JP2015046155A - 遠隔管理システム、サービス提供装置、管理装置及び遠隔管理方法 - Google Patents

遠隔管理システム、サービス提供装置、管理装置及び遠隔管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 遠隔管理システムにおいて、設置作業の簡便化を図る。【解決手段】 ポータルサービス提供装置140と遠隔管理サーバ130と、を備える遠隔管理システムであって、ポータルサービス提供装置140は、MFP110のサービス識別番号が、遠隔管理サーバ130に登録された後、機器情報取得要求コマンドを生成する生成手段と、クラウドサービスの利用要求があったとき、当該利用要求に対して、機器情報取得要求コマンドを含めて応答する応答手段と、を有し、遠隔管理サーバ130は、機器情報取得要求コマンドに応じてMFP110から送信された機器情報をサービス識別番号と対応付けて登録する登録手段と、前記登録手段で登録された前記機器情報を用いてMFP110を管理する管理手段とを有することを特徴とする。【選択図】図10

Description

本発明は遠隔管理システム、サービス提供装置、管理装置及び遠隔管理方法に関する。
従来より、複写機やプロジェクタ等の各種機器をネットワークに接続し、管理装置を用いて、当該各種機器の管理を行う遠隔管理サービスを提供する遠隔管理システムが知られている。
一般に、遠隔管理サービスを開始し、管理装置による各種機器の管理を実施するためには、各種機器をネットワークに接続し、管理装置に各種機器の機器情報を登録する作業(以下、"設置作業"と称す)を行う必要がある。このため、これまでは、カスタマエンジニアと呼ばれる専門の作業員が、各種機器の設置場所に出向いて、かかる設置作業を行っていた。
しかしながら、遠隔管理サービスの提供を希望するユーザが各種機器を購入するたびに、専門の作業員が設置作業を行わなければならないとすると、遠隔管理サービスのユーザが増加するにつれ、専門の作業員の確保が困難になるうえ、コスト増が不可避となる。
また、専門の作業員による設置作業が完了するまで遠隔管理サービスを受けることができないとすると、ユーザにとっても利便性が悪い。
このようなことから、遠隔管理システムにおいては、専門の作業員がいなくても、遠隔管理サービスを開始できるよう、設置作業の簡便化を進めることが求められている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、一側面では、遠隔管理システムにおいて、設置作業の簡便化を図ることを目的とする。
本発明の実施形態に係る遠隔管理システムは、以下のような構成を有する。すなわち、
サービスを提供する提供元へのアクセスを可能にするサービス提供装置と、
ネットワークを介して接続された機器を管理する管理装置と、を備える遠隔管理システムであって、
前記サービス提供装置は、
前記機器が前記管理装置によって管理される対象であることを示す識別情報が前記管理装置に登録された後、前記機器の機器情報を取得するための取得要求コマンドを生成する生成手段と、
前記機器よりサービスの利用要求があったとき、当該利用要求に対して、前記取得要求コマンドを含めて応答する応答手段と、を有し、
前記管理装置は、
前記応答に含まれる取得要求コマンドに応じて前記機器から前記管理装置へ送信された前記機器の機器情報を、前記識別情報と対応付けて登録する登録手段と、
前記登録手段で登録された機器情報を用いて機器を管理する管理手段とを有することを特徴とする。
一側面によれば、遠隔管理システムにおいて、設置作業を簡便化させることが可能になる。
実施形態に係る遠隔管理システム100を含むネットワークシステム10の全体構成例を示す図である。 被管理機器(MFP110)の機能構成を示す図である。 実施形態に係る遠隔管理システム100の接続例を示す図である。 遠隔管理サーバ130の構成例及び遠隔管理サーバ130に格納されたマスタデータの一例を示す図である。 ポータルサービス提供装置140の構成例及びポータルサービス提供装置140により提供されるユーザインタフェースの一例を示す図である。 業務サーバ160の構成例及び業務サーバ160に格納された管理データの一例を示す図である。 設置作業時の各部の処理の流れを示すシーケンス図である。 ポータルサービス提供装置140による、設置作業時の処理の流れを示すフローチャートである。 遠隔管理サーバ130による、設置作業時の処理の流れを示すフローチャートである。 設置作業時の各部の処理の流れを示す他のシーケンス図である。 ポータルサービス提供装置140による、設置作業時の処理の流れを示す他のフローチャートである。 遠隔管理サーバ130における、設置作業時の処理の流れを示す他のフローチャートである。 設置作業時の各部の処理の流れを示す他のシーケンス図である。 設置作業時の各部の処理の流れを示す他のシーケンス図である。 ポータルサービス提供装置140による、設置作業時の処理の流れを示す他のフローチャートである。 遠隔管理サーバ130における、設置作業時の処理の流れを示す他のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<遠隔管理システムを含むネットワークシステム全体の構成>
はじめに、本実施形態に係る遠隔管理システムを含むネットワークシステム全体の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る遠隔管理システム100を含むネットワークシステム10全体の構成例を示す図である。
図1に示すように、ネットワークシステム10では、ネットワーク120に各種機器を接続することが可能である。図1の例では、MFP(Multi Function Peripheral)110と、LP(Laser Printer)111と、プロジェクタ112と、テレビ会議用機器113と、カメラ114とがネットワーク120に接続された例を示している。ただし、ネットワーク120に接続される各種機器は、図1に示す機器に限定されるものではなく、他の機器であってもよい。
図1に示す各種機器110〜114は、いずれも、ネットワーク120を介して、後述するクラウドサービスを受けることができるよう構成されているものとする。更に、ネットワーク120を介して、後述する遠隔管理サービスを受けることができるよう構成されているものとする。
なお、以下の説明では、ネットワーク120に接続される各種機器のうち、特に、サービス提供者との間で、遠隔管理サービスを受ける契約となっている機器のことを、"被管理機器"と称することとする。図1の例では、MFP110が被管理機器であるとする(以下、説明の便宜上、"被管理機器"はMFP110を指すものとして説明するが、他の機器111〜114が被管理機器であってもよいことはいうまでもない)。また、被管理機器は図1に示す機器110〜114に限定されるものではなく、例えば、スマートフォン等のスマートデバイスや、電子ボード等、様々な機器であってもよいことはいうまでもない。
一方、遠隔管理システム100には、遠隔管理サーバ130と、ポータルサービス提供装置140と、業務サーバ160とが含まれる。更に、クラウドサービスA〜クラウドサービスCを提供するクラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153が含まれる。
遠隔管理サーバ130は、被管理機器(MFP110)に対して遠隔管理サービスを提供する管理装置である。遠隔管理サーバ130では、被管理機器(MFP110)を有するユーザの属性及び被管理機器(MFP110)の属性、遠隔管理サービスの契約を識別するための識別番号等を管理する。
ポータルサービス提供装置140は、クラウドサービスA〜クラウドサービスCを提供する提供元である、クラウドサービス提供装置151〜153のURL(Universal Resource Locator)にアクセスするためのウェブサイトを提供する。
クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153は、それぞれ、各種クラウドサービスを提供する。ここで、クラウドサービスA〜クラウドサービスCとして提供されるサービスには、例えば、クラウドプリントサービスや、クラウドスキャンサービス、クラウドストレージサービス、クラウドテレビ会議システムサービス等、種々のサービスが含まれる。
なお、図1の例では、異なるクラウドサービス提供装置151〜153が異なるクラウドサービスA〜Cを提供する構成としたが、本発明はこれに限定されず、1つの提供装置が異なるクラウドサービスA〜Cを提供する構成としてもよい。
また、図1の例では、ポータルサービス提供装置140と、各クラウドサービスA〜Cを提供するクラウドサービス提供装置151〜153とを別体としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、各クラウドサービスA〜Cは、ポータルサービス提供装置140により提供されるように構成してもよい。
業務サーバ160は、各種機器のユーザがクラウドサービスA〜Cを受けることができるよう、ユーザの属性及び各種機器の属性、ならびに各種機器が受けるクラウドサービスの種類等を管理するサーバである。
<被管理機器の機能構成>
次に、被管理機器の機能構成について説明する。図2は、被管理機器であるMFP110の機能構成を示す図である。図2に示すように、MFP110は、ネットワーク120と接続するためのネットワークインタフェース部201を備える。また、ネットワークインタフェース部201により接続されたネットワーク120を介して、遠隔管理システム100に含まれる各装置と通信するための通信クライアントモジュール202を備える。
通信クライアントモジュールは202は、例えば、遠隔管理システム100に含まれる各装置が提供するWebコンテンツを取得・表示するブラウザ機能を有する。
遠隔管理クライアントモジュール203は、遠隔管理サーバ130と通信するための専用のモジュールである。遠隔管理クライアントモジュール203では、遠隔管理サービスが開始された後に、定期的に収集するMFP110の内部状態に関する情報を、通信クライアントモジュール202を介して遠隔管理サーバ130に送信する。また、遠隔管理サーバ130から送信された指示を通信クライアントモジュール202を介して受信する。
