JP2015047916A - 鉄道車両用空調装置および無線通信装置 - Google Patents

鉄道車両用空調装置および無線通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015047916A
JP2015047916A JP2013179763A JP2013179763A JP2015047916A JP 2015047916 A JP2015047916 A JP 2015047916A JP 2013179763 A JP2013179763 A JP 2013179763A JP 2013179763 A JP2013179763 A JP 2013179763A JP 2015047916 A JP2015047916 A JP 2015047916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
wireless
railway vehicle
communication quality
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013179763A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6072652B2 (ja
Inventor
秀徳 石田
Hidenori Ishida
秀徳 石田
秀斗 相川
Hideto Aikawa
秀斗 相川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013179763A priority Critical patent/JP6072652B2/ja
Publication of JP2015047916A publication Critical patent/JP2015047916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6072652B2 publication Critical patent/JP6072652B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】良好な機器間無線通信を実現可能な鉄道車両用空調装置を得ること。
【解決手段】本発明は、無線装置16を搭載した複数種類の機器により形成された鉄道車両用空調装置であって、無線装置16は、対向装置との間の通信品質測定結果に基づいて、将来の通信品質を予測する受信電力予測部63と、良好な通信品質が予測されるタイミングで対向装置へ信号を送信する送信手段(送信部61,送信タイミング遅延制御部64)と、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、鉄道車両に搭載された鉄道車両用空調装置、および鉄道車両用空調装置において使用する無線通信装置に関する。
鉄道車両の客室内の温度を調整する空調装置として、従来は列車の運転台や車掌室などの特定の場所でしか行うことができなかった空調装置の操作を、無線通信機能を有する携帯端末で行えるようにしたものが存在する(特許文献1参照)。特許文献1に記載の空調装置を適用することにより、車掌は、空調装置の設定変更などを携帯端末で行うことが可能となり、空調に関する乗客からのクレームやリクエストに対して早急に対処することができる。
特開2005−112225号公報
特許文献1に記載の空調装置は、空調装置の設定を行う操作盤(携帯端末)と空調装置本体との間で無線通信を利用するようにしたものであるが、空調装置を構成している各種機器間の通信を無線で行うようにして機器間の配線を不要とする構成も考えられる。その場合、機器の動作が無線通信に悪影響を与える可能性があるため、機器間での無線通信を実現する無線装置は、無線通信品質の劣化を回避できるように構成することが望ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無線通信機能を有する複数の機器により形成され、複数の機器の中に無線通信に影響を与える機器が含まれている場合にも良好な機器間無線通信を実現可能な鉄道車両用空調装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、無線装置を搭載した複数種類の機器により形成された鉄道車両用空調装置であって、前記無線装置は、対向装置との間の通信品質測定結果に基づいて、将来の通信品質を予測する通信品質予測手段と、良好な通信品質が予測されるタイミングで前記対向装置へ信号を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線装置を搭載した複数種類の機器により形成された鉄道車両用空調装置において、機器間で行う無線通信の品質を向上させることができる、という効果を奏する。
