支柱に対してねじ留する方法や、接着剤や両面テープ等を用いて固着する方法や、筐体内部に嵌合部を設け各基板の端部を嵌着する方法等を採用してもよい。
電力線107から供給されるAC電力は、給電コンセント301を介してプラグ部401に供給され、プラグ部401と導通するAC電力導入部(図5における501)から筐体400の内部に引き込まれる。AC電力導入部501には、導電性を有する吸熱部材406の一端部4061が接続され、当該吸熱部材406の他端部4062はAC導電部405に接続される。吸熱部材406については後述する。本実施形態においては、AC導電部405は板状または棒状に形成した金属等よりなる導体部材であり、第1基板407を貫通して第2基板408に到達する。AC導電部405は、第1基板407に設けられたAC供給ランド409と導通し、第2基板408に設けられたAC供給ランド413と導通するよう、ぞれぞれのランドに接続されている。AC導電部405と、各AC供給ランド409、413との間は適宜配線等を用いて導通を確保してもよく、半田等により直接接着して導通を確保してもよい。
第1基板407に実装された電源回路203には、AC供給ランド409から、基板に設けられた配線部を通じて、AC電力が供給される。電源回路203は、入力されたAC電力を、電力線通信部201及び無線通信部203を駆動するための直流電力(DC電力)に変換して、直流電力供給部410に出力する。直流電力供給部410は、配線4101を経由して第二基板に設けられたDC供給ランド4102に接続され、第2基板408にDC電力を供給する。本実施形態における電源回路203としては、各通信部を構成する電子回路を駆動するために必要となる駆動電力を供給可能な、任意の交流-直流変換器を用いてよく、例えば小型化の観点からスイッチング電源を採用してもよい。なお、本実施形態においては、電源回路203における電力変換の際に発生する熱を排熱するため、電源回路203と密接するように放熱部414を設けてもよい。放熱部414は周知の放熱部材(ヒートシンク)等と同様、熱伝導性の高い金属等の素材で構成され、空気中への放熱面積を大きくするため、凹凸を設けた形状としてよい。また、放熱部414は、筐体400に対して熱を伝達して排熱できるよう、筐体400の内面に密接させてもよい。なお、電源回路404と放熱部414の間や、放熱部414と筐体400の内面との間には、間隙をなくしてより効率的に熱を伝導できるよう、熱伝導グリースや熱伝導シート(いずれも不図示)を介在させてもよい。
第1基板407上に設けられたAC供給ランド409には、筐体400内に配設されるAC電力供給ライン411が接続され、当該AC電力供給ラインはACアウトレット部412に接続されている。ACアウトレット部412からは、AC電力供給ライン411と通電しているプラグ用配線4031が延設されており、プラグ用配線4031の一端にAC電力供給プラグ403が設けられる。なお、本実施形態においては、AC電力供給ライン411をそのまま延設してプラグ用配線4031としてもよい。
次に、第2基板408上には、電源回路203と接続されるDC電力供給ランド4102が設けられ、第2基板408上に設けられた配線部を通じて、前述した電力線通信部201と、無線通信部202とに駆動電力を供給する。
電力線通信部201は、第2基板408に設けられた配線により、無線通信部202と通信可能に接続されている。また、電力線通信部201は、AC給電ランド413に接続されるAC給電部405を通じて電力線107と接続され、電力線107を媒体とした電力線通信を行う。無線通信部202は、アンテナ配線(図6における601)により、アンテナ404に接続されている。無線通信部202は、アンテナ404を通じて、無線端末102との間で無線通信を行う。本実施形態においては、電力線通信部201と、無線通信部202とから発生する熱を効率的に排熱するために、それぞれに対して前述した電源回路203と同様の放熱部414を設けてもよい。
次に、本実施形態において、上記のように構成された通信中継装置101における排熱構造について説明する。本実施形態における通信中継装置101は、底面側(天井側と反対側)に、照明器具109が係合される。照明器具109は、使用態様において、発光体1091及び発行制御部1092から熱を発し、周囲の空気を加熱する。照明器具109から発生した熱により加熱された空気は、天井側に移動し、一部は通信中継装置101内部に侵入する。また、通信中継装置101の内部においても、電力線通信部201及び無線通信部202において、各種通信処理を実行する際、これらを構成する回路を駆動することにより熱が発生し、電源回路203においても、電力変換の際に熱が発生する。このようにして、通信中継装置101は、筐体400の内外から、照明器具109において発生した熱と、通信中継装置101において発生した熱とにより、暖められる。以下、本実施形態における具体的な排熱構造について説明する。
本実施形態における通信中継装置101は、前述のように筐体内部400内に、吸熱部材406を有する。本実施形態における吸熱部材406は、導電性を有し、筐体400よりも熱伝導性の高い金属等の素材により構成される。前記吸熱部材406は、筐体400の内面(本実施形態においては、天井側の上面)に接触するよう配設され、接触面4063を通じて筐体400の熱を吸熱する。また、吸熱部材406は、接触面4063以外の表面を通じて、筐体400内部の暖められた空気の熱を吸熱する。上述したように、吸熱部材406はAC電力導入部501と、一端部4061において接続され、AC電力導入部501を経由して電力線107と接続されている。このため、吸熱部材406が吸熱した筐体400内部の熱は、AC電力導入部501と、プラグ部401と、引掛けシーリング108と、を通じて、最終的に電力線107に伝達され、電力線107において排熱される。即ち、本実施形態において、吸熱部材406は、照明器具109及び通信中継装置101において発生し、筐体400及び筐体400の内部を暖めた熱を吸熱し、当該吸熱した熱を電力線107に伝達して排熱することにより、筐体400の外部に熱を排出している。
