JP2015046317A - 面状照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導光板12の出射面となる主面12aの、入光面12cに隣接する端部から所定幅の領域Aに、線状の複数の光学素子34を有している。そして、導光板12の入光面12cから入射した光Lが、導光板12の内部を進む過程で、光学素子34によって光路変更され、光Lが拡散される。導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態で、遮光シート28の前方端縁28fを基準として、反射シート24の後方端縁24rの位置、及び、光学素子34の前方端部34fの位置が定められている。そして、光学素子34による輝度むら低減作用に、これら各部の位置関係によって、更なる輝度むらの低減作用が、重畳的に発揮される。
【選択図】図1
Description
面状照明装置10は、導光板12と、導光板12の入光面12cに対向して配置されるLED14とが、ハウジングフレーム16に収納された基本構成を有している。又、導光板12の光の出射面12a側には、光学シート22が配置されている。更に、導光板12の他方の主面である裏側の主面12b側には反射シート24が配置され、導光板12の光の出射面12aには、光学シート22の外周を保持するように、枠状の遮光シート28が配置されている。
LED14は点状光源であることから、LED14から出射された光Lが、入光面12cから導光板12へと入光すると、輝度班、ホットスポット等と呼ばれる輝度むらが生じる場合がある。この輝度むらが生じることで、導光板12の、光の出射面12aにおける、輝度の均一性が損なわれることになる。そこで、この輝度むらの問題を解消する目的で、従来、次のような対策が考案されている。
又、別例として、導光板12の入光面12cから、入光面12cの前方(導光板12の発光エリア側)へと延びるようにして、導光板12の出射面12a側に、断面V字状の複数の溝が形成されたものがある。この例では、断面V字状の複数の溝は、入光面12c側の端部から前方へ向けて、深さが徐々に浅くなるように形成されている(例えば、特許文献3参照)。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、面状照明装置の更なる輝度むらの低減を図ることにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
しかも、導光板の出射面となる主面を平面視した状態で、遮光シートの前方端縁を基準として、反射シートの後方端縁の位置、及び、光学素子の前方端部の位置の一方または双方が定められている。換言すれば、導光板の出射面となる主面を平面視した状態での、遮光シートと、反射シートと、光学素子とのオーバーラップ量を、必要に応じて定めるものである。ここで、オーバーラップ量が正(+)の場合のみならず、0すなわち端部位置が一致している場合や、オーバーラップ量が負(−)すなわち構成要素間に隙間が生じる場合を含むものである。そして、上記光学素子による輝度むら低減作用に、これら各部の位置関係によって、更なる輝度むらの低減作用が、重畳的に発揮されるものとなる。
なお、本説明において、「前方」の用語は、導光板の、光源が配置される入光面を基準として導光板の奥方、すなわち、入光面から入光した光が、導光板の内部を進行する方向をマクロ的に捉えた場合の、光の進行方向を意味するものである。又、「後方」の用語は、「前方」と対向する方向を意味するものである。
本項に記載の面状照明装置は、反射シートの後方端縁が、遮光シートの前方端縁と一致ないし略一致するように配置されるように、位置関係が定められることで、導光板の出射面において認識される輝度むらの低減が図られるものである。特に、いわゆる輝度班、ホットスポット等と呼ばれる輝度むらの低減に寄与するものとなる。
なお、本項における「略一致」の表現は、反射シートの後方端縁が、遮光シートの前方端縁と完全に一致する場合のみならず、上記作用が得られる範囲内で、反射シートの後方端縁の位置が、遮光シートの前方端縁の位置に対して、若干のずれを生じるように配置されている状態を含む趣旨である。
本項に記載の面状照明装置は、反射シートの後方端縁と遮光シートの前方端縁との位置が一致、ないし、1mm以内のずれを生じ反射シートと遮光シートとが一部重なるように配置されるよう、反射シート及び遮光シートの位置関係が定められることで、導光板の出射面において認識される輝度むらの低減が効果的に図られるものである。
