JP2015045837A - 内視鏡用レンズユニットおよびこれを備えた内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ないレンズ枚数で像高を大きくすることができる内視鏡用レンズユニットを提供する。
【解決手段】内視鏡の挿入部に配置される内視鏡用レンズユニット31を、観察対象側から、観察対象側に凹面を向けかつ反対側に平面を向けた平凹レンズからなる第1レンズL1と、観察対象側に平面を向けかつ反対側に凸面を向けた平凸レンズからなる第2レンズL2と、観察対象側に凸面を向けたメニスカスレンズからなる第3レンズL3とをこの順に配置して構成する。観察対象側とは反対側の第3レンズを観察対象側に凸面を向けたメニスカスレンズとしたことから、撮像素子32で受光する場合に撮像素子における像高を高くすることができ、レンズユニットのコンパクト化を促進することができる。第3レンズとしては、観察対象側に平面を向けかつ反対側に凹面を向けた平凹レンズとしてもよい。
【選択図】図3
【解決手段】内視鏡の挿入部に配置される内視鏡用レンズユニット31を、観察対象側から、観察対象側に凹面を向けかつ反対側に平面を向けた平凹レンズからなる第1レンズL1と、観察対象側に平面を向けかつ反対側に凸面を向けた平凸レンズからなる第2レンズL2と、観察対象側に凸面を向けたメニスカスレンズからなる第3レンズL3とをこの順に配置して構成する。観察対象側とは反対側の第3レンズを観察対象側に凸面を向けたメニスカスレンズとしたことから、撮像素子32で受光する場合に撮像素子における像高を高くすることができ、レンズユニットのコンパクト化を促進することができる。第3レンズとしては、観察対象側に平面を向けかつ反対側に凹面を向けた平凹レンズとしてもよい。
【選択図】図3
Description
本発明は、外部から直接観察できない観察対象の内部を撮像するための内視鏡に用いられる内視鏡用レンズユニットおよびこれを備えた内視鏡に関するものである。
医療における手術や検査の際に人の臓器などを観察するための手段として内視鏡が広く用いられている。内視鏡では、用途などに応じて種々の外径(例えば、5mm〜15mm)の挿入部が採用されているが、一般的には患者の負担を軽減するために挿入部をより小径化することが望ましい。
例えば、一般に電子内視鏡等で使用されるCCD(charge−coupled device)の感度が赤外域にあるため、レンズの色再現性向上のために赤外域の光を吸収する赤外吸収フィルタを用いるとともに、少ないレンズ枚数で赤外吸収フィルタを配置し得る十分なスペースを有するように、レンズの曲率半径とレンズの厚さの比等を所定の範囲内にすることにより、広角レンズにおいて問題になる倍率の色収差を補正するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
ところで、近年の内視鏡では、挿入部の一層の小径化(例えば、外径2mm程度)が試みられており、これにより、撮像ユニットに用いられるレンズも小径化(例えば、外径1mm程度)が必要となっている。しかしながら、それに伴って像高が低くなってしまうという問題が生じる。それに対して、上記特許文献1のようにレンズの曲率半径と厚さの比の調整だけでは限度があるという問題がある。また、コンパクト化を促進するために、レンズの枚数をできるだけ少なくすることが望まれている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、少ないレンズ枚数で像高を大きくすることができる内視鏡用レンズユニットおよびこれを備えた内視鏡を提供することにある。
本発明の内視鏡用レンズユニットは、内視鏡の挿入部に配置される内視鏡用レンズユニットであって、観察対象側から、前記観察対象側に凹面を向けかつ反対側に平面を向けた平凹レンズからなる第1レンズと、前記観察対象側に平面を向けかつ反対側に凸面を向けた平凸レンズからなる第2レンズと、前記観察対象側に凸面を向けかつ反対側に凹面を向けたメニスカスレンズからなる第3レンズとがこの順に配置されている構成とする。
本発明によれば、観察対象側に最も近い第1レンズを観察対象側に凹面を向けた平凹レンズとして広角レンズとして機能させ、中間の第2レンズを観察対象側に平面を向けた平凸レンズとして焦点距離を短くすることによりレンズユニットの光軸方向長さを短くし、観察対象側とは反対側の第3レンズを観察対象側に凸面を向けかつ反対側(受光側)に凹面を向けたメニスカスレンズとしたことから、内視鏡の対物レンズを3枚のレンズで構成することができ、例えば撮像素子で受光する場合に撮像素子における像高を高くすることができ、レンズユニットのコンパクト化を促進しかつ必要な像高を確保することができる。
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、内視鏡の挿入部に配置される内視鏡用レンズユニットであって、観察対象側から、前記観察対象側に凹面を向けかつ反対側に平面を向けた平凹レンズからなる第1レンズと、前記観察対象側に平面を向けかつ反対側に凸面を向けた平凸レンズからなる第2レンズと、前記観察対象側に凸面を向けかつ反対側に凹面を向けたメニスカスレンズからなる第3レンズとがこの順に配置されている構成とする。
これによると、観察対象側に最も近い第1レンズを観察対象側に凹面を向けた平凹レンズを広角レンズとして機能させ、中間の第2レンズを観察対象側に平面を向けた平凸レンズとして焦点距離を短くすることによりレンズユニットの光軸方向長さを短くし、観察対象側とは反対側の第3レンズを観察対象側に凸面を向けかつ反対側(受光側)に凹面を向けたメニスカスレンズとしたことから、内視鏡の対物レンズを3枚のレンズで構成することができ、例えば撮像素子で受光する場合に撮像素子における像高を高くすることができ、レンズユニットのコンパクト化を促進しかつ必要な像高を確保することができる。
また、第2の発明は、内視鏡の挿入部に配置される内視鏡用レンズユニットであって、観察対象側から、前記観察対象側に凹面を向けかつ反対側に平面を向けた平凹レンズからなる第1レンズと、前記観察対象側に平面を向けかつ反対側に凸面を向けた平凸レンズからなる第2レンズと、前記観察対象側に平面を向けかつ反対側に凹面を向けた平凹レンズからなる第3レンズとがこの順に配置されている構成とする。この場合も、上記第1の発明と同様の作用効果を奏し得る。
また、第3の発明は、前記第1または第2の発明において、前記第3レンズの焦点距離をf3とし、前記第1〜第3レンズ全体の焦点距離をfとすると、−6<f3/f<12である構成とする。これによると、レンズユニットをコンパクト化し得るとともに、第3レンズを上記したように負のパワーを有する平凹レンズとすることにより、像側での大きな像高を確保し得る。
また、第4の発明は、前記第1の発明において、前記第3レンズの凸面の曲率半径をR3とし、前記第3レンズの厚さをD3とすると、R3/D3<2またはR3/D3>10である構成とする。
これによると、メニスカスレンズの凹面はレンズ厚さに影響せず、凸面の曲率半径R3を厚さD3に対して小さくすることにより、第3レンズの必要なコバ厚を確保しかつ焦点距離を短くすることができ、レンズユニットの全長が短くなり、レンズユニットのコンパクト化を促進し得る。または、凸面の曲率半径R3を厚さD3に対して大きくすることにより、必要なコバ厚を確保しかつレンズ厚さを薄くすることができる。
また、第5の発明は、前記第1乃至第4のいずれかの発明において、前記第1レンズ及び前記第2レンズの屈折率がそれぞれ1.5より大きくかつアッベ数がそれぞれ20より大きいとともに、前記第3レンズの屈折率が1.5より大きくかつアッベ数が40より大きい構成とする。
これによると、内視鏡の対物レンズを3枚のレンズで構成し、撮像素子における像高を高くすることを促進し得る。
また、第6の発明は、前記第1乃至第5のいずれかの発明において、前記第1〜第3レンズは、鏡筒に組み付けられた状態でチルト公差が4度より小さくなるように、前記鏡筒の内径に対して、レンズ外径及びコバ厚が設定されている構成とする。
これによると、レンズの外径が例えば1mmという極小径のレンズで構成する場合でも、撮像素子における像高を高くすることを促進し得る。
また、第7の発明は、前記第1乃至第4のいずれかの発明において、前記第1〜第3レンズは、レンズの外径をφとし、レンズの厚さをDとすると、D/φ<0.65となるように、ボール型のレンズ用プリフォームからモールド成型して形成される構成とする。
これによると、ボール型のプリフォームレンズを用いた場合に、成型可能な条件として体積的な制約があり、成型後のレンズの径がボール型のレンズ用プリフォームの径よりも大きくなるが、特にレンズの厚さをレンズ径の0.65倍より小さくすることにより、レンズの追加工の芯出し研削が不要となり、かつコンパクトなレンズの量産が可能となる。
また、第8の発明は、上記第1から第5の発明のいずれかに係る内視鏡用レンズユニットを備えた内視鏡である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるレンズユニットが適用された内視鏡の全体構成図であり、図2は内視鏡における挿入部先端の内部構造を示す模式図である。なお、図2では内視鏡の外筒を切断して内部構造を示している。
図1に示すように、内視鏡1は、医療用として用いられる極細の軟性鏡であり、特に血管等の狭い空間の観察に用いられるものである。内視鏡1は、照明用の光源等(図示せず)が内蔵された本体部2と、この本体部2から前方に延設された挿入部3とから主として構成される。ユーザは、本体部2の後部2aをビデオプロセッサ4の接続口5に挿入することにより、図示しない本体部2側の端子とビデオプロセッサ4側の端子とを電気的に接続することができる。これにより、内視鏡1は、ビデオプロセッサ4との間で電力受給や各種信号(映像信号、制御信号など)の送受信が可能となる。なお、ビデオプロセッサ4は周知の機能を有しており、ユーザは、ビデオプロセッサ4を図示しない映像表示用のモニタやプリンタに接続することにより、内視鏡1からの映像信号に基づく映像を表示したり、画像を印刷したりすることができる。
挿入部3は、観察対象(ここでは、人体)の内部に挿入される部位であり、小径(例えば約1.8mm)の円形断面を有すると共に、観察対象に応じて必要な長さ(例えば4m)に設定されている。挿入部3は、本体部2に後端が接続された可撓性の軟性部11と、この軟性部11の前端に連なり先端部を形成する高剛性の硬性部12とを有している。
図2に示すように、軟性部11の外周部は、可撓性の材料(ここでは、合成樹脂材料)からなる円筒状の軟性外筒13により形成されており、また、硬性部12の外周部は、剛性の高い部材(ここでは、金属)からなる円筒状の硬性外筒14により形成されている。軟性外筒13の外径は硬性外筒14の内径と略同一に設定されており、軟性外筒13の先端は硬性外筒14の後部開口に嵌め込まれている。また、硬性外筒14内の前部開口側には撮像ユニットホルダ21が取り付けられており、撮像ユニットホルダ21の前側には、対物光学系をなすレンズユニット31を介して透光性の材料(光学材料)からなる円環状の先端カバー22が取り付けられている。
撮像ユニットホルダ21は、硬性外筒14の内径よりも僅かに小さい外径を有し、硬性外筒14の後部側に撮像ユニット28を同軸かつ一体的に保持している。撮像ユニットホルダ21の前側は、硬性外筒14から前方に突出しており、この突出部位の外周には固定リング26が嵌め込まれている。固定リング26は、撮像ユニットホルダ21と略同一の内径および硬性外筒14と略同一の外径を有し、撮像ユニットホルダ21に嵌め込まれた状態で硬性外筒14の前側の端面に固着される。
撮像ユニット28は、観察部位の撮像に供されるものであり、上記したレンズユニット31と、このレンズユニット31の後側に配置され、レンズにより集光された光を受光する固体撮像素子(ここでは、CMOS)32と、この固体撮像素子32の後面側に折り畳まれた状態で接続された平型のフレキシブルケーブル33とを有している。
図3はレンズユニットの詳細構成を示す挿入部先端の断面図である。レンズユニット31は、3枚の光学レンズL1〜L3と、これらのレンズL1〜L3を収納するレンズ枠体34とを有している。レンズ枠体34は、所定の内径を有する円筒形状である。複数の光学レンズL1〜L3は、レンズ枠体34の所定内径に対応する内径を有している。
本実施の形態において、レンズユニット31では、ガラス素材からなる同一径の3枚の光学レンズL1〜L3が、金属製であって単一の内径を有する円筒状のレンズ枠体34に互いに軸方向に密接状態で組み込まれている。レンズユニット31(レンズ枠体34)の前側は、撮像ユニットホルダ21から前方に突出しており、この突出部位の外周には先端カバー22が嵌め込まれている。また、レンズユニット31の後側は撮像ユニットホルダ21に嵌め込まれている。なお、上述したように、3枚の光学レンズL1〜L3を単一の内径を有するレンズ枠体34に組み込む場合、それぞれの径は、設計寸法として同一である必要があるが、製造誤差(公差)の範囲で同一であればよく、実質的に同一であればよい。
また、レンズ枠体の材料として、金属の場合について説明したが、化学的に安定し、レンズを保護するための機械的強度を有し、かつ製造上の寸法精度が得られるものであれば、必ずしも金属である必要はなく、プラスチックやセラミックスなどのような材料であってもよい。また、レンズ枠体の形状として円筒の場合について説明したが、レンズ形状が円形以外の形状であれば、必ずしも円筒である必要はない。また、光学レンズの材料として、ガラスの場合について説明したが、化学的に安定し、所定の屈折率が得られ、かつ製造上の寸法精度が得られるものであれば、必ずしもガラスである必要はなく、プラスチックであってもよい。
フレキシブルケーブル33の後部には、撮像ユニット28と本体部2(図1参照)との間の電力および各種信号の伝送に供される電力・信号用ケーブル35(ここでは、4芯同軸ケーブル)の先端側が接続されている。電力・信号用ケーブル35は、軟性部11内に配置されており、その後端側は、軟性部11の軸に沿って本体部2まで延在している。
また、内視鏡1には、上述の本体部2内の光源(例えば白色LED)と、この光源からの光を挿入部3の先端に導くための例えば4本の光伝送用ケーブル37とを有する照明装置が設けられている。各光伝送用ケーブル37は、複数の小径の光ファイバが束ねられた構成を有しており、軟性部11内において電力・信号用ケーブル35の周囲に等間隔で配置されており、その後端側は、軟性部11の軸に沿って本体部2内の光源まで延在している。
各光伝送用ケーブル37の先端部は金属管38によって被覆されている。金属管38は、所定の湾曲形状に曲げ加工されており、これにより、各光伝送用ケーブル37の先端部は、撮像ユニット28を迂回するように外側に湾曲し、撮像ユニットホルダ21の外周に設けられた保持溝41に保持状態に受容されている。各光伝送用ケーブル37の出射端は、先端カバー22の後面22aに向けて配置されており、出射光は先端カバー22内を通ってR面取りされた前面22bから挿入部3の前方に照射される。なお、各光伝送用ケーブル37の出射端は、光学用接着剤により保持溝41に接着されている。
次に、レンズユニット31について説明する。図3に示されるように、レンズ枠体34内には、観察対象側(前側)から、凹面L1aを入射側(前側)に向けかつ出射側(後側)に平面L1bを有する平凹レンズからなる第1レンズL1と、平面L2aを入射側に向けかつ凸面L2bを出射側に向けた平凸レンズからなる第2レンズL2と、平面L3aを入射側に向けかつ凹面L3bを出射側に向けた平凹レンズからなる第3レンズL3とが、この順に配置されている。
本実施の形態では、レンズ枠体34の内周面34aには各レンズL1〜L3を位置決めするための構造(突起、段差等)は設けられておらず、各レンズL1〜L3の外周縁(ここでは、外周面全体)が内周面34aに対して密接した状態で接着されている。第1レンズL1はレンズ枠体34の前端に配置されており、その凹面L1aはレンズ枠体34の前部開口から露出している。第1レンズL1と第2レンズL2との間には、中央に絞り孔45aを有する反射防止処理された円形の薄い(例えば50μmの厚さ)金属板からなる絞り45が介装されている。
レンズユニット31では、観察対象からの光は、第1レンズL1に入射し、第2レンズL2、第3レンズL3を順次通過した後、第3レンズL3の凹面L3bに対向して配置された固体撮像素子32の受光面に結像される。
図4はレンズユニット31の各レンズL1〜L3の構成を示す模式図であり、図5はレンズユニット31の第1実施例としての各レンズデータを示す表1である。表1において、面は、上記した各レンズL1〜L3の各面L1a・L1b〜L3a・L3bと絞り45であり、それぞれの曲率半径・コーニック係数・光軸方向の厚み・有効径・屈折率・アッベ数をそれぞれ記載している。なお、曲率半径・厚み・有効径は、レンズL1〜L3の外径φL=1(mm)とした場合の値である(以下、同じ)。
第3レンズL3の平面L3aの屈折力は0であり、凹面L3bの屈折力は負であり、第3レンズL3の屈折力は負であり、焦点距離f3は−3.7475である。したがって、第3レンズL3の凹面L3bは負の焦点距離を有し、レンズユニット31の最終面である凹面L3bの像高y3bと、固体撮像素子32の撮像面32aにおける像高yiとの関係は、y3b<yiとなる。これにより、内視鏡の小径化に伴ってレンズユニット31を小径化しても、大きな像の撮像を行うことができる。
また、第3レンズL3において、その平面L3aの曲率半径R3(=∞)と厚みD3との比(R3/D3)は、表1から、
R3/D3=∞/0.398=∞(>10)
となる。第3レンズL3を上記したように負の屈折力として像高を大きく確保するとともに、第3レンズL3の曲率半径R3を厚さD3に対して大きくすることにより、第3レンズL3の必要なコバ厚を確保しかつその焦点距離を短くすることができるため、レンズユニット31の全長が短くなり、レンズユニット31のコンパクト化を促進し得る。
R3/D3=∞/0.398=∞(>10)
となる。第3レンズL3を上記したように負の屈折力として像高を大きく確保するとともに、第3レンズL3の曲率半径R3を厚さD3に対して大きくすることにより、第3レンズL3の必要なコバ厚を確保しかつその焦点距離を短くすることができるため、レンズユニット31の全長が短くなり、レンズユニット31のコンパクト化を促進し得る。
また、本図示例では、第3レンズL3の焦点距離f3が−3.7475であり、全レンズL1〜L3の有効焦点距離fが0.6906であることにより、第3レンズL3の焦点距離f3と全レンズの焦点距離fとの比(f3/f)が、
f3/f=−3.7475/0.6906=−5.4266
となる。f3/fの値としては、図示例に限られず、−6<f3/f<12の範囲であるとよい。
f3/f=−3.7475/0.6906=−5.4266
となる。f3/fの値としては、図示例に限られず、−6<f3/f<12の範囲であるとよい。
第3レンズL3を上記したように負のパワーを有する平凹レンズとし、かつf3/fが上記範囲(−6〜12)内に収まるようにすることにより、撮像面32aでの大きな像高を確保し得るとともに、レンズユニット31をコンパクト化し得る。
また、第3レンズL3としては、上記第1実施例の平凹レンズに限られるものではなく、上記条件(−6<f3/f<12)を満たし、凸面L3cを入射側(観察対象側)に向けかつ凹面L3bを出射側に向けたメニスカスレンズであってもよい。このメニスカスレンズを用いた第2実施例を、図3に対応する図6、図4に対応する図7、図5の表1に対応する図8の表2を用いて、以下に説明する。なお、上記と同様の部分には同一の符合を付してその詳しい説明を省略する。
第2実施例において、第3レンズL3のR3/D3は、表2から、
R3/D3=1.219/0.624=1.9529
となり、R3/D3<2である。
R3/D3=1.219/0.624=1.9529
となり、R3/D3<2である。
また、第3レンズL3は、実施例では凹面L3bの曲率半径が凸面L3cの曲率半径よりも大きいメニスカスレンズである。これにより、上記第1実施例と同様に、レンズユニット31の最終面である凹面L3bの像高y3bと、固体撮像素子32の撮像面32aにおける像高yiとの関係は、y3b<yiとなり、内視鏡の小径化に伴ってレンズユニット31を小径化しても、固体撮像素子32の撮像面32aを有効に活用できる。
第2実施例では、第3レンズL3の焦点距離f3が6.9325であり、全レンズL1〜L3の有効焦点距離fが0.6441であることにより、第3レンズL3の焦点距離f3と全レンズの焦点距離fとの比(f3/f)が、
f3/f=6.9325/0.6441=10.7637
となる。このように第2実施例においても、f3/fの値は、−6<f3/f<12の範囲である。
f3/f=6.9325/0.6441=10.7637
となる。このように第2実施例においても、f3/fの値は、−6<f3/f<12の範囲である。
次に、第2実施例において、具体的な数値を用いた検証の説明を行う。
レンズユニット31内で最も像高が高くなるのは第3レンズL3の入射面である凸面L3cであり、その凸面L3cにおいてメディオナル面(タンジェンシャル面)の像高をy3a(図7参照)とし、第3レンズL3における有効径をφ3とすると、表2の第1レンズL1及び第2レンズL2の値に基づき、y3a=0.366mmとなり、それによりφ3=0.732mmとなる。この場合には、有効径φ3(=0.732)<1.0−2×0.09(=0.982)が成立する。
第3レンズL3において、その凸面L3cでの像高y3aが上記したように0.366mmである場合に、表2から、凹面L3bでの像高y3bは0.362mmとなる。この場合の撮像面32aでの像高yiは0.520mmとなり、y3b(=0.362)<yi(=0.520)が成立する。
レンズL1〜L3のコバ面とレンズ面との角部分における切削面(例えば面取りと称す)Rは、レンズ枠体34へのレンズL1〜L3の挿入作業を容易にするためにはレンズ外径φLの1/20より大きくすると良く、かつ像高の確保するためにはレンズ外径φLの1/5より小さくすると良い。この範囲に収まるようにするためには、レンズ外径φLが1mmの場合には、面取りRの実測値が0.05<R(実測値)<0.10になると良い。
全レンズL1〜L3において、屈折率>1.50、アッベ数>20とすると良い。さらに、第3レンズL3の場合には、屈折率>1.50、アッベ数>40とすると良い。表2から、第1レンズL1の屈折率は1.85(>1.50)であり、アッベ数は40(>20)である。第2レンズL2の屈折率は1.80(>1.50)であり、アッベ数は41(>20)である。また、第3レンズL3の屈折率は1.77(>1.50)であり、アッベ数は50(>40)である。このように、それぞれ条件が満たされている。
なお、表2では硝材を用いた例であるが、形状や寸法を同一とし、材質を変えて樹脂レンズで作成することができる。その場合でも、第1レンズL1の屈折率が1.63(>1.50)及びアッベ数が23(>20)であり、第2レンズL2の屈折率が1.63(>1.50)及びアッベ数が23(>20)であり、第3レンズL3の屈折率が1.53(>1.50)及びアッベ数が56(>40)となった。このように、樹脂レンズの場合でも数値範囲条件を満たすことができる。なお、樹脂レンズの場合の合成樹脂材としては、特に限定されないが、例えば、ZEONEX E48R(「ZEONEX」は登録商標、日本ゼオン(株)製)、OKP4(「OKP」は登録商標、大阪ガスケミカル(株)製)、ユーピロン(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)等が適用可能である。
次に、図10を参照して、第1乃至第3レンズL1〜L3の横端面形状を矩形として示すレンズLを用いて、レンズLのチルト公差θについて説明する。なお、チルト公差θは次式で表せ、θ<4.0度であるとよい。
θ=θ1−θ2 ...(1)
ここで、レンズLの直径(レンズ外径)をφL、鏡筒としてのレンズ枠体34の内径をφT(>φL)、レンズLのコバ厚をzとすると、θ1は、レンズL1の横断面においてレンズ面の両縁(角)を結ぶ線(長さはレンズ外径φL)と横断面における対角線(長さh)との間の角度であり、
θ1=tan−1(z/φL) ...(2)
となり、θ2は、レンズLが傾いて対角線(長さh)の両端がレンズ枠体34の内周面に当接した状態の傾き角度であり、
θ2=cos−1((φT/2)/(h/2)) ...(3)
となる。なお、対角線の長さh=√(φL2+z2)である。
θ=θ1−θ2 ...(1)
ここで、レンズLの直径(レンズ外径)をφL、鏡筒としてのレンズ枠体34の内径をφT(>φL)、レンズLのコバ厚をzとすると、θ1は、レンズL1の横断面においてレンズ面の両縁(角)を結ぶ線(長さはレンズ外径φL)と横断面における対角線(長さh)との間の角度であり、
θ1=tan−1(z/φL) ...(2)
となり、θ2は、レンズLが傾いて対角線(長さh)の両端がレンズ枠体34の内周面に当接した状態の傾き角度であり、
θ2=cos−1((φT/2)/(h/2)) ...(3)
となる。なお、対角線の長さh=√(φL2+z2)である。
上記式(1)〜(3)を実現するための部品寸法公差を規定するとよい。具体的には、第1〜第3レンズL1〜L3をガラスモールドダイレクト成型により、レンズ外径φL=0.998mm、面取りR=0.09mmで形成することができ、レンズ枠体34を、Ni電鋳により、内径φT=1.005mmで形成することができる。また、コバ厚zは、第1レンズL1が0.673mm、第2レンズL2が0.477mm、第3レンズL3が0.630mmである。その場合には、表2から、第1レンズL1のチルト公差θは、
θ=θ1−θ2=26.372−24.573=1.800(度)
となり、第2レンズL2のチルト公差θは、
θ=θ1−θ2=16.612−13.417=3.195(度)
となり、第3レンズL3のチルト公差θは、
θ=θ1−θ2=24.399−22.353=1.986(度)
となり、いずれも条件θ<4.0度を満たす。
θ=θ1−θ2=26.372−24.573=1.800(度)
となり、第2レンズL2のチルト公差θは、
θ=θ1−θ2=16.612−13.417=3.195(度)
となり、第3レンズL3のチルト公差θは、
θ=θ1−θ2=24.399−22.353=1.986(度)
となり、いずれも条件θ<4.0度を満たす。
なお、上記各工法により、レンズ径1mmに対して、レンズ外径φLを誤差2μmまでの精度で仕上げることができ、レンズ枠体34(鏡筒)の内径φTを誤差3μmまでの精度で仕上げることができる。それらの精度に対応し得る上記具体例により、条件θ<4.0度が満たされることが確認された。
また、第1レンズL1において、その入射面である凹面L1aでの像高をy1aとし、MTF保障像高をy0として、1<(y1a/y0)<1.5の領域で、撮像面32aでの相対照度Lx>0を満たすように、凹面L1aのSAG角度θsと凹面L1aを非球面とした場合の非球面形状とを設定すると良い。ここで、サグ量とは、レンズ曲面のZ軸方向(光軸方向)の変化量である。サグ量が多いというのは、凹レンズの場合には大きく深い凹面を表し、凸レンズの場合には突出量が高い凸面を表すことになる。そして、SAG(サグ)角度は、その曲面の接線角度であり、サグ角度が小さい場合には平面に近い面となり、SAG(サグ)角度が大きい場合には接線が光軸(Z軸)に近付く面となる。
例えば第2実施例において、MTF=30%を確保するMTF保障像高y0が0.530mmとなり、そのMTF保障像高y0(=0.530mm)よりも高い像高y1a=0.555mmにて相対照度Lx=60%を満たすことが確認された。これは、表2に記載されているように第1レンズL1の屈折率が1.85であり、曲率半径(L1a)が−1.060であり、コーニック係数が−2.801である場合に、第1レンズL1が、光軸に対して70度の角度で入射する光線にSAG角度(12.5度)を加えて82.5度で入射できることによる。
上述した第2実施例における具体的数値による確認は、第1実施例に対しても、その説明は省略するが、有効である。
本発明が適用される、例えば1.8mm径の内視鏡用レンズユニット31において、1mm径のレンズL1〜L3を形成する場合に、ボール型のレンズ用プリフォームからモールド成型するとよい。モールド成型によるレンズの加工要領について図9を参照して説明する。
図9(a)に示されるように、ボール形状の硝子材からなるプリフォーム51を上下の金型52・53の中に入れ、図9(b)に示されるように両金型52・53を閉じてモールド成型し、図9(c)に示されるように両金型52・53を開き、モールド成型されたレンズ54を取り出す。図示例のレンズ54の形状は一例であり、具体的には上記各レンズL1〜L3に対応した形状に成型される。
なお、本発明が適用される極小径のレンズをモールド成型するためには、例えば、レンズの厚みDとレンズの外径φとの関係が、D<0.65φにする。また、オーバーパックを考慮して、プリフォーム51の体積を金型52・53による容積よりも小さめにしておく。
上記オーバーパックを考慮したモールド成型により、レンズの外周部のエッジにR面54aが生じる。そのようなエッジ部分を通る光線を制御することができず、レンズ周辺部を通る光線が迷光となってしまうという問題がある。これは、レンズを小径化する程顕著となり、光学有効径の制限として、外径−2*c(cはチッピング幅であり、上記R面を含む)となり、各レンズL1〜L3を通る光による像の最大像高が規制される。したがって、チッピング幅c(R面54a)をできるだけ小さくすることが要求される。
上記ボール型プリフォーム51を用いたモールド成型により生じるR面54aは、レンズ54が上記各表1・2に示される大きさに形成された場合に90μm以下にすることができる。したがって、表1に示されるように第1レンズL1および第3レンズL3の外径(=1mm)に対する有効径を0.8(mm)とすることができる。これにより、0.8mmの有効径の範囲に光を通す設計とすることにより、R面54aにより発生する迷光による影響をできるだけ回避することができる。
このように、ボール型プリフォーム51を用いたモールド成型によりレンズを形成することにより、上記第2実施例のように第3レンズL3をメニスカスレンズに形成する場合に特に有効である。メニスカスレンズの場合には凸面を形成することから、ボール型プリフォーム51の球面を有効に利用することができる。
なお、第2レンズL2の有効径を0.6(mm)としているのは、レンズユニット31を通る光束(一例としての図4の二点鎖線)が、第1レンズL1および第3レンズL3の有効径の0.8(mm)の縁に対応する部分を通る場合に、第2レンズL2では0.6(mm)の範囲内に収まり、有効径を必要最小限の大きさにするためである。これにより、その凸面L2bの軸線方向突出量をできるだけ小さくすることができ、レンズユニット31のコンパクト化を促進し得る。
また、チッピング幅(図4のc)を、芯出し研削製法の場合には下限値を50μmとすることができる。これは、グラインダーで研削する芯出方式では、50μm程度のチッピングは不可避であるためである。チッピング幅が50μmとなることにより、光学有効径を広げることができる。またレンズコバ厚を増やす事が出来るので、鏡筒に組み付けた際に、レンズ傾きを抑制可能である。
また、ダイレクトモールド成型のように、芯出し研削なしのダイレクト成型では、オーバーパックしないための限度値として、エッジ部の大きさをr=20μmまで小さくすることができる。したがって、レンズをダイレクト成型のみで形成することにより、光学有効径をより一層広げることができる。また、上記と同様に、レンズコバ厚を増やす事ができるので、鏡筒に組み付けた際に、レンズ傾きを容易に抑制可能となる。レンズ傾きとしてのチルト公差θは、上述したように4度未満であれば良く、本実施形態で記載した工法で可能であり、具体的数値による検証でも上述したように4度より小さい値となった。
以上、本発明を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、本発明に係る内視鏡は、医療用としては人に限らず小動物(愛玩動物や実験動物など)の体内の観察・診断のために用いてもよい。また、医療用のみならず他の用途(工業用等)に用いることが可能である。例えば、各種機械やダクト・水道管の内部など狭い空間の探索・調査のための内視鏡であってもよい。なお、上記実施形態に示した本発明に係る内視鏡用レンズユニットおよびこれを備えた内視鏡の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
本発明にかかる内視鏡用レンズユニットおよびこれを備えた内視鏡は、レンズを小径化した場合でも、大きな像高を得ることができ、挿入部に配置される内視鏡用レンズユニットおよびこれを備えた内視鏡などとして有用である。
1 内視鏡
3 挿入部
31 レンズユニット
32 固体撮像素子
45 絞り
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L3a 平面
L3b 凹面
L3c 凸面
3 挿入部
31 レンズユニット
32 固体撮像素子
45 絞り
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L3a 平面
L3b 凹面
L3c 凸面
Claims (8)
- 内視鏡の挿入部に配置される内視鏡用レンズユニットであって、
観察対象側から、前記観察対象側に凹面を向けかつ反対側に平面を向けた平凹レンズからなる第1レンズと、前記観察対象側に平面を向けかつ反対側に凸面を向けた平凸レンズからなる第2レンズと、前記観察対象側に凸面を向けかつ反対側に凹面を向けたメニスカスレンズからなる第3レンズとがこの順に配置されていることを特徴とする内視鏡用レンズユニット。 - 内視鏡の挿入部に配置される内視鏡用レンズユニットであって、
観察対象側から、前記観察対象側に凹面を向けかつ反対側に平面を向けた平凹レンズからなる第1レンズと、前記観察対象側に平面を向けかつ反対側に凸面を向けた平凸レンズからなる第2レンズと、前記観察対象側に平面を向けかつ反対側に凹面を向けた平凹レンズからなる第3レンズとがこの順に配置されていることを特徴とする内視鏡用レンズユニット。 - 前記第3レンズの焦点距離をf3とし、前記第1〜第3レンズ全体の焦点距離をfとすると、−6<f3/f<12であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡用レンズユニット。
- 前記第3レンズの凸面の曲率半径をR3とし、前記第3レンズの厚さをD3とすると、R3/D3<2またはR3/D3>10であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用レンズユニット。
- 前記第1レンズ及び前記第2レンズの屈折率がそれぞれ1.5より大きくかつアッベ数がそれぞれ20より大きいとともに、前記第3レンズの屈折率が1.5より大きくかつアッベ数が40より大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の内視鏡用レンズユニット。
- 前記第1〜第3レンズは、鏡筒に組み付けられた状態でチルト公差が4度より小さくなるように、前記鏡筒の内径に対して、レンズ外径及びコバ厚が設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の内視鏡用レンズユニット。
- 前記第1〜第3レンズは、レンズの外径をφとし、レンズの厚さをDとすると、D/φ<0.65となるように、ボール型のレンズ用プリフォームからモールド成型して形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の内視鏡用レンズユニット。
- 請求項1から請求項7のいずれかに記載の内視鏡用レンズユニットを備えた内視鏡。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022215853A1 (ko) * | 2021-04-07 | 2022-10-13 | 재단법인 오송첨단의료산업진흥재단 | 형광 이미징용 초소형 렌즈 시스템 |
-
2014
- 2014-02-17 JP JP2014027523A patent/JP2015045837A/ja active Pending
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