JP2015042977A - 原子センサシステム及びそのプローブビーム周波数安定化方法 - Google Patents

原子センサシステム及びそのプローブビーム周波数安定化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原子センサシステムにおけるプローブビーム周波数を安定化する。
【解決手段】原子センサシステム10が、ある軸に沿った磁界を発生するように構成された磁界発生器、及び光プローブビームを発生するように構成されたプローブレーザー装置14を含む。ビーム光学系16が、光プローブビームを、アルカリ金属蒸気を含むセンサセル18を通るように指向させ、これにより光プローブビームが、少なくとも上記軸に沿ったベクトル成分を有する。検出光学系20は、センサセル18を出た光プローブビームに関連するファラデー回転を測定し、ファラデー回転に基づくフィードバック信号を発生するように構成されている。レーザーコントローラ26は、フィードバック信号に基づいて光プローブビームの周波数を、中心周波数を中心として変調し、フィードバック信号に基づいて、光プローブビームの中心周波数を実質的に安定化するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は一般にセンサシステムに関するものであり、特に、原子センサシステムにおけるプローブビーム周波数安定化に関するものである。
核磁気共鳴(NMR:nuclear magnetic resonance)ジャイロスコープ及び原子磁力計のような原子センサは、光ビームを用いて動作して、受感軸を中心とした回転を検出するか、あるいは外部磁界の存在及び大きさを検出する。例として、NMRセンサシステムは、第1光ビームをポンプビームとして用いることができる。例えば、このポンプビームを円偏光した光ビームとすることができ、この円偏光した光ビームは、センサの封止セル内でセシウム(Cs)またはルビジウム(Rb)のようなアルカリ金属蒸気をスピン偏極させるように設定されている。NMRセンサシステムは、第2光ビームをプローブビームとして用いることもできる。例えば、この光ビームを直線偏光した光ビームとすることができ、この直線偏光した光ビームは、例えば検出システムの受感軸を中心とした回転を検出するために、あるいは外部磁界の大きさを検出するために、直接測定したアルカリ金属の歳差運動に基づいて、キセノン(Xe)のような希ガス同位体の歳差運動を間接的に検出するように構成されている。
原子センサシステムが、ある軸に沿った磁界を発生するように構成された磁界発生器、及び光プローブビームを発生するように構成されたプローブレーザー装置を含む。ビーム光学系が、光プローブビームを、アルカリ金属蒸気を含むセンサセルを通るように指向させ、これにより光プローブビームは、少なくともこの軸に沿ったベクトル成分を有する。このシステムは、光検出器アセンブリを具えた検出光学系も含み、この光検出器アセンブリは、センサセルを出た光プローブビームに関連するファラデー回転を測定し、センサセルを出た光プローブビームに関連するファラデー回転に基づくフィードバック信号を発生するように構成されている。このシステムはさらにレーザーコントローラを含み、このレーザーコントローラは、光プローブビームの周波数を、ある中心周波数を中心として変調し、上記フィードバック信号に基づいて、光プローブビームの中心周波数を実質的に安定化するように構成されている。
他の好適例は、核磁気共鳴(NMR)システムにおいて光プローブビームを安定化する方法を含む。この方法は、光プローブビームの周波数を、変調信号に基づいて、ある中心周波数を中心として変調するステップ、及びある軸に沿った磁界を発生するステップを含む。この方法は、光プローブビームを、アルカリ金属蒸気を含むNMRシステムのセンサセルを通るように指向させ、これにより光プローブビームが、少なくとも上記軸に沿ったベクトル成分を含むステップ、及びセンサセルを出た光プローブビームに関連するファラデー回転を測定するステップも含む。この方法は、センサセルを出た光プローブビームに関連するファラデー回転に基づくフィードバック信号を発生するステップも含む。この方法はさらに、センサセルを出た光プローブビームを、上記変調信号に基づいて復調するステップ、及び上記フィードバック信号に基づいて、上記中心周波数を安定化するステップを含む。
他の好適例は原子センサシステムを含む。このシステムは、ある軸に沿った磁界を発生するように構成された磁界発生器、及びこの軸に沿った光ポンプビームを発生するように構成されたポンプレーザー装置を含み、この光ポンプビームは、アルカリ金属蒸気を含むセンサセルを通る。このシステムは、光プローブビームを発生するように構成されたプローブレーザー装置、及びこの光プローブビームを第1部分及び第2部分に分割して、第1部分を、上記軸にほぼ直交するセンサセルを通るように指向させるように構成されたビーム光学系も含む。このシステムは、光プローブビームの第2部分を光ポンプビームと結合するように構成されたビーム結合器も含み、これにより光プローブビームの第2部分及び光ポンプビームが、ほぼ同一直線上で供給されて、上記軸に沿ったセンサセルを通る。このシステムは、外部磁界、スピン歳差運動の周波数または位相、及び原子センサシステムの受感軸を中心とした回転のうち少なくとも1つを測定するために、センサセルを出た光プローブビームの第1部分に関連する少なくとも1つの特性を測定するように構成された第1光検出器も含む。このシステムは、センサセルを出た光プローブビームの第2部分に関連するファラデー回転を測定し、センサセルを出た光プローブビームに関連するファラデー回転に基づくフィードバック信号を発生するように構成された第2光検出器アセンブリも含む。このシステムはさらに、光プローブビームの周波数を、ある中心周波数を中心として変調し、上記フィードバック信号に基づいて、光プローブビームの中心周波数を実質的に安定化するように構成されたレーザーコントローラを含む。
