JP2015049621A - 情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】拡大・縮小表示する表示位置を、操作を受け付けた位置に応じて変更することで、ユーザの所望の位置を表示可能な情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラムを提供すること
【解決手段】表示されたコンテンツに対する拡大指示を受け付け、表示位置の移動指示を受け付け、拡大指示を受け付けた位置である拡大指示開始位置と、拡大指示を受け付けた後に受け付けた移動指示に応じた移動後の表示位置とを対応付けて記憶し、記憶した拡大指示開始位置と移動後の表示位置の情報を用いて、いずれの位置に対する拡大指示を受け付けた場合に、いずれの位置を拡大するかを決定して、拡大する
【選択図】図4

Description

情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラムに関する。
タッチパネルの普及により、ユーザは直接端末に触れることでアプリケーションを操作し、より直感的な操作ができるようになっている。
タッチパネルにおいて、タッチ操作や、ピンチイン・ピンチアウトの操作を受け付けることで表示画面に表示された情報を縮小・拡大させる技術がある。しかし、PC画面のようにマウスカーソル(拡大・縮小の基準となる点)が表示されていないため、適切な場所を拡大・縮小することが難しい
特許文献1には、拡大・縮小すべき領域の指定を受け付け、当該領域の表示を拡大・縮小するための倍率指定用のゲージ(インターフェース)を表示画面に表示して、指定された領域の表示を拡大する技術が公開されている。
特開2012−160171号公報
しかし、特許文献1の技術では、拡大の基準位置の指定、拡大倍率指定用のゲージに対する操作の2つの手順を必要とし、操作手順の数が増えてしまっており、ユーザにとって手間である。
また、操作の手順数が増加することで、操作した場所を拡大・縮小するというような、場所の指定と操作の効果を同時に体感することのできる直観性が損なわれてしまっている。
本発明の目的は、拡大・縮小表示する表示位置を、操作を受け付けた位置に応じて変更することで、ユーザの所望の位置を表示可能な情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、コンテンツを表示する表示画面を備えた情報処理装置であって、前記コンテンツを表示画面に表示する表示手段と、前記表示手段で表示されたコンテンツに対する拡大指示を受け付ける拡大指示受付手段と、前記表示手段で表示されたコンテンツの、表示位置の移動指示を受け付ける移動指示受付手段と、前記コンテンツに対する拡大指示を受け付けた位置である拡大指示開始位置と、前記拡大指示を受け付けた後に前記移動指示受付手段で受け付けた移動指示に応じた移動後の表示位置とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段で記憶した拡大指示開始位置と移動後の表示位置の情報を用いて、前記拡大指示受付手段でいずれの位置に対する拡大指示を受け付けた場合に、いずれの位置を拡大するかを決定する拡大位置決定手段と、前記拡大位置決定手段で決定した位置の情報に応じて、コンテンツの拡大表示の処理を行う拡大制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、拡大・縮小表示する表示位置を、操作を受け付けた位置に応じて変更することで、ユーザの所望の位置を表示可能な情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラムを提供することが出来る。
本発明の実施形態における、情報処理システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、各種装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、各種装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、入力補正領域を用いた拡大・縮小処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、サーバへの操作履歴のアップロード処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、入力補正領域更新処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、入力補正領域を用いた拡大表示処理の様子の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、縮小表示処理の様子の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、各種データテーブルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、入力補正領域更新処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、入力補正領域算出の様子の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態における、情報処理システムの構成の一例を示す図である。
サーバ100のCPU201は、携帯端末200(携帯端末200A/携帯端末200B)で表示するコンテンツを記憶している。当該コンテンツとは、例えば、顧客に対してタブレット端末の表示画面に表示して閲覧させるカタログの情報や、画像データ等である。尚、当該コンテンツは上述したものに限るものではない。
また、サーバ100のCPU201は、いずれの場所に対する指示を受け付けた場合にいずれの場所を拡大・縮小するかを示す入力補正領域の情報を当該コンテンツと対応付けて記憶する。入力補正領域とは、例えば、所定のエリア内において拡大表示指示を受け付けた際に当該所定のエリアに対応する点を拡大する場合の、当該所定のエリアのことをいう。
携帯端末200は、表示画面に表示したコンテンツのデータと、当該コンテンツに対するユーザの操作履歴の情報(例えば、拡大表示後に表示場所を移動させた情報等)を記憶してサーバ100にアップロードする。
LAN101は、当該サーバ100と携帯端末200を通信可能に接続するネットワークである。尚、携帯端末200がサーバ100と通信不可能な場合(例えば、建物内・地下に入ることによる電波障害等)も考えられるため、以下、携帯端末200の外部メモリに前記入力補正領域の情報を記憶させるものとして説明する。以上が図1の、本発明の実施形態における、情報処理システムの構成の一例についての説明である。
次に図2を参照して、本発明の実施形態における、各種装置のハードウェア構成の一例について説明する。図2は、本発明の実施形態における、各種装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。なお、図2では、CRT210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
また、本発明の実施形態において、携帯端末200のCRT210は、タッチパネル機能を有するものとする。CRT210がタッチパネル機能を有する場合、当該CRT210は入力装置としても機能し、入力コントローラにタッチパネル機能で検出した(ディスプレイで受け付けた)タッチ操作の情報を入力情報として伝達するものとする。つまり、入力コントローラ205は、CRT210からの入力制御を行う。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN101)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