クラウドサービスA利用クライアントモジュール204〜クラウドサービスC利用クライアントモジュール206は、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153それぞれと通信するための専用のモジュールである。これらのモジュールが通信クライアントモジュール202を介して、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153それぞれと通信を行うことで、クラウドサービスA〜クラウドサービスCの提供を受けることができる。
共通サービス層207は、各モジュール203〜206が通信することにより提供される、遠隔管理サービス、クラウドサービスA〜Cを実行する。
<遠隔管理システムの接続構成>
次に遠隔管理システム100に含まれる各装置の接続例について説明する。図3は、遠隔管理システム100に含まれる各装置の接続例を示す図である。図3に示すように、遠隔管理システム100には、ネットワークN1からネットワークN5が含まれる。ネットワークN1には、ファイアウォール301を介してネットワークN2が接続されており、更に、ファイアウォール303を介してネットワークN3が接続されている。
ネットワークN2には、アプリケーション用ゲートウェイ装置310が接続され、更に、ポータルサービス提供装置140と、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153とが接続されている。
ネットワークN3には遠隔管理サーバ130が接続されており、ファイアウォール304を介して接続されたネットワークN5には、更に、遠隔管理ゲートウェイサーバ330が接続されている。
一方、ネットワークN2には、ファイアウォール302を介して接続されたネットワークN4が接続されており、ネットワークN4には、クラウドサービスゲートウェイサーバ320が接続されている。
このように、遠隔管理システム100は、ファイアウォールを介して、複数のネットワークが接続されることで構成されており、それぞれのネットワークに、遠隔管理システム100を構成する各装置が接続されている。
<遠隔管理サーバの構成及びマスタデータの説明>
次に遠隔管理サーバ130のハードウェア構成、及び、遠隔管理サーバ130に格納されるマスタデータ412について説明する。
図4(A)は、遠隔管理サーバ130のハードウェア構成を示す図である。図4(A)に示すように、遠隔管理サーバ130は、CPU401と、RAM402と、ROM403と、記憶装置404と、操作部405と、表示部406と、ネットワークインタフェース部407とを備え、各部は、バス408を介して接続されている。
CPU401は、記憶装置404に格納された、登録部411a及び機器情報登録部411bとして機能するプログラムを実行する(なお、図4(A)では、遠隔管理サービス開始後に実行される各種機能実現するためのプログラムについては省略している)。登録部411a、機器情報登録部411は、遠隔管理サービスを開始するにあたり、マスタデータ412に各種情報を登録する処理を実行する。
RAM402は、登録部411a及び機器情報登録部411bとして機能するプログラムがCPU401によって実行される際に作業領域を提供する。ROM403は、登録部411a及び機器情報登録部411bとして機能するプログラムをCPU401によって実行させるために必要な各種プログラム、データ等を格納する。
記憶装置404は、登録部411a及び機器情報登録部411bとして機能するプログラムを格納するほか、マスタデータ412を格納する。マスタデータ412は、遠隔管理サービスを受ける被管理機器を有するユーザの属性及び被管理機器の属性、遠隔管理サービスの契約を識別するための識別番号等を管理するためのデータベースである。
操作部405は、ユーザが被管理機器を購入したり、レンタルしたりした際に、遠隔管理サーバ130の管理者が、マスタデータ412に各種情報を登録するのに用いられる。表示部406は、例えば、マスタデータ412に各種情報を登録するための表示画面を提供する。
ネットワークインタフェース部407は、ネットワーク120を介して被管理機器と通信したり、ネットワークN1、N2を介して、ポータルサービス提供装置140、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153等と通信したりする。
次に、図4(B)を用いて、遠隔管理サーバ130の記憶装置404に格納されるマスタデータ412について説明する。図4(B)に示すように、マスタデータ412は、ユーザ名421と、機番422と、サービス識別番号423と、機器情報424と、管理フラグ425とを備える。
ユーザ名421には、被管理機器を購入またはレンタルしたユーザのユーザ名が登録される。
機番422には、被管理機器それぞれに付与されている固有の識別子が登録される。サービス識別番号423には、ユーザが被管理機器を購入またはレンタルした際に、遠隔管理サービスの提供を受ける契約をしたことで、被管理機器ごとに付与された識別情報が登録される。つまり、サービス識別番号とは、当該被管理機器が遠隔から管理される契約であることを示す識別情報である。
なお、上述したように、ユーザ名421、機番422、サービス識別番号423は、ユーザが被管理機器を購入したり、レンタルしたりした際に、遠隔管理サーバ130の管理者が操作部405を介して登録する。なお、機番やサービス識別番号は、ユーザが被管理機器を購入したりレンタルした際に、サービス提供者からユーザに対して提供され、ユーザ側においても保管されるものとする。
機器情報424は、遠隔管理サービスの開始要求があった場合に、被管理機器において取得され、該被管理機器より送信されることで登録される、被管理機器の属性を示す情報である。機器情報424には、例えば、被管理機器の設置場所や、被管理機器の構成情報、ファームウェアのバージョン情報等が含まれる。マスタデータ412に、被管理機器の機器情報424が登録されることで、遠隔管理サーバ130では、機器情報424を用いて当該被管理機器の遠隔管理サービスを開始する。
管理フラグ425は、マスタデータ412に登録された被管理機器に対して、遠隔管理サービスを開始したか否かを管理するフラグである。遠隔管理サービスを開始するための処理が実行されると、当該被管理機器の管理フラグ425が"ON"に設定される。
図4(B)に示すように、マスタデータ412には、各ユーザ(図4(A)の例では、"A社"と"B社")の被管理機器すべてが登録されている。なお、図4(B)の例では、"A社"は、複数のMFPを被管理機器として有しており、図1のMFP110は、機番="77X−7654321"に対応しているものとする。
<ポータルサービス提供装置の構成及びユーザインタフェースの説明>
次にポータルサービス提供装置140のハードウェア構成、及び、ポータルサービス提供装置140により提供されるユーザインタフェースについて説明する。図5(A)は、ポータルサービス提供装置140のハードウェア構成を示す図である。
図5(A)に示すように、ポータルサービス提供装置140は、CPU501と、RAM502と、ROM503と、記憶装置504と、ネットワークインタフェース部505とを備え、各部は、バス506を介して接続されている。
CPU501は、記憶装置504に格納された、開始要求部511及びポータル部512として機能するプログラムを実行する。
開始要求部511は、遠隔管理サービスを開始させるための処理を実行する。ポータル部512は、クラウドサービスを提供するための処理を実行する。
RAM502は、開始要求部511及びポータル部512として機能するプログラムがCPU501によって実行される際に作業領域を提供する。ROM503は、開始要求部511及びポータル部512として機能するプログラムをCPU501によって実行させるために必要な各種プログラム、データ等を格納する。
記憶装置504は、開始要求部511及びポータル部512として機能するプログラムを格納する。
ネットワークインタフェース部505は、ネットワーク120を介して各種機器と通信したり、ネットワークN1、N2を介して、遠隔管理サーバ130、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153と通信したりする。
図5(B)は、ポータルサービス提供装置140により提供されるユーザインタフェース520の一例を示す図である。ユーザインタフェース520は、各種機器110〜114のユーザが、ブラウザ機能を有する端末を介して、ポータルサービス提供装置140にアクセスすることで、閲覧することができる。ただし、ユーザインタフェース520を閲覧するための端末は、図1において不図示の端末であってもよいし、図1に示す各種機器110〜114のうち、ブラウザ機能を有する機器であってもよい。
図5(B)に示すように、ユーザインタフェース520には、機器ボタン521と、テナントIDボタン522と、サービス識別番号ボタン523とが含まれる。
各種機器110〜114のユーザは、ポータルサービス提供装置140より提供されるユーザインタフェース520の各ボタンを押下することで、各種機器の一覧表示の要求やクラウドサービスの利用要求を行ったりすることができる。更に、被管理機器(MFP110)のユーザは、ポータルサービス提供装置140より提供されるユーザインタフェース520の各ボタンを押下することで、遠隔管理サービスの開始要求を行うことができる。
機器ボタン521は、ユーザが有する各種機器を一覧表示させるためのボタンである。機器ボタン521が押下されると、ポータルサービス提供装置140では、当該ユーザが有する機器一覧を業務サーバ160より取得し、ユーザに対して送信する。これにより、ユーザは、自身が有する各種機器の一覧を閲覧することができる。
テナントIDボタン522は、クラウドサービスの利用要求を行うためのボタンである。テナントIDボタン522を押下し、利用要求するクラウドサービスの種類(テナントID)を入力することで、各種機器のユーザは、ポータルサービス提供装置140に対して、当該クラウドサービスの利用要求を行うことができる。
サービス識別番号ボタン523は、遠隔管理サービスの開始要求を行うためのボタンである。サービス識別番号ボタン523を押下し、サービス識別番号を入力することで、被管理機器のユーザは、遠隔管理サービスの開始要求を行うことができる。
<業務サーバの構成及び管理データの構成>
