JP2015048902A - トルク伝達組立体及び継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の軸方向寸法を有する継手を提供する。
【解決手段】トルク伝達組立体は、第1の軸、第2の軸、及び継手を有する。継手は、第1の接続部材及び第2の接続部材を有する。第1の接続部材は、第1の軸に同軸に固定されている。第2の接続部材は、第2の軸に固定されている。第1の接続部材は、内側に埋め込まれた金属製の係合部材を備えたベースを有する。係合部材は、第1の軸に直接接続されている。複数の突出部材がベース上に形成される。突出部材は、軸方向に延び且つ円周方向に間隔を置いて配置されている。第2の接続部材は、本体と、該本体から半径方向に延びる複数の駆動アームとを有する。駆動アームは、第1の接続部材と第2の接続部材とが共に回転するように、第1の接続部材の対応する突出部材間に挟まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、トルク伝達組立体に関し、具体的には、2つの回転シャフトを互いに連結するための継手に関する。
継手は、一般に、同じ構造の2つの接続部材と、該2つの接続部材間に配置された緩衝部材とを含む。接続部材の各々は、一般に、ベースと、他の接続部材に延びる複数の接続アームとを含む。緩衝部材は、通常、環状リングと、該リングの外側から半径方向外向きに延びる複数の緩衝アームとを含む。緩衝アームの各々は、それぞれの1つの接続部材から延びる2つの接続アーム間に挟まれている。環状リングは、接続アームによって囲まれている。ベースのうちの一方はモータシャフトに接続され、他方は出力シャフトに接続されており、これにより出力トルクがモータシャフトから出力シャフトに伝達される。しかしながら、接続部材の各々はベースを含むので、継手の軸方向長さが大きくなる。
従って、小型の軸方向寸法を有する継手が望まれている。
従って、本発明の一態様において、本発明は、第1の回転シャフトを第2の回転シャフトに同軸接続するための継手を提供し、該継手は、第1の回転シャフトに接続してこれと共に回転するように配列された第1の接続部材と、第2の回転シャフトに接続してこれと共に回転するように配列された第2の接続部材とを含み、第1の接続部材は、継手の軸方向に延びて継手の円周方向に互いに間隔を置いて配置された複数の突出部材を含むベースを含み、第1の回転シャフトに直接接続可能な金属製の係合部材が着脱不能にベースと係合しており、第2の接続部材が、本体と該本体の周辺部から延びる複数の駆動アームとを含み、該駆動アームは、継手の半径方向に延びて、第1の接続部材の隣接する突出部材間にそれぞれ挟まれており、これにより第1の接続部材と第2の接続部材とが共に回転する。
好ましくは、ベースは、プラスチックで作製され、係合部材は、ベースに埋め込まれている。
好ましくは、係合部材は、非円形の形状を有し且つ第1の回転シャフトの一方の端部に形成された取り付け部を受け入れるように配列された係合孔を有し、取り付け部の形状と係合孔とは相補的であり、これによって係合部材と第1の回転シャフトとが共に回転する。
好ましくは、係合部材は、非円形の係合孔が形成された係合プレートと、該係合プレートから垂直に延びる複数の係合アームとを含み、係合アームは、係合部材とベースとの間における円周方向変位を防止するために、継手の軸方向に延びて突出部材とそれぞれ位置合わせされている。
好ましくは、緩衝部材の壁は、ベースと第2の接続部材との間に配置されている。
好ましくは、緩衝部材は、ゴムで作製されており、射出成形技術を用いてベースにゴムを成形することによってベース上に形成されている。
好ましくは、ベース内に継手の半径方向に延びる凹部が形成され、複数の軸方向に延びる穿孔がベースを貫通してそれぞれの凹部と連結し、緩衝部材は、凹部内に配置されたリブと穿孔内に配置されたロッドとを含む。
好ましくは、ロッドの端部は、ボス部を形成しており、該ボス部は、ベースからの緩衝部材の軸方向変位を防止するために、突出部材から離れたベースの端部に位置付けられている。
好ましくは、第2の接続部材は、本体の一方の端部から軸方向に延びる接続部を含み、該接続部は、第2の回転シャフトの一方の端部内に形成された嵌合孔と嵌合するように配列された非円形の断面を有し、嵌合孔と接続部とは相補的形状を有する。
好ましくは、第2の接続部材の硬度よりも大きな硬度を有する材料で作製されたスペーサが、第2の接続部材内に形成された受け入れスロット内に配置されており、軸力伝達部材が、ベース内に配置され、スペーサ及び第1の回転シャフトの軸方向端部と接触するように配列されている。