以上説明した本実施形態における通信中継装置101によれば、筐体400の内面に接触するように吸熱部材406を設け、当該吸熱部材406を電力線107と接続することにより、筐体400内部の熱を、効率的に筐体400の外部にある電力線107に伝達し、電力線107において排熱することができるという作用・効果を奏する。
なお、一般的な排熱構造としては、例えば、通信中継装置101に対してヒートシンクや排熱ファンを増設する構成も採り得る。しかしながら、本実施形態における通信中継装置101は天井に設置されることから、外観やサイズに制限が課せられる場合もあり、大型ヒートシンクの増設が困難な状況も想定される。また、通信中継装置自体の外形(外観、サイズ)や、設計及び製造コストの面から、排熱ファンの増設が困難な状況も想定される。更に、排熱ファンを増設した場合であっても、排熱ファンの故障を想定して、別途排熱手段を設ける場合も想定される。
これに対して、上述した本実施形態による通信中継装置101において採用した、吸熱部材406と電力線107を用いた排熱構造であれば、ヒートシンクや排熱ファンを増設することなく、既設の電力線107を利用して、筐体400内の熱を効率的に外部に排熱できる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な構成を中心に説明する。その際、前記第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明は省略する。本実施形態における、通信中継装置は、前記第1の実施形態における通信中継装置と基本的な構成は構造は同様であるため、本実施形態における特徴的な構成である吸熱部材406の構造を中心に説明する。
本実施形態における吸熱部材406は、少なくとも1か所以上の折り曲げ部(図7における701、破線により囲んだ部分)を有するように構成される。吸熱部材406に対して複数の折り曲げ部を設けることにより、筐体400内部に配設される吸熱部材406の全長が長くなり、熱部材406の表面積は大きくなる。結果として、筐体400の内面との接触面積が大きくなることから、本実施形態における吸熱部材406は、より効率的に筐体400自体及び筐体400内部の熱を吸熱し、当該吸熱した熱を、接続されている電力線107を経由して筐体400の外部に排熱できる。なお、本実施形態において、折り曲げ部701の折り曲げ形状は、筐体400の大きさや形状等に対応して適宜選択してよく、例えば、なだらかな曲線を描くように折り曲げてもよい。また、図10に示すように、吸熱部材406aが渦巻状(あるいは螺旋状に)になるように、折り曲げ部を設けてもよい。
次に、本実施形態における吸熱部材406を、筐体400の内部に配設する構成について図8及び図9を参照して説明する。図8は、本実施形態において吸熱部材406を筐体400の内面に固着する構成の一例を表す模式図であり、固着部分における断面を表している。図9は、本実施形態において吸熱部材406を筐体400の内面に密接する構成の一例を表す模式図であり、密接部分における断面を表している。
本実施形態においては、接触面4063においては、吸熱部材406と筐体400の内面との間に間隙が生じないよう、吸熱部材406を筐体400の内面に固定する。このような固定構造の一例として、図9に示すように、熱伝導性の接着剤801を用いて、吸熱部材406を筐体400の内面に固着してもよい。このような構成とした場合、熱伝導性の接着剤801が吸熱部材406と筐体400の内面に介在することから、接触面4063における間隙は接着剤801により充填される。このため、吸熱部材406は、接触面4063において、より効率的に筐体400の熱を吸熱することができる。なお、熱伝導性の接着材801は、筐体400や吸熱部材406の材質等を考慮して適切に選択すればよく、例えば、熱伝導性エポキシ接着剤や、合成ゴム系の接着剤を採用してもよい。また、熱伝導性の接着剤の代わりに、熱伝導性を有する接着シートや両面テープを採用してもよい。また、本実施形態において採用する接着剤は、塗布あるいは貼付後に必ずしも硬化あるいは凝固する必要はなく、例えばある程度の粘着性を有するゲル状の熱伝導部材や、熱伝導グリス等を用いてもよい。
また、本実施形態においては、図9に示すように、筐体400の内面に設けられた係止部901に吸熱部材406を係止する構成を採用してもよい。この場合、例えば係止部901における、筐体400の内面と対向する係止面9011と、前記筐体の内面との間の距離は、前記吸熱部の厚みよりも略短くなるように形成してもよい。このように形成した場合、吸熱部材406を係止部901に対して押圧しながら挿入するため、係止部901の弾性力によって、吸熱部材406が筐体400の内面に密着する。このため、吸熱部材406は、接触面4063において、より効率的に筐体400の熱を吸熱することができる。なお、本実施形態における吸熱部材406については、その全長に渡って筐体400の内面と密接するように配設してもよく、一部分が筐体400の内面と密接するように配設してもよい。
以上説明した本実施形態における通信中継装置101によれば、吸熱部材406に折り曲げ部を設けることにより、筐体400の内面と吸熱部材406の接触面積が大きくなることから、吸熱部材406は、筐体400内面のより広い範囲から吸熱できる。また、吸熱部材406と筐体400の接触面において空隙をなくすように吸熱部材406を筐体400内面に固定することにより、吸熱部材406は筐体400の熱をより効率的に吸熱できる。このため、本実施形態における吸熱部材406は筐体400内部の熱を、より効率的に電力線107に伝達し、筐体400の外部に排熱することができるという作用・効果を奏する。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な構成を中心に説明する。その際、前記第1及び第2の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明は省略する。本実施形態における、通信中継装置は、前記第1及び第2の実施形態における通信中継装置と基本的な構成は構造は同様であるため、本実施形態における特徴的な構成を中心に説明する。
