JP2015047670A - トロイダル型無段変速機用ディスクの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】砥石の回転に用いるクイル部を短縮して剛性を向上させることにより、研削加工時の切り込み量を大きく設定して高能率の加工を行うことを可能とする、ハーフトロイダルCVT用ディスクの研削加工方法を提供する。【解決手段】軌道面46を研削加工するCVT用ディスク4の中心軸と、砥石60の中心軸との成す角度を90度以外の角度であって、砥石中心軸が砥石60側に行くほど前記ディスク4に接近する方向に傾斜させる。【選択図】図1
Description
この発明は、例えば、自動車の無段変速機として用いられるハーフトロイダルCVTディスクの研削加工方法に関する。
自動車用の変速機としてハーフトロイダル型無段変速機(以下「ハーフトロイダルCVT」)が研究され、一部で実施されている。例えば図2は、特許文献1に記載されたハーフトロイダルCVTを示している。このハーフトロイダルCVTは、入力側ディスク2と出力側ディスク4との間に円周方向に複数のパワーローラ8を設けて、入力側ディスク2及び出力側ディスク4とパワーローラ8のそれぞれのトラクション面2a、4a及び8aに作用する摩擦力により動力の伝達を行なっている。
例えば、このパワーローラ8を従来技術によって加工する場合、まず外周面または内周面を加工した後、その加工面をチャックしてトラクション面8aの加工する。その後ワークの向きを逆にして再度チャックし、スラスト転がり軸受52の軌道面52aを加工する。ここでスラスト転がり軸受52の軌道面52aの加工においては、特許文献2に記載されているように砥石中心軸をディスクの中心軸と直行配置させるのが一般的であった。その理由として、砥石中心軸の移動量が研削加工における切り込み量と等しくなるので切り込み量の管理が容易になることが挙げられる。
入力側または出力側ディスク、パワーローラ等の一方の端面にスラスト転がり軸受の軌道面を形成するための研削加工では、図3に示すように加工対象であるディスク(ここでは出力側ディスク4)の中心軸と砥石中心軸とを直交配置させる場合、砥石中心軸および砥石駆動部62と出力側ディスク4が干渉しないようにクイル部61の長さを設定しなければならない。その結果、出力側ディスク4の形状によってはクイル部61が長くなり、クイル部61の剛性が低下することがある。その場合は加工中のクイル部61の弾性変形が許容量を超えないように加工時の切り込み量が制限しなければならず、生産性の低下を招く虞があった。
また、図4に示すように加工対象ディスク70の中心軸と砥石中心軸を直交配置させた場合、スラスト転がり軸受48の軌道面46の寸法に対して砥石60の外径が一定値を超えると軌道面46の外周側のエッジと砥石60が干渉し、軌道面46を適正な断面形状に形成することができなくなる。そのため、使用可能な砥石60の直径には上限があり、砥石寿命が短い小径の砥石60を使用せざるを得ないことから生産コストを上昇させる要因となっていた。
一方の軸方向端面にスラスト転がり軸受の軌道面が一体的に形成されているハーフトロイダルCVT用ディスクの前記軌道面の研削加工において、加工対象であるディスクの中心軸と砥石中心軸との成す角度を90度以外の角度であって、砥石中心軸が砥石側に行くほど前記ディスクに接近する方向に傾斜させていることを特徴とする、前記ディスクの研削加工方法。
加工対象となるディスクの中心軸に対して砥石中心軸を傾斜させることで砥石駆動部をディスクと干渉させずに砥石に接近させることができ、クイル部が短縮されてクイル部の剛性が向上する。その結果、研削加工時の切り込み量を大き設定して高能率の加工を行うことが可能になる。また、砥石と軌道面とが干渉し難くなるので、従来技術に比べて砥石寿命の長い大径の砥石を使用でき、生産コストを低減させることができる。
図2及び図11にハーフトロイダルCVTの一例を示す。図2及び図11では、入力軸1と同心に入力側ディスク2を支持し、出力軸3の端部に出力側ディスク4を固定している。ハーフトロイダルCVTを納めたケーシングの内面、或はこのケーシング内に設けられた支持ブラケットには、前記入力軸1並びに出力軸3に対して捻れの位置にある枢軸5、5を中心として揺動するトラニオン6、6が設けられている。
