JP2015046123A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】移行元の画面から移行先の画面へとスムースにアイコンを移行する情報処理装置を提供する。【解決手段】部品選択部201は、タッチパネル付きディスプレイ110に表示された移行元の画面(画面1)に配置されている部品の選択を受け付け、移動制御部202は、選択された部品に対するユーザのフリックに応じてこの部品を移動する。消失検知部203は、移動された部品が移行元の画面から消失したことを検知する。モード設定部204は、画面の切り替えを許容する画面選択モードへと移行する。画面選択部205は、ユーザからのUI操作の内容に応じて画面を切り替える。終了判別部206により画面を切り替えるUI操作の終了を検知した場合、モード設定部204は、画面選択モードを解除する。部品配置部209は、タッチパネル付きディスプレイ110に表示された移行先の画面(画面3)に部品を出現させて、出現した部品を画面に配置する。【選択図】図2
Description
本発明は、表示画面に表示されたGUI部品を移動させる技術に関する。
スマートフォンやタブレットなどの携帯情報端末では、ユーザが所望する各種アプリケーションソフトウエア(以下、単にアプリケーションと示す)を任意に追加することができる。例えば、アプリケーションと関連付けられたオブジェクトであるGUI(Graphical User Interface)部品(例えば、アイコン)を予め画面に配置しておく。そして、ユーザは起動したいアプリケーションのアイコンが含まれる画面をディスプレイに表示して、目的のアイコンをタップすることによりアプリケーションを起動する。
例えば、携帯情報端末においては、アイコンを配置するための配置用画面を複数保持することが可能なものがある。表示する画面の切り替えは、例えばディスプレイに表示された画面をユーザがドラッグ操作することによりスクロールさせて、他の画面をディスプレイに表示する。
また、ある画面に配置されているアイコンを他の画面に移行させたい場合がある。その場合には、移行させたいアイコンを指先でタッチして、その状態を維持しながら画面の左隅あるいは右隅までドラッグして別の画面の表示に切り替える。目的の画面がディスプレイに表示されるまで繰返し画面を切り替えて、目的の画面が表示された時にタッチを解除してアイコンから指先を離す。このようにしてアイコンを他の画面に移行する。
また、アイコンを指先でタッチした状態を維持しながら、携帯情報端末を傾けることにより画面のスクロールが開始され、その後、携帯情報端末を水平にすることによりスクロールが停止するように制御する方法がある。この場合には、目的の画面がディスプレイに表示されたときに、携帯情報端末を水平状態にしてスクロールを停止させ、その後、アイコンから指先を離す。このようにしてアイコンを他の画面に移行する。
また、ある画面に配置されているアイコンを他の画面に移行させたい場合がある。その場合には、移行させたいアイコンを指先でタッチして、その状態を維持しながら画面の左隅あるいは右隅までドラッグして別の画面の表示に切り替える。目的の画面がディスプレイに表示されるまで繰返し画面を切り替えて、目的の画面が表示された時にタッチを解除してアイコンから指先を離す。このようにしてアイコンを他の画面に移行する。
また、アイコンを指先でタッチした状態を維持しながら、携帯情報端末を傾けることにより画面のスクロールが開始され、その後、携帯情報端末を水平にすることによりスクロールが停止するように制御する方法がある。この場合には、目的の画面がディスプレイに表示されたときに、携帯情報端末を水平状態にしてスクロールを停止させ、その後、アイコンから指先を離す。このようにしてアイコンを他の画面に移行する。
また、特許文献1に開示された携帯端末装置は、ユーザの操作と一体感があるユーザインタフェースを実現する目的で、メールアイコンを画面外に消失させるユーザ操作に応じて、メールの送信が行われるように構成されている。
しかしながら、指先でアイコンをタッチした状態を長時間維持するという操作は、ユーザにとってはつらい操作である。そのため、目的の画面が表示される前に指先をアイコンから離してしまい、目的の画面とは異なる画面にアイコンを移行させてしまうことがある。また、それぞれの画面の並び順によっては、目的の画面がディスプレイに表示されるまで時間がかかってしまうという問題がある。
また、携帯情報端末を傾けることにより画面だけをスクロール可能であっても、指先でアイコンをタッチした状態を維持しながら携帯情報端末を傾けるという操作は容易ではない。さらに、携帯情報端末を傾けた際に、その傾きに応じて画面を回転させる処理が実行されてしまう場合があり、目的の画面に至ったか否かが大変わかりにくくなる。
さらに、例えば左方向あるいは右方向に傾けて行うスクロールと、上方向あるいは下方向に傾けて行う回転が混在してしまった場合には、ユーザはいずれの方向に傾けるべきなのかが分からなくなってしまう。
さらに、例えば左方向あるいは右方向に傾けて行うスクロールと、上方向あるいは下方向に傾けて行う回転が混在してしまった場合には、ユーザはいずれの方向に傾けるべきなのかが分からなくなってしまう。
また、特許文献1に開示された携帯端末装置では、アイコンを画面外に消失させることはできる。しかし、画面外に消失させたアイコンを、再び画面内に戻すような処理は行えないため、画面間においてアイコンを移行させることができない、という課題が残る。
本発明は、移行元の画面から移行先の画面へとアイコンを移行する操作の負担を低減することを、主たる目的とする。
本発明の情報処理装置は、第1の画面と当該第1の画面とは異なる第2の画面を含む複数の画面を切り替えてディスプレイに表示する情報処理装置において、前記ディスプレイに表示された前記第1の画面に配置されているオブジェクトの選択を受け付ける選択受付手段と、前記選択されたオブジェクトを移動させる移動手段と、前記移動手段により移動されたオブジェクトが前記第1の画面から消失したことを検知する消失検知手段と、前記消失検知手段による消失の検知を契機に、前記画面を切り替える操作を許容するモードに移行させるとともに、所定の条件を満たす場合には当該モードを解除する制御手段と、前記制御手段により前記モードが解除された際に前記ディスプレイに表示されている前記第2の画面に前記第1の画面から消失したオブジェクトを出現させて、出現した当該オブジェクトを当該第2の画面に配置する配置手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、移行元の画面(第1の画面)から移行先の画面(第2の画面)へアイコン(オブジェクト)を移行させるユーザの操作の負担を低減することができる。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、バス103、記憶部104、表示部105、操作部106を含んで構成される。CPU101は、システム全体を制御する。RAM102は、外部装置等から供給されるプログラムやデータベースから取得したデータ、プログラム実行中の中間データを一時記憶する。バス103は、各構成機器の情報の授受を仲介する。記憶部104は、ハードディスクや不揮発性半導体メモリのような外部記憶装置であり、システムを制御するプログラム及びRAM102より取得した情報を記憶する。表示部105は、例えばディスプレイなどの表示装置であり、オブジェクトであるGUI部品(例えば、アイコン)を表示するなどユーザインタフェース(UI)表示のために用いられる。操作部106は、例えばタッチパネルであり、ユーザからのUI操作(タッチ操作など)を受け付け、受け付けた操作内容に応じた情報を出力する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、バス103、記憶部104、表示部105、操作部106を含んで構成される。CPU101は、システム全体を制御する。RAM102は、外部装置等から供給されるプログラムやデータベースから取得したデータ、プログラム実行中の中間データを一時記憶する。バス103は、各構成機器の情報の授受を仲介する。記憶部104は、ハードディスクや不揮発性半導体メモリのような外部記憶装置であり、システムを制御するプログラム及びRAM102より取得した情報を記憶する。表示部105は、例えばディスプレイなどの表示装置であり、オブジェクトであるGUI部品(例えば、アイコン)を表示するなどユーザインタフェース(UI)表示のために用いられる。操作部106は、例えばタッチパネルであり、ユーザからのUI操作(タッチ操作など)を受け付け、受け付けた操作内容に応じた情報を出力する。
なお、表示部105と操作部106が一体となった、例えばタッチパネル付きディスプレイなどを用いることもできる。以下、タッチパネル付きディスプレイを採用した場合を例に挙げて説明を進める。なお、タッチパネル付きディスプレイの表示領域には、1又は複数のGUI部品(以下、部品と示す)が配置された画面が当該表示領域全体に表示されるものとする。また、部品は第1の画面(移行元の画面)に配置されているものとし、この第1の画面から第2の画面(移行先の画面)へと移行されるものとする。
情報処理装置100は、部品が配置された画面を複数ページ有しているものとし、例えばユーザのスクロール操作によりある画面から他の画面へと表示が切り替わるように構成されている。また、各部品それぞれは、それぞれが配置されている画面の左下位置を原点とする座標情報を有しており、この座標情報に基づいてそれぞれが画面上の所定位置に配置される。
