JP2015046898A - 3次元映像表示装置及びその制御方法、及び画面調整用プログラム - Google Patents

3次元映像表示装置及びその制御方法、及び画面調整用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
観賞者の操作によって映像を表示する映像表示装置の画面の表示ずれを調整する。
【解決手段】
複数のミラーと所定のフォーマットの画面の領域との関係において画面の表示ずれの補正に用いる表示マークの表示を含む所定フォーマットの調整画面を生成して表示画面に表示する。入力部からの、フォーマット画面の拡大又は縮小又はシフトさせる指示に従って、調整画面を所定量ずつ拡大又は縮小又はシフトして表示画面に表示するように制御する。調整画面を所定量拡大又は縮小又はシフトした状態で、複数の領域を有するフォーマット画面に映像を配置した画面を映像表示装置の表示画面に表示する。表示画面に表示された映像は複数のミラーで反射して観賞者に3次元映像として表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は3次元映像表示装置及びその制御方法、及び画面調整用プログラムに関し、特に、映像表示装置に表示される映像を、ミラーを用いて3次元映像として表示する3次元映像表示装置における映像の表示ずれの画面調整に関するものである。
2次元映像表示装置に表示される映像を、複数のハーフミラーから構成されるミラー組立体を用いて3次元映像として表示する3次元映像表示装置が知られている。例えば、特許文献1には、本発明が提唱した3次元映像表示装置が開示されている。即ち、2次元映像表示装置の画面に観賞者側に所定角度傾斜させて、奥行き方向へ所定間隔で配設された複数のミラー(ハーフミラーとフルミラー)を有するミラー装置を用い、2次元映像表示装置の画面に、ミラーの位置に対応してミラーにより虚像を生成する複数の虚像生成領域と、虚像生成領域との間に介在して虚像を生成しない虚像不生成領域を形成し、虚像生成領域に表示される映像をその対応するミラーで反射して、観賞者側に3次元映像として表示する。
また、特許文献2にも同様の3次元表示装置が開示されている。特許文献2にはとりわけ、表示画面の(N+1)個に分割されたそれぞれの表示領域に情報を表示する場合、拡大・縮小制御部105によって情報を表示する表示サイズ(表示領域の大きさ)の拡大・縮小の制御を行う旨が記載されている。
特開2008−20564号公報 特開2009−53539号公報
この3次元映像表示装置において、2次元映像表示装置の画面の虚像生成領域はミラーの位置に適切に対応していないと所望の3次元映像が表示できない。即ち、虚像生成領域がミラーの位置に正しく対応していないと、映像が所定の位置から上下にずれたり、虚像生成領域以外の虚像生成領域の映像が表示されることがある。
3次元映像表示装置に表示される映像は、図4のような、3次元映像フォーマット90の画面に合わせて制作される。3次元映像フォーマット90は、複数の虚像生成領域91と複数の虚像不生成領域92が交互に形成され、虚像生成領域91には映像94a〜94cが生成される。3次元映像フォーマット90の虚像生成領域91に生成された映像94a〜94cは複数のミラーで反射して、所望の3次元映像として表示される。
ところが、様々な原因によって、ミラーと2次元映像表示装置の画面との位置関係が適切でない場合が生じる。例えば、2次元映像表示装置としてのスマートフォンにジャケットと呼ばれるケースを着けた状態でミラー装置を装着した場合には、ジャケットの厚さ分だけ位置関係がずれる。このような場合、映像が表示される虚像生成領域91は正規の位置よりも前後方向にシフトするので、3次元映像は正規の位置からずれて表示される。
また、スマートフォンの画面の大きさは機種によって異なるため、3次元映像フォーマット90どおりに制作された映像であっても、ミラー装置のミラーの位置と虚像生成領域とが一致しない場合がる。このような場合は、虚像生成領域の間隔Eb, Ecが、ミラーの間隔Db, Dcと一致するように映像を拡大縮小して表示することが必要である。
ジャケットや2次元映像表示装置の種類は多種あるため、それら全てに対応して虚像生成領域を含む画面の調整を自動的に行うことは実際上困難である。例えば、2次元映像表示装置のメモリ等にその画面のサイズ情報を保持しておき、3次元映像の表示時にサイズ情報を自動的に読み出してサイズ情報に合わせて画面を調整する方法も考えられる。しかし、2次元映像表示装置にジャケットを装着しているか否か、更にはジャケットの厚さ等は、2次元映像表示装置とは別の状態情報であり、これらの情報まで含めたものをサイズ情報として2次元映像表示装置内に保持しておくのは困難である。そのため、3次元映像の表示時の画面の調整は観賞者が自ら3次元映像を見ながら手動で行うのが好ましい。
特許文献2には、拡大・縮小制御部105によって情報を表示する表示サイズの拡大・縮小の制御を行う旨が記載されているが、画面の奥行き方向の表示ずれをどのように調整するのかの制御については何ら示唆していない。また、観賞者が画面を見ながら、観賞者自らの操作によって表示ずれを調整する旨の示唆もない。
本発明の目的は、観賞者の操作によって3次元映像を表示する映像表示装置の画面の表示ずれを調整することができる3次元表示装置及びその制御方法、及び画面調整用プログラムを提供することにある。
より具体的に言えば、本発明の目的は、観賞者の操作によって映像表示装置に表示される画面を奥行き方向に移動し又は拡大縮小することで画面を調整し、調整した画面に表示した映像を、ミラーを介して3次元映像として表示することが可能な3次元表示装置及びその制御方法、及び画面調整用プログラムを提供することにある。
本発明に係る3次元映像表示装置は、好ましくは、複数のミラーが平行に配置されたミラー装置を映像表示装置に配置し、該映像表示装置の表示画面に表示される映像を、該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する3次元映像表示装置において、
該映像表示装置は、