本発明の第2の態様によれば、本発明は、トルク伝達組立体を提供し、該トルク伝達組立体は、第1の回転シャフトと、第2の回転シャフトと、第1の回転シャフトを第2の回転シャフトに連結するための継手とを備え、該継手は、第1の回転シャフトに接続されて第1の回転シャフトと共に回転する第1の接続部材と、第2の回転シャフトに接続されて第2の回転シャフトと共に回転する第2の接続部材とを含み、第1の接続部材は、継手の軸方向に沿って延びて継手の円周方向に沿って互いに間隔を置いて配置された複数の突出部材を含むベースと、ベースと着脱不能に係合して、第1の回転シャフトに直接接続する金属製の係合部材とを含み、第2の接続部材は、本体と、該本体の周辺部から半径方向外向きに延びる複数の駆動アームとを含み、該駆動アームは、継手の半径方向に沿って延びて、第1の接続部材の突出部材間に挟まれており、これにより第1の接続部材と第2の接続部材とが共に回転する。
好ましくは、ベースは、プラスチックで作製され、射出成形によって係合部材上に一体に形成されている。
好ましくは、係合部材は、非円形の係合孔を有し且つ第1の回転シャフトの一方の端部に取り付け部が形成され、該取り付け部の形状は、係合孔と整合し、取り付け部は係合孔に挿入されており、これにより係合部材と第1の回転シャフトとが共に回転する。
好ましくは、係合部材は、係合孔が形成された係合プレートと、係合プレートから垂直に延びる複数の係合アームとを含み、係合アームは、係合部材とベースとの間における円周方向変位を防止するために、継手の軸方向に延びている。
好ましくは、継手は、ベースと第2の接続部材との間に挟まれた壁を有する緩衝部材を含む。
好ましくは、緩衝部材は、ゴムで作製されており、射出成形によってベース上に一体的に形成される。
好ましくは、ベースの一方の端部に、継手の半径方向に延びる複数の凹部が形成され、複数の穿孔がベースを貫通して軸方向に延びて凹部とそれぞれ連結しており、緩衝部材は、凹部内に配置されたリブと穿孔内に配置されたロッドとを含む。
好ましくは、ロッドの端部は、ボス部を形成しており、該ボス部は、ベースからの緩衝部材の軸方向変位を防止するために、突出部材から離れたベースの端部に位置付けられている。
好ましくは、第2の接続部材は、本体の一方の端部から軸方向に延びる接続部を含み、該接続部は、非円形の断面を有し、且つ第2の回転シャフトの一方の端部に嵌合孔が形成されており、該嵌合孔の形状及びサイズは、接続部のサイズ及び形状と整合している。
好ましくは、接続部は、角柱形状を有する。
好ましくは、第2の接続部材の硬度よりも大きな硬度を有する材料で作製されたスペーサが、第2の接続部材内に形成された受け入れスロットに嵌合し、軸力伝達部材がベース内に配置され、該スペーサと第1の回転シャフトの軸方向端部との間で接触させている。
本発明の実施形態によれば、第2の接続部材の駆動アームは、第2の接続部材の半径方向に延びて、第1の接続部材の突出部材間に挟まれている。従来技術の継手と比較して、本発明の継手の軸方向の長さは、1つのベースの厚さだけ縮小されている。
ここで、本発明の好ましい実施形態を単に例証として添付図面の各図を参照して説明する。各図において、複数の図に現われる同一の構造、要素、又は部品には、出現する全ての図において全体として同じ参照数字を付与している。図示の構成要素及び特徴要素の寸法は、全体として表示を好都合で明確にするために選択されたものであり、必ずしも縮尺通りには示されていない。以下に図を列挙する。
本発明の好ましい実施形態によるトルク伝達組立体を示す図である。 図1のトルク伝達組立体の部分分解図である。 異なる向きから見た図1のトルク伝達組立体の部分分解図である。 図1のトルク伝達組立体の一部である出力シャフトの端面図である。 図1のトルク伝達組立体の一部である第1の接続部材の分解図である。 異なる向きから見た図5の第1の接続部材の分解図である。 図5の第1の接続部材の平面図である。 駆動シャフトが固定された図5の第1の接続部材の断面図である。
図1を参照すると、本発明の好ましい実施形態によるトルク伝達組立体100は、駆動シャフト10と、出力シャフト20と、出力シャフト20を駆動シャフト10に同軸接続するための継手30とを含む。駆動シャフト10と出力シャフト20は両方とも不定長の回転シャフトである。駆動シャフト10は、電動機のシャフトとすることができる。出力シャフト20は、ギアセットのウォームシャフトとすることができよう。駆動シャフト10のトルクは、継手30を介して出力シャフト20に伝達される。明確にするために、図1には、駆動シャフト10及び出力シャフト20の一部のみを示している。