情報処理装置100は、部品が配置された画面を複数ページ有しているものとし、例えばユーザのスクロール操作によりある画面から他の画面へと表示が切り替わるように構成されている。また、各部品それぞれは、それぞれが配置されている画面の左下位置を原点とする座標情報を有しており、この座標情報に基づいてそれぞれが画面上の所定位置に配置される。
図2は、情報処理装置100の機能構成の一例を示す図である。各機能部は、CPU101が、プログラムメモリや記憶部104に格納されたプログラムをRAM102に展開し、後述する各フローチャートに従った処理を実行することで実現されている。また例えば、上記CPU101を用いたソフトウェア処理の代替としてハードウェアを構成する場合には、ここで説明する各機能部の処理に対応させた演算部や回路を構成すればよい。
部品選択部201は、タッチパネル付きディスプレイ110を介したユーザからのUI操作により選択された部品を特定する。このように、部品選択部201は、選択受付手段として機能する。
移動制御部202は、選択された部品に対して画面上を移動させるUI操作が行われたか否かを検知する。また、移動制御部202は、ユーザからのUI操作の内容に応じて、画面上における部品の表示位置が移動するように制御する。なお、部品の表示位置が移動すれば、ユーザは、当該部品が画面上を移動していると視認する。
画面上で部品を移動させるUI操作は、例えば選択した部品に対するフリック操作(以下、フリックと示す)であったり、あるいは画面外(タッチパネル付きディスプレイ110の表示領域外)に到達するまで部品をドラッグ操作したりするなどの操作である。
部品選択部201は、タッチパネル付きディスプレイ110を介したユーザからのUI操作により選択された部品を特定する。このように、部品選択部201は、選択受付手段として機能する。
移動制御部202は、選択された部品に対して画面上を移動させるUI操作が行われたか否かを検知する。また、移動制御部202は、ユーザからのUI操作の内容に応じて、画面上における部品の表示位置が移動するように制御する。なお、部品の表示位置が移動すれば、ユーザは、当該部品が画面上を移動していると視認する。
画面上で部品を移動させるUI操作は、例えば選択した部品に対するフリック操作(以下、フリックと示す)であったり、あるいは画面外(タッチパネル付きディスプレイ110の表示領域外)に到達するまで部品をドラッグ操作したりするなどの操作である。
なお、フリックとは、例えばユーザが指先で画面上の部品をタッチして、タッチしている指先を勢いよく払うような動作である。つまり、「部品をフリックする」とは、部品を指先でタッチしたまま移動(ドラッグ)させて、最後に指先を勢いよく払うようにして画面上から指先を離すようなアクションを伴うUI操作である。本実施形態の説明におけるユーザのフリックは、部品をタッチして即フリックする場合の他、しばらくの間部品を移動した後、最後に指先を勢いよく払う動作を含む操作である。
部品をフリックしたときの当該フリックの方向は、移動制御部202により検知される。具体的には、フリックの方向は、ユーザの指先が画面上から離れる直前に、当該指先が高速に移動していた移動方向に相当する。そのため、例えば直近の座標位置の変化(単位時間当たりの移動量)に基づいてフリックの方向を検知することができる。その他、部品がドラッグ操作された方向をフリックの方向として検知することもできる。
部品をフリックしたときの当該フリックの方向は、移動制御部202により検知される。具体的には、フリックの方向は、ユーザの指先が画面上から離れる直前に、当該指先が高速に移動していた移動方向に相当する。そのため、例えば直近の座標位置の変化(単位時間当たりの移動量)に基づいてフリックの方向を検知することができる。その他、部品がドラッグ操作された方向をフリックの方向として検知することもできる。
消失検知部203は、ユーザのUI操作(例えば、フリック)によりタッチパネル付きディスプレイ110の表示領域外(画面外)へ向けて移動を開始した部品が、その後この画面上から完全に消失したことを検知する。部品が画面上から完全に消失するとは、選択された部品が当該画面上からなくなることであり、当該部品の一部でも表示されている状態を除くものである。
モード設定部204は、選択された部品が画面上から完全に消失したことを契機に、部品を配置する新たな画面の選択を許容するモード(画面選択モード)へと移行する制御を行う。画面選択モードでは、画面上から消失した部品を新たに配置する画面、つまり当該部品の移行先の画面をユーザのUI操作により選択するためのモードである。以下、移行前に部品が配置されている画面を移行元の画面とし、移行後に部品が配置される画面を移行先の画面と呼ぶ。なお、モード設定部204は、所定の条件が満たされた場合には、画面選択モードを解除する。画面選択モードが解除される条件は、後述する。
画面選択部205は、ユーザからの画面を切り替えるUI操作(例えば、スクロール操作)の受け付けを検知し、検知したUI操作の内容に応じてタッチパネル付きディスプレイ110に表示する画面を切り替える。このように、ユーザは、例えば画面のスクロール操作を行い部品の移行先の画面を選択する。このように、画面選択部205は、画面操作検知手段として機能する。
終了判定部206は、画面の選択の終了を検知する。なお、画面の選択終了の検知を契機に、モード設定部204は、画面選択モードを解除する。
部品配置部209は、移行元の画面上から消失した部品を移行先の画面上に出現させて、出現させた部品を移行先の画面上の所定位置に配置する。これにより、移行元の画面上においてユーザが選択した部品を、移行先の画面上へとスムースに移行することができる。
モード設定部204は、選択された部品が画面上から完全に消失したことを契機に、部品を配置する新たな画面の選択を許容するモード(画面選択モード)へと移行する制御を行う。画面選択モードでは、画面上から消失した部品を新たに配置する画面、つまり当該部品の移行先の画面をユーザのUI操作により選択するためのモードである。以下、移行前に部品が配置されている画面を移行元の画面とし、移行後に部品が配置される画面を移行先の画面と呼ぶ。なお、モード設定部204は、所定の条件が満たされた場合には、画面選択モードを解除する。画面選択モードが解除される条件は、後述する。
画面選択部205は、ユーザからの画面を切り替えるUI操作(例えば、スクロール操作)の受け付けを検知し、検知したUI操作の内容に応じてタッチパネル付きディスプレイ110に表示する画面を切り替える。このように、ユーザは、例えば画面のスクロール操作を行い部品の移行先の画面を選択する。このように、画面選択部205は、画面操作検知手段として機能する。
終了判定部206は、画面の選択の終了を検知する。なお、画面の選択終了の検知を契機に、モード設定部204は、画面選択モードを解除する。
部品配置部209は、移行元の画面上から消失した部品を移行先の画面上に出現させて、出現させた部品を移行先の画面上の所定位置に配置する。これにより、移行元の画面上においてユーザが選択した部品を、移行先の画面上へとスムースに移行することができる。
図3は、情報処理装置100の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
CPU101の機能部としての部品選択部201は、ユーザのUI操作により選択された部品を特定する(S300)。そして、CPU101の機能部としての移動制御部202は、検知した部品がユーザによりフリックされたか否かを判別する(S301)。また、部品をフリックした方向(画面に対して、例えば上方向、下方向、左方向、右方向等)を検知する。なお、本実施形態においては、選択された部品は画面に対して上方向にフリックされたものとして説明する。「上方向にフリックされた」とは、ユーザが部品をフリックした際に勢いよく指先が払われた方向が画面に対して上方向になる場合である。フリックが検知された場合(S301:Yes)、ステップS302の処理へ進む。また、そうでない場合(S301:No)、ステップS300の処理へ戻る。
CPU101の機能部としての部品選択部201は、ユーザのUI操作により選択された部品を特定する(S300)。そして、CPU101の機能部としての移動制御部202は、検知した部品がユーザによりフリックされたか否かを判別する(S301)。また、部品をフリックした方向(画面に対して、例えば上方向、下方向、左方向、右方向等)を検知する。なお、本実施形態においては、選択された部品は画面に対して上方向にフリックされたものとして説明する。「上方向にフリックされた」とは、ユーザが部品をフリックした際に勢いよく指先が払われた方向が画面に対して上方向になる場合である。フリックが検知された場合(S301:Yes)、ステップS302の処理へ進む。また、そうでない場合(S301:No)、ステップS300の処理へ戻る。
CPU101の機能部としての移動制御部202は、部品の表示位置をフリックの方向に応じて移動する(S302)。ここでは、画面上の部品の表示位置を上方向に向けて移動する。これにより、フリックされた部品が上方向へ向けて移動する様子がタッチパネル付きディスプレイに表示されるため、ユーザは自身が行ったUI操作の確認を行うことができる。