プログラム及び映像を記憶する記憶手段と、該プログラムを実行するプロセッサと、3次元映像を表示するために、該複数のミラーに対応して複数の領域を有する所定のフォーマット画面を表示する表示画面を有する表示部と、利用者の操作によって入力することができる入力部と、を有し、
前記入力部は、該表示画面に表示される該フォーマット画面を、拡大又は縮小させるように指示する拡大縮小入力手段を有し、
該プロセッサは、該プログラムの実行によって、
該ミラーと該フォーマットの画面の該領域との関係において画面の拡大又は縮小の補正に用いる特定の表示マークの表示を含む、該フォーマットの調整画面を生成する手段と、
該拡大縮小入力手段からの指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を、所定量ずつ拡大又は縮小して該表示画面に表示するように制御する画面拡大縮小制御手段と、
該画面拡大縮小制御手段の制御によって、所定量拡大又は縮小された画面の状態で、3次元映像を表示するための映像を、該複数の領域に配置した該フォーマットの画面を生成する手段を有し、
該生成手段によって生成された該フォーマットの画面の映像を、該映像表示装置の表示画面に表示し、該表示された映像を該複数のミラーで反射させて表示する、ことを特徴とする3次元映像表示装置、として構成される。
本発明にかかる3次元映像表示装置は、また、好ましくは、複数のミラーが平行に配置されたミラー装置を映像表示装置に配置し、該映像表示装置の表示画面に表示される映像を、該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する3次元映像表示装置において、
該映像表示装置は、
プログラム及び映像を記憶する記憶手段と、該プログラムを実行するプロセッサと、3次元映像を表示するために、該複数のミラーに対応して複数の領域を有する所定のフォーマット画面を表示する表示画面を有する表示部と、利用者の操作によって入力することができる入力部と、を有し、
該入力部は、該表示画面に表示される該フォーマット画面を、利用者から見て表示画面の前後方向に移動させるように指示するシフト入力手段を有し、
該プロセッサは、該プログラムの実行によって、
該ミラーと該フォーマットの画面の該領域との関係において画面の表示ずれの確認に用いる特定の表示マークの表示を含む、該所定フォーマットの調整画面を生成する手段と、
該シフト入力手段からの指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を前方又は後方へ所定量ずつ移動させて該表示画面に表示するように制御する画面シフト制御手段と、
該画面シフト制御手段の制御によって所定量移動された画面の状態で、3次元映像を表示するための映像を、該複数の領域に配置して該フォーマットの画面を生成する手段を有し、
該生成手段によって生成された該フォーマットの画面の該映像を、該映像表示装置の表示画面に表示し、該表示された映像を該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する、ことを特徴とする3次元映像表示装置、として構成される。
本発明にかかる3次元映像表示制御方法は、好ましくは、3次元映像を表示するために複数のミラーに対応して複数の領域を有する所定のフォーマット画面を表示する表示画面を有する表示部と、利用者の操作によって入力することができる入力部とを有する映像表示装置に、複数のミラーが平行に配置されたミラー装置を配置し、該映像表示装置の表示画面に表示される映像を、該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する3次元映像表示制御方法において、
該ミラーと該フォーマットの画面の該領域との関係において画面の表示ずれの確認に用いる特定の表示マークの表示を含む、該フォーマットの調整画面を生成するステップと、
該入力部の操作によって、該表示画面に表示される該フォーマット画面を、利用者から見て表示画面の前後方向に移動させるように指示するシフト入力ステップと、
該シフト入力ステップによる指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を前方又は後方へ所定量ずつ移動させて該表示画面に表示するように制御する画面シフト制御ステップと、
該画面シフト制御ステップによって所定量移動された画面の状態で、3次元映像を表示するための映像を、該複数の領域に配置して該フォーマットの画面を生成するステップと、
該生成ステップによって生成された該フォーマットの画面の該映像を該映像表示装置の表示画面に表示し、該表示された映像を該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示するステップと、を有することを特徴とする3次元映像表示制御方法、として構成される。
本発明にかかる3次元映像表示制御方法は、また、好ましくは、3次元映像を表示するために複数のミラーに対応して複数の領域を有する所定のフォーマット画面を表示する表示画面を有する表示部と、利用者の操作によって入力することができる入力部とを有する映像表示装置に、複数のミラーが平行に配置されたミラー装置を配置し、該映像表示装置の表示画面に表示される映像を、該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する3次元映像表示制御方法において、
該ミラーと該フォーマットの画面の該領域との関係において画面の表示ずれの確認に用いる特定の表示マークの表示を含む、該フォーマットの調整画面を生成するステップと、
該入力部の操作によって、該表示画面に表示される該調整画面を、利用者から見て表示画面の前後方向に移動させるように指示するシフト入力ステップと、
前記入力部の操作によって、該表示画面に表示される該フォーマット画面を、拡大又は縮小させるように指示する拡大縮小入力ステップと、
該シフト入力ステップによる指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を前方又は後方へ所定量ずつ移動させるように制御する画面シフト制御ステップと、