図1は、鉄道車両用空調装置の配置例を示す図である。 図2は、実施の形態1の鉄道車両用空調装置の構成例を示す図である。 図3は、鉄道車両用空調装置を構成している無線装置の配置例を示す図である。 図4は、鉄道車両用空調装置を上から見た場合の外観図である。 図5は、鉄道車両用空調装置内における、無線装置の設置場所を示す図である。 図6は、屋外ファンを回転させた状態で受信電力を測定した結果を示す図である。 図7は、屋外ファン付近の無線スペクトルを観測した結果を示す図である。 図8は、無線通信の概略を示す図である。 図9は、実施の形態1の無線装置の構成例を示す図である。 図10は、無線装置の送信タイミング制御部の動作を説明するための図である。 図11は、実施の形態1の無線装置の動作例を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態2の無線装置の構成例を示す図である。 図13は、実施の形態2の無線装置の動作例を示すフローチャートである。 図14は、受信電力変動周期と受信電力予測パラメータテーブルを説明する図である。 図15は、受信電力の予測方法を説明する図である。 図16は、実施の形態3の無線通信の概略を示す図である。
以下に、本発明にかかる鉄道車両用空調装置および無線通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、鉄道車両用空調装置の配置例を示す図である。鉄道車両用空調装置は、一般的に、図1の(a)または(b)に示した配置となっている。図1の(a)に示した配置は、鉄道車両1の屋根上に鉄道車両用空調装置2を設置した一体型である。鉄道車両用空調装置2は、例えば、圧縮機、屋内送風機、屋外送風機、熱交換器、空調制御装置などを主要機器として内蔵している。また、図1の(b)に示した配置は、屋根上に重量物を設置できない場合に採用されることが多い。この配置は、鉄道車両用空調装置を分離し、主要機器の一部(機器ブロック4)を鉄道車両の床下に設置し、主要機器の残り(機器ブロック3)を鉄道車両の屋根あるいは車内に設置する分離型である。(a)および(b)のいずれの配置を採用した場合にも、鉄道車両用空調装置を構成している機器の種類および機器同士の接続関係は同じである。そのため、以下、(a)に示した一体型の鉄道車両用空調装置を例にとって説明を行う。
図2は、実施の形態1の鉄道車両用空調装置の構成例を示す図である。図2で示しているように、鉄道車両用空調装置2は、無線操作端末10、無線温度センサ11、無線湿度センサ12、無線ドア開閉センサ13、無線荷重センサ14、空調制御装置15、屋内送風機17、屋外送風機18および圧縮機19を含んで構成されている。なお、他のセンサなどを含んでいても構わない。気温や湿度など、客室内の環境調整に直接必要のないセンサ(例えば、無線ドア開閉センサなど)は省略しても構わない。空調制御装置15は、無線回線20または21を介して他の機器と通信する。
無線操作端末10は、車掌などから、空調のオン/オフや温度設定の操作を受け付け、受け付けた操作内容を空調制御装置15へ通知する。無線温度センサ11は、屋内や屋外の温度を計測し、計測結果を空調制御装置15へ通知する。無線湿度センサ12は、屋内の湿度を計測し、計測結果を空調制御装置15へ通知する。無線ドア開閉センサ13は、ドアの開閉を計測し、計測結果を空調制御装置15へ通知する。無線荷重センサ14は、鉄道車両1の荷重を計測し、計測結果を空調制御装置15へ通知する。図示は省略しているが、無線操作端末10や各センサは、無線通信機能(無線装置)を有している。
空調制御装置15は、無線装置16を備えており、無線回線20を介して、無線操作端末10や各センサから情報を受信する。また、無線回線21を介して、屋内送風機17、屋外送風機18および圧縮機19に対する制御信号を送信する。例えば、客室内の温度や湿度が所望の値となるように、屋内送風機17などを制御する。屋内送風機17、屋外送風機18および圧縮機19は、空調制御装置15から受信した制御信号に従った動作を実行して客室内の温度等を調整する。
図3は、鉄道車両用空調装置2を構成している無線装置(無線温度センサ11、屋内送風機17などが備えている無線装置)の配置例を示す図である。無線操作端末10、無線温度センサ11、無線湿度センサ12、無線ドア開閉センサ13および無線荷重センサ14の無線装置、あるいは、屋内送風機17、屋外送風機18および圧縮機19の無線装置は、鉄道車両1の屋内(無線装置5)、鉄道車両用空調装置2内(無線装置6)あるいは屋外(無線装置7)に設置する。
図4は、鉄道車両用空調装置2を上から見た場合の外観図である。鉄道車両用空調装置2は、屋内側装置35と屋外側装置41により構成されている。屋内側装置35は、空気を冷やす屋内熱交換器30および34と、屋内に冷えた空気を送る屋内ファン31および33(図2に示した屋内送風機17に相当)と、屋内ファン31および33を回転させる屋内ファン用モータ32とで構成されている。また、屋外側装置41は、冷媒を圧縮する圧縮機36および39(図2に示した圧縮機19に相当)と、冷媒を冷やす屋外熱交換器38および40と、屋外熱交換器38および40に風を送る屋外ファン37(図2に示した屋外送風機18に相当)とで構成されている。
