JP2015042107A - スイッチング電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーディオ機器等において、DC/DCコンバータが短絡しても、AC/DCスイッチング電源出力の不安定化を防止する。
【解決手段】スイッチング電源回路は、AC/DCスイッチング電源(SMPS)10と、DC/DCコンバータ12と、短絡を検出して検出信号を出力するプロテクト回路20と、検出信号をスイッチングするスイッチ回路18と、スイッチ回路18のオンオフ動作を制御し、検出信号を受信してDC/DCコンバータ12の動作を制御するマイコン16を備える。マイコン16は、監視状態においてスイッチ回路18をオン動作させて検出信号を監視し、検出信号を受信した場合にDC/DCコンバータ12をオフ状態に制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチング電源回路に関し、特に過電流保護に関する。
整流された交流入力電圧をスイッチングして所望の直流電圧を出力する電源回路が知られている。
例えば、特許文献1には、入力電圧をスイッチングして所定の直流電圧を得る電源回路において、出力電圧を検出したフィードバック信号の入力を監視してフィードバック信号が所定値以下になった場合にショート検出信号を出力するショート検出回路と、ショート検出信号を受けて外部のスイッチング素子を駆動するためのオン・オフ信号を遮断する論理積ゲートを備えることが記載されている。
特開2007−295800号公報
近年、オーディオ装置において、AC/DCスイッチング電源(SMPS:Switching Mode Power Supply)とDC/DCコンバータとを組み合わせ、AC/DCスイッチング電源を電源としてDC/DCコンバータを駆動して所望の直流電圧を得て負荷に供給する構成が提案されているが、AC/DCスイッチング電源及びDC/DCコンバータのいずれもスイッチング制御のために集積回路(IC)を使用しており、スイッチング制御のための集積回路は過電流保護回路が搭載されている場合が多い。
このような場合、AC/DCスイッチング電源における過電流保護回路と、DC/DCコンバータにおける過電流保護回路とが併存することになり、仮に、DC/DCコンバータの出力が何らかの異常によりグランドに短絡すると、DC/DCコンバータにおける過電流保護回路が動作する前にAC/DCスイッチング電源の過電流保護回路が動作する事態も生じ得ることとなり、AC/DCスイッチング電源の出力が不安定となってしまう問題がある。
本発明の目的は、オーディオ機器等において、AC/DCスイッチング電源における過電流保護回路と、DC/DCコンバータにおける過電流保護回路とが併存し、DC/DCコンバータの出力が何らかの異常により短絡しても、AC/DCスイッチング電源出力の不安定化を防止できる回路を提供することにある。
本発明は、交流電力を直流電力に変換するAC/DCスイッチング電源と、前記AC/DCスイッチング電源からの直流電力を所望の直流電力に変換するDC/DCコンバータと、前記DC/DCコンバータが短絡していることを検出して検出信号を出力する保護回路と、前記保護回路からの検出信号をスイッチングするスイッチ回路と、前記スイッチ回路のオンオフ動作を制御するとともに、前記検出信号を受信して前記DC/DCコンバータの動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、監視状態において前記スイッチ回路をオン動作させて前記スイッチ回路から供給される前記検出信号を監視し、前記検出信号を受信した場合に前記DC/DCコンバータの動作をオフ状態に制御することを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記制御部は、電源立ち上げ後にDC/DCコンバータをオン状態に制御するとともに、電源立ち上げ後所定時間が経過するまでは前記スイッチ回路をオフ状態に制御し、電源立ち上げ後所定時間が経過した後に前記スイッチ回路をオン状態に制御して前記監視状態に移行することを特徴とする。
本発明の他の実施形態では、前記制御部は、前記AC/DCスイッチング電源からの前記直流電力の供給を受けて動作することを特徴とする。
本発明のさらに他の実施形態では、スイッチ回路は、スイッチングトランジスタを備え、前記スイッチングトランジスタの第1端子は、前記保護回路に接続され、前記スイッチングトランジスタの第2端子は、第1信号線を介して前記制御部及び前記DC/DCコンバータに接続され、前記スイッチングトランジスタの第3端子は、第2信号線を介して前記制御部に接続され、前記制御部は、前記第2信号線を介して前記スイッチングトランジスタの前記第3端子に制御信号を供給することで前記スイッチングトランジスタをオンオフ制御し、前記スイッチングトランジスタをオン制御している場合であって前記第1信号線を介して前記保護回路からの前記検出信号を受信すると、前記第1信号線を介して前記DC/DCコンバータをオフ状態にする制御信号を出力することを特徴とする。