212は加速度センサであり、例えば携帯端末200の加速度を検出する。尚、加速度センサが外部装置として携帯端末200等の装置に取り付けられている場合、例えば、加速度センサ212は入力コントローラ209と通信することで検出した加速度の情報を携帯端末200に伝達する。以上が図2の、本発明の実施形態における、各種装置のハードウェア構成の一例についての説明である。
次に図3を参照して、本発明の実施形態における、各種装置の機能構成の一例について説明する。図3は、本発明の実施形態における、各種装置の機能構成の一例を示す図である。
サーバ100は、コンテンツ記憶部301、操作履歴受信部302、入力補正領域算出部303、入力補正領域記憶部304、入力補正領域情報配信部305等を備えて構成される。携帯端末200は、コンテンツ記憶部311、操作履歴記憶部312、操作履歴送信部313、入力補正領域情報受信部314等を備えて構成される。
コンテンツ記憶部301は、例えば、カタログ、文書データ、画像データ等の、携帯端末200で表示するためのコンテンツの情報を記憶する記憶部である。
ユーザは、例えば、当該コンテンツを携帯端末の表示画面上に表示して、拡大・縮小、表示位置の移動等を行い、必要な情報を閲覧する。
操作履歴受信部302、携帯端末200から、コンテンツに対する操作履歴(拡大処理・拡大位置の履歴、縮小処理・縮小位置の履歴、移動処理・移動前後の位置の履歴等)を受信する受信部である。受信した操作履歴の情報はコンテンツ毎にサーバ100の外部メモリ等の記憶領域に記憶される。
入力補正領域算出部303は、操作履歴受信部302で受信した操作履歴の情報を用いて、コンテンツ(例えばカタログ)のいずれの位置で拡大・縮小指示を受け付けた場合に、拡大・縮小処理後にいずれの位置を表示すべきか(拡大する位置・縮小する位置をいずれの位置に補正すべきか)を特定するための領域を算出する算出部である。
入力補正領域とは、例えば図7に示す入力補正領域703のような領域であり、カタログ毎に生成され、カタログに対応付けて記憶される(入力補正領域記憶部304)。入力補正領域703で拡大指示を受け付けた場合は、入力補正領域703内のいずれの場所で拡大指示を受け付けた場合であっても、中心点706(拡大位置)を中心とした拡大処理が行われる。
入力補正領域情報配信部305は、前記入力補正領域記憶部304に記憶した入力補正領域の情報を携帯端末200に送信・配信する配信部である。
携帯端末200のコンテンツ記憶部311は、前記コンテンツを記憶する記憶部である。操作履歴記憶部312は、前記コンテンツに対する操作履歴を、コンテンツに対応付けて記憶する記憶部である。
操作履歴送信部313は、当該コンテンツ毎の操作履歴の情報をサーバ100に送信する送信部である。入力補正領域情報受信部314は、サーバ100で生成され、配信された入力補正領域の情報を受信する受信部である。
受信した入力補正領域の情報は、それぞれ対象のコンテンツに対応付けて携帯端末200の外部メモリに記憶される。以上が図3の、本発明の実施形態における、各種装置の機能構成の一例についての説明である。
次に、図4を参照して、本発明の実施形態における、入力補正領域を用いた拡大・縮小処理の流れについて説明する。図4は、本発明の実施形態における、入力補正領域を用いた拡大・縮小処理の流れを示すフローチャートである。
尚、本実施形態の説明においては、ステップS401の時点で携帯端末200の外部メモリには、コンテンツ(例えば、カタログのイメージファイル)が記憶されており、携帯端末200はユーザの操作指示に応じて、当該コンテンツを読み出して表示画面に表示可能であるものとする。
携帯端末200のCPU201は、ディスプレイに対するユーザからの指示を受け付け(ステップS401)、当該指示を受け付けた座標の情報を操作開始位置の情報として、図9に示す拡大縮小操作履歴テーブル920に記憶する(ステップS402/拡大指示開始位置、縮小指示開始位置等に該当)。
尚、座標の情報とは、ステップS401で指示を受け付けた時点で表示画面上に表示されているファイル(例えばカタログのPDFファイル)上の、例えば、当該ファイルの最左上端を「X=0、Y=0」とし、最右下端を「X=n、Y=n」とした場合の座標の情報である。
また、携帯端末200のCPU201は、ピンチイン又はピンチアウトの操作を受け付けた場合、マルチタッチ機能を用いた2点のタッチ位置(操作位置)の検出行う。ここでは、当該ピンチイン又はピンチアウトの操作による拡大・縮小操作の操作開始位置は、当該拡大・縮小操作がされる直前のタッチ位置を示す座標(1点の座標)であるものとする。
つまり、例えば、人差し指、親指の順でタッチがされ、ピンチアウトの操作を受け付けた場合、当該親指がタッチされた位置を操作開始位置とする。
尚、本実施形態においては、上述した操作開始位置の検出方法を用いるが、操作開始位置は、拡大・縮小の操作がどこで行われたかを特定できれば良い。例えば、ピンチイン・ピンチアウト操作に際してタッチされた2点の中間点を算出して、当該中間点を操作開始位置としてもよいものとする。
また、ピンチイン・ピンチアウトによる縮小・拡大の倍率変更は、ピンチイン・ピンチアウト操作の距離の情報を用いて実行される。当該ピンチイン・ピンチアウトによる縮小・拡大の倍率変更については、一般に、タッチパネル機能を備える端末において搭載されている機能と同様のものであり、公知の技術であるため、ここでは説明を割愛する。
ここで図9を参照して、本発明の実施形態における、拡大縮小操作履歴テーブル920の構成の一例について説明する。図9は、本発明の実施形態における、各種データテーブルの構成の一例を示す図である。図9の各種データテーブルは、携帯端末200及びサーバ100の外部メモリに記憶されているものとする。
操作ID921は、各操作履歴の情報を一意に識別するための識別情報である。操作922は、操作の種別を示す。例えば、当該操作履歴が拡大操作(拡大指示)の履歴か、縮小操作(縮小指示)の履歴かを示す。
操作開始エリアID923は、図4のステップS401で操作を受け付けた時点での、操作対象のファイルの拡大率、ページ等の情報を特定するための識別情報(エリアID)である。当該エリアIDについては、図9のエリア情報テーブル910を参照して後述する。
操作開始座標924は、操作922の操作開始位置を示す座標である。当該操作開始座標924は、操作の対象となったファイルのページ上の座標を示す。操作終了エリアID925は、操作が終了したと判断された時点での、操作対象のファイルの拡大率、ページ数等の情報を特定するための識別情報(エリアID)である。
操作終了座標926は、操作922の操作終了位置を示す座標である。つまり、例えば、拡大後の表示画面の中心の座標(拡大位置)、縮小後の表示画面の中心の座標(縮小位置)、拡大・縮小直後の移動操作によって修正された表示位置(移動後の表示位置)等が挿入される。挿入される情報については図4の説明で後述する。以上が図9の、本発明の実施形態における、操作履歴テーブルの構成の一例についての説明である。
次に図9の、エリア情報テーブル910の構成の一例について説明する。エリア情報テーブルは、各カタログ(ファイル)の各ページと拡大率から定義されるエリアの情報を格納するテーブルである。
エリアID911は、操作対象のファイルのID、ファイルのページ、拡大率の組み合わせである、エリアを識別するためのIDである。カタログID912は、操作対象のファイルの識別情報である。