原子センサシステムの例を示す図である。 ファラデー回転のグラフの例を波長の関数として示す図である。 NMRセンサシステムの他の例を示す図である。 タイミング図の例を示す図である。 タイミング図の他の例を示す図である。 原子センサシステムにおいて光プローブビームの周波数を安定化する方法の例を示す図である。
本発明は一般にセンサシステムに関するものであり、特に、原子センサシステムにおけるプローブビーム周波数安定化に関するものである。NMRセンサシステムは、例えばNMRジャイロスコープまたは原子磁力計として実現することができる。NMRプローブシステムは、光ポンプビームを発生するように構成されたポンプレーザー装置、及び光プローブビームを発生するように構成されたプローブレーザー装置を含む。光ポンプビームを、ビーム光学系のようなセンサセルを通るように供給して、その内部のアルカリ金属蒸気を刺激することができ、光プローブビームの第1部分を、光ポンプビームに直交するセンサセルを通るように供給して、アルカリ金属蒸気の偏極に応答した光プローブビームの特性を測定することができ、光プローブビームは、アルカリ金属蒸気の希ガス同位体との相互作用に基づく希ガス同位体の歳差運動に応答して変調され得る。従って、光プローブビームは、NMRジャイロスコープの例では、受感軸を中心とした回転を測定するように実現することができ、原子磁力計の例では、外部磁界の大きさを測定するように実現することができる。
光プローブビームの第2部分を、センサセルに通るように供給して、少なくとも印加される磁界によって規定される軸に沿ったベクトル成分を有するようにして、光プローブビームの波長を安定化することができる。例として、ビーム結合器を、光プローブビームの第2部分を同一直線上で光ポンプビームと結合するように実現して、光プローブビームを光ポンプビームと共にこの軸に沿って供給することができる。センサセルを出た光プローブビームの第2部分を偏光ビームスプリッタに供給することができ、この偏光ビームスプリッタは、光プローブビームの第2部分を、それぞれの光検出器に供給される2つの直交偏光した部分に分割するように構成されている。光検出器の各々が輝度信号を供給することができ、これらの輝度信号は、光プローブビームの第2部分の波長依存性のファラデー回転を示す輝度差に基づくフィードバック信号を形成することができる。このファラデー回転を、光プローブビームの周波数変調を基に検出して、復調後の輝度の変化をオフピーク(ピーク外)ファラデー回転に対応付けることができる。従って、レーザーコントローラは、光プローブビームの中心周波数を、フィードバック信号に基づいて安定化することができる。
図1に、原子センサシステム10の例を示す。この原子センサシステムは、受感軸を中心とした回転を測定するように構成されたNMRジャイロスコープ、または外部から加わる磁界の大きさを測定するように構成された磁力計のような種々のNMRセンサのいずれにも相当し得る。従って、原子センサシステム10は、ナビゲーション及び/または防衛用途のような種々の用途のいずれにおいても提供することができる。
原子センサシステム10は、光ポンプビームOPTPMPを発生するように構成されたポンプレーザー装置12、及び光プローブビームOPTPRBを発生するように構成されたプローブレーザー装置14を含む。例として、光ポンプビームOPTPMP及び光プローブビームOPTPRBを、アルカリ金属蒸気に関連するそれぞれのD1及びD2輝線に対応するような別個の波長で発生することができる。光ポンプビームOPTPMP及び光プローブビームOPTPRBの各々が一組の光学系16に供給され、光学系16は、光ポンプビームOPTPMP及び光プローブビームOPTPRBの各々をセンサセル18内に指向させるように構成されている。図1の例では、ビーム光学系16が、光プローブビームを、第1部分OPTPRB1及び第2部分OPTPRB2として表される2つの別個の部分に分割するようにも構成されている。例えば、一組のビーム光学系16は、光ポンプビームOPTPMP及び第1部分OPTPRB1を、センサセル18を通る互いに直交した軸に沿って供給することができ、第2部分OPTPRB2を、少なくとも光ポンプビームOPTPMPに平行な(例えば、磁界が加えられる受感軸に平行な)ベクトル成分を有するように供給することができる。これに加えて、一組のビーム光学系16は、光ポンプビームOPTPMPを偏光(例えば円偏光)させ、光プローブビームを、第1部分OPTPRB1及び第2部分OPTPRB2のそれぞれに分割される前または後に偏光(例えば直線偏光)させるように構成された偏光要素を含むことができる。
例として、センサセル18を封止セルとして構成することができ、この封止セルは、アルカリ金属蒸気(例えばセシウム(Cs)またはルビジウム(Rb))を含み、かつ希ガス同位体(例えばアルゴン(Ar)またはキセノン(Xe))を含むことのできる透明または半透明のケーシングを有する。従って、光ポンプビームOPTPMP及びOPTPRBの波長は、センサセル18内のアルカリ金属蒸気のD1及びD2輝線の少なくとも一方に対応することができる。従って、センサセル18は、原子センサシステム10の物理的動作部分を含むことができる。具体的には、光ポンプビームOPTPMPを、センサセル18を通るように供給して、その内部のアルカリ金属蒸気をスピン偏極させることができる。例として、センサセル18内の希ガス同位体が外部磁界の存在下で歳差運動することができ、これにより、スピン偏極したアルカリ金属蒸気の粒子が、それらのスピン偏極を変調されて、最終的なスピン偏極が、歳差運動している希ガス同位体と整列することができる。従って、例えば、センサセル18内のアルカリ金属蒸気のスピン偏極の、光ポンプビームOPTPMPに直交する射影を基に、センサセル18を出た光プローブビームの直線偏光した第1部分OPTPRB1のファラデー回転を測定することに基づいて、希ガス同位体の歳差運動を、光プローブビームOPTPRB1の第1部分によって測定することができる。従って、希ガス同位体の歳差運動を測定することに応答して、原子センサシステム10の回転、外部磁界の大きさ、またはスピン歳差運動の周波数または位相を測定することができる。