各トラニオン6、6は、両端部外側面に前記枢軸5、5を設けている。又、各トラニオン6、6の中心部には変位軸7、7の基端部を支持し、上記枢軸5、5を中心として各トラニオン6、6を揺動させる事により、各変位軸7、7の傾斜角度の調節を自在としている。各トラニオン6、6に支持された変位軸7、7の周囲には、それぞれパワーローラ8、8を回転自在に支持している。そして、各パワーローラ8、8を、前記入力側、出力側両ディスク2、4の間に挟持している。
入力側、出力側両ディスク2、4の互いに対向するトラクション面2a、4aは、それぞれ断面が、上記枢軸5を中心とする円弧形の凹面をなしている。そして、球面状の凸面に形成された各パワーローラ8、8のトラクション面8a、8aは、前記トラクション面2a、4aに当接させている。
前記入力軸1と入力側ディスク2との間には、ローディングカム式の押圧装置9を設け、この押圧装置9によって、前記入力側ディスク2を出力側ディスク4に向け、弾性的に押圧している。この押圧装置9は、入力軸1と共に回転するカム板10と、保持器11により保持された複数個(例えば4個)のローラ12、12とから構成されている。前記カム板10の片側面には、円周方向に亙る凹凸面であるカム面13を形成し、又、前記入力側ディスク2の外側面にも、同様のカム面14を形成している。そして、前記複数個のローラ12、12を、前記入力軸1の中心に対して放射方向の軸を中心とする回転自在に支持している。
上述の様に構成されるハーフトロイダルCVTの使用時、入力軸1の回転に伴なってカム板10が回転すると、カム面13によって複数個のローラ12、12が、入力側ディスク2外側面のカム面14に押圧される。この結果、前記入力側ディスク2が、前記複数のパワーローラ8、8に押圧されると同時に、前記1対のカム面13、14と複数個のローラ12、12との噛合に基づいて、前記入力側ディスク2が回転する。そして、この入力側ディスク2の回転が、前記複数のパワーローラ8、8を介して出力側ディスク4に伝達され、この出力側ディスク4に固定の出力軸3が回転する。
ハーフトロイダルCVTは原動機から入力されたトルクを各トラクション面2a、4a及び8aに作用する摩擦力によって出力軸3に伝達する。摩擦力は面圧に比例するので、十分な摩擦力を発生させるためには高い面圧が必要となり、ハーフトロイダルCVTの使用時には入力側ディスク2、出力側ディスク4及びパワーローラ8、8には、それぞれの軸方向に大きな押圧力が作用する。そのため出力側ディスク4やパワーローラ8、8のトラクション面4a、8aとは反対側の端面には押圧力を受け止めるためのスラスト転がり軸受48、52が設けられている。
入力軸1と出力軸3との回転速度を変える場合で、先ず入力軸1と出力軸3との間で減速を行なう場合には、枢軸5、5を中心として各トラニオン6、6を揺動させ、各パワーローラ8、8の周面8a、8aが入力側ディスク2のトラクション面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4のトラクション面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接する様に、各変位軸7、7を傾斜させる[図11(a)参照]。反対に、増速を行なう場合には、前記トラニオン6、6を揺動させ、各パワーローラ8、8の周面8a、8aが入力側ディスク2のトラクション面2aの外周寄り部分と出力側ディスク4のトラクション面4aの中心寄り部分とに、それぞれ当接する様に、各変位軸7、7を傾斜させる[図11(b)参照]。
上記のような端面にスラスト転がり軸受の軌道面を有するパワーローラ8や出力側ディスク4の製造において軌道面46の研削加工を行う場合は、図3に示すように加工対象となるディスク(図3では出力側ディスク4)の中心軸と砥石中心軸とを直行配置させるのが一般的である。その理由として、砥石中心軸の移動量が研削加工の切り込み量と等しくなるので切り込み量の管理が容易になることが挙げられる。