図2及び図3を参照すると、駆動シャフト10は、円筒形シャフト本体11と、シャフト本体11から延びる取り付け部12とを含む。取り付け部12は、継手30の第1の接続部材31に固定され、このようにして継手30を駆動シャフト10に取り付ける。取り付け部12の横断面は非円形である。本実施形態では、取り付け部12は、2つの弓状表面によって共に接合された2つの平坦表面を有し、トラック様形状を与える。代替として、断面は、矩形、正方形、又は他の多角形形状を有してもよい。本明細書では、横断面は、切り取った部分又は継手の軸方向に垂直な断面である。
出力シャフト20は、その端部に継手に接続するための固定部22を有する。出力シャフトは、特定の用途に望ましいように構成することができる。従って、出力シャフトは、機構(図示せず)を駆動するのに適したウォーム型、ネジ山型、歯車型のギア又はプーリを有することができる。
図4を参照すると、固定部22の端面は、その中央部に形成された受け入れ孔23と、受け入れ孔の底部に形成された嵌合孔24とを有する。嵌合孔24は、受け入れ孔23と同軸上にある。受け入れ孔23は円形であり、先細の開口部を有する。嵌合孔24の横断面は非円形であるのが好ましい。本実施形態では、嵌合孔24の横断面は、正六角形であるが、多角形形状を用いてもよい。当然のことながら、嵌合孔24の直径は、受け入れ孔23の直径よりも小さい。
継手30は、第1の接続部材31と、第2の接続部材32と、伝達部材33とを含む。第1の接続部材31は、駆動シャフト10に接続されている。第2の接続部材32は、出力シャフト20に接続されている。第1の接続部材31及び第2の接続部材32は互いに協働し、駆動シャフト10が第1の接続部材31を回転させたときに、第2の接続部材32が出力シャフト20を回転させるようにする。伝達部材33は、駆動シャフト10と第2の接続部材32との間に配置され、駆動シャフト10と出力シャフト20との間で軸圧又は推力を伝達するようこれらの軸と軸方向に整列されている。
図5〜図7を参照すると、第1の接続部材31は、ベース40と、ベース40に埋め込まれた係合部材50と、ベース40に固定された緩衝部材60とを含む。ベース40は、プラスチックで作製されるのが好ましい。係合部材50は金属製であり、ベース40よりも高い強度及び硬度を有するのが好ましい。緩衝部材60は、ゴムのような緩衝特性を有する弾性変形可能な材料で作製される。
係合部材50は、係合プレート51と幾つかの係合アーム52とを含む。係合プレート51は、その中央に係合孔53を有するプレート状形状を有する。係合孔53の形状及びサイズは、取り付け部12の横断面と整合する。本実施形態では、係合プレート51は実質的に円形である。係合アーム52は、係合プレート51の半径方向外縁から係合プレート51に垂直な方向に延びている。係合アーム52は、係合プレート51の周りに等間隔で配置される。本実施形態では、3つの係合アーム52がある。
ベース40は、本体部41を含む。本体部41は、実質的に円筒形である。本体部41の軸方向端部は、第1の取り付け端部41a及び第2の取り付け端部41bをそれぞれ形成している。第1の取り付け端部41aの中央には、ボス42が形成されている。ボスは、本体部41よりも小さい軸方向高さを有する。ボス42の軸方向面は、第1の取り付け端部41aの面と同一平面にあり、環状溝45によって定められる。ボス42の中央には、収容孔42aが形成されている。収容孔42aは、第1の継手部材31の軸方向に延びている。幾つかの突出部材43が第1の取り付け端部41aから軸方向に延びて、円周方向に等間隔で配置されている。隣接する突出部材43は、それらの間に収容スロット44を形成する。従って、収容スペース40aがボス42の上方に形成され、突出部材43によって囲まれている。突出部材43とボス42との間には、環状溝45が形成されている。各突出部材43の断面は扇様である。
本体部41は、幾つかの対の第1の凹部43aを有する。各対の第1の凹部43aの各凹部は、対応する突出部材43のそれぞれの円周方向側面に形成されている。第1の凹部43aは、本体部41の半径方向に延びて、溝45と連通している。第2の凹部45は、各突出部材43b内の円周方向中央部に形成されている。第2の凹部43bは、突出部材43を軸方向に貫通し、本体部41の軸方向で溝45と連通している。第2の凹部43bは、本体部41の実質的に半径方向に延びている。