原子センサシステム10は、センサセル18を出た第1部分OPTPRB1及び第2部分OPTPRB2を受光するように構成された検出光学系20も含む。従って、この検出光学系は、第1部分OPTPRB1及び第2部分OPTPRB2の各々に関連する少なくとも1つの特性を測定することができる。例えば、センサセル18を出た第1部分OPTPRB1及び第2部分OPTPRB2の各々の少なくとも1つの特性は、ファラデー回転を含むことができる。図1の例では、検出光学系20が少なくとも1つの光検出器22を含むことができる。光検出器22は、センサセル18を出た第1部分OPTPRB1の輝度を測定するように構成することができる。例えば、検出光学系20は、センサセル18を出た第1部分OPTPRB1を、互いに直交する偏光成分に分離するように構成された偏光ビームスプリッタを含むことができる。従って、光検出器22は、互いに直交する偏光成分の相対的な個別輝度を測定して、センサセル18を出た第1部分OPTPRB1のファラデー回転を測定することができる。
図2に、ファラデー回転のグラフの例を波長の関数として示す。グラフ50は、ファラデー回転の大きさを縦軸に0を中心として、センサセル18内のアルカリ金属蒸気の共振による光プローブビームOPTPRBの波長離調を横軸に、共に任意単位で示す。前述したように、光プローブビームの第1部分OPTPRB1のファラデー回転を測定して、例えば、原子センサシステム10の回転または外部磁界の大きさを測定することができる。しかし、グラフ50によって示すように、光プローブビームOPTPRBのファラデー回転は、光プローブビームOPTPRBの波長に強く依存し得る。従って、光プローブビームOPTPRBの波長が不安定である場合、光プローブビームの第1部分OPTPRB1が影響を受け、これにより原子センサシステム10の回転または外部磁界の大きさの測定値に誤差が生じ得る。従って、原子センサシステム10は、光プローブビームOPTPRB2の第2部分のファラデー回転の測定に基づいて、光プローブビームOPTPRBの波長を安定化することができる。
再び図1の例を参照すれば、検出光学系20が、センサセル18を出た第2部分OPTPRB2の輝度を測定するように構成された少なくとも1つの光検出器24を含む。例えば、検出光学系20は、センサセル18を出た第2部分OPTPRB2を互いに直交する偏光成分に分離するように構成された偏光ビームスプリッタを含むことができる。従って、光検出器24は、互いに直交する成分の相対的な個別輝度を測定して、センサセル18を出た第2部分OPTPRB2のファラデー回転を測定することができる。前述したように、第2部分OPTPRB2を、センサセル18を通るように供給して、第2部分OPTPRB2の少なくとも1つのベクトル成分を光ポンプビームOPTPMPと平行にすることができる。例えば、ビーム光学系16がビーム結合器を含むことができ、これにより第2部分OPTPRB2を、光ポンプビームOPTPMPとほぼ同一直線上で供給することができる。従って、センサセル18内のアルカリ金属蒸気のスピン偏極の、光ポンプビームOPTPMPの軸に沿った射影が、第1部分OPTPRB1の軸に沿った射影に対して十分に大きいことに基づいて、第2部分OPTPRB2のファラデー回転を測定することができる。
図1の例では、光検出器24が、センサセル18を出た第2部分OPTPRB2のファラデー回転の測定値を示すフィードバック信号FDBKを発生するように構成されている。フィードバック信号FDBKは、信号MODを介してプローブレーザー装置14を制御するように構成されたレーザーコントローラ26に供給される。例として、信号MODが、プローブレーザー装置14に供給される電流に対応して、プローブレーザー装置14の周波数を制御することができる。従って、レーザーコントローラ26は、信号MODを供給して、フィードバック信号FDBKに基づいてプローブレーザー装置14の波長を安定化することができる。例として、レーザーコントローラ26は、信号MODを介して、光プローブビームOPTPRBの周波数を、ある中心周波数を中心として、例えばほぼ安定した周波数を有する変調信号DTHに基づいて変調することができる。従って、レーザーコントローラ26は、フィードバック信号FDBKを、変調信号DTHに基づいて同様に復調するように構成された復調器28を含むこともできる。従って、レーザーコントローラ26は、プローブレーザー装置14を制御して、(例えば、上記中心周波数に対応する)光プローブビームOPTPRBの波長を、ファラデー回転の所定の大きさに対応する所定波長に安定化することができる。例えば、この所定波長は、光プローブビームOPTPRBのピーク・ファラデー回転に関連する波長に相当する波長とすることができる。