前記第1及び第2の実施形態においては、筐体400の内面に接触し、電力線107に接続された吸熱部材406を配設することにより、吸熱部材406において筐体400内部の熱を吸熱し、電力線107において排熱する構成としていた。本実施形態においては、吸熱部をアンテナ404に接続することにより、アンテナ404を通じて筐体400内部の熱を筐体外部に排熱する。以下、図11乃至図14を参照して、本実施形態の構成について説明する。図11及び図13は、図4と同様、本実施形態における通信中継装置101の内部構造の一例を示す、側面断面図である。図12は、図6と同様、図11において示した本実施形態における通信中継装置のB−B面における断面図(天井106側から見た上面図)である。図14は、図12において示した本実施形態における通信中継装置のC−C面における断面図(天井106側から見た上面図)である。
本実施形態における無線通信部202は、アンテナ配線404により第2の吸熱部材である吸熱部材415に接続される。本実施形態における第2の吸熱部材415は、前記吸熱部材406と同様、導電性を有し、筐体400よりも熱伝導性の高い金属等の素材により構成される。また、第2の吸熱部材415は筐体400の内面(本実施形態においては、筐体400の内側面や、照明器具109側の底面等)に接触するよう配設され、接触面4151を通じて筐体400の熱を吸熱する。また、第2の吸熱部材415は、接触面4151以外の表面を通じて、筐体400内部の暖められた空気の熱を吸熱する。
無線通信部202は、アンテナ配線601により第2の吸熱部材415に接続され、第2の吸熱部材415はアンテナ404に接続されている。第2の配線部材415は導体により構成されるため、アンテナ404において送受信される無線波は第2の吸熱部材415を経由して無線通信部202に伝達される。
本実施形態においては、アンテナ404と第2に吸熱部材415との間は熱伝導可能に接続されていればよく、例えば、第2の吸熱部材415の一部を筐体400の外部にまで延設し、当該延設部分とアンテナ404を接着等により接続してもよい。あるいは、アンテナ404の一部を筐体内部に延設し、当該延設部と第2の吸熱部を接着等により接合してもよい。また、後述するように、第2の吸熱部材415と、アンテナ404との間に適宜熱伝導部材を介在させてもよい。
本実施形態における第2の吸熱部材415については、前記第2の実施形態と同様、筐体400との接触面4151において、第2の吸熱部材415と、筐体400の内面との間に間隙が生じないよう、第2の吸熱部材415を筐体400の内面に固定してもよい。この場合の第2の吸熱部材415aの固定方法としては、前記第2の実施形態と同様、熱伝導性を有する接着部材により固定してもよく、筐体400の内面に係止部を設けて、第2の吸熱部を当該係止部に挿入して固定してもよい。
また、図13及び図14に示すように、第2の吸熱部を筐体400の内底面(照明器具109側の底面)に設ける場合には、前記第2の実施形態と同様、第2の吸熱部に少なくとも1か所以上の折り曲げ部(図14における1401、破線により囲んだ部分)を有するように構成してもよい。本実施形態においても、前記第2の実施形態と同様、折り曲げ部1401の折り曲げ形状は、筐体400の大きさや形状等に対応して適宜選択してよく、例えば、なだらかな曲線を描くように折り曲げてもよく、第2の吸熱部材415が渦巻状(あるいは螺旋状に)になるように、折り曲げ部を設けてもよい。
以上説明した本実施形態における通信中継装置101によれば、筐体400の内面に接触するように、第2の吸熱部材415を設け、当該吸熱部材415をアンテナ404と接続することにより、筐体400内部の熱を、効率的に筐体外部にあるアンテナ404に伝達し、アンテナ404において排熱することができるという、作用・効果を奏する。また、前記第2の実施形態と同様、第2の吸熱部材415に折り曲げ部を設け、第2の吸熱部材415を、筐体400との接触面における空隙をなくすように筐体400内面に固定することにより、筐体400の熱をよ効率的に吸熱できる。
また、一般的な照明器具109においては、照明器具の天井面側(天井面と対向する側)のベース部分は、成型や強度等の観点から金属部材により構成されることが多く、この金属部材におより無線通信が遮られる場合がある。これに対して、本実施形態においては、放熱部を兼ねるアンテナ404が筐体404の外部に延設されることから、アンテナ404のサイズを適宜調整することにより、照明器具109による無線通信の遮蔽効果を軽減すると共に、放熱面積を拡大することができる。
<題4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
<題4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な構成を中心に説明する。その際、前記第1乃至第3の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明は省略する。
本実施形態における、通信中継装置は、前記第1乃至第3の実施形態における通信中継装置と基本的な構成は構造は同様であるため、以下図15乃至図19を参照して、本実施形態における特徴的な構成である吸熱部の構造を中心に説明する。図15は、図4と同様、本実施形態における通信中継装置101の内部構造の一例を示す、側面断面図である。図16は、図5と同様、図15において示した本実施形態における通信中継装置のA−A面における断面図(天井106側から見た上面図)である。図17は、図14と同様、図12において示した本実施形態における通信中継装置のC−C面における断面図(天井106側から見た上面図)である。