CPU101の機能部としての消失検知部203は、上方向へ向けて表示位置の移動を開始した部品が、その後、画面上から完全に消失したか否かを検知する(S303)。具体的には、画面上における部品の表示位置を表す座標情報に基づいて判別する。画面上から完全に消失したと判別した場合(S303:Yes)、CPU101の機能部としてのモード設定部204は、情報処理装置100を画面選択モードに移行させる(S304)。また、そうでない場合(S303:No)、ステップS302の処理へ戻る。
CPU101の機能部としての消失検知部203は、上方向へ向けて表示位置の移動を開始した部品が、その後、画面上から完全に消失したか否かを検知する(S303)。具体的には、画面上における部品の表示位置を表す座標情報に基づいて判別する。画面上から完全に消失したと判別した場合(S303:Yes)、CPU101の機能部としてのモード設定部204は、情報処理装置100を画面選択モードに移行させる(S304)。また、そうでない場合(S303:No)、ステップS302の処理へ戻る。
CPU101の機能部としての画面選択部205は、ユーザからの画面をスクロールさせるUI操作を受け付け、当該ユーザのスクロール操作に応じて画面を切り替える(S305)。その後、CPU101の機能部としての終了判別部206は、ユーザによるスクロール操作が終了したか否かを検知する(S306)。この判別は、例えば図示しないタイマにより直近のUI操作の受け付けからの経過時間を計測し、所定時間内に新たなUI操作の受け付けが検知されなかった場合に、スクロール操作が終了したと判別する。スクロール操作が終了したと判別した場合(S306:Yes)、CPU101の機能部としてのモード設定部204は、情報処理装置100の画面選択モードを解除する(S307)。また、そうでない場合(S306:No)、ステップS305の処理へ戻る。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、モード設定部204による画面選択モードの解除を契機に、移行元の画面上から消失していた部品を、移行先の画面上に出現させる(S308)。出現させる際の表示は、例えば、移行元の画面において上方向に向けて移動し、その後当該画面上から消失するまでの部品の動き(移動経路)の逆向きの動きを再現して表示する。つまり、移行先の画面において上方向から下方向に向けて部品が画面上を移動するように表示する。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、移行先の画面に出現した部品がこの画面上の最下列、あるいは当該画面上に配置されている他の部品と重なる直前の位置まで移動したか否かを判別する(S309)。画面上の最下列とは、画面上に複数の部品を配列した際に最も下になる列である。また、他の部品と重なる直前の位置とは、当該部品の配置位置と同じ位置に既に他の部品が配置されている場合の、例えば画面の最下列にすでに他の部品が配置されていた場合、その一つ前の列である。つまり、他の部品の配置位置に隣接して配置されることになる。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、移行先の画面に出現した部品がこの画面上の最下列、あるいは当該画面上に配置されている他の部品と重なる直前の位置まで移動したか否かを判別する(S309)。画面上の最下列とは、画面上に複数の部品を配列した際に最も下になる列である。また、他の部品と重なる直前の位置とは、当該部品の配置位置と同じ位置に既に他の部品が配置されている場合の、例えば画面の最下列にすでに他の部品が配置されていた場合、その一つ前の列である。つまり、他の部品の配置位置に隣接して配置されることになる。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、最下列、あるいは他の部品と重なる直前の位置まで移動したと判別した場合(S309:Yes)、当該部品の移動を停止させて、その後当該停止位置に部品を固定する(S311)。これにより、移行先の画面上に部品が配置される。部品の固定は、例えば当該部品の座標情報を、移行先の画面を表す情報と共に現在の表示位置で更新することにより行う。また、そうでない場合(S309:No)、ユーザから移行先の画面上における部品の表示位置の指定を受け付けたか否かを判別する(S310)。表示位置は、例えばユーザのタップ操作を検知することにより、指定された表示位置を特定する。表示位置の指定を受け付けた場合(S310:Yes)、CPU101の機能部としての部品配置部209は、当該表示位置において部品の移動を停止させて、その後当該位置に部品を固定する。また、そうでない場合(S310:No)、ステップS308の処理へ戻る。このように、移行先の画面上の表示位置で部品が固定された後、一連の処理が終了する。以下、移行元の画面上に配置されている部品に対するフリックを契機に、移行先の画面上に当該部品が配置されるまでの一連の動作を図4、図5、図6、図7、図8を用いて詳細に説明する。
図4は、情報処理装置100が有するアプリケーションプログラムを起動するための起動用アイコン(GUI部品)が配置された画面を示す図である。なお、本実施形態においては、一例として、情報処理装置100は、図4に示す画面1、画面2、画面3の3つの画面を有しており、この並び順で画面がスクロールするものとする。
図4(a)に示す画面1には、「Setting」起動用アイコン、「Book Reader」起動用アイコン、「Mail」起動用アイコン、「Web」起動用アイコンの4つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。図4(b)に示す画面2には、「Setting」起動用アイコン、「Note」起動用アイコン、「Racing Game」起動用アイコンの3つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。図4(c)に示す画面3には、「Setting」起動用アイコン、「Camera」起動用アイコンの2つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。
以下、画面1の「Book Reader」起動用アイコンを画面3に移行する場合を例に挙げて説明を進める。
図4(a)に示す画面1には、「Setting」起動用アイコン、「Book Reader」起動用アイコン、「Mail」起動用アイコン、「Web」起動用アイコンの4つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。図4(b)に示す画面2には、「Setting」起動用アイコン、「Note」起動用アイコン、「Racing Game」起動用アイコンの3つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。図4(c)に示す画面3には、「Setting」起動用アイコン、「Camera」起動用アイコンの2つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。
以下、画面1の「Book Reader」起動用アイコンを画面3に移行する場合を例に挙げて説明を進める。
図5は、画面1の「Book Reader」起動用アイコンがユーザによりフリックされ、その後、画面1上から消失するまでの様子を模式的に表した図である。図5(a)に示すように、ユーザは指先300で「Book Reader」起動用アイコンをタップして選択する。
なお、図5(a)に示すように、「Book Reader」起動用アイコンの選択が正しく検知されたことをユーザが視認できるように、例えば「Book Reader」起動用アイコンの外周を点滅表示させる。
その後、図5(b)に示すように、ユーザは「Book Reader」起動用アイコンを画面1の上方向(図5(b)中の矢印線の方向)に向けてフリックする。なお、図5(b)中に実線で示された「Book Reader」起動用アイコンのタイミングで指先300が画面上から離れ、タップ状態が解除される。なお、図中破線で示した「Book Reader」起動用アイコンは、画面1上を移動する「Book Reader」起動用アイコンの様子を模式的に示したものである。
そして、図5(c)に示すように、「Book Reader」起動用アイコンは画面1の上方向に向けてさらに移動を続け、やがて画面1上から消失する。なお、図中の画面1外に破線で示した「Book Reader」起動用アイコンは、画面1上から消失した後の「Book Reader」起動用アイコンの様子を模式的に示したものである。
なお、図5(a)に示すように、「Book Reader」起動用アイコンの選択が正しく検知されたことをユーザが視認できるように、例えば「Book Reader」起動用アイコンの外周を点滅表示させる。
その後、図5(b)に示すように、ユーザは「Book Reader」起動用アイコンを画面1の上方向(図5(b)中の矢印線の方向)に向けてフリックする。なお、図5(b)中に実線で示された「Book Reader」起動用アイコンのタイミングで指先300が画面上から離れ、タップ状態が解除される。なお、図中破線で示した「Book Reader」起動用アイコンは、画面1上を移動する「Book Reader」起動用アイコンの様子を模式的に示したものである。
そして、図5(c)に示すように、「Book Reader」起動用アイコンは画面1の上方向に向けてさらに移動を続け、やがて画面1上から消失する。なお、図中の画面1外に破線で示した「Book Reader」起動用アイコンは、画面1上から消失した後の「Book Reader」起動用アイコンの様子を模式的に示したものである。