次に業務サーバ160のハードウェア構成、及び、業務サーバ160に格納される管理データについて説明する。
図6(A)は、業務サーバ160のハードウェア構成を示す図である。図6(A)に示すように、業務サーバ160は、CPU601と、RAM602と、ROM603と、記憶装置604と、操作部605と、表示部606と、ネットワークインタフェース部607とを備え、各部は、バス608を介して接続されている。
CPU601は、記憶装置604に格納された、管理部611として機能するプログラムを実行する。管理部611は、管理データ612を管理する。
RAM602は、管理部611として機能するプログラムがCPU601によって実行される際に作業領域を提供する。ROM603は、管理部611として機能するプログラムをCPU601によって実行させるために必要な各種プログラム、データ等を格納する。
記憶装置604は、管理部611として機能するプログラムを格納するほか、管理データ612を格納する。管理データ612は、各種機器のユーザがクラウドサービスを受けることができるよう、ユーザの属性及び各種機器の属性、ならびに各種機器が受けるクラウドサービスの種類等を管理するデータベースである。
操作部605は、ユーザが各種機器を購入したり、レンタルした際に、業務サーバ160の管理者が、管理データ612に各種情報を登録するのに用いられる。表示部606は、例えば、管理データ612に各種情報を登録するための表示画面を提供する。
ネットワークインタフェース部607は、ネットワークN1、N2を介して、遠隔管理サーバ130やポータルサービス提供装置140等と通信したりする。
次に、図6(B)を用いて、業務サーバ160の記憶装置604に格納される管理データ612について説明する。図6(B)に示すように、管理データ612は、ユーザ名621と、機番622と、テナントID623とを備える。
ユーザ名621は、各種機器を購入またはレンタルしたユーザのユーザ名が記載される。機番622は、各種機器に付与されている固有の識別子である。テナントID623は、各種機器が受けるクラウドサービスの種類を示す識別番号である。
図6(B)に示すように、管理データ612には各ユーザ(図6の例では、"A社"と"B社")が有する各種機器がすべて登録されている。図6(B)の例では、"A社"は複数のMFP及びLP、プロジェクタ、テレビ会議用機器、カメラを有しており、それぞれ、図1の各種機器110〜114に対応しているものとする。
<設置作業時の各部の動作シーケンスの説明>
次に、設置作業時の各部の動作シーケンスについて説明する。図7は、設置作業時の各部(端末701、ポータルサービス提供装置140、遠隔管理サーバ130、クラウドサービス提供装置151〜153、被管理機器(MFP110))の動作シーケンスを説明するための図である。
なお、図7の例では、被管理機器として、MFP110を例にして説明するが、他の機器が被管理機器である場合も同様である。また、図7の例では、遠隔管理サービスの開始要求を、ユーザの端末701を介して行うこととするが、遠隔管理サービスの開始要求は、被管理機器(MFP110)から行うようにしてもよい。つまり、ポータルサービス提供装置140にアクセスし、ユーザインタフェース520を閲覧可能なブラウザ機能を搭載した機器であれば他の機器であってもよい。
ユーザが被管理機器(MFP110)を購入またはレンタルした際に、遠隔管理サービスの提供を受ける契約をしていた場合、遠隔管理サーバ130の管理者は、登録部411aを起動する。そして、マスタデータ412に対して、ユーザ名421、機番422、サービス識別番号423を登録する(ステップS701)。
遠隔管理サーバ130の管理者により、マスタデータ412に対して、ユーザ名421、機番422、サービス識別番号423が登録されることで、ユーザによる設置作業が可能となる。
設置作業を行うにあたり、はじめに、ユーザは端末701のブラウザ機能を起動させ、ポータルサービス提供装置140にアクセスすることで、ユーザインタフェース520を端末701に表示させる。
端末701上に表示されたユーザインタフェース520において、ユーザが、サービス識別番号ボタン523を押下する。更に、遠隔管理サービスの開始を希望する被管理機器(MFP110)のサービス識別番号423(図4の例では、"1234567890")を入力する。これにより、ポータルサービス提供装置140の開始要求部511が起動し、ステップS702では、端末701により送信された、サービス識別番号を含む遠隔管理サービスの開始要求を、ポータルサービス提供装置140が受信する。
サービス識別番号を含む遠隔管理サービスの開始要求を受信したポータルサービス提供装置140では、ステップS703に進み、当該遠隔管理サービスの開始要求を遠隔管理サーバ130に送信する。
ポータルサービス提供装置140より、遠隔管理サービスの開始要求を受信した遠隔管理サーバ130では、遠隔管理サービスの開始要求に含まれるサービス識別番号に対応付けられたマスタデータ412内の管理フラグ425をONにする(ステップS704)。
更に、ステップS705では、ポータルサービス提供装置140に対して、管理フラグ425をONにした被管理機器(MFP110)についての機器情報の取得指示を送信する。なお、遠隔管理サーバ130より送信される、機器情報の取得指示には、当該指示を特定するためのコマンド識別番号(コマンド識別子)が含まれているものとする。
機器情報の取得指示が送信されたポータルサービス提供装置140では、ステップS706において、コマンド識別番号を含む機器情報の取得要求コマンドを生成する。更に、被管理機器(MFP110)よりクラウドサービスの利用要求コマンドを受信した場合に、その応答コマンドに、当該生成した機器情報取得要求コマンドを付加して送信できる状態にして待機する。
その後、ユーザが、被管理機器(MFP110)を起動させ、クラウドサービスの利用要求を入力したとする。
具体的には、ユーザが被管理機器(MFP110)の通信クライアントモジュールを起動させ、ポータルサービス提供装置140にアクセスすることで、ユーザインタフェース520を被管理機器(MFP110)に表示させる。
更に、被管理機器(MFP110)上に表示されたユーザインタフェース520において、ユーザが、機器ボタン521を押下し、クラウドサービスを受けようとする機器を選択する。また、テナントIDボタン522を押下することで、所望のクラウドサービスの種類を示す識別子(テナントID)を入力する。これにより、ポータルサービス提供装置140のポータル部512が起動する。そして、ステップS707では、被管理機器(MFP110)が送信した、利用要求コマンド、機番及びテナントIDを含む、クラウドサービスの利用要求を、ポータルサービス提供装置140が受信する。
クラウドサービスの利用要求を受信すると、ポータルサービス提供装置140では、ステップS708において、利用要求に含まれるテナントIDに基づいて利用要求されたクラウドサービスを識別する。更に、識別した当該クラウドサービスを提供可能なクラウドサービス提供装置(本実施形態では、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれか)に対して、クラウドサービスの利用要求を行う。
なお、利用要求を受けたクラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれかでは、クラウドサービスの利用要求に含まれる機番に対応する被管理機器(MFP110)に対して、クラウドサービスを提供する(ステップS709)。
また、ポータルサービス提供装置140では、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれかに対するクラウドサービスの利用要求が完了すると、利用要求に対して応答する(ステップS710)。具体的には、被管理機器(MFP110)に対して、利用要求コマンドに対する応答コマンドを送信する。
このとき、ステップS707においてクラウドサービスの利用要求を行った機器が、ステップS706において生成した機器情報取得要求コマンドを送信すべき被管理機器(MFP110)であるか否かを判断する。機器情報取得要求コマンドを送信すべき被管理機器(MFP110)であると判断した場合には、当該応答コマンドに、機器情報要求コマンドを付加する。更に、遠隔管理サーバ130のURLを付加する。
これにより、遠隔管理サーバ130が機器情報を取得しようとしている被管理機器(MFP110)に対して、機器情報取得要求コマンド及び遠隔管理サーバ130のURLを送信することができる。なお、上述したように、機器情報取得要求コマンドには、コマンド識別番号が含まれている。このため、遠隔管理サーバ130では、受信する機器情報に当該コマンド識別番号が対応付けられていた場合に、取得しようとしている機器情報であると判断することができる。
ステップS711では、被管理機器(MFP110)が、利用要求に対する応答を受信すると、応答コマンドに付加された機器情報取得要求コマンドに応じて、自装置の機器情報を収集する。
更に、ステップS712では、収集した機器情報を、取得要求に対する応答として、遠隔管理サーバのURLに向けて送信する。なお、機器情報の送信に際しては、機器情報取得要求コマンドに含まれていたコマンド識別番号も対応付けて送信する。
コマンド識別番号が対応付けられた機器情報を受信した遠隔管理サーバ130では、受信したコマンド識別番号が、ポータルサービス提供装置140に対して機器情報の取得指示を行った際に含めたコマンド識別番号と一致するか否かを判定する(ステップS713)。一致しないと判定した場合には、取得指示した機器情報ではないと判断する。一方、一致すると判定した場合には、取得指示した機器情報であると判断する。
取得指示した機器情報であると判断した場合には、ステップS713において、当該受信した機器情報をマスタデータ412に登録する。本実施形態では、サービス識別番号423="1234567890"の被管理機器について、遠隔管理サービスの開始要求があった。このため、当該被管理機器から受信した機器情報は、当該サービス識別番号に対応付けて、マスタデータ412に登録される(図4参照)。
これにより、当該サービス識別番号の被管理機器(MFP110)に対して、遠隔管理サービスが開始される。
<設置作業時のポータルサービス提供装置による処理>