本実施形態においては、前記第1乃至第3の実施形態と同様、電力線107から供給されるAC電力は、給電コンセント301を介してプラグ部401に供給され、プラグ部401と導通するAC電力導入部(図16における501)から筐体400の内部に引き込まれる。前記第1乃至第3の実施形態においては、例えば図7に示すように、AC電力導入部501に、吸熱部材406の一端部4061が接続され、他端部4062にAC導電部405に接続されている。これに対して、本実施形態においては、図15に示すように、AC導電部405は、AC電力導入部501に直接接続されており、AC導電部405に対して熱伝導パッド1501が密接するよう配置されている。
本実施形態においては、前記第1乃至第3の実施形態における吸熱部材406に相当する吸熱部材として、図16に示す板状の吸熱部材406bを筐体400内部に配設してもよい。本実施形態における吸熱部材406bは、筐体400よりも熱伝導性の高い金属等の素材により構成される。吸熱部材406bは、筐体400の内面(本実施形態においては天井側の上面)に接触するように配設され、当該吸熱部材406bは、接触面4063bを通じて筐体400の熱を吸熱する。また、吸熱部材406bは、接触面4063b以外の表面を通じて、筐体400内部の暖められた空気の熱を吸熱する。本実施形態において、吸熱部材406bは、前記熱伝導パッド1501と密接するよう配設される。このため、吸熱部材406bが吸熱した筐体400内部の熱は、熱伝導パッド1501と、AC導電部405とを通じてAC電力導電部501に伝達され、最終的に電力線107において排熱される。即ち、本実施形態において、吸熱部材406bは、前記第1乃至第3の実施形態と同様、照明器具109及び通信中継装置101において発生し、筐体400及び筐体400の内部を暖めた熱を吸熱し、当該吸熱した熱を電力線107に伝達して排熱することにより、筐体400の外部に熱を排出している。
本実施形態における熱伝導パッド1501としては、例えば、周知の熱伝導性を有する樹脂素材(ベースとなる樹脂に対して、熱伝導性フィラーを配合した素材)を採用してもよい。熱伝導パッド1501として、弾性を有する熱伝導性樹脂等の素材を採用する場合、AC導電部405と吸熱部材406bとの間の距離よりも、当該熱伝導パッド1501の厚みを略厚くしてもよい。このように弾性を有する熱伝導パッド1501をAC導電部405と吸熱部材406bとの間に配置した場合、配置状態において熱伝導パッド1501に押圧力がかかるため、熱伝導パッド1501とAC導電部405との間が密接し、同様に、熱伝導パッド1501と吸熱部材406bとの間が密接する。このように、吸熱部材406bと、熱伝導パッド1501と、AC導電部405との間を密接することにより、吸熱部材406bにおいて吸収した筐体400の熱を、効率よくAC導電部405に伝達することができる。吸熱部材406bと、熱伝導パッド1501と、AC導電部405との間の接合については、上記のような圧入に加えて、接合面を前述した熱伝導性の接着部材により接着してもよい。また、熱伝導パッド1501は、筐体400の内面に、前述した熱伝導性の接着部材により接着してもよく、この場合、熱伝導パッド1501は、筐体400に固定されると共に、筐体400の熱を吸熱し、AC導電部405に伝達できる。
本実施形態における熱伝導パッド1501としては、上述した熱伝導性樹脂以外に通常の金属等を採用してもよく、この場合は吸熱部材406と、熱伝導パッド1501と、AC導電部405との間の接合面を、前述した熱伝導性の接着部材により接着してもよい。この場合、熱伝導性に加え、電気絶縁性を有する接着部材を用いると、吸熱部材406bを電力線107から絶縁することができる。
本実施形態における吸熱部材406bの配設については、前記第2の実施形態と同様、吸熱部材406bを、筐体400の内面に密接させるよう構成してもよい。例えば、前記実施形態2と同様、図18に示すように、吸熱部材406bと筐体400の内面との間に、熱伝導性を有する接着材を充填することで、吸熱部材406bを筐体400の内面に固着してもよい。
次に、本実施形態においては、前記第1乃至第3の実施形態における吸熱部材415に相当する吸熱部材として、図15及び図17に示す板状の吸熱部材415aを筐体400内部に配設してもよい。本実施形態における吸熱部材415aは、筐体400よりも熱伝導性の高い金属等の素材により構成される。吸熱部材415aは、筐体400の内面(本実施形態においては照明器具109側の底面)に接触するように配設され、当該吸熱部材415aは、接触面4151aを通じて筐体400の熱を吸熱する。また、吸熱部材415aは、接触面4151a以外の表面を通じて、筐体400内部の暖められた空気の熱を吸熱する。
本実施形態における吸熱部材415aについては、前記第2の実施形態と同様、筐体400との接触面4151aにおいて、第2の吸熱部材415aと、筐体400の内面との間に間隙が生じないよう、吸熱部材415aを筐体400の内面に固定してもよい。この場合の吸熱部材415aの固定方法としては、図19に示すように、熱伝導性を有する接着部材を用いてもよい。
前記第1乃至第3の実施形態においては、例えば図7及び図12等に示すように、アンテナ404と第2の吸熱部材415の間は接合されていてもよい。これに対して本実施形態においては、熱伝導パッド1502が、図19に示すように、アンテナ404と、吸熱部材415aとの間に介在するよう配置される。本実施形態における熱伝導パッド1502としては、前記熱伝導パッド1501と同様、例えば、周知の熱伝導性を有する樹脂素材を採用してもよい。
