JP2015045492A - 冷風器 - Google Patents
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Abstract
【課題】温度降下が大きく、消費電力が少い、コストの安い冷風器を提供する。
【解決手段】小玉を多数付着させて表面積を大きくした毛玉帯10は、全合成繊維製だから速乾性があり、送風機33の送風とは接触面積が大きく、また吊り柱23,24から吊り下げられた多数の毛玉帯10は、隣の毛玉帯10との間に隙間29を形成し、送風機33の風をこの隙間29に送り込むと、湿った毛玉帯10の水分の気化が大きく、この風の温度も平均して2〜3℃低下する。また、消費電力が小さく、コストも安い。
【選択図】図2
【解決手段】小玉を多数付着させて表面積を大きくした毛玉帯10は、全合成繊維製だから速乾性があり、送風機33の送風とは接触面積が大きく、また吊り柱23,24から吊り下げられた多数の毛玉帯10は、隣の毛玉帯10との間に隙間29を形成し、送風機33の風をこの隙間29に送り込むと、湿った毛玉帯10の水分の気化が大きく、この風の温度も平均して2〜3℃低下する。また、消費電力が小さく、コストも安い。
【選択図】図2
Description
本発明は、夏の暑さ対策のための冷風器に関する。
夏の暑さ対策として、これまで扇風機やエヤコンが使われてきた。
以上で述べた扇風機は気温が下らず、エヤコンは気温が下るが、消費電力は大きくコストも高い。
本発明は、本課題を解決するために、まず本発明の主要部をなす部品は、合成繊維の小玉を多数付着させた合成繊維の帯の上端に吊り棒を、下端に固定棒と布とをそれぞれ取付けた毛玉帯で、
平行な左右側板間に、上方に平行な2本の吊り柱を、下方に平行な2本の固定柱をそれぞれ渡し、これらを固定して枠体を構成し、
この枠体の2本の吊り柱に、多数の毛玉帯の吊り棒を間隔をあけて左から並べて固定し、下へ吊り下げた多数の毛玉帯の固定棒を、枠体の2本の固定柱に固定し、
このようにして吊り下げられた多数の毛玉帯間に、多数の隙間を形成したものである
なおこれら隙間を形成する毛玉帯には、上下から水分が供給される。
またこれら隙間に送風する送風機と、隙間を通った送風を外方に放る送風機を設ける。
以上から、上記毛玉帯は全合成繊維製だから速乾性があり、多数の小玉の付着により送風機の送風との接触面積が大きいので、この毛玉帯により形成される隙間に風を通すと、気化が大きく、温度降下も大きく、平均して2〜3℃下がる。
この効果は、以上のほか、消費電力が少なく、コストも安い。
以下本発明の実施の形態を図により説明する。
図1は、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維の小玉を、合成繊維の帯11に多数付着させ、上端に吊り棒12を、下端に固定棒13と布14をそれぞれ取付け、布14を下へ垂らした毛玉帯10を示す。
図2は、本発明の点滴器41を除いた主要部を示す上視図で、左側板21から平行な右側板22へ、上方に平行な吊り柱23,24を、下方に平行な固定柱25,26を、それぞれ渡して固定し、枠体20を構成したものである。
そしてこの枠体20の吊り柱23,24に、多数の毛玉帯10の吊り棒12を間隔をあけて左から並べて固定し、下へ吊り下げた多数の毛玉帯10の固定棒13を、固定柱25、26に固定し、多数の毛玉帯10の間に縦長の隙間29を形成する。
またこの多数の隙間29に、送風入口31から送風する送風機33を、さらにこの隙間29を通る送風を送風出口32から外方に放出する送風機34を設ける。
さて図2の構造について説明すると、まず毛球帯10は、水分が上方の点滴器41から多数の吊り棒12の上面42のタオル、スポンジなどのような吸水体43に供給され、また下方から水槽44内に浸された布14により補給されるので、これらの毛玉帯10に囲まれた隙間29は十分湿っている。
次に送風機33は、送風が広がらないサーキユラーが好ましいのでこれを採用し、このサーキュラー33から隙間29内に送風すると、既に述べたように気化が大きく、温度降下が大きい。
そしてこの送風は送風機34により外方に放出される。
10 毛玉帯
20 枠体
29 隙間
20 枠体
29 隙間
本発明は、ものを冷やす冷風器に関する。
ものを冷やすには、これまでエヤコンや冷蔵庫が使われてきたが、氷などを利用せずに、手軽にものを冷やす、簡単な構造の装置は見当らない。
手軽にものを冷やす、簡単な構造の装置
本発明は、本課題を解決するために、水分気化による温度低下を利用するもので、
まず、本発明の主要部をなす部品は、表面を凹凸にした合成繊維の帯の上端に吊り棒を、下端に固定棒と布とをそれぞれ取付けた凹凸帯である。
まず、本発明の主要部をなす部品は、表面を凹凸にした合成繊維の帯の上端に吊り棒を、下端に固定棒と布とをそれぞれ取付けた凹凸帯である。
また平行な左、右側板間に、上方に平行な2本の吊り柱を、下方に平行な2本の固定柱をそれぞれ渡して固定した枠体を構成する。
そしてこの枠体の2本の吊り柱に、多数の凹凸帯の吊り棒を間隔をあけて左から並べて固定し、下へ吊り下げた多数の凹凸帯の固定棒を、枠体の2本の固定柱に固定する。
このようにして吊り下げられた多数の凹凸帯間に多数の縦長の隙間を形成する。
そしてこれら隙間には、これら隙間に通じる送風機を設ける。
なお上記凹凸帯には、上、下から水分が供給される。
以上から本発明は、合成繊維製の凹凸帯により形成された縦長の隙間に、これに通じる送風機を設けた、簡単な構造の装置である。