該拡大縮小入力ステップからの指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を、所定量ずつ拡大又は縮小して該表示画面に表示するように制御する画面拡大縮小制御ステップと、
該画面シフト制御ステップ又は該画面拡大縮小制御ステップによって該調整画面を所定量移動した状態で、該複数の領域に映像を配置したフォーマットの画面を、該映像表示装置の表示画面に表示するステップと、を有し、
該映像表示装置の表示画面に表示された映像を該複数のミラーで反射させる、
ことを特徴とする3次元映像表示制御方法、として構成される。
本発明はまた、3次元映像表示装置におけるプログラムを実行するプロセッサが、上記3次元映像表示制御方法のステップを実行するプログラムとしても構成される。
本発明によれば、映像を表示する映像表示装置の画面の表示ずれを調整することができる。即ち、映像表示装置の画面を奥行き方向に移動し又は拡大縮小することにより画面を調整し、調整した画面を用いて表示した映像を、ミラー装置を介して3次元映像として表示することができる。
これにより、少なくとも観賞者からみた奥行き方向の長さが異なる画面を持つ映像表示装置にミラー装置を配置して3次元映像を表示することができるので、3次元表示装置に適用できる映像表示装置の範囲を拡げることができる。
一実施形態による3次元映像表示装置を示す斜視図である。 一実施形態における2次元映像表示装置の機能構成を示すブロック図である。 一実施形態における画面調整プログラムの実行動作を示すフローチャートである。 3次元映像表示装置における3次元映像フォーマットを示す図である。 一実施形態における3次元映像表示装置の側面図、及び2次元映像表示装置の3次元映像フォーマットに表示された映像の平面図である。 一実施形態における表示ずれ調整用画面の例を示す図である。 一実施形態における表示ずれ調整用画面の基準マークの例を示す図である。 一実施形態における画面調整が必要ない調整画面の3次元映像の透視図である。 一実施形態における画面のシフト調整が必要な3次元映像の透視図である。 一実施形態における画面のシフト調整が必要な3次元映像の透視図である。 一実施形態におけるシフト調整用の調整画面の例を示す図である。 一実施形態における画面の拡大縮小調整が必要な3次元映像の透視図である。 一実施形態における拡大縮小調整用の調整画面の例を示す図である。 一実施形態における3次元映像表示装置の斜視図である。 一実施形態における3次元映像表示装置の断面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、一実施例における3次元映像表示装置の例を示す。
3次元映像表示装置は、2次元映像表示装置70とミラー装置80により構成される。2次元映像表示装置70はスマートフォンやタブレット端末などの映像表示装置である。ミラー装置80は、画面71(物理的な画面の意味)に対して観賞者K側に所定角度傾斜させて、奥行き方向へ所定間隔で平行に配置された複数のミラー(ハーフミラー81,82とフルミラー83)を備えている。観賞者は、このミラー装置80を2次元映像表示装置70に装着して使用する。2次元映像表示装置70の画面71には、複数の虚像生成領域と、虚像生成領域との間に介在して虚像を生成しない虚像不生成領域が形成され、虚像生成領域91a〜91cに表示される映像をその対応するミラー81〜83で反射して、観賞者側に3次元映像として表示する。
図1は3次元映像表示装置を模式的に示しているが、図14及び図15には、ミラー装置80の構成、及びミラー装置80と2次元映像表示装置70の装着の例を示す。これらの図を参照するに、ミラー装置80は主に、長方形状のハーフミラー81,82及びフルミラー83(以下これらを単にミラーという)を平行に実装したミラーケース8aと、2次元映像表示装置70を装着する本体ケース8b、から構成される。ミラーケース8aと本体ケース8bはヒンジ部8fによってつながっている。そのためミラーケース8a、本体ケース8b及びヒンジ部8fは、ポリプロピレンなどの耐ヒンジ特性の高い合成樹脂による一体成型で作ることが好ましい。ミラーケース8aには3対の溝が平行に形成され、その溝に長方形状のミラー81〜83が固定される。この例では、本体ケース8bは、2次元映像表示装置70の先端部を覆って保持する形状となっており、ジャケットを装着した2次元映像表示装置70や縦横の幅や奥行き長さが若干異なる2次元映像表示装置を挿入して装着することができる大きさ、形状を成している。
図14のように、ミラーケース8aが開放した状態で、2次元映像表示装置70は手前(観賞者側)から本体ケース8aに挿入されて、その先端が本体ケース8aの最奥部に押し当てられる。この状態でミラーケース8aが閉られると、図15のような状態となり、観賞者は、2次元映像表示装置70の画面71に形成される映像をミラー81〜83に反射して得られる虚像を観賞することができる。
次に、画面の表示ずれ調整機能について説明する。
本実施例では、画面の表示ずれ調整のために、画面のシフト調整機能と拡大縮小機能が設定される。画面の表示ずれが在るか否かをチェックするため、及びシフト調整機能及び拡大縮小調整機能を実現するために、表示ずれ調整用画面(以下単に調整画面という)6が規定される。調整画面6は、所定のフォーマットとして定義される画面である。
調整画面6については図6,11、13を参照して後述するが、概略言えば、調整画面は、記憶部204又はメモリ203に記憶され、画面調整プログラムの実行に伴って、3次元映像フォーマット90として2次元映像表示装置の画面71に表示される。調整画面6には、画面の表示ずれの存否を確認するための表示として基準マーク61a,61b,61c(図6を参照)、シフト調整機能(モード)又は拡大縮小機能(モード)を設定するためのモードボタン51、画面を手前(観賞者)方向又は奥方向(観賞者から遠ざかる方向)に一定量ずつシフト(移動)制御するためのシフトボタン52(図11参照)、画面の大きさを拡大又は縮小制御するための拡大縮小ボタン53(図13参照)、終了ボタン54が設定される。シフトボタン52には、画面を一定量ずつ手前方向へシフトさせるフロントシフトボタン52aと、逆に奥方向へ一定量ずつシフトさせるバックシフトボタン52bがある。拡大縮小ボタン53には、縮小ボタン53aと拡大ボタン53bがある。