従って、プローブレーザー装置14をフィードバック方式で制御して、光プローブビームOPTPRBの波長を、ファラデー回転の波長への依存度に基づいて安定化することによって、原子センサシステム10がより正確な測定を実現することができる。NMRジャイロスコープとして実現された原子センサシステム10の例では、原子センサシステム10の受感軸を中心とした回転を測定するように動作することができ、あるいは、原子磁力計として実現された原子センサシステム10の例では、原子センサシステム10が外部磁界の大きさを測定するように動作することができ、(例えば、温度、プロセス、または信号変動に基づく)光プローブビームOPTPRBの不安定な波長により生じる誤差は十分に小さい。従って、原子センサシステム10は、最小限の追加的構成要素で高精度に実現することができる。
図3に、原子センサシステム100の他の例を示す。例として、原子センサシステム100は、NMRジャイロスコープシステムまたは原子磁力計の一部分に相当し得る。例として、原子センサシステム100は、図1の例における原子センサシステム10の一部分に相当し得る。従って、以下の図3の例の説明では、図1の例を参照する。
原子センサシステム100は、光ポンプビームOPTPMPを発生するように構成されたポンプレーザー装置102、及び光プローブビームOPTPRBを発生するように構成されたプローブレーザー装置104を含む。例として、ポンプレーザー装置102及びプローブレーザー装置104の各々がコリメート光学系を含んで、光ポンプビームOPTPMP及び光プローブビームOPTPRBのそれぞれを発生することができる。例として、光ポンプビームOPTPMP及び光プローブビームOPTPRBを、例えばアルカリ金属蒸気に関連するD1及びD2輝線のそれぞれに対応する別個の波長で発生することができる。光ポンプビームOPTPMPは偏光子106に供給され、偏光子106は、光ポンプビームOPTPMPを円偏光に変換するように構成されている。例として、偏光子106は直線偏光子を含むことができ、光ポンプビームOPTPMPを円偏光に変換する四分の一波長板がこれに続く。光プローブビームOPTPRBは、半波長板として構成することのできる偏光子108、及び光プローブビームOPTPRBを所望方向の直線偏光に変換するように構成された直線偏光子に供給される。図3の例では、偏光子106及び108が、図1の例における光学系16の一部分に相当し得る。
原子センサシステム100は、光プローブビームOPTPRBを2つの直交する成分に分割するように構成された偏光ビームスプリッタ110を含む。例として、偏光子108及び/または偏光ビームスプリッタ110は、意図的に軸外しして、光プローブビームOPTPRBを互いに直交する別個の直線偏光成分に分離することを可能にすることができ、あるいは、偏光ビームスプリッタの固有の不完全な品質に頼ることができる。第1の、相対的にずっと大きい部分は、偏光ビームスプリッタ110を通して供給することができる。光プローブビームOPTPRBの相対的にずっと小さい部分は、光プローブビームOPTPRBの大きい部分から直角の向きに方向転換されて、光検出器112で受光される。光検出器112は、光プローブビームOPTPRBの基準輝度に対応する基準信号REFを発生するように構成されている。例として、基準信号REFをレーザーコントローラ26に供給して、プローブレーザー装置104に基本の基準輝度を与えることができる。
原子センサシステム100はセンサセル114を含み、センサセル114は、図1の例で前述したのと同様に、アルカリ金属蒸気及び希ガスを含むことができる。前述したのと同様に、光ポンプビームOPTPMPを、センサセル114を通るように供給して、その内部のアルカリ金属蒸気をスピン偏極させることができる。前述したのと同様に、光プローブビームの直線偏光した部分は、センサセル114を通過する際に、アルカリ金属蒸気の最終的なスピン偏極ベクトルに基づくファラデー回転を、センサセル114内の希ガス同位体の歳差運動に対応するこうしたファラデー回転の変調と共に与えられ得る。従って、前述したのと同様に、センサセル114を出た光プローブビームOPTPRBの第1部分のファラデー回転を、光検出器アセンブリ118によって測定することができる。
図3の例では、原子センサシステム100がさらに、バイアス磁界BBIASを発生するように構成された磁界発生器120を含み、バイアス磁界BBIASは、光ポンプビームOPTPMPにほぼ平行な向きに与えられて、センサセル114を通る。バイアス磁界BBIASは、光ポンプビームOPTPMPに直交するように印加される磁界(例えば、外部磁界の互いに直交する成分)に応答して、センサセル114内のアルカリ金属蒸気の歳差運動を刺激するように設定することができる。従って、光プローブビームの第1部分OPTPRB1に関連するファラデー回転を第1光検出器アセンブリ118で測定した値に応答して、第1光検出器アセンブリ118及びこれに関連する電子回路(図示せず)は、光ポンプビームOPTPMPに直交する磁界を、信号FDBKに基づいて、閉ループ・フィードバック方式で調整することができ、これにより、これらの直交する磁界をほぼ0の磁束に維持することができる。
これに加えて、原子センサシステム100はビーム結合器122を含み、ビーム結合器122は、光プローブビームOPTPRBを第1部分OPTPRB1及び第2部分OPTPRB2に分割し、光プローブビームの第2部分OPTPRB2を光ポンプビームOPTPMPと同じ光路で結合するように構成されている。従って、光プローブビームOPTPRBの第2部分及び光ポンプビームOPTPMPをほぼ同一直線上で供給して、センサセル114に通すことができる。例として、ビーム結合器122を、図1の例における一組のビーム光学系に含めることができる。図3の例では、ビーム結合器122が光ピックオフ124を含み、光ピックオフ124は、光プローブビームOPTPRBを2つの部分に分離して、前述したように、光プローブビームの第1部分OPTPRB1が、磁界BBIAS及び光ポンプビームOPTPMPに直交してセンサセル114を通過するように構成されている。例として、光ピックオフ124は、部分反射鏡、偏光感受型ビームスプリッタ、あるいは種々の偏光非感受型ビームスプリッタとして構成することができる。光プローブビームの第2部分OPTPRB2は、ミラー128によって反射されて、光ポンプビームOPTPMPの光路内に配置されたダイクロイックミラー126に向かう。従って、光ポンプビームOPTPMP及び光プローブビームの第2部分OPTPRB2は、ほぼ同一直線上で供給されてセンサセル114を通る。