本発明のさらに他の実施形態では、前記制御部は、電源立ち上げ後に前記第1信号線を介して前記DC/DCコンバータをオン状態にする制御信号を出力し、電源立ち上げ後所定時間が経過するまでは前記第2信号線を介して前記スイッチングトランジスタをオフ制御し、電源立ち上げ後所定時間が経過した後に前記第2信号線を介して前記スイッチングトランジスタをオン制御することを特徴とする。
本発明によれば、DC/DCコンバータの出力が何らかの異常により短絡しても、検出回路がこれを検出し、スイッチ回路を介して制御部によりDC/DCコンバータを速やかにオフ状態にするので、AC/DCスイッチング電源の出力不安定化を防止できる。また、本発明によれば、電源立ち上げ後の所定時間は、制御部によりスイッチ回路をオフ状態にするので、DC/DCコンバータを誤ってオフ状態にすることなく、確実に起動することができる。
スイッチング電源回路の全体構成図である。 スイッチ回路及びプロテクト回路の回路構成図である。 実施形態のタイミングチャートである。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態におけるスイッチング電源回路の回路構成を示す。スイッチング電源回路は、電源プラグ5と、AC/DCスイッチング電源(SMPS)10と、DC/DCコンバータ12と、レギュレータ回路14と、マイコン16と、スイッチ回路(SW)18と、プロテクト回路20とを備える。
AC/DCスイッチング電源(SMPS)10は、電源プラグ5を介して供給された交流電力を全波整流して直流電力に変換してDC/DCコンバータに供給する。AC/DCスイッチング電源10は、公知の回路構成を有する。具体的には、AC/DCスイッチング電源10は、全波整流回路と、平滑コンデンサと、スイッチ素子と、トランスと、スイッチング制御回路とを有する。全波整流回路は、入力される交流電源電圧を全波整流し、平滑コンデンサは、全波整流回路からの直流電圧を平滑してスイッチ素子に供給する。スイッチング制御回路は、スイッチ素子のオンオフ動作を制御して直流電圧をトランスの一次巻線に供給する。トランスは、一次巻線に供給された電圧を降圧して、二次巻線に出力する。トランスの二次巻線に誘起された電圧は、抵抗、ダイオード、コンデンサによって整流および平滑されて電源電圧として出力される。AC/DCスイッチング電源10は、過電流保護回路を備えていてもよい。
DC/DCコンバータ12は、AC/DCスイッチング電源(SMPS)10から供給される直流電力の電圧を所望の電圧に変換して図示しない負荷に供給する。
プロテクト回路20は、DC/DCコンバータ12に流れる過電流を防止するための過電流保護回路であり、DC/DCコンバータ12の出力がグランドに短絡したことを検出すると、DC/DCコンバータ12の動作をオン状態からオフ状態に切り替える回路である。DC/DCコンバータ12は、具体的にはスタンバイ(STANBY)端子を備えるICで構成され、スタンバイ端子がHi状態であるとオン状態、スタンバイ端子がLow状態であるとオフ状態に切り替わる。従って、プロテクト回路20は、DC/DCコンバータ12の出力電圧を監視する。正常電圧では、EN PROTECT線によりHi状態を維持するためトランジスタQ1がオフ状態である。EN PROTECT線がHi状態を維持することにより、DC/DCコンバータ12のスタンバイ端子(STBPOWER)がHi状態になり、DC/DCコンバータ12がオン状態を維持する。グランドに短絡して異常電圧を検出すると、トランジスタQ1のエミッタがLow状態になるためトランジスタQ1のがオン状態になり、DC/DCコンバータ12のスタンバイ端子がLow信号になるので、DC/DCコンバータ12をオン状態からオフ状態に切り替える。プロテクト回路20は、DC/DCコンバータの正側出力端子(+9V)と負側出力端子(−9V)に接続され、これら2つの出力端子間電圧を監視する。
スイッチ回路18は、DC/DCコンバータ12とプロテクト回路20との間に接続され、具体的にはDC/DCコンバータ12のスタンバイ端子とプロテクト回路20との間に接続される。スイッチ回路18は、マイコン16により制御される。
マイコン16は、AC/DCスイッチング電源10からの直流電力をレギュレータ回路14で調整して得られる電力で動作し、スイッチ回路18の動作を制御する。マイコン16は、EN PROTECT信号をスイッチ回路18に供給してスイッチ回路18の動作状態を切り替える。また、マイコン16は、DC/DCコンバータ12のスタンバイ端子に接続され、スタンバイ端子の状態を監視するとともに、スタンバイ端子に制御信号(Hi信号かLow信号のいずれか)を出力する。マイコン16は、DC/DCコンバータ12のスタンバイ端子に対して入力状態と出力状態を切り替え、入力状態ではスタンバイ端子の状態を監視し、出力状態ではスタンバイ端子にHi信号あるいはLow信号のいずれかを出力してDC/DCコンバータ12の動作状態を制御する。