スマートフォンやタブレット端末の場合、入力部206は画面71にタッチ(接触)式の複数の表示ボタン(表示キーともいう)として設定されるので、モードボタン51、シフトボタン52、拡大縮小ボタン53、終了ボタン54等もタッチ式の入力キーとして調整画面6に設定される。また、これらのモードボタン51、シフトボタン52、拡大縮小ボタン53、終了ボタン54は、調整画面6内にあって観賞者に最も近くにある虚像生成領域91a内に配置される。これにより観賞者は、ミラー装置80を2次元映像表示装置70に装着した状態で、ミラーケース8aの内側から指でこれらのボタンの操作をすることができる。
モードボタン51は、それを一回押す度にシフトモードと拡大縮小モードを切り替えられる。シフトモードのときは図11(a)のようにシフトボタン52を含む調整画面6が表示され、拡大縮小モードのときは図13(a)のように拡大縮小ボタン53を含む調整画面6が表示される。終了ボタン54は、それを押すと画面調整の制御動作が終了する。
図5、(a)は3次元映像表示装置、即ちミラー装置80と2次元映像表示装置70の側面図、(b)は2次元映像表示装置70に3次元映像フォーマット90で表示された映像94と調整画面6が表示された平面図である。
図5に示す例で、3次元映像フォーマット90の境界線93の間隔はEb, Ecであり、ミラー81,82,83の下端81a,82a,83aの間隔はDb, Dcである。そしてEb=Db, Ec= Dcとなっている。また、境界線93a,93b,93cはミラーの下端81a、82a、83aと同じ位置に在ることが重要である。このような状態である場合に、2次元映像表示装置70の画面71に表示される映像94a,94b,94cの虚像94a’,94b’,94c’が所望の位置に生成され、所望の3次元映像が表示される。ここで、境界線とは、画面に表示される2次元映像を複数のミラーに映すために、2次元映像の画面を分割する線をいう。境界線93は3次元映像フォーマット90に存在する直線の位置を表している。
画面調整は、シフト調整機能と拡大縮小調整機能とを組み合わせて行われることが好ましい。そのため、調整画面6は拡大縮小の操作がされると基準点63b(図13)を基準に拡大縮小がなされるようになっている。基準点63bは調整画面6の境界線93b上にある。この位置に基準点63bがあることで、境界線93bはいかなる拡大縮小が行われても前後方向に動かずに常に一定である。
観賞者による画面調整の操作は、まずシフト調整によって境界線93bをミラー82の下端82aに合わせる。図12がこの時観賞者がみる映像である。この段階では、観賞者は基準マーク61bの基準点の虚像62b’をミラー下端82a上に来るように、シフトボタンを操作する。それ以外の基準マーク61a、61cの虚像62a’、62c’の位置には一切注目しない。次に観賞者はモードボタン51を操作して拡大縮小モードに切り替える。そして、図8のように基準マーク61a、61cの虚像62a’、62c’がそれぞれミラー下端81a、83aと位置するまで、拡大縮小ボタンを操作する。境界線93bとミラー下端82aが固定的に設定されているので、拡大縮小ボタンの少ない操作回数で、図8の状態にすることができる。
このように、最初にシフト調整で境界線93bとミラー下端82aを一致させ、その後に境界線93bが固定的な状態で拡大縮小調整を行い、他の境界線93a,93cをミラー下端81a,83aに合わせる手順に従うことで、簡単な操作で確実に、適正なシフト調整と拡大調整が可能である。
なお、基準点の位置は63b以外にも設定可能である。例えば境界線93a上にある63aの位置にあってもよい。この場合の操作は、最初にシフト調整によって境界線93aをミラー下端81aに合わせることになり、その後の操作は上述と同じである。
図6を参照して、表示ずれ調整用画面及びその画面における基準マーク61の例について説明する。
調整画面6は、解像度が2次元映像表示装置70の画面71の物理的な解像度と同じ程度の1枚の静止画像であることが好ましい。この調整画面は、通常は記憶部204又はメモリ203に記憶されており、後述するように、画面調整プログラムがプロセッサ202で実行に伴って、3次元映像フォーマット90として2次元映像表示装置の画面71に表示される。
調整画面6には、3次元映像フォーマット90の境界線93の線上に頂点が線に接するように配置された1対の三角形の図形から成る基準マーク61a、61b、61cが描かれている。基準マークはお互いが1点の頂点62で接している。基準マーク61は境界付近に描かれるため、境界線93が3本の場合は合計6個の基準マーク61がそれぞれの位置に描かれる。
基準マーク61は、好ましい例では図7(a)のように一対の三角形である。しかし、代案例によればこれに限らず、例えば(b)、(c)のように、向かい合った矢印でもよい。更には(d)のように、向かい合った円孤でもよい。要するに、頂点を有する一対の図形が境界線93でその頂点が接するような図形であって、境界線93の両側に線対称に描かれる図形が好ましい。また(e)のように、境界線93に頂点が接しないでわずかに離れているものでもよい。
更に上記の例のような、境界線93に対して線対称図形ではなく、(f)のように、横にわずかにずれているような図形でもよい。
更には図形や記号ではなく、(g)のように、1又は複数の簡単な文字(例えば「48」)と図形(三角形)の組合せでもよい。境界線93を境にして文字と三角形の頂点が接している。画面表示がいずれかの方向へずれると、観賞者には文字が途切れたり又は三角形が見えたりするので、画面のシフト調整が必要であるとわかる。
要する、画面71に表示される映像とミラー81〜83に反射する映像と対比によってそのずれが分かり易い図形や記号、文字等の表示マークであればよい。
[画面ずれが無い場合]
図8は、画面の調整が必要ない調整画面の3次元映像の透視図である。