図3の例では、原子センサシステム100が、センサセル114の遠端に配置されたダイクロイックミラー130も含む。ダイクロイックミラー130は、光ポンプビームOPTPMPを反射し、光プローブビームの第2部分OPTPRB2を通過させるように構成することができる。例えば、光ポンプビームOPTPMPは第1波長を有することができ、光プローブビームOPTPRBは、第1波長とは異なる第2波長を有することができる。従って、ダイクロイックミラー130は、第1波長(例えば、アルカリ金属蒸気のD1輝線)を有する光を反射し、第2波長(例えば、アルカリ金属蒸気のD2輝線)を有する光を通過させることができる。従って、ダイクロイックミラー130は、光ポンプビームOPTPMPを反射してセンサセル114に再び通して光ポンプビームOPTPMPを安定化し、光プローブビームOPTPRBの第2部分を通過させて、第2検出器アセンブリに向けるように構成されている。
前述したように、光プローブビームの第2部分OPTPRB2は、磁界BBIASに平行に整列した最終的なアルカリ・スピン偏極ベクトル成分に基づくファラデー回転を与えられ得る。最終的なスピンベクトルの大きさはさらに、アルカリ金属蒸気の数密度及び部分偏極に比例し得る。その結果、直交磁界をほぼ0に維持する閉ループ・フィードバックが、最終的なスピン偏極ベクトルが、光ポンプビームOPTPMPにほぼ平行な向きのままであることを保証することができる。従って、前述したのと同様に、プローブレーザー装置104を(例えばレーザーコントローラ26によって)制御して、光プローブビームOPTPRBの波長を、光プローブビームの第2部分OPTPRB2のファラデー回転の測定値に基づいて安定化することができる。
図3の例では、第2光検出器アセンブリ132が、センサセル114を出た光プローブビームの第2部分OPTPRB2を互いに直交する偏光に分離するように構成された偏光ビームスプリッタ134を含む。第2光検出器アセンブリ132は、上記直交する偏光のそれぞれに関連する第1光検出器136及び第2光検出器138も含む。第1光検出器136は第1輝度信号INTS1を発生するように構成され、第2光検出器138は第2輝度信号INTS2を発生するように構成され、これらの信号の各々が、光プローブビームの第2部分OPTPRB2の上記直交する成分のそれぞれに対応することができる。従って、第1輝度信号INTS1と第2輝度信号INTS2との差が、光プローブ信号の第2部分OPTPRB2のファラデー回転に対応し得る。従って、第2光検出器アセンブリ132は、光プローブ信号の第2部分OPTPRB2に関連するファラデー回転を測定するように構成することができる。従って、図1の例では、第1輝度信号INTS1及び第2輝度信号INTS2が集合的に、レーザーコントローラ26に供給されるフィードバック信号FDBKに対応し得る。
レーザーコントローラ26は、フィードバック信号FDBKにより、プローブレーザー装置104の波長を安定化して、プローブレーザー装置104の変調周波数の中心周波数をほぼ安定した波長に維持することができる。例として、レーザーコントローラ26は、この中心周波数を共振周波数から離調した波長に維持することができ、この離調した中心周波数は、光プローブビームOPTPRBのピーク・ファラデー回転の波長に関連する。例えば、図2の例を参照すれば、レーザーコントローラ26は、この中心周波数を、光プローブビームの第2部分OPTPRB2の、それぞれ正または負のファラデー回転に関連するピーク「A」またはピーク「B」の波長に維持することができる。従って、光プローブビームOPTPRBの周波数は、この中心周波数を中心として変調され、この中心周波数の変動は、光プローブビームOPTPRBの第2部分のファラデー回転の変動に基づいて検出することができる。
図4に、タイミング図の例150を示し、図5に、タイミング図の他の例200を示す。タイミング図150及び200は、光プローブビームOPTPRBの変調された波長を152(即ち、実線)で示し、この波長は、レーザーコントローラ26に供給される変調信号DTHの安定な基準周波数に相当し得る。タイミング図150は、第1輝度信号INTS1と第2輝度信号INTS2との差も、154(即ち、破線)で、変調された波長152に重ねて示す。従って、信号154は、フィードバック信号FDBKに相当し、従って光プローブ信号の第2部分OPTPRB2のファラデー回転に対応し得る。信号154の周波数は、変調された波長152のおよそ2倍に示されている。従って、変調された波長152を用いて信号154を復調すると、復調器28からの出力がほぼ0になる。
図4の例では、光プローブ信号OPTPRBの中心周波数が、センサセル114を出た光プローブブームの第2部分OPTPRB2のピークに近い波長に保持されている。図4の例では、光プローブ信号OPTPRBの中心周波数の波長が、図2の例における部分52に相当する挿入図156で示すように(例えば、図2の例におけるピーク「A」に相当する)ピーク「A」に保持されている。従って、この波長は、挿入図156中の波長「X」と「Y」との間で変調されている。従って、光プローブビームOPTPRB2のファラデー回転は、光プローブビームOPTPRBの変調された波長152が増加または減少すると共に、およそ等しく変化する。
