JP2015043142A - 分散バックアップシステム - Google Patents
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Abstract
Description
近年、医用画像と、それにともなう保存データとの大容量化により、データベースのバックアップに時間がかかるようになっている。
ここでは、重要度の高い部分の復元ができれば、重要度の低い部分の復元ができなかったとしても、データの復元可能品質が「高い」という。一方で、重要度の低い部分の復元ができても、重要度の高い部分の復元ができなかったときは、データの復元可能品質が「低い」という。
医用画像の標準規格の一例として、DICOM(Digital Imaging and communication in Medicine)がある。
(1)データを複数の部分データに分ける;(2)バックアップ先として複数のサーバを用いる;(3)複数のサーバを重要度に応じたグループに分ける;(4)各グループは、重要度に対応する数分のサーバを有する;(5)重要な部分データをその重要度に応じたグループのサーバに転送する。
さらに、分割処理部131は、同期情報に基づいて、フレーム画像を16個の部分(1つの画像中の部分データ)に分ける。フレーム画像を16個の部分に分ける方法について図2を参照して説明する。
以上に、A0のフレーム画像を分割するときの一例を挙げたが、A3、A2、A1の各部分の形状はこれに限らない。また、分割処理部131が、データであるフレーム画像のデータサイズに応じて部分のデータサイズを自動的に変更するように構成してもよい。
さらに、分割処理部131は、図3に示す重要テーブルを参照して、A3の部分に対しR3の重要度を定め、A2の部分に対しR2の重要度を定め、A1の部分に対しR1の重要度を定める。ここでは、R3、R2、R1の順番に重要度が高い。
図5に示すように、転送処理部130は、同じA3の部分を、R3の重要度に応じたグループG3に属する6台のサーバ200に部分データとして同期情報を付して転送する。さらに、転送処理部130は、同じA2の部分を、R2の重要度に応じたグループG2に属する2台のサーバ200に部分データとして同期情報を付して転送する。さらに、転送処理部130は、同じA1の部分を、R1の重要度に応じたグループG1に属する1台のサーバ200に部分データとして同期情報を付して転送する。
ここで、管理サーバ100とサーバ200との間でデータの転送ができなくなる確率をPとすると、A3の部分の復元が可能となる確率Q3は、次の式で表される。
Q3=1−P6 (1)
同様に、A2の部分の復元が可能となる確率Q2は、次の式で表される。
Q2=1−P2 (2)
同様に、A1の部分の復元が可能となる確率Q1は、次の式で表される。
Q1=1−P (3)
Q3=0.999999999999
Q2=0.99999
Q1=0.99
Q23=Q2*Q3 (4)
Q23=0.999989999
以上に、第1実施形態に係る分散バックアップシステムの構成を説明した。
次に、データの読み出しから部分データの転送までの一連の動作について図6を参照して説明する。図6は、データの読み出しから部分データの転送までの一連の動作を示すフローチャートである。
以上のように、データの読み出しから部分データの転送までが、ユーザの操作によらず、自動的に行われるので、ユーザの負担が軽減される。
次に、分散バックアップシステムの第2実施形態について図7及び図8を参照して説明する。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
以上に、第2実施形態に係る分散バックアップシステムの構成を説明した。
次に、データの読み出しから部分データの転送までの一連の動作について図8を参照して説明する。図8は、データの読み出しから部分データの転送までの一連の動作を示すフローチャートである。
次に、転送処理部130は、各フレーム画像を、対応するグループに属するサーバ200に同期情報を付して転送する(S205)。
以上のように、複数のフレーム画像の読み出しから各フレーム画像の転送までが、ユーザの操作によらず、自動的に行われるので、ユーザの負担が軽減される。
次に、分散バックアップシステムの第3実施形態について図9を参照して説明する。
なお、第3実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
以上のように、バックアップ先に転送され、保存されたフレーム画像(複数フレーム画像内の部分データ)を復元する構成は、第1実施形態と同じである。
以上に、第3実施形態に係る分散バックアップシステムの構成を説明した。
次に、データの読み出しから部分データの転送までの一連の動作について図10を参照して説明する。図10は、データの読み出しから部分データの転送までの一連の動作を示すフローチャートである。