複数の第1の穿孔46a及び複数の第2の穿孔46bが、本体部41を通ってその中に軸方向に延びている。第1の穿孔46aと第2の穿孔46bの両方は、第2の取り付け端部41bに延びている。第1の穿孔46aの各々は、対応する第1の凹部43aの半径方向外側部にて対応する第1の凹部43aと連結している。第2の穿孔46bの各々は、対応する第2の凹部43bの半径方向外側部にて対応する第2の凹部43bと連結している。開口部47が、本体部41の第2の取り付け端部41bにおいて第1及び第2の穿孔の端部内に形成されている。開口部47の直径は、対応する第1の穿孔46a又は第2の穿孔46bの直径よりも大きく、階段状の表面が形成されるようになる。
本体部41は更に、本体部41を軸方向に貫通する複数の第3の穿孔46cを含む。第3の穿孔46cは、溝45から第2の取り付け表面41bに延びている。第3の穿孔46cは、溝45の円周方向で互いに等間隔で配置されている。
円形スロット48が、本体部41の第2の取り付け端部41bの中央に形成されている。スロット48は、第3の穿孔46cと半径方向で交差する。スロット48は、本体部41の軸方向に所定の深さを有する。本体部41内のスロット48の中央には、取り付け孔49が更に形成される。取り付け孔49の形状及びサイズは、係合部材50の係合孔53と整合する。スロット48、取り付け孔49、及び収容孔42aは、軸方向に連続的に接続されており、好ましくは同軸である。
図8は、駆動シャフト10に固定された第1の接続部材31の断面図であり、ベース40に埋め込まれた係合部材50を示している。係合部材50は、インサート成形によって一体部品としてベース40の内側に形成されるのが好ましい。ベース内部に係合部材を埋め込むことにより、係合部材は取り外すことができない。係合部材50の係合孔53は、ベース40の取り付け孔49と整列している。係合部材50の係合アーム52は、ベース40の突出部材43と整列している。
緩衝部材60は、環状部61と、該環状部61から半径方向外向きに延びる複数の第1のリブ62aと、環状部61から軸方向上向きに延びる複数の壁63と、該壁63の円周方向中央部から半径方向外向きに延びる複数の第2のリブ62bと、第1のリブ62a及び第2のリブ62bから環状部61の軸方向にそれぞれ軸方向に延びる複数の第1のロッド64a及び複数の第2のロッド64bと、環状部61から軸方向に延びる複数の第3のロッド64cと、第3のロッド64cの端部に接続され且つ第3のロッド64cによって囲まれた接続部65と、を含む。接続部65の中央には、接続開口部66が形成されている。接続開口部66の形状は、取り付け孔49の形状に対応しているが、接続開口部66のサイズは、取り付け孔49のサイズよりも大きい。従って、駆動シャフト10が第1の接続部材31に取り付けられたときには、駆動シャフト10の取り付け部12は、緩衝部材の接続部65には接触していない。
環状部61は、ベース40の溝45内に配置される。第1のリブ62a及び第2のリブ62bは、第1の凹部43a及び第2の凹部43b内にそれぞれ位置する。壁63は、突出部材43の半径方向の内側表面に位置付けられる。第1のロッド64a、第2のロッド64b、及び第3のロッド64cは、ベース40の第1の穿孔46a、第2の穿孔46b、及び第3の穿孔46cをそれぞれ貫通する。接続部65は、ベース40のスロット48内に位置付けられる。第1のロッド64a及び第2のロッド64bの端部67の各々は、対応する開口部47と嵌合し、好ましくは開口部47に受け入れられるボス部を形成している。
緩衝部材は、オーバーモールド工程によってベース40上に形成されるのが好ましい。すなわち、ベース40は、最初に、係合部材50をモールド内に入れて、プラスチックを射出して係合部材が埋め込まれた状態のベースを形成することにより形成される。次いで、ベースを別のモールド内に入れて、ゴム材料をモールド内に射出してベース上に緩衝部材を形成し、このようにして第1の接続部材31を形成する。ロッドの端部67は開口部47の階段状表面に当接するので、緩衝部材60とベース40との間の軸方向変位が阻止される。第1のリブ64a、第2のリブ64b、及び第3のリブ64cは、第1の穿孔46a、第2の穿孔46b、及び第3の穿孔46cとそれぞれ嵌合し、緩衝部材60とベース40との間の円周方向運動を防止する。