図5の例では、光プローブビームOPTPRBの中心周波数が、センサセル114を出た光プローブビームの第2部分OPTPRB2のファラデー回転のピーク付近からオフセットした波長に保持されている。図5の例では、図2の例における部分52に相当する挿入図202で示すように、光プローブビームの中心周波数の波長が、ピーク「A」の波長より少し大きい波長「Z」であり、この波長は、波長「X」と「Y」との間で変調される。従って、第2光プローブビームOPTPRB2のファラデー回転は、波長「X」と「Y」との間で不均衡に変化し、このため、光プローブビームの第2部分OPTPRB2のファラデー回転は、変調された波長152の正と負のピーク間で異なるように減少する。従って、レーザーコントローラ26は、変調された波長152を用いてフィードバック信号FDBK(例えば信号154)を復調器28によって復調することに基づいて、こうしたファラデー回転の変動を検出して、光プローブビームOPTPRBの中心周波数を、例えばピーク「A」に戻すように調整して安定化することができる。このような、ピーク「A」より小さい波長におけるピーク「A」からのオフセットは、信号154とほぼ同様であるが信号154に対して360°位相シフトした信号を生じさせることは明らかである。
原子センサシステム100は図3の例に限定されることを意図していないことは明らかである。例として、光プローブビームの第2部分OPTPRB2は、光ポンプビームOPTPMPとほぼ同一直線上で供給されることに限定されない。例えば、光プローブビームの第2部分OPTPRB2を、光ポンプビームOPTPMPと光プローブビームOPTPRB1の第1部分との間のオフセット角で供給することができる。他の例として、光プローブビームOPTPRBは、別個の部分のそれぞれに分割されることに限定されず、その代わりに、ファラデー回転の測定用のオフセット角で供給して、光プローブビームOPTPRBの波長を安定化すると共に、回転または磁界を測定することができる。従って、原子センサシステム10は種々の異なる方法で構成することができる。
上述したこれらの構造的及び機能的特徴を考慮すれば、本発明の種々の態様による方法は、図6を参照して、より良く理解される。説明を簡単にする目的で、図6の方法は順に実行するものとして図示し説明しているが、本発明は図示する順序に限定されないことは明らかである、というのは、本発明によれば、一部の態様は、異なる順序で、及び/または、本明細書に図示し説明する態様以外の態様と同時に発生し得るからである。さらに、本発明の態様による方法を実現するために、例示する特徴の必ずしもすべてを必要としないことがある。
図6に、原子センサシステム(例えば、原子センサシステム10)において光プローブビーム(例えば、光プローブビームOPTPRB)の周波数を安定化する方法の例を示す。ステップ252では、光プローブビームの周波数を、変調信号(例えば、変調信号DTH)に基づいて、ある中心周波数を中心として変調する。ステップ254では、ある軸に沿った磁界(例えば、磁界BBIAS)を発生する。ステップ256では、光プローブビームを、アルカリ金属蒸気を含むNMRシステムのセンサセル(例えば、センサセル18)を通るように指向させ、これにより光プローブビームが、少なくともこの軸に沿ったベクトル成分を有する。ステップ258では、センサセルを出た光プローブビーム(例えば、光プローブビームの第2部分OPTPRB2)に関連するファラデー回転を測定する。ステップ260では、センサセルを出た光プローブビームに関連するファラデー回転に基づくフィードバック信号(例えば、フィードバック信号FDBK)を発生する。ステップ262では、センサセルを出た光プローブビームを、変調信号に基づいて復調する。ステップ264では、上記フィードバック信号に基づいて、光プローブビームの中心周波数を安定化する。
以上に説明したものは、本発明の例である。もちろん、本発明を説明する目的で、考えられる構成要素または手順のすべての組合せを記載することはできないが、本発明の他の多数の組合せ及び置換が可能であることは、当業者の認める所である。従って、本発明は、添付した特許請求の範囲を含めて本願の範囲内に入るこうした代替、変更、及び変形のすべてを包含することを意図している。
10、100 原子センサシステム
12、102 ポンプレーザー装置
14、104 プローブレーザー装置
16 光学系
18、114 センサセル
20 検出光学系
22、24 光検出器
26 レーザーコントローラ
28 復調器
106及び108 偏光子
110、134 偏光ビームスプリッタ
112 光検出器
118 (第1)光検出器アセンブリ
120 磁界発生器
122 ビーム結合器
124 光ピックオフ
126、130 ダイクロイックミラー
128 ミラー
132 第2光検出器アセンブリ
136 第1光検出器
138 第2光検出器

Claims (20)

  1. 軸に沿った磁界を発生するように構成された磁界発生器と;
    光プローブビームを発生するように構成されたプローブレーザー装置と;
    前記プローブビームを、アルカリ金属蒸気を含むセンサセルを通るように指向させ、これにより前記光プローブビームが少なくとも前記軸に沿ったベクトル成分を有するように構成されたビーム光学系と;
    光検出器アセンブリを具えた検出光学系であって、前記光検出器アセンブリが、前記センサセルを出た光プローブビームに関連するファラデー回転を測定して、前記センサセルを出た前記光プローブビームに関連する前記ファラデー回転に基づくフィードバック信号を発生するように構成された検出光学系と;