図5は、鉄道車両用空調装置2内における、無線装置の設置場所を示す図である。図3に示した無線装置6の様に、鉄道車両用空調装置2内に無線装置を搭載する場合、屋外側装置41には、排気ダクトや、冷媒管が複雑に入り組んでいるため、無線伝搬経路が複雑になり、特性が劣化する。また、屋外ファン37の回転により、周期的な変動が発生し、さらに特性が劣化する。一方、屋内側装置35には多くの隙間が存在し、屋外ファン37の影響も受けにくく、良好な受信電力が得られ、低い誤り率で通信が可能である。
上記検証のために、図5に示した位置<1>〜位置<3>に無線装置を設置して、鉄道車両用空調装置直下における受信電力を測定した結果、位置<1>が、最も特性が良く、最も特性が悪い位置<3>に対して16dBの差があり、位置<1>に設置する事の妥当性を確認している。また、図6は、無線装置を図5の位置<3>に設置し、屋外ファン37を回転させた状態で、鉄道車両用空調装置2の横1mにおける受信電力(位置<3>に設置した無線装置が送信した信号の受信電力)を測定した結果を示している。図6は、横軸が時間、縦軸が受信電力であり、無線装置が一定間隔で送信している時の受信電力の波形である。受信電力は、屋外ファン37の回転により、周期的に変動する。さらに、図7は、無線装置を図5の位置<3>に設置し、屋外ファン37付近の無線スペクトルを観測した結果を示している。屋外ファン37の付近では、図7に示したように、無線スペクトルの形状が変化する。
以上のように、鉄道車両用空調装置2内に設置する無線装置6は、屋外側装置41に設置すると、排気ダクトや、冷媒管、屋外ファン37の影響を受けるため、通信が遅延し、最悪の場合、通信できなくなる。一方、無線装置を屋外ファン37から離れた屋内側装置35に設置することにより、屋外ファン37等の影響を受けずに、良好に通信することが出来る。従って、本実施の形態の鉄道車両用空調装置2においては、屋外に設置されている機器(屋外側装置41)の圧縮機36および39や屋外ファン37など、空調制御装置15と通信する必要がある機器の無線装置を屋内側に設置する。
このように、本実施の形態の鉄道車両用空調装置は、装置を形成している機器のうち、情報を送受信する機器同士を無線回線経由で通信するように構成し、かつ、各機器において無線通信を実現する無線装置を屋内側に設置することとしたので、装置内の無線通信品質が屋外ファンなどの影響を受けて劣化するのを防止できる。
ただし、装置の構成や制約などの理由から、無線装置を屋内側に設置することが難しいことも考えられる。そのため、無線装置を屋外に設置する場合に通信品質の劣化を回避する手段について、以下に説明する。
図8は、無線通信の概略を示す図である。以下、鉄道車両用空調装置2内の屋外側装置41(図4参照)に無線装置を設置する場合において、屋外ファン37の影響を回避可能な通信方法を説明する。図8に記載した無線装置52は、屋外側装置41に設置されている無線装置である。無線装置16と無線装置52は、無線回線51経由で通信する。
屋外ファン37の回転による無線通信への影響は、周期的に変動するため(図6参照)、無線装置16や無線装置52は、受信電力が高くなるタイミングを予測可能である。すなわち、各無線装置は、対向装置(通信相手の無線装置)からの受信電力を一定期間にわたって監視することにより、受信電力の変動周期を把握することができ、受信電力が高くなるタイミングを予測できる。対向装置からの受信電力が高くなるタイミングでは、無線装置から送信する場合でも、安定した通信が可能である。そのため、例えば、鉄道車両用空調装置2の外に設置した無線装置52が受信電力測定用の信号を定期的に送信し、無線装置16は、一定期間にわたって受信電力を測定し、測定結果(例えば、受信電力と測定実施時刻)を記憶する。無線装置16は、屋外ファン37の回転の影響による受信電力の周期的変動を記憶しているため、前回検出した受信電力から、現在の受信電力を予測することが可能である。無線装置16は、受信電力予測値がしきい値を超えるまでの期間、送信を遅延させることにより、屋外ファン回転の影響を回避して通信する。すなわち、受信電力予測値がしきい値を超えている期間において、送信を行う。無線装置16が受信電力を予測する場合を説明したが、無線装置52も同様に、受信電力を予測することができる。
図9は、本実施の形態の無線装置(無線通信装置)の構成例を示す図であり、一例として、無線装置16の構成例を示している。他の無線装置の構成も同様である。無線装置16は、主要な構成要素として、無線信号を受け取り、復調する受信部60と、信号を変調して、送信する送信部61と、送信タイミング制御部65と、を備えている。また、送信タイミング制御部65は、受信部60が受信した無線信号の電力を算出する受信電力測定部62と、過去の受信電力測定結果に基づいて送信時の受信電力(通信品質)を予測する受信電力予測部63と、送信を遅らせる送信タイミング遅延制御部64と、を備えている。
次に、本実施の形態の無線装置の動作について説明する。一例として、無線装置16が無線装置52と通信する(無線装置52へ信号を送信する)場合の動作を説明する。