ここで、従来のスイッチング電源回路では、既述したように、AC/DCスイッチング電源10における過電流保護回路と、DC/DCコンバータ12における過電流保護回路(プロテクト回路20)とが併存する場合に、DC/DCコンバータ12の出力が何らかの異常によりグランドに短絡すると、DC/DCコンバータ12における過電流保護回路(プロテクト回路20)がオン状態となる前にAC/DCスイッチング電源10の過電流保護回路がオン状態となる事態も生じ得ることとなり、AC/DCスイッチング電源10の出力が不安定となり得る。すなわち、DC/DCコンバータ12の出力がグランドに短絡すると、DC/DCコンバータ12はAC/DCスイッチング電源10から電流を引っ張ることになり、AC/DCスイッチング電源10の過電流保護回路がオン状態となって
その出力がオフとなる。AC/DCスイッチング電源10の出力がオフとなると、DC/DCコンバータ12の入力電流がなくなるので、AC/DCスイッチング電源10の負荷が軽くなり、過電流状態が解消されてAC/DCスイッチング電源10の出力がオフからオンとなる。AC/DCスイッチング電源10の出力がオンになると、再びDC/DCコンバータ12の入力電流が大きくなり、再びAC/DCスイッチング電源10の過電流保護回路がオン状態となってその出力がオフとなる。以上の動作が繰り返し起こることで、AC/DCスイッチング電源10の出力が不安定となってしまう。
もちろん、常にDC/DCコンバータ12の過電流保護回路がAC/DCスイッチング電源10の過電流保護回路よりも先に動作することが保証されればよいが、種々の仕様・性能のAC/DCスイッチング電源10及びDC/DCコンバータ12が市場に存在する現状において、常にDC/DCコンバータ12の過電流保護回路がAC/DCスイッチング電源10の過電流保護回路よりも先に動作する組み合わせを選択することは設計上の制約及びコスト低減の観点から必ずしも容易ではなく、汎用性に欠ける問題がある。
他方、DC/DCコンバータ12のプロテクト回路20が、DC/DCコンバータ12の短絡を検出して迅速にDC/DCコンバータ12の動作を強制的にオフにすればよいが、この場合には別の問題が生じる。すなわち、プロテクト回路20でDC/DCコンバータ12の出力がグランドに短絡したことを検出する、つまり正常電圧(9V)よりも低い電圧(例えば0V)に低下したことをプロテクト回路20が検出する構成では、電源投入時においても同様にプロテクト回路20がDC/DCコンバータ12の出力電圧が低いことを検出してしまい、正常状態であるにもかかわらずプロテクト回路20が動作してDC/DCコンバータ12をオフにしてしまう。つまり、正常状態に移行できない問題が生じる。
そこで、本実施形態では、DC/DCコンバータ12とプロテクト回路20との間にスイッチ回路18を設け、このスイッチ回路18の動作をマイコン16で制御する構成とすることで、DC/DCコンバータ12の短絡を検出してDC/DCコンバータ12を確実にオフするとともに、電源投入時においてプロテクト回路20が動作してDC/DCコンバータ12を誤ってオフにしないように制御している。
図2に、本実施形態におけるスイッチ回路18及びプロテクト回路20の回路構成を示す。
プロテクト回路20は、ダイオードD1、D2、抵抗R5〜R8、及びトランジスタQ3から構成される。
抵抗R7、ダイオードD1及び抵抗R8は、互いに直列に接続され、DC/DCコンバータ12の正側出力端子(例えば+9V)と負側出力端子(例えば−9V)の間に接続される。
抵抗R7の一端には、ダイオードD2を介してトランジスタQ3のコレクタ端子が接続される。抵抗R7の他端には、抵抗R6を介してトランジスタQ3のベース端子が接続されるとともに、抵抗R6及び抵抗R5を介してトランジスタQ3のエミッタ端子が接続される。トランジスタQ3のコレクタ端子は、スイッチ回路18のトランジスタQ1を介してDC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13に接続される。図において、スタンバイ端子13に接続される制御線(第1信号線)をSTBPOWER線と称している。
正常状態ではトランジスタQ3のコレクタ端子はHi状態であり、DC/DCコンバータ12の出力がグランドに短絡するとトランジスタQ3のコレクタ端子はLow状態になる。
また、スイッチ回路18は、抵抗R1〜R3、R9、及びスイッチングトランジスタQ1から構成される。