次に、分割処理部131は、DICOMの画像データファイルを検索し、「アノテーション」が施されたか否かを判断することにより、複数のフレーム画像をA1、A2、A3の各フレーム画像に分ける(S302)。
次に、転送処理部130は、各フレーム画像を、対応するグループに属するサーバ200に同期情報を付して転送する(S305)。
以上のように、複数のフレーム画像の読み出しから各フレーム画像の転送までが、ユーザの操作によらず、自動的に行われるので、ユーザの負担が軽減される。
次に、分散バックアップシステムの第4実施形態について図11及び図12を参照して説明する。
なお、第4実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
図12は、バックアップ先テーブルの一例を示す図である。図12に、複数の部分データと、各部分データに対応するグループ名と、そのグループに属するサーバ名とを示す。図12に示すように、各グループに属するサーバの数は3台である。
次に、第4実施形態の変形例について図13を参照して説明する。図13は、分散バックアップシステムの変形例を示す概略構成図である。図13に、データを“D0”で示し、さらに、部分データを“D1”、“D2”、“D3”で示す。ここでの部分データD1、D2、D3も、「1つの画像中の部分データ」および「複数フレーム画像内の部分データ」の両方を含むものとする。
次に、分散バックアップシステムの第5実施形態について図14を参照して説明する。
なお、第5実施形態において、第4実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
転送処理部130は、(3″)部分データD1を一方のサーバ200に同期情報を付して転送し、部分データD2、D3を他方のサーバ200に同期情報を付して転送する。
部分データD1と部分データD2、D3を異なるサーバ200に転送したので、セキュリティについて改善することができる。
110 画像記憶部
120 管理データ記憶部
130 転送処理部
131 分割処理部
132 格納処理部
140 復元処理部
141 統合処理部
142 取出処理部
200 サーバ
Claims (7)
- データを管理する管理サーバと、ネットワークにより前記管理サーバを含め相互にデータを転送可能にされた複数のサーバとを有する分散バックアプシステムにおいて、
前記管理サーバは、前記データを複数の部分データに分割するとともに、再現可能な同期情報を付して該部分データのそれぞれをサーバのそれぞれに転送し、かつ、前記複数の部分データのうちの少なくとも一つの同じ部分データを異なるサーバに転送して保存させること、
を特徴とする分散バックアップシステム。 - 前記データは、検査時に取得されたフレーム画像であって、
前記管理サーバは、前記フレーム画像を複数の部分に分けるとともに、前記フレーム画像のうちの中心に近い前記部分ほど高く、前記中心から遠い前記部分ほど低くなるように重要度を定め、前記複数のサーバを前記重要度に応じたグループに分け、各前記部分を、前記部分の重要度に応じたグループに属する各サーバに前記部分データとして転送すること、
を特徴とする請求項1に記載の分散バックアップシステム。 - 前記データは、検査時に時系列にフレーム単位で取得された複数のフレーム画像であって、
前記管理サーバは、前記複数のフレーム画像を特定のフレーム画像とそれ以外のフレーム画像とに分けるとともに、前記特定のフレーム画像を高く、前記それ以外のフレーム画像については前記特定のフレーム画像から遠いフレーム画像ほど低くなるように重要度を定め、前記複数のサーバを前記重要度に応じたグループに分け、各前記フレーム画像を、前記フレーム画像の重要度に応じたグループに属する各サーバに前記部分データとして転送すること、
を特徴とする請求項1に記載の分散バックアップシステム。 - 前記重要度の高いグループほど前記グループに属するサーバの数が多いこと、
を特徴とする請求項2または請求項3に記載の分散バックアップシステム。 - 前記特定のフレーム画像は、前記検査時に処理されたフレーム画像であること、
を特徴とする請求項3に記載の分散バックアップシステム。 - 前記特定のフレーム画像は、前記検査時に読影されたフレーム画像であること、
を特徴とする請求項3に記載の分散バックアップシステム。 - データを管理する管理サーバと、ネットワークにより前記管理サーバを含め相互にデータを転送可能にされた複数のサーバとを有する分散バックアプシステムにおいて、
前記管理サーバは、前記データを複数の部分データに分割するとともに、再現可能な同期情報を付して該部分データのそれぞれをサーバのそれぞれに転送し、かつ、前記複数の部分データのうちの一以上を前記複数のサーバの一つに転送するとともに、他の一以上の部分データを他の一つのサーバに転送して保存させること、
を特徴とする分散バックアップシステム。
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