図10は、無線装置16の送信タイミング制御部65の動作を説明するための図であり、横軸に時刻、縦軸に受信電力値を示している。無線装置52が送信した無線信号は、受信部60で復調された後、送信タイミング制御部65へ入力される。送信タイミング制御部65においては、受信電力測定部62が受信電力を算出する。算出した受信電力は、例えば、図10に示した黒丸の様になる(受信電力測定値80)。屋外ファン37の回転による変動は周期的であるため、受信電力予測部63は、過去の受信電力測定結果に基づいて、検出した受信電力から実線のような受信電力の変動を予測する(受信電力予測値81)。なお、受信電力予測部63は、屋外ファン37を動作させた状態で無線装置52が定期的に送信した信号(受信電力測定用の信号)の受信結果を、過去の受信電力測定結果として保持しているものとする。送信タイミング遅延制御部64は、受信電力予測部63による予測結果(受信電力予測値81)を受け取り、受信電力予測値81がしきい値82を超えている期間では送信部61に対して送信許可を通知し、そうでなければ送信部61に対して送信禁止を通知する。例えば、現在時刻が図10に示したAの場合、受信電力予測値81がしきい値以下なので、時間tだけ経過するのを待ち、受信電力予測値81がしきい値に達する時刻Bとなった時点で、送信部61に対して送信許可を通知する(送信許可期間となったことを通知する)。送信部61は、送信タイミング遅延制御部64から送信許可の通知がされている状態(送信許可期間)において、図示を省略した送信信号生成部で生成された信号を送信する。
図11は、無線装置の動作例を示すフローチャートである。図9、図10および図11を参照しながら、無線装置の詳細動作を説明する。
図9に示した無線装置16においては、まず、受信電力測定部62が、対向装置である無線装置52が送信した信号(受信電力測定用の信号)の受信電力を測定する(ステップS11)。次に、送信するデータの有無を確認する(ステップS12)。例えば、受信電力測定部62が、図示を省略した送信信号生成部に対して、送信データの有無を問い合わせる。送信するデータがない場合(ステップS12:No)、ステップS11に戻って再度受信電力を測定する。これに対して、送信するデータがある場合(ステップS12:Yes)、受信電力予測部63が、ステップS11での測定結果(受信電力測定値)と過去の受信電力測定結果とに基づいて、受信電力予測値(図10に示した受信電力予測値81)を算出する(ステップS13)。次に、送信タイミング遅延制御部64が、受信電力予測部63で算出された受信電力予測値をしきい値と比較し(ステップS14)、しきい値より小さい場合(ステップS14:No)、送信待ち時間、すなわち、受信電力予測値がしきい値よりも大きくなるまでの所要時間、を算出する(ステップS15)。そして、送信待ち時間が経過するまで送信を待つように送信部61へ通知し、送信部61は、送信待ち時間が経過するまで待ってからデータを送信する(ステップS16,S17)。一方、上記のステップS14において、受信電力予測値がしきい値より大きいと判断した場合(ステップS14:Yes)、送信タイミング遅延制御部64は、送信部61に対して送信許可を通知し、送信部61はデータを送信する(ステップS17)。
ステップS13で受信電力予測値を算出するのは、ステップS11で測定した受信電力がしきい値よりも低い場合、すなわち、通信品質が良好となるまで送信を待つ必要がある場合に限定してもよい(現在の受信電力がしきい値よりも大きい場合には受信電力予測値を算出しない)。この場合、受信電力予測値を算出するための演算量を削減できる。
なお、本実施の形態では、空調制御装置15の無線装置16が、鉄道車両用空調装置2の外に設置されている無線装置52に対して信号を送信する場合の動作について説明したが、無線装置52から無線装置16に対して信号を送信する場合の動作も同様である。
また、本実施の形態では、屋外ファン37の影響を回避する場合について説明したが、その他の金属回転物の影響(周期的に変動する影響)を回避する場合にも利用できることはいうまでもない。
このように、本実施の形態の鉄道車両用空調装置において、機器間の無線通信を実現する無線装置は、対向装置が送信した信号の受信電力の測定結果(現在および過去の測定結果)に基づいて将来の受信電力を推定し、現時点で良好な通信が不可能な場合には、将来の受信電力の推定結果に基づいて、良好な通信が可能となるまでの待ち時間を算出し、良好な通信が可能と推定されるタイミングまで待ってから通信を行うこととした。これにより、屋外ファン回転の影響を受けるなど、通信環境が周期的に変動する状況下において、通信条件が良好なタイミングで通信を行うことができる。
なお、本実施の形態では受信電力の測定結果を用いて良好な通信が可能か否かを推定することとしたが、エラー率などで示される通信品質(過去の通信品質)を用いて推定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、屋外側装置に設置されている無線装置が、送信データが発生した時点で良好な通信が不可能な場合に、良好な通信が可能となるまでの待ち時間を算出して良好な通信が可能と推定されるタイミングまで待つようにしたが、屋内側装置に設置されている無線装置が同様の動作を行っても構わない。
実施の形態2.