本実施形態においては、図19に示すように、アンテナ404の一部は筐体400の内部にまで延設され、アンテナ配線601を通じて図19には不図示の通信処理部201と接続している。アンテナ404の筐体400内における延設部には、前記熱伝導パッド1502が密接している。また、前記熱伝導パッド1502は、吸熱部材415aとも密接しており、吸熱部材415aにおいて吸収した筐体400の熱を、筐体400の外部に延設されたアンテナ404に伝達する。
本実施形態における熱伝導パッド1502として、例えば弾性を有する熱伝導性樹脂等の素材を採用する場合、アンテナ404の延設部における底面と、吸熱部材415aにおける上面との間の距離よりも、当該熱伝導パッド1502の厚みを略厚くしてもよい。このように構成した場合、配置状態において熱伝導パッド1501に押圧力がかかるため、熱伝導パッド1502とアンテナ404の延設部との間が密接し、同様に、熱伝導パッド1502と吸熱部材415aとの間が密接する。また、本実施形態において、熱伝導パッド1502と吸熱部材415aとの間、及び熱伝導パッド1502とアンテナ404の延設部との間は、それぞれ前記熱伝導性の接着部材により、接着してもよい。
なお、本実施形態においては、吸熱部材406b、吸熱部材415a、熱伝導パッド1501、及び熱伝導パッド1502について、それぞれの形状や構造は、筐体400の形状や、筐体400内部の部材配置等に応じて、適宜選択してよい。本実施形態における吸熱部材406b及び吸熱部材415aについては、例えば筐体400の内部に配置される部材を回避しつつ、筐体400内面に対する接触面積が最大となるような板状の形状を設計し、熱伝導性樹脂や金属等の素材により当該形状を形成してもよい。このように各吸熱部材を形成した場合、筐体400の形状や内部構造によっては、前記第2及び第3の実施形態において説明した折り曲げ部を有する吸熱部材よりも、当該吸熱部材と筐体400との接触面積を大きくできる場合がある。また、各吸熱部を板状の一部材として成形できるため、各吸熱部材の製造や、筐体400内部への配設が容易になり、コストを低減できる。
また、本実施形態においては、熱伝導パッド1501、1502を導入することにより、各吸熱部材の形状や構造を単純化できたり、通信中継装置101の製造や組み立てが容易になる場合がある。例えば、板状の吸熱部材と、アンテナ404やAC導電部405とを直接接合する場合、製造過程においてこれらの部材が密接するよう、組み立て寸法や組み立て精度等を精密に調整する場合がある。これに対して、例えば、熱伝導パッドを介在させることにより、一定程度の寸法誤差や、組み立て誤差を当該熱伝導パッドにて吸収することができ、組み立て工程に必要となる工数を低減できる。
以上説明した本実施形態における通信中継装置101によれば、筐体400の内面に接触するように板状の吸熱部材406bを設け、吸熱部材406bにおいて吸収した筐体400の熱を、熱伝導パッド1501を通じてAC導電部405に伝達することにより、筐体400内部の熱を、電力線107を介して筐体外部に排熱できるという作用・効果を奏する。また、板状の吸熱部材415aを設け、当該吸熱部材415aにおいて吸収した筐体400の熱を、熱伝導パッド1502を介してアンテナ404に伝達することにより、筐体400内部の熱を、アンテナ400を介して筐体外部に効率的に排熱できるという作用・効果を奏する。また、各吸熱部材406b、415aを板状とすることにより、筐体400内面との接触面積を大きくでき、熱伝導部材1501、1502を導入することにより、効率的に熱を伝達できる。。
<実施形態の変形例>
上述した各実施形態において開示された構成について、以下のような変形例を採用してもよい。
<実施形態の変形例>
上述した各実施形態において開示された構成について、以下のような変形例を採用してもよい。
まず、照明器具109への給電方法は、上記実施形態においては、給電アダプタ403を介しているが、接続対象とする照明器具109の形状や仕様等に合わせて、適宜変更してもよい。例えば、天井引掛けシーリングに直付けするようなタイプの照明器具に対しては、通信中継装置101の下面(照明器具と対向する面)を、天井引掛けシーリング108と同様に係合部を兼ねる給電コンセントを有する構造とし、当該給電コンセントを通じて電力を供給してもよい。
次に、前記各実施形態においては、電源回路202が実装された基板407と、電力線通信部201と無線通信部203とを構成する電子回路が実装された基板408とは、筐体400内の別階層に分離しているが、同階層に並べてもよく、またこれらを同一の基板としてもよい。また、電源回路202から各通信部への電源供給路は、筐体400内の基板配置や、回路構成に応じて適切に敷設すればよく、前記実施形態に示した配線4101のように電源供給線を配線してもよいが、これに限定されるものではない。
次に、前記説明した実施形態においては、AC導電部405を、第1及び第2基板を貫通する金属板により構成したが、これに限定されるものではない。AC導電部405の別の構成として、例えば、AC電力導入部501から第1、第2基板それぞれに接続する被覆線等を用いてもよく、この場合は各吸熱部材(406等)や、熱伝導パッド(1501等)と接触する部分だけ被覆を剥離する構成としてもよい。
次に、筐体400の外形形状は、設置場所や、接続される照明器具の形状に応じて適宜選択してよい。例えば、図3に示すように、略直方体状の箱型としてもよく、有底円筒状の形状としてもよい。有底円筒状の形状とした場合、例えば吸熱部406は図20に示すような形状により配設してもよい。
次に、上記説明した実施形態においては、天井に設置された引掛けシーリング108と、通信中継装置101とを、それぞれ別体として構成しているが、例えば、通信中継装置体101を、天井に設置された引掛けシーリング108と一体としてもよい。即ち、天井引掛けシーリング108自体を、通信中継装置101とするよう構成してもよい。このように構成する場合、例えば、電力線107をAC電力導入部501から筐体400内部に引き込んで、筐体400の内面と接触するように延設し、AC給電部405に接続してもよい。即ち、筐体400内部に引き込んだ電力線107自体を、吸熱部材406として用いる構成としてもよい。