そして上記凹凸帯は、合成繊維製だから速乾性があり、また表面を凹凸にしたので、送風機の送風とは接触面積が大きい。
したがって上記隙間に、送風機から送風すると、隙間に含まれる水分が大きく気化し、送風の温度低下が大きく冷風となる。
本発明は、このような冷風を、対象のものに当てることにより冷やすものである。
以上のように本発明によれば、簡単な構造の装置で、手軽にものを冷やすことができる。
以下本発明の実施の対象を、夏の暑さ対策の冷風装置とし、この形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維の小片を、同様の合成繊維の帯11に多数付着させて表面を凹凸にし、上端に吊り棒12を取付け、下端に固定棒13と布14とを取付け、布14を下へ垂らした凹凸帯10の全体図を示す。
なお上記帯11は、市販品「吸着取替モツプ」(株・セリア・大垣市外渕、ほか)を使用した。
図2は、本発明の点滴器41を除いた主要部の上視図で、図3は図2のA−A視図で、たヾし点滴器41を含み、図4は図2のB−B視図である。
次にこれらの図により本発明の構成を説明すると、枠体20は、左側板21から平行な右側板22へ、上方に平行な吊り柱23、24を、下方に平行な固定柱25、26を、それぞれ渡して固定したもので、また27はふた、28は底板である。
ついでこの枠体20の吊り柱23、24に多数の凹凸帯10の吊り棒12を間隔をあけて左から並べて固定し、下へ吊り下げた多数の凹凸帯10の固定棒13を、固定柱25、26に固定し、多数の凹凸帯10の間に縦長の隙間29を形成する。
そしてこれら多数の隙間29に送風入口31から送風する送風機33と、さらにこの隙間29を通る送風を、送風手口32から外方に放出する送風機34を設ける。
なお送風機33は、送風が広がらないのが好ましいので、サーキュレーターを採用した。
さて本発明の作用を説明すると、凹凸帯10には、水分が、上方は点滴器41から多数の吊り棒12の上面42のタオル、スポンジなどの吸収体43により、また下方は水槽44内に浸された布14により供給され、凹凸帯10により形成された隙間29は十分湿っている。
次に送風機33から隙間29に送風すると、既に述べた用に、水分気化、送風の温度低下が大きく起り、冷風が送風機34から外方に放出される。
さて本発明の実施による図2〜4の装置で、温度低下を測定したところ、湿度50%前後で平均して3〜4℃だった。
なお気化の特性から温度低下は、湿度と大きく関係し、湿度が低い程大きく高い程小さい。
10 凹凸帯
20 枠体
29 隙間
20 枠体
29 隙間
Claims (1)
- 左側板21から平行な右側板22へ、上方に平行な吊り柱23、24を、下方に平行な固定柱25、26を、それぞれ渡して固定した枠体20の吊り柱23、24に、合成繊維の小玉を多数付着させた合成繊維の帯11の上端に吊り棒12を、下端に固定棒13をそれぞれ取付けた
毛玉帯10の多数の吊り棒12を、間隔をあけて左から並べて固定し、下へ吊り下げた多数の毛玉帯10の下端の固定棒13を、枠体20の固定柱25、26に固定し、多数の毛玉帯10の間に縦長の隙間29を多数形成した冷風器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013210535A JP2015045492A (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | 冷風器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013210535A JP2015045492A (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | 冷風器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015045492A true JP2015045492A (ja) | 2015-03-12 |
Family
ID=52671119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013210535A Pending JP2015045492A (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | 冷風器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015045492A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01116316U (ja) * | 1987-09-12 | 1989-08-04 |
-
2013
- 2013-08-27 JP JP2013210535A patent/JP2015045492A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPH01116316U (ja) * | 1987-09-12 | 1989-08-04 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141216 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150414 |