次に、設置作業時のポータルサービス提供装置140による処理の流れについて説明する。図8は、設置作業時のポータルサービス提供装置140による処理の流れを示すフローチャートである。
外部(端末701)からのアクセスに応じて、アクセス元(端末701)に対してユーザインタフェース520が提供され、ユーザによりサービス識別番号ボタン523が押下されると、開始要求部511が起動する。
ユーザにより、サービス識別番号を含む遠隔管理サービスの開始要求が送信されると、ステップS801ではこれを取得する。
ステップS802では、サービス識別番号を含む遠隔管理サービスの開始要求を遠隔管理サーバ130に送信する。
ステップS803では、遠隔管理サービスの開始要求に対する応答として、遠隔管理サーバ130より、機器情報の取得指示を受信したか否かを判定する。ステップS803において、機器情報の取得指示を受信していないと判定した場合には、機器情報の取得指示を受信するまで待機する。
一方、ステップS803において、遠隔管理サーバ130より、機器情報の取得指示を受信したと判定した場合には、ステップS804に進む。ステップS804では、遠隔管理サービスを開始すべき被管理機器より、クラウドサービスの利用要求を受けた場合の当該利用要求に対する応答に含めるべき機器情報取得要求コマンドを生成する。
ここで、遠隔管理サーバ130からの機器情報の取得指示には、当該指示を特定するためのコマンド識別番号が含まれているため、ステップS804では、当該コマンド識別番号を含めて機器情報取得要求コマンドを生成する。
続いて、ユーザがクラウドサービスを利用すべく、ポータルサービス提供装置140にアクセスし、所定の操作を行うと、ポータル部512が起動する。
ステップS805では、機器よりクラウドサービスの利用要求を受信したか否かを判定する。ステップS805において、クラウドサービスの利用要求を受信していないと判定された場合には、受信されるまで待機する。
一方、ステップS805において、クラウドサービスの利用要求を受信したと判定された場合には、ステップS806に進む。ステップS806では、クラウドサービスの利用要求に含まれる、テナントIDに対応するクラウドサービスを提供するクラウドサービス提供装置に対して、当該クラウドサービスの利用要求を送信する。
更に、ステップS807では、当該クラウドサービスの利用要求を送信した機器が、機器情報を取得すべき被管理機器であるか否かを判定する。
具体的には、クラウドサービスの利用要求に含まれる機番と、ステップS804において生成した機器情報取得要求コマンドを送信すべき被管理機器の機番とが一致するか否かを判定する。一致すると判定された場合には、ステップS808に進む。
ステップS808では、クラウドサービスの利用要求に対する応答として、ステップS804において生成された機器情報取得要求コマンドと、遠隔管理サーバ130のURLとを応答コマンドに対応付けて、要求元の被管理機器に送信する。
一方、一致しないと判定された場合には、ステップS809に進み、利用要求に対する応答として、応答コマンドを要求元の機器に送信する。
<設置作業時の遠隔管理サーバによる処理>
次に、設置作業時の遠隔管理サーバ130による処理の流れについて説明する。図9は、設置作業時の遠隔管理サーバ130の機器情報登録部411bによる処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS901では、ポータルサービス提供装置140より、サービス識別番号を含む遠隔管理サービスの開始要求が送信されると、これを受信する。
ステップS902では、受信した遠隔管理サービスの開始要求に含まれるサービス識別番号に基づいて、マスタデータ412内の対応する管理フラグ425をONにする。
ステップS903では、管理フラグ425をONにした被管理機器の機器情報を取得すべく、ポータルサービス提供装置140に対して、当該被管理機器の機器情報の取得指示を送信する。このとき、遠隔管理サーバ130では、機器情報の取得指示を特定するためのコマンド識別番号を発行し、当該機器情報の取得指示とともにポータルサービス提供装置140に送信する。
機器情報の取得指示を送信した後は、被管理機器より機器情報が送信されるまで待機する。具体的には、ステップS904において、機器より、機器情報が送信されたか否かを判定し、機器情報が送信されたと判定された場合には、当該機器情報に含まれるコマンド識別番号を読み出す。そして、読み出されたコマンド識別情報が、ステップS903において機器情報の取得指示とともに送信したコマンド識別番号と一致するか否かを判定する。一致すると判定された場合には、取得しようとした機器情報を受信したと判断し、ステップS906に進む。一方、一致しないと判定された場合には、一致する機器情報を受信するまで待機すべく、ステップS904に戻る。
ステップS906では、ステップS904において受信した機器情報を、該機器情報と対応付けられたコマンド識別番号に対応する被管理機器の機器情報として、マスタデータ412に登録する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る遠隔管理システムでは、
・ユーザが有する各種機器に対して各種のクラウドサービスを提供するクラウドサービス提供装置へのアクセスを可能にするポータルサービス提供装置において、被管理機器の遠隔管理サービスの開始要求を行うことができるよう構成した。
・遠隔管理サービスの開始要求は、ユーザが、遠隔管理サービスの契約を示す識別情報であるサービス識別番号を入力することで実行される構成とした。
・遠隔管理サービスを開始するにあたりマスタデータに登録が必要な機器情報は、サービス識別番号の受信を契機として、取得のための処理を開始する構成とした。具体的には、遠隔管理サーバがポータルサービス提供装置に対して取得指示を送信し、ポータルサービス提供装置が、クラウドサービスの利用要求を受信した際に、当該利用要求に対する応答コマンドに、機器情報取得要求コマンドを付加する構成とした。
・機器情報取得要求コマンドを受信した被管理機器では、自装置の機器情報を取得し、遠隔管理サーバに直接送信する構成とした。
・機器情報を受信した遠隔管理サーバでは、当該機器情報を登録することで、遠隔管理サービスを開始する構成とした。
これにより、ユーザは、機器を物理的にネットワークに接続したのち、ポータルサービス提供装置にアクセスし、遠隔管理サービスの開始を希望する機器のサービス識別番号を入力するだけで、当該機器の設置作業を完了させることが可能となる。
つまり、専門の作業員が出向き、遠隔管理サービスが提供されるべき機器を介して、遠隔管理サーバにアクセスする操作をした後、遠隔管理サーバに機器情報を登録する操作を行う、といった手間を省くことが可能となる。
この結果、遠隔管理システムにおいて、設置作業を簡便化させることが可能になる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、ユーザがポータルサービス提供装置140にアクセスし、サービス識別番号の入力を行うことで、遠隔管理サービスの開始要求が実行されることとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ユーザが、ポータルサービス提供装置140を介してサービス識別番号の入力を行わなくても、遠隔管理サービスを開始できるように構成してもよい。以下、本実施形態の詳細について、図10〜図13を用いて説明する。
<設置作業における各部の動作シーケンスの説明>
はじめに、設置作業時の各部の動作シーケンスについて説明する。図10は、設置作業時の各部(ポータルサービス提供装置140、業務サーバ160、遠隔管理サーバ130、クラウドサービス提供装置151〜153、被管理機器(MFP110))の動作シーケンスを説明するための図である。
ユーザが被管理機器(MFP110)を購入またはレンタルした際に、遠隔管理サービスの提供を受ける契約をしていた場合、遠隔管理サーバ130の管理者は、登録部411aを起動する。そして、マスタデータ412に対して、ユーザ名421、機番422、サービス識別番号423を登録する(ステップS1001)。
マスタデータ412へのユーザ名、機番、サービス識別番号423(ここでは、"1234567890")の登録が完了すると、機器情報登録部411bが起動する。ステップS1002では、登録が完了した被管理機器(MFP110)の機器情報の取得指示を業務サーバ160に送信する。なお、遠隔管理サーバ130から業務サーバ160に送信される、被管理機器(MFP110)の機器情報の取得指示には、当該被管理機器(MFP110)の機番と、取得指示を特定するためのコマンド識別番号が含まれているものとする。
遠隔管理サーバ130より、機器情報の取得指示を受信した業務サーバ160では、ポータルサービス提供装置140に対して、当該機器情報の取得指示を送信する。なお、業務サーバ160では、当該機器情報の取得指示を送信するにあたり、管理データ612に、当該被管理機器(MFP110)の機番が登録されているか否かを確認する。業務サーバ160の管理データ612に当該被管理機器(MFP110)の機番が登録されていない場合、クラウドサービスの利用要求を行うことができず、当該被管理機器(MFP110)の機器情報を取得することができないからである。
業務サーバ160より、機器情報の取得指示を受信したポータルサービス提供装置140では、開始要求部511を起動させ、ステップS1004において、コマンド識別番号を含む機器情報の取得要求コマンドを生成する。更に、被管理機器(MFP110)よりクラウドサービスの利用要求コマンドを受信した場合に、その応答コマンドに、当該生成した機器情報取得要求コマンドを付加して送信できる状態にして待機する。
その後、ユーザが、被管理機器(MFP110)を起動させ、クラウドサービスの利用要求を入力したとする。
具体的には、ユーザが被管理機器(MFP110)の通信クライアントモジュールを起動させ、ポータルサービス提供装置140にアクセスすることで、ユーザインタフェース520を被管理機器(MFP110)に表示させる。
更に、被管理機器(MFP110)上に表示されたユーザインタフェース520において、ユーザが、機器ボタン521を押下し、クラウドサービスを受けようとする機器を選択する。また、テナントIDボタン522を押下することで、所望のクラウドサービスの種類を示す識別子(テナントID)を入力する。これにより、ポータルサービス提供装置140のポータル部512が起動する。そして、ステップS1005では、被管理機器(MFP110)が送信した、利用要求コマンド、機番及びテナントIDを含む、クラウドサービスの利用要求を、ポータルサービス提供装置140が受信する。