上述した実施の形態1は、鉄道車両用空調装置2内に無線装置を搭載する場合、屋外ファン37等の影響を避けるために、受信電力予測値81を算出し、送信を遅延させて送信するようにしたものであるが、本実施の形態では、さらに、屋外ファン37の回転数(動作状態)を考慮して受信電力の変動を予測する。屋外ファン37の動作状態を考慮して受信電力予測値81を算出することにより、受信電力のみから予測する場合より、さらに精度の良い予測結果を得ることができる。なお、装置の全体構成については実施の形態1と同様とする(図2など参照)。
図12は、実施の形態2の無線装置の構成例を示す図である。一例として、空調制御装置15の無線装置を示している。本実施の形態の無線装置16aは、実施の形態1の無線装置16(図9参照)の送信タイミング制御部65を送信タイミング制御部65aに置き換えたものである。また、送信タイミング制御部65aは、実施の形態1で説明した送信タイミング制御部65の受信電力予測部63を受信電力予測部63aに置き換え、さらに、受信電力変動周期算出部67を追加したものである。その他の構成要素は実施の形態1の無線装置16と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
無線装置16aの受信電力変動周期算出部67は、有線または無線通信で屋外送風機18から回転数の情報(屋外ファン回転数情報68)を取得し、取得した屋外ファン回転数情報68に基づいて、受信電力変動の周期を算出する。受信電力予測部63aは、受信電力変動周期算出部67で算出された受信電力変動の周期と、過去の受信電力測定結果とに基づいて、図10に示した受信電力予測値81を算出する。
図13は、実施の形態2の無線装置の動作例を示すフローチャートである。図13に示したフローチャートは、実施の形態1にかかる無線装置の動作例を示したフローチャート(図11)のステップS13をステップS13aに置き換え、さらに、ステップS21およびS22を追加したものである。図11と同じステップ番号を付した処理は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
図12に示した構成の無線装置においては、ステップS11が完了すると、受信電力変動周期算出部67が、屋外ファン37から、回転数情報である屋外ファン回転数情報68を取得する(ステップS21)。そして、送信するデータがある場合(ステップS12:Yes)、受信電力変動周期算出部67は、ステップS21で取得した屋外ファン37の回転数から受信電力変動の周期を算出する(ステップS22)。次に、受信電力予測部63aが、ステップS11での測定結果(受信電力測定値)と、過去の受信電力測定結果と、ステップS22での算出結果(受信電力変動の周期)に基づいて、受信電力予測値81を算出する(ステップS13a)。
ここで、上記のステップS22で屋外ファン37の回転数から受信電力変動の周期を算出する方法について説明する。屋外ファン37の回転数と受信電力変動の周期の関係は、例えば、鉄道車両用空調装置2の製造時に予め測定し、測定結果から、それぞれの回転数ごとの、受信電力予測パラメータを、テーブルとして受信電力変動周期算出部67または図示を省略した記憶部等で保持しておく(図14参照)。受信電力予測パラメータとは、例えば、線形予測法で算出したパラメータである。屋外ファンの回転数は時間とともに変化するため、送信直前の短時間、屋外ファンの回転数を監視し、回転数に該当する受信電力予測パラメータをテーブルから選択する。そして、選択した受信電力予測パラメータから受信電力変動の周期を算出する。
また、上記のステップS13aでは、例えば、以下の方法で受信電力を予測する。受信電力変動の周期から算出した受信電力の系列を時系列X、実際に測定した受信電力の系列を時系列Yとし、時系列Yの測定時刻が新しいほど、重みを付けて、時系列Xと時系列Yの距離を求める。時系列Yを時間方向にシフトして、距離の計算を、複数回繰り返す。それぞれのシフト時間における距離を比較し、距離が最小になる所を見つけ、距離が最小になった時のシフト値と受信電力変動の周期から、送信時刻Aにおける受信電力値予測値を算出する(図15参照)。
このように、本実施の形態の無線装置においては、対向装置が送信した信号の受信電力の測定結果に加え、屋外ファン37の回転数情報から算出した受信電力の変動周期に基づいて受信電力予測値を算出することとしたので、さらに精度の良い受信電力予測値を得ることができる。
実施の形態3.