本項に記載の面状照明装置は、複数の光学素子の前方端部が、遮光シートの前方端縁と一致ないし略一致するように配置されていることで、導光板の出射面において認識される輝度むらの低減が、効果的に図られるものである。
なお、本項における「略一致」の表現は、光学素子の前方端縁が、遮光シートの前方端縁と完全に一致する場合のみならず、上記作用が得られる範囲内で、反射シートの後方端縁の位置が、遮光シートの前方端縁の位置に対して、若干のずれを生じるように配置されている状態を含む趣旨である。
本項に記載の面状照明装置は、複数の光学素子の前方端部が、反射シートの後方端縁と一致ないし略一致するように配置されていることで、導光板の出射面において認識される輝度むらの低減が、効果的に図られるものである。
なお、本項における「略一致」の表現は、光学素子の前方端部が、反射シートの後方端縁と完全に一致する場合のみならず、上記作用が得られる範囲内で、光学素子の前方端部の位置が、反射シートの後方端縁の位置に対して、若干のずれを生じるように配置されている状態を含む趣旨である。
(6)上記(5)項において、前記複数の光学素子の前方端部が、前記反射シートの後方端縁と±0.5mm以内で略一致するように配置されている面状照明装置(請求項6)。
本項に記載の面状照明装置は、複数の光学素子の前方端部が、反射シートの後方端縁と±0.5mm以内で略一致するように配置されていることで、導光板の出射面において認識される輝度むらの低減が、より効果的に図られるものである。
本項に記載の面状照明装置は、光学素子の各々が、三次元形状をなす凹部及び/又は凸部が、前記光学素子の長手方向に繰り返して並ぶ凹凸形状部を有しているものである。そして、導光板の入光面から入射した光が、導光板内部を進む過程で、光学素子を構成する凹凸形状部によって光路変更され、光が拡散されることとなる。しかも、凹凸形状部の窪み量及び/又は突出量が一定ではなく、導光板内部を進む光の光路はランダムに変更されることから、光の拡散作用が効率的に発揮されるものとなる。
又、本項に係る光学素子は、凹凸形状部のみによって形成されたものに限らず、線状に形成された光学素子の、幅方向(短手方向)の一部(例えば、幅方向中央部)に、凹凸形状部が形成されているようなものも含むものである。
本項に記載の面状照明装置は、凹凸形状部が、主面の平面視において、隣接する凹部又は凸部同士が互いに一部重複するように配置されていることで、隣接する凹部又は凸部同士が離散して配置されて形成される凹凸形状部との比較において、凹凸形状部を構成する三次元形状の傾斜角度の適正化が図られるものである。すなわち、各凹部又は凸部が、ドーム状のごとく規則的に傾斜角度を変化させる三次元曲面により構成されているような場合には、この三次元曲面は、外縁部へ近づくに従い、面の傾斜角度が増加する。一方、隣接する凹部又は凸部同士が互いに一部重複するように配置されると、各凹部又は凸部を構成する三次元曲面の外縁部が、隣接する凹部又は凸部によって、互いに削り取られるようにして線状に並ぶこととなる。そして、傾斜角度の大きな外縁部が削り取られることによって、導光板内部を進む光の光路の変更作用が緩やかとなり、入光面からより遠方へと進行する光が増加することとなる。従って、導光板の主面の、入光面からより遠方の領域から出射する光の量を増加させ、光の拡散作用が効率的に発揮されるとともに、デッドエリアから出射される光の量が抑制されて光の利用効率が向上する。
本項に記載の面状照明装置は、凹凸形状部を構成する凹部及び/又は凸部がドーム状をなし、複数連続して、全体として線状に形成されていることにより、上述の作用が得られるものである。
本項に記載の面状照明装置は、光学素子の各々が、平行かつ入光面から離間する方向に向けて延びていることにより、導光板の入光面から入射した光が、導光板内部を入光面から離間する方向に向けて進む過程で、光学素子を構成する凹凸形状部によって光路変更され、上述の作用が得られるものである。
本項に記載の面状照明装置は、光源が実装された回路基板が、導光板の裏側の主面に重なり、かつ、回路基板の前方端縁と反射シートの後方端縁との間に、隙間が設けられていることで、反射シートの後方端縁の位置が、回路基板の前方端縁の位置によって制限を受けることなく、最適の位置に設定することを可能とするものである。
本項に記載の面状照明装置は、回路基板が前記導光板に対して両面テープを用いて固定されることで、光学素子の存在によって、両面テープと導光板との間に気泡が偏在することが解消されるものである。