また、同様に、例えば、照明器具109が通信中継装置101含むように、これらを一体として設けてもよい。この場合、引掛けシーリング108には、通信中継装置101を含む照明器具109が係合される態様となる。照明器具109が通信中継装置101を含む態様においては、通信中継装置101は、引掛けシーリング108を介して電力線107に接続され、照明器具109及び通信中継装置101において発生した熱を電力線107に排熱する。また、照明器具109が通信中継装置101を含む態様においては、アンテナ404を照明器具109の外部に延設するように配設し、通信中継装置101は、照明器具109及び通信中継装置101において発生した熱を、係るアンテナ404に排熱する構成としてもよい。更に、照明器具109が通信中継装置101を含む態様においては、係る通信中継装置の筐体400と、照明器具109を構成する筐体(ケースやカバー等)を一体的に設けてもよい。
以上、本発明を、上述した模範的な実施形態に適用した例として説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態に記載した範囲には限定されない。当業者には、係る実施形態に対して多様な変更または改良を加えることが可能であることは明らかである。そのような場合、係る変更または改良を加えた新たな実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得る。そしてこのことは、特許請求の範囲に記載した事項から明らかである。
尚、上述した実施形態及びその変形例の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうる。しかしながら、上述した実施形態及びその変形例により例示的に説明した本発明は、以下には限られない。
(付記1)
電力線を自装置に引き込む電力線引き込み部と、
前記電力線を介した有線通信による信号の送受信と、無線通信による信号の送受信とを処理する通信処理部と、
前記電力線を電力供給源とし、前記通信処理部に駆動電力を供給する電源部と、
を有する筐体と、
前記筐体よりも熱伝導性の高い素材からなり、
前記筐体内において、前記筐体の内面に接触するよう配設され、
前記電力線と接続され、前記筐体の熱を吸熱可能な、
第1の吸熱部と、
を有する、通信中継装置。
電力線を自装置に引き込む電力線引き込み部と、
前記電力線を介した有線通信による信号の送受信と、無線通信による信号の送受信とを処理する通信処理部と、
前記電力線を電力供給源とし、前記通信処理部に駆動電力を供給する電源部と、
を有する筐体と、
前記筐体よりも熱伝導性の高い素材からなり、
前記筐体内において、前記筐体の内面に接触するよう配設され、
前記電力線と接続され、前記筐体の熱を吸熱可能な、
第1の吸熱部と、
を有する、通信中継装置。
(付記2)
前記第1の吸熱部は、少なくとも1つ以上の折り曲げ部を有する、付記1に記載の通信中継装置
(付記3)
前記第1の吸熱部は、前記筐体の内面に、熱伝導性を有する接着部材を介して密接している、付記1または付記2に記載の通信中継装置。
前記第1の吸熱部は、少なくとも1つ以上の折り曲げ部を有する、付記1に記載の通信中継装置
(付記3)
前記第1の吸熱部は、前記筐体の内面に、熱伝導性を有する接着部材を介して密接している、付記1または付記2に記載の通信中継装置。
(付記4)
前記筐体の内面に、前記第1の吸熱部を係止する係止部が設けられ、
前記係止部の、前記筐体の内面と対向する係止面と、前記筐体の内面との間の距離は、前記第1の吸熱部の厚みよりも短いか、略短く形成され、
少なくとも前記係止部において、前記第1の吸熱部は前記筐体の内面に密接する、
付記1乃至付記3の何れかに記載の通信中継装置。
前記筐体の内面に、前記第1の吸熱部を係止する係止部が設けられ、
前記係止部の、前記筐体の内面と対向する係止面と、前記筐体の内面との間の距離は、前記第1の吸熱部の厚みよりも短いか、略短く形成され、
少なくとも前記係止部において、前記第1の吸熱部は前記筐体の内面に密接する、
付記1乃至付記3の何れかに記載の通信中継装置。
(付記5)
前記第1の吸熱部は、熱伝導部材を介在して前記電力線に接続されている、付記1乃至付記4の何れかに記載の通信中継装置。
前記第1の吸熱部は、熱伝導部材を介在して前記電力線に接続されている、付記1乃至付記4の何れかに記載の通信中継装置。
(付記6)
前記第1の吸熱部は、前記筐体内に引き込まれた電力線を延設してなる、付記1乃至付記5の何れかに記載の通信中継装置。
前記第1の吸熱部は、前記筐体内に引き込まれた電力線を延設してなる、付記1乃至付記5の何れかに記載の通信中継装置。
(付記7)
前記筐体の外部に配設され、前記無線通信を送信または受信するアンテナを有し、
少なくとも前記アンテナと接続される第2の吸熱部を有する、付記1乃至付記6のいずれかに記載の通信中継装置。
前記筐体の外部に配設され、前記無線通信を送信または受信するアンテナを有し、
少なくとも前記アンテナと接続される第2の吸熱部を有する、付記1乃至付記6のいずれかに記載の通信中継装置。
(付記8)
前記第2の吸熱部は、熱伝導部材を介在して前記アンテナに接続されている、請求項7に記載の通信中継装置。
前記第2の吸熱部は、熱伝導部材を介在して前記アンテナに接続されている、請求項7に記載の通信中継装置。
(付記9)
前記第2の吸熱部は、少なくとも1つ以上の折り曲げ部を有する、付記7または付記8に記載の通信中継装置
(付記10)
前記第2の吸熱部は、前記筐体の内面に、熱伝導性を有する接着部材を介して密接している、付記7乃至付記9の何れかに記載の通信中継装置。
前記第2の吸熱部は、少なくとも1つ以上の折り曲げ部を有する、付記7または付記8に記載の通信中継装置