上述した実施の形態1,2は、鉄道車両用空調装置2内に無線装置を搭載する場合、屋外ファン37等の影響を避けるために、送信を遅延させて送信するようにしたものであるが、次に、屋外ファン37の影響を避けるために、マルチホップにより、屋外ファン37の影響が無い別の無線装置を経由する実施形態を説明する。なお、装置の全体構成については実施の形態1,2と同様とする(図2など参照)。無線装置の構成は、実施の形態1または2と同様とする(図9、図12参照)。
図16は、実施の形態3の無線通信の概略を示す図である。実施の形態1,2の様に屋外ファン37の回転により無線回線51が安定して通信できないと判定した期間が一定時間以上ある場合、送信を遅延させるのではなく、マルチホップにより、屋外ファン37の影響のない無線回線53にて無線装置54と通信し、無線装置54は、無線装置16の通信を、無線回線55にて無線装置52に中継する。すなわち、送信タイミング遅延制御部64が算出した送信待ち時間(受信電力予測値がしきい値よりも大きくなるまでの所要時間)が一定時間よりも長い場合、通信品質が良好な経路(マルチホップ経路)が存在していれば、マルチホップ通信を行う。無線装置の位置が固定されているので、屋外ファン37の影響を受ない経路(マルチホップ経路)は予め選択しておくことが可能である。
送信待ち時間が短く、問題とならない場合には、実施の形態1,2と同様の動作で送信を行う。
無線装置52から送信する場合も、同様に、安定して通信できないと判定した期間(安定した通信ができるようになるまでの期間)が一定時間以上の場合、マルチホップにより、無線回線55にて無線装置54にて通信し、無線装置54は、無線装置52からの通信を、無線回線53にて無線装置16に中継する。
このように、本実施の形態の無線装置においては、伝送遅延(送信待ち時間)が一定値よりも大きくなる場合、マルチホップ通信を行って経路迂回を行うこととしたので、伝送遅延が大きくなるのを回避しつつ屋外ファン37等の影響を受けない良好な通信を実現できる。
以上のように、本発明にかかる鉄道車両用空調装置および無線通信装置は、装置を形成している機器同士が無線通信を行う鉄道車両用空調装置に適している。
1 鉄道車両、2 鉄道車両用空調装置、3,4 機器ブロック、5,6,7,16,16a,52,54 無線装置、10 無線操作端末、11 無線温度センサ、12 無線湿度センサ、13 無線ドア開閉センサ、14 無線荷重センサ、15 空調制御装置、17 屋内送風機、18 屋外送風機、19,36,39 圧縮機、20,21,51,53,55 無線回線、30,34 屋内熱交換器、31,33 屋内ファン、32 屋内ファン用モータ、35 屋内側装置、37 屋外ファン、38,40 屋外熱交換器、41 屋外側装置、60 受信部、61 送信部、62 受信電力測定部、63,63a 受信電力予測部、64 送信タイミング遅延制御部、65,65a 送信タイミング制御部、67 受信電力変動周期算出部、68 屋外ファン回転数情報、80 受信電力測定値、81 受信電力予測値。

Claims (10)

  1. 無線装置を搭載した複数種類の機器により形成された鉄道車両用空調装置であって、
    前記無線装置は、
    対向装置との間の通信品質測定結果に基づいて、将来の通信品質を予測する通信品質予測手段と、
    良好な通信品質が予測されるタイミングで前記対向装置へ信号を送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする鉄道車両用空調装置。
  2. 前記通信品質予測手段は、複数の通信品質測定結果に基づいて、前記対向装置との通信が他の機器の動作から受ける影響量の変動周期を予測し、
    前記送信手段は、前記影響量が大きいタイミングで送信データが発生した場合、前記影響量が小さくなるまで待ってから信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用空調装置。
  3. 前記送信手段は、前記影響量が大きいタイミングで送信データが発生してから前記影響量が小さくなるまでの時間が一定値以上の場合、前記対向装置とは異なる他の無線装置のうち、前記他の機器の動作から受ける影響量が小さい通信が可能な無線装置を経由して前記対向装置へ信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の鉄道車両用空調装置。
  4. 前記他の機器を屋外ファンとすることを特徴とする請求項1、2または3に記載の鉄道車両用空調装置。
  5. 無線装置を搭載した複数種類の機器により形成された鉄道車両用空調装置であって、
    前記無線装置は、
    前記複数種類の機器の一つである屋外ファンの回転数の情報に基づいて、対向装置との将来の通信品質を予測する通信品質予測手段と、
    良好な通信品質が予測されるタイミングで前記対向装置へ信号を送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする鉄道車両用空調装置。
  6. 前記通信品質予測手段は、対向装置との通信が前記屋外ファンの動作から受ける影響量の変動周期を予測し、
    前記送信手段は、前記影響量が大きいタイミングで送信データが発生した場合、前記影響量が小さくなるまで待ってから信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の鉄道車両用空調装置。
  7. 前記送信手段は、前記影響量が大きいタイミングで送信データが発生してから前記影響量が小さくなるまでの時間が一定値以上の場合、前記対向装置とは異なる他の無線装置のうち、前記屋外ファンの動作から受ける影響量が小さい通信が可能な無線装置を経由して前記対向装置へ信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の鉄道車両用空調装置。