ページ913は、当該カタログID912の示すファイルにページがある場合のページの識別情報である。拡大率914は、当該カタログID912の示すページ913毎に予め設定されている、拡大率の情報である。
当該カタログID912の示すページ913においてユーザからの拡大・縮小の指示を受け付けた場合、携帯端末200のCPU201は、当該拡大率914を参照し、例えば、“カタログID912=aaa、ページ913=1、拡大率914=70の状態”から、ピンチイン操作又はタップ操作による拡大指示を1度受け付けた場合、拡大率914=100の拡大率で当該ページを表示し、また、2度目の拡大指示を受け付けた場合は、拡大率914=130の拡大率でページを表示するよう制御する。
当該エリア情報テーブル910は、カタログID912の示すIDのグループ毎に、カタログID912の示すファイルに対応付けて各装置の外部メモリに記憶されているものとする。以上が図9の、本発明の実施形態における、エリア情報テーブルの構成の一例についての説明である。図9に示すその他の情報については後述する。
図4の説明に戻る。携帯端末200のCPU201は、ステップS401で受け付けた指示が拡大指示か否かを判定する(ステップS403)。拡大指示であると判定した場合(ステップS403でYES/拡大指示受付手段)、ステップS401で受け付けた指示がピンチアウトによる拡大操作か否かを判定する(ステップS404/拡大指示種別判定手段)。
ピンチアウトによる拡大操作であると判定した場合(ステップS404でYES)、“ピンチアウトによる拡大操作”が実行されたこと、当該指示が実行された時刻、ステップS402で取得したエリアID、指示開始座標を図9の最終操作履歴テーブル950に記録し、ステップS401で受け付けた指示が、拡大操作の入力補正領域内で行われた指示か否かを図9の入力補正領域テーブルを参照して判定する(ステップS405)。
ここで図9を参照して、本発明の実施形態における、入力補正領域テーブル900の構成の一例について説明する。入力補正領域とは、前述したように、例えば、所定のエリア内において拡大表示指示を受け付けた際に当該所定のエリアに対応する点を拡大する場合の、当該所定のエリアのことをいう。(拡大入力補正領域記憶手段、縮小入力補正領域記憶手段に該当)
入力補正領域ID901は、入力補正領域を一意に識別するための識別情報である。所属エリアID902は、入力補正領域が存在するエリアを示す、エリア情報テーブル910のエリアID911を示す。つまり、入力補正領域はエリアごと(各カタログの各ページの指示開始時点での拡大率ごと)に生成される。当該入力補正領域の生成処理については図6、図10で後述する。
領域座標903は入力補正領域の頂点がファイル上のどの座標であるかを示す。左上の頂点座標を(X1,Y1)、右上の頂点座標を(X2,Y1)、左下の頂点座標(X1、Y2)、右下の頂点座標を(X2,Y2)として、領域座標903にはX1、X2、Y1、Y2と座標が登録される。
遷移先エリアID904は、入力補正領域内で拡大操作または縮小操作が行われて、拡大処理または縮小処理が行われた場合に、拡大・縮小表示される拡大率を参照するためのエリアID911を示す。つまり、拡大後又は縮小後のカタログの拡大率を示す。
尚、ピンチイン・ピンチアウトの操作による縮小・拡大指示が行われ、縮小・拡大処理が行われた場合、必ずしもエリア情報テーブル910の示すエリアの拡大率と一致しないが、その場合、当該ピンチイン・ピンチアウトの操作による縮小・拡大処理後の拡大率に最も近い拡大率のエリアIDを、サーバ100のCPU201が、エリア情報テーブル910を参照して特定し、遷移先エリアID904に挿入するものとする。
表示中心点座標905は、入力補正領域内でピンチイン・ピンチアウトによる拡大縮小操作が行われて、拡大又は縮小処理が行われた場合に、携帯端末200のディスプレイの中心に表示する点のエリアの座標を示す。操作906は、当該入力補正領域が拡大操作受付時に使用される入力補正領域(拡大入力補正領域)か、縮小操作受付時に使用される入力補正領域(縮小入力補正領域)か、を示す。当該入力補正領域テーブル900は、各装置の外部メモリに記憶されているものとする。以上が図9の、本発明の実施形態における、入力補正領域テーブル900の構成の一例についての説明である。
次に、図9の最終操作履歴テーブル950の構成の一例について説明する。最終操作履歴テーブル950は、受け付けた操作の最新の履歴(最後に受け付けた操作の履歴)を一時記憶するテーブルである。
取得日時951は、操作が行われた時刻を示す。操作内容952は、実行された操作内容を示し、“ピンチインによる拡大操作”、“ピンチアウトによる縮小操作”、“タップによる縮小操作”、“タップによる縮小操作”“その他の操作”等が記録される。
エリアID953は、操作が行われたエリアを識別するための識別情報(エリアID)を示す。操作開始座標954は、操作が行われた点の座標を示す。当該最終操作履歴テーブル950は、各装置の操作履歴記憶部に記憶されているものとし、常に1行のみ記録されているものとする。以上が図9の、本発明の実施形態における、最終操作履歴テーブル950の構成の一例についての説明である。
図4の説明に戻る。ピンチアウトによる拡大指示が、入力補正領域内で行われた指示である場合(ステップS405でYES/拡大入力補正領域内外判定手段)、ステップS402で特定した位置であって、ステップS405で入力補正領域内であると判定した位置に、拡大操作用の複数の入力補正領域が存在するか判定する(ステップS406)。
拡大操作用の複数の入力補正領域が存在する場合(ステップS406でYES)、図9の優先領域テーブル940から当該指示の処理で適用する入力補正領域を参照する(ステップS407)。
ここで図9を参照して、本発明の実施形態における、優先領域テーブル940の構成の一例について説明する。優先領域テーブルは、拡大・縮小の操作を受け付けた位置(操作開始位置)に複数の入力補正領域が存在する場合に、いずれの入力補正領域を用いて、拡大・縮小の処理を行うべきかを示すテーブルである。
尚、当該優先領域テーブル940は、操作種別(拡大操作/縮小操作)ごとに生成されて、各装置の外部メモリに記憶されているものとする。拡大操作を受け付けた場合は、拡大操作用の優先領域テーブルを参照し、縮小操作を受け付けた場合は、縮小操作用の優先領域テーブルを参照する。
優先領域ID941は、入力補正領域が重複している領域を一意に識別するための識別情報である。エリアID942は、入力補正領域が存在しているエリアを特定するための識別情報(エリアID911)を示す。
重複領域座標943は、入力補正領域が重複している範囲の座標を示す。領域ID944は、重複している入力補正領域のうち優先して参照する入力補正領域を特定するための識別情報(領域ID)を示す。
つまり、重複領域座標943で操作を受け付けた場合、領域ID944の示す入力補正領域の情報を用いた拡大・縮小処理を行う。以上が図9の、本発明の実施形態における、優先入力補正領域テーブルの構成の一例についての説明である。
図4の説明に戻る。携帯端末200のCPU201は、ステップS407で参照した入力補正領域IDをもとに、図9の入力補正領域テーブル900から表示中心点と遷移先のエリアの情報を参照し、当該エリアの当該座標を中心に拡大表示処理をする(ステップS408/拡大位置決定手段・拡大制御手段)。
また、ステップS406で、操作開始位置に複数の拡大操作用の入力補正領域が存在しなかった場合(ステップS406でNO)、ステップS405で参照した1つの入力補正領域の情報をもとに、ステップS408にて、図9の入力補正領域テーブル900から表示中心点と遷移先のエリアの情報を参照し、当該エリアの当該座標を中心に拡大表示処理をする(ステップS408)。