一方、上記のように直交配置させる場合は砥石駆動部62と出力側ディスク4が干渉しないようにクイル部61の長さを設定しなければならない。その結果、出力側ディスク4の形状によってはクイル部61が長くなり、クイル部61の剛性が低下することがある。その場合は加工中のクイル部61の弾性変形が許容量を超えないように加工時の切り込み量を制限しなければならず、生産性の低下を招く虞があった。
また、図4に示すように加工対象ディスク70の中心軸と砥石中心軸を直交配置させた場合、スラスト転がり軸受48の軌道面46の寸法に対して砥石60の外径が一定値を超えると軌道面46の外周側エッジと砥石60が干渉し、軌道面46を適正な断面形状に形成することができなくなる。そのため、使用可能な砥石60の外径には上限があり、砥石寿命が短い小径の砥石60を使用せざるを得ないことから生産コストを上昇させる要因となっていた。
これらの課題を解決するため、本発明においては、加工対象となるディスクの中心軸と砥石中心軸とを傾けて配置させることを特徴とする。具体的には図1に示すように、一般的なアンギュラ研削盤の振り角とは逆となる負の方向に傾斜させる。このような配置とすることにより、砥石駆動部62と加工対象となるディスク(図1では出力側ディスク4)との干渉を避けつつクイル部61を短くできるのでクイル部61の剛性が向上して研削加工時の切り込み量を大きく設定することができ、高能率の生産が可能になる。また、砥石60が軌道面46の外周側エッジと干渉しにくくなるので砥石寿命の長い大径の砥石60を使用でき、製造コストを低減させることができる。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態を示している。出力側ディスク4を加工対象とし、出力側ディスク4の中心軸に対して砥石中心軸を傾斜させてスラスト転がり軸受48の軌道面46を研削する(図1においては出力側ディスクを把持するチャック及び研削盤本体は不図示)。砥石中心軸は砥石60側に行くほど出力側ディスク4に接近する方向に傾斜させる。出力側ディスク4の中心軸と砥石中心軸との成す角度は45度〜60度とするのが望ましい。図1は軌道面46がトラクション面4aと軸方向で反対側の端面に配置されている場合を示しているが、図5のように軌道面46がトラクション面4a側に配置されている場合も同様に砥石中心軸を傾斜させて研削加工を行う。
図1は本発明の第1の実施形態を示している。出力側ディスク4を加工対象とし、出力側ディスク4の中心軸に対して砥石中心軸を傾斜させてスラスト転がり軸受48の軌道面46を研削する(図1においては出力側ディスクを把持するチャック及び研削盤本体は不図示)。砥石中心軸は砥石60側に行くほど出力側ディスク4に接近する方向に傾斜させる。出力側ディスク4の中心軸と砥石中心軸との成す角度は45度〜60度とするのが望ましい。図1は軌道面46がトラクション面4aと軸方向で反対側の端面に配置されている場合を示しているが、図5のように軌道面46がトラクション面4a側に配置されている場合も同様に砥石中心軸を傾斜させて研削加工を行う。
(第2の実施形態)
図6はパワーローラ8を加工対象とした本発明の第2の実施形態を示している。第1の実施形態と同様に砥石中心軸を傾斜させてクイル部61を短縮させ、剛性を向上させている。本実施形態においては、図7に示すようにハーフトロイダルCVT用のパワーローラ8に限らず、一般的なスラスト転がり軸受の軌道輪を加工対象ディスク70とすることも可能である。
図6はパワーローラ8を加工対象とした本発明の第2の実施形態を示している。第1の実施形態と同様に砥石中心軸を傾斜させてクイル部61を短縮させ、剛性を向上させている。本実施形態においては、図7に示すようにハーフトロイダルCVT用のパワーローラ8に限らず、一般的なスラスト転がり軸受の軌道輪を加工対象ディスク70とすることも可能である。
(第3の実施形態)
図8(a)及び(b)は本発明の第3の実施形態を示している。図8(a)は第1の実施形態において、スラスト転がり軸受48の軌道面46の研削加工を行う際に加工対象である出力側ディスク4の軸方向の位置決め基準となる段部71が、トラクション面4a側で且つトラクション面4aより外周側に設けられている形態を示している。また、位置決め基準となる部位は必ずしも段付き形状でなくても良く、図8(b)に示すように凸部72とすることもできる。ただし位置決め機能を持たせるためには凸部72の頂点付近には一定の面積の円環状の平坦部を形成する必要がある。