クラウドサービスの利用要求を受信すると、ポータルサービス提供装置140では、ステップS1006において、利用要求に含まれるテナントIDに基づいて利用要求されたクラウドサービスを識別する。更に、識別した当該クラウドサービスを提供可能なクラウドサービス提供装置(本実施形態では、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれか)に対して、クラウドサービスの利用要求を行う。
なお、利用要求を受けたクラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれかでは、クラウドサービスの利用要求に含まれる機器に対応する被管理機器(MFP110)に対して、クラウドサービスを提供する(ステップS1007)。
また、ポータルサービス提供装置140では、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれかに対するクラウドサービスの利用要求が完了すると、利用要求に対して応答する(ステップS1008)。具体的には、被管理機器(MFP110)に対して、利用要求コマンドに対する応答コマンドを送信する。
このとき、ステップS1005においてクラウドサービスの利用要求を行った機器が、ステップS1004において生成した機器情報取得要求コマンドを送信すべき被管理機器(MFP110)であるか否かを判断する。機器情報取得要求コマンドを送信すべき被管理機器(MFP110)であると判断した場合には、当該応答コマンドに、機器情報取得要求コマンドを付加する。更に、遠隔管理サーバ130のURLを付加する。
これにより、遠隔管理サーバ130が機器情報を取得しようとしている被管理機器(MFP110)に対して、機器情報取得要求コマンド及び遠隔管理サーバ130のURLを送信することができる。なお、上述したように、機器情報取得要求コマンドには、コマンド識別番号が含まれている。このため、遠隔管理サーバ130では、受信する機器情報に当該コマンド識別番号が対応付けられていた場合に、取得しようとしている機器情報であると判断することができる。
ステップS1009では、被管理機器(MFP110)が、利用要求に対する応答を受信すると、応答コマンドに付加された機器情報取得要求コマンドに応じて、自装置の機器情報を収集する。
更に、ステップS1010では、収集した機器情報を、取得要求に対する応答として、遠隔管理サーバのURLに向けて送信する。なお、機器情報の送信に際しては、機器情報取得要求コマンドに含まれていたコマンド識別番号も対応付けて送信する。
コマンド識別番号が対応付けられた機器情報を受信した遠隔管理サーバ130では、受信したコマンド識別番号が、ポータルサービス提供装置140に対して機器情報の取得指示を行った際に含めたコマンド識別番号と一致するか否かを判定する。一致しないと判定した場合には、取得指示した機器情報ではないと判断する。一方、一致すると判定した場合には、取得指示した機器情報であると判断する。
取得指示した機器情報であると判断した場合には、ステップS1011において、当該受信した機器情報をマスタデータ412に登録する。本実施形態では、サービス識別番号423="1234567890"の被管理機器について、機器情報の取得指示を行ったため、当該被管理機器から受信した機器情報は、当該サービス識別番号に対応付けて、マスタデータ412に登録される(図4参照)。
これにより、当該サービス識別番号の被管理機器(MFP110)に対して、遠隔管理サービスが開始される。
<設置作業時のポータルサービス提供装置による処理>
次に、設置作業時のポータルサービス提供装置140による処理の流れについて説明する。図11は、設置作業時のポータルサービス提供装置140による処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1101では、開始要求部511が業務サーバ160から、機器情報の取得指示を受信したか否かを判定する。ステップS1101において、業務サーバ160から、機器情報の取得指示を受信していないと判定した場合には、受信するまで待機する。なお、このとき受信される機器情報の取得指示には、機器情報を取得すべき被管理機器の機番、及び、遠隔管理サーバ130において発行されたコマンド識別番号が含まれているものとする。
一方、ステップS1101において、業務サーバ160から、機器情報の取得指示を受信したと判定した場合には、ステップS1102に進む。ステップS1102では、開始要求部511が、遠隔管理サービスを開始すべき被管理機器より、クラウドサービスの利用要求を受けた場合の当該利用要求に対する応答に含めるべき機器情報取得要求コマンドを生成する。
ここで、遠隔管理サーバ130からの機器情報の取得指示には、当該指示を特定するためのコマンド識別番号が含まれているため、ステップS1102では、当該コマンド識別番号を含めて機器情報取得要求コマンドを生成する。
ステップS1103では、ポータル部512が、機器よりクラウドサービスの利用要求を受信したか否かを判定する。ステップS1103において、クラウドサービスの利用要求を受信していないと判定した場合には、受信されるまで待機する。
一方、ステップS1103において、クラウドサービスの利用要求を受信したと判定した場合には、ステップS1104に進む。ステップS1104では、クラウドサービスの利用要求に含まれる、テナントIDに対応するクラウドサービスを提供するクラウドサービス提供装置に対して、当該クラウドサービスの利用要求を送信する。
更に、ステップS1105では、当該クラウドサービスの利用要求を送信した機器が、機器情報を取得すべき被管理機器であるか否かを判定する。
具体的には、クラウドサービスの利用要求に含まれる機番と、ステップS1102において生成した機器情報取得要求コマンドを送信すべき被管理機器の機番とが一致するか否かを判定する。一致すると判定された場合には、ステップS1106に進む。
ステップS1106では、クラウドサービスの利用要求に対する応答として、ステップS1102において生成された機器情報取得要求コマンドと、遠隔管理サーバ130のURLとを応答コマンドに対応付けて、要求元の被管理機器に送信する。
一方、一致しないと判定された場合には、ステップS1107に進み、利用要求に対する応答として、応答コマンドを要求元の機器に送信する。
<設置作業時の遠隔管理サーバによる処理>
次に、設置作業時の遠隔管理サーバ130による処理の流れについて説明する。図12は、設置作業時の遠隔管理サーバ130の機器情報登録部411bによる処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザが機器を購入またはレンタルした際に、遠隔管理サービスの提供を受ける契約をしていた場合、遠隔管理サーバ130の管理者は、被管理機器のユーザ名421、機番422、サービス識別番号423をマスタデータ412に登録する。マスタデータ412にサービス識別番号423が登録されると、機器情報登録部411bが起動する。そして、ステップS1201では、サービス識別番号423に対応する管理フラグ425をONにし、コマンド識別番号を発行する。
ステップS1202では、登録された被管理機器(MFP110)の機器情報の取得指示を送信する。なお、このとき業務サーバ160に送信される機器情報の取得要求には、コマンド識別番号が含まれているものとする。
業務サーバ160に機器情報の取得要求を送信した後は、被管理機器より機器情報が送信されるまで待機する。具体的には、ステップS1203において、機器より、機器情報が送信されたか否かを判定し、機器情報が送信されたと判定された場合には、当該機器情報に含まれるコマンド識別情報を読み出す。そして、読み出されたコマンド識別情報が、ステップS1202において、機器情報の取得指示とともに送信したコマンド識別番号と一致するか否かを判定する。一致すると判定された場合には、取得しようとした機器情報を受信したと判断し、ステップS1204に進む。一方、一致しないと判定された場合には、一致する機器情報を受信するまで待機すべく、ステップS1203に戻る。
ステップS1205では、ステップS1203において受信した機器情報を、該機器情報と対応付けられたコマンド識別番号に対応する被管理機器の機器情報として、マスタデータ412に登録する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る遠隔管理システムでは、
・遠隔管理サービスの契約を示すサービス識別番号が、遠隔管理サーバに登録されたことを契機として、遠隔管理サーバでは、業務サーバに対して当該被管理機器の機器情報の取得指示を送信する構成とした。
・ポータルサービス提供装置では、業務サーバを介して、遠隔管理サーバより機器情報の取得指示を受信すると、機器情報取得要求コマンドを生成する構成とした。
・ポータルサービス提供装置では、当該被管理機器からクラウドサービスの利用要求を受信した際に、当該利用要求に対する応答コマンドに、機器情報取得要求コマンドを付加する構成とした。
・機器情報取得要求コマンドを受信した被管理機器では、自装置の機器情報を取得し、遠隔管理サーバに直接送信する構成とした。
・機器情報を受信した遠隔管理サーバでは、当該機器情報を登録することで、遠隔管理サービスを開始する構成とした。
これにより、ユーザは、機器を物理的にネットワークに接続するだけで、当該機器の設置作業を完了することが可能となる。
つまり、専門の作業員が出向き、遠隔管理サービスが提供されるべき機器を介して、遠隔管理サーバにアクセスする操作をした後、遠隔管理サーバに機器情報を登録する操作を行う、といった手間を省くことが可能となる。
この結果、遠隔管理システムにおいて、設置作業を簡便化させることが可能になる。
[第3の実施形態]
上記第2の実施形態では、ポータルサービス提供装置140が、遠隔管理サーバ130より送信された機器情報の取得指示を、業務サーバ160を介して受信する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、遠隔管理サーバ130より送信された機器情報の取得指示を、業務サーバ160を介さずに、直接、受信する構成としてもよい。