図6は、「Book Reader」起動用アイコンが画面1上から完全に消失している様子を模式的に表した図である。図6に示すように、画面1上から完全に消失している状態になったことを消失検知部203が検知したことを契機に、情報処理装置100は画面選択モードへと移行することになる。
図7は、「Book Reader」起動用アイコンの移行先の画面を選択する様子を模式的に示した図である。図7(a)に示すように、ユーザは指先300により画面スクロール(スクロール操作)を行い、タッチパネル付きディスプレイ110に表示される画面を、画面1から画面2へと切り替える。その後、図7(b)に示すように、タッチパネル付きディスプレイ110に表示される画面は、画面2となる。さらに、図7(c)に示すように、ユーザはさらに画面スクロールを行い、タッチパネル付きディスプレイ110に表示される画面を、画面2から画面3へと切り替える。そして、図7(d)に示すように、「Book Reader」起動用アイコンの移行先の画面である画面3が表示されたときに、スクロール操作を停止する。なお、画面3が表示された後、所定時間(例えば、2秒)以内に新たなUI操作が検知されなければ、画面選択モードが解除される。
図8は、「Book Reader」起動用アイコンが移行先の画面上に配置されるまでの様子を模式的に示した図である。図8に示すように、画面選択モードの解除を契機に、「Book Reader」起動用アイコンが画面3上に出現して所定の表示位置まで移動し、その後、移動を停止する。なお、図8では、図5(a)に示す「Book Reader」起動用アイコンの画面1における表示位置と同じ位置で移動を停止し、画面3上に配置された様子を示している。同じ位置で移動を停止させることは、図5(a)に示す画面1における表示位置のY座標の値に基づき行うことができる。
なお、画面3上の最下列(図5(a)に示す画面1における表示位置と同じ位置)まで移動してしまう前に、ユーザは表示位置の指定を行うことができる。例えば、画面3上の特定の箇所をタップ操作することにより、当該箇所に部品を配置することができる。
図9は、図3に示すステップS308とステップS309の処理の間に、画面がスクロールされたか否かを判別する処理(S312)を含めた場合のフローチャートである。
ステップS312の処理では、画面選択モードの解除から、移行先の画面に出現した部品がこの画面上の最下列、あるいは当該画面上に配置されている他の部品と重なる直前の位置まで移動するまでの間に、画面スクロールを検知したか否かを判別する。画面スクロールが検知された場合(S312:Yes)、ステップS302の処理へ戻る。また、そうでない場合(S312:No)、ステップS309の処理へ進む。これにより、画面スクロールが終了したと判別された後でも、容易に画面選択モードに戻ることが可能になる。これにより、画面スクロールの再開を容易に行うことができる。また、画面スクロールが再開されたタイミングで部品が出現していた場合、この部品を上方向に跳ね返すような表示を行う。これにより、ユーザは視覚的に画面スクロールが再開されたことを認識することができる。
ステップS312の処理では、画面選択モードの解除から、移行先の画面に出現した部品がこの画面上の最下列、あるいは当該画面上に配置されている他の部品と重なる直前の位置まで移動するまでの間に、画面スクロールを検知したか否かを判別する。画面スクロールが検知された場合(S312:Yes)、ステップS302の処理へ戻る。また、そうでない場合(S312:No)、ステップS309の処理へ進む。これにより、画面スクロールが終了したと判別された後でも、容易に画面選択モードに戻ることが可能になる。これにより、画面スクロールの再開を容易に行うことができる。また、画面スクロールが再開されたタイミングで部品が出現していた場合、この部品を上方向に跳ね返すような表示を行う。これにより、ユーザは視覚的に画面スクロールが再開されたことを認識することができる。
このように、本実施形態の情報処理装置100は、移行元の画面から移行先の画面へとGUI部品を移行する際のユーザのUI操作の負担を低減することができる。具体的には、ユーザがGUI部品をタッチし続けることなく、他の画面へと移行させることができる。
また、特定の画面に配置しておきたい部品を、ユーザが誤って他の画面に移行してしまわないように注意を促すように構成することができる。例えば、図示しない重さ設定手段により、特定の画面に配置しておきたい部品の仮想的な重さを他の部品よりも重く設定して、当該部品をドラッグ操作した際の移動速度が他の部品と比較して遅くなるようにする。これにより、ユーザに対して移行可能か否かの注意喚起を行うことができる。
さらに、過去に一度も移行されておらず、画面上においても表示位置の変更が行われていない部品は、前述した仮想的な重さを他の部品より軽く設定することにより、当該部品をドラッグ操作した際の移動速度が速くなるようにする。このようにして部品の移行をしやすくするように構成しても良い。
このように、部品の仮想的な重さを変化させることにより、ユーザは、UI操作の反応に応じて、他の画面に移行して良い部品か否かの判断を容易に行うことができる。
さらに、過去に一度も移行されておらず、画面上においても表示位置の変更が行われていない部品は、前述した仮想的な重さを他の部品より軽く設定することにより、当該部品をドラッグ操作した際の移動速度が速くなるようにする。このようにして部品の移行をしやすくするように構成しても良い。
このように、部品の仮想的な重さを変化させることにより、ユーザは、UI操作の反応に応じて、他の画面に移行して良い部品か否かの判断を容易に行うことができる。
[第2実施形態]
本実施形態では、移行先の画面に部品が出現するまでのユーザの待ち時間を低減することができる情報処理装置について説明する。なお、第1実施形態の説明と重複する部分は同じ符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態では、移行先の画面に部品が出現するまでのユーザの待ち時間を低減することができる情報処理装置について説明する。なお、第1実施形態の説明と重複する部分は同じ符号を付して、その説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る情報処理装置400の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態における移動制御部202は、第1実施形態で説明した機能の他に、ユーザによって選択された部品の表示位置を表す座標情報を、例えばRAM102に記録する。また、選択した部品に対するフリックの強さ(入力強度)として、単位時間当たりの移動量に応じての初速度(タッチしていた指先が払われて、画面上から離れた時点の部品の移動速度)を算出し、算出結果を記憶する。
CPU101の機能部としての部品選択部201は、ユーザのUI操作により選択された部品を特定する(S400)。そして、検知した部品の表示位置を表す座標情報(座標(x、y))を取得し、取得した座標情報を記憶する(S401)。
CPU101の機能部としての移動制御部202は、検知した部品がユーザによりフリックされたか否かを判別する(402)。フリックされたと判別した場合(S402:Yes)、当該部品に対するフリックの初速度を算出し、算出結果を記憶する(S403)。さらに、フリックの方向を検知して、検知結果を記憶する(S404)。なお、本実施形態の説明においては、ユーザによるフリックの方向は、右斜め上方向(後述する図12(b)参照)であるものとする。
CPU101の機能部としての移動制御部202は、検知した部品がユーザによりフリックされたか否かを判別する(402)。フリックされたと判別した場合(S402:Yes)、当該部品に対するフリックの初速度を算出し、算出結果を記憶する(S403)。さらに、フリックの方向を検知して、検知結果を記憶する(S404)。なお、本実施形態の説明においては、ユーザによるフリックの方向は、右斜め上方向(後述する図12(b)参照)であるものとする。
CPU101の機能部としての移動制御部202は、部品の表示位置をフリックの入力強度及びフリックの方向に応じて移動する(S405)。ここでは、画面上の部品の表示位置を右斜め上方向に向けて移動する。これにより、フリックされた部品が上方向へ向けてフリックの強さに応じた速度で移動する様子がタッチパネル付きディスプレイに表示されるため、ユーザは自身が行ったUI操作の確認を行うことができる。
CPU101の機能部としての消失検知部203は、右斜め上方向へ向けて表示位置の移動を開始した部品が、その後、画面上から完全に消失したか否かを検知する(S406)。画面上から完全に消失したと判別した場合(S406:Yes)、画面選択モードに移行する(S407)。また、そうでない場合(S406:No)、ステップS405の処理へ戻る。
CPU101の機能部としての画面選択部205は、ユーザからの画面をスクロールさせるUI操作を受け付け、当該ユーザのスクロール操作に応じて画面を切り替える(S408)。
CPU101の機能部としてのモード設定部204は、移行元の画面上から消失した部品を、移行先の画面上に出現させるまでの所定時間の経過を契機に、画面選択モードを解除する(S409)。
CPU101の機能部としての消失検知部203は、右斜め上方向へ向けて表示位置の移動を開始した部品が、その後、画面上から完全に消失したか否かを検知する(S406)。画面上から完全に消失したと判別した場合(S406:Yes)、画面選択モードに移行する(S407)。また、そうでない場合(S406:No)、ステップS405の処理へ戻る。
CPU101の機能部としての画面選択部205は、ユーザからの画面をスクロールさせるUI操作を受け付け、当該ユーザのスクロール操作に応じて画面を切り替える(S408)。
CPU101の機能部としてのモード設定部204は、移行元の画面上から消失した部品を、移行先の画面上に出現させるまでの所定時間の経過を契機に、画面選択モードを解除する(S409)。
ここで、移行元の画面上から消失した部品を、移行先の画面上に出現させるまでの所定時間について説明する。本実施形態では部品を右斜め上方向にフリックしていることから、放物線に近似させた動き(移動経路)として再現することにより、タッチパネル付きディスプレイ110に表示されないが、ユーザは直感的に部品の動きを認識することができる。つまり、部品の移動方向とは逆向きの仮想的な加速度(ここでは重力加速度)が当該部品に対して付与されているものとして、この加速度を設定する。なお、加速度は、図示しない加速度設定手段により設定される。ステップS403の処理で算出した初速度と、設定した加速度とに基づいて、移行元の画面上から消失した部品が移行先の画面上に出現するまでの時間を算出する。なお、この時間の経過は、図示しないタイマにより検知する。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、モード設定部204による画面選択モードの解除を契機に、移行元の画面上から消失していた部品を、移行先の画面上に出現させる(S410)。出現させる際の表示は、例えば、移行元の画面において右斜め上方向に向けて移動し、その後当該画面上から消失するまでの部品の動き(移動)の逆向きの動きを再現して表示する。つまり、移行先の画面において上方向から下方向に向けて放物線を描くように部品が画面上を移動するように表示する。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、ステップS401の処理で記憶した座標情報に基づいて、移行先の画面上において移行元のY座標の座標位置(座標y)まで部品が移動したか否かを判別する(S411)。CPU101の機能部としての部品配置部209は、Y座標位置(座標y)まで移動したと判別した場合(S411:Yes)、当該部品の移動を停止させて、その後当該位置に部品を固定する(S414)。また、そうでない場合(S411:No)、ステップS412の処理へ進む。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、移行先の画面上に出現した部品が画面上の最下列、あるいは当該画面上に配置されている他の部品と重なる直前の位置まで移動したか否かを判別する(S412)。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、ステップS401の処理で記憶した座標情報に基づいて、移行先の画面上において移行元のY座標の座標位置(座標y)まで部品が移動したか否かを判別する(S411)。CPU101の機能部としての部品配置部209は、Y座標位置(座標y)まで移動したと判別した場合(S411:Yes)、当該部品の移動を停止させて、その後当該位置に部品を固定する(S414)。また、そうでない場合(S411:No)、ステップS412の処理へ進む。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、移行先の画面上に出現した部品が画面上の最下列、あるいは当該画面上に配置されている他の部品と重なる直前の位置まで移動したか否かを判別する(S412)。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、最下列、あるいは他の部品と重なる直前の位置まで移動したと判別した場合(S412:Yes)、当該部品の移動を停止させて、その後当該位置に部品を固定する(S414)。また、そうでない場合(S412:No)、ユーザから部品の表示位置の指定を受け付けたか否かを判別する(S413)。表示位置の指定を受け付けた場合(S413:Yes)、CPU101の機能部としての部品配置部209は、当該表示位置において部品の移動を停止させて、その後当該位置に部品を固定する。また、そうでない場合(S413:No)、ステップS410の処理へ戻る。このように、移行先の画面上の表示位置で部品が固定された後、一連の処理が終了する。以下、移行元の画面上に配置されている部品に対するフリックを契機に、移行先の画面上に当該部品が配置されるまでの一連の動作を図11から図17を用いて詳細に説明する。
図11は、情報処理装置400が有するアプリケーションプログラムを起動するための起動用アイコン(GUI部品)が配置された画面を示す図である。なお、本実施形態においては、一例として、情報処理装置400は、図11に示す画面1a、画面2、画面3の3つの画面を有しており、この並び順で画面がスクロールするものとする。
図11(a)に示す画面1aには、「Setting」起動用アイコン、「Book Reader」起動用アイコン、「Mail」起動用アイコン、「Web」起動用アイコンの4つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。図11(b)に示す画面2には、「Setting」起動用アイコン、「Note」起動用アイコン、「Racing Game」起動用アイコンの3つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。図11(c)に示す画面3には、「Setting」起動用アイコン、「Camera」起動用アイコンの2つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。
なお、第1実施形態において説明した画面1と画面1aとの違いは、「Book Reader」起動用アイコンの表示位置が異なる点である。
以下、画面1aの「Book Reader」起動用アイコンを画面3に移行する場合を例に挙げて説明を進める。
図11(a)に示す画面1aには、「Setting」起動用アイコン、「Book Reader」起動用アイコン、「Mail」起動用アイコン、「Web」起動用アイコンの4つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。図11(b)に示す画面2には、「Setting」起動用アイコン、「Note」起動用アイコン、「Racing Game」起動用アイコンの3つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。図11(c)に示す画面3には、「Setting」起動用アイコン、「Camera」起動用アイコンの2つのアイコンがそれぞれの表示位置に配置されている。
なお、第1実施形態において説明した画面1と画面1aとの違いは、「Book Reader」起動用アイコンの表示位置が異なる点である。
以下、画面1aの「Book Reader」起動用アイコンを画面3に移行する場合を例に挙げて説明を進める。
図12は、画面1aの「Book Reader」起動用アイコンがユーザによりフリックされる様子を模式的に表した図である。図12(a)に示すように、ユーザは指先300で「Book Reader」起動用アイコンをタップして選択する。なお、図12(a)に示すように、「Book Reader」起動用アイコンの選択が正しく検知されたことをユーザが認知できるように、例えば「Book Reader」起動用アイコンの外周を点滅表示させる。
その後、図12(b)に示すように、ユーザは「Book Reader」起動用アイコンを、画面1aの右斜め上方向(図12(b)中の連続した指先の動きで表した方向)に向けてフリックする。なお、図12(b)中に実線で示された「Book Reader」起動用アイコのタイミングで指先300が画面上から離れ、タップ状態が解除される。その後も「Book Reader」起動用アイコンは移動を続け、やがて画面1a上から消失する。
その後、図12(b)に示すように、ユーザは「Book Reader」起動用アイコンを、画面1aの右斜め上方向(図12(b)中の連続した指先の動きで表した方向)に向けてフリックする。なお、図12(b)中に実線で示された「Book Reader」起動用アイコのタイミングで指先300が画面上から離れ、タップ状態が解除される。その後も「Book Reader」起動用アイコンは移動を続け、やがて画面1a上から消失する。
図13は、「Book Reader」起動用アイコンが画面上から消失する際の様子を模式的に表した図である。図13(a)に示すように、「Book Reader」起動用アイコンは表示領域(画面1aの領域)の上方向へ向けて移動を続けて、図13(b)に示すようにやがて画面上から完全に消失する。図13(b)に示す状態になったことを、消失検知部203が検知したことを契機に、情報処理装置400は画面選択モードへと移行する。なお、表示領域外(画面1a外)において破線で示した「Book Reader」起動用アイコンは、画面上から消失した後の様子を仮想的に表したものである。また、図中に示す矢印線は、前述した放物線の一部を表している。
図14は、「Book Reader」起動用アイコンの移行先の画面を選択する様子を模式的に示した図である。図14(a)に示すように、ユーザは指先300により画面スクロール(スクロール操作)を行い、タッチパネル付きディスプレイ110に表示される画面を、画面1aから画面2へと切り替える。その後、図14(b)に示すように、タッチパネル付きディスプレイ110に表示される画面は、画面2となる。
図14(b)に示す矢印線は、タッチパネル付きディスプレイ110の表示領域から消失した「Book Reader」起動用アイコンを移行先の画面に出現させるまでの軌跡(放物線)を仮想的に表したものである。図14(b)では、仮想的な下方向に向かう加速度が移動速度に反映されることから、「Book Reader」起動用アイコンは放物線の頂点に達した後、下方向に向けて落ちてくる。そのため、「Book Reader」起動用アイコンが画面1aから消失した位置(X軸座標位置)とは異なる位置から、当該アイコンが画面3に出現することになる。
なお、図14(a)では破線で示された「Book Reader」起動用アイコンの数が3個であるのに対して、図14(b)では6個となっている。これは、時間の経過を「Book Reader」起動用アイコンが放物線上を移動する様子として仮想的に表したものである。
なお、図14(a)では破線で示された「Book Reader」起動用アイコンの数が3個であるのに対して、図14(b)では6個となっている。これは、時間の経過を「Book Reader」起動用アイコンが放物線上を移動する様子として仮想的に表したものである。
図15は、図14に続き「Book Reader」起動用アイコンの移行先の画面を選択する様子を模式的に示した図である。図15(a)に示すように、ユーザは指先300によりさらに画面スクロールを行い、タッチパネル付きディスプレイ110に表示される画面を、画面2から画面3へと切り替える。そして、図15(b)に示すように、「Book Reader」起動用アイコンの移行先の画面である画面3が表示されたときに、ユーザは画面スクロールを停止する。
また、移行元の画面上から消失した部品を、移行先の画面上に出現させるまでの時間の経過を契機に、画面選択モードが解除される。このとき、例えば図15(a)に示すような状態(画面2と画面3とが表示されている状態)の場合がある。この場合には、図15(b)に示すような状態(画面3が表示されている状態)まで画面がスクロールされ、その後、画面選択モードが解除されるようにする。
また、移行元の画面上から消失した部品を、移行先の画面上に出現させるまでの時間の経過を契機に、画面選択モードが解除される。このとき、例えば図15(a)に示すような状態(画面2と画面3とが表示されている状態)の場合がある。この場合には、図15(b)に示すような状態(画面3が表示されている状態)まで画面がスクロールされ、その後、画面選択モードが解除されるようにする。
図16は、「Book Reader」起動用アイコンが移行先の画面上に配置されるまでの様子を模式的に示した図である。図16に示すように、画面選択モードの解除を契機に、「Book Reader」起動用アイコンが画面3上に出現して所定の表示位置まで移動し、その後移動を停止する。
本実施形態においては、フリックの方向が右斜め上方向であるため、画面1aにおける「Book Reader」起動用アイコンの表示位置を表すY座標の値と同じ値となる位置まで移動したときに、その移動を停止する。また、画面1aにおける「Book Reader」起動用アイコンの表示位置と、画面3における「Book Reader」起動用アイコンの表示位置は、表示領域の幅の中心線を挟んで対象となる位置に配置される。なお、フリックの方向が、例えば右又は左方向であれば、画面1aにおける「Book Reader」起動用アイコンの表示位置を表すX座標の値に基づいて、移動を停止するか否かが判別されることになる。
本実施形態においては、フリックの方向が右斜め上方向であるため、画面1aにおける「Book Reader」起動用アイコンの表示位置を表すY座標の値と同じ値となる位置まで移動したときに、その移動を停止する。また、画面1aにおける「Book Reader」起動用アイコンの表示位置と、画面3における「Book Reader」起動用アイコンの表示位置は、表示領域の幅の中心線を挟んで対象となる位置に配置される。なお、フリックの方向が、例えば右又は左方向であれば、画面1aにおける「Book Reader」起動用アイコンの表示位置を表すX座標の値に基づいて、移動を停止するか否かが判別されることになる。
このように、本実施形態の情報処理装置400は、フリックの強さに応じて算出された所定時間の経過を契機に、画面選択モードが解除される。
これにより、移行先の画面が表示されたから部品が出現するまでのユーザの待ち時間を低減することができる。
これにより、移行先の画面が表示されたから部品が出現するまでのユーザの待ち時間を低減することができる。
なお、移行元の画面上から消失してから、移行先の画面上に出現するまでの時間は、ユーザのフリックの入力強度に基づいて決定される。移行先の画面上にアイコンが出現することをユーザが把握しやすくするために、移行先の画面上に部品が出現するタイミングを音で通知するように構成することもできる。例えば、仮想的に画面外を部品が移動しているものとして、移行先の画面にアイコンが近付くに従って音を大きくするように構成すると良い。
また、画面に対して斜め方向にアイコンをフリックした場合、フリックの入力強度によっては、画面の幅を超える幅の放物線に近似させた動きとなってしまうことがある。
図17は、移行先の画面の幅を超えない範囲内において部品が配置される様子を模式的に示した図である。図17に示す規制線Pは、画面3において部品を配置することができる領域の最右端を表している。図正面から見て規制線Pよりも右側にはアイコンを配置することはできないものとする。
図17に示すように、ユーザがフリックした「Book Reader」起動用アイコンが画面3の幅を超える幅の放物線を描くような動きであるとする。この場合には、「Book Reader」起動用アイコンが放物線の頂点に達した後、下方向に向けて落ちてくる際に規制線Pに沿って落ちてくるように制御して、画面3上の最右端に当該アイコンを配置する。
これにより、ユーザは部品をフリックする際の微妙な力加減を気にすることなく、UI操作を行うことができる。
図17は、移行先の画面の幅を超えない範囲内において部品が配置される様子を模式的に示した図である。図17に示す規制線Pは、画面3において部品を配置することができる領域の最右端を表している。図正面から見て規制線Pよりも右側にはアイコンを配置することはできないものとする。
図17に示すように、ユーザがフリックした「Book Reader」起動用アイコンが画面3の幅を超える幅の放物線を描くような動きであるとする。この場合には、「Book Reader」起動用アイコンが放物線の頂点に達した後、下方向に向けて落ちてくる際に規制線Pに沿って落ちてくるように制御して、画面3上の最右端に当該アイコンを配置する。
これにより、ユーザは部品をフリックする際の微妙な力加減を気にすることなく、UI操作を行うことができる。
[第3実施形態]
本実施形態では、ユーザの部品のフリックを契機に、自動的にスクロール(画面の切り替え)を開始することができる情報処理装置について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態の説明と重複する部分は同じ符号を付して、その説明を省略する。
なお、本実施形態においては、モード設定部204は、画面を自動的に切り替える自動スクロールモードに移行させるものとする。これにより、ユーザのUI操作なしに画面が切り替わる。また、本実施形態においては、ユーザのフリックは水平方向に行われるものとし、画面は水平方向にスクロールするものとして説明する。
本実施形態では、ユーザの部品のフリックを契機に、自動的にスクロール(画面の切り替え)を開始することができる情報処理装置について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態の説明と重複する部分は同じ符号を付して、その説明を省略する。
なお、本実施形態においては、モード設定部204は、画面を自動的に切り替える自動スクロールモードに移行させるものとする。これにより、ユーザのUI操作なしに画面が切り替わる。また、本実施形態においては、ユーザのフリックは水平方向に行われるものとし、画面は水平方向にスクロールするものとして説明する。
図18は、本実施形態に係る情報処理装置の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。図18に示す各処理の中で、ステップ400からステップS406までの各処理は、第2実施形態(図10)において説明したものと同様の内容である。図18に示すステップS507からステップS512の各処理を中心に説明を進める。
CPU101の機能部としてのモード設定部204は、移行元の画面上から部品が完全に消失したと判別した場合(S406:Yes)、情報処理装置100を自動スクロール(自動画面切り替え)モードに移行させる(S507)。
CPU101の機能部としての移動制御部202は、ユーザ操作により初速度(S403)と予め設定されたフリックの方向とは逆向きの加速度(仮想的な抵抗)に基づき部品を移動させる速度を算出する。そして、当該部品の移動速度が「0」になるまでの移動量(変位量:単位pixel)を算出する(S508)。
CPU101の機能部としての画面選択部205は、移動量[pixel]と画面の幅のサイズ[pixel]とに基づき、スクロールする画面の枚数を算出し、算出結果を記憶する(S509)。具体的には、移行元の画面上における部品の表示位置を起点にして、算出した移動量[pixel]だけ部品の表示位置を移動させた場合の移行先となる画面を特定する。そして、フリックされた部品が移行先の画面に至るまでにスクロールする画面の枚数を算出する。以下、スクロールする画面の枚数をn画面として説明を進める。なお、画面の幅サイズ[pixel]は予め記憶部104に記憶されている。
CPU101の機能部としての移動制御部202は、ユーザ操作により初速度(S403)と予め設定されたフリックの方向とは逆向きの加速度(仮想的な抵抗)に基づき部品を移動させる速度を算出する。そして、当該部品の移動速度が「0」になるまでの移動量(変位量:単位pixel)を算出する(S508)。
CPU101の機能部としての画面選択部205は、移動量[pixel]と画面の幅のサイズ[pixel]とに基づき、スクロールする画面の枚数を算出し、算出結果を記憶する(S509)。具体的には、移行元の画面上における部品の表示位置を起点にして、算出した移動量[pixel]だけ部品の表示位置を移動させた場合の移行先となる画面を特定する。そして、フリックされた部品が移行先の画面に至るまでにスクロールする画面の枚数を算出する。以下、スクロールする画面の枚数をn画面として説明を進める。なお、画面の幅サイズ[pixel]は予め記憶部104に記憶されている。
CPU101の機能部としての画面選択部205は、n画面分を自動的にスクロールして(S510)、モード設定部204は、スクロールの終了を契機に、設定されていた自動スクロールモードを解除する(S511)。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、移行元の画面上における部品の表示位置を起点に、算出した移動量[pixel]だけ移動させたときの表示位置に応じて、移行先の画面上における部品の表示位置を移動させる。その後移動を停止して部品を固定する(S512)。このように、移行先の画面上の表示位置で部品が固定されて配置が完了した後、一連の処理が終了する。これにより、ユーザは、画面をスクロールする操作を行わずに部品の移行を行うことができる。
以下、移行元の画面上に配置されている部品に対するフリックを契機に、移行先の画面上に当該部品が配置されるまでの一連の動作を図19を用いて詳細に説明する。
CPU101の機能部としての部品配置部209は、移行元の画面上における部品の表示位置を起点に、算出した移動量[pixel]だけ移動させたときの表示位置に応じて、移行先の画面上における部品の表示位置を移動させる。その後移動を停止して部品を固定する(S512)。このように、移行先の画面上の表示位置で部品が固定されて配置が完了した後、一連の処理が終了する。これにより、ユーザは、画面をスクロールする操作を行わずに部品の移行を行うことができる。
以下、移行元の画面上に配置されている部品に対するフリックを契機に、移行先の画面上に当該部品が配置されるまでの一連の動作を図19を用いて詳細に説明する。
図19は、ユーザのフリックにより移行元の画面上から移行先の画面上へと部品が移行する様子を示す模式図である。図19中に示す画面1aの「Book Reader」起動用アイコンが画面3へと移行するものとして説明する。なお、画面スクロールは、画面1a、画面2、画面3の順番に切り替わる。画面切り替えのタイミングは、例えば、それぞれの画面において「Book Reader」起動用アイコンが右端まで表示位置が移動し、当該画面上から完全に消失した時点で次画面へと切り替わる。
また、各画面上において破線で示した「Book Reader」起動用アイコンは、それぞれの画面がタッチパネル付きディスプレイ110に表示された際に画面上を「Book Reader」起動用アイコンの表示位置が移動することを示している。
また、各画面上において破線で示した「Book Reader」起動用アイコンは、それぞれの画面がタッチパネル付きディスプレイ110に表示された際に画面上を「Book Reader」起動用アイコンの表示位置が移動することを示している。
画面1a上でユーザにフリックされた「Book Reader」起動用アイコンの等加速度直線運動は、初速度v0[pixel/ms]、tミリ秒後の移動速度を速度v[pixel/ms]、加速度a[pixel/ms^2]、変位量(移動量)x[pixel]としたとき、以下の各式で表される。
[式1]
v=v0+at・・・(式1)
[式2]
x=v0+1/2×at^2・・・(式2)
[式3]
v^2−v0^2=2ax・・・(式3)
[式1]
v=v0+at・・・(式1)
[式2]
x=v0+1/2×at^2・・・(式2)
[式3]
v^2−v0^2=2ax・・・(式3)
ここで、仮想的に画面に抵抗があるものとして、画面上を移動する「Book Reader」起動用アイコンの速度vが0[pixel/ms]になった時には、加速度aは0[pixel/ms^2]になるものとする。この場合の速度aを−0.04[pixel/ms^2](−は、マイナス)とする。また、初速度v0を12[pixel/ms]とし、フリックされた「Book Reader」起動用アイコンの移動(表示位置の移動)が停止するまでにかかる時間を時間t[ms]として説明する。
フリックされた「Book Reader」起動用アイコンは、時間t[ms]を経過した後には速度v=0となる。変位量xは、式3に速度v=0、初速度v0=12、加速度a=−0.04の各値を代入して求めることができる。この場合の変位量xは、x=1800[Pixel]となる。
ここで、各画面それぞれの幅が800[Pixel]、画面1a上の「Book Reader」起動用アイコンの表示位置は、画面の左下を原点としたときのX軸方向の200[Pixel]の位置であるとする。
画面1a上でフリックされた「Book Reader」起動用アイコンは、仮想的な抵抗を表すマイナスの加速度が付与されるため、その速度vは徐々に減速されて、変位量x=1800[pixel]を移動した位置で停止する。その停止位置は、図19に示すように、画面1aの600[Pixel]及び画面2の800[pixel]の距離を通過して、画面3の400[pixel]の位置となる。このように、ユーザが画面をスクロールしなくとも、変位量xに基づき、画面1a(移行元の画面)から画面3(移行先の画面)に「Book Reader」起動用アイコンを移行することができる。また、変位量xに基づいて、自動的に画面がスクロールされる。そのため、ユーザにとっては、「Book Reader」起動用アイコンが移行される様子が視認できるため、自身のUI操作を確認することができる。
画面1a上でフリックされた「Book Reader」起動用アイコンは、仮想的な抵抗を表すマイナスの加速度が付与されるため、その速度vは徐々に減速されて、変位量x=1800[pixel]を移動した位置で停止する。その停止位置は、図19に示すように、画面1aの600[Pixel]及び画面2の800[pixel]の距離を通過して、画面3の400[pixel]の位置となる。このように、ユーザが画面をスクロールしなくとも、変位量xに基づき、画面1a(移行元の画面)から画面3(移行先の画面)に「Book Reader」起動用アイコンを移行することができる。また、変位量xに基づいて、自動的に画面がスクロールされる。そのため、ユーザにとっては、「Book Reader」起動用アイコンが移行される様子が視認できるため、自身のUI操作を確認することができる。
本実施形態の情報処理装置400は、「Book Reader」起動用アイコンが移行元の画面(画面1a)上から消失したこと契機に、自動的に画面のスクロール(切り替え)が開始される。また、初速度と仮想的な抵抗(マイナスの加速度)から「Book Reader」起動用アイコンの移動速度が「0」になるまでの変位量を算出し、算出結果に基づき移行先の画面を特定し、この移行先の画面まで自動的にスクロールする。そして、移行先の画面において「Book Reader」起動用アイコンの移動速度が「0」となる表示位置にこのアイコンを配置とする。
これにより、ユーザが画面をスクロールすることなく、フリックの強さに応じた移行先の画面に部品(「Book Reader」起動用アイコン)を配置することができる。
これにより、ユーザが画面をスクロールすることなく、フリックの強さに応じた移行先の画面に部品(「Book Reader」起動用アイコン)を配置することができる。
なお、説明においては、画面上に仮想的に抵抗(マイナスの加速度)が存在するとした場合を例に挙げた。その他、仮想的な抵抗はないものとし(加速度a=0[pixel/ms^2])、等速運動のように画面をスクロールさせても良い。この場合には、移行元の画面上で部品を右又は左方向に向けてフリックした際の初速度に基づいて画面のスクロールを開始する。その後、スクロールの途中でタッチパネル付きディスプレイ110に目的の画面が表示されたときに、ユーザが当該画面をタッチして移行先の画面として指定する。このようにして指定された画面に部品が配置される。なお、スクロールの最終画面までにタッチが行われなかった場合には、例えば最終画面を移行先の画面として部品を所定位置に配置したり、タッチが行われるまで画面のスクロールが繰り返されるように構成することもできる。
上述した本発明の実施形態を構成する各処理手段及び各処理ステップは、コンピュータのRAMやROM(Read Only Memory)等に記憶されたプログラムが動作することにより実現することができる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明に含まれるものである。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OS(Operating System)に供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OS(Operating System)に供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
Claims (13)
- 第1の画面と当該第1の画面とは異なる第2の画面を含む複数の画面を切り替えてディスプレイに表示する情報処理装置において、
前記ディスプレイに表示された前記第1の画面に配置されているオブジェクトの選択を受け付ける選択受付手段と、
前記選択されたオブジェクトを移動させる移動手段と、
前記移動手段により移動されたオブジェクトが前記第1の画面から消失したことを検知する消失検知手段と、
前記消失検知手段による消失の検知を契機に、前記画面を切り替える操作を許容するモードに移行させるとともに、所定の条件を満たす場合には当該モードを解除する制御手段と、
前記制御手段により前記モードが解除された際に前記ディスプレイに表示されている前記第2の画面に前記第1の画面から消失したオブジェクトを出現させて、出現した当該オブジェクトを当該第2の画面に配置する配置手段と、を有することを特徴とする、
情報処理装置。 - 前記配置手段は、前記第2の画面に前記オブジェクトを配置するときに、前記第1の画面における当該オブジェクトの配置位置と同じ位置に他のオブジェクトが既に配置されている場合には、当該他のオブジェクトに隣接する位置に当該オブジェクトを配置することを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記画面を切り替える操作を受け付けたか否かを検知する画面操作検知手段をさらに有しており、
前記制御手段は、前記配置手段により前記第2の画面にオブジェクトが配置されるまでの間に前記画面の切り替える操作の受け付けが検知された場合には、再び当該画面を切り替える操作を許容するモードに移行させるものであり、
前記移動手段は、再び前記画面を切り替える操作を許容するモードに移行したことを契機に、前記第2の画面に出現させたオブジェクトを当該画面から消失させることを特徴とする、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記画面操作検知手段は、前記第2の画面において前記オブジェクトを配置する位置の指定を受け付けるものであり、
前記配置手段は、前記第2の画面の前記指定された位置に前記オブジェクトを配置することを特徴とする、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記移動手段は、前記オブジェクトが前記第1の画面から前記第2の画面に移行可能か否かを判別するために当該オブジェクトに設定された仮想的な重さに応じて、当該オブジェクトを移動させる際の移動速度を変化させることを特徴とする、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 所定のタイミングを起点とした前記オブジェクトの単位時間当たりの移動量に応じて当該オブジェクトの移動速度を算出し、算出結果を記憶する記憶手段をさらに有しており、
前記移動手段は、前記記憶手段に記憶された移動速度を反映した速度で前記オブジェクトを移動させることを特徴とする、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記記憶手段は、前記オブジェクトの単位時間当たりの移動量に応じて検知された当該オブジェクトの移動方向を表す情報をさらに記憶するものであり、
前記配置手段は、前記記憶手段に記憶された移動方向と、当該移動方向とは逆向きの方向から前記オブジェクトに対して仮想的に付与される加速度とに基づいて特定された当該オブジェクトの移動経路と前記第2の画面の外周とが交差する位置から当該オブジェクトを出現させることを特徴とする、
請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記ディスプレイに前記第2の画面が表示されてから予め規定された時間が経過した時点、又は、前記オブジェクトが前記第2の画面に出現した時点で前記モードを解除することを特徴とする、
請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記第2の画面は、前記記憶手段に記憶された移動速度及び移動方向と、当該移動方向とは逆向きの方向から前記オブジェクトに対して仮想的に付与される加速度とに基づいて算出された変位量に応じて前記複数の画面の中から特定されるものであり、
前記制御手段は、前記特定された第2の画面まで自動的に画面切り替えを行うことを特徴とする、
請求項7又は8に記載の情報処理装置。 - 前記画面操作検知手段は、前記自動的に画面切り替えが行われている途中の特定の画面の指定を受け付けるものであり、
前記制御手段は、前記画面操作検知手段が前記指定を受け付けたタイミングで前記画面切り替えを停止し、停止した際に前記ディスプレイに表示されている画面を前記第2の画面として特定することを特徴とする、
請求項9に記載の情報処理装置。 - 第1の画面と当該第1の画面とは異なる第2の画面を含む複数の画面を切り替えてディスプレイに表示する情報処理装置における情報処理方法であって、
前記ディスプレイに表示された前記第1の画面に配置されているオブジェクトの選択を受け付ける工程と、
前記選択されたオブジェクトを移動させる工程と、
前記移動されたオブジェクトが前記第1の画面から消失したことを検知する工程と、
前記消失の検知を契機に、前記画面を切り替える操作を許容するモードに移行させるとともに、所定の条件を満たす場合には当該モードを解除する工程と、
前記モードが解除されたことを契機に、前記ディスプレイに表示された前記第2の画面に前記第1の画面から消失したオブジェクトを出現させて、出現した当該オブジェクトを当該第2の画面に配置する工程と、を有することを特徴とする、
情報処理方法。 - 請求項11に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項12に記載のプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013178220A JP2015046123A (ja) | 2013-08-29 | 2013-08-29 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013178220A JP2015046123A (ja) | 2013-08-29 | 2013-08-29 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015046123A true JP2015046123A (ja) | 2015-03-12 |
Family
ID=52671544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013178220A Pending JP2015046123A (ja) | 2013-08-29 | 2013-08-29 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015046123A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105718238A (zh) * | 2016-01-22 | 2016-06-29 | 庞迪 | 一种基于语音识别的图标迁移实现方法及实现系统 |
JP2019061584A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 富士通株式会社 | 表示制御方法、情報処理装置、及び情報表示システム |
JP7194953B1 (ja) | 2022-06-03 | 2022-12-23 | 株式会社アルヴィオン | オブジェクト操作用のプログラム |
-
2013
- 2013-08-29 JP JP2013178220A patent/JP2015046123A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105718238A (zh) * | 2016-01-22 | 2016-06-29 | 庞迪 | 一种基于语音识别的图标迁移实现方法及实现系统 |
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JP2023177948A (ja) * | 2022-06-03 | 2023-12-14 | 株式会社アルヴィオン | オブジェクト操作用のプログラム |
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