図8は、調整画面6を3次元映像表示装置に表示した時の観賞者の視点から見た透視図である。ミラーの下端81a,82a,83aと、図5或いは図6における調整画面6の境界線93a,93b,93cがそれぞれ一致している状態である。この場合、境界線93a,93b,93cの間隔Eb, Ecとミラー下端81a,82a,83aの間隔Db, Dcはそれぞれ等しい距離である。また図11(a)はその状態での2次元映像装置70の画面71と調整画面6の位置関係を示している。この場合、図8に示すように、三角形の基準マーク61の頂点62の虚像62a’,62b’,62c’はそれぞれミラー下端81a,82a,83aに接した状態で表示される。
[画面ずれがある場合]
図11(b)に示すように、2次元映像表示装置70がミラー装置80より手前(観賞者から見て手前側)にずれて、ミラー下端81a,82a,83aと境界線93a,93b,93cがそれぞれ一致していない状態では、図9のように基準マークの頂点の虚像62a’,62b’,62c’はそれぞれミラー下端81a,82a,83aから離れた状態で表示される。
また、図11(c)に示すように、2次元映像表示装置70がミラー装置80より奥(観賞者から見て奥側)にずれて、ミラー下端81a,82a,83aと境界線93a,93b,93cがそれぞれ一致していない状態では、図10のように、基準マークの頂点の虚像は、それぞれミラー下端81a,82a,83aの下に沈んで見えない状態で表示される。
図9及び図10のような状態に対して、図8の例では基準マークの頂点の虚像62a’,62b’,62c’はそれぞれミラー下端81a,82a,83aに接した状態であることが一目瞭然でわかる。つまり、調整画面6を表示することで、観賞者は2次元映像表示装置70の画面71がミラー装置80に対して所望の位置にあるか否かを一目瞭然で分かりやすく表示することができる。
図9及び図10のように、画面71がずれていて、2次元映像表示装置とミラー装置80の位置を物理的に調整できない場合は、画面のシフト調整をすることで、所望の3次元映像の表示が可能となる。
[シフト調整]
図11を参照して、画面のシフト調整機能について説明する。
映像のシフト調整をするために、調整画面にはタッチ式のシフトボタン52が設けられる。シフトボタン52にはフロントシフトボタン52aと、バックシフトボタン52bがある。フロントシフトボタン52aが1回押される度に、調整画面の表示が一定量の距離(1ピクセル分)ずつ手前に移動する。バックシフトボタン52bが1回押される度に、調整画面の表示が一定量の距離ずつ奥に移動する。
ここで、シフトボタン52は、図1及び図11に示すように、ミラー装置80が2次元映像表示装置に装着された状態でも観賞者の指が触れるように、虚像生成領域91a内の観賞者側に近い位置の画面に配置することが好ましい。
仮に、ボタンの位置が虚像生成領域91a以外の場所にあると、ミラー装置80を画面71から遠ざけてからはボタンを押し、またミラー装置を画面71に装着して立体映像を確認することになり、調整に時間がかかることになる。
なお、画面のシフト制御自体は、周知の画面移動制御技術を用いて容易実現することができるであろう。
図9及び図10の場合、ミラー装置80が2次元映像表示装置に装着された状態で、観賞者は3次元映像を見ながらフロントシフトボタン52a又はバックシフトボタン52bを所望の回数押すと、その操作に従って画面の表示は所定量ずつ移動する。そして最終的には、図8に示すような、正規の基準マークの位置に画面の表示を調整して設定することができる。
このように、観賞者は図8〜図10のような3次元映像を見ながら、画面のシフト調整の操作ができるので、調整操作が直感的で分かりやすい。またミラー装置80を装着した状態でシフトボタン52を操作して画面のずれ調整できるという利点がある。
[画面サイズが異なる場合]
図13(b)(c)に示すように、画面71と調整画面6のサイズが異なる場合は、図12のように基準マーク61cの頂点の虚像62c’がミラー下端83aから離れたり、基準マーク61aの頂点の虚像62a’がミラー下端81aの下方の基準マークの頂点の虚像が沈んで見えなくなる。このように、画面71と調整画面6のサイズが異なる場合、観賞者は直感的にそれが所望の3次元映像を得られない状態にあることが分かる。このような場合には、映像の拡大縮小調整をして表示することで所望の3次元映像を得ることができる。
映像の拡大縮小調整をするために、図13に示すように、調整画面にタッチ式の拡大縮小ボタン53、即ち縮小ボタン53aと拡大ボタン53bが設けられる。縮小ボタン53aが1回押される度に、調整画面の表示が一定量ずつ縮小して表示される。また拡大ボタン53bが1回押される度に、調整画面の表示が一定量ずつ拡大して表示される。なお、画面の拡大縮小の制御自体は、周知の画面の拡大縮小制御技術を用いて容易に実現することができるであろう。
ここで、拡大縮小ボタン53も、シフトボタン52の設置と同様の理由から虚像生成領域91a内の観賞者側に近い位置の画面に配置することが好ましい。観賞者は、3次元映像を見ながら縮小ボタン53a或いは拡大ボタン53bを所望の回数押すことで、最終的には図8に示すような、正規の基準マークの位置に近づけることができる。図12のように、観賞者は3次元映像の調整画面を見ながら操作できるため、直感的で分かりやすい。
[2次元映像表示装置の機能構成]
図2は、2次元映像表示装置の機能構成を示すブロック図である。
2次元映像表示装置70はスマートフォンのような携帯端末であり、通信ネットワーク29を通してWebサーバ28のようなサービス提供装置とデータの送受信を行う通信部201、プログラムを実行するプロセッサ(CPU)202、プログラムや処理中のデータを記憶する半導体メモリ等のメモリ203、プログラムや映像等のコンテンツデータを記憶する大容量の記憶部204、映像や種々の情報を表示する表示部205、利用者が操作する入力部206を有して構成される。
プロセッサ202は、種々のアプリケーションプログラム(以下単にプログラムという)を実行する。とりわけ本実施例では、3次元映像表示に際して、2次元映像を映像表示装置の画面に、3次元映像用の特殊なフォーマット(3次元映像フォーマット)に従って映像を表示する映像表示プログラムを実行する。この3次元映像フォーマットとは、分割された複数の虚像生成領域に映像を描く書式をいう。