図13は、設置作業時の各部の動作シーケンスを示す図であり、遠隔管理サーバ130より送信された機器情報の取得指示を、ポータルサービス提供装置140が、直接、受信する場合を示している。
なお、図13に示すシーケンス図の内容は、遠隔管理サーバ130より送信された、機器情報の取得指示が、業務サーバ160を介さずに、ポータルサービス提供装置140にて受信されていることを除いては、図10に示すシーケンス図と同じである。このため、ここでは図13の説明を省略する。
[第4の実施形態]
上記第1の実施形態では、ポータルサービス提供装置140が提供するユーザインタフェース520を介して遠隔管理サービスの開始要求が送信されたことを契機として、遠隔管理サーバ130が、機器情報の取得指示を送信する構成とした。
また、上記第2及び第3の実施形態では、マスタデータ412に、サービス識別番号423が登録されたことを契機として、遠隔管理サーバ130が、機器情報の取得指示を送信する構成とした。
しかしながら、本発明はこれらに限定されない。例えば、1回目のクラウドサービスの利用要求が、ポータルサービス提供装置140に送信されたことを遠隔管理サーバ130が認識したことを契機として、遠隔管理サーバ130が、機器情報の取得指示を送信する構成としてもよい。以下、本実施形態の詳細について説明する。
<設置作業における各部の動作シーケンスの説明>
はじめに、設置作業時の各部の動作シーケンスについて説明する。図14は、設置作業時の各部(ポータルサービス提供装置140、遠隔管理サーバ130、クラウドサービス提供装置151〜153、被管理機器(MFP110))の動作シーケンスを説明するための図である。
ユーザが被管理機器(MFP110)を購入またはレンタルした際に、遠隔管理サービスの提供を受ける契約をしていた場合、遠隔管理サーバ130の管理者は、登録部411aを起動する。そして、マスタデータ412に対して、ユーザ名、機番、サービス識別番号423(ここでは、"1234567890")を登録する(ステップS1401)。
マスタデータ412へのユーザ名421、機番422、サービス識別番号423の登録が完了すると、機器情報登録部411bが起動する。
その後、ユーザが、被管理機器(MFP110)のネットワーク120への物理的な接続を完了させ、被管理機器(MFP110)を起動させたうえで、クラウドサービスの利用要求を入力したとする。
具体的には、ユーザが被管理機器(MFP110)の通信クライアントモジュールを起動させ、ポータルサービス提供装置140にアクセスすることで、ユーザインタフェース520を被管理機器(MFP110)に表示させる。
更に、被管理機器(MFP110)上に表示されたユーザインタフェース520において、ユーザが、機器ボタン521を押下し、クラウドサービスを受けようとする機器を選択する。また、テナントIDボタン522を押下することで、所望のクラウドサービスの種類を示す識別子(テナントID)を入力する。これにより、ポータルサービス提供装置140のポータル部512が起動する。そして、ステップS1402では、被管理機器(MFP110)が送信した、利用要求コマンド、機番及びテナントIDを含む、クラウドサービスの利用要求を、ポータルサービス提供装置140が受信する。
クラウドサービスの利用要求を受信すると、ポータルサービス提供装置140では、ステップS1403において、利用要求に含まれるテナントIDに基づいて利用要求されたクラウドサービスを識別する。更に、識別した当該クラウドサービスを提供可能なクラウドサービス提供装置(本実施形態では、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれか)に対して、クラウドサービスの利用要求を行う。
なお、利用要求を受けたクラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれかでは、クラウドサービスの利用要求に含まれる機番に対応する被管理機器(MFP110)に対して、クラウドサービスを提供する(ステップS1404)。
また、ポータルサービス提供装置140では、ステップS1402において受信したクラウドサービスの利用要求が、被管理機器(MFP110)から送信される、1回目のクラウドサービスの利用要求であるか否かを判断する。1回目のクラウドサービスの利用要求であると判断した場合には、被管理機器(MFP110)に対して、利用要求に対する応答として、応答コマンドを送信する(ステップS1405)。
更に、ポータルサービス提供装置140では、遠隔管理サーバ130に対して、遠隔管理サービスの開始要求を行う(ステップS1406)。このとき、遠隔管理サービスの開始要求には、1回目のクラウドサービスの利用要求に含まれる機番が含まれているものとする。
ポータルサービス提供装置140より、遠隔管理サービスの開始要求を受信した遠隔管理サーバ130では、遠隔管理サービスの開始要求に含まれる機番に対応する機器が、サービス識別番号423を有するか否かをマスタデータ412に基づいて判定する。つまり、当該機器が、ユーザにより購入またはレンタルされた際に、遠隔管理サービスを受ける契約となっている被管理機器であるか否かを判定する。更に、当該機器の管理フラグ425がONになっていないか否かをマスタデータ412に基づいて判定する。
当該機器が被管理機器であり、かつ、管理フラグ425がONになっていないと判定された場合には、当該機器が遠隔管理サービスを開始すべき被管理機器であると判断する。そして、当該被管理機器(MFP110)についての取得指示をポータルサービス提供装置140に送信する(ステップS1407)。なお、遠隔管理サーバ130より送信される、機器情報の取得指示には、当該指示を特定するためのコマンド識別番号が含まれているものとする。
機器情報の取得指示が送信されたポータルサービス提供装置140では、ステップS1408において、コマンド識別番号を含む機器情報の取得要求コマンドを生成する。更に、被管理機器(MFP110)よりクラウドサービスの利用要求コマンドを2回目に受信した場合に、その応答コマンドに、当該生成した機器情報取得要求コマンドを付加して送信できる状態にして待機する。
その後、ユーザが、被管理機器(MFP110)において、再度、クラウドサービスの利用要求を入力したとする。
具体的には、ユーザが被管理機器(MFP110)の通信クライアントモジュールを起動させ、ポータルサービス提供装置140にアクセスすることで、ユーザインタフェース520を被管理機器(MFP110)に表示させる。
更に、被管理機器(MFP110)上に表示されたユーザインタフェース520において、ユーザが、機器ボタン521を押下し、クラウドサービスを受けようとする機器を選択する。また、テナントIDボタン522を押下することで、所望のクラウドサービスの種類を示す識別子(テナントID)を入力する。これにより、ポータルサービス提供装置140のポータル部512が起動する。そして、ステップS1409では、被管理機器(MFP110)が送信した、利用要求コマンド、機番及びテナントIDを含む、クラウドサービスの利用要求を、ポータルサービス提供装置140が受信する。
クラウドサービスの利用要求を受信すると、ポータルサービス提供装置140では、ステップS1410において、利用要求に含まれるテナントIDに基づいて利用要求されたクラウドサービスを識別する。更に、識別した当該クラウドサービスを提供可能なクラウドサービス提供装置(本実施形態では、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれか)に対して、クラウドサービスの利用要求を行う。
なお、利用要求を受けたクラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれかでは、クラウドサービスの利用要求に含まれる機番に対応する被管理機器(MFP110)に対して、クラウドサービスを提供する(ステップS1411)。
また、ポータルサービス提供装置140では、クラウドサービスA提供装置151〜クラウドサービスC提供装置153のいずれかに対するクラウドサービスの利用要求が完了すると、利用要求に対して応答する(ステップS1412)。具体的には、被管理機器(MFP110)に対して、利用要求コマンドに対する応答コマンドを送信する。
このとき、ポータルサービス提供装置140では、被管理機器(MFP110)による今回のクラウドサービスの利用要求が、被管理機器(MFP110)による2回目のクラウドサービスの利用要求であるか否かを判定する。2回目のクラウドサービスの利用要求であると判定された場合には、更に、当該被管理機器が、ステップS1408において生成した機器情報取得要求コマンドを送信すべき被管理機器(MFP110)であるか否かを判断する。機器情報取得要求コマンドを送信すべき被管理機器(MFP110)であると判断した場合には、当該応答コマンドに、機器情報取得要求コマンドを付加する。更に、遠隔管理サーバ130のURLを付加する。
これにより、遠隔管理サーバ130が機器情報を取得しようとしている被管理機器(MFP110)に対して、機器情報取得要求コマンド及び遠隔管理サーバ130のURLを送信することができる。なお、上述したように、機器情報取得要求コマンドには、コマンド識別番号が含まれている。このため、遠隔管理サーバ130では、受信する機器情報に当該コマンド識別番号が対応付けられていた場合に、取得しようとしている機器情報であると判断することができる。
ステップS1413では、被管理機器(MFP110)が、利用要求に対する応答を受信すると、応答コマンドに付加された機器情報取得要求コマンドに応じて、自装置の機器情報を収集する。
更に、ステップS1414では、収集した機器情報を、取得要求に対する応答として、遠隔管理サーバのURLに向けて送信する。なお、機器情報の送信に際しては、機器情報取得要求コマンドに含まれていたコマンド識別番号も対応付けて送信する。
コマンド識別番号が対応付けられた機器情報を受信した遠隔管理サーバ130では、受信したコマンド識別番号が、ポータルサービス提供装置140に対して機器情報の取得指示を行った際に含めたコマンド識別番号と一致するか否かを判定する。一致しないと判定した場合には、取得指示した機器情報ではないと判断する。一方、一致すると判定した場合には、取得指示した機器情報であると判断する。