(付記10)
前記第2の吸熱部は、前記筐体の内面に、熱伝導性を有する接着部材を介して密接している、付記7乃至付記9の何れかに記載の通信中継装置。
(付記11)
前記筐体の内面に、前記第2の吸熱部を係止する係止部が設けられ、
前記係止部の、前記筐体の内面と対向する係止面と、前記筐体の内面との間の距離は、前記第1の吸熱部の厚みよりも短いか、略短く形成され、
少なくとも前記係止部において、前記第2の吸熱部は前記筐体の内面に密接する、
付記7乃至付記10の何れかに記載の通信中継装置。
前記筐体の内面に、前記第2の吸熱部を係止する係止部が設けられ、
前記係止部の、前記筐体の内面と対向する係止面と、前記筐体の内面との間の距離は、前記第1の吸熱部の厚みよりも短いか、略短く形成され、
少なくとも前記係止部において、前記第2の吸熱部は前記筐体の内面に密接する、
付記7乃至付記10の何れかに記載の通信中継装置。
(付記12)
電力線を自装置に引き込む電力線引き込み部と、
前記電力線に接続され、前記電力線を介した有線通信による信号の送受信と、無線通信による信号の送受信とを処理する通信処理部と、
前記電力線を電力供給源とし、前記通信処理部に駆動電力を供給する電源部と、
を有する筐体と、
前記筐体の外部に配設され、前記無線通信を中継するアンテナを有し、
少なくとも前記アンテナ部と接続され、
前記筐体の熱を吸熱可能な、
第2の吸熱部を有する、
通信中継装置。
電力線を自装置に引き込む電力線引き込み部と、
前記電力線に接続され、前記電力線を介した有線通信による信号の送受信と、無線通信による信号の送受信とを処理する通信処理部と、
前記電力線を電力供給源とし、前記通信処理部に駆動電力を供給する電源部と、
を有する筐体と、
前記筐体の外部に配設され、前記無線通信を中継するアンテナを有し、
少なくとも前記アンテナ部と接続され、
前記筐体の熱を吸熱可能な、
第2の吸熱部を有する、
通信中継装置。
(付記13)
前記第1の吸熱部と、前記第2の吸熱部との、少なくとも一方は板状に形成されてなる、付記5または付記8に記載の通信中継装置。
前記第1の吸熱部と、前記第2の吸熱部との、少なくとも一方は板状に形成されてなる、付記5または付記8に記載の通信中継装置。
(付記14)
前記熱伝導部材は、熱伝導性を有する樹脂からなる、付記5または付記8または付記14に記載の通信中継装置。
前記熱伝導部材は、熱伝導性を有する樹脂からなる、付記5または付記8または付記14に記載の通信中継装置。
(付記15)
前記通信処理部または前記電源部の、少なくともいずれか一方に放熱部材が設けられ、
前記放熱部材は、前記筐体に接触している、付記1乃至付記14のいずれかに記載の通信中継装置。
前記通信処理部または前記電源部の、少なくともいずれか一方に放熱部材が設けられ、
前記放熱部材は、前記筐体に接触している、付記1乃至付記14のいずれかに記載の通信中継装置。
(付記16)
天井に設置された引掛けシーリングに係合する引掛けシーリング係合部と、
前記天井引掛けシーリング係合部を経由して前記電力線より供給される電力を、照明器具に供給する、電力供給部と、を更に有する、
付記1乃至付記15の何れかに記載の通信中継装置。
天井に設置された引掛けシーリングに係合する引掛けシーリング係合部と、
前記天井引掛けシーリング係合部を経由して前記電力線より供給される電力を、照明器具に供給する、電力供給部と、を更に有する、
付記1乃至付記15の何れかに記載の通信中継装置。
(付記17)
前記引掛けシーリング係合部は、前記筐体に着脱自在に設けられている、付記17に記載の通信中継装置。
前記引掛けシーリング係合部は、前記筐体に着脱自在に設けられている、付記17に記載の通信中継装置。
(付記18)
天井に設置され、前記付記1乃至前記15のいずれかに記載の通信中継装置を有する、引掛けシーリング。
天井に設置され、前記付記1乃至前記15のいずれかに記載の通信中継装置を有する、引掛けシーリング。
(付記19)
前記通信中継装置と一体に形成されている、付記18に記載の引掛けシーリング
(付記20)
付記1乃至前記15のいずれかに記載の通信中継装置を有する、照明器具。
前記通信中継装置と一体に形成されている、付記18に記載の引掛けシーリング
(付記20)
付記1乃至前記15のいずれかに記載の通信中継装置を有する、照明器具。
(付記21)
前記通信中継装置と一体に形成されている、付記20に記載の照明器具。
前記通信中継装置と一体に形成されている、付記20に記載の照明器具。
本発明は、電力線等を用いる有線通信装置と、無線通信装置とを有し、有線通信と無線通信との間を中継する通信中継装置に適応できる。特に、天井に設置された引掛けシーリングに接続され、照明器具と係合できる通信中継装置への適応等といった利用が考えられる。
101 通信中継装置
102 無線端末
103 電力線通信装置
104 ゲートウェイ装置
105 外部ネットワーク
106 天井
107 電力線
108 引掛けシーリング
201 電力線通信部
202 無線通信部
203 電源回路
301 給電コンセント
401 プラグ部
402 係合凸部
403 AC電力供給プラグ
404 アンテナ
405 AC導電部
406 吸熱部材
406a 吸熱部材
406b 吸熱部材
407 第1基板
408 第2基板
409 AC供給ランド
410 直流電力供給部
411 AC電力供給ライン
412 ACアウトレット部
413 AC給電ランド
414 放熱部
415 吸熱部材
415a 吸熱部材
501 AC電力導入部
601 アンテナ配線
701 折り曲げ部
801 接着剤
901 係止部
1401 折り曲げ部
1501 熱伝導パッド
1502 熱伝導パッド
102 無線端末
103 電力線通信装置
104 ゲートウェイ装置
105 外部ネットワーク
106 天井
107 電力線
108 引掛けシーリング
201 電力線通信部
202 無線通信部