また、本実施例に特徴的な画面の表示ずれ調整機能を実現するためのプログラム(以下画面調整プログラムという)を実行する。これら映像表示プログラムや画面調整プログラムは、観賞者が映像表示装置の入力部206を操作することで、3次元映像表示のサービスを行うプロバイダのWebサーバ28からネットワーク29及び通信部201を介してダウンロードして取得される。取得されたこれらのプログラムは記憶部204に記憶される。これらのプログラムは、記憶部204からメモリ203にロードされて、プロセッサ202で実行される。なお、映像表示プログラムの実行によって表示の対象となる2次元映像(映像コンテンツ)は、映画や風景、ゲーム等があるが、これらの映像コンテンツも同様にして、Webサーバ28からダウンロードして取得されて、記憶部204に格納される。
ここで、画面調整プログラムによる処理動作については図3を参照して後述するが、この画面調整プログラムは、プロセッサ202で映像表示プログラムが実行開始して、観賞者の希望する3次元映像フォーマットの映像を表示する前に、この画面調整プログラムが実行されて、画面のずれを調整するように制御することができる。
なお他の例として、プロセッサ202で映像表示プログラムを実行してある3次元映像フォーマットの映像を表示している最中に、観賞者が画面の表示ずれに気がついてその画面の調整を行おうとする場合、特定のボタンを操作することで、この画面調整プログラムを起動して実行させることができる。この場合、映像の表示は一時的に中断される。
スマートフォン等の2次元映像表示装置では、入力部206はタッチ式の複数の表示ボタンが配置されたものであり、表示ボタンごとに種々の入力機能(ファンクション)を持たせることができる。本実施例の場合、表示ボタンの入力機能として、画面を前後方向へ移動させるシフトボタンや、画面の大きさを拡大又は縮小するように変更する拡大縮小ボタンが設定される。なお、2次元映像表示装置がスマートフォンではなく、表示画面と複数の機械的なキーから成る入力部206を持つ携帯端末の場合、これらの機械的なキーによって上記の機能キーを実現することが可能である。
なお、画面調整プログラムは、映像表示プログラムと独立的な別のプログラムとするのではなく、映像表示プログラムの1つの機能としてそれに組み込むようにしてもよい。この場合、映像表示プログラムが実行される度に、その最初又は適当な時期にこの画面調整プログラムの機能を実行することが可能となる。
[画面の表示ずれ調整制御動作]
次に、図3のフローチャートを参照して、画面ずれの画面調整制御動作について説明する。
この制御動作は、記憶部204又はメモリ203に記憶された画面調整プログラムをプロセッサ202で実行することで行われる。この画面調整プログラムの実行により、画面の変更制御モードとして、画面を前後方向へ移動させるシフトモードと、画面の大きさを拡大又は縮小するように変更する拡大縮小モードを選択的に設定することができる。また、画面調整プログラムによって変更される調整画面は当初、記憶部204又はメモリ203に記憶されている。
画面調整プログラムが起動すると、まず初期化動作において、制御モードをシフトモードに設定し、シフト値を「0」、拡大縮小値を「0.0」に設定する(S301)。そして、記憶部204又はメモリ203に記憶されている調整画面を読み出して、その調整画面にこれらの初期値を設定して、調整画面6(図11(a)に示すような調整画面)を生成する(S302)。生成される調整画面には、フロントシフトボタン52a及びバックシフトボタン52b、モードボタン51、終了ボタン54が含まれ、その調整画面は、現在のシフト値、拡大縮小値に設定された状態で画面71に表示される(S303)。ここで、初期化動作で最初にシフトモードの調整画面に設定するのは、画面の前後方向の移動を最初に調整させ、その後に拡大縮小の調整をさせた方が、観賞者にとって調整作業がし易いためである。
この状態で、観賞者によりモードボタンが押されると(S305)、そのモード値を判断する(S336)。現行のモード値が拡大縮小モードであれば、シフトモードから拡大縮小モードに変更してそれを設定する(S3361)。一方、現行のモード値がシフトモードであれば、シフトモードから拡大縮小モードに変更してそれを設定する(S3362)。これは要するに現行のモードをもう一方のモードに切り替える操作になる。
上記モードボタンの判断において(S305)、モードボタンが押されないと、現在のモード値が何か判断する(S306)。判断の結果、現在のモード値がシフトモードであれば、処理S307〜S309を実行する。一方、現在のモード値が拡大縮小モードであれば、処理S327〜S329を実行する。
シフトモードの場合、調整画面にフロントシフトボタン52a及びバックシフトボタン52bを表示する(S307)。その後フロントシフトボタン52aが押されると(S308)、その度に所定量ずつシフト値を増加(プラス)させ、そのシフト値に応じて前方(即ち観賞者に近づく方向)へシフトした調整画面を生成して、画面71に表示する(S3082)。一方、バックシフトボタン52bが押されると(S309)、その度に所定量ずつシフト値を減少(マイナス)させ、そのシフト値に応じて後方へシフトした調整画面を生成して、画面71に表示する(S3092)。
その後、終了ボタン54が押されると(S310)、画面調整プログラムの実行動作は終了する。一方、終了ボタン54が押されないときは、S305に戻る。この画面調整動作によって、映像が表示される画面は3次元映像表示のための前後方向に調整された(即ち画面の表示ずれが解消した)状態となる。
シフトモードにあって、フロントシフトボタンもバックシフトボタンも操作されない場合は(S308&S309、“No”)、表示された画面が既に前後方向に調整された状態(即ち前後方向の調整不要状態)である。この場合、観賞者が終了ボタン54を押すことで、画面調整動作は終了する。