(13)上記(12)項において、前記両面テープの前方端縁と前記反射シートの後方端縁との間に、隙間が設けられている面状照明装置。
本項に記載の面状照明装置は、両面テープの前方端縁と前記反射シートの後方端縁との間に、隙間が設けられていることで、反射シートの後方端縁の位置が、両面テープの前方端縁の位置によって制限を受けることなく、最適の位置に設定することを可能とするものである。
本発明の実施の形態に係る面状照明装置10は、図8に示される構成を有しており、平面視矩形状の導光板12と、導光板12の一側端面である入光面12cに対向して配置される点状光源としてのLED14と、これらの構成要素を収納するためのハウジングフレーム16とを含むものである。導光板12は、入光面12cの短手方向の両端から互いに対向して延びる一対の主面12a、12bを有し、一方の主面12a(表面)を光の出射面としている。
なお、導光板12はアクリル樹脂等の透明樹脂材料を成形してなるものである。LED14は、例えば、青色発光LEDチップを、硬質シリコーン系樹脂中に黄色発光の蛍光体であるセリウムで付活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)微粒子を混入した透光性樹脂で封止した構造の白色LEDが用いられる。ハウジングフレーム16は、合成樹脂(白色合成樹脂)や金属で構成されている。
又、LED14が実装されたFPC26の一部は、平面視で導光板12と重なり、この重なった部分が、導光板12の裏側の主面12bに対して両面テープ30により接着固定される。
なお、図8では、各構成要素の寸法や位置関係を便宜的に示している。従って、各構成要素の間に隙間を有するように図示されているが、実際には、最適な光学特性が得られるように、適宜、構成要素同士が密着するように配置され、又は、両面テープや嵌合等によって固定されている。
本発明の実施の形態に係る面状照明装置10は、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態で、遮光シート28の前方端縁28fを基準として、反射シート24の後方端縁24rの位置と、光学素子34の前方端部34fの位置とが定められている。
又、複数の光学素子34の前方寄りに、反射シート24で覆われない領域が生じるように、光学素子34の前方端部34fが配置されている。図示の例では、光学素子34の前方端部34fと、反射シート24の後方端縁24rとの間に、隙間((C−B)≧0mm)が設けられている。
更に、複数の光学素子34の前方端部34fが、遮光シート28の前方端縁28fと一致(寸法C=0mm)するか、若しくは、略一致すなわち若干のずれが生じる(寸法C≦0.5mm)するように配置されている。
又、凹凸形状部36は、導光板12の主面12bの平面視において、隣接する凸部361〜36n同士が互いに一部重複するように配置されて連続体として構成されている。
従って、凹凸形状部36の、光学素子34の長手方向に沿う断面には、図2(c)の凸部361〜36nを切断して得られる、円弧形状部が含まれている。また、光学素子34の凹凸形状部36には、導光板12の主面12bの平面視において、光学素子34の短手方向の一端側と他端側とを円弧状に繋ぐようにして延びる、稜線40(金型に、図3(a)(b)に示される稜線38が形成されるような場合には、この稜線38を転写した稜線40)が形成されている。
光学素子34に対応する溝部34’の加工には、例えば、レーザ加工が採用される。
すなわち、本発明の実施の形態に係る面状照明装置10は、導光板12の出射面となる主面12aの、入光面12cに隣接する端部から所定幅の領域Aに、線状の(筋状の連続体をなす)複数の光学素子34を有している。そして、導光12板の入光面12cから入射した光Lが、導光板12の内部を進む過程で、光学素子34によって光路変更され、光Lが拡散されることとなる。又、光学素子34を複数備えることで、複数の光学素子の各々により、上記作用が得られるものである。
又、図4から図6には、図1(b)の図表に係る面状照明装置の発光状態を画像で示しており、図4(a)は、本発明の実施の形態の比較例として、図1(b)のNo.1を、図4(b)は、本発明の実施の形態のベストモードに係る、図1(b)のNo.5を示すものである。又、図5(a)は、本発明の実施の形態の比較例として、図1(b)のNo.2を、図5(b)は、本発明の実施の形態に係る、図1(b)のNo.3を示すものである。更に、図6(a)は、本発明の実施の形態に係る、図1(b)のNo.4を、図6(b)は、本発明の実施の形態に係る、図1(b)のNo.6を示すものである。