    前記光プローブビームの周波数を、中心周波数を中心として変調し、前記中心周波数を、前記フィードバック信号に基づいて実質的に安定化するように構成されたレーザーコントローラと
    を具えていることを特徴とする原子センサシステム。
  2. 前記軸に沿った光ポンプビームを発生するように構成されたポンプレーザー装置をさらに具えていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ビーム光学系が、前記光プローブビームの少なくとも一部分を前記光ポンプビームと結合するように構成されたビーム結合器を具え、これにより前記光プローブビームの少なくとも一部分及び前記光ポンプビームが、ほぼ一直線上で供給されて、前記軸に沿った前記センサセルを通ることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 前記ビーム結合器が、
    前記光プローブビームの一部分を、第1軸上で前記センサセルを通過する第1光路から分割するように構成された光ピックオフと;
    前記光ポンプビームを通過させ、前記光プローブビームの前記一部分を、前記光ポンプビームを含む第2光路内へ反射するように構成されたビーム結合素子とを具え、
    前記第2光路は、前記第1軸に直交する第2軸上で前記センサセルを通過することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記光プローブビームの一部分が、前記軸にほぼ直交する前記センサセルを通るように指向され、前記検出光学系が、外部磁界、スピン歳差運動の周波数または位相、及び前記原子センサシステムの受感軸を中心とした回転のうち少なくとも1つを測定するために、前記センサセルを出た前記光プローブビームの前記一部分に関連する少なくとも1つの特性を測定するように構成された第2光検出器アセンブリをさらに具えていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記ビーム光学系が、
    前記光プローブビームを所定の直線偏光に変換するように構成された半波長板及び直線偏光子と;
    前記光プローブビーム中の前記所定の直線偏光を有する部分をピックオフするように構成された偏光ビームスプリッタと;
    前記光プローブビーム中の前記部分を受光して、前記光プローブビームの基準輝度に対応する基準信号を発生するように構成された光検出器と
    を具えていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 前記光検出器アセンブリが、偏光ビームスプリッタ、第1光検出器、及び第2光検出器を具え、前記偏光ビームスプリッタは、前記センサセルを出た前記光プローブビームを、互いに直交する第1信号成分と第2信号成分とに分離するように構成され、前記第1光検出器及び前記第2光検出器は、前記互いに直交する第1信号成分及び第2信号成分にそれぞれ対応する、それぞれ第1輝度信号及び第2輝度信号を発生するように構成され、前記第1輝度信号及び前記第2輝度信号は、前記センサセルを出た前記光プローブビームの前記ファラデー回転を示す前記フィードバック信号に相当する差信号として供給されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 前記レーザーコントローラが、前記光プローブビームの変調周波数の関数としてのファラデー回転の変動に基づいて、前記光プローブビームの前記中心周波数を、前記光プローブビームの波長と関数関係を有する前記ファラデー回転のピークにおいて実質的にロックするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 請求項1に記載の原子センサシステムを具えたNMRジャイロスコープシステム。
  10. 請求項1に記載の原子センサシステムを具えた原子磁力計システム。
  11. 原子センサシステムにおいて光プローブビームの周波数を安定化する方法であって、
    前記光プローブビームの周波数を、変調信号に基づいて、中心周波数を中心として変調するステップと;
    軸に沿った磁界を発生するステップと;
    前記光プローブビームを、アルカリ金属蒸気を含む前記原子センサシステムのセンサセルを通るように指向させ、これにより前記プローブビームが、少なくとも前記軸に沿ったベクトル成分を有するステップと;
    前記センサセルを出た前記光プローブビームに関連するファラデー回転を測定するステップと;
    前記センサセルを出た前記光プローブビームに関連する前記ファラデー回転に基づくフィードバック信号を発生するステップと;
    前記センサセルを出た前記光プローブビームを、前記変調信号に基づいて復調するステップと;
    前記フィードバック信号に基づいて、前記光プローブビームの前記中心周波数を安定化するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  12. 前記光プローブビームを、第1部分及び第2部分に分割するステップと;
    外部磁界、スピン歳差運動の周波数または位相、及び前記原子センサシステムの受感軸を中心とした回転のうち少なくとも1つを測定するために、前記光プローブビームの前記第1部分を、前記軸にほぼ直交する向きに指向させるステップとをさらに含み、