モードボタンが押されて、モードが拡大縮小モードになった場合は(S306)、処理S327〜S329を実行する。即ち、図13(b)のような場合、拡大ボタン53bが押されると(S328)、その度に拡大縮小値を所定量ずつ増加させ、その増加した拡大縮小値に応じて調整画面6を生成して、画面71に表示する(S3282)。一方、図13(c)のような場合、縮小ボタンが押されると(S329)、その度に拡大縮小値を所定量ずつ減少させ、その減少した拡大縮小値に応じて調整画面6を生成して、画面71に表示する(S3292)。その後、終了ボタン54が押されると、画面調整プログラムの実行動作は終了する(S310)。終了ボタンが押されないときは、S305に戻って、上記動作を繰り返す。
ここで、画面調整プログラムによって変更されたシフト値と拡大縮小値は、このプログラムの実行終了後も、メモリ203又は記憶部204に保持される。そして、3次元映像表示のための映像を表示部205の画面71に表示するときに、この保持されたシフト値及び拡大縮小値を用いて、映像を前後方向へシフト制御し、場合によっては更に拡大又は縮小制御して画面71に表示する。
このように、3次元映像表示のために、画面のずれ及び大きさの調整を的確かつ簡単に行うことができ、表示ずれが解消した状態で2次元映像を画面71に表示し、ミラー装置を通して3次元映像を表示することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施例に限定されることなく、種々変形して実施し得る。
上記実施例では、表示ずれの画面調整として、シフト調整機能と拡大縮小調整機能の機能を設ける場合、モードボタン51の操作で機能モードの切り替えを行うとしたが、モードボタン51を各機能モードに応じて設けてもよい。
また、上記実施例では、シフトボタン52としてフロントシフトボタンとバックシフトボタンの2つを設け、拡大縮小ボタン53として拡大ボタンと縮小ボタンの2つを設けているが、代案例によれば、それぞれの機能ボタンを2つずつ設けずに、シフトボタンとしてフリック機能のボタンを1つ、拡大縮小ボタンとしてマルチフィンガータッチによるズーム機能のボタンと1つ設けてもよい。
また、別の代案例によれば、フロントシフトボタン52a、バックシフトボタン52b、拡大ボタン53a、および縮小ボタン53bを同時に表示してもよい。この場合モードボタン51を表示する必要はない。
また、表示ずれの画面調整という本発明の趣旨とは直接的に関係しないが、ミラー装置は、図14乃至図15に示したものに限らず、映像表示装置の大きさや形状に応じて種々設計変更したものでもよい。また、複数のミラー81〜83がミラーケース内で折り畳めることができる機構を備えたものでもよい。
また、上記実施例では、表示ずれの画面調整としてシフト調整機能と拡大縮小調整機能の両方を設けたものが好ましいとしたが、一方の機能、例えばシフト調整機能のみを設けたものでもよい。
6: 調整画面 70:2次元映像表示装置 71:画面 80:ミラー装置 81,82,83:ミラー
90: 3次元映像フォーマット 91:映像生成領域 92:映像不生成領域 93:境界線 94:映像
201:通信部 202:プロセッサ 203:メモリ 204:記憶部 205:表示部 206:入力部

Claims (8)

  1. 複数のミラーが平行に配置されたミラー装置を映像表示装置に配置し、該映像表示装置の表示画面に表示される映像を、該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する3次元映像表示装置において、
    該映像表示装置は、
    プログラム及び映像を記憶する記憶手段と、該プログラムを実行するプロセッサと、3次元映像を表示するために、該複数のミラーに対応して複数の領域を有する所定のフォーマット画面を表示する表示画面を有する表示部と、利用者の操作によって入力することができる入力部と、を有し、
    前記入力部は、該表示画面に表示される該フォーマット画面を、拡大又は縮小させるように指示する拡大縮小入力手段を有し、
    該プロセッサは、該プログラムの実行によって、
    該ミラーと該フォーマットの画面の該領域との関係において画面の拡大又は縮小の補正に用いる特定の表示マークの表示を含む、該フォーマットの調整画面を生成する手段と、
    該拡大縮小入力手段からの指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を、所定量ずつ拡大又は縮小して該表示画面に表示するように制御する画面拡大縮小制御手段と、
    該画面拡大縮小制御手段の制御によって、所定量拡大又は縮小された画面の状態で、3次元映像を表示するための映像を、該複数の領域に配置した該フォーマットの画面を生成する手段を有し、
    該生成手段によって生成された該フォーマットの画面の映像を、該映像表示装置の表示画面に表示し、該表示された映像を該複数のミラーで反射させて表示する、
    ことを特徴とする3次元映像表示装置。
  2. 前記入力部はタッチ式の入力部であり、
    該プロセッサは、前記拡大縮小入力手段を構成する入力ボタンを、前記調整画面内に配置した画面を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元映像表示装置。
  3. 該入力部はさらに、該表示画面に表示される該フォーマット画面を、利用者から見て表示画面の前後方向に移動させるように指示するシフト入力手段を有し、
    該プロセッサは、該プログラムの実行によって、さらに、
    該ミラーと該フォーマットの画面の該領域との関係において画面の表示ずれの確認に用いる特定の表示マークの表示を含む、該所定フォーマットの調整画面を生成する手段と、
    該シフト入力手段からの指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を前方又は後方へ所定量ずつ移動させて該表示画面に表示するように制御する画面シフト制御手段と、
    該画面シフト制御手段の制御によって所定量移動された画面の状態で、3次元映像を表示するための映像を、該複数の領域に配置した該フォーマットの画面を生成する手段を有し、