203 電源回路
301 給電コンセント
401 プラグ部
402 係合凸部
403 AC電力供給プラグ
404 アンテナ
405 AC導電部
406 吸熱部材
406a 吸熱部材
406b 吸熱部材
407 第1基板
408 第2基板
409 AC供給ランド
410 直流電力供給部
411 AC電力供給ライン
412 ACアウトレット部
413 AC給電ランド
414 放熱部
415 吸熱部材
415a 吸熱部材
501 AC電力導入部
601 アンテナ配線
701 折り曲げ部
801 接着剤
901 係止部
1401 折り曲げ部
1501 熱伝導パッド
1502 熱伝導パッド
Claims (10)
- 電力線を自装置に引き込む電力線引き込み部と、
前記電力線を介した有線通信による信号の送受信と、無線通信による信号の送受信とを処理する通信処理部と、
前記電力線を電力供給源とし、前記通信処理部に駆動電力を供給する電源部と、
を有する筐体と、
前記筐体よりも熱伝導性の高い素材からなり、
前記筐体内において、前記筐体の内面に接触するよう配設され、
前記電力線と接続され、前記筐体の熱を吸熱可能な、
第1の吸熱部と、
を有する、通信中継装置。 - 前記第1の吸熱部は、少なくとも1つ以上の折り曲げ部を有する、請求項1に記載の通信中継装置
- 前記第1の吸熱部は、前記筐体の内面に、熱伝導性を有する接着部材を介して密接している、請求項1または請求項2の何れかに記載の通信中継装置。
- 前記筐体の内面に、前記第1の吸熱部を係止する係止部が設けられ、
前記係止部の、前記筐体の内面と対向する係止面と、前記筐体の内面との間の距離は、前記第1の吸熱部の厚みよりも短いか、略短く形成され、
少なくとも前記係止部において、前記第1の吸熱部は前記筐体の内面に密接する、
請求項1乃至請求項3の何れかに記載の通信中継装置。 - 前記第1の吸熱部は、熱伝導部材を介在して前記電力線に接続されている、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の通信中継装置。
- 前記第1の吸熱部は、前記筐体内に引き込まれた電力線を延設してなる、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の通信中継装置。
- 前記筐体の外部に配設され、前記無線通信を送信または受信するアンテナを有し、
少なくとも前記アンテナに接続される第2の吸熱部を有する、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の通信中継装置。 - 前記第2の吸熱部は、熱伝導部材を介在して前記アンテナに接続されている、請求項7に記載の通信中継装置。
- 前記通信処理部または前記電源部の、少なくともいずれか一方に放熱部材が設けられ、
前記放熱部材は、前記筐体に接触している、請求項1乃至請求項8の何れかに記載の通信中継装置。 - 天井に設置された引掛けシーリングに係合する引掛けシーリング係合部と、
前記天井引掛けシーリング係合部を経由して前記電力線より供給される電力を、照明器具に供給する、電力供給部と、を更に有する、
請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の通信中継装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013182853A JP2015050726A (ja) | 2013-09-04 | 2013-09-04 | 通信中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013182853A JP2015050726A (ja) | 2013-09-04 | 2013-09-04 | 通信中継装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015050726A true JP2015050726A (ja) | 2015-03-16 |
Family
ID=52700362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013182853A Pending JP2015050726A (ja) | 2013-09-04 | 2013-09-04 | 通信中継装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015050726A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114364089A (zh) * | 2020-09-29 | 2022-04-15 | 中国移动通信集团设计院有限公司 | 提供5g信号的物联网led一体化灯具 |
CN118073810A (zh) * | 2024-04-25 | 2024-05-24 | 成都飞翼通科技有限公司 | 一种用于天线散热的整流罩结构 |
-
2013
- 2013-09-04 JP JP2013182853A patent/JP2015050726A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114364089A (zh) * | 2020-09-29 | 2022-04-15 | 中国移动通信集团设计院有限公司 | 提供5g信号的物联网led一体化灯具 |
CN114364089B (zh) * | 2020-09-29 | 2023-09-19 | 中国移动通信集团设计院有限公司 | 提供5g信号的物联网led一体化灯具 |
CN118073810A (zh) * | 2024-04-25 | 2024-05-24 | 成都飞翼通科技有限公司 | 一种用于天线散热的整流罩结构 |
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