図8(a)及び(b)は本発明の第3の実施形態を示している。図8(a)は第1の実施形態において、スラスト転がり軸受48の軌道面46の研削加工を行う際に加工対象である出力側ディスク4の軸方向の位置決め基準となる段部71が、トラクション面4a側で且つトラクション面4aより外周側に設けられている形態を示している。また、位置決め基準となる部位は必ずしも段付き形状でなくても良く、図8(b)に示すように凸部72とすることもできる。ただし位置決め機能を持たせるためには凸部72の頂点付近には一定の面積の円環状の平坦部を形成する必要がある。
段部71及び凸部72は加工対象となるディスクの中心軸に対して高い直角度を持って形成される。スラスト転がり軸受48の軌道面46を研削加工する際には段部71または凸部72を研削盤のバッキングプレート(不図示)に押し付けて軸方向の位置決めを行うことで、中心軸に対して高い直角度を持つ軌道面46を形成することができる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態及び第3の実施形態においては、加工対象である出力側ディスク4のトラクション面4a、スラスト転がり軸受48の軌道面46及び内径面73の同軸度と、トラクション面4a及び軌道面46の中心軸に対する直角度が高い精度に保たれていることが重要となる。そのためには研削加工時に出力側ディスク4を精密に位置決めする目的で、図9のように出力側ディスク4の外周面に径方向の位置基準面74を、また両端面に軸方向の位置基準面71または位置基準面72、及び位置基準面75を設けることが望ましい。さらに、各基準面は熱処理後の研削加工または旋削加工で高精度に仕上げられている必要があり、外径面は真円度で0.01mm程度、両端面は平坦度0.01mm程度、平行度0.01mm程度よりも小さいことが望ましい。例えば、図10に記載したように内径面73を把持した状態で3ヶ所を同一工程で旋削加工(望ましくはハードターニング加工)すれば、このような精度が得られる。
第1の実施形態及び第3の実施形態においては、加工対象である出力側ディスク4のトラクション面4a、スラスト転がり軸受48の軌道面46及び内径面73の同軸度と、トラクション面4a及び軌道面46の中心軸に対する直角度が高い精度に保たれていることが重要となる。そのためには研削加工時に出力側ディスク4を精密に位置決めする目的で、図9のように出力側ディスク4の外周面に径方向の位置基準面74を、また両端面に軸方向の位置基準面71または位置基準面72、及び位置基準面75を設けることが望ましい。さらに、各基準面は熱処理後の研削加工または旋削加工で高精度に仕上げられている必要があり、外径面は真円度で0.01mm程度、両端面は平坦度0.01mm程度、平行度0.01mm程度よりも小さいことが望ましい。例えば、図10に記載したように内径面73を把持した状態で3ヶ所を同一工程で旋削加工(望ましくはハードターニング加工)すれば、このような精度が得られる。
加工対象を出力側ディスク4とした場合、トラクション面8a、軌道面46及び内径面73の研削加工を行う際の前記ディスクの径方向の置決めは前記ディスクの外径面に設けた基準面74を用いる。軌道面46がトラクション面8a側の端面に配置されている場合はトラクション面8a、軌道面46及び内径面73を研削加工する際の前記ディスクの軸方向の位置決め基準としてトラクション面8aの軸方向で反対側の端面に設けた基準面75を用い、軌道面46が反トラクション面の端面に配置されている場合は前記ディスクの軸方向の位置決め基準としてトラクション面側の端面に設けた基準面71または基準面72を用いる。
上記の実施形態の説明においては、加工対象として出力側ディスク4を挙げているが、必ずしもこれに限定している訳ではなく、入力側ディスク、パワーローラ、その他軸方向端面にスラスト転がり軸受の軌道面を有するディスク状の製品であれば適用可能である。
1 入力軸
2 入力側ディスク
2a トラクション面
3 出力軸
4 出力側ディスク