当該拡大処理が終了後、ステップS402で記録した指示開始座標・エリアと拡大指示が終了した時点のエリアと座標を対応付けて図9の拡大縮小操作履歴テーブル920に登録し(ステップS418)、ステップS401に移行する。また、当該操作の操作履歴の情報を最終操作履歴テーブル950に記憶する。
ここで、図7を参照して、本発明の実施形態における、入力補正領域を用いた拡大表示処理の様子の一例について説明する。図7は、本発明の実施形態における、入力補正領域を用いた拡大表示処理の様子の一例を示す図である。
表示画面701は拡大操作前の状態を示す。入力補正領域703内で拡大操作を操作開始位置704の座標で受け付ける。表示画面701は当該指示を受け付けた座標と拡大率の情報をもとに、端末内に保存されている入力補正領域テーブル900とエリア情報テーブル910から表示中心点705と拡大操作後に表示するファイルの倍率を導出する。
表示画面701は、当該表示中心点705(=中心点706)を表示画面701ディスプレイの中心にして当該倍率でファイルを表示され、表示画面702のディスプレイのように表示される。以上が図7の、本発明の実施形態における、入力補正領域を用いた拡大表示処理の様子の一例についての説明である。
図4の説明に戻る。ステップS401で受け付けた指示がピンチアウトによるものではない(ステップS404でNO)場合、例えば、タップ操作による拡大指示であった場合、ステップS402で記録したエリア情報をもとにエリア情報テーブル910を参照し、タップ操作を受け付けた位置(操作開始位置)を中心に、1段階先のエリアの拡大率で拡大表示処理を行い(ステップS409)、処理をステップS418に移行する。そして、ステップS409の操作(処理)の履歴を最終操作履歴テーブルに格納する(ステップS418/例えば、“タップによる拡大操作”として記憶)。
携帯端末200のCPU201は、ステップS418の終了後、処理をステップS401の前に戻し、次の操作を受け付けるまで待機する。
尚、ステップS405で受け付けた指示がピンチアウトによる操作ではあるが、入力補正領域外のものである場合(ステップS405でNO)場合、処理をステップS409に移行する。
上述した実施例では、ピンチアウトによる拡大指示を受け付けた場合に入力補正領域を用いた拡大制御を行い、タップによる拡大指示を受け付けた場合に拡大指示を受け付けた位置を中心とした拡大表示を行うよう制御している。これは、例えば、拡大する位置(点)を明示的に指定するタップ操作に比べ、拡大する位置を感覚的に指定する(拡大する点を直接的に指定するものではない)ピンチアウト操作では、ユーザの意図する拡大表示の位置と、実際に拡大表示される位置とにずれが生じてしまう可能性が高いため、当該ずれが生じる可能性が高い場合に、操作履歴(具体的には、履歴から生成された入力補正領域)の情報を用いて当該表示位置を補正するためである。
携帯端末200のCPU201は、ステップS401で受け付けた指示が拡大指示でないと判定した場合(ステップS403でNO)、ステップS401で受け付けた指示が縮小指示か否かを判定する(ステップS410)。
縮小指示であると判定した場合(ステップS410でYES/縮小指示受付手段)、ステップS401で受け付けた指示がピンチインによる操作か否かを判定する(ステップS411)。ピンチインによる操作であると判定した場合(ステップS411でYES)、ステップS401で受け付けた指示が、縮小操作の入力補正領域内で行われた指示か否かを、入力補正領域テーブル900を参照して判定する(ステップS412/縮小入力補正領域内外判定手段)。
ステップS401で受け付けた指示が、縮小操作の入力補正領域内で行われた指示である場合(ステップS412でYES)、“ピンチインによる縮小操作”が実行されたことと、当該指示が実行された時刻、ステップS402で取得したエリアID、指示開始座標を図9の最終操作履歴テーブル950に記録し、ステップS402で特定した位置であって、ステップS412で入力補正領域内であると判定した位置に、複数の縮小操作用の入力補正領域が存在するか判定する(ステップS413/縮小指示種別判定手段)。
複数の縮小操作用の入力補正領域が存在する場合(ステップS413でYES)、縮小操作の優先領域テーブル940から当該指示の処理で適用する入力補正領域を参照する(ステップS414)。
ステップS414で参照した入力補正領域IDをもとに、図9の入力補正領域テーブル900から参照し、遷移先のエリアの情報を参照し、縮小指示を受け付けた位置(操作開始位置)を中心に縮小表示処理をする(ステップS415/縮小位置決定手段・縮小制御手段)。
当該縮小処理が終了後、ステップS414で参照した入力補正領域IDをもとに、図9の入力補正領域テーブル900から表示中心点を参照し、当該座標が画面中心となるように移動処理をし(ステップS416)、ステップS418に移行して、当該操作の履歴を拡大縮小操作履歴テーブル920に格納する。
ここで、図8を参照して、本発明の実施形態における、縮小表示処理の様子の一例について説明する。図8は、本発明の実施形態における、縮小表示処理の様子の一例を示す図である。
表示画面801は縮小操作前の表示画面の状態を示す。入力補正領域802内で縮小操作を操作開始位置803の座標で受け付ける。表示画面801は当該指示を受け付けた座標と拡大率の情報をもとに、端末内に保存されている入力補正領域テーブル900とエリア情報テーブル910から表示中心点805と縮小後に表示するファイルの倍率を導出する。
操作開始位置803(=操作開始位置807)を中心として、当該縮小後の倍率でファイルが縮小して表示され、表示画面804で示すとおりにファイルが表示される。
当該縮小表示後、当該表示中心点805(=表示中心点808)がディスプレイの中心となるように移動処理が行われ、表示画面806のディスプレイで示すとおりに表示される。
カタログ等の資料においては、例えばカタログ上の1つの製品を拡大表示して閲覧を終了することは少なく、順番に、複数の製品の情報を閲覧することが考えられる。
上述したように、縮小表示後にいずれの場所に表示位置を移動させたか、の傾向の情報(入力補正領域の情報)を用いて、縮小表示を受け付けた場合に自動的に縮小表示後の表示位置を補正することで、ユーザの当該縮小表示後の移動指示を入力する手間を軽減できる。
また、上述したように、一度ユーザから指示を受け付けた位置を中心にして縮小表示をした後に、入力補正領域を用いた表示位置の遷移制御を行うことで、ユーザは、縮小指示をした直前に拡大表示されていた場所からいずれの場所に表示位置が遷移したのか、つまり、縮小表示前の表示位置と、縮小表示後(縮小後の移動後)の表示位置との対応関係をユーザに容易に確認させることが出来る。
以上が図8の、本発明の実施形態における、縮小表示処理の様子の一例についての説明である。
図4の説明に戻る。携帯端末200のCPU201は、ステップS413で、縮小指示受け付けた位置に複数の縮小操作用の入力補正領域が存在しなかった場合(ステップS413でNO)、ステップS412で参照した1つの入力補正領域を参照して、ステップS415以降の処理を実行する。
また、ステップS411で、ステップS401で受け付けた指示がピンチインによるものではないと判定した場合(ステップS411でNO/例えばダブルタップ操作による縮小指示であった場合)、ダブルタップ操作による縮小指示の履歴を最終操作履歴テーブル950に記録し、ステップS402で記録したエリア情報をもとにエリア情報テーブル910を参照し、縮小指示を受け付けた操作開始位置を中心として、1段階前のエリアの拡大率で縮小表示処理を行い(ステップS417)、ステップS418に移行して、当該操作の履歴を拡大縮小操作履歴テーブル920に格納する。