取得指示した機器情報であると判断した場合には、ステップS1415において、当該受信した機器情報をマスタデータ412に登録する。これにより、被管理機器(MFP110)に対して、遠隔管理サービスが開始される。
<設置作業時のポータルサービス提供装置による処理>
次に、設置作業時のポータルサービス提供装置140による処理の流れについて説明する。図15は、設置作業時のポータルサービス提供装置140のポータル部512による処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1501では、機器よりクラウドサービスの利用要求コマンドを受信したか否かを判定する。ステップS1501において、クラウドサービスの利用要求コマンドを受信していないと判定された場合には、受信したと判定されるまで待機する。
一方、ステップS1501において、クラウドサービスの利用要求コマンドを受信したと判定された場合には、ステップS1502に進む。ステップS1502では、クラウドサービスの利用要求に含まれる、テナントIDに対応するクラウドサービスを提供するクラウドサービス提供装置に対して、当該クラウドサービスの利用要求を送信する。
ステップS1503では、当該機器からのクラウドサービスの利用要求の受信が1回目であるか否かを判定する。
ステップS1503において、1回目であると判定された場合には、ステップS1504に進み、利用要求に対する応答として、応答コマンドを要求元の機器に送信する。
ステップS1505では、クラウドサービスの利用要求を送信した機器についての遠隔管理サービスの開始要求を、遠隔管理サーバ130に送信する。なお、ポータルサービス提供装置140では、クラウドサービスの利用要求に含まれる機番を、遠隔管理サービスの開始要求に含めることで、遠隔管理サービスを開始させるべき被管理機器を特定する。
ステップS1506では、遠隔管理サービスの開始要求に対する応答として、遠隔管理サーバ130より、機器情報の取得指示を受信したか否かを判定する。ステップS1506において、機器情報の取得指示を受信していないと判定した場合には、ステップS1501に戻る。
一方、ステップS1506において、遠隔管理サーバ130より、機器情報の取得指示を受信したと判定した場合には、当該機器が遠隔管理サービスを開始すべき被管理機器であると判断し、ステップS1507に進む。ステップS1507では、遠隔管理サービスの開始要求を行った被管理機器より、2回目のクラウドサービスの利用要求を受けた場合に当該利用要求に対する応答に含めるべき機器情報取得要求コマンドを生成する。
ここで、遠隔管理サーバ130からの機器情報の取得指示には、当該指示を特定するためのコマンド識別番号が含まれているため、ステップS1507では、当該コマンド識別番号を含めて機器情報取得要求コマンドを生成する。その後、ステップS1501に戻り、被管理機器より、次のクラウドサービスの利用要求が送信されるまで待機する。
被管理機器より、次のクラウドサービスの利用要求が送信されると、再び、ステップS1502に進む。ステップS1502では、クラウドサービスの利用要求に含まれる、テナントIDに対応するクラウドサービスを提供するクラウドサービス提供装置に対して、当該クラウドサービスの利用要求を送信する。
更に、ステップS1503では、当該被管理機器からのクラウドサービスの利用要求の受信が1回目であるか否かを判定する。
ここでは、当該被管理機器からのクラウドサービスの利用要求の受信が2回目であるため、ステップS1508に進む。ステップS1508では、当該被管理機器に送信すべき機器情報取得要求コマンドがあるか否かを判定する。
具体的には、クラウドサービスの利用要求に含まれる機番と、機器情報取得要求コマンドを送信すべき被管理機器の機番とが一致するか否かを判定する。一致すると判定された場合には、ステップS1509に進む。ステップS1509では、クラウドサービスの利用要求に対する応答として、ステップS1507において生成された機器情報取得要求コマンドと、遠隔管理サーバ130のURLとを応答コマンドに対応付けて、要求元の被管理機器に送信する。
一方、ステップS1508において、当該被管理機器に送信すべき機器情報取得要求コマンドがないと判定された場合には、ステップS1510に進み、利用要求に対する応答として、応答コマンドを要求元の被管理機器に送信する。
<設置作業時の遠隔管理サーバによる処理>
次に、設置作業時の遠隔管理サーバ130による処理の流れについて説明する。図16は、設置作業時の遠隔管理サーバ130の機器情報登録部411bによる処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1601では、ポータルサービス提供装置140より、機番を含む遠隔管理サービスの開始要求が送信されたか否かを判定する。遠隔管理サービスの開始要求が送信されていないと判定された場合には、送信されるまで待機する。
一方、ステップS1601において、遠隔管理サービスの開始要求が送信されたと判定された場合には、ステップS1602に進む。ステップS1602では、遠隔管理サービスの開始要求に含まれる機番が、マスタデータ412に登録されており、かつ、当該機番に対応するサービス識別番号423が登録されているか否かを判定する。
つまり、遠隔管理サービスの開始要求の対象となる機器が、遠隔管理サービスを受ける契約となっている被管理機器でない場合には、処理を終了する。
また、ステップS1602では、更に、当該機番422に対応する管理フラグ425がONになっていないか否かを判定する。つまり、既に、当該被管理機器について、遠隔管理サービスが開始されている場合には、処理を終了する。
ステップS1602において、遠隔管理サービスの開始要求の対象となる機器が、被管理機器であって、かつ、管理フラグ425がONになっていないと判定された場合には、ステップS1603に進む。
ステップS1603では、受信した遠隔管理サービスの開始要求に含まれる機番に基づいて、マスタデータ412内の対応する管理フラグ425をONにする。
ステップS1604では、管理フラグ425をONにした被管理機器の機器情報を取得すべく、ポータルサービス提供装置140に対して、当該被管理機器の機器情報の取得指示を送信する。このとき、遠隔管理サーバ130では、機器情報の取得指示を特定するためのコマンド識別番号を発行し、当該機器情報の取得指示とともにポータルサービス提供装置140に送信する。
機器情報の取得指示を送信した後は、被管理機器より機器情報が送信されるまで待機する。具体的には、ステップS1605において、機器より、機器情報が送信されたか否かを判定し、機器情報が送信されたと判定された場合には、当該機器情報に含まれるコマンド識別番号を読み出す。そして、読み出されたコマンド識別情報が、ステップS1604において機器情報の取得指示とともに送信したコマンド識別番号と一致するか否かを判定する。一致すると判定された場合には、取得しようとした機器情報を受信したと判断し、ステップS1607に進む。一方、一致しないと判定された場合には、一致する機器情報を受信するまで待機すべく、ステップS1605に戻る。
ステップS1607では、ステップS1605において受信した機器情報を、該機器情報と対応付けられたコマンド識別番号に対応する被管理機器の機器情報として、マスタデータ412に登録する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る遠隔管理システムでは、
・ポータルサービス提供装置において、1回目のクラウドサービスの利用要求を受信した場合に、遠隔管理サーバに対して遠隔管理サービスの開始要求を行うよう構成した。
・遠隔管理サービスの開始要求は、クラウドサービスの利用要求を送信した送信元の機器の機番を含めて送信する構成とした。
・遠隔管理サービスを開始するにあたりマスタデータに登録が必要な機器情報は、遠隔管理サービスの開始要求の受信を契機として、取得するための処理を開始する構成とした。具体的には、遠隔管理サーバがポータルサービス提供装置に対して取得指示を送信し、ポータルサービス提供装置が、クラウドサービスの利用要求を再度受信した際に、当該利用要求に対する応答コマンドに、機器情報取得要求コマンドを付加する構成とした。
・機器情報取得要求コマンドを受信した被管理機器では、自装置の機器情報を取得し、遠隔管理サーバに直接送信する構成とした。
・機器情報を受信した遠隔管理サーバでは、当該機器情報を登録することで、遠隔管理サービスを開始する構成とした。
これにより、ユーザは、機器を物理的にネットワークに接続し、クラウドサービスの利用要求を行うだけで、当該機器の設置作業を完了させることが可能となる。
つまり、専門の作業員が出向き、遠隔管理サービスが提供されるべき機器を介して、遠隔管理サーバにアクセスする操作をした後、遠隔管理サーバに対して機器情報を登録する操作を行う、といった手間を省くことが可能となる。
この結果、遠隔管理システムにおいて、設置作業を簡便化させることが可能になる。
[第5の実施形態]
上記第1乃至第4の実施形態では、ユーザが1台の被管理機器(MFP110)を購入またはレンタルし、遠隔管理サービスを開始させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数台の被管理機器を購入またはレンタルし、遠隔管理サービスを開始させる場合についても同様である。
なお、上記第2乃至第4の実施形態によれば、ユーザが被管理機器を複数台購入またはレンタルした場合において、遠隔管理サーバ130の管理者が、マスタデータ412への登録(ステップS1001、S1301、S1401)を一括して行うことができる。加えて、上記第1の実施形態のように、遠隔管理サービスを開始させるにあたり、被管理機器のサービス識別番号を被管理機器の台数分入力する(ステップS702)必要がないため、ユーザにとっては、被管理機器1台1台を意識する必要がなくなる。
つまり、上記第2乃至第4の実施形態の場合、購入またはレンタルした被管理機器の数によらず、ユーザの作業負荷が変わらないといった利点がある。換言すると、上記第2乃至第4の実施形態の場合、被管理機器を複数台購入またはレンタルした場合に、設置作業の簡便化の効果が、より顕著になるといえる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 ネットワークシステム
100 遠隔管理システム
110 MFP
111 LP