又、反射シート24の後方端縁24rと遮光シート28の前方端縁28fとの位置が、一致、ないし、1mm以内のずれを生じ反射シートと遮光シートとが正(+)のオーバーラップを有して一部重なるように配置されるように、反射シート24及び遮光シート28の位置関係が定められることで、導光板12の出射面12aにおいて認識される輝度むらの低減が効果的に図られることとなる。
又、複数の光学素子34の前方端部34fが、反射シート24の後方端縁24rと一致ないし略一致(好ましくは、±0.5mm以内で一致)するように配置されていることで、導光板12の出射面12aにおいて認識される輝度むらの低減が、効果的に図られることとなる。
言い換えれば、凹凸形状部36は、凸部361〜36nが、光学素子34の長手方向に繰り返して並ぶことによって、光学素子34の断面形状が一定せず、光学素子34の長手方向に直交する方向の断面の面積の増減が、ゼロにならない範囲で長手方向に繰り返されているものである。又は、光学素子34は、その表層に、凹凸形状が長手方向に繰り返されているものである。これにより、光学素子34は、形状が一定せず(断面の面積が単調な減少とはならず)、高次の異方性を有するものとなり、上記作用効果が効果的に得られることとなる。
図7(a)(b)には、本実施の形態に係る(反射面となる側面が曲面である)光学素子34の光路変更作用と、従来のV字状断面を有する(反射面となる側面が平面である)光学素子PAの光路変更作用とを、光Lの経路(矢印)によって模式的に示している。両者の比較から明らかなように、図7(a)に示される、本実施の形態に係る光学素子34の光Lの光路は、効果的に拡散され、面状照明装置10の輝度むらを効果的に解消するものとなる。なお、従来の光学素子PAの断面形状が仮に円弧形状であったとしても、長手方向に対する光路変更作用は図7(b)に示される通りであり、本実施の形態に係る光学素子34の輝度むらの解消に関する優位性は揺るがないものである。
又、本実施の形態では、凹凸形状部36には、主面12bの平面視において、光学素子34の短手方向の一端側と他端側とを円弧状に繋ぐようにして延びる稜線40が含まれることから(短手方向の断面に円弧形状部を含むことから)、短手方向の傾斜角度も一定にならず、円弧形状に応じて変化するものとなる。この点からも、光の拡散作用が有効に発揮される。そして、稜線40を挟んで、凹凸形状部36を構成する三次元曲面の傾斜角度が、急変することとなる。このため、導光板12の内部を進む光Lの光路は、この稜線40を境に変更される方向が明確に異なることとなり、光Lの拡散作用が効率的に発揮されるものとなる。
図7(c)には、本実施の形態に係る光学素子34の光路変更作用を示し、図7(d)は(c)の比較例として、隣接する凸部36n同士が離散して配置されて形成される光学素子の光路変更作用を示している。各凸部36nが、図示のようにドーム状の、規則的に傾斜角度を変化させる三次元曲面により構成されているような場合には、この三次元曲面は、外縁部へ近づくに従い、面の傾斜角度(主面に対する接線角度)が増加する(図7(d)参照)。
なお、本実施の形態では、凹凸形状部34を構成する凸部36nがドーム状をなし、複数連続して、全体として線状に形成されていることにより、上述の作用効果が得られるものである。
又、本実施の形態では、光学素子34の各々が、入光面12cからの道のりの増加に伴い、凹凸形状部36の突出量及び/又は窪み量が小さくなるように形成されていることで、全体として線状に形成された光学素子34の先端寄りほど、平均的な幅は狭くなり、平均的な高さ(又は深さ)は低く(又は浅く)なる。従って、ドーム状のごとく規則的に傾斜角度を変化させる三次元曲面により構成されているような場合には、凸部36nの外縁部における、凸部36nを構成する三次元曲面の傾斜角度は、突出量及び/又は窪み量が小さくなるほど緩やかとなる。そして、導光板12の内部を進む光Lの光路の変更作用が、光学素子34の先端寄りほど緩やかとなり、導光板12の出射面12aにおいて輝線として認識されることを回避することが可能となる。
FPC26は、スルーホール等の構造を有することにより、表面に凹凸が形成される場合がある。この凹凸に両面テープ30が柔軟に倣うことができないと、導光板12とFPC26との間に気泡(空気層)が形成されてしまう。この気泡の発生位置は一定せずに偏在することとなり、気泡を原因とする輝度むらが発生することとなる。しかしながら、導光板12の表面に光学素子34が形成されていることにより、光学素子34が気泡の抜け道となり、気泡の偏在を解消する効果が得られるものとなる。または、気泡を原因とする輝度むらを目立たなくする効果が得られるものとなる。特に、光学素子34の各々が、平行かつ等間隔に、入光面から離間する方向に向けて延びている場合には、効果的となる。