    前記光プローブビームを、前記センサセルを通るように指向させるステップが、前記光プローブビームの前記第2部分を、前記センサセルを通るように指向させることを含み、前記光プローブビームに関連するファラデー回転を測定するステップが、前記センサセルを出た前記光プローブビームの前記第2部分に関連するファラデー回転を測定することを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記光プローブビームの前記第2部分を、前記センサセルを通るように指向させることが、前記光プローブビームの前記第2部分を、前記軸に沿って供給される光ポンプビームと同一直線上で光学的に結合することを含み、前記光ポンプビームが、前記センサセル内の前記アルカリ金属蒸気を刺激するように設定されていることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記光プローブビームを、半波長板及び直線偏光子を通るように供給して、前記光プローブビームを所定の直線偏光に変換するステップと;
    前記光プローブビームの一部分をピックオフするステップと;
    前記光プローブビームの前記一部分に基づいて、前記光プローブビームの基準輝度に対応する基準信号を発生するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  15. 前記ファラデー回転を測定するステップが、
    前記光プローブビームを第1部分及び第2部分に分割し、前記第1部分と前記第2部分とが、ほぼ直交する直線偏光状態を有することと;
    前記第1部分を第1光検出器に供給し、前記第2部分を第2光検出器に供給することと;
    前記第1部分の第1輝度及び前記第2部分の第2輝度のそれぞれに関連する差信号を発生し、この差信号が、前記センサセルを出た前記光プローブビームの前記ファラデー回転を示す前記フィードバック信号に対応することと
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  16. 前記光プローブビームの前記中心周波数を安定化するステップが、前記光プローブビームの変調周波数の関数としてのファラデー回転の変動に基づいて、前記光プローブビームの前記中心周波数を、前記光プローブビームの波長と関数関係を有する前記ファラデー回転のピークにおいて実質的にロックすることを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  17. 軸に沿った磁界を発生するように構成された磁界発生器と;
    前記軸に沿った光ポンプビームを発生して、アルカリ金属蒸気を含むセンサセルに通すように構成されたポンプレーザー装置と;
    光プローブビームを発生するように構成されたプローブレーザー装置と;
    前記光プローブビームを第1部分及び第2部分に分割し、前記第1部分を、前記軸にほぼ直交する前記センサセルを通るように指向させるように構成されたビーム光学系と;
    前記光プローブビームの前記第2部分を前記光ポンプビームと結合し、これにより前記光プローブビームの前記第2部分及び前記ポンプビームが、ほぼ同一直線上で供給されて、前記軸に沿った前記センサセルを通るように構成されたビーム結合器と;
    外部磁界、スピン歳差運動の周波数または位相、及び原子センサシステムの受感軸を中心とした回転のうち少なくとも1つを測定するために、前記センサセルを出た前記光プローブビームの前記第1部分に関連する少なくとも1つの特性を測定するように構成された第1光検出器アセンブリと;
    前記センサセルを出た前記光プローブビームの前記第2部分に関連するファラデー回転を測定し、前記センサセルを出た前記光プローブビームに関連する前記ファラデー回転に基づくフィードバック信号を発生するように構成された第2光検出器アセンブリと;
    前記光プローブビームの周波数を、中心周波数を中心として変調し、前記フィードバック信号に基づいて、前記光プローブビームの前記中心周波数を実質的に安定化するように構成されたレーザーコントローラと
    を具えていることを特徴とする核磁気共鳴センサシステム。
  18. 前記ビーム光学系が、
    前記光プローブビームを所定の直線偏光に変換するように構成された半波長板及び直線偏光子と;
    前記光プローブビーム中の前記所定の直線偏光を有する部分をピックオフするように構成された偏光ビームスプリッタと;
    前記光プローブビーム中の前記部分を受光して、前記光プローブビームの基準輝度に対応する基準信号を発生するように構成された光検出器と
    を具えていることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  19. 前記第2光検出器アセンブリが、偏光ビームスプリッタ、第1光検出器、及び第2光検出器を具え、前記偏光ビームスプリッタは、前記センサセルを出た前記光プローブビームの前記第2部分を、互いに直交する第1信号成分と第2信号成分とに分離するように構成され、前記第1光検出器及び前記第2光検出器は、前記互いに直交する第1信号成分及び第2信号成分にそれぞれ対応する、それぞれ第1輝度信号及び第2輝度信号を発生するように構成され、前記第1輝度信号及び前記第2輝度信号は、前記センサセルを出た前記光プローブビームの前記ファラデー回転を示す前記フィードバック信号に相当する差信号として供給されることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
  20. 前記レーザーコントローラが、前記光プローブビームの変調周波数の関数としてのファラデー回転の変動に基づいて、前記光プローブビームの前記中心周波数を、前記光プローブビームの波長と関数関係を有する前記ファラデー回転のピークにおいて実質的にロックするように構成されていることを特徴とする請求項17に記載のシステム。
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