  8. 無線装置を搭載した複数種類の機器により形成された鉄道車両用空調装置であって、
    前記無線装置は車両の屋内側に設置されていることを特徴とする鉄道車両用空調装置。
  9. 無線通信機能を有する複数種類の機器により形成された鉄道車両用空調装置において、各器機にそれぞれ搭載されて前記無線通信機能を実現する無線通信装置であって、
    対向装置との間の通信品質測定結果に基づいて、将来の通信品質を予測する通信品質予測手段と、
    良好な通信品質が予測されるタイミングで前記対向装置へ信号を送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  10. 無線通信機能を有する複数種類の機器により形成された鉄道車両用空調装置において、各器機にそれぞれ搭載されて前記無線通信機能を実現する無線通信装置であって、
    前記複数種類の機器の一つである屋外ファンの回転数の情報に基づいて、対向装置との将来の通信品質を予測する通信品質予測手段と、
    良好な通信品質が予測されるタイミングで前記対向装置へ信号を送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
JP2013179763A 2013-08-30 2013-08-30 鉄道車両用空調装置および無線通信装置 Expired - Fee Related JP6072652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013179763A JP6072652B2 (ja) 2013-08-30 2013-08-30 鉄道車両用空調装置および無線通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013179763A JP6072652B2 (ja) 2013-08-30 2013-08-30 鉄道車両用空調装置および無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015047916A true JP2015047916A (ja) 2015-03-16
JP6072652B2 JP6072652B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=52698307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013179763A Expired - Fee Related JP6072652B2 (ja) 2013-08-30 2013-08-30 鉄道車両用空調装置および無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6072652B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111469873A (zh) * 2020-05-09 2020-07-31 重庆中车四方所科技有限公司 一种轨道交通车辆空调电气柜
CN114363215A (zh) * 2021-12-27 2022-04-15 北京特种机械研究所 一种基于供需平衡的列车通信网络时延分析方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05666A (ja) * 1991-06-26 1993-01-08 Toshiba Toransupooto Eng Kk 車両用制御装置
JPH05141742A (ja) * 1990-10-26 1993-06-08 Aeg Westinghouse Transport Syst Inc 暖房、換気およびエアコンデイシヨニング装置とその制御方法
JP2001091026A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和装置
JP2005112225A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Hitachi Ltd 鉄道車両用空調等制御システム
JP2007192416A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Nec Tokin Corp 環境制御システム
US20110071722A1 (en) * 2008-06-11 2011-03-24 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner for vehicle, and system and method of vehicle air-conditioning management
JP2012121484A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Mitsubishi Electric Corp 車両用空調システムおよび鉄道車両用空調システム
WO2013046502A1 (ja) * 2011-09-29 2013-04-04 日本電気株式会社 無線パラメータ制御装置、無線基地局、無線パラメータ制御方法、および非一時的なコンピュータ可読媒体
JP2013098776A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Ntt Docomo Inc 携帯端末および無線品質報告方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05141742A (ja) * 1990-10-26 1993-06-08 Aeg Westinghouse Transport Syst Inc 暖房、換気およびエアコンデイシヨニング装置とその制御方法