上述した実施例では、ピンチインによる縮小指示を受け付けた場合に入力補正領域を用いた縮小制御を行い、タップによる縮小指示を受け付けた場合に縮小指示を受け付けた位置を中心とした縮小表示を行うよう制御している。これは、例えば、縮小する位置(点)を明示的に指定するタップ操作に比べ、縮小する位置を感覚的に指定する(縮小する点を直接的に指定するものではない)ピンチイン操作では、ユーザの意図する縮小表示の位置と、実際に縮小表示される位置とにずれが生じてしまう可能性が高いため、当該ずれが生じる可能性が高い場合に、操作履歴(具体的には、履歴から生成された入力補正領域)の情報を用いて当該表示位置を補正するためである。
ステップS401で受け付けた指示が拡大指示でも縮小指示でもなかった場合(ステップS410でNO)、ステップS401で受け付けた指示がタブレット画面上の表示の移動指示か否かを判定する(ステップS419)。つまり、例えば、スワイプ操作等による、表示位置(表示画面の中心位置)の変更による、表示状態の変更指示を受け付けたか判定する。
ステップS401で受け付けた指示が移動指示あった場合(ステップS419でYES/移動指示受付手段)、当該スワイプ操作(移動指示)の検出速度、検出したスワイプの距離に応じた表示画面の表示位置の移動処理を行う(ステップS420)。
当該移動処理は前記スワイプ操作(移動指示)の検出速度、検出したスワイプの距離等の情報を用いて算出される移動後の位置、当該位置までの画面の遷移速度を算出して、画面の表示制御を行うものであって、例えば、タッチパネル機能を備えるタブレット端末において一般に公開されている技術を用いる。
また、上記の技術に限らず、表示画面の表示位置の遷移が行えればよいものとする。よって、ここでは詳細な説明は割愛する。
ステップS420で実行した移動処理が拡大操作、又は、縮小操作のどちらかの後に実行されたか否かを、最終操作履歴テーブル950に記録されている操作内容952が“ピンチアウトによる拡大操作”、又は、“ピンチインによる縮小操作”のどちらかに該当するかを判定する(ステップS421)。
当該移動処理がピンチアウトによる拡大操作、又は、ピンチインによる縮小操作後に実行された場合(ステップS421でYES)、当該移動処理は、最終操作履歴テーブル950に記録されている取得日時951から現在時刻(移動指示を受け付けた日時)までに経過している時間が所定時間以内で実行されたかを判定する(ステップS422/時間判定手段)。
所定時間以内の移動処理である場合(ステップS422でYES)、ステップS402で取得した指示開始座標から移動後の表示座標(表示画面の中心座標)までの距離が、所定の距離以下(距離内)であるかを判定する(ステップS423/距離判定手段)。
当該移動処理が所定の距離以下の移動である場合(ステップS423でYES)、最終操作履歴テーブル950の操作内容952、エリアID953、操作開始座標954とステップS402で取得したエリア情報と、ステップS420で移動した移動後の表示位置(表示画面の中心座標)の座標情報を、それぞれ、操作、操作開始時のエリアID、操作開始時の座標、操作終了時のエリアID、操作終了時の座標として拡大縮小操作履歴テーブル920に記憶し(ステップS424)、ステップS401の前に戻す。
この場合、当該ステップS424で拡大縮小操作履歴テーブル920に記憶する履歴情報の直前に、当該拡大縮小操作履歴テーブル920に記憶されている履歴情報を削除する。つまり、拡大操作直後の表示位置の情報を、拡大操作後に表示を移動させた場合の移動先の表示位置の情報で上書きする。
ステップS420で実行した移動処理がピンチアウトによる拡大処理、又は、ピンチインによる縮小処理後に実行されていなかった場合(ステップS421でNO)、処理をステップS401の前に移行する。
ステップS420で実行した移動処理における移動時間が所定の時間内でなかった場合(ステップS422でNO)、ステップS401の前に移行する。
ステップS423で実行した移動処理における移動距離が所定距離以内の場合(ステップS423でNO)、ステップS401の前に移行する。
ステップS401で受け付けた指示が表示画面の表示位置の移動指示でなかった場合(ステップS419でNO)、ステップS401で受け付けた指示が終了指示であるか判別する(ステップS425)。ここでいう終了指示とは、例えば、表示中のファイルを閉じる処理等のファイル表示の終了指示である。
ステップS401で受け付けた指示が終了指示である場合(ステップS425でYES)、
処理を終了する。ステップS401で受け付けた指示が終了指示でなかった場合(ステップS425でNO)、ステップS401で受け付けた指示に応じたその他の処理を実行する(ステップS426)。
ここでいうその他の処理(その他の操作)とは、例えば、表示中のファイルを別のファイルに変更する処理や、表示中のファイルのテキスト情報をクリップボードにコピーするコピー処理等、ファイル表示の拡大・縮小・移動に関係しない処理のことである。
携帯端末200のCPU201は、“その他の操作”が実行されたことと、当該指示が実行された時刻、ステップS402で取得したエリアID、指示開始座標を図9の最終操作履歴テーブル950に記録し(ステップS426)、ステップS401の前に処理を移行する。以上が図4の、本発明の実施形態における、入力補正領域を用いた拡大・縮小処理の流れについての説明である。
次に図5を参照して、本発明の実施形態における、サーバへの操作履歴のアップロード処理の流れについて説明する。図5は、本発明の実施形態における、サーバへの操作履歴のアップロード処理の流れを示すフローチャートである。図5の処理は定期的に実行されるものとして説明する。
携帯端末200のCPU201は現在時刻を取得し(ステップS501)、当該時刻が操作ログデータ(図9の拡大縮小操作履歴テーブル920)をサーバ100にアップロードする時刻(データアップロード時刻)を過ぎているか判定する(ステップS502)。
このデータアップロード時刻は、あらかじめ携帯端末200やサーバ100の管理者であるユーザの操作からの操作に応じて、各端末の外部メモリに記憶されているものとする。ステップS501で取得した時刻が、データアップロード時刻を過ぎている場合(ステップS502でYES)、サーバ100に携帯端末200上の操作ログを送信する(ステップS503)。
ステップS501で取得した時刻が、データアップロード時刻を過ぎていなかった場合(ステップS502でNO)、ステップS501へ移行し、アップロード時刻になるまで待機する。
サーバ100のCPU201は、ステップS503で送信された操作ログデータ(拡大縮小操作履歴テーブル920)を受信する(ステップS504)。受信したデータを用いて入力補正領域(入力補正領域テーブル900、優先領域テーブル940)を生成・更新する(ステップS505)。更新の具体的な処理内容は図6で後述する。
サーバ100のCPU201は現在時刻を取得し(ステップS506)、更新した入力補正領域データ(更新データ/入力補正領域テーブル900、優先領域テーブル940)を配信する時刻(配信時刻)、当該時刻が過ぎているか判定する(ステップS507)。
この配信時刻は、あらかじめ携帯端末200やサーバ100の管理者であるユーザからの操作に応じて、各端末の外部メモリに記憶されているものとする。ステップS506で取得した時刻が、配信時刻を過ぎている場合(ステップS507でYES)、ステップS505で更新した更新データをサーバ100が携帯端末200に送信する(ステップS508/入力補正領域送信手段)。当該送信処理は更新データを送信すべき携帯端末200全てにブロードキャスト送信で行われる(例:携帯端末200A、携帯端末200B)。尚、当該更新データを送信すべき携帯端末200の識別情報はサーバ100の外部メモリに予め記憶されているものとする。ステップS506で取得した時刻が、配信時刻を過ぎていなかった場合(ステップS507でNO)、ステップS506へ処理を戻し、配信時刻になるまで待機する。