4a トラクション面
5 枢軸
6 トラニオン
7 変位軸
8 パワーローラ
8a トラクション面
9 押圧装置
10 カム板
11 保持器
12 ローラ
13、14 カム面
46 軌道面
47 玉
48、52 スラスト転がり軸受
60 砥石
61 クイル部
62 砥石駆動部
70 加工対象ディスク
71 段部
72 凸部
73 内径面
74 外周部に設けた位置基準面
75 端面に設けた位置基準面
76 切削工具
2 入力側ディスク
2a トラクション面
3 出力軸
4 出力側ディスク
4a トラクション面
5 枢軸
6 トラニオン
7 変位軸
8 パワーローラ
8a トラクション面
9 押圧装置
10 カム板
11 保持器
12 ローラ
13、14 カム面
46 軌道面
47 玉
48、52 スラスト転がり軸受
60 砥石
61 クイル部
62 砥石駆動部
70 加工対象ディスク
71 段部
72 凸部
73 内径面
74 外周部に設けた位置基準面
75 端面に設けた位置基準面
76 切削工具
Claims (9)
- 一方の軸方向端面にスラスト転がり軸受の軌道面が一体的に形成されているディスクにおける前記軌道面の研削加工であって、加工対象である前記ディスクの中心軸と砥石中心軸との成す角度を90度以外の角度であって、前記砥石中心軸が砥石側に行くほど前記ディスクに接近する方向に傾斜させていることを特徴とする、前記ディスクの研削加工方法。
- 前記ディスクが、一方の軸方向端面には断面が円弧型の凹面を有するトラクション面が形成され、他方の軸方向端面にはスラスト転がり軸受の軌道面が形成されている、ハーフトロイダル型無段変速機用の入力側ディスクまたは出力側ディスクである、請求項1に記載の研削加工方法。
- 前記ディスクが、一方の軸方向端面には球面状のトラクション面が形成され、他方の軸方向端面にはスラスト転がり軸受の軌道面が形成されている、ハーフトロイダル型無段変速機用のパワーローラである、請求項1に記載の研削加工方法。
- 前記ディスクの前記トラクション面よりも外径寄りの位置に軸方向の位置決め基準となる凸部が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の研削加工方法。
- 前記ディスクの前記トラクション面よりも外径寄りの位置に軸方向の位置決め基準となる段部が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の研削加工方法。
- 前記ディスクの外径面に、径方向の位置決め基準となる基準面を設け、前記トラクション面よりも外径寄りの位置であって、軸方向の両端面に前記ディスクの軸方向の位置決め基準となる基準面を設けたことを特徴とする、請求項2に記載の研削加工方法。
- 前記入力側ディスクまたは前記出力側ディスクの前記トラクション面、前記軌道面及び内径面の研削加工において、加工を行う際の前記ディスクの径方向の位置決めは前記ディスクの外径面に設けた前記基準面を用い、前記軌道面が前記トラクション面と軸方向で反対側の端面に配置されている場合は、前記ディスクの軸方向の位置決め基準として、前記トラクション面と同じ側の端面に設けた基準面を用い、前記軌道面が前記トラクション面と軸方向で同じ側の端面に配置されている場合は前記ディスクの軸方向の位置決め基準として前記トラクション面と反対側の端面に設けた基準面を用いることを特徴とする請求項6に記載の研削加工方法。
- 前記基準面は前記ディスクの熱処理後の研削加工または旋削加工によって形成されることを特徴とする請求項5または請求項7に記載の研削加工方法。
- 前記ディスクを研削盤にチャックした後は前記研削盤から取り外すことなく、全ての前記基準面を加工することを特徴とする請求項8に記載の研削加工方法。
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JP2013181795A JP2015047670A (ja) | 2013-09-03 | 2013-09-03 | トロイダル型無段変速機用ディスクの製造方法 |
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