トランジスタQ1のエミッタ端子(第1端子)は、プロテクト回路20のトランジスタQ3のコレクタ端子に接続される。トランジスタQ1のベース端子(第3端子)は、抵抗R9を介してエミッタ端子に接続されるとともに、抵抗R1,R3で分圧してマイコン16に接続される。トランジスタQ1のコレクタ端子(第2端子)は、DC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13に接続されるとともに、抵抗R2を介してマイコン16に接続される。図において、マイコン16に接続される制御線(第2信号線)をEN PROTECT線と称している。STBPOWER線は、トランジスタQ1のコレクタ端子とDC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13とを接続するとともに、マイコン16にも接続される。従って、マイコン16は、STBPOWER線を介してトランジスタQ1のコレクタ端子の状態を監視するとともに、DC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13の状態を制御することができる。また、マイコン16は、EN PROTECT線を介してトランジスタQ1のベース端子電圧を制御してトランジスタQ1のオン/オフを制御することができる。
スイッチング電源回路の起動状態では、マイコン16は、EN PROTECT線にHi信号を送信してスイッチ回路18のトランジスタQ1をトランジスタQ1のエミッタ電位に依存する状態にする。DC/DCコンバータ12が正常に動作している場合、DC/DCコンバータ12の出力端子には+9V、−9Vが出力されているから、プロテクト回路20のトランジスタQ3のコレクタ端子はHi状態、スイッチ回路18のトランジスタQ1はオフ状態、スイッチ回路18のトランジスタQ1はオフ状態であるから、EN PROTECT線がHi状態であるため、STBPOWER線は抵抗R2を介してHi状態である。Hi状態のDC/DCコンバータ12は、スタンバイ端子13の状態がHi状態であるため、オン状態を維持する。
また、+9Vがグランドに短絡すると、ダイオードD2を介してトランジスタQ1のエミッタがHi状態からLow状態に変化する。−9Vがグランドに短絡すると、トランジスタQ3がオフ状態からオン状態になり、トランジスタQ1のエミッタがHi状態からLow状態に変化する。エミッタがLow状態になるので、トランジスタQ1がオン状態になり、Hi状態トランジスタQ3のコレクタ端子のLow状態がSTBPOWER線に出力される。マイコン16は、STBPOWER線の状態を監視しており、STBPOWER線がHi状態からLow状態になったことを検出すると、DC/DCコンバータ12の出力がグランドに短絡したことを検出し、STBPOWER線を介してDC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13にLow信号を出力してDC/DCコンバータ12をオフ状態にする。また、マイコン16は、DC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13にLow信号を出力するとともに、EN PROTECT線にLow信号を出力し、スイッチ回路18のトランジスタQ1をオフ状態にする。
以上の処理により、DC/DCコンバータ12に異常が生じてグランドに短絡した場合、DC/DCコンバータ12が速やかにオフ状態になるとともに、スイッチ回路18がオフ状態となる。そして、DC/DCコンバータ12が速やかにオフ状態になることで、AC/DCスイッチング電源10の出力が不安定となることを防止できる。
他方、スイッチング電源の電源投入時には、DC/DCコンバータ12の出力電圧がゼロから徐々に上昇していくため、トランジスタQ3のコレクタ端子はLow状態であり、トランジスタQ1がオン状態であるとSTBPOWER線もLow状態となってDC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13もLow状態となり、DC/DCコンバータ12を起動することができなくなる。
そこで、マイコン16は、電源投入後の所定期間はEN PROTECT線にLow信号を出力してトランジスタQ1をオフ状態に維持するとともにSTBPOWER線にHi信号を出力してDC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13をHi状態に設定する。これにより、電源投入後の所定期間は、たとえDC/DCコンバータ12の出力電圧が低くても、プロテクト回路20が動作してDC/DCコンバータ12をオフ状態にすることを防止できる。
電源投入後の所定期間を経過した後は、マイコン16は、STBPOWER線にHi信号を出力することを停止し、STBPOWER線の状態を監視する入力状態に切り替える。また、マイコン16は、同時に、EN PROTECT線にHi信号を出力してトランジスタQ1のコレクタ電位がトランジスタQ1のエミッタ電位に依存する状態に切り替える。このとき、DC/DCコンバータ12の出力電圧が十分高ければ、トランジスタQ3がオフ状態となってそのコレクタ端子もHi状態となっているため、トランジスタQ1がオフ状態になりSTBPOWER線はHi状態となる。従って、DC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13もHi状態のまま維持され、オン状態が継続する。
図3に、本実施形態におけるスイッチング電源回路のタイミングチャートを示す。図3(a)はSTBPOWER線の状態であり、図3(b)はEN PROTECT線の状態である。
まず、スイッチング電源回路がリセット状態(電源オフ状態)では、AC/DCスイッチング電源10、DC/DCコンバータ12のいずれもオフ状態であり、プロテクト回路20もオフ状態である。EN PROTECT線はLow状態であり、STBPOWER線も抵抗R2、R3を介してプルダウンされてLow状態にある。
時刻t1でスイッチング電源回路の電源を立ち上げると、AC/DCスイッチング電源10及びDC/DCコンバータ12がオン状態となり、レギュレータ回路14を介してマイコン16に動作電力が供給される。マイコン16は、STBPOWER線にHi信号を出力してDC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13をHi状態にする。一方、マイコン16は、EN PROTECT線にLow信号を出力してスイッチ回路18をオフ状態に維持する。従って、たとえプロテクト回路20でDC/DCコンバータ12の出力電圧が電源立ち上げ直後で低下していることを検出しても、その信号がDC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13に供給されることはない。
時刻t1で電源を立ち上げた後、所定時間が経過して時刻t2になると、DC/DCコンバータ12の出力が高くなる。マイコン16は、所定時間経過した時刻t2において、
EN PROTECT線にHi信号を出力する。これにより、スイッチ回路18のトランジスタQ1がオン状態となる。また、マイコン16は、STBPOWER線にHi信号を出力することを停止し、信号出力状態から信号入力状態に切り替える。EN PROTECT線にHi信号を出力するタイミングと、STBPOWER線にHi信号を出力することを停止して信号出力状態から信号入力状態、つまり監視状態に切り替えるタイミングは同時でもよいが、EN PROTECT線にHi信号を出力してからSTBPOWER線にHi信号を出力することを停止して信号出力状態から信号入力状態、つまり監視状態に移行してもよい。EN PROTECT信号をHi状態としてトランジスタQ1をオン状態とすることで、トランジスタQ3のコレクタ端子は抵抗R1〜R3、R9を介してプルアップされてHi状態となり、STBPOWER線はHi状態となる。すなわち、マイコン16がSTBPOWER線にHi信号を出力することを停止して監視状態に移行しても、DC/DCコンバータ12が正常に動作している限りSTBPOWER線はHi状態を維持する。
時刻t2において監視状態に移行した後、マイコン16は、STBPOWER線の状態を所定の制御周期で監視する。STBPOWER線はHi状態であれば、マイコン16はそのまま監視を継続する。
時刻t3において、何らかの異常によりDC/DCコンバータ12の出力がグランドに短絡すると、STBPOWER線がHi状態からLow状態に変化する。すると、マイコン16は、このHi状態からLow状態への変化を検出すると、DC/DCコンバータ12の出力が短絡したことを検出し、時刻t4においてSTBPOWER線の信号入力状態(監視状態)から再び信号出力状態に移行してLow信号を出力する。これにより、DC/DCコンバータ12のスタンバイ端子13はLow状態となり、DC/DCコンバータはオフ状態となる。また、マイコン16は、EN PROTECT線にLow信号を出力する。これにより、スイッチ回路18のトランジスタQ1はオフ状態となる。
このように、マイコン16がスイッチ回路18の動作を制御し、DC/DCコンバータ12の異常を検出して速やかにDC/DCコンバータ12をオフ状態に制御することで、AC/DCスイッチング電源10の出力が不安定化することを防止できる。AC/DCスイッチング電源10に過電流保護回路が備えられていても、これとは独立してマイコン16及びスイッチ回路18がDC/DCコンバータ12を速やかにオフ状態にするので、AC/DCスイッチング電源10の出力は変動しない。
表1に、本実施形態における状態と、STBPOWER線と、EN PROTECT線の論理レベルとの関係をまとめて示す。
Figure 2015042107
なお、電源立ち上げから監視状態に移行するまでの所定時間、すなわち時刻t1から時刻t2までの所定時間は、予め実際の機器で測定してマイコン16のメモリに記憶しておく。マイコン16は、電源立ち上げ後、メモリに記憶された所定時間が経過するまではEN PROTECT線にLow信号を出力するとともにSTBPOWER線にHi信号を出力し、所定時間が経過した時点で、EN PROTECT線にHi信号を出力し、STBPOWER線の監視状態に移行する。
本実施形態では、図1に示すように、AC/DCスイッチング電源10からレギュレータ回路14を介してマイコン16に動作用電力を供給しているため、AC/DCスイッチング電源10の出力を安定化することで、マイコン16の動作の安定化を図ることもできる。通常、AC/DCスイッチング電源の不安定化に伴ってマイコン16が不安定化することを防止すべく、マイコン16にはAC/DCスイッチング電源10とは別系統で動作用電力を供給する構成となっているが、本実施形態では、上記のようにAC/DCスイッチング電源10の安定化を図ることができるため、別系統でマイコン16に動作用電力を供給する必要がなくなり、構成の簡易化及びコスト低減を図ることも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、プロテクト回路20として図2に示すようにトランジスタQ3を含む回路を例示したが、これ以外にも、DC/DCコンバータ12の出力短絡に伴う電流あるいは電圧の変化を検出する任意の回路を用いることができる。スイッチ回路18についても同様であり、本実施形態ではスイッチングトランジスタQ1を含む回路を例示したが、バイポーラトランジスタに限らず任意のスイッチ素子を用いることができる。
10 AC/DCスイッチング電源(SMPS)、12 DC/DCコンバータ、14 レギュレータ回路、16 マイコン、18 スイッチ回路、20 プロテクト回路。

Claims (5)

  1. 入力交流電力を直流電力に変換するAC/DCスイッチング電源と、
    前記AC/DCスイッチング電源からの直流電力を所望の直流電力に変換するDC/DCコンバータと、
    前記DC/DCコンバータが短絡していることを検出して検出信号を出力する保護回路と、
    前記保護回路からの検出信号をスイッチングするスイッチ回路と、
    前記スイッチ回路のオンオフ動作を制御するとともに、前記検出信号を受信して前記DC/DCコンバータの動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、監視状態において前記スイッチ回路をオン動作させて前記スイッチ回路から供給される前記検出信号を監視し、前記検出信号を受信した場合に前記DC/DCコンバータの動作をオフ状態に制御することを特徴とするスイッチング電源回路。
  2. 前記制御部は、電源立ち上げ後にDC/DCコンバータをオン状態に制御するとともに、電源立ち上げ後所定時間が経過するまでは前記スイッチ回路をオフ状態に制御し、電源立ち上げ後所定時間が経過した後に前記スイッチ回路をオン状態に制御して前記監視状態に移行することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源回路。
  3. 前記制御部は、前記AC/DCスイッチング電源からの前記直流電力の供給を受けて動作することを特徴とする請求項1,2のいずれかに記載のスイッチング電源回路。
  4. 前記スイッチ回路は、スイッチングトランジスタを備え、
    前記スイッチングトランジスタの第1端子は、前記保護回路に接続され、
    前記スイッチングトランジスタの第2端子は、第1信号線を介して前記制御部及び前記DC/DCコンバータに接続され、
    前記スイッチングトランジスタの第3端子は、第2信号線を介して前記制御部に接続され、
    前記制御部は、前記第2信号線を介して前記スイッチングトランジスタの前記第3端子に制御信号を供給することで前記スイッチングトランジスタをオンオフ制御し、前記スイッチングトランジスタをオン制御している場合であって前記第1信号線を介して前記保護回路からの前記検出信号を受信すると、前記第1信号線を介して前記DC/DCコンバータをオフ状態にする制御信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスイッチング電源回路。
  5. 前記制御部は、電源立ち上げ後に前記第1信号線を介して前記DC/DCコンバータをオン状態にする制御信号を出力し、電源立ち上げ後所定時間が経過するまでは前記第2信号線を介して前記スイッチングトランジスタをオフ制御し、電源立ち上げ後所定時間が経過した後に前記第2信号線を介して前記スイッチングトランジスタをオン制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載のスイッチング電源回路。


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