JPH05666A (ja) * 1991-06-26 1993-01-08 Toshiba Toransupooto Eng Kk 車両用制御装置
JP2001091026A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和装置
JP2005112225A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Hitachi Ltd 鉄道車両用空調等制御システム
JP2007192416A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Nec Tokin Corp 環境制御システム
US20110071722A1 (en) * 2008-06-11 2011-03-24 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner for vehicle, and system and method of vehicle air-conditioning management
JP2012121484A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Mitsubishi Electric Corp 車両用空調システムおよび鉄道車両用空調システム
WO2013046502A1 (ja) * 2011-09-29 2013-04-04 日本電気株式会社 無線パラメータ制御装置、無線基地局、無線パラメータ制御方法、および非一時的なコンピュータ可読媒体
JP2013098776A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Ntt Docomo Inc 携帯端末および無線品質報告方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111469873A (zh) * 2020-05-09 2020-07-31 重庆中车四方所科技有限公司 一种轨道交通车辆空调电气柜
CN114363215A (zh) * 2021-12-27 2022-04-15 北京特种机械研究所 一种基于供需平衡的列车通信网络时延分析方法
CN114363215B (zh) * 2021-12-27 2024-05-28 北京特种机械研究所 一种基于供需平衡的列车通信网络时延分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6072652B2 (ja) 2017-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5100891B2 (ja) 車両用空調制御方法
US20200298655A1 (en) Air-Conditioner Control
JP5274555B2 (ja) 車両用空調装置、車両空調管理システム及び車両空調管理方法
US20190128551A1 (en) Systems, Methods, and Apparatuses for Providing Communications Between Climate Control Devices in a Recreational Vehicle
US11225186B2 (en) Performance and position monitoring of a mobile HVAC and R unit
EP2981772B1 (en) Heat-pump system with refrigerant charge diagnostics
JP7008476B2 (ja) 室内環境調整システム、サーバ、室内環境調整方法及びプログラム
WO2017212630A1 (ja) 車両用空調装置及び車両用空調装置の目詰まり検知システム
JP2013210137A5 (ja)
KR101922954B1 (ko) 공기조화기 시스템의 제어 방법
JP5679715B2 (ja) 車両用空気調和装置
CN104006497A (zh) 一拖多空调系统的冷媒流量的控制方法及装置
JP6072652B2 (ja) 鉄道車両用空調装置および無線通信装置
US20230056522A1 (en) Hvac system with wireless waveguide system
CN104833041A (zh) 一种多联空调管路平衡方法及多联空调
KR20160118046A (ko) 중앙공조 시스템과 개별공조 시스템을 적응적으로 적용하는 장치 및 방법
KR101194569B1 (ko) 공기조화 시스템 및 방법
CN110296497B (zh) 连接家庭的hvac健康监测的系统和方法
JP6721008B2 (ja) 空調機の通信システム及び空調機
CN109405182A (zh) 一种防凝露模式控制方法与装置
JP6567184B2 (ja) 車両用空調装置及び車両用空調装置の異常検知システム
JP2007147167A (ja) 風向制御システム、風向制御方法
JP4396403B2 (ja) 環境提供制御システム及び環境提供制御方法
JP2012122629A (ja) 空気調和機
WO2013076740A2 (en) Machine to machine communication enabled air conditioning system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6072652

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees