JP2015045531A - 位置推定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】HTA位置推定方式において、NLOS判別手法であるIMR法を効果的に適用し、位置推定精度を向上させる位置推定システムを提供する。
【解決手段】HTA位置推定方式におけるIMR法を用いたNLOS判別において、最初にTOAのみの測定値を用いてNLOS判別を行い、NLOS環境にあるセンサノードを複数個取り除いた後、続けてTOAとAOAの測定値を用いてNLOS判別を行う。このような判別方法を行うことで、HTA方式においてもIMR法によって正しくNLOS判別を行うことができるようになり、NLOS誤差が低減され、位置推定精度が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線を用いた端末の位置推定に関するものである。特に、見通し外(Non−Line Of Sight。以下「NLOS」とする)環境が原因となる位置推定精度の劣化を低減するものである。
一般的な位置検出技術として、GPS(Global Positioning System。以下「GPS」とする)がある。GPSは人工衛星からの電波を用いた位置検出システムであり、屋外においては高い精度で位置推定が可能であるが、屋内では屋根などの障害物により見通し波が遮られるために位置推定精度が劣化してしまう。そこで屋内においては、空間上に設置された複数のセンサノードでターゲットノードからの電波を受信し、センサネットワークを用いて得られた情報を統合することによってターゲットノードの位置は推定される。ターゲットノード位置の推定は、電波の到来時間 (Time of Arrival。以下「TOA」とする)、到来時間差(Time Difference of Arrival。以下「TDOA」とする)、到来方向(Angle of Arrival。以下「AOA」とする)、受信信号強度(Received Signal Strength。以下「RSS」)などを各センサノードにおいて測定することによりなされる。また、TOAとAOAを同時に測定することによって推定精度を向上させるハイブリッド方式(Hybrid TOA/AOA。以下「HTA」とする)方式も考案されている(たとえば、非特許文献1参照)。
位置推定を行う際、測定値には必ず測定誤差が生じる。位置推定に用いる周波数が超広帯域(Ultra−Wide−Band。以下「UWB」とする)だった場合、マルチパスの影響を強く受け、TOA測定値にわずかなバイアスがかかる(たとえば、非特許文献2参照)。また、ターゲットノードから送信される電波が障害物によって妨げられ、センサノードに直接波が届かなくなる見通し外(Non−Line of Sight。以下「NLOS」とする)環境によって位置推定精度は大幅に劣化する。センサノードに直接波が届く見通し(Line of Sight。以下「LOS」とする)環境に対して、NLOS環境においてはターゲットノードから送信された電波の反射波もしくは回折波がセンサノードで受信されるため、測定誤差が大幅に大きくなる。 NLOS環境のモデルとしてよく知られているものにGSDM(Gaussian Scatter Density model)がある。このモデルはターゲットノードから送信された電波が散乱物によって一度だけ散乱してからセンサノードで受信されるとする単一散乱モデルのひとつであり、散乱物の位置がターゲットノードを中心とした二次元ガウス分布に従って存在すると仮定するモデルである(例えば、非特許文献3参照)。
NLOS環境による誤差は、位置推定精度の大幅な劣化に繋がるため、NLOS環境による低減は位置推定の性能改善になくてはならないものである。最もよく知られたNLOS環境測定値除去手法のひとつとしてIMR(Iterative Minimum Residual)法が挙げられる(たとえば、非特許文献4参照)。IMR法は、測定値を様々に組み合わせてターゲット位置を繰り返し推定し、推定したターゲット位置から得られる残差の比較により精度の悪い測定値を選び出して取り除く手法である。この動作を繰り返すことで精度の悪い測定値が一つずつ取り除かれる。IMR法はNLOS環境にあるセンサノードの判別(以下「NLOS判別」とする)に必要な演算量が少なく、省電力化が必要となるセンサネットワークに対し適しており、特にTOAを用いた位置推定方式によく適用される。
S. Venkatraman and J. Caffery,Jr., "Hybrid TOA/AOA Techniques for Mobile Location in Non-Line-of-Sight Environments," WCNC.2004 , pp.274-278, Vol.1, 2004. B Alavi, K pahlavan, "Modeling of the TOA-based Distance Measurement Error Using UWB Indoor Radio Measurements," IEEE Communications, vol.10,no.4, 2006. Ramakrishna Janaswamy, "Angle and Time of Arrival Statistics for the Gaussian Scatter Density Model," Wireless Communications, IEEE Transactions on, Vol. 1, Issue 3, pp.488-497, 2002. X. Li, "An iterative NLOS mitigation algorithm for location estimation in sensor networks, " in Oroceedings of the 15th IST Mobile Wireless Communications Summit, Myconos, Greece, June 2006.
ところが、HTA方式に対してIMR法を適用した場合、NLOS環境下のセンサノードが複数あるときに判別誤りが増加し、位置推定精度が劣化するという問題があった。発明者の検討によれば、このようなターゲットノードの位置推定精度の劣化が発生するのは、AOAを用いた位置推定ではNLOS環境による大きな誤差により推定位置が大幅に変動するからである。したがって、IMR法において、AOAを用いた推定位置から得られる残差の比較によってNLOS環境にあるセンサノードを判別する場合、NLOS環境にあるセンサノードが2つ以上あると判別の精度が悪化する。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ターゲットノード(2)から送信された信号を受信し、受信した前記信号に基づいて、前記ターゲットノード(2)から自機までの距離を算出可能な距離情報(d)と、前記信号の到来方向を算出可能な到来方向情報(θ)との組を出力する複数個のセンサノード(3−i)と、処理手段(4)と、を備え、前記処理手段(4)は、前記複数のセンサノード(3−i)の各々から出力された距離情報(d)および到来方向情報(θ)の組を取得する測定値取得手段(S100)と、前記取得手段(S100)で取得されたすべての組の距離情報(d)および到来方向情報(θ)のうち、距離情報(d)のみを、前記ターゲットノード(2)の位置推定に利用する対象に含め、前記対象を用いて、誤差の大きい距離情報(d)を選び、選んだ距離情報(d)を前記対象から取り除く第1除去手段(S105、S110)と、前記第1除去手段(S105、S110)によって前記対象から誤差の大きい距離情報(d)が取り除かれた後、前記対象に残った複数個の距離情報(d)のいずれか1つと組になる複数個の到来方向情報(θ)を、前記対象に追加し、追加後の前記対象を用いて、前記対象から、誤差の大きい距離情報(d)と到来方向情報(θ)の組を取り除く第2除去手段(S115)と、前記第2除去手段(S115)で誤差の大きい距離情報(d)と到来方向情報(θ)の組が取り除かれた後の前記対象を用いて算出されたターゲットノードの推定位置を取得する推定位置取得手段(S120)と、を有することを特徴とする位置推定システムである。
このようになっていることで、あらかじめ第1除去手段(S105、S110)において、距離情報(d)および到来方向情報(θ)のうち距離情報(d)のみに基づいて、NLOS環境にあるセンサノードの距離情報(d)が、ターゲットノード(2)の位置推定に利用する対象から除外される可能性が高い。したがって、距離情報(d)および到来方向情報(θ)の両方を用いる前記第2除去手段(S115)の実行開始時において、NLOS環境にあるセンサノードの距離情報(d)および到来方向情報(θ)の数が当初よりも減っており、その結果、判別の精度が向上する。
本発明の実施形態におけるセンサネットワークを用いた位置推定システムのシステムモデルを示す図である。 本実施形態におけるNLOS判別処理および位置推定の流れを示す図である。 NLOS判別処理中においてTOA測定値のみを用いたNLOS判別を行うサブルーチンの流れを示す図である。 NLOS判別処理中においてTOA・AOA両方の測定値を用いたNLOS判別を行うサブルーチンの流れを示す図である。 計算機シミュレーションにおいてセンサノードおよびターゲットノードが存在する領域であるセンサフィールドの図である。 計算機シミュレーションの結果を示す図で、本実施形態のHTA方式におけるIMR法を適用した場合のセンサフィールド全体のRMSEを示す図である。 計算機シミュレーションの結果を示す図で、既存の方法としてTOA方式におけるIMR法を適用した場合のセンサフィールド全体のRMSEを示す図である。 HTA方式にIMR法を単純に適用した場合のセンサフィールド全体のRMSEを示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るセンサネットワークを用いた位置推定システムのシステムモデルである。センサネットワークを用いた位置推定システムはセンサフィールド1内の単一もしくは複数のターゲットノード2(図1では単一)および複数のセンサノード3−i(i=1,2,…,N)(図1ではN=9)と中央処理装置4で構成される。ターゲットノード2は無線で信号を発信する機能および可搬性を有する。それぞれのセンサノード3−iは信号がターゲットノード2から送信されてから自機に到来するまでの時間である到来時間t(i=1,2,…,N)および当該信号の自機への到来方向を表す到来角度θ(i=1,2,…,N)を測定する機能を有する。到来時間tおよび到来角度θを測定するための構成および方法は、TOA方式、AOA方式で用いられる周知の構成および方法を用いればよい。
これらセンサノード3−iの位置は通常は固定であり、位置推定システムの中央処理装置4において既知とされる。ここで、センサノード3−iで測定された到来時間t(i=1,2,…,N)は、各センサノード3−iにおいて光速cを乗算することによりセンサノード3−i・ターゲットノード2間距離d(i=1,2,…,N)となる。ここで、dをTOA測定値、θをAOA測定値と呼ぶ。各センサノード3−iで得られたTOA測定値(距離情報の一例に相当する)およびAOA測定値(到来方向情報の一例に相当する)の組は有線もしくは無線を用いて中央処理装置へ送信される。中央処理装置4では、各センサノード3−iから受信した上記TOA測定値およびAOA測定値の組の測定値データを統合し、これら複数組の測定値のデータを用いて、ターゲットノード2の推定位置を決定する。
ここで、得られた複数組の測定値の中には、NLOS環境の影響により大きな誤差を含む測定値(TOA測定値、AOA測定値、またはその両方)が存在している可能性がある。NLOS環境下にあるセンサノード3−iの測定値をそのまま位置推定に用いた場合、位置推定精度が大幅に劣化してしまうため、どの測定値がNLOS環境下にあるかを判別する必要がある。
本実施形態において、中央処理装置4がプログラムを実行することで実現するNLOS判別処理および位置推定の流れを図2に示す。図2において、TOA測定値のみを用いたIMR法のサブルーチン(ステップS105)の詳細を図3に、またTOA測定値とAOA測定値の両方を用いたIMR法のサブルーチン(ステップS115)の詳細を図4に示す。S100では、各センサノード3−iで得られて送信されたTOA測定値およびAOA測定値の組を取得および統合する。このとき、それぞれの測定値の組がどのセンサノード3で得られたものかを記憶してある。続くS105では、得られた複数組の測定値を用いてNLOS判別を行う。
本実施形態では、NLOS判別手法であるIMR法を2回に分けて行うことが大きな特徴であり、1回目のIMR法では、得られた上記複数組の測定値のうち、すべてのTOA測定値のみを用いると共に、どのAOA測定値も用いない。このIMR法は一般的なIMR法と同様であり、以下に図3に示した流れに従って説明する。S200では、測定に用いた全N個のTOA測定値を用いてターゲットノード2の推定位置を導出する。推定位置(x、y)は最小二乗(Least Squares)(LS)法を用いることで次式と導出できる。
ただし、(x、y)はセンサノード3−iの位置であり、Nは推定位置算出に用いた測定値数であり、初めはすべての測定値を用いているためN=Nである。(1)式はよく知られたNewton−Raphson法などの解探索手法を用いることで解を得ることが可能である。また、得られた推定位置から正規化残差ηを次式から導出する。
なお、S200では、(2)式を用いて算出した正規化残差εを正規化残差ηとする。ここで、(1)式で表される残差は測定値数の違いによる影響をなくすため、用いた測定値数Nで正規化してある。なお、この時点では、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象には、N組のTOA測定値およびAOA測定値の組のうちN個のTOA測定値のみが含まれている。
続くS205は、推定位置算出に用いるTOA測定値数Nの値を1つ減らす。ターゲットノード2の位置推定に利用する対象に現在含まれているN+1個のTOA測定値からN個のTOA測定値を抽出する組み合わせはN+1通りある。続くS210では、このN+1通りのN個のTOA測定値群の各々を使用して、N+1通りの推定位置(x,y)および正規化残差εを算出する。これにより、N+1通りの推定位置および正規化残差を導出することができる。推定位置および正規化残差は(1)式および(2)式を用いることで導出が可能である。求めたN+1通りの正規化残差εの中で、最小の値となる正規化残差ε´とそのときの推定位置(x´、y´)を選択する。
続くS215では、2つの正規化残差η、ε´の比較を行う。(η−ε´)が設定した微小値δTOA以上であり、かつNが3より大きい場合(S215:NO)、S218へ移行する。
S218では、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象であるN+1個のTOA測定値のうち、直前のS210で算出した正規化残差ε´の計算に用いられなかったTOA測定値に対応するセンサノード3−iを、NLOS環境下のセンサノード3−iであるとみなした処理を行う。具体的には、当該TOA測定値を選び、選んだTOA測定値を、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象から、取り除く。続いてステップS220では、η=ε´に変更し、推定位置算出に用いる測定値数を1つ減らした後、S210へと戻る。
この繰り返しにより精度の悪いTOA測定値が、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象から、1つずつ取り除かれていく。
S215において、(η−ε´)が微小値δTOAより小さくなった場合、もしくはNが3以下となった場合(S215:YES)、S225へ移行し、そのときのNを返し、TOA測定値のみを用いたNLOS判別を終了する。
ここで、TOA測定値のみを用いたNLOS判別では、ステップS218を複数回繰り返すことで、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象から複数のNLOS測定値(NLOS環境下にあるTOA測定値)を取り除いた結果、使用する測定値数が少なくなった場合、NLOS判別を誤る確率が高くなる。そのためTOA測定値のみを用いたNLOS判別では,最後に取り除いたTOA測定値は、実際にはNLOS環境下のセンサノード3−iに対応した測定値でないにも関わらず、誤って取り除かれた確率が高い。
そこで最後にNLOS環境下のセンサノード3−iに対応すると判別された測定値は、最終的には取り除かずに残しておき、当該TOA測定値(および組になるAOA測定値)を用いてもう一度IMR法によるNLOS判別を行うことが好ましい(ただし必須ではない)。
そこで、中央処理装置4は、S110で、一回目のIMR法(S105)により最後に取り除いたTOA測定値を、次のNLOS判別で用いるため、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象に戻す。またそれと共に、Nを1つ増やす。
続くS115では、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象に含まれる複数個のTOA測定値のいずれか1つと組になるすべてのAOA測定値を選び、選んだAOA測定値を当該対象に追加する。そしてその上で、IMR法を行う。図4に示した流れに従って説明を行う。S300では、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象として、当該対象に含まれるTOA測定値のいずれかと組になるすべてのAOA測定値を追加する。そして、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象に含まれているN組の測定値(TOA測定値、AOA測定値)を用いてターゲットノード2の推定位置および正規化残差を導出する。推定位置は1回目のIMR法と同様にLS法を用い、次式で表される。
ただし、γi,TOA、γi,AOAはそれぞれi番目のTOA、AOA測定値に対する重みであり、それぞれの測定値の信頼度によって決定される。この重みは通常、誤差の分散の逆数とされる。また、推定位置から得られる正規化残差は次式で表される。
なお、S300では、(6)式を用いて算出した正規化残差εを正規化残差ζとする。ここで、(6)式で表される残差は測定値数の違いによる影響をなくすため、用いた測定値数Ndで正規化してある。
続くS305は、推定位置算出に用いるTOA測定値数Nの値を1つ減らす。ターゲットノード2の位置推定に利用する対象に現在含まれているN+1組の測定値(TOA測定値、AOA測定値)からN組のTOA測定値を抽出する組み合わせはN+1通りある。続くS310では、このN+1通りのN組の測定値群(TOA測定値とAOA測定値の組を複数個有する群)の各々を使用して、N+1通りの推定位置(x,y)および正規化残差εを算出する。これにより、N+1通りの推定位置および正規化残差を導出することができる。推定位置および正規化残差は(3)式〜(6)式を用いることで導出が可能である。求めたN+1通りの正規化残差の中で、最も小さい値となる正規化残差ε´およびそのときの推定位置(x´、y´)を選択する。
続くS315では、正規化残差の比較を行う。(ζ−ε´)が設定した微小値δAOAより小さい場合(S315:YES)、S320へ移行し、同じまたは大きい場合(S315:NO)、S325へ移行する。S320ではS300で算出した(x、y)を返して判定終了する。
S325では、S310で算出した(x´、y´)を返しNLOS判定を終了する。(x´、y´)を返すということは、(x´、y´)の算出の際に用いられなかった1組の測定値(TOA測定値、AOA測定値)が、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象から取り除かれたということである。
図2に戻り、S120では返された値をターゲットノード2の推定位置とする。以上を持ってNLOS判別および推定位置算出を終了する。
次に、本実施形態で中央処理装置4が実行するNLOS判別手法(図2)を用いて計算機シミュレーションを行い、その特性を比較した結果を説明する。計算機シミュレーションにおいて、位置推定を行う領域であるセンサフィールド1の図を図5に示す。図5は縦の長さと横の長さがそれぞれ10.0mの二次元空間であり、センサノード3−iが9個(N=1,…,9)、そのうちNLOS環境下のセンサノード3−1、3−6、3−7が3個である。またターゲットノード2は、図示していないが、図5のセンサフィールド1全域にx方向、y方向それぞれに0.1[m]刻みの格子点上に配置し、各ターゲットノード2の位置で本実施形態のNLOS判別を用いた位置推定を行うものとする。
ここで、各センサノード3−iでの測定値は決められた測定回数分だけ測定を行った後、平均をとった値としている。事前測定回数をM回、i番目のセンサノード3−iにおける事前測定回数j回目の測定値をdi,jとしたときの平均化を行った後の測定値は次の式で表される。
この操作を行うことによって測定値に含まれる雑音の分散を抑えることができ、測定回数Mを大きくする毎に推定精度が向上される。計算機シミュレーションにおいては、事前測定回数M=30とした。
位置推定に使用する周波数はUltra Wide Band(UWB)である500[MHz]とした。UWBは時間分解能が高く、高い時間分解能が必要なTOAを用いた位置推定に適している(ただし、本発明の適用対象がUWBに限られるわけではない)。また、測定誤差が比較的小さいために位置推定によく用いられる。屋内環境におけるTOA測定値の見通し内(LOS)誤差として、非特許文献2に示された実測値から得られた値を用いる。非特許文献2によると、TOAのLOS誤差はガウス分布に従い、その平均および分散は次式で表される。
ただし、dはセンサノード3−i・ターゲットノード2間距離であり、使用周波数が500[MHz]のときmTOA,LOS=0.21m、σTOA,LOS=0.269mである。
AOAのLOS誤差は一般的に平均が0のガウス分布に従うとされる。計算機シミュレーションにおいてAOAのLOS誤差の分散は次式のように設定した。
また、(3)式のHTA方式におけるLS法の重みγi,TOA、γi,AOAはそれぞれ(9)式、(10)式の逆数としてある。
次に、TOA測定値およびAOA測定値の見通し外(NLOS)誤差は、単一散乱モデルで与えられることが多い。単一散乱モデルとは、ターゲットノード2から送信された電波が散乱物(scatterer)において一度だけ散乱されてからセンサノード3−iに到達するモデルである。実際の環境では、電波が複数回散乱されてからセンサノード3−iで受信される場合も考えられるが、散乱を起こすたびに信号電力は大幅に減衰するため、2回以上散乱を起こしてから届く信号は電力低下により受信できないものとする。センサノード3−i・ターゲットノード2間距離をD,センサノード3−iの位置を(−D/2,0),ターゲットノード2の実際の位置を(−D/2,0),散乱物の位置を(p,q)としたとき、TOAのNLOS誤差mTOA,NLOSおよびAOAのNLOS誤差mAOA,NLOSは次式で表される。
(11)式、(12)式より、TOAおよびAOAのNLOS誤差は散乱物の位置(p,q)に依存する。散乱物の位置(p,q)のとり方には屋外環境を想定するCSM(Circular Scattering Model)や屋内環境を想定するESM(Elliptical Scattering Model)などさまざまなモデルが存在する。計算機シミュレーションにおいては、非特許文献3に示されたGSDM(Gaussian Scatter Density Model)を用いる。このモデルは散乱物の分布がターゲットノード2を中心とした二次元ガウス分布に従うと仮定するモデルであり、屋内環境・屋外環境ともに実測にあったモデルである。計算機シミュレーションにおいて、GSDMにおける2次元ガウス分布の分散σは次式とした。
次に、NLOS判別手法であるIMR法において用いられる微小値δを設定する。本実施形態のNLOS判別ではIMR法をTOA測定値のみを用いた場合(S105)とTOA測定値、AOA測定値両方を用いた場合(S115)の2回に分けて行うため、微小値δは2種類存在する。TOA測定値のみを用いた場合の微小値δTOA(図3のS215でδとして用いられる)およびTOA測定値、AOA測定値両方を用いた場合の微小値δHTA(図4のS315でδとして用いられる)はそれぞれ次式とした。
(14)式において、εは、i<Nの場合は、S210でTOA測定値をi個用いた場合の正規化残差ε´であり、i=Nの場合は、S200で算出した正規化残差ηである。したがって、N<N−1の場合に用いられるδTOAは、前回のS215で算出したη−ε´
の絶対値の1/5に相当する。つまり、N<N−1の場合は、今回のS215における正規化残差の変化量が、前回S215における正規化残差の変化量の絶対値の1/5よりも小さいか否かを判定していることになる。S218で除外されるTOA測定値は誤差の大きい測定値なので、殆どの場合、残差ε’はS210を実行する度に小さくなっていくので、正規化誤差の減少量が大きいほどδTOAの値が大きいことになる。
位置推定システムの性能評価には、平均二乗誤差(Root Mean Square Error)(RMSE)を用いる。RMSEはターゲットノード2の真の位置と推定位置との標準偏差であり、位置推定をL回行った場合のRMSEは次式で与えられる。
ここで、(X,Y)はターゲットノード2の真の位置、(xR,l,yR,l)はi回目の位置推定で得られた推定位置である。計算機シミュレーションでは、推定回数L=1000とした。
計算機シミュレーションにより算出した図5のセンサフィールド1全体におけるRMSEを図6に示す。ここで既存の方法として、図5と同じ条件のセンサフィールド1に対して、TOA方式にIMR法を適用した場合のRMSEを、比較例として図7に示す。
また、図5と同じ条件のセンサフィールド1に対して、HTA方式にIMR法を単純に適用した場合のRMSEを、比較例として図8に示す。HTA方式にIMR法を単純に適用するということは、TOA測定値のみを用いてIMR法を実行するのではなく、常に、TOA測定値、AOA測定値の両方を用いてIMR法を実行するということである。より詳細には、図3のS200、S210の処理に対して、TOA測定値のみならず、使用するTOA測定値と組になるAOA測定値をすべて用いて、(3)式〜(6)式を用いてターゲットノード2の推定位置および正規化残差を算出するような変更を加えればよい。
図6〜図8では、RMSEが低い部分は白い色で、高い部分は黒い色で示してある。RMSEが低いほど位置推定精度はよいため、白で示されている部分が多いほど推定精度がよいといえる。図6と図7、図8を比較すると、図6のほうが白で示されている部分が多く、推定精度がよいことが分かる。
図8では、センサフィールド中央付近の範囲(より具体的には、5.0m≦X≦8.0m、且つ2.0m≦Y≦8.0mの範囲であり、ただし、X=5.0m、Y=5.0mを中心とする半径1.0mの円内を除く範囲)で、図6と比べてRMSEが顕著に大きくなっている。これは、HTA方式に対して上記のように単純にIMR法を適用した場合、複数のNLOS測定値(NLOS環境下にあるセンサノードのTOA測定値、AOA測定値)をうまく除去できず、誤差の大きいNLOS測定値を複数残したまま推定位置を算出してしまうためである。
実際、図8の例では、上記したセンサフィールド中央付近の範囲の殆どの位置で、3個のNLOS環境下のセンサノード3−1、3−6、3−7の測定値(TOA測定値、AOA測定値の組)のうち、2組以下しか取り除くことができず、そればかりか、NLOS環境下にないセンサノード3−2〜3−5、3−8、3−9のうちいずれか1つ以上の測定値(TOA測定値、AOA測定値の組)を取り除いてしまっていた。
このようになるのは、AOAを用いた位置推定ではNLOS環境による大きな誤差により推定位置が大幅に変動するからである。このように、IMR法において、AOAを用いた推定位置から得られる残差の比較によってNLOS環境にあるセンサノードを判別する場合、NLOS環境にあるセンサノードが2つ以上あると判別の精度が悪化する。
これに対し、本実施形態の手法を用いた場合の結果である図6では、上記したセンサフィールド中央付近の範囲においても、図8の結果に比べ、RMSEが顕著に低くなっていることが分かる。これは、TOA測定値のみを用いたNLOS判別により複数のNLOS測定値を除去した(S105、S110)ことにより、続けて行われるHTA方式でのNLOS判別(S115)では残っているNLOS測定値(TOA測定値、AOA測定値)が1組または0組となり、その結果、NLOS判別が正しく行われたためである。
つまり、上記したセンサフィールド中央付近の範囲内の殆どの位置で、中央処理装置4が実行は、図3の処理において、S210,S215、S220のループを3回以上繰り返すことで、3個以上のセンサノード3−i(NLOS環境にあるセンサノードを複数個含む)のTOA測定値が、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象から取り除かれ、その後S225を経て図2のS110で、最後に取り除かれたTOA測定値を上記対象に戻す。その結果、2個以上のセンサノード3−i(NLOS環境にあるセンサノードを複数個含む)のTOA測定値がS105、S110で除去される。更に中央処理装置4は、上記したセンサフィールド中央付近の範囲内の殆どの位置で、図4の処理において、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象に残っているNLOS測定値(TOA測定値、AOA測定値)が1組だけの場合は、S325でその1組のNLOS測定値が取り除かれて算出された推定位置を返し、当該対象に残っているNLOS測定値が0組の場合は、S320で残っているすべての組を用いて算出された推定位置を返す。
また、図6〜図8において、それぞれセンサフィールド全体でRMSEの平均を取ると図6は0.23985m、図7は0.67696m、図8は0.33071mとなった。このことからセンサフィールド全体において本実施形態は既存手法より位置推定精度が向上することが分かる。また、図6全体において、図2のS105でTOA測定値が取り除かれたNLOS環境下にあるセンサノードの数(S110で戻した後の時点における除去数)は、平均で2.0008個であった。この個数はNLOS環境下のセンサノード数よりも少なく、NLOS環境下のセンサノードを完全に除去できていない。しかし、NLOS測定値であっても含まれる誤差が極めて小さい場合があり、その場合はその測定値を除去せずに推定位置導出に用いたほうが位置推定精度は向上する。そのため、S105で取り除かれなかったNLOS測定値は誤差が小さく、S115における異常値判別精度およびS120における位置推定精度を劣化させることはない。
なお、本実施形態において、中央処理装置4が、S105、S110を実行することで第1除去手段の一例として機能し、S115を実行することで第2除去手段の一例として機能し、S120を実行することで推定位置取得手段の一例として機能する。
本実施形態は、上記のようになっていることで、あらかじめS105、S110において、TOA測定値およびAOA測定値のうちTOA測定値のみに基づいて、NLOS環境にある複数のセンサノードのTOA測定値が、ターゲットノード2の位置推定に利用する対象から除外される可能性が高い。したがって、TOA測定値およびAOA測定値の両方を用いるS115の実行開始時において、NLOS環境にあるセンサノードのTOA測定値およびAOA測定値の数が当初よりも減っており、その結果、NLOS判別の精度が向上する。
また、本実施形態では、HTA方式におけるIMR法を用いたNLOS判別において、最初にTOAのみの測定値を用いてNLOS判別を行い、NLOS環境にあるセンサノードを複数個取り除いた後、続けてTOAとAOAの測定値を用いてNLOS判別を行うものである。このような判別方法では、TOAのみの測定値を用いたNLOS判別で複数のNLOS環境のセンサノードが取り除かれているため、続けて行われるTOAとAOAの両方を用いたNLOS判別では判別に用いる測定値の中に含まれるNLOS環境下の測定値は1つ以下となることが多く、NLOS判別の誤りを減少させることが可能である。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、中央処理装置4(処理手段の一例に相当する)は、ターゲットノード2ともセンサノード3−iとも違う別個の装置として実現されている。しかし、必ずしもこのようになっていなくてもよい。例えば、中央処理装置4を用意せず、センサノード3−iやターゲットノード2が中央処理装置4の機能を有していても構わない。
上記実施形態では、2次元空間において位置推定を行っているが、3次元空間において位置推定を行っても構わない。
上記実施形態では、各センサノード3−iは、受信した信号のTOAに基づいて、ターゲットノード2と自機の間の距離dを算出し、算出した距離dを中央処理装置4に送信するようになっている。しかし、受信した信号のTOAそのものを、中央処理装置4に送信するようになっていてもよい。その場合は、中央処理装置4が、受信したTOAに基づいて距離dを算出すればよい。
上記実施形態では、各センサノード3−iは、TOA方式を用いてターゲットノード2と自機の間の距離dの測定を行っている。しかし、そうではなく、例えばRSS方式やTDOA方式など他の距離測定方式を用いて、ターゲットノード2と自機の間の距離dの測定および送信を行うようになっていてもよい。その場合、各センサノード3−iは、距離dではなく、受信した信号のRSSそのものやTDOAそのものを中央処理装置4に送信するようになっていてもよい。その場合、その場合は、中央処理装置4が、受信したRSSまたはTDOAに基づいて距離dを算出すればよい。
つまり、各センサノード3−iが送信するのは、前記ターゲットノード(2)から自機までの距離を算出可能な距離情報と、前記信号の到来方向を算出可能な到来方向情報との組であればよい。
上記実施形態では、2回目のIMR法において、TOAとAOAの両方を用いたNLOS判別を1度だけ行っているが、これを複数回行っても構わない。
上記実施形態では、ターゲットノード2の推定位置の算出に最小二乗法を用いているが、他の算出方式を用いても構わない。
本発明は、センサネットワークにおける距離測定および角度測定を行う位置推定において、適切に異常値を除去し、位置推定精度を向上させる方法として利用することができる。
1…センサフィールド
2…ターゲットノード
3−i…センサノード
4…中央処理装置

Claims (6)

  1. ターゲットノード(2)から送信された信号を受信し、受信した前記信号に基づいて、前記ターゲットノード(2)から自機までの距離を算出可能な距離情報(d)と、前記信号の到来方向を算出可能な到来方向情報(θ)との組を算出する複数個のセンサノード(3−i)と、
    処理手段(4)と、を備え、
    前記処理手段(4)は、前記複数のセンサノード(3−i)の各々で算出された距離情報(d)および到来方向情報(θ)の組を取得する測定値取得手段(S100)と、
    前記取得手段(S100)で取得されたすべての組の距離情報(d)および到来方向情報(θ)のうち、距離情報(d)のみを、前記ターゲットノード(2)の位置推定に利用する対象に含め、前記対象を用いて、誤差の大きい距離情報(d)を選び、選んだ距離情報(d)を前記対象から取り除く第1除去手段(S105、S110)と、
    前記第1除去手段(S105、S110)によって前記対象から誤差の大きい距離情報(d)が取り除かれた後、前記対象に残った複数個の距離情報(d)のいずれか1つと組になる複数個の到来方向情報(θ)を、前記対象に追加し、追加後の前記対象を用いて、前記対象から、誤差の大きい距離情報(d)と到来方向情報(θ)の組を取り除く第2除去手段(S115)と、
    前記第2除去手段(S115)で誤差の大きい距離情報(d)と到来方向情報(θ)の組が取り除かれた後の前記対象を用いて算出されたターゲットノードの推定位置を取得する推定位置取得手段(S120)と、を有することを特徴とする位置推定システム。
  2. 前記第1除去手段(S105、S110)は、
    前記対象に含まれる距離情報(d)の数がN+1個であるとき、前記対象に含まれるN+1個の距離情報(d)を用いて前記ターゲットノード(2)の推定位置と残差ηを算出し、更に、前記対象に含まれるN+1個の距離情報(d)のうち、N+1通りのN個の測定値の各々を使用して、N+1通りの前記ターゲットノード(2)の推定位置およびN+1通りの残差(ε)を算出し、前記N+1通りの残差(ε)の中で最小の値となる残差ε´と、前記残差ηとの比較を行う、
    という処理を、η−ε´が設定値(δTOA)より小さくなるまで、前記残差ε´の計算に用いられなかった距離情報(d)を前記対象から取り除きながら繰り返し、
    η−ε´が設定値(δTOA)より小さくなると、前記対象から最後に取り除いた距離情報(d)を、前記対象に戻すことを特徴とする請求項1に記載の位置推定システム。
  3. 前記第1除去手段(S105、S110)は、前記複数のセンサノード(3−i)の各々から出力された距離情報(d)のうち、NLOS(Non−Line Of Sight)環境下にある複数のセンサノード(3−i)から出力された複数の距離情報(d)のうち1個だけを残して、前記対象から取り除くことを特徴とする請求項1または2に記載の位置推定システム。
  4. センサネットワークを用いた距離および角度の測定を行う位置推定システムにおいて、NLOS(Non−Line Of Sight)判別を繰り返し行うIMR(Iterative Minimum Residual)法において、測定値に含まれるNLOSによる異常値の除去を2回に分けて行うことを特徴とする位置推定システム。
  5. 最初の異常値検出にTOA測定値のみを用いて行うことを特徴とする請求項4に記載の位置推定システム。
  6. 2回目の異常値検出にTOA測定値とAOA測定値を用いて行うことを特徴とする請求項4または5に記載の位置推定システム。
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