携帯端末200のCPU201はステップS508で送信された更新データを受信する(ステップS509)。携帯端末200のCPU201は、当該受信した更新データを、携帯端末200の外部メモリにカタログと対応付けて記憶されている入力補正領域テーブル900、優先領域テーブル940に反映・上書きする(ステップS510)。以上が図5の、本発明の実施形態における、サーバへの操作履歴のアップロード処理の流れについての説明である。
次に図6を参照して、本発明の実施形態における、本発明の実施形態における、入力補正領域更新処理の概要について説明する。図6は、本発明の実施形態における、入力補正領域更新処理の概要を示すフローチャートである。
サーバ100のCPU201は現在時刻を取得し(ステップS601)、入力補正領域(入力補正領域テーブル900)を更新する時刻(更新時刻)を、当該現在時刻が過ぎているか判定する(ステップS602)。
この更新時刻は、あらかじめ携帯端末200やサーバ100の外部メモリに記憶されているものとする。ステップS601で取得した時刻が、更新時刻を過ぎていなかった場合(ステップS602でNO)、ステップS601へ処理を戻し、更新時刻になるまで待機する。
ステップS601で取得した時刻が、更新時刻を過ぎている場合(ステップS602でYES)、サーバ100の外部メモリに記憶されている、図5のステップS504で受信した操作ログに対応するカタログの入力補正領域テーブル900と優先領域テーブル940のデータを削除する(ステップS603)。
以降、図5のステップS504で受信した操作ログに対応する全カタログのエリアに対して、ステップS605〜ステップS612の処理を繰り返す(ステップS604)。
図5のステップS504で受信した拡大縮小操作履歴テーブル920を参照し、操作922が拡大である履歴を特定し、特定した履歴の中で、操作開始エリアID923が同一且つ操作終了エリアID925が同一の操作履歴を抽出する(ステップS605)。
尚、ステップS605〜S607の処理は、図5のステップS504で受信した拡大縮小操作履歴テーブル920の操作922が拡大である履歴で、操作開始エリアID923が同一且つ操作終了エリアID925が同一の全ての履歴に対して実行する。
ステップS605で抽出した操作履歴の数が所定数以上であるか判定し(ステップS606)、ステップS605で抽出した操作履歴の数が所定数以上であった場合(ステップS606でYES)、ステップS605で抽出した操作履歴情報をもとに、入力補正領域を導出する(ステップS607/拡大入力補正領域生成手段)。尚、当該操作履歴の数が所定数以上であるかの判定に用いられる所定数の情報は、サーバ100の外部メモリに予め記憶されているものとする。
ここで、図10を参照して、本発明の実施形態における、入力補正領域更新処理の詳細について説明する。図10は、本発明の実施形態における、入力補正領域更新処理の詳細を示すフローチャートである。
尚、本発明の実施形態における入力補正領域更新処理では、サーバ100が、クラスタリング手法であるk−means法を利用して、携帯端末200で記録された操作履歴(拡大縮小操作履歴テーブル920の履歴)から入力補正領域(入力補正領域テーブル900、優先領域テーブル940)を導出するものとする。
サーバ100のCPU201は、図6のステップS605で抽出した操作履歴情報から、一定数の操作履歴を重複せずにランダムに選択し、選択した操作履歴の操作終了時の座標(操作終了エリアID925)をそれぞれ重心とする(ステップS1001)。
図6のステップS605で抽出した操作履歴情報の各操作履歴の操作終了時の座標(操作終了エリアID925)と、ステップS1001で決定した各重心の座標の距離を導出する。当該距離を用いて、各操作履歴の操作終了座標926が一番近い重心を発見し、各操作履歴を重心で分類する(ステップS1002)。
ステップS1002の分類で生成された各グループで、グループに属する操作履歴の操作終了座標926の重心を求め、求めた重心を新たな重心として更新する。このとき、更新前と更新後で重心の座標が全て一致するか否かを記録する(ステップS1003)。
ステップS1003で記録した重心の更新前後の座標の変化があるか否かということから、重心の更新があるかを判定する(ステップS1004)。ステップS1004で重心の更新が無かった場合(ステップS1004でNO)、ステップS1002に移行する。
ステップS1004で重心の変化があった場合(ステップS1004でYES)、各重心をそれぞれ表示中心点とし、表示中心点(拡大・縮小表示後の表示位置/拡大位置、縮小位置)と、グループとグループに属する操作履歴を表示グループテーブル930に記憶する(ステップS1005)。
ここで、図9を参照して、本発明の実施形態における、表示グループテーブル930の構成の一例について説明する。
表示グループID931は、入力補正領域を導出する際に作成されるグループを識別する識別情報である。重心ID932は、グループに属する操作履歴の操作開始時の操作開始座標924の重心を識別する識別情報である。
所属操作ID933は、グループに属する操作履歴を識別するための操作履歴IDを示す。以上が図9の、本発明の実施形態における、表示グループテーブル930の構成の一例について説明である。
図10の説明に戻る。サーバ100のCPU201は、最後に行ったステップS1003の処理で生成した全グループに対して、ステップS1007からステップS1011の処理を行う(ステップS1006)。
グループ内の操作履歴の操作開始座標924で最も左端にあるもののX座標をx1とする(ステップS1007)。
グループ内の操作履歴の操作開始座標924で最も右端にあるもののX座標をx2とする(ステップS1008)。
グループ内の操作履歴の操作開始座標924で最も上端にあるもののY座標をy1とする(ステップS1009)。
グループ内の操作履歴の操作開始座標924で最も下端にあるもののY座標をy2とする(ステップS1010)。
所属エリアID902はグループ内の操作履歴の操作開始エリアID923、領域座標903は(x1,x2,y1,y2)、遷移先エリアID904はグループ内の操作履歴の操作終了エリアID925、表示中心点座標905はグループの重心の座標、操作906は操作履歴の操作922となる入力補正領域を、入力補正領域テーブルにIDを割り当てて登録する。また、当該入力補正の領域座標903とグループ内の操作履歴を記録する(ステップS1011)。
ここで図11を参照して、本発明の実施形態における、入力補正領域算出の様子の一例について説明する。図11は、本発明の実施形態における、クラスタリング手法(k−means法)を適用した入力補正領域算出の様子の一例を示す図である。
1101〜1106は携帯端末上で表示されているカタログの1ページであり、円は操作終了後の点(操作終了座標926)を示す。操作終了後の点からランダムに重心として2つの点を選択する(1102)。
全ての点をそれぞれ一番近い重心で分類する(1103)。分類して生成されたグループそれぞれに所属している点の座標から重心となる点を導出する(1104)。
全ての点をそれぞれ一番近い重心で分類する(1105)。重心の移動がなくなるまで1103と1104で行った処理を繰り返して行い、重心の移動が無くなった時点で、重心を操作中心点とする(1106)。以上が図11の、本発明の実施形態における、本発明の実施形態における、入力補正領域算出の様子の一例についての説明である。
図10の説明に戻る。サーバ100のCPU201は、ステップS1006の繰り返し処理で導出した全入力補正領域の中で重なっている領域が1つ以上あるか判定する(ステップS1012)。
入力補正領域の重なりが1つ以上あった場合(ステップS1012でYES)、入力補正領域が2〜N(Nは領域の数)枚重なっている領域をそれぞれ検出する(ステップS1013)。
ステップS1013で検出した、重なっている領域それぞれに対し、次の処理を行う。重なり領域に含まれる入力補正領域の、それぞれの操作開始座標924を取得して当該操作開始座標の数をカウントし(ステップS1014)、その数がもっとも多い入力補正領域を当該重なっている領域の優先領域(当該複数の入力補正領域が重なっている領域において拡大・縮小指示を受け付けた場合に、拡大・縮小処理に採用する入力補正領域)として、優先領域テーブル940に登録して処理を終了する(ステップS1015)。
入力補正領域の重なりがなかった場合(ステップS1012でNO)、処理を終了する。以上が図10の、本発明の実施形態における、入力補正領域更新処理の詳細についての説明である。
図6の説明に戻る。サーバ100のCPU201は、ステップS605〜S607の処理を、図5のステップS504で受信した拡大縮小操作履歴テーブル920の操作922が拡大である履歴で、操作開始エリアID923が同一且つ操作終了エリアID925が同一の全ての履歴に対して実行した後、処理をステップS608に進める。
サーバ100のCPU201は、図5のステップS504で受信した拡大縮小操作履歴テーブル920を参照し、操作922が縮小である履歴を特定し、特定した履歴の中で、操作開始エリアID923が同一且つ操作終了エリアID925が同一の操作履歴を抽出する(ステップS608)。
尚、ステップS608〜S610の処理は、図5のステップS504で受信した拡大縮小操作履歴テーブル920の操作922が縮小である履歴で、操作開始エリアID923が同一且つ操作終了エリアID925が同一の全ての履歴に対して実行する。
サーバ100のCPU201は、ステップS608で抽出した操作履歴の数が所定数以上であるか判定する(ステップS609)。当該所定数の情報はサーバ100の外部メモリに予め記憶されているものとする。
ステップS609で抽出した操作履歴の数が所定数以上であった場合(ステップS609でYES)、ステップS608で抽出した操作履歴情報をもとに、入力補正領域を導出する(ステップS610)。ステップS610の詳細処理はステップS607の内容と同一であり、図10の説明で前述したため、ここでは説明を割愛する。
サーバ100のCPU201は、ステップS608〜S610の処理を、図5のステップS504で受信した拡大縮小操作履歴テーブル920の操作922が縮小である履歴で、操作開始エリアID923が同一且つ操作終了エリアID925が同一の全ての履歴に対して実行した後、処理を次に進める。
ステップS604の繰り返し処理が終了した場合、つまり、図5のステップS504で受信した操作ログに対応する、全てのカタログの全てのページの全ての拡大率のエリアの入力補正領域の算出が完了した場合、処理を終了する。以上が図6の本発明の実施形態における、本発明の実施形態における、入力補正領域更新処理の概要についての説明である。
以上説明したように、本発明によれば、拡大・縮小表示する表示位置を、操作を受け付けた位置に応じて変更することで、ユーザの所望の位置を表示可能な情報処理装置、情報処理システム、その制御方法及びプログラムを提供することが可能となる。
尚、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
尚、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 サーバ
101 LAN
200A 携帯端末
200B 携帯端末

Claims (13)

  1. コンテンツを表示する表示画面を備えた情報処理装置であって、
    前記コンテンツを表示画面に表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示されたコンテンツに対する拡大指示を受け付ける拡大指示受付手段と、
    前記表示手段で表示されたコンテンツの、表示位置の移動指示を受け付ける移動指示受付手段と、
    前記コンテンツに対する拡大指示を受け付けた位置である拡大指示開始位置と、前記拡大指示を受け付けた後に前記移動指示受付手段で受け付けた移動指示に応じた移動後の表示位置とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段で記憶した拡大指示開始位置と移動後の表示位置の情報を用いて、前記拡大指示受付手段でいずれの位置に対する拡大指示を受け付けた場合に、いずれの位置を拡大するかを決定する拡大位置決定手段と、
    前記拡大位置決定手段で決定した位置の情報に応じて、コンテンツの拡大表示の処理を行う拡大制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示画面はマルチタッチの検出が可能なタッチパネル機能を有し、
    前記拡大指示受付手段で受け付けた拡大指示が、前記表示画面に対するタッチ操作による拡大指示か、ピンチアウト操作による拡大指示かを判定する拡大指示種別判定手段と、
    を備え、
    前記拡大制御手段は、前記拡大指示種別判定手段により、前記拡大指示受付手段で受け付けた拡大指示がピンチアウト操作による拡大指示であると判定した場合に、前記拡大位置決定手段で決定した位置の情報に応じてコンテンツの拡大表示の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の記憶手段で記憶された位置の情報を用いて生成された、いずれの位置で拡大指示を受け付けた場合にいずれの位置を拡大すべきかを特定するための領域である拡大入力補正領域を記憶する拡大入力補正領域記憶手段と、
    前記拡大指示受付手段で受け付けた拡大指示の開始位置が、前記拡大入力補正領域内か判定する拡大入力補正領域内外判定手段と、
    を備え、
    前記拡大位置決定手段は、前記拡大入力補正領域内外判定手段で、前記拡大指示受付手段で受け付けた拡大指示の開始位置が前記拡大入力補正領域内であると判定した場合に、前記拡大指示の開始位置を含む拡大入力補正領域に対応する拡大すべき位置を拡大する位置としてことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示手段で表示されたコンテンツに対する縮小指示を受け付ける縮小指示受付手段と、
    前記コンテンツに対する縮小指示を受け付けた位置である縮小指示開始位置と、前記縮小指示を受け付けた後に前記移動指示受付手段で受け付けた移動指示に応じた移動後の表示位置とを対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
    前記記憶手段で記憶した縮小指示開始位置と移動後の表示位置の情報を用いて、前記縮小指示受付手段でいずれの位置に対する縮小指示を受け付けた場合に、いずれの位置を縮小して表示するかを決定する縮小位置決定手段と、
    前記縮小位置決定手段で決定した位置の情報に応じて、コンテンツの縮小表示の処理を行う縮小制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記縮小指示受付手段で受け付けた縮小指示が、前記表示画面に対するタッチ操作による縮小指示か、ピンチイン操作による縮小指示かを判定する縮小指示種別判定手段と、
    を備え、