図3を再度参照すると、第2の接続部材32は、本体34と、該本体34の一方の軸方向端部から軸方向に延びる接続部35と、本体34の他方の軸方向端部から半径方向に延びる複数の駆動アーム36とを含む。本体34は、実質的に円筒形である。接続部35の形状及びサイズは、出力シャフト20の嵌合孔24と整合する。本実施形態では、接続部35の横断面は、正六角形である。横断面は四辺形、五角形等のような別の形状とすることができることを理解されたい。駆動アーム36は、互いに等間隔で円周方向に配置されている。アームは厳密に本体の絶対半径方向に延びる必要はないことを理解されたい。第2の接続部材32は、鋳造によって金属材料で作製されるのが好ましい。
第2の接続部材32の接続部35は、第2の接続部材32のトルクが出力シャフト20に伝達されるように、出力シャフト20の嵌合孔24に嵌入される。加えて、接続部35に隣接する本体34の部分は、出力シャフト20の受け入れ孔23に受けられる。本実施形態では、受け入れ孔23は、第2の接続部材32と出力シャフト20との間の同心性を確保するためのものであり、先細の開口部が本体の挿入を助ける。出力シャフト20は受け入れ孔23なしで嵌合孔24のみを設けてもよい点を理解されたい。第2の接続部材32の接続部35は、嵌合孔24の内側に取り付けられ、トルクは、第2の接続部材32を介して出力シャフト20に伝達される。この場合、継手30の軸方向の長さを最適化するために、本体34の軸方向の長さは、本体34の軸方向の駆動アーム36の厚さに実質的に等しいのが好ましい。
任意選択的に、出力シャフト20及び第2の接続部材32は、駆動シャフトと第1の接続部材との間の接続と同様に接続されてもよく、逆もまた同様である。この配列では、接続部35が省略され、本体34内に接続孔が形成され、出力シャフトの端部上に接続スピゴットが形成されている。
第2の接続部材32の駆動アーム36は、第1の接続部材31の収容スロット44にそれぞれ収容される。駆動アーム36の各々は、2つの対応する隣接する突出部材43間に挟まれ、これにより第1の接続部材31が第2の接続部材32を回転させ、従って、出力シャフト20を駆動することができるようになる。緩衝部材60の壁63がベースの突出部材43と第2の接続部材32の本体34との間に位置付けられるので、緩衝部材は、シャフトの軸線がオフセットしているか又は傾斜していることに起因して、2つの軸間の何らかのわずかな位置ずれを吸収又は許容することができる。
軸方向伝達部材33は、球形の形状である。軸方向伝達部材は、収容孔42aに収容された鋼球であるのが好ましい。トルク伝達組立体100が組み立てられると、伝達部材33は、駆動シャフト10の端部と第2の接続部材32との間に配置され、これにより軸方向の圧縮力又は推力を駆動シャフト10と第2の接続部材32との間に伝達できるようになる。一般に、出力シャフトがネジ又はウォームギアを有する場合、出力シャフトに作用する軸力は、負荷を駆動しているときに発生することになる。軸方向伝達部材により、出力シャフトを駆動シャフトに向けて付勢する軸力に抗して駆動シャフトが出力シャフトを支持できるようにし、逆もまた同様である。駆動シャフト10が出力シャフト20に直接接触する場合には、軸方向圧縮力もまた伝達できる点を理解されたい。この場合、軸方向伝達部材33及び収容孔42aは必要ではない。しかしながら、この軸方向伝達部材は、より低摩擦の方法を提供する。
第2の接続部材32は、駆動アーム36を有する端部の中央に形成された受け入れスロット37を有するのが好ましい。受け入れスロット37は、止まり孔である。伝達部材33と接触させるために、受け入れスロット37には円筒形スペーサ38が受けられる。好ましくは、スペーサ38は、焼き入れによって工具鋼で作製され、従って、高い硬度を有することになる。スペーサ38は第2の接続部材32よりも高い硬度を有するので、軸方向伝達部材33との直接接触に起因した第2の接続部材32の変形が防止され、又は少なくとも低減される。
緩衝部材60は、第1の接続部材31と第2の接続部材32との間の衝撃力を緩衝するためのものである。緩衝部材60がない状態でも継手は依然としてトルクを伝達できることを理解されたい。更に、駆動シャフト10、出力シャフト20、及び継手30の接続関係を逆にすることができる。例えば、駆動シャフト10を第2の接続部材32に接続することができ、出力シャフト20を第1の接続部材31に接続することができる。
本出願の説明及び特許請求の範囲においては、動詞「含む」、「含む」、「包含する」、及び「有する」の各々、並びにこれらの変化形は、記載した項目の存在を規定するが、特定追加の項目の存在を除外するものではなく、包括的な意味で用いられている。