    該プロセッサは、前記画面シフト制御手段によるシフトモードと前記画面拡大縮小制御手段による拡大縮小モードとを選択するモード選択ボタンを、前記調整画面内に配置した画面を生成すること、
    を特徴とする請求項1に記載の3次元映像表示装置。
  4. 前記フォーマット画面を構成する複数の該領域の境界は、該複数のミラーの該表示画面に対応する位置に基づいて設定され、
    前記表示マークは、該境界を規定する線に対して線対称又は非対称の位置に形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項記載の3次元映像表示装置。
  5. 前記入力部はタッチ式の入力部であり、
    該プロセッサは、前記シフト入力手段を構成する第1の入力ボタンと、前記拡大縮小入力手段を構成する第2の入力ボタンとを、前記調整画面内に配置した画面を生成する、
    ことを特徴とする請求項3乃至4のいずれかの項記載の3次元映像表示装置。
  6. 3次元映像を表示するために該複数のミラーに対応して複数の領域を有する所定のフォーマット画面を表示する表示画面を有する表示部と、利用者の操作によって入力することができる入力部とを有する映像表示装置に、複数のミラーが平行に配置されたミラー装置を配置し、該映像表示装置の表示画面に表示される映像を、該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する3次元映像表示制御方法において、
    該ミラーと該フォーマットの画面の該領域との関係において画面の拡大又は縮小の補正に用いる特定の表示マークの表示を含む、該フォーマットの調整画面を生成するステップと、
    前記入力部の操作によって、該表示画面に表示される該フォーマット画面を、拡大又は縮小させるように指示する拡大縮小入力ステップと、
    該拡大縮小入力ステップからの指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を、所定量ずつ拡大又は縮小して該表示画面に表示するように制御する画面拡大縮小制御ステップと、
    該画面拡大縮小制御ステップによって該調整画面を所定量拡大又は縮小した状態で、3次元映像を表示するための映像を該複数の領域に配置した該フォーマットの画面を生成するステップと、
    該生成ステップによって生成された該フォーマットの画面の映像を、該映像表示装置の表示画面に表示するステップと、を有し、
    該映像表示装置の表示画面に表示された映像を該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する、
    ことを特徴とする3次元映像表示制御方法。
  7. プログラム及び映像を記憶する記憶手段と、該プログラムを実行するプロセッサと、3次元映像を表示するために、該複数のミラーに対応して複数の領域を有する所定のフォーマット画面を表示する表示画面を有する表示部と、利用者の操作によって入力することができる入力部とを有する該映像表示装置に、複数のミラーが平行に配置されたミラー装置を配置し、該映像表示装置の表示画面に表示される映像を、該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する3次元映像表示装置における、該プロセッサで実行される画面調整用プログラムであって、
    該ミラーと該フォーマットの画面の該領域との関係において画面の拡大又は縮小の補正に用いる特定の表示マークの表示を含む、該フォーマットの調整画面を生成するステップと、
    前記入力部の操作によって、該表示画面に表示される該フォーマット画面を、拡大又は縮小させるように指示する拡大縮小入力ステップと、
    該拡大縮小入力ステップからの指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を、所定量ずつ拡大又は縮小して該表示画面に表示するように制御する画面拡大縮小制御ステップと、
    該画面拡大縮小制御ステップによって該調整画面を所定量拡大又は縮小した状態で、3次元映像を表示するための映像を該複数の領域に配置した該フォーマットの画面を生成するステップ、
    の動作を該プロセッサに実行させることを特徴とする画面調整用プログラム。
  8. 3次元映像を表示するために複数のミラーに対応して複数の領域を有する所定のフォーマット画面を表示する表示画面を有する表示部と、利用者の操作によって入力することができる入力部とを有する映像表示装置に、複数のミラーが平行に配置されたミラー装置を配置し、該映像表示装置の表示画面に表示される映像を、該複数のミラーで反射させて3次元映像として表示する3次元映像表示制御方法において、
    該ミラーと該フォーマットの画面の該領域との関係において画面の表示ずれの確認に用いる特定の表示マークの表示を含む、該フォーマットの調整画面を生成するステップと、
    該入力部の操作によって、該表示画面に表示される該調整画面を、利用者から見て表示画面の前後方向に移動させるように指示するシフト入力ステップと、
    前記入力部の操作によって、該表示画面に表示される該フォーマット画面を、拡大又は縮小させるように指示する拡大縮小入力ステップと、
    該シフト入力ステップによる指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を前方又は後方へ所定量ずつ移動させるように制御する画面シフト制御ステップと、
    該拡大縮小入力ステップからの指示に従って、該表示マークを含む該調整画面を、所定量ずつ拡大又は縮小して該表示画面に表示するように制御する画面拡大縮小制御ステップと、
    該画面シフト制御ステップ又は該画面拡大縮小制御ステップによって該調整画面を所定量移動した状態で、該複数の領域に映像を配置したフォーマットの画面を、該映像表示装置の表示画面に表示するステップと、を有し、
    該映像表示装置の表示画面に表示された映像を該複数のミラーで反射させる、
    ことを特徴とする3次元映像表示制御方法。
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