112 プロジェクタ
113 テレビ会議用機器
114 カメラ
120 ネットワーク
130 遠隔管理サーバ
140 ポータルサービス提供装置
151 クラウドサービスA提供装置
152 クラウドサービスB提供装置
153 クラウドサービスC提供装置
160 業務サーバ
201 ネットワークインタフェース部
202 通信クライアントモジュール
203 遠隔管理クライアントモジュール
204 クラウドサービスA利用クライアントモジュール
205 クラウドサービスB利用クライアントモジュール
206 クラウドサービスC利用クライアントモジュール
207 共通サービス層
301〜304 ファイアウォール
310 アプリケーション用ゲートウェイ装置
320 クラウドサービスゲートウェイサーバ
330 遠隔管理ゲートウェイサーバ
特開2003−330823号公報

Claims (16)

  1. サービスを提供する提供元へのアクセスを可能にするサービス提供装置と、
    ネットワークを介して接続された機器を管理する管理装置と、を備える遠隔管理システムであって、
    前記サービス提供装置は、
    前記機器が前記管理装置によって管理される対象であることを示す識別情報が前記管理装置に登録された後、前記機器の機器情報を取得するための取得要求コマンドを生成する生成手段と、
    前記機器よりサービスの利用要求があったとき、当該利用要求に対して、前記取得要求コマンドを含めて応答する応答手段と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記応答に含まれる取得要求コマンドに応じて前記機器から前記管理装置へ送信された前記機器の機器情報を、前記識別情報と対応付けて登録する登録手段と、
    前記登録手段で登録された機器情報を用いて機器を管理する管理手段と
    を有することを特徴とする遠隔管理システム。
  2. 前記生成手段は、
    前記識別情報が前記管理装置に登録された後、前記管理装置が、該識別情報に対応する機器の機器情報の取得を、前記サービス提供装置に対して指示することで、前記取得要求コマンドを生成することを特徴とする請求項1に記載の遠隔管理システム。
  3. 前記応答手段は、
    前記利用要求を行う機器が、前記管理装置によって機器情報の取得の指示がなされている機器であるかを判定し、
    前記機器情報の取得の指示がなされている機器であると判定すると、前記利用要求に対して、前記取得要求コマンドを含めて応答することを特徴とする請求項2に記載の遠隔管理システム。
  4. 前記応答手段は、
    前記利用要求に対して、前記管理装置による前記機器情報の取得の指示に含まれるコマンド識別子を含めて応答し、
    前記登録手段は、
    前記送信された機器情報に前記コマンド識別子が対応付けられていたとき、該送信された機器情報を前記識別情報と対応付けて登録することを特徴とする請求項3に記載の遠隔管理システム。
  5. 前記応答手段は、
    前記機器より、前記利用要求があったとき、前記サービスを提供する提供元に対して、前記利用要求を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遠隔管理システム。
  6. サービスを提供する提供元へのアクセスを可能にするサービス提供装置と、
    ネットワークを介して接続された機器を管理する管理装置と、を備える遠隔管理システムであって、
    前記サービス提供装置は、
    前記サービスにより提供されるユーザインタフェースに対する所定の操作により特定される機器の管理を、前記管理装置に開始させるための開始要求を行う要求手段と、
    前記開始要求に応じて、前記管理装置より前記特定される機器の機器情報の取得の指示を受けると、前記特定される機器の機器情報を取得するための取得要求コマンドを生成する生成手段と、
    前記特定される機器より、前記サービスの利用要求があったとき、当該利用要求に対して、前記取得要求コマンドを含めて応答する応答手段と、を有し、
    前記管理装置は、
    前記応答に含まれる取得要求コマンドに応じて前記特定される機器から前記管理装置へ送信された前記特定される機器の機器情報を登録する登録手段と、
    前記登録手段で登録された機器情報を用いて、前記特定される機器を管理する管理手段と
    を有することを特徴とする遠隔管理システム。
  7. 前記応答手段は、
    前記利用要求を行う機器が、前記管理装置により前記機器情報の取得の指示を受けている機器であると判定すると、前記利用要求に対して、前記取得要求コマンドを含めて応答することを特徴とする請求項6に記載の遠隔管理システム。
  8. 前記応答手段は、
    前記利用要求に対して、前記管理装置による前記機器情報の取得の指示に含まれるコマンド識別子を含めて応答し、
    前記登録手段は、
    前記送信された機器情報に前記コマンド識別子が対応付けられていたとき、該送信された機器情報を登録することを特徴とする請求項7に記載の遠隔管理システム。
  9. 前記要求手段は、
    前記機器が前記管理装置によって管理される対象であることを示す識別情報が前記ユーザインタフェースを介して入力されると、前記管理装置に対して、該識別情報を含めて前記開始要求を行い、
    前記生成手段は、
    前記管理装置より、前記開始要求に含まれる識別情報により特定される機器の機器情報の取得の指示を受けると、該特定される機器の機器情報を取得するための取得要求コマンドを生成することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の遠隔管理システム。
  10. 前記要求手段は、
    前記機器より、前記ユーザインタフェースを介して前記サービスの1回目の利用要求があったとき、前記管理装置に対して、前記機器を識別する機番を含めて前記開始要求を行い、
    前記生成手段は、
    前記管理装置より、前記開始要求に含まれる機番により特定される機器の機器情報の取得の指示を受けると、該特定される機器の機器情報を取得するための取得要求コマンドを生成することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の遠隔管理システム。
  11. 前記応答手段は、
    前記機器より、前記ユーザインタフェースを介して前記サービスの2回目の利用要求があったとき、当該利用要求に対して、前記取得要求コマンドを含めて応答することを特徴とする請求項10に記載の遠隔管理システム。
  12. 前記応答手段は、
    前記機器より、前記ユーザインタフェースを介して前記サービスの利用要求があったとき、前記サービスを提供する提供元に対して、前記サービスの利用要求を行うことを特徴とする請求項6乃至11のいずれか1項に記載の遠隔管理システム。
  13. サービスを提供する提供元へのアクセスを可能にするサービス提供装置と、
    ネットワークを介して接続された機器を管理する管理装置と、を備える遠隔管理システムにおける遠隔管理方法であって、
    前記サービス提供装置が、
    前記機器が前記管理装置によって管理される対象であることを示す識別情報が前記管理装置に登録された後、前記機器の機器情報を取得するための取得要求コマンドを生成する生成工程と、
    前記機器よりサービスの利用要求があったとき、当該利用要求に対して、前記取得要求コマンドを含めて応答する応答工程と、を実行し、
    前記管理装置が、
    前記応答に含まれる取得要求コマンドに応じて前記機器から前記管理装置へ送信された前記機器の機器情報を、前記識別情報と対応付けて登録する登録工程と、
    前記登録工程において登録された機器情報を用いて機器を管理する管理工程と
    を有することを特徴とする遠隔管理方法。
  14. サービスを提供する提供元へのアクセスを可能にするサービス提供装置と、
    ネットワークを介して接続された機器を管理する管理装置と、を備える遠隔管理システムにおける遠隔管理方法であって、
    前記サービス提供装置が、
    前記サービスにより提供されるユーザインタフェースに対する所定の操作により特定される機器の管理を、前記管理装置に開始させるための開始要求を行う要求工程と、
    前記開始要求に応じて、前記管理装置より前記特定される機器の機器情報の取得の指示を受けると、前記特定される機器の機器情報を取得するための取得要求コマンドを生成する生成工程と、
    前記特定される機器より、前記サービスの利用要求があったとき、当該利用要求に対して、前記取得要求コマンドを含めて応答する応答工程と、を実行し、
    前記管理装置が、
    前記応答に含まれる取得要求コマンドに応じて前記特定される機器から前記管理装置へ送信された前記特定される機器の機器情報を登録する登録工程と、
    前記登録工程において登録された機器情報を用いて、前記特定される機器を管理する管理工程と
    を実行することを特徴とする遠隔管理方法。
  15. ネットワークを介して管理装置と接続された機器からの、サービスの提供元へのアクセスを可能にするサービス提供装置であって、
    前記機器が前記管理装置によって管理される対象であることを示す識別情報が、前記管理装置に登録された後、前記機器の機器情報を取得するための取得要求コマンドを生成する生成手段と、
    前記機器よりサービスの利用要求があったとき、当該利用要求に対して、前記取得要求コマンドを含めて応答する応答手段と
    を有することを特徴とするサービス提供装置。
  16. ネットワークを介して接続される機器を管理する管理装置であって、
    前記機器が管理の対象であることを示す識別情報を登録する第1の登録手段と、
    前記識別情報を登録した後に、前記機器により行われるサービスの利用要求に対して、サービスの提供元へのアクセスを可能にするサービス提供装置が応答したことで前記機器より送信された機器情報を、前記識別情報と対応付けて登録する第2の登録手段と、
    前記第2の登録手段で登録された機器情報を用いて機器を管理する管理手段と、を有し、
    前記サービス提供装置による応答には、前記機器の機器情報を取得するための取得要求コマンドが含まれることを特徴とする管理装置。
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