同様に、両面テープ30の前方端縁30fと反射シート24の後方端縁24rとの間に、隙間が設けられていることで、反射シート24の後方端縁24rの位置が、両面テープ30の前方端縁30fの位置によって制限を受けることなく、最適の位置に設定することが可能となる。
又、必要に応じ、光学素子34の各々が、入光面12cからの道のりの増加に伴い、凹凸形状部36の突出量及び/又は窪み量が小さくなることなく、全長に渡り、平均的な突出量及び/又は窪み量が変化しないように構成することとしても良い。
又、各光学素子34の全長がそろっている必要も無く、各先端部の位置が、入光面12cに隣接する端部から所定幅の領域Aの範囲内で、異なっていても良く、規則的又は不規則に波打つように形成されていても良い。又、各光学素子34は、長手方向に対して複数に分割されていてもよい。
又、本実施の形態では、導光板12の裏側の主面12bに光学素子34を設けた場合について例示したが、出射面側12a又は両方の主面12a、12bに設けることとしても良い。
又、本実施の形態では、光学素子34が凸部36nによって構成される場合を例示して説明したが、凸部36nが凹状をなす場合であっても、凹状及び凸状が混在する場合であっても、上述の作用効果が適切に得られるものとなる。
Claims (11)
- 光源と、
該光源が配置される入光面、該入光面から入射した光の出射面となる主面及び該主面と対向する裏側の主面を有する導光板と、
前記導光板の出射面となる主面側に配置され、少なくとも前記入光面近傍領域における有効出射エリアを区画する遮光シートと、
前記導光板の裏側の主面側に配置される反射シートと、を含む面状照明装置であって、
前記導光板の前記一方又は双方の主面の、前記入光面に隣接する端部から所定幅の領域に、線状に形成された複数の光学素子を備え、
前記導光板の出射面となる主面を平面視した状態で、前記遮光シートの前方端縁を基準として、前記反射シートの後方端縁の位置、及び、前記光学素子の前方端部の位置の一方または双方が定められていることを特徴とする面状照明装置。 - 前記反射シートの後方端縁が、前記遮光シートの前方端縁と一致ないし略一致するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の面状照明装置。
- 前記反射シートの後方端縁と前記遮光シートの前方端縁との位置が、一致ないし1mm以内のずれが生じるように配置されていることを特徴とする請求項2記載の面状照明装置。
- 前記複数の光学素子の前方端部が、前記遮光シートの前方端縁と一致ないし略一致するように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 前記複数の光学素子の前方端部が、前記反射シートの後方端縁と一致ないし略一致するように配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 前記複数の光学素子の前方端部が、前記反射シートの後方端縁と±0.5mm以内で略一致するように配置されていることを特徴とする請求項5記載の面状照明装置。
- 前記複数の光学素子の各々は、凹部及び/又は凸部が、前記光学素子の長手方向に繰り返して並ぶ凹凸形状部を有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 前記凹凸形状部は、前記主面の平面視において、隣接する凹部及び/又は凸部同士が互いに一部重複するように配置されていることを特徴とする請求項7記載の面状照明装置。
- 前記凹凸形状部を構成する凹部及び/又は凸部が、ドーム状をなしていることを特徴とする請求項7又は8記載の面状照明装置。
- 前記光学素子の各々が、平行かつ前記入光面から離間する方向に向けて延びていることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 前記光源が実装された回路基板が、前記導光板の裏側の主面に重なり、前記回路基板の前方端縁と前記反射シートの後方端縁との間に、隙間が設けられていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の面状照明装置。
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