本発明は、1つ又はそれ以上の好ましい実施形態を参照して説明されているが、種々の修正が可能であることは当業者によって認識されるはずである。従って、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照することによって決定されるべきである。
10 駆動シャフト
20 出力シャフト
30 継手
100 トルク伝達組立体

Claims (10)

  1. 第1の回転シャフトを第2の回転シャフトに同軸接続するための継手であって、
    前記第1の回転シャフト(10)に接続してこれと共に回転するように配列された第1の接続部材(31)と、
    前記第2の回転シャフト(20)に接続してこれと共に回転するように配列された第2の接続部材(32)と、
    を備え、
    前記第1の接続部材(31)が、前記継手の軸方向に延びて且つ前記継手の円周方向に互いに間隔を置いて配置された複数の突出部材(43)を含むベース(40)と、前記ベース(40)と着脱不能に係合され、前記第1の回転シャフト(10)に直接接続可能な金属製の係合部材(50)と、を含み、前記第2の接続部材(32)が、本体(34)と該本体の周辺部から延びる複数の駆動アーム(36)とを含み、該駆動アームは、前記継手の半径方向に延びて、隣接する突出部材(43)間にそれぞれ挟まれており、これにより前記第1の接続部材(31)と前記第2の接続部材(32)とが共に回転する、継手。
  2. 前記ベース(40)が、プラスチックで作製されており、前記係合部材(50)が、前記ベースに埋め込まれている、請求項1に記載の継手。
  3. 前記係合部材(50)が、非円形の形状を有し且つ前記第1の回転シャフト(10)の一方の端部にて形成された取り付け部(12)を受け入れるように配列された係合孔(53)を有し、前記取り付け部の形状と前記係合孔とが相補的であり、これによって前記係合部材(50)と前記第1の回転シャフト(10)とが共に回転するようになる、請求項1又は2に記載の継手。
  4. 前記係合部材(50)が、前記係合孔(53)が形成された係合プレート(51)と、前記係合プレートから垂直に延びる複数の係合アーム(52)と、を含み、前記係合アームが、前記係合部材(50)と前記ベース(40)との間における円周方向変位を防止するために、前記継手の軸方向に延びて、前記突出部材(43)とそれぞれ位置合わせされている、請求項3に記載の継手。
  5. 前記ベース(40)と前記第2の接続部材(32)との間に挟まれた壁(63)を有する緩衝部材(60)を更に備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の継手。
  6. 前記緩衝部材(60)が、ゴムで作製されており、前記緩衝部材を前記ベースに射出成形することによって前記ベース(40)上に形成される、請求項5に記載の継手。
  7. 前記継手の半径方向に延びる凹部(43a、43b)が前記ベース(40)内に形成され、複数の軸方向に延びる穿孔(46a、46b)が前記ベースを貫通してそれぞれの凹部と連結し、前記緩衝部材60が、前記凹部内に配置されたリブ(62a、62b)と前記穿孔内に配置されたロッド(64a、64b)とを含む、請求項5又は6に記載の継手。
  8. 前記第2の接続部材(32)が、前記本体(34)の一方の端部から軸方向に延びる接続部(35)を含み、該接続部は、前記第2の回転シャフト(20)の一方の端部内に形成された嵌合孔(24)と嵌合するように配列された非円形の断面を有し、前記嵌合孔と前記接続部が相補的形状を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の継手。
  9. 前記第2の接続部材(32)の硬度よりも大きな硬度を有する材料で作製されたスペーサ(38)が、前記第2の接続部材内に形成された受け入れスロット(37)内に配置され、軸力伝達部材(33)が、前記ベース内の収容孔(42a)に配置され、前記スペーサ及び前記第1の回転シャフトの軸方向端部と接触するように配列されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の継手。
  10. 第1の回転シャフト(10)と、第2の回転シャフト(20)と、前記第1の回転シャフトを前記第2の回転シャフトに軸方向に接続する請求項1〜9のいずれか1項に記載の継手(30)と、を備えたトルク伝達組立体。
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