    前記縮小制御手段は、前記縮小指示種別判定手段により、前記縮小指示受付手段で受け付けた縮小指示がピンチイン操作による縮小指示であると判定した場合に、前記縮小位置決定手段で決定した位置の情報に応じてコンテンツの縮小表示の処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の記憶手段で記憶された位置の情報を用いて生成された、いずれの位置で縮小指示を受け付けた場合にいずれの位置を縮小すべきかを特定するための領域である縮小入力補正領域を記憶する縮小入力補正領域記憶手段と、
    前記縮小指示受付手段で受け付けた縮小指示の開始位置が、前記縮小入力補正領域内か判定する縮小入力補正領域内外判定手段と、
    を備え、
    前記縮小位置決定手段は、前記縮小入力補正領域内外判定手段で、前記縮小指示受付手段で受け付けた縮小指示の開始位置が前記縮小入力補正領域内であると判定した場合に、前記縮小指示の開始位置を含む縮小入力補正領域に対応する縮小すべき位置を縮小する位置として決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. 前記拡大指示受付手段で拡大指示を受け付けてから、又は、前記縮小指示受付手段で縮小指示を受け付けてから、前記移動指示受付手段で移動指示を受け付けるまでの時間が所定の時間内か判定する時間判定手段と、
    を備え、
    前記第1の記憶手段は、前記時間判定手段で、前記拡大指示を受け付けてから前記移動指示を受け付けるまでの時間が所定の時間内であると判定した場合に、前記拡大指示開始位置と移動後の表示位置を対応付けて記憶し、
    前記第2の記憶手段は、前記時間判定手段で、前記縮小指示を受け付けてから前記移動指示を受け付けるまでの時間が所定の時間内であると判定した場合に、前記縮小指示開始位置と移動後の表示位置を対応付けて記憶することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記拡大指示開始位置から、又は、前記縮小指示開始位置から、前記移動指示受付手段による移動後の表示位置までの距離が所定の距離内か判定する距離判定手段と、
    を備え、
    前記第1の記憶手段は、前記距離判定手段で、前記拡大指示開始位置から移動後の表示位置までの距離が所定の距離内であると判定した場合に、前記拡大指示開始位置と移動後の表示位置を対応付けて記憶し、
    前記第2の記憶手段は、前記距離判定手段で、前記縮小指示開始位置から移動後の表示位置までの距離が所定の距離内であると判定した場合に、前記縮小指示開始位置と移動後の表示位置を対応付けて記憶することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記コンテンツは、前記表示手段で前記情報処理装置の表示画面に表示するためのカタログ、文書、画像の情報であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記縮小制御手段は、前記縮小指示開始位置を中心とした縮小制御を行った後に、前記縮小位置決定手段で決定した位置に表示画面を移動することを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. コンテンツを表示する表示画面を備えた情報処理装置の制御方法であって、
    表示手段が、前記コンテンツを表示画面に表示する表示工程と、
    拡大指示受付手段が、前記表示工程で表示されたコンテンツに対する拡大指示を受け付ける拡大指示受付工程と、
    移動指示受付手段が、前記表示工程で表示されたコンテンツの、表示位置の移動指示を受け付ける移動指示受付工程と、
    第1の記憶手段が、前記コンテンツに対する拡大指示を受け付けた位置である拡大指示開始位置と、前記拡大指示を受け付けた後に前記移動指示受付工程で受け付けた移動指示に応じた移動後の表示位置とを対応付けて記憶する第1の記憶工程と、
    拡大位置決定手段が、前記第1の記憶工程で記憶した拡大指示開始位置と移動後の表示位置の情報を用いて、前記拡大指示受付工程でいずれの位置に対する拡大指示を受け付けた場合に、いずれの位置を拡大するかを決定する拡大位置決定工程と、
    拡大制御手段が、前記拡大位置決定工程で決定した位置の情報に応じて、コンテンツの拡大表示の処理を行う拡大制御工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. コンテンツを表示する表示画面を備えた情報処理装置で実行が可能なプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記コンテンツを表示画面に表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示されたコンテンツに対する拡大指示を受け付ける拡大指示受付手段と、
    前記表示手段で表示されたコンテンツの、表示位置の移動指示を受け付ける移動指示受付手段と、
    前記コンテンツに対する拡大指示を受け付けた位置である拡大指示開始位置と、前記拡大指示を受け付けた後に前記移動指示受付手段で受け付けた移動指示に応じた移動後の表示位置とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段で記憶した拡大指示開始位置と移動後の表示位置の情報を用いて、前記拡大指示受付手段でいずれの位置に対する拡大指示を受け付けた場合に、いずれの位置を拡大するかを決定する拡大位置決定手段と、
    前記拡大位置決定手段で決定した位置の情報に応じて、コンテンツの拡大表示の処理を行う拡大制御手段として機能させることを特徴とする情報処理装置のプログラム。
  13. コンテンツを記憶するサーバ装置と、コンテンツを表示する表示画面を備えた情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記コンテンツを表示画面に表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示されたコンテンツに対する拡大指示を受け付ける拡大指示受付手段と、
    前記表示手段で表示されたコンテンツの、表示位置の移動指示を受け付ける移動指示受付手段と、
    前記コンテンツに対する拡大指示を受け付けた位置である拡大指示開始位置と、前記拡大指示を受け付けた後に前記移動指示受付手段で受け付けた移動指示に応じた移動後の表示位置とを対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段で記憶した拡大指示開始位置と移動後の表示位置の情報を用いて、前記拡大指示受付手段でいずれの位置に対する拡大指示を受け付けた場合に、いずれの位置を拡大するかを決定する拡大位置決定手段と、
    前記拡大位置決定手段で決定した位置の情報に応じて、コンテンツの拡大表示の処理を行う拡大制御手段と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記情報処理装置より、前記第1の記憶手段に記憶された拡大指示開始位置と移動後の表示位置とを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した位置の情報を用いて、いずれの位置で拡大指示を受け付けた場合にいずれの位置を拡大すべきかを特定するための領域である拡大入力補正領域を、前記コンテンツごとに生成する拡大入力補正領域生成手段と、
    前記生成手段で生成した拡大入力補正領域を、前記情報処理装置に記憶させるべく送